冬国のリテラチュア 幕間 イスカ、ロニ
20211111_0
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- イスカが入室しました
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- ロニが入室しました
- ロニ
- 乗り込んだ!!!
- イスカ
- いらっしゃいませ
- ロニ
- うむ!
- イスカ
- 場所はどうしようかな
- ロニ
- しろがねハウスなのは間違いないとして
- うーん外と内どっちがいいか
- イスカ
- 前回どんな風に終わったっけな……(ログ
- ロニ
- よし、準備をしよう!
- で終わった感じ
- イスカ
- なるほど
- ロニ
- ので遺跡から帰還〜一泊〜翌日昼(前回)〜出発くらいの感じ?
- イスカ
- じゃあ中がいいかな。イスカが部屋にいて、ロニが何か必要なものを調達してきて帰ってくる感じでどうでしょう
- ロニ
- ではそれでいきましょう!
- イスカ
- では簡単に描写を
- イスカ
- イルスファールから遠く離れた西の大地に位置する、雪と謎の国、アングルシ妃国。
- 一年中、雪で包まれ、一面の白き景色が常のアングルシ妃国――― しかし、イスカが眺める窓の外には、そうした外界の環境とは異なる、どこか長閑な風景が広がっていた。
- 「―――……」
- 少女の白い指先が、窓辺に置いた銀狼の彫像を撫でる。
- その足元には、簡潔にまとめられた荷物が置かれていて、いつでも旅に出られる準備は整っていた。もっとも、元々あまり物を持たない性分であったのだけれど。
- イスカ
- どうぞどうぞ
- ロニ
- うっす!
- ロニ
- 「ただいま!」ばーんと扉を開けて入ってくるのは、ドワーフ風の装束と武具を身につけた銀髪の男である。例によって声が大きい
- 「待たせたな! 先日使った物の調達に手間取ってしまった! ……と、こちらの組はまだイスカ殿だけだったか!」わははと笑いながら背負った荷物を一旦降ろし
- イスカ
- イスカたちはこれから、この国の都へ向かうことになっている。当代の巫女であるオリヴィアと共に、彼女の縁を辿る旅だ。最近になってアングルシを覆う、雪解けの異変への注意喚起と、その対処への協力を仰ぐ予定だった。
- 「……おかえりなさい」 突然の大声にも、イスカは驚いた風を見せない。あれだけ分かりやすく、部屋に近づく足音をどかどか響かせていれば、むべなるかな。
- 「うん。わたしが戻った時には、誰もいなかった」 みんなの動向を把握してるわけではないけど、自分の見た限りでは、と
- ロニ
- 「成程! イスカ殿はいつでも出れるようだな! ならば皆が来るまでしばし待機と言うことだな! おっとその間に荷物を整理せねばだ!」部屋の隅に固めてある皆の荷物の中から自分のザックを取り出すと、先程持ってきた荷物を詰め込み始めて
- 「しかし都に行くことになるとはな! 人生何があるかわからないものだ!」わはは
- イスカ
- 「ロニはいつも元気だね」 呆れるでもなく感心するでもなく、事実の確認をしているみたいな口調
- 「うん―― 少し前の自分に、アングルシ妃国に来ることになるって伝えても、ピンと来ないかも」
- ロニ
- 「うむ! 鍛冶場ではこれでも聞こえぬときがある故に! 自然こうなった! やかましいとは思うが時と場所はある程度弁える故に許されよ!」隠密行動時にこのボリュームを出すほど馬鹿ではない。
- 「転移の術で何度も移動をすると言うのも、なかなか貴重な体験だ! 銀殿には礼をしてもしつくせぬな!」よし!とザックの蓋を締めて
- イスカ
- 「――ああ」 なるほど、と納得したようにうなずき
- 「………」 そうして、ふと何かに思い立ったような顔をして、荷物を弄るロニの姿を、じ、と見つめる。
- ロニ
- 「生まれてこのかた、鍛冶場から離れたことが無いものでな! 無論今のように長旅であれば話は別だが! ……ふむ! 何か聞きたいことでもあるだろうか、イスカ殿!」あるならば聞こう!と荷物を足元におき、どっかと椅子に座って
- イスカ
- 「―――……」 この雪の大地では珍しい、新緑の色をした瞳をまたたかせて
- 「そう」 頷き、 「それなら……」
- 「一つだけ。もし、答えたくなかったら答えなくていいから、そのときは、そう言って」
- ロニ
- 「うむ!」
- イスカ
- 「ロニは、わたしと同じで印付き―― ナイトメア、でしょう?」
- ロニ
- 「うむ! 種族と言う括りで言えばそうなるな!」 こつん、と小さな突起の見える額を指で弾きながら、彼はあっさりとそれを肯定した
- イスカ
- そっと自分の額のあたりに手をやり、髪の上から、かすかに触れる硬い感触を撫でて
- 「……わたしは―― わたしの居た郷里では、印付きは、外の土地のように、ひどく嫌われることはなかった」
- 「それでも、他の子とは交わらないように育てられたし、ずっと、それが当たり前と思って暮らしてきた」
- そっと手を離し、窓際に置いた狼の彫像に触れる。
- ロニ
- 「ふむ」腕を組み、少女の言葉にじっと耳を傾ける
- イスカ
- 「でも、ロニはドワーフである事にすごく拘る。自分がドワーフであることに、誇りを持っているように感じる。……それは、どうしてなのかなって」
- その横顔からは、少女の感情はとらえづらい。
- ロニ
- 「うむ! 生まれ育った環境については俺とイスカ殿は大差はないだろう! 俺もイスカ殿同様、他の子と変わらず同じように育てられた! いやさ火の扱いに関しては慎重に慎重を重ねるよう教えられたが!」
- 「俺の里はドワーフの鍛冶場街でな! ドワーフが9に人が1と言った具合のな!」
- イスカ
- 「わたしたちは、大いなる剣の加護を得られないからね」
- ロニ
- 「うむ! だが火に近づくなとは言われなかった! 親しき中にも礼儀あり!と思えば良い!」
- 「さておき、そう! ドワーフであることにこだわる理由だな!」
- イスカ
- 言われてイスカは、イルスファールの工房街の光景を思い浮かべた。あんな感じだろうか、と――最も、さすがにそこまでドワーフは多くなかったと思うけれど
- 「――なにそれ」 その言い回しに、ふっとほんの少しだけ笑って>親しき~
- 「うん」
- 今度は、ロニを見て。
- ロニ
- 「確かにこの身は穢れを持って生まれた! しかし親父殿も母上も俺をドワーフとして育てた。里の大人も友も、同じようにドワーフだと言ってくれた!」
- 「この身に剣の加護は無い、が!俺は思うのだ。その程度がなんだ!と!」
- イスカ
- 「……その程度?」
- ロニ
- 「姿形が異なろうと、穢れがあろうと! 俺の魂が言う! 俺はドワーフだ!と!」
- イスカ
- 「――ロニの、魂が……」
- ロニ
- 「奇異に見えるのは百も承知!だが俺は、俺が思うがままに!魂が叫ぶままに言う! 俺はドワーフだ!と!」くわわっ
- 「――とまあ、つまりは根拠の無い自信!だな!」わはは わはは
- イスカ
- 「……そうか。ロニは、父親も母親のことも、一緒に暮らしていた人たちのことも、生まれ育った里のことも――大好きなんだね」
- ロニ
- 「穢れを持って生まれたことを受け入れられぬ者もいるだろう、俺の言い分をその程度とは何だと憤る者もいるだろう、が、俺は俺の新年に嘘はつけない!」
- イスカ
- HAPPY NEW YEAR
- ロニ
- なんか間違ってなさそうな気がする新年間違い
- ロニ
- 「ああ!大好きだ!」喜色満面
- イスカ
- 「………」
- イスカは、自分のことを不幸だとまでは思っていない。この身だからこそ負った役目があり、だからこそ得た友もいる。けれど、どこか、やはり一線を引いてきたのも事実だ。
- だから―― こういう人もいるのか、と、興味がわいた。
- 椅子に座ったまま、からだをロニの方へ向け、膝の上に肘をついて、
- 「……ねえ、ロニ。ロニのことを、もう少し聞いてもいい?」
- ロニ
- 「うむ! 語り部ではない故面白い話はできぬが、時間が許す限り何でも聞いてくれ!」どんとこい!と胸の前で腕組をして
- イスカ
- 「それじゃ…… そんなに大好きな里から旅立って、ロニはどうして冒険者になろうと思ったの?」
- ロニ
- 「一言で言えば知見を得るため、だな! ふむ!俺の盾については遺跡で少し話したな!」壁に立て掛けていた巨盾を見上げて
- イスカ
- 「うん。自分でいろいろ手を加えているって」
- ロニ
- 「親父殿は鍛冶師だった、俺は鍛冶場を遊び場に育った故、自然武具を作ること、そしてそれをそれぞれの目的に合わせて改良、調整することに興味を持った!」
- イスカ
- ロニの視線を追うように、イスカもまた大きな盾を見上げる。
- ロニ
- 「そして行き着いたのが武器と防具を一つにすることで攻防一体を実現する! まさしく武具の極致とも言える物を作ると言う目標だ!」
- イスカ
- 「盾の……目的?」 そんなのは自明だ、とも思うが、盾を主たる武器として使っている光景を目にしたあとだと、ちょっと自信がなくなってくる
- 「それで、武器としても使える大盾……」
- なるほど、と頷きはするが、何とも豪快な話だ、とも思う。
- ロニ
- 「その為には座学も必要であろうが、何よりも実践と経験が必要だと思ったが吉日!冒険者となることを決めた!」
- イスカ
- 「……じゃあ、もしかして、この旅にも、鍛冶道具を持ってきているの? 戦いながら、改良するために」
- ロニ
- 「――まあ実際の所、里の腕利き全員から一本取るまでは許してもらえなかったが!」しかもいろんなお題つきで!と付け加え
- イスカ
- 「それは、ロニの事を心配してるんだよ。ぜったいそう」
- ロニ
- 「うむ! とは言え鍛冶場無い故、必要最低限の調整道具だけだがな!工房を持ち歩くのなかなかどうして!」難しいと笑い
- 「うむ! お陰でそれなりに出来るようになってから旅立てた! 感謝しかない!」
- イスカ
- 「……ロニの荷物が、妙に大きい理由が分かった気がする」
- 今度のは、さすがに少し呆れた顔だった。
- ロニ
- 「いや面目も無い!」わはは、とあまり面目無い訳ではなさそうな顔で彼は言うのであった
- イスカ
- 「でも、攻めと防りをひとつに……か」
- 「ロニのやり方とは違うけれど、その考え方は、わたしにもわかる」
- ロニ
- 「今の所、実現には至っていないと言うのが正直な所だがな! これも既存のそう言った物と性能は大差はない!」
- イスカ
- 「わたしも、そのように教えられてきたから」
- ロニ
- 「ほう! その話詳しく聞かせてもらっても!?」 ずずいっ
- イスカ
- 「……え。……うん、と……」
- そうやって迫られることに慣れていないのか、ちょっと困った顔をしつつも、素直にどう伝えようか考え込み、
- 「……たとえば…… すべての動きには、理由がある」
- ロニ
- 「ふむ!」 じっくりと耳を傾ける体勢になり
- イスカ
- 「たったひとつの歩法が、自分の次の攻めと、相手の一手への守りになる」
- 「相手の攻める力を利用して、それをそのまま相手に返す」
- 「……わたしが使っている技は、そういう考え方のもとにできてる」
- ロニ
- 「――成程! 所作一つが攻めになり守りになる! 即ち一つ動きを過てばそれは大きな隙にもなり得る! 戦場を見定め、己を見定め、最適な一つを見極めよ、と言う教えか!」実際そうなのかはともかく、彼はそう理解して
- イスカ
- 「人間には、鋭い爪も、牙もないけれど…… このからだは自然の一部で、わたしたちは世界と一つの存在だ、って……」
- 「だから、じぶんを使いこなすことで、どんなことも―― 時に、大地を武器とすることも、できる」
- 「わたしはそんなふうに教わったし、それは―― まだ全部を理解できたとはとても言えないけど、でも、きっと正しいことが含まれているんだと思う」
- 「うん。ロニ風に言うなら、きっとそう」
- ロニ
- 「ふむ、ふむ! 成程――ノーラ殿といいイスカ殿といい、良き教えを受けられたのだな!」
- イスカ
- よ
- よき
- 薫陶を……
- ロニ
- 薫陶入りましたね
- イスカ
- 「そう……かな」 珍しく、照れたような。目を伏せ気味に反らした。
- ロニ
- 「俺も武具の極致を目指すのであれば武芸だけでなく、戦術と言うやつも磨かねばな!」
- ロニ
- はいをーりーだー習得フラグ立てておきました
- ロニ
- 「恥ずべきことはなかろう! 胸を張って良いと、俺は思うぞ!」わはは わはは
- イスカ
- ふと、 「ノーラも……?」 不意に名が出た、鎧姿の少女のことを
- 「――うん。ロニくらい熱心なら、きっとできる……と思う」
- イスカ
- 油断も好きもない
- ロニ
- 「うむ!ノーラ殿の教官殿もまた良き師であるようだった!」
- 「ははは! それが現実になるよう日々精進を怠らぬようにせねばな!」
- イスカ
- 「へえ……」 ノーラは灯台行きだったはずだ。戻ってきたら、聞ける機会もあるだろうか。
- ロニ
- 「おっと! 皆戻ってきたようだな!」部屋の外に響く複数の足音に耳を傾け
- 「では俺たちも銀殿をこれ以上待たせぬよう最後の確認とするか!」
- イスカ
- 「ん」 腰を上げ、狼の彫像をしまいこみ、 「――そうだね」
- いつもはどこか浮世離れした雰囲気を漂わせている少女だが、ふと、年相応の笑顔を見せて
- 「ゆっくり話せてよかった。ありがと、ロニ」
- ロニ
- 「うむ! 俺にとっても良い時間になった! ありがとうイスカ殿!」
- 笑顔には笑顔と、満面の笑みを持って言葉を返すのだった
- イスカ
- うむ。そんなところかしら?
- ロニ
- うむ
- イスカ
- ありがとうございました
- ドワーフ拘りはどっかで突っ込まなきゃと思ってたんだけど
- ロニ
- ありがとうございました!!!
- イスカ
- ナイトメアだけに軽くは突っ込めなくて
- ここで聞けて良かった
- ありがとうございました
- ロニ
- うむ、モノローグはさておき、人に言ったのは初dした
- イスカ
- うむ
- ログは……GMに頼めばよいか
- ロニ
- ですね。多分卓が始まる前に掃除はしていただけると思うけど!
- イスカ
- ではでは撤退!
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- イスカが退室しました
- ロニ
- ずざざざざっ
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- ロニが退室しました