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- ゲームルームの設定が変更されました
- ゲームルーム名: 冬国のリテラチュア ルームⅡ
ゲームシステム: ソードワールド2.x
チャットタブ: メイン サブ
ステータス : HP MP 防護 リンク
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- GMが入室しました
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- クシールが入室しました
- クシール
- よーっこらどっこい
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- アーネストが入室しました
- クシール
- クシール
種族:人間 性別:女 年齢:24
ランク:- 信仰:“風来神”ル=ロウド 穢れ:0
技能:プリースト8/レンジャー5/セージ5/バード1
能力値:器用14[2]/敏捷14+1[2]/筋力13[2]/生命19[3]/知力29+1[5]/精神25[4]
HP:45/45 MP:51/51 防護:2
- アーネスト
- アーネスト
種族:人間 性別:男 年齢:14
ランク:大剣 信仰:なし 穢れ:0
技能:フェンサー8/スカウト7/エンハンサー3/ソーサラー2/アルケミスト1
能力値:器用21+2[3]/敏捷29+1[5]/筋力25[4]/生命11+2[2]/知力12+2[2]/精神14[2]
HP:39/39 MP:22/22 防護:3
- GM
- はやい
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- イスカが入室しました
- イスカ
- イスカ・リリヤ
種族:ナイトメア(人間) 性別:女 年齢:16
ランク:小剣 信仰:“月神”シーン 穢れ:1
技能:グラップラー8/ライダー7/エンハンサー2/アルケミスト1
能力値:器用30+1[5]/敏捷27+1[4]/筋力19[3]/生命23[3]/知力18[3]/精神14[2]
HP:49/49 MP:16/16 防護:6
- GM
- こわい
- アーネスト
- やすい
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- ロニが入室しました
- ロニ
- ロニ
種族:ナイトメア(ドワーフ) 性別:男 年齢:18
ランク:- 信仰:“炎武帝”グレンダール 穢れ:1
技能:ファイター8/セージ4/エンハンサー3/アルケミスト2
能力値:器用28[4]/敏捷14[2]/筋力21+2[3]/生命23[3]/知力18+1[3]/精神19[3]
HP:62/62 MP:19/19 防護:15
- ロニ
- うむ!!!
- GM
- Aルートが昨日戦闘やったからって
- 君たちも戦闘出来るとは
- いっていない
- クシール
- おいおいGM
- GM
- なんだいくしえもん
- クシール
- 我々は都に行くんだから戦闘とかそうそう起きるはずがないでしょうハハハ
- GM
- 都の中で戦闘なんて起きないよそりゃあね!
- ロニ
- わはは わはは
- !SYSTEM
- アダルベルトが入室しました
- イスカ
- ふー
- もうこんな時間だった
- GM
- きたわね
- 揃ったところで
- イスカ
- よろしくお願いします
- GM
- 皆さんにナショナルから大事なお知らせがあります。
- アダルベルト
- アダルベルト・ルガーニ
種族:リカント 性別:♂ 年齢:28
ランク:- 信仰:- 穢れ:0
技能:フェンサー8/レンジャー8/エンハンサー3/アルケミスト1
能力値:器用21[3]/敏捷29+1[5]/筋力17+2[3]/生命22[3]/知力19[3]/精神20[3]
HP:46/46 MP:20/20 防護:3
- イスカ
- 商品の回収ですか
- アダルベルト
- よろしくお願いします
- クシール
- よろしくおねがいしまーす
- GM
- 今日から謎に包まれていたステータス欄のリンクが意味を持ちます。
- ロニ
- よろしくお願いします
- アーネスト
- よろしくお願いします。
- GM
- 今日(今日は戦闘はない)
- アダルベルト
- ステータスランのリンク……?
- クシール
- 二人組つくってくださ~~~い
- GM
- 実は
- 新たにユニットを作ろうとした場合
- アーネスト
- ステータスをつくるのよ。>クシール
- GM
- リンクっていう項目があるんだけど
- みんなキャラシから
- URL入れて読み込むから
- 出てこないねんな……
- うっ
- クシール
- キャラシURL読み込みだとね
- はい
- アダルベルト
- や、えr
- イスカ
- リンク:
- アダルベルト
- やめろ>クシール
- GM
- こうしてやる!!!!!
- アダルベルト
- 一寸本気で狼狽したぞ
- クシール
- リンク:
- アーネスト
- リンク:
- ロニ
- リンク:
- アダルベルト
- あ、これか。今確認した
- クシール
- 生やされたわ
- アダルベルト
- リンク:
- アーネスト
- ゆっくり増えるリンク
- ロニ
- ゼルダ:
- GM
- こうだこうだこうだ!!!
- クシール
- ゼルダを生やすな
- ロニ
- リンク:
- GM
- 勝手にヒロインの名前に変えるな
- ロニ
- はい
- GM
- 開幕時に説明はするので
- そんな感じでまあやっていきましょう。
- よろしくお願いします。
- アーネスト
- よろしくお願いします
- アダルベルト
- よろしくお願いします
- ロニ
- ゆっくリンク
- イスカ
- よろしくお願いします
- ロニ
- よろしくお願いします!!
- クシール
- よろっしゃーす
Sword World 2.5
the Serial Story of Illus-far : the Saga of "Hemi-Ignis"
冬国のリテラチュア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ At the End of Snowmelt  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前編 SIDE:O- 門戸を閉ざし続けて来た極寒の国。
遥か南の国の冒険者たちはその境を越え、吹雪の大地に足を踏み入れる。
彼らを導くのは、一面に広がる銀世界よりも美しい銀の髪の魔女。
彼女に導かれ、冒険者たちはその国を統べる"氷雪の巫女"と出逢う。
魔女に劣らず神秘的な美貌を持つ巫女は、冒険者たちに極寒の国が抱える問題を話し、彼らへと"依頼"を託す。
永く閉ざされてきたことで生じ、積もり、肥大化する歪み。
巫女の依頼を受け、冒険者たちはその一端に触れる――
――『銀のトラベログ 冬国の章 第一部 第一幕 あらすじ』より
- クシール
- これアスミンが書いてるの? ねえねえ
- GM
- ??
- GM
- 奇妙な“雪融け”現象を追い、君たちは巫女オリヴィアの依頼を受け、引き続き彼女に協力することを約束した。
- アーネスト
- 蒼天のOPみたいなもんだぞ
- イスカ
- じゃあ自分で美しいっていってることに
- ロニ
- 朗読:ろに
- アーネスト
- フォルタン伯爵……
- GM
- チームを2つに分けて調査を行うことにし、君たちはオリヴィアと共に都へと向かい、三侯爵家のひとつ、ヘイウッド家の嫡男であるフィルとの面会に臨もうとする。
- 今はその準備を終え、“銀の魔女”によって、灯台組より一足遅く転移をしてもらおうとしているところだ。
- “銀の魔女”
- 「そうそう、あの子たちにはもう渡したが、アンタたちにはまだだったね」
- アダルベルト
- もはや俺たちにとってエリンは隠れ里ではない
- クシール
- 「え、なになにお土産?」
- “銀の魔女”
- 集まった君たちを見回すと、銀の魔女はそうしわがれた声を出した。
- GM
- 第二の故郷
- アダルベルト
- 左様
- オリヴィア
- 「……お土産……」 魔女まんじゅうとか?
- アダルベルト
- 「というと?」
- イスカ
- 「―――?」 なに、と、小さく首を傾げ。
- アーネスト
- 「……? 何かあるんですか?」 これまで纏っていた外套は既に纏っておらず、そのフードも被ってはいない。
- “銀の魔女”
- 「土産かは知らないが、使い方によっちゃアンタたちの役にも立つものさ」
- ロニ
- 「ふむ!」←もらえるものはもらっとこうの精神
- オリヴィア
- 先程までは武装していなかったが、いつの間にかオリヴィアもその背に槍を背負っている。
- “銀の魔女”
- 「それぞれ手をお出し」
- イスカ
- 荷を背負い、とんとん、とブーツの爪先を確かめてから、
- クシール
- 「ハイ」
- イスカ
- 「ひとりひとりに、あるの?」
- ロニ
- 「うむ!」ぬっ
- アダルベルト
- 巫女様前衛だったのか……
- “銀の魔女”
- データはすぐ出るよ
- イスカ
- 素直に歩み寄り、言われるままに両手を出した。 「こう?」
- アーネスト
- 「ん、はい」 オリヴィアの槍を一瞥しつつ、頷いて手を差し出して。
- “銀の魔女”
- 皆が手を差し出すと、銀の手元から小さな指輪が浮かび上がり、それぞれの掌の中へと降りていく。
- ロニ
- これは円陣を組んで気合をいれな!ということでは?
- アダルベルト
- 「? ああ」手を差し出し
- イスカ
- 「魔女のおまじないとか?」
- オリヴィア
- 「指輪……」
- “銀の魔女”
- 「そんな無意味なもんを誰がやるかい」
- クシール
- 「なにこれ?」
- “銀の魔女”
- 「暇に飽かせて作った魔道具を、アンタたちにテストさせようと思ってね」
- 「これだけの人数が来るなんてことは滅多にないから、丁度いい機会だよ」
- アーネスト
- 「魔道具、ですか。……」 摘まんで持ち上げ、ちらちらと眺める。
- アダルベルト
- 「魔女の指輪か……」ふむ、と僅かに好奇の光を瞳に宿し
- ロニ
- 「ほう! 見事な彫刻だ!」 指で挟んで光にすかしてみたりして仔細にチェックするドワーフ(ナイトメア)
- “銀の魔女”
- 「ま、習うより慣れろだ。着けてみな」
- アーネスト
- 「……」 どんなものなのか推測の一つでも立てようとしたが、
- アダルベルト
- ぶるんぶるん、どどどどどど
- GM
- 装飾品欄は圧迫しないでOKです
- クシール
- 「どれどれ」
- アーネスト
- 言われれば、そのまますいと指に嵌めこんだ。
- クシール
- すちゃ。
- オリヴィア
- 言われるがままに指輪を着けてみた。
- ロニ
- 「うむ!」早速グローブを外して装!着!
- GM
- 指輪をはめただけでは何も起こらない。
- アダルベルト
- 装・着
- ロニ
- リンクのリング(ぼそっ
- “銀の魔女”
- 「――じゃあ、そうだね。アンタとアンタ」
- 【✔:アーネスト,ロニ】
[×:クシール,イスカ,アダルベルト]
- アダルベルト
- 「して、魔女殿。その魔道具の効果の程は?」
- イスカ
- 「………」 手のひらに落ちた指輪を指でつまみあげ、表、裏と返し。素直に空いた指にはめてみる
- “銀の魔女”
- アーネストとロニを顎で示した。
- アーネスト
- 「は、はい。なんでしょう」
- アダルベルト
- 説明してくれるようなので黙っておこう
- ロニ
- 「うむ! 何をすればよいか!」
- “銀の魔女”
- 「指輪同士を近付けて、軽く魔力を通してみな」
- クシール
- ロニ!?
- アーネスト
- 「?」 小首を傾げながら、小さく握り拳を作って
- GM
- ロニのだけゼルダのリングだよ
- アーネスト
- ロニの傍まで歩いていくと、彼の指輪に自分のそれを近づける。
- ロニ
- 「ふむ、こうか――ぬん!」軽くとは一体。がっつり拳を握りしめ、アーネストのそれに近づけて。
- ロニ
- ゼルダアタックしなきゃ
- “銀の魔女”
- ヴ――ン……と小さな音が響くと、一瞬だけ2人の指輪の間を魔力の糸が結び、すぐに見えなくなる。
- ロニ
- 「おお! 今一瞬何か見えたな!」これはすごい!
- イスカ
- 「……いま、わたしにも見えた。指輪と指輪が、魔力で繋がってた?」
- アーネスト
- 「――っと」 近づけ、魔元素を通せば繋がった糸に瞬きをひとつ。
- GM
- 今はそれ以上なにか起きることはないが、なんとなく、互いの動きや思考が読めるようになった……かもしれない?
- アーネスト
- 「うん。――それに」
- “銀の魔女”
- 「アル・メナス時代の、〈誓いのアンクレット〉と似たようなものかもしれない、なんてアスィミの馬鹿は言ってたね」
- オリヴィア
- 「……どういうものなの?」 小さく首を傾げて、アーネストとロニを交互に見やる。
- アーネスト
- 「……何だか、変な感じ。頭にいるのが自分だけじゃない、みたいな」
- ロニ
- 「うむ! アーネスト殿の言う感じが近いな!」
- アーネスト
- 「えーっと……どう例えるのが良いんだろう」 オリヴィアに頭を掻いてみせて。
- クシール
- 「えー、やっだー、イケない考えが筒抜けになっちゃ~う」
- アーネスト
- 「繋がってる、みたいな……考えなくても、動きが何となくわかる、みたいな……」
- “銀の魔女”
- 「誓いのアンクレットってのは、まあそれを持った相手の位置が分かるアイテムだと思いな」
- アーネスト
- 「えっ」 イケない考え。
- オリヴィア
- 「クシールはいけないことを考えているの……?」
- “銀の魔女”
- 「ふぇふぇふぇ、そこまで強い作用はないから安心おし」
- ロニ
- 「うむ! そこまでの思考は感じ取れないな!」
- クシール
- 「あらなんだつまんない」
- “銀の魔女”
- 「そのくらいにしてやっても良かったんだけどねえ」
- アーネスト
- 「だ、駄目ですよそんなの!」
- “銀の魔女”
- 「まあ、戦闘中アイコンタクトなんかを取らなくても、相手のことが分かると思っておけばいいさね」
- 「ただし、一度に糸を結ぶのは一人だけにしておきな。一度に沢山の人間の思考を捉えようとしても、上手くはいかないよ」
- アダルベルト
- 「情報量が増える、くらいのものか」
- ロニ
- 「ふむ!ティエンスの種族的な能力と言うのに近いのかもしれん!」
- イスカ
- 「ティエンスが持つ感応の力を、ある程度誰にでも使えるように……」
- 「……む……」 ロニとかぶりました
- アーネスト
- 「ああ、……そうですね。一人と繋がっているだけでも、凄く、こう」
- “銀の魔女”
- 「そんな種族も居たねえ、そういえば」
- アーネスト
- 「変な感じです。……慣れるのかな、これ」
- アダルベルト
- 「視覚・聴覚によらず、限定的であれ相手の思考が分かれば、連携も取りやすそうだ」
- クシール
- 「フーン、なるほどねえ。……超魔女、えらく実戦的な道具造るじゃん」
- イスカ
- 「使い方次第、というのは、そういうこと。確かに、ちゃんと使う事ができたら、戦いにはきっと有用だと思う」
- オリヴィア
- 「……ありがとう、銀。上手く使ってみるわ」
- ロニ
- 「うむ! 俺達にとっては戦いにおけるより密な連携を取るのに役に立つだろうな! 感謝する!銀殿!」
- “銀の魔女”
- 「アタシは無駄なことはしない主義でね」
- クシール
- 「やーねー」
- イスカ
- 指輪をはめた手を見つめながら、 「……そう。つまり、しろがねは、こんなものが必要になる可能性が高い、と思っているのね」
- 無駄なことはしない、という言葉は、そういった解釈もできる
- アーネスト
- 「大事に使わせて頂きますね」 銀に頷きながら、イスカに視線を向けて。
- オリヴィア
- 「それだけの危険が、皆に……」
- アーネスト
- 「……今回の一件の為に、かあ」
- クシール
- 「殺伐としてるのは気候だけにして欲しいもんだわー」
- “銀の魔女”
- 「それはどうかねえ。別に、今でなくとも役に立つ道具さ。ま、渡したのは試作品だからいつ壊れちまうか分かったもんじゃないのは覚えておきな」
- イスカ
- 「わかった。覚えておく。ありがとう、しろがね」
- アーネスト
- 頷きを返しつつ、 「これ、解除するのは……」
- “銀の魔女”
- 意地悪く笑うと、杖の石突で軽く床を突いた。 「さ、準備ができたら都まで送ってやろう」
- クシール
- 「コレ偶数人で良かったわね。一人ハブられるとこだわ」
- わはは。
- オリヴィア
- 「…………」 じゃあ、アスィミたちは。
- アーネスト
- 「や、やめましょうよそういう不穏な事を言うのは……」
- “銀の魔女”
- 「解除の方法なんて、勝手に見つけるんだね」
- クシール
- 「さらっととんでもないこと言った?」
- アーネスト
- 苦笑しつつ、魔元素を通すのを止めてみたり試しておこう。
- オリヴィア
- 「……多分、解除や切り替えはそんなに難しくない、んじゃないかしら」
- ロニ
- 「ははは! 最悪外してしまえばよかろうだ!」斜めチョップめいた考え
- オリヴィア
- 自信なさげに言ってから、 「……皆は、準備はいい?」
- ロニ
- 「うむ! いつでも!」
- クシール
- 「流石に超魔女の魔法破る自信ちょっとないから、そうじゃないと困るわ」
- 「あ、はいはいどうぞ」
- アダルベルト
- 「勿論」
- イスカ
- 「はぶ?」 なぜ蛇?
- アーネスト
- 「いつでもいけます、オリヴィアさん」 笑みつつオリヴィアに応えた。フードに隠れる事のなくなった表情は、以前よりも明かるく見える。
- イスカ
- 「――ん。だいじょうぶ、平気」
- 「行ってくるね、しろがね。お土産話を期待してて」
- クシール
- 「イスカちゃんは純粋だなー」 ハハハ。
- “銀の魔女”
- 「それじゃ――」 杖ではなく、指で空中に魔法文字を描き始める。 「はん、期待しないで待ってるよ」
- ロニ
- 「では――いってきます!!!」
- オリヴィア
- 「行ってきます」
- アダルベルト
- 「吉報を待っていてくれ、魔女殿」
- GM
- 銀の魔女が魔法を唱え終えれば、君たちの身体をもはや慣れてしまったといっても過言ではない浮遊感が包み、
- 意識が寸断される。
- !SYSTEM
- BGMを削除 by GM
- GM
- ――ひんやりとした空気が君たちの肌を刺激する。
- 見上げれば、日中であっても空を厚い雲が覆い、そこからただしんしんと絶え間なく雪が降り続けている。
- イスカ
- 高速エレベーターに乗ってる時の感覚なんだろうな
- クシール
- フワ……
- GM
- 転移させられた路地裏から通りに出れば、街を行く人々は皆厚手の衣服を着込み、彼らが雪を踏みしめて歩く音が雪景色の中に谺する。
- アダルベルト
- 超高速エレベータータワーオブテラー
- GM
- 日照時間が極端に短く、日中でも薄暗いこの街の人々の道行きを照らすのは、街の至る所に設置された街灯だ。
- それらを辿るように歩いていけば、ローブを着た"魔女"らしき者が街灯へと向けて魔法を掛けているのが見えた。
- 歩き続け、やがて目抜き通りを抜けて君たちは大きな広場へと辿り着く。
- 街の中央にあるのは一面の雪景色の中、くり抜かれたように雪に覆われていない広場だ。
- 広場の真ん中には高く聳える鐘楼が建てられていて、それを見上げてみれば白銀の世界に映える黄金の鐘が人々を見下ろしている。
- 鐘楼の足元には杖を掲げた"魔女"と、何処かオリヴィアにも似た少女を象った像が置かれていて、
- 彼女たちは、その背にこの都の象徴とも言えるべきものを背負っている。
- イスカ
- 「ここでは、明かりも魔女が点けて回るんだ。魔動機術のランプじゃなくて、魔法の明かりなのかな」
- GM
- 広場から真っ直ぐ抜ける通りの先、他の建物と隔たれるように高い場所に鎮座するのは、水晶のように透き通った外観の巨大な宮殿。
- “巫女”の居城であり、“大狼”アングルシが御わす、この国の始まりであり中枢たる《水晶宮》が、雪景色の中に蒼く輝き、君たちの来訪を出迎えた。
アングルシ妃国 首都
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ the Capital of Anglesey  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- ロニ
- 「ここが都の中央、か!」見事な鐘楼と像だ!とバンダナ(角隠し)を巻いた頭を巡らせて
- GM
- お待たせしました!!!!!!!>イスカちゃんとロニ
- アーネスト
- 不穏な曲名だ。
- アダルベルト
- 曲名が不穏ですね……
- イスカ
- マスターシーンと思わず動いてしまった(?
- オリヴィア
- 「――…………」 息を吐けば、目の前が白く染まる。
- ロニ
- ごめんね(はあと
- イスカ
- 逆にいい意味かもしれない
- GM
- あ、もう大丈夫
- クシール
- 「ここが海の無き海見る国の、その都にございますか」
- アーネスト
- 「……凄いな」 目を丸めながら、その宮殿に視線を奪われている。
- オリヴィア
- 君たちの隣に立つ巫女である少女は、先程までよりも何処かぼうっとして、心ここにあらずと言ったように見える。
- イスカ
- ここに至るまで、オリヴィアの姿を見た人の反応は?
- GM
- 曲名が不穏なだけで別に今回は不死ネタじゃないよ多分!!!
- 知らないけど
- クシール
- 「おっと――オリヴィアー?」 ぽんぽん。肩を軽く。
- アーネスト
- 「……オリヴィアさん、やっぱり様子が薄い、かな」 クシールと一緒にオリヴィアに視線を向けて。
- ロニ
- 「うむ、そのようだな!」
- GM
- 街の人たちは、それが“巫女”だと分かれば有名人を見たような反応は見せてるね。
- オリヴィア
- 「……あ」 肩を叩かれ、遅れて反応する。
- アーネスト
- 「大丈夫ですか? やっぱり、影響が出てますよね」
- アダルベルト
- 「いかなる国でも、国を構成するのは人。であれば、その営みに大きな差はない、という事かな」謎めいた雰囲気を纏う国の首都としては存外に普通だ、ということを言いたいらしい
- イスカ
- 「……都に近づくほど、オリヴィアは自分の意思をあらわせなくなる……か」 オリヴィアの手を引き、 「だいじょうぶ、オリヴィア」
- オリヴィア
- 「……ごめんなさい、もう頭がぼんやりとしていて」
- クシール
- 「さっそくぼんやりさんねー。気付けに一口いっとく?」 なんてスキットル出して冗談めかして言う。
- アーネスト
- 「……もうちょっと、喋りながら歩いてみるとか」 逆に困るかなあ、なんて続けて。
- アダルベルト
- 「とはいえ――」巫女様を見て「やはり、そうでない個所もあるようだが」僅かに表情を曇らせた
- イスカ
- 「………」 オリヴィアと分かっても、積極的に話しかけてきたりはしないか。もっと大騒ぎになるかと思っていたけれど
- オリヴィア
- クシールには小さく首を横に振って。 「……まずは、どう、しようかしら」
- アーネスト
- 「長居する理由も、今はあんまりありませんし……目的を済ませてしまうのはどうです?」
- イスカ
- 「だいじょうぶ、気にしないで」
- クシール
- 「綺麗な都だけど、氷山みたいな美しさねー」
- イスカ
- 「フィルに会いにいくとして…… ヘイウッド家というのは、この都の中にお屋敷があるの?」
- クシール
- 人々の行き交う都としての華やかさにはちと遠いわね、とは口には出さないでおく。
- オリヴィア
- 「……ええ……。都と、東の街に……それぞれお屋敷を、持っていて」
- イスカ
- 「《水晶宮》の中にみんな住んでいるわけ……じゃないよね」
- クシール
- 「ンー、ああその前に」
- ロニ
- 「他の国であれば外の町に屋敷を置くと言うのもあるだろうが、アングルシに関してはそれはないのではなかろうか!」何せ都市と言うのはここだけな訳だし
- クシール
- 「実際問題、あたしたちってどういうテイでいればいい感じ?」
- オリヴィア
- 「……でも、今は、水晶宮に……居る、かもしれないわ」
- イスカ
- ちょっとだけ考え、 「オリヴィアと、その護衛?」 はあ、と白い息を吐いた。
- ロニ
- 「それが丸いだろうな!」>護衛
- アーネスト
- 「護衛っていうには、外の僕らだとちょっと変かも……?」
- アダルベルト
- 「妥当だろうな。魔女殿の威光がどの程度首都に届いているか分からんが、それを借りるくらいはしたほうが良いのかもしれない」
- オリヴィア
- 「……あ……それは、大丈夫。……皆、これを、渡しておくわ」
- クシール
- 「異邦人なのは隠しきれないだろうから、そのへんをどう言い訳したモンかね……ん?」
- アーネスト
- 「……?」 オリヴィアに小首を傾げて。
- ロニ
- 「ふむ!」
- オリヴィア
- 緩慢な動きでバッグの中から魔法陣を象った装飾品を取り出すと、それぞれに差し出した。 「……アスィミから、……預かっていたの」
- クシール
- 「これは?」
- オリヴィア
- 「……“魔女”の護衛、関係者であることの……証明になる、って」
- アーネスト
- オリヴィアの様子を見て、落ち着かなさそうにしつつ受け取って。
- アダルベルト
- 「身の証を立てるためのものか」ひとまず受け取ろう
- イスカ
- 「今度は、アスミの贈り物?」 しろがねに続いて、と。どこか興味津々といった感じだ。
- オリヴィア
- 「……それが、あれば、都への滞在も……認められる、はずよ」
- アーネスト
- 「証明……」 呟きつつ、装飾品を見遣って。
- ロニ
- 「成程!」お借りしよう!と頂いて
- クシール
- 「これを見えるようにつけとけば、とりあえず難癖はつけられなくなる――ってトコ?」
- アダルベルト
- 「では魔女の威光、借り受けるとしよう」
- アーネスト
- 「その護衛対象が先生だ、って言えば」
- 「フィルさんからの印象も、悪くなくなるかな」
- オリヴィア
- 「……普通に、している分には……。宮殿に、入れてもらえるかは……試してみないと」
- ロニ
- コートの目立つ所につけましてと
- クシール
- 「アスミンの名前とか、実際問題出して大丈夫なやつ?」
- とりあえず見えるとこにつけときましょ。バッジみたいなやつでしょたぶん
- アーネスト
- 「フィルさん相手になら問題ないんじゃ……?」 胸元につけまして。
- オリヴィア
- 「……大丈夫、だと思うわ……。……アスィミは、正式な資格を持つ、魔女だから」
- フィル相手については分からない……と、顔を俯向けた。
- クシール
- 「ふむ――」 まー様子見つつかしらねこれは。
- イスカ
- 「………」 どこにつけようか――と、ちょっと迷って。手袋を脱ぎ、結局すぐに目に留まる胸元につけた。
- アーネスト
- 「……?」 その様子に、傾げた首が更に傾いた。
- アダルベルト
- 「あちらに判断させる材料にはなるだろう」どう思うかは分からんが、取り付く島もないことにはなるまい
- イスカ
- 「――フィルって人は、魔女が嫌いなの?」
- オリヴィア
- ゆっくりと顔を上げ直して、水晶宮を見つめる。 「……今日は――〈枢機院〉の、評議の日……」
- ロニ
- 「評議」
- オリヴィア
- 「……フィルも、もしかしたら……宮殿に居る、かもしれないわ」
- アーネスト
- 「……じゃあ、行ってみよう」
- クシール
- 「へえ、そりゃ好都合」
- オリヴィア
- 「…………魔女は、嫌いではないと思うけど……」
- 少なくとも、昔の話だ。
- アダルベルト
- 「居場所をほぼ特定できるのはありがたい」
- ロニ
- 「うむ!」
- アーネスト
- 「魔女はともかく、幼馴染の知り合いなら……何とか、ならないかなあ」
- クシール
- 「てーか当然のように巫女サマ抜きで評議会やってんのね」
- オリヴィア
- 「……」 行ってみようという言葉に頷くと、雪を踏み締めるようにして歩き出した。
- イスカ
- 「――けど?」 フィル相手については分からない、という言葉から、何か他の人とは違う特別な感情を持っているのかと思ったのだ
- クシール
- 「ま、貴族の内々だけでやるんだから別にそれで問題ないンでしょーけど」
- 「……ま、馴染みになるとかえって人間関係ややこしくなったりするからねえー」 などと放言気味に。
- アダルベルト
- 「むしろ、そうすべき、そうするための仕組みなのだろうな、クシール」
- オリヴィア
- 「……評議が終われば、私の判断を、仰ぎに来るわ」
- アーネスト
- オリヴィアの傍らを歩いてついていこう。
- イスカ
- 「そうやって役目を分けるのは、どうして? アダルベルト、教えて」
- アダルベルト
- 「私はこの国の歴史には疎いが……そうなっているならそうなるべき理由があった筈だ」
- オリヴィア
- 「――……」 尤も、自分はそれに対して、『そのようにせよ』と答えることしかできないのだけど。
- GM
- 君たちは中央広場を抜けて、都の中を歩いていく。
- 宮殿に近付いていけばいく程、周りに建てられている建物は豪奢で、大きな庭を有したものになっている。
- アーネスト
- 「……」 既に枢機院と巫女の間柄については耳にしている。判断を仰ぎに来る、という言葉には僅かに反応を示したが、口は開かずに。
- アダルベルト
- 「必ずしもこの国の理由としてそうかどうかは分からないが――」イスカの問いにいらえ
- GM
- 不思議なことに、大きな屋敷の庭には、これだけ雪が降っているというのに一切雪が積もっていない場所もある。
- クシール
- 「ああいうのも意図して雪を除けてやってるの?」
- アダルベルト
- 「例えば、権力を巫女が持ち、それを振るったことで大きな不幸が発生した歴史がある、のかもしれない」
- オリヴィア
- 宮殿が近付いてくれば近付いてくる程、オリヴィアの顔からは表情が消え、次第に君たちへの返答も短く、簡素なものになっていく。
- 「ええ」
- ロニ
- 「ふむ! 雪かきをした――訳ではないようだな!」雪が少ないではなく無い、と言うのは雪かきでどうにかなるものではない
- オリヴィア
- クシールの問いかけには、無感情に頷いた。
- アーネスト
- 「……、」 オリヴィアの様子の変化に釣られる様に表情が陰り、足元に気を遣いながら続く。
- アダルベルト
- 「また、実務的にはこういったことも考えられる。……権力者は時に貶められるが、象徴はその限りではない。実験を持ちさえしなければ墜ちることはない」
- GM
- 少なくとも、高級住宅が立ち並ぶ区画に入るまでは、街の中には雪かきに精を出している者もいた。
- クシール
- 「ふーん」 案外細かい融通が効くのか――それとも貴族だから優遇してもらってンのかしら。はてさて。
- GM
- だが、この区画に入ってからはそういった者の姿は見当たらない。
- ロニ
- 「表に出せなくなるだけで無くなるわけではない、そう顔を曇らせるなアーネスト殿」
- クシール
- (この感じからすると後者かなー)
- イスカ
- 「――……」 アダルベルトの言葉を、真剣に聞いているようだった。こく、こくりと、一つ一つに頷きながら歩く。
- アダルベルト
- 「象徴は、神聖にして不可侵なものになり得るんだ。それだけ、巫女という存在がこの国にとって大きいのであれば、そうする意義もある」
- クシール
- 「ま、あとは善意ってこともあるかもね?」 とアダルベルトに。
- アーネスト
- 「……どこかへ行っちゃうみたいで、ちょっと気になっちゃって」 ロニに苦笑しつつ、頷きを返した。
- GM
- やがて、君たちは《水晶宮》へと続く大きな坂へと辿り着いた。
- アダルベルト
- 「善意か……そうだな」
- GM
- 坂からは綺麗さっぱり雪が取り払われていた。
- イスカ
- 「――いつもこの宮殿で、こんなふうに過ごしているのかな」 徐々に反応をなくしていくオリヴィアを、心配げな目でみつめて
- GM
- あるいは、此処も貴族たちの屋敷と同じように、元々雪が積もらないようになっているのかもしれない。
- クシール
- 「力があるからって人々を治めよ、なんて――マー、王族でもなんでもない、成人するしないくらいのいたいけな少女に丸投げなんて、ねえ?」
- イスカ
- 床下に魔法の温水管が通っていそうだ
- GM
- 近くまでやってくれば、その美しい威容がより間近に、はっきりと感じられる。
- クシール
- 王族でもどうかと思うけど個人的にはー。
- ロニ
- 毎朝塩化ナトリウムを撒いてるかもしれない
- クシール
- 野生動物が舐めに来るぞ
- アダルベルト
- 塩は……そういや海ないっすねここ。岩塩とれるんじゃな
- アーネスト
- 「普段は、そうなのかも。……やっぱり、気になっちゃうよね」 イスカに頷きつつ、不要だと解りつつもオリヴィアの足元には続けて注意を払う。
- アダルベルト
- この国、交易も少なそうだし、塩の道押さえたら天下取れるのでは!?
- イスカ
- 「…………」 その罪悪感があるのなら、まだ良いのかもしれないが――>クシール、アダルベルト
- GM
- この国の中枢にある巨大な建造物は、まるで変化を拒むかのように、きらきらと輝く厚い氷に守られている。
- クシール
- 「とはいえそんな良心があるならそもそも、って気はするけど……」 言いつつ見上げ。「いやー、綺麗ねえ」
- でもやっぱ住むところじゃないな、という感想は浮かぶのだが。
- アーネスト
- アダルベルト達の話を耳に入れながら、会話に混ざる気にはなれなかったのか前を見て。
- GM
- 坂の手前には、幾人もの武装した兵士が立っていて、君たちが近付いていくと反応を示す。
- アーネスト
- 「……綺麗過ぎて、ちょっと落ち着きませんね」
- 兵士
- 「――巫女様?」
- アダルベルト
- 「良心は、誰の心にも少しは存在するものさ。もっとも、どこかにお隠れあそばすことが多いだけで」
- アーネスト
- 兵士達がこちらに気付けば、彼らに視線を向けながらオリヴィアに続く。
- ロニ
- 「うむ! お勤めご苦労様です!」挨拶は大事
- イスカ
- 「………」 実際上の問題もあるだろう。このような状態の巫女に、能動的な判断が下せるようにも思えない――この国は、アングルシと巫女の契約の上に、すべてのシステムが作られているのだろう。
- 兵士
- 「巡遊からお戻りになられたのですね」
- GM
- そうだぞ
- オリヴィア
- 「……」 こくりと兵士に頷きを返す。
- クシール
- スン、と静かにして「お供の者です」の顔。
- 兵士
- 「そちらの方々は……」
- 君たちを明らかに疑っているような目で見る。
- アーネスト
- す、とアスミから受け取った装飾品を改めて見える様にして、
- イスカ
- 「――巫女さまの護衛の任を承って、ここまで同行させていただきました」 淡々と述べ、軽く頭を下げる。自然と胸を張り、魔女の証を見えるようにして
- クシール
- 「何か問題がおありでしょうか?」 にこ。>兵士
- アーネスト
- 「“灰色の魔女”より、巫女様の護衛を行っている者です。証はここに」
- 兵士
- 「……検めさせていただきます」 オリヴィアを君たちから離し、守るように君たちとの間を遮ると、君たちが身につけた紋章を調べ始める。
- 「……確かに、“魔女”殿のものには間違いないようですが」
- アーネスト
- 「……」 が。
- アダルベルト
- が
- 兵士
- 「《水晶宮》は、都の中心であり、アングルシ様と巫女様の居所でもあります。“灰色の魔女”殿の護衛の方であっても、お通しすることはできません」
- 「巫女様の護衛、感謝致します。ここからはどうぞ、我々にお任せください」
- アダルベルト
- さて、どうしたものかな、指を顎に当て思案し
- クシール
- 「巫女さまも、我々の同行には承諾して頂いておりますが――それでも通せぬ、と?」
- オリヴィア
- 「…………」 オリヴィアが何か彼らに言うことが出来れば、考えを改めることはあるのかもしれないが、肝心の彼女は今はまともに言葉も出さない状況だ。
- イスカ
- 「………」 クシールが口を開いている間に、ちらり、とオリヴィアを見やる。
- 兵士
- 「申し訳ございません。巫女様の直接のお言葉でもない限りは」
- クシール
- 「―――」 ちら。
- アーネスト
- 「……、では、」
- オリヴィア
- 2人に見られても、やはりオリヴィアは口を開くことさえなく、ぼうっと水晶宮を見上げるばかりだ。
- クシール
- 「こちらとしても、“魔女”様より承った任を放棄するわけにはいかないのですが――」 ンー。こりゃダメか。魔女の名前だけじゃゴリ押しきれんな。
- イスカ
- 巫女が水晶宮に近づくとぼーっとしちゃうのって一般常識なのかしらん
- GM
- 少なくとも見張りにとってはいつものことっていうか
- クシール
- 知られてなさそう
- そういうお人柄だと思われておりますわね?
- GM
- そういう姿しか見たことないからそれが巫女という人物だと思っている
- ロニ
- 外での巫女を見てないからこれが平常運転と思われてる奴か
- GM
- はい
- アーネストに何か妙案がお有りなのかを待ちつつ
- それを待ったらお進みします
- アーネスト
- 「ご本人のお言葉であれば、宜しいのですよね」
- アーネスト
- ちょっと呼ばれていたのでした。申し訳ないでございます
- 兵士
- 「ええ、それはそうですが……」
- GM
- おかえりなすび
- アーネスト
- 「……」 ちら、と皆を一瞥して。
- イスカ
- 一応考えはあるけどアーネストを待ってみよう
- クシール
- 「―――」
1. オリヴィアごと出直す
2. 諦めてここで一旦別れる
3. アレを使う
- アーネスト
- 「“銀の魔女”さんから預かった本を遣ってみませんか」
- クシール
- (3.かなあ)
- イスカ
- まさかアーネストがオリヴィアの後ろに回って腹話術し始めるとは思わなかったけど
- GM
- クシールさんが
- アーネスト
- 兵士には聞こえない様に配慮しつつ、
- GM
- 自分で選択肢出して自分で選んでる……
- アーネスト
- 確認する様に問う。
- アーネスト
- 眼鏡を、外す。
眼鏡を、外さない。
- イスカ
- 「巫女さまとは、ここに来るまでにお話をさせて頂いたのですが…… 少し、お疲れのご様子」 と自然と時間を稼ぐのだ
- アダルベルト
- 4.「こっちもガキの使いじゃないんだから~」と少しごねたうえで、魔女がヘイウッド候フィルに報告しろと言ってたのでちょっと呼んで来い、という
- GM
- まさかアーネストが巫女の声真似があんなにうまかったなんてな……
- アーネスト
- 「このまま門前払いされては堪らないし、オリヴィアさんをこの状態で一人にする事は出来ませんし」
- クシール
- 「いいの、ここで」 回数制限つきだけど。
- クシール
- 2~3回くらいっつってたっけ?
- アーネスト
- 「2時間ほどは保つと聞いています。話をして、すぐに戻れば……」
- GM
- 1,2階だったかも……
- アーネスト
- 1~2回の2時間くらい。
- クシール
- 絶妙に出し惜しみしたくなる使用回数だ。
- イスカ
- 4はありだな
- アーネスト
- “銀の魔女”
「触媒が悪すぎるせいで長くは保たないし、使えて精々1,2回だろうけどね」
「さあねえ。まあ、2時間くらいは保つんじゃないかい。話をするには十分だろう」
- アダルベルト
- ラストエリクサー
- ロニ
- 「ふむ! 時にヘイウッド候フィル殿はこちらにおいでか! 巫女殿は候に会う為、一時戻られたのだが!」言ってしまおう
- アーネスト
- つまり先生が悪い
- イスカ
- こくこく、とロニの言葉にうなずく。
- アーネスト
- 「ロ、ロニさん、オリヴィアさん本人の意志を示せていないのにそう言っても……」
- ロニ
- 「巫女殿、相違ないか!」とクソデカボイスで
- GM
- 嫡男としかいってなかったよな。大丈夫だよな
- <フィル
- アダルベルト
- どうだっけ
- クシール
- 「まあ言うだけタダよ」 ぼそ。
- アダルベルト
- もう当主だと勝手に思ってた
- アーネスト
- 幕間時点では嫡男、ってだけ出てた筈ゾ
- ロニ
- 5.クソデカボイスで罷り通る
- GM
- だよね
- アーネスト
- 「うぅ……」 クシールに苦笑しつつ、オリヴィアの様子を見て。
- GM
- 継いでるなんて口にしてなかったよね(まだ継いでない予定だったのでもしかして言っちゃってた?ってちょっと確認したかった
- クシール
- 早合点っぽいからまあなんか
- ロニ
- 上の文章をそのまま使ったのでごめんね
- クシール
- ヘイウッドの嫡男殿、とかに
- 読み替えで!!!1
- GM
- 読み替えでいいならヨシ!
- アーネスト
- ヨシ!
- アダルベルト
- ま、切り札切るのはまだちと速かろう、とばかりに泰然としている。正直巫女の言葉があればよっぽどの状況でも覆りそうなんだし多少の強引さは様子見程度に踏んで良いはず
- 兵士
- 「……」 兵士たちは顔を見合わせて。 「フィル様はたしかに今、宮殿内におられますが……」
- GM
- 巫女が特に口も挟まないこともあり、兵士も困った様子を見せ始めるが……
- クシール
- 「我々が通ることが罷らぬ、となれば、ここで巫女さまと待たせて頂くことになってしまいますが――」
- GM
- 「――お通しして差し上げたら如何です」
- アダルベルト
- 「我々も、子供の使いではないのですよ」魔女の使いなのです。「お話は、通していただけるのでしょうな」
- アーネスト
- 「……」 響いた声に視線を向ける。
- アダルベルト
- っと
- GM
- 兵士たちの向こう、坂の方から涼やかな声が届いた。
- ロニ
- 「ふむ!」
- イスカ
- 「………」 声のしたほうを自然と見やって
- ロニ
- 坂の途中だったんやな――って
- GM
- 兵士たちがいたのが
- 坂の手前だからね
- まだ手前だよ
- アーネスト
- そもそもまだ
- ロニ
- なるほどですね
- アーネスト
- 辿り着いてないんじゃ
- 兵士
- 「これは――“理の魔女”殿」
- アダルベルト
- さて、鬼が出るか蛇が出るか美女が出るか――とばかりに視線を声がする方へ向ける
- GM
- 兵士たちが振り向き、君たちが見あげた先には、長い黒髪の少女とも、女性とも言える年齢の娘が立っていた。
- クシール
- 「――貴女は?」
- イスカ
- ちなみに一番シンプルかなと思ったのが散歩だのなんだのと口八丁でついてきてもらって宮殿から少し離れることでした
- GM
- “魔女”の例に漏れず、黒いローブを纏ったその女は、ゆっくりと君たちの元まで歩いてくる。
- アーネスト
- 巫女様をこちらに、って言われてオリヴィアが拒まないと渡さない理由があんまり見当たらなかった
- アダルベルト
- 👈ゴリ押ししか考えてなかった人
- クシール
- 一旦別れるのが一番(今後の行動的に)厳しいかなあというところだったので一緒に離脱もまあまあ視野でしたね
- アーネスト
- 「……魔女、」
- イスカ
- 別れると会う方法考えるのがたいへんだからね
- ロニ
- そうね>ここで別れるのはナシ
- アダルベルト
- お前契約者か>BGM
- アーネスト
- 別れるのはNOでしたね
- ロニ
- 魔法少女勧誘のテーマ
- イスカ
- 「“理の魔女”……」
- “理の魔女”
- 「――ソーテリアと申します。お見知り置きを、外の方々」
- ロニ
- 銀の魔女殿の名を出さなかったのは正解だったかもな、と新たな魔女の登場に腕を組んで
- クシール
- 「我々は“灰色の魔女”の使いの者です――と言っても、お話はお聞きになられていたようですね」
- ソーテリア
- 巫女――オリヴィアにそっと触れると、兵士たちからも彼女を離すように、自分の後ろに控えさせて
- 「ええ。失礼ながら」
- アダルベルト
- 「アダルベルト・ルガーニと申します、ソーテリア殿」慇懃に礼をして
- イスカ
- 「イスカです。イスカ・リリヤ」 もはや隠す必要もない。動じた風もなく、自然体に名乗って。
- アーネスト
- ソーテリアの様子に少しだけ目を細めつつ、アダルベルトに倣って一礼する。
- 「アーネスト・レンフィールドです」
- ソーテリア
- 「“灰色の魔女”……私はお会いしたことはありませんが、“外”へと出られた魔女の一人でしたね」
- ロニ
- 「ロニと言う! 縁があり"灰色の魔女"殿より巫女殿をお守りするよう言付かっている!」
- クシール
- 「私はクシールと申します」 にこ。
- 「ええ。故あって彼女より、巫女さまをお守りするようにと」
- アーネスト
- 外面のいいクシールだ……
- ソーテリア
- 君たちの名乗りを聞き終えると、兵士たちに目を向けて。 「巫女様のご友人であり、魔女の紋章もお持ちであれば、彼らの登城を拒む理由はないでしょう」
- クシール
- いい感じの外面キメとかないと切り抜けられない場面もあるから多少はね
- アダルベルト
- 世の中さけとおっぱいだけではな
- アーネスト
- ちゃんと様になってそうなのがポイント高いですね
- ソーテリア
- 「それ以上の理由が必要だと言うのならば――私からも、彼らに紋章をお渡ししましょう」
- クシール
- ちらっ。>兵士たち
- 兵士
- 「い、いえっ、“理の魔女”殿のお手を煩わせるなどとんでもない!」
- アーネスト
- 「……、」 兵士の様子を伺っていたが、続いたソーテリアの言葉に目を瞬かせた。
- 兵士
- 「失礼致しました……どうぞ、お通りください」
- クシール
- (ふーむ) なかなか畏敬を抱かれている様子だ。
- ソーテリア
- 「どうか無礼をお許しください」
- クシール
- 「いえ。あなた方が職務に忠実であるが故のこと。お気になさらず」
- イスカ
- 「彼らは、自分の役目に忠実だっただけ、です」 淡々とした口調で、兵士たちの立場を擁護した。 「お心遣い感謝します、“理の魔女”ソーテリア」
- アーネスト
- 彼女がこちらに手を貸す理由はなんだろうか、と思案しつつ、
- アダルベルト
- 表情を変えず事の成り行きを眺めている。が、内心ははてさて――などと思っている。頼んでもいないのに此処迄助け舟を出すこの魔女の真意は奈辺にありや
- ロニ
- 「こちらこそ! 急にやってきて無理を言ってすまない!では失礼する! 風邪などひかれぬようお役目に励まれよ!」
- クシール
- 「とはいえ、助かりました。ありがとうございます、“理の魔女”よ」
- イスカ
- 進み出ると、深々と兵士たちに頭を下げた。
- アーネスト
- 「有難うございます、ソーテリアさん。それに、貴方達も」
- ソーテリア
- 「これも彼らが巫女様を思う故のこと。外に慣れていないこの国では、彼らの行いも当然のことであり、彼らは忠実に職務を全うしようとしたに過ぎないのです」
- クシール
- 「ええ、もちろん理解できます」
- ソーテリア
- 「さあ、巫女様」
- アーネスト
- ソーテリアと兵士達にそれぞれ礼を述べると、オリヴィアの様子を見遣った。
- ソーテリア
- そっと優しくオリヴィアの手を取ると、君たちについてくるように促しながら、坂を歩き始める。
- アダルベルト
- では、兵士諸君へは目礼し、巫女に付き従うとしよう
- オリヴィア
- 「――……」 手を取る彼女を一瞥すると、引かれるがままに彼女に続く。
- クシール
- 兵士たちには微笑み投げかけて巫女と魔女に続こう。
- イスカ
- 「………」 ソーテリアの、オリヴィアに対する様子に少しだけ目を細めて
- アーネスト
- 「……親しいのかな、ソーテリアさんとオリヴィアさんは」 ぼそぼそ。
- ロニ
- 「イスカ殿、アーネスト殿、あの二人から目を離されぬように」ぼそ
- クシール
- (こんなことなら他の魔女について根掘り葉掘り聞いときゃ良かったなー) などと考えつつ。
- アーネスト
- そう口にしながら、瞳はどこか疑う様にソーテリアの背を見つめている。
- クシール
- 「さーてね」 と小声で返し。
- イスカ
- 「わからない。……ただ、宮殿の中で暮らす魔女なら、ふだんから接触はある人なんだと思う」>アーネスト
- アーネスト
- 「勿論。いつでもオリヴィアさんは見ていますよ」
- >ロニ
- ソーテリア
- 「――私を訝しんでおいでですか」
- イスカ
- 「……うん」>ロニ
- ロニ
- さて、次は理の魔女殿抜きで面会を行う方法を考えなければなと思いながら
- アーネスト
- 「姉……みたいな感じにも、見えなくはないから――っ」
- ソーテリア
- 君たちの声が聞こえたのかは分からないが、ソーテリアが歩を緩めて振り向いた。
- アーネスト
- はっ、と傍目から見ても解りやすい動揺を示しつつ、言葉を飲み込んだ。
- アダルベルト
- 「さて――」平然と答えて
- 「多少、訝しんでいるのは否定しませんが」
- アーネスト
- 「どうして、僕……じゃない。私達を通してくださったのですか?」
- ソーテリア
- 「無理からぬことです。あなた方外の人間にとって、私は警戒すべき立場にある一人でしょうから」
- ロニ
- 「無論それもある!助けて頂いた上でこう言うのは厚顔ではあるが、 我ら護衛である故、灰色の魔女殿より存在を知らされていないお方には一定の警戒はさせて頂かざるを得ない!」くわっ
- アダルベルト
- 「貴女にとり、“灰色の魔女”は名のみ知るもののはず。その使いを、貴女が助ける理由というのが我々には分からない」
- ソーテリア
- 「私はスタンフォード侯の顧問の“魔女”として重用していただいています。スタンフォード侯爵閣下は、所謂“保守派”の筆頭。外の人間をこの国に入れることに、良い反応は見せられないでしょう」
- イスカ
- 「気を悪くしたのなら、ごめんなさい。わたしたちは、この国のこと、貴方たちのことを知らなすぎるから―― 相手がどこの誰であろうが、オリヴィア―― 巫女さまを守るのがわたしたちの今の役目だから」
- ソーテリア
- 「ですが、どなたに仕えているかと、私個人の思想は別の話です」
- クシール
- 「ならば……尚の事、我々を通したことが不思議に思えますね。何故?」
- イスカ
- 「だから、考えられることは全部考えてしまうの。わたしたちを通してくれたことは、感謝してる」
- アーネスト
- 「ソーテリアさんが、個人的に通してくださっただけ……ということですか?」
- ソーテリア
- 「ええ。私個人は、決して外との関わりは無駄にはならないと考えていますから」
- 「何より――」
- ロニ
- 「何より!」
- ソーテリア
- 「この身体も、この国で生まれたものではありませんから」
- イスカ
- 「……ソーテリアも、この国の外から来たの?」
- アーネスト
- この身体、という言い回しにハイマンのそれが頭を過ぎる。
- アダルベルト
- 「――それは」如何なる意味で? と言下に
- アーネスト
- 「外から来て、魔女に……?」
- ソーテリア
- 「そのままの意味です。外で生まれ、育ち――この国において、例外中の例外、初めての外国出身者で“魔女”の資格を得たのです」
- の、が要らなかった。
- イスカ
- 「きっと、すごく優秀なんだね」
- アダルベルト
- 「ああ、なるほど――」一瞬、もっと不穏なことを考えていたが、ひとまず振り払った
- アーネスト
- 「例外中の例外に、実力でなられたんだから……そうだね」 >優秀
- クシール
- 「失礼ながら、意外ですね。そのような方がいらっしゃるとは」
- ソーテリア
- 「恐縮です」 本当にそう思っているのか分からない様子でイスカに返して、オリヴィアと繋いだ手に微かに力を込める。
- クシール
- 「一体、どのような縁でこの国へ?」
- ソーテリア
- 「……あなた方も、この都の民たちの巫女様への反応を見たでしょう」
- アダルベルト
- ソーテリアの言葉には首肯し
- ソーテリア
- 「誰も彼も、この国では巫女様を巫女として以外見ることはありません。まして、友人となろうと考える者など、ひとりも」
- イスカ
- 「――うん。でも、最後のだけは違う」
- ソーテリア
- 「それでは、あまりに寂しいではありませんか。巫女様も私たちと同じ、一人の人間であることは変わらないというのに」
- アーネスト
- 「……そうだね」
- イスカ
- 「ひとりも居ない、わけじゃない」
- ソーテリア
- 「私がこの国へ来たのは――」 クシールに答えようとしたところで、否定を述べたイスカを見た。
- アダルベルト
- 「この国の神聖にして不可侵なる象徴、安寧の源泉。民としても敬いこそすれ近寄りがたいものはあるのかもしれません」
- イスカ
- 「――ここへ来て、オリヴィアは眠ったようになってしまったけれど……」
- アダルベルト
- 「無理からぬ、とは思いますが、何も知らぬものとしては思うところもないではありません」
- アーネスト
- 「多くの人がソーテリアさんの言う通りで、でもそれが全員じゃないんです。ソーテリアさんが訪れた時には、このアングルシに居なかっただけで」
- ソーテリア
- 「その人物以外にも、そう言った者が増えれば良いですね」
- イスカ
- 「ここへ来るまで、“灰色の魔女”――アスミと、楽しそうに話してた。久しぶりの友達に、会ったみたいに」
- 「……でも、それが、この国ではすごく特別なことは、ここへ来てすぐにわかった」
- ソーテリア
- 「…………」 思う所があるのか、片手を胸に当てて思案し。 「ええ」
- アダルベルト
- ひとまず口を閉じ、ソーテリアの表情を窺う。巫女、というよりオリヴィアへの執着が伺える。果たして彼女がこの国の例外中の例外となり得た理由がそれなのか
- ソーテリア
- 「もしあなた方も、巫女様の境遇に思う所があるのでしたら――是非、彼女と対等な存在として、彼女に触れて差し上げてください」
- アーネスト
- 「……貴女は、違うんですか?」
- ソーテリア
- 「いいえ、私もそう在りたいと願っていますよ。……ですが、私にはまだ巫女様のお心を開かせるには至っていません」
- 「……そうそう、私がこの国を訪れた理由でしたね」
- イスカ
- 「……それは、この水晶宮のせいじゃ……?」
- ロニ
- 「そうさせて頂こう! いや、もうしている部分もある訳だが!」一緒にメシ食ったら大体友達だわはは
- イスカ
- この音楽だともうろくなことにならない未来しかみえない
- アーネスト
- 「……」 どこか、オリヴィアへと向ける距離感が友人というそれとは異なる様な印象を受けたが、口を噤み。
- GM
- 風評被害
- ソーテリア
- 「大層な理由ではありません。“魔女”から話を聞いて、好奇心を刺激されただけです」
- クシール
- 「そうさせて頂く――もなにも、まああたしは友人だと思ってるけどね」 ケロッ。平常運行モードになりました。
- ソーテリア
- 「……よろしくお願いします」 ロニとクシールには、見た目の年齢よりも深い何かを感じさせる笑みを浮かべて
- アーネスト
- 「……そう、ですね。もう、友達です」 うん、と頷いて。
- ソーテリア
- 「――大狼アングルシの力の代行者としての負担が、巫女様のお体に掛かっているのでしょう」 >イスカ
- アーネスト
- 「その“魔女”は、何という方なんですか?」
- イスカ
- 「……もちろん」 頷き、仲間たちを見回すようにしながら、 「わたしたちが彼女とここへ来たのは、巫女という立場の彼女じゃなくて―― オリヴィア自身から、手を貸してほしいと言われたから、だから」
- クシール
- 「それで外から来て自分も魔女になるなんて、よっぽどね。受け入れられるのも大変だったんじゃない?」
- ソーテリア
- 「アルギュロス・ラズルシェーニエ・プロヴィデニヤ。かつて、“救国の魔女”と呼ばれた人物ですよ」
- イスカ
- 「プロヴィデニヤ……?」
- アーネスト
- 「……」 イスカに頷いてみせて。
- ソーテリア
- 「ええ、最初は入国さえ困難でした」 >クシール
- イスカ
- なんとかみ・なんとかかんとか・プロヴィデニヤだからプロヴィデニヤはよくおぼえてる
- アーネスト
- えらい
- GM
- かしこい
- イスカ
- 「……」
- アダルベルト
- やるじゃん
- クシール
- 「アルギュロス、ね。“救国の魔女”サマ、そんな名前だったんだ」
- ソーテリア
- 「100年前の危機を越えた後、“外”へと旅立ったそうです」
- 「……彼女から聞いた話は、また機会があればお話ししましょう」
- ロニ
- 「うむ! そうさせて頂こう!」
- アーネスト
- 「はい。機会があれば、ぜひ」
- アダルベルト
- 「興味深い話です。是非に」
- イスカ
- 「……じゃあ、ソーテリアは、“救国の魔女”と会っているのね」
- ソーテリア
- 「《水晶宮》に、……フィル様に御用なのでしょう? よろしければ、お取次ぎしましょう」
- イスカ
- 「うん。気になる。すごく気になる。聞いてみたい」 こくこく
- クシール
- 「あら、いいの。そこまでしてもらっちゃって」
- イスカ
- さきいかは好きですか? と
- アーネスト
- 「お願いします。……出来れば、オリヴィアさんと一緒に待たせて頂けたらって」
- ソーテリア
- 「外で話し込んで、巫女様や皆さんのお身体に差し障りがあってもいけませんから」
- ロニ
- 「ありがたい!」
- GM
- 主食だったらどうするんだ
- クシール
- 「それはごもっとも」
- イスカ
- 「……ありがとう、ソーテリア」 ほっとした顔をして
- アーネスト
- オリヴィアの手を取ったままのソーテリアの掌を一瞥し、すぐに視線を戻す。
- イスカ
- ふと表情を少し硬くし、 「――ねえ、」
- アダルベルト
- 「貴女に感謝を、ソーテリア殿」
- ソーテリア
- 「それでは――……どうされました?」
- ロニ
- イカソーメンの方が好きかもしれない
- アダルベルト
- いかめしのほうがうまいだろいいかげんにしろ!
- クシール
- 「ま、こっちとしてはだいぶ助かるわ。肝心のオリヴィアがこの状態だから、あたしたちだけで取り次いで貰えるかちと不安だったし」
- イスカ
- 「一つ聞いてもいい、かな。ソーテリアから見た、フィルという人の人物評」
- イスカ
- 調理法を広めた張本人だったりしたら浪漫があるな(ない
- ソーテリア
- 「真っ直ぐで、お父上に似て聡明な方だと思います」
- イスカ
- 「……そう」 うん、と頷いて。 「ありがとう」
- ソーテリアの言葉は不思議と信用できる気がする。あとは、自分の目で確かめるのみだ。
- ソーテリア
- 「我が主スタンフォード侯爵閣下とは、意見が合わず、お父上の名代として出席された今日の評議会でも、苦労されているようでした」
- イスカ
- 願わくば、オリヴィアの言葉を聞いてくれますように―― と、少女を案ずる色を瞳に宿して
- アダルベルト
- 「ですが、
- イスカ
- 名前からして聡明そうだもんな
- ソーテリア
- 話しながらも、君たちは坂を登りきり、《水晶宮》の玄関口までやってくる。
- アダルベルト
- 「この国を思う気持ちは同じである筈。その点をはき違えなければ、その苦労もいずれ実りましょう」
- GM
- いすかちゃんの方がかしこそうだよ
- イスカ
- しゃーるかよりはかしこい
- ソーテリア
- 「ええ。それが実る日を、私も心待ちにしています」
- GM
- かしこすぎる……
- クシール
- 比較対象がそれで大丈夫???
- ソーテリア
- 魔女ソーテリアに連れられ、君たちは《水晶宮》の中へと足を踏み入れる。
- !SYSTEM
- BGMを削除 by GM
- イスカ
- 「………」 アダルベルトの言葉には、少しうつむき――その通りだ、と目を前に向ける。
- GM
- 内部も、まるで鏡張りのように磨き上げられた氷晶に覆われている――というようなことはなく、
- アダルベルト
- この連作で最も不穏なBGMは去った
- GM
- 豪奢ではあるが、冷たく落ち着いた雰囲気の漂う壮麗な宮殿といった様相だ。
- “理の魔女”に続き、エントランスを越えて――
- 宮殿内の一角にある、議場の傍にある部屋へと案内される。
- GM
- 水晶宮の場面名表示は、まだしない!
- 問題なく動いていいぞ!
- ロニ
- 「まあ!すべて氷では流石に暮らしにくい事この上ないからな!」わはは
- アダルベルト
- 国会議事堂の控室か……(入ったことはない
- ソーテリア
- 「どうぞ、こちらでお待ちください」
- アーネスト
- 目に映るそれらに瞳を輝かせながら、案内を受けて続いて行く。
- クシール
- 「落ち着く雰囲気だけど落ち着かないのよねー」 こういうの。
- GM
- 国会議事堂にはいったことある気がするけどまったく覚えてない……
- アーネスト
- 「ありがとうございます。……何から何まで、本当に」 入場も取次も任せてしまっている。
- GM
- なかったかもしれない……
- ロニ
- 「感謝する!」
- イスカ
- 「……ふう」
- ソーテリア
- 「……いえ」
- 「今、フィル様を呼んでいただいています。しばらくお待ちください」
- アーネスト
- オリヴィアは一緒に残ってる感じでいいんだよね
- イスカ
- 「ソーテリアに会えてよかった、ね。強引に中に入るわけにいかなかったし、引き返すわけにもいかなかったし」
- GM
- 無論
- アーネスト
- 死ぬまで
- ソーテリア
- 「私はこれにて。今日は宮殿内に居りますから、何かありましたら、お声掛けください」
- イスカ
- 「オリヴィア、さあ、座って」 手を引いて、ソファに座らせてあげます
- アダルベルト
- 「有難う、ソーテリア殿」
- オリヴィア
- 「…………」 ソーテリアに連れられて席につくと、ようやくその手が放され、するりと垂れ下がった。
- アーネスト
- 「ありがとうございました。……また会いましょう、ソーテリアさん」
- オリヴィア
- イスカちゃんが座らせてくれました。
- ロニ
- 「うむ!」
- クシール
- 「助かるわ。正直なにするにもちとアウェーすぎるし」
- アダルベルト
- 死が二人を分かつまで
- アーネスト
- 「本当にそうだね。かといって、此方にって見張りの人に言われていたからちょっと焦ったよ」 ソーテリアが出ていったのを見てから、イスカに小さく呟いた。
- イスカ
- 「ありがとう、ソーテリア。用事が終わったら、お礼にいきます」
- ソーテリア
- 頭を下げると、ソーテリアは部屋を後にする。
- クシール
- 「ふーやれやれ」
- アーネスト
- 「……フィルさんが来る前に、あの本の力は使っておく? 見られている時に使って大丈夫なものかな……」
- イスカ
- ふたつに分かれちゃった宇水さんじゃん
- アダルベルト
- 「――ふう」息を吐いた
- GM
- 気温はやや低いが、宮殿内部は不思議と寒いと感じない。
- アーネスト
- 何が可笑しい!
- クシール
- 「とりあえず虎の子は残したまま入れたわね」
- ロニ
- 「一先ず今は運が良かったとしよう!」
- アダルベルト
- 「多少強引な手でも――とは思っていたが、そうだな」切り札を切らずにここまでこれたのは大きい
- GM
- 彼女が出ていき、仲間だけになったことで、君たちはようやく人心地がついたことだろう。
- クシール
- 「さて、まだ会えると決まったわけじゃないし」
- 「向こうの都合で今日は無理で~すなんて言われるのと考えれば、焦って使うこともないんじゃない?」
- イスカ
- 「うん。有効時間は1、2時間。どうなるか分からないし、もしものときに使えなくなったら、困るし」
- アダルベルト
- 「とはいえ、その場合オリヴィアと一旦離れざるを得ない状況になる。それは避けたかった」
- アーネスト
- 「確かにそう成っちゃったら良くない、ですね。……オリヴィアさんに向けて何かの魔法を遣うのは、相手の印象が良くないかなって思って」
- ロニ
- 「一度離れれば合流するのは難しいだろうからな!」
- イスカ
- 「宮殿の中で、オリヴィアを探し出すのも難しそうだしね……」>アダルベルト
- クシール
- ところで触媒ってオリヴィアが持ってるの?
- アーネスト
- その筈。
- GM
- そうよ。
- アダルベルト
- 「ああ」頷いて「ひとまず、上々の展開だ。有力者の知己も得た」
- GM
- 対応を話しながら待っていると、しばらくして部屋の扉がノックされた。
- クシール
- オリヴィアが能動的に使える状態じゃないし預かっといたほうがいいのでは――?
- おっと。
- ロニ
- 「イスカ殿、先ほども少し言ったがオリヴィア殿から可能な限り離れられぬように。なんなら手を握っていても……おっと来たか」
- アーネスト
- 「……、はい」 ノックに視線を向けて。
- 席を立つと、扉へと歩いて行く。
- ロニ
- 使いたいと思えば効果を発揮するって言ってた気がする
- >アスミポエム
- イスカ
- 「……ん、わかった」 オリヴィアの手をそっと握ります。出るのは誰かに任せよう
- アダルベルト
- ポエムが気付けって思うと可哀想になるな……
- クシール
- 「案外早い」 ま、あとはなるようになれか。
- ロニ
- 「うむ! 表に出ずともわずかな反応でオリヴィア殿の気持ちが察せられるかもしれないしな!」
- 本の効果が無い間はわずかな反応を元に推測するしかない故に!
- アダルベルト
- ソーテリアなる人物の総括もしておきたかったが、思ったより早く来たな
- 「――まあ、それだけ重要な案件と思っている、ということなのだろう」と独り言ち
- イスカ
- 「……オリヴィア、フィルが来たよ」 アーネストが扉へ歩いていくのを見ながら、オリヴィアに声をかけ
- ノックに応じて扉を開いてみれば、橙色の髪を後ろに流し、仕立ての良いコートに身を包んだ青年が姿を現した。
- GM
- フィクションにたまにあるつんつんした感じのオールバックだ多分。
- オリヴィア
- 「…………」 イスカに促され、扉の方を見る。
- アーネスト
- 扉を確りと開いて、青年に会釈をして。
- ロニ
- 前髪だけ謎の原理でつんつんしてるあれ
- 「――外からの客人とは聞いていたが」
- イスカ
- 「―――……」 オリヴィアにそっと近づき、手を繋いでいることが相手から見えないようにする
- 橙髪の青年
- 「……本当に、巫女様をお連れしているとは。魔女殿が私をからかっているのかと、疑っていたところだ」
- アダルベルト
- 席を立ち、挨拶しよう
- ロニ
- 「突然の来訪、失礼致す!」立ち上がり、頭をあS下手
- GM
- なんて?
- ロニ
- 言ってからなんかちげーなっておもった>致す
- ロニ
- 失礼する、が適切だったかもしれない
- アダルベルト
- ええと、尊称は殿下で良いのかこの場合
- GM
- それより「」の外の方が大変なことになってるよ
- クシール
- あS下手
- アーネスト
- 「揶揄うなんて、そんな。……私達は“灰色の魔女”より、巫女オリヴィア様の護衛を承っています」
- ロニ
- あs下手しました
- ロニ
- 頭を下げる
- ロニ
- 全然気づかなかったゾ……耳にバナナが刺さっているかもしれない……
- GM
- どうだろう、最高位の貴族ではあるけど王族じゃない相手は殿下でいいのかな
- アーネスト
- もう一度、青年に見える様に証を見せて。
- アダルベルト
- どうなんだろうね
- クシール
- アーネストに続いて一礼。
- アダルベルト
- まあ良く分からんから
- 適当に移行
- ロニ
- うむ!
- GM
- うむ
- イスカ
- イスカもまた、アーネストたちに続いて、頭を下げた。
- アーネスト
- 「アーネスト・レンフィールドです」 名乗ると、改めて一礼を。
- クシール
- とりあえず閣下でいいのでは?
- 橙髪の青年
- 「アルフレッド・ヘイウッド侯爵が嫡子、フィル・ヘイウッドだ」
- GM
- 身分が上のやつには閣下って言っておけばよさそうな風潮、わかる
- アダルベルト
- 「お初にお目にかかります。アダルベルト・ルガーニと申します、閣下」
- アダルベルト
- かーかっかっか
- ロニ
- 「ロニと言う!」
- イスカ
- 「――イスカ、です。イスカ・リリヤ」 訥々と名乗って
- クシール
- 「クシールと申します」
- フィル
- 「かしこまらず、楽にしてくれ。先程までも、散々畏まった連中の相手をさせられていてな」
- もうこりごりだと冗談らしく言い、彼も空いている席へと腰掛けた。
- ロニ
- 「だそうだぞ、クシール殿」
- アーネスト
- 「……、じゃあ」 フィルの言葉に表情が和らいで、不慣れな敬語を外す。
- クシール
- 「んじゃそのように」 けろり。
- ロニ
- 立ち上がったまま扉の方へ移動しておこうか。いざ何かがあったとしても良いように
- オリヴィア
- 「…………」 顔こそフィルを向いているものの、その瞳に強い光は宿っていない。
- アーネスト
- 「今日は、オリヴィアさんの話を聞いて欲しくて来たんです」
- イスカ
- こくり、と頷く。
- アダルベルト
- 「お気遣い、感謝いたします」一礼し、自分も遅れて着席しよう
- フィル
- 「……巫女様の?」
- クシール
- 「オリヴィア。フィルと話に来たんでしょう。自分で使える?」
- アーネスト
- フィルに頷いて見せて、オリヴィアとその隣にいるイスカへと続けて一瞥する。
- ロニ
- 「うむ!」言いたいことはクシールが言ってくれましたので扉の前で腕を組んでよう
- アダルベルト
- 想いを語るのであれば、アーネストが適任であろう。適宜クシールがバランシングしてくれそうでもあるし、自分はもう一歩引いた形で会話の展開を見守る体
- オリヴィア
- 「――……」 ゆっくりと目を閉じると、鞄の中から小さな光が漏れてくる。
- クシール
- うむ、と頷く。大丈夫そうだ。
- オリヴィア
- それに呼応するように、オリヴィアの瞳に光が灯った。
- 「……ありがとう、皆」
- アーネスト
- 「……この光は、一時的にですがこの都の内でもオリヴィアさんの意識を強める為のものです」
- ロニ
- 「――ふむ」そう言えばアスミ殿は知らなくて当然だが、オリヴィア殿は信頼のおける人物として理の魔女の名前は出さなかったな、などと思いつつ
- イスカ
- 「……大丈夫、このくらい何でもない」>オリヴィア
- フィル
- 「…………」 座ったままではあるが、その様子に小さく目を瞠る。
- クシール
- 「あたしたちのことはいいから、話に来たこと話しちゃいなさいな」
- フィル
- 「……意識を強める。君たちは、彼女について何処まで知っているんだ」
- アーネスト
- 「オリヴィアさんへ、何らかの危害を与えるものではないんです」 念押しに説明しつつ、
- クシール
- 「久方ぶりの、幼馴染とのお喋りでしょ」
- イスカ
- 「大狼アングルシと繋がったオリヴィアは、ここでは言葉を発することが難しいから―― そのために、灰色の魔女が用意してくれたもの、です」
- アーネスト
- 「それも、」
- オリヴィア
- 「……ええ、そうね」
- アーネスト
- 「僕達からじゃなく、オリヴィアさんから伺った方が良いと思うんです、フィルさん」
- クシール
- (まーほんとは銀のばーちゃんだけど)
- イスカ
- クシールの内心通りなのだが、イスカもそのことは伏せておくつもりのようだ。
- アーネスト
- 「こうしてお話をする機会も、もう随分なかったと聞いていますから」
- フィル
- 「“灰色の魔女”……アスィミが戻ってきているのは聞いていたが、そんなことを」
- オリヴィア
- 「……話したいことは、沢山あるけれど」
- 「時間が限られているから……まずは、必要なことを話さないと」
- フィル
- 「……本当に、自由に話せるのか」
- アダルベルト
- NPCに交渉を任せてしまい一寸申し訳なくなるPL
- クシール
- 「別にたっぷり雑談に興じてもいいけどね?」 などと。
- イスカ
- 「わたしたちのことは、必要なら後で話すから。まずは、オリヴィアの話を聞いてあげて」
- アーネスト
- 「そうして欲しいのは山々ですけどね……」 苦笑して。>雑談
- オリヴィア
- 「……」 小さく首を横に振ると、オリヴィアは君たちと一緒に見たものを語り出す。
- 北部における巫女の力に拠らぬ“雪融け”現象。そこに居た半ばアンデッドと化した生ける屍の兵たち。彼らの武装には、“解放派”であり、ヘイウッド家とも関係が深いダルトン子爵家の紋章が刻まれていたこと。
- また、〈奈落の剣〉と呼ばれる魔剣が現場に残されていたことに、他の仲間たちが灯台に調査へと向かっていることなどを、ゆっくりとではあるが、筋道立てて、フィルへと伝えていった。
- イスカ
- 自分たちが視てきたことを、必要に応じて生の言葉で補足しつつ。
- フィル
- 彼女が自分の言葉でしっかりと話すことに驚きながらも、一通り話を聞き終える。
- 「……頭の整理が、追いつかないな」
- アーネスト
- 「オリヴィアさんとこうして喋れる事も、驚きでしょうし」
- フィル
- 「だが……北部に、ダルトン家の紋章が刻まれた装備……」
- アーネスト
- 「起きている事態にも驚きでしょうし。……ゆっくり考えて頂けたら」
- クシール
- ふむ、とフィルの反応を伺う。
- フィル
- 「何が起きているんだ。父上とも、何か関係しているのか……?」 ぶつぶつと呟きながら、しばらくの間考え込む。
- オリヴィア
- 「……お父様が、どうかしたの?」
- クシール
- 「そういえば、あなたは父親の名代として来ていると聞いたけど?」
- イスカ
- 「………」 三つ編みにして垂らした横髪を無意識にいじりながら、思案気なフィルの内心を見透かそうとするかのようにじっと見つめる
- クシール
- 「ご当主が来られない理由がなんかあるの?」
- アーネスト
- 「……、」 聞いて良いものだろうかと少し躊躇う様に視線を向ける。
- フィル
- 「……ああ」 オリヴィアには敬語で返そうしたようだったが、彼女の様子を見て、それを引っ込めた。 「今、父上はご不在でな」
- ロニ
- 「不在と」
- フィル
- 「元々他の貴族たちとは違い、精力的に国内の視察を行う方で、不在にすること自体は割と頻繁にあるんだが――」
- アーネスト
- 「……まさか、行方が知れない、という事は」 その言い方に引っかかった様に首を傾げた。
- フィル
- 「……しばらく前に、侯爵家の私兵の一部とダルトン子爵やその私兵を連れて、視察に出掛けたんだ」
- イスカ
- 「……それは、何処へ向けて?」
- フィル
- 「北西の街を訪ねた後、真っ直ぐに都の北部に向かう予定だと聞いていた」
- クシール
- 「……」 普通に考えたら評議会までには戻るというもの。それが代役を立ててるってーことは……
- ロニ
- 「北」
- アーネスト
- 「……、」
- イスカ
- 「北部……」 少なくとも方角は合っている。 「いつ、戻る予定なの?」
- アーネスト
- 表情が強張り、問いへの返答を急かす様にじっとフィルを見つめる。
- フィル
- 「予定ではそろそろ戻ってもおかしくはないが、この国の気候では、予定が大きくずれることはざらにある」
- クシール
- 「あなたが代役で出るって、よくあるコトなの?」
- フィル
- 「視察の間便りがないのも珍しい話ではないが、流石に気掛かりだな……」
- 「最近になって、だが」
- 「視察と評議会が重なる時期は、俺に名代として出席するよう命じることは今までも何度かあった」
- ロニ
- 「ふむ!」 万が一灯台組と鉢合わせてもアスミ殿がいるから大丈夫だとは思うがと扉の前で腕組
- クシール
- 「じゃ、別に特別帰りが遅いってわけじゃないんだ」
- フィル
- 「尤も、予めヘイウッド家の当主としての意向は、他の枢機卿たちにも伝えてあるようだ」
- GM
- 枢機卿=ここでは枢機院を構成する貴族
- だと思ってね
- ロニ
- はーい
- アーネスト
- 「普段の視察と同じ様な動き……なんですね」
- アダルベルト
- カーディナルス
- イスカ
- 「――わたしたちは、ダルトン家や、あなたのお父さんを疑っているわけじゃない」
- オリヴィア
- 「……でも、やっぱり、北に向かったのなら気になるわ」
- イスカ
- 「でも、“雪融け”も、“半屍兵”も、〈奈落の剣〉も―― この国の中で、なにか、とても良くないものがうごめいているのは、もう間違いないと思う」
- 「アングルシのありかたについて、いろいろな考え方があることは、わたしたちも聞いて知っている。でも、皆、この大地と、そこで生きる者たちを大切に思う心は同じだと信じている」
- アーネスト
- 「北の灯台について、何か言っていた覚えはありませんか?」
- フィル
- 「……ああ。状況を伝えてくれたことには感謝しよう」
- 「いや、灯台については特に何も聞いていないな」
- クシール
- 「…………」 ふーむ。
- オリヴィア
- 「……イスカの言った通り、私はフィルのお父様や、ダルトン子爵たちを疑っているわけじゃない。でも、この国で何が起こっているのかは、確かめなければいけないわ」
- アーネスト
- 「……そうですか。ありがとうございます」
- クシール
- 「ここまで聞いて、閣下サマとしてはどうお考えで?」
- フィル
- 「侯爵家の者として、この国を脅かす輩が居るのならば、その脅威は退けなければならないだろう」
- イスカ
- こくり、と頷き、 「でも、オリヴィア一人ではもちろん―― わたしたちが協力しただけでは、その何かをつかむのは難しい。フィル、ココへ来たのは、オリヴィアの発案。あなたなら、きっと話を聞いてくれると思ったから」
- フィル
- 「“雪融け”による開墾は、国を豊かにするためには必要だ。……だが、その代償は決して軽くない」
- 「オリヴィアが――」
- オリヴィア
- 「……“巫女”になってから、あなたと話せなくなって、もしかしたら、あなたに嫌われてしまったのかも知れないと心配になったこともあったけれど」
- 「……あなたが昔語ってくれた夢を、忘れたことはないわ」
- アーネスト
- 「……夢?」
- イスカ
- 「――……」 唇を閉じ、そっと見守る。オリヴィアとフィル、二人を案じているようにも見える
- フィル
- 「……子供の頃の話だ。お前が巫女になってから、俺にはそんな力はないのだと痛感するばかりだよ」
- 「……そんな昔の夢の話より、見るべきことがあるだろう」
- アーネスト
- 二人の会話を見守りながら、語られた夢への興味が僅かに滲んだ。
- ロニ
- 「夢の話は大事だと思うが、今はフィル殿の言う通りだな!」うむ!
- フィル
- 「君たちは、これからどうするつもりでいるんだ」
- 「如何に魔女の仲間だとはいえ、排他的なこの国で活動を続けるのは容易なことじゃない」
- クシール
- 「あたしはオリヴィアとアスミンを手伝うだけよん。もうお友達ですから」
- ロニ
- 「うむ!俺もクシール殿と以下同文だ!」
- アーネスト
- 「容易かどうかは、関係ないんです。先生とオリヴィアさんの助けになる為に、ここにいますから」
- アダルベルト
- 「その困難を少しでも容易にするために、閣下と同じテーブルを囲んでいるのです。であれば、成さんとすることは、つまりそういうことでしょう」
- クシール
- 「そゆコトん」
- イスカ
- 仲間たちの言葉に、イスカもまた、こくりと頷く。
- アダルベルト
- 「誰が味方とも知れぬ状況下で、彼女が第一に選んだのは、閣下。貴方です」
- フィル
- 「……オリヴィアも、本当にそれでいいんだな」
- 君たちの言葉を受けて、念を押すように少女へと問いかけた。
- オリヴィア
- 「――ええ。私は、私を育んでくれたこの国と人々を守りたい。……その先のことは、それから考えるわ」
- イスカ
- 「……何か、問題が起きると思っているの?」
- フィル
- 一瞬、苦虫を噛み潰したような表情を見せる。
- イスカ
- フィル、オリヴィア二人の、何か意図を含んだやり取りに
- アーネスト
- 「知っている事があるのなら、聞かせてください」
- イスカ
- 「ふたりの間で、何か心配していることがあるのなら、教えてほしい」
- オリヴィア
- 「……そうね。もう皆も、無関係じゃない」
- 「……アスィミが居る所では、話し辛かったけれど」
- ロニ
- 「一筋縄ではいかぬ何かがあると言う事か」
- アーネスト
- 「先生が居る所じゃ、話しづらい……?」
- オリヴィア
- 「――話しておくわ。“巫女”の力と、巫女が辿る末路を」
- クシール
- ズンズンズン
- アダルベルト
- 「あまり芳しい話ではなさそうだ」
- アダルベルト
- おっっっっっ
- GM
- ズズズズズzンンズン
- アダルベルト
- 不穏……
- クシール
- アダルベルトに同意するように肩を竦める。
- オリヴィア
- 「今から話すのは、“巫女”と〈枢機院〉……ごく一部の“魔女”だけが知ること」
- イスカ
- 「…………」 表情を硬くし、少しだけ目を細めて
- オリヴィア
- 「……この国の雪を降らしているのは、アングルシの力だというのは、皆ももう知っている通り」
- イスカ
- 頷く。
- アーネスト
- オリヴィアに頷きながら、緊張した面持ちで言葉を待つ。
- ロニ
- 腕を組み、仁王立ちで黙して言葉を待つ
- オリヴィア
- 「けれど、アングルシだけでは彼の力を十全に振るうことはできないの」
- 「ううん……十全に振るうことができない、というのは違うかしら」
- 「……私たちの思い通りにその力を行使するためには、巫女が乞い、願い――生命力を捧げる必要があるの」
- 「多くの巫女は成人して間もなく巫女となり、それからおよそ15年間、国のためにその生命を消費し続けるわ」
- アーネスト
- 「しょ、消費って……!」
- オリヴィア
- 「15年経つ頃には、巫女の生命力は枯れ果ててしまう」
- イスカ
- 「―――………」
- アーネスト
- 「15年が過ぎて、巫女の任から解かれた人もいる、って言っていたのは?」
- イスカ
- 「――でも。巫女の役目を終えたら、自由になって、アングルシの外の世界で生きる、って」
- アダルベルト
- 渋面の口元を左手で隠しながら
- フィル
- 「それは、国民たちに向けた方便だ」
- アダルベルト
- 「欺瞞か」
- フィル
- 「誰一人として、生きて国を出た巫女はいない」
- イスカ
- 「―――」 瞳を陰らせて、長く、細い息を吐いた。 「……そう」
- アーネスト
- 「何だよ、それ」 唇が震え、歯噛みしながら言葉が漏れ出る。
- クシール
- 「――はあ」 やや大きめの溜息。 「まあ、魂は肉体を離れて、どこかへ旅立つコトでしょうね」
- フィル
- 「問題を解決し、この国の民を救うということは、オリヴィアの生命を消費させ続けることに他ならない」
- イスカ
- 「それじゃ歴代の巫女たちは、役目を果たした後―― 文字通り、この地から姿を消した……のね」
- ロニ
- 「笑えぬ話だ」>肉体を離れて旅立つ
- クシール
- 「自由になって外で生きることになるとも言えなくもない――いや実際こんな理屈出されたらぶっ飛ばすけどね」
- オリヴィア
- 「……昔は、巫女たちは皆、それを知った上で、望み、自ら国のために身を捧げていたそう」
- クシール
- 「オリヴィア、あなたそれわかってて巫女になったの?」
- アーネスト
- 「それなのに、……何でオリヴィアさんは巫女で居られるんです。貴族の人達の考えに頷くしかなくって、最後には――」
- オリヴィア
- 「私がそれを知ったのは、巫女になってからだったけれど」
- 「……歴代の巫女たちが繋いできた想いを、無駄にはしたくないから」
- クシール
- 「あっきれた」 呆れたのはもちろんこの国にだ。
- アーネスト
- 「……それは呪いだよ」
- クシール
- 「巫女とは笑わせるわね。コレ、生贄でしょ?」
- イスカ
- 「……生命のすべてを使い果たす前に、次の巫女へ力を渡すことはできないの?」
- オリヴィア
- 「……そうね、呪いや生贄といっても、おかしくはない」
- 「でも……私はそう言いたくはない。歴代の巫女たちが何を想って、この国のために尽くしてきたのか、少しは分かっているつもりだから」
- 「……」 イスカには、首を横に振った。 「少なくとも、私はその方法を知らない」
- イスカ
- 「……そう」
- フィル
- 「……だからといって、お前が生命を捧げ続ける理由なんてないだろう」
- アーネスト
- 「……、オリヴィアさんが、それでもそうありたいって」
- アダルベルト
- 「我らが魔女殿のことだ。これを知っていたら……まあ、そうだな」想像して頸を振った
- アーネスト
- 「心からそう思っているなら、僕達が言う事は無いのかもしれません」
- フィル
- 「――なんて……貴族たちさえ変えられない俺が言えることじゃない、な」
- クシール
- 「全てを承知の上で選んだっていうなら、好きにしたらって言えるけどね」
- オリヴィア
- 「……勿論、私だって生きたいわ」
- イスカ
- 「―――アングルシは、どう思ってるのかな」 ぽつり、と独り言のように。
- アーネスト
- 「だけど、何でそれを先生に、アスミさんに伝えないんです」
- イスカ
- 「肉体を持たない大妖精には、定命の者の依り代が必要なのかもしれないけど―― 契約した巫女は、じぶんの、半身のようなものなのに」
- オリヴィア
- 「でも、生きることができたとしても、歴代の巫女が守ろうとしたものがそこになかったら、彼女たちに合わせる顔がないわ」
- 「……アスィミは、言えば絶対に止めようとするでしょう?」
- アダルベルト
- 「だろうな」
- アーネスト
- 「だから、何も教えないんですか」
- クシール
- 「オリヴィア。それ、成ってしまったから、後戻りできないから言い訳としてその理屈を持ち出していないって――そう言える?」
- じ、とオリヴィアの目を見る。
- アダルベルト
- 「クシール」
- アーネスト
- 「全部手遅れになって、それからやっと理解させるって言うんですか」 心中から湧き出る怒りと、吐き出す言葉を受けたオリヴィアの表情を見て感じる痛みとに拳を震わせながら続ける。
- オリヴィア
- 「彼女の歩みを、私のために止めたくはないの。……あの子が約束して、書いてくれた旅の記録は、すごく面白くて、私の心を動かしてくれた」
- アダルベルト
- 残酷なことをいうな、とばかりに
- オリヴィア
- 「私のせいで、それが読めなくなってしまうのは、嫌なの」
- クシール
- 「大事なコトよ」
- と、アダルベルトへ。
- オリヴィア
- 透き通った氷のような瞳がクシールを見つめ返して、
- アダルベルト
- 小さくかぶりを振って、結局それ以上は止めなかった
- オリヴィア
- 「自分を納得させるための言い訳という側面も、あるのかもしれない。でも……この国のために尽くしたいという思いがあるのも、本当よ」
- クシール
- 「―――。はぁ」
- 「あなたのその想いは、美しいものだわ。たぶん、過去の巫女達もね」
- イスカ
- 「……どうかな」 アーネストの言葉に、ぽつり。 「アスミが、何も知らないとは、わたしには思えないけど」
- クシール
- 「全く。騙くらかして巫女に就けさせてる連中、この覚悟に泥塗ってるのがわかんないのかしら」
- イスカ
- 「……うん。そうだね。その通りだと思う、クシール」
- アダルベルト
- 「命が惜しい連中に、命が惜しくない連中の気持ちなど分からんよ。逆も然りだが」
- フィル
- 「……永く巫女から与えられる安寧を享受する間に、この国の民たちはそれに依存し切るようになってしまった」
- 「国民の大半は、無意識に、だが」
- アーネスト
- 「先生が何かを知っているなら、何もしないでいる事は無いと思う。……まして、こんな話なら」 知らない所で何かをしている可能性の否定はしないけれど。
- クシール
- 「救いたいと願う者が望んでその身を削るならいいけど」
- イスカ
- 「――実際、この国はいい国だと思う。外との大きな戦もない。土地は厳しいけど、それは、暮らしている人の顔を見ればわかる」
- フィル
- 「……それを当たり前のものだと疑わず、理解しようとも、変えようとも思わないなら、皆同罪だ」
- イスカ
- 「それが、解放を願う人々の理由?」
- クシール
- 「それを当然と思って、それを誰かに強制しつづけるようなら――どうあれいずれ終わるわよ」
- アダルベルト
- 「罪ですか、閣下」
- アーネスト
- 「……解放、……」
- フィル
- 「……俺以外に、そうした解放を望んでいる者など、枢機院には居ないさ」
- イスカ
- 「……そう。あなた自身の、理由ということね」
- アーネスト
- 「……そうじゃない解放、って?」
- オリヴィア
- 「……その在り方も、いつか変えられるかもしれない。……もしかしたら、私の代で変わる可能性だってあるでしょう?」 >クシール
- フィル
- 「これを罪だと言わずに、何と言うんだ」
- クシール
- 「……はあ、だいたいわかるわよ」 >そうじゃない解放
- アーネスト
- その返答を受けて、クシールに視線が向く。
- クシール
- 「雪融けを行ったとして――それはそれとして、こんな大妖精の力、りっぱな戦力よね」
- フィル
- 「俺だってそうだ――オリヴィアが巫女に就き、侯爵家の人間として父について評議会に出席するようになるまで、何も知らずに、のうのうと暮らしていたんだから」
- アダルベルト
- 「ですが、民はこの国のシステムを知らぬのでしょう? 知らぬことが罪というのであれば、全知全能の存在以外はすべて罪びとになってしまう」
- クシール
- 「巫女の命を尊重しないのなら――手放す理由、解放派にだってないでしょうね」
- イスカ
- 「簡単だよ。ただ、もっと豊かになりたいから」>アーネスト
- フィル
- 「……彼らは、変わろうとするどころか、知ろうともしない。自分が何によって生かされているのか、考えもしないのは怠惰だろう」 >アダルベルト
- アーネスト
- 「……」 二人の返答に、ぐ、と表情を歪めて、ゆっくりと頭を振る。
- フィル
- 「……ああ。父上は俺と似た考えを持っていると信じているが、それ以外の人間は“解放派”だからといって、巫女の現状を変えようと想ってなんていない」
- イスカ
- 「べつに、それ自体はおかしいことじゃないし、悪いことでもない」 アーネストの表情を見て、かぶりを振る
- アダルベルト
- 「歴代の枢機院の方々がそう仕向けたのではないのですか、閣下」
- アーネスト
- 「その為に取っている方法がおかしいと思うんだ。……それ自体を否定するつもりはないよ」
- >イスカ
- フィル
- 「彼女が言ったように、どういう手段でより豊かになるか。派閥によって、それが異なるだけなんだ」
- ロニ
- 「――さて、考えることが増えてしまったな!」皆の話を聞き入り黙っていたかと思えば、超デカイ声を上げて。
- アダルベルト
- 「いや、止めましょう。別段この国のまつりごとを批判しに来たわけではない」
- フィル
- ぐ……とアダルベルトの言葉に返答に詰まり、
- クシール
- 「全く―――」 こんな国、助ける義理ある?と言いたいところだが、当のオリヴィアは救けたいらしい。あーやれやれよ。
- ロニ
- 「 半屍兵とその影にいる何者かの企てを阻止し、友がその思いを捨てることなく、かつ死なぬようにせねばならん! なかなかの難問だ!」
- オリヴィア
- 突然の大声に少し身体を竦ませてから、驚いたようにぱちぱちと目を瞬かせてロニを見た。
- イスカ
- 「フィルのしたいことをするなら、いつかは、この地で暮らす人みんなが、真実を知らないといけないね」
- クシール
- 「一応言っとくけど、オリヴィア」
- 「あとそこの名代閣下」
- アダルベルト
- 「それに――」多分、民は薄々気づいている。気づいていないはずはない。次々に代変わりするうら若き巫女たち。その姿を国内で見たものが居ないとあらば――
- オリヴィア
- 「……うん」
- アダルベルト
- もしや、そういう事なのでは、と思い至るものが居ないはずがない
- クシール
- 「変える気がなきゃ変わんないわよ。いつか変わるかも――なんて言ってたら」
- ロニ
- 「先ず差し当たってはそうだな! 都の中で雪がふる振らないと分けるのは力の無駄遣いではないかと俺は思うのだが!」
- クシール
- 「あなたの後の代も、その後の代の巫女も――同じ目に遭い続けるだけ」
- イスカ
- 「わたしは、人間はただ愚かなだけではない、と思う。――あなたが生きて、守ってゆく国でしょう。この地で生きる人々のことを、ただ悪く思わないで」>フィル
- フィル
- 「……分かっている。変えなければいけないんだ、すぐにでも」
- アーネスト
- 「……その方法を、フィルさんは持っているんですか?」
- イスカ
- アダルベルトとのやり取りに言葉を失うフィルを、やんわりとフォローするように述べて
- フィル
- 「…………」 ロニに対して口を開きかけて、首を横に振った。
- オリヴィア
- 「……変えるつもりを、私が持つ。……そう、ね」
- 「…………」 都で自我を失い、枢機院たちの言いなりになっているだけで、変えられるはずもない。
- イスカ
- 「ロニの言う通り―― そのためにもまずは、フィルたちの知らない所で、この国に何が起きているのかを確かめないといけないね」
- フィル
- 「……国を変える手段なんて持っていたら、すでにやっているさ」
- アーネスト
- 「なら、……その手段を探しに行かなきゃ」
- クシール
- 「――ま、差し当たって妙なコトやってる連中の対応しなきゃいけないから、当面そっち優先になるとは思うけど」
- アーネスト
- 「うん。……その後になっちゃうけど、でも」
- クシール
- 「その間にでも考えときなさい。あと、」
- ロニ
- 「もう一つ、オリヴィア殿とフィル殿はアスミ殿に真実を話すべきだと、俺は思う!」
- クシール
- 「もし何かチャンスがあったら逃さないこと」
- フィル
- 「……そうだな。オリヴィアの生命も、思いも、無駄にはしたくない」 それは本当だと噛みしめるように口にする。
- アーネスト
- 「……うん。僕もそう思う」 ロニの言に頷いて。
- オリヴィア
- 「アスィミに……」
- アーネスト
- 「先生の事だから、凄く怒ると思います」
- クシール
- 「いーい。――“幸運は自ら掴むもの。待っていては機を逸する”、よ」
- オリヴィア
- いつかは話さなければならないのは分かっている。黙っていたことを怒られるのは、きっと間違いない。
- アダルベルト
- 「閣下。貴方は誠実な方だ」素直に口にした
- イスカ
- 「……うん。クシールの言葉じゃないけど、話せることは、話せるうちに」
- アーネスト
- 「オリヴィアさんにも、フィルさんにも。……けど、」
- オリヴィア
- 「……クシールの、神様の言葉?」
- クシール
- 「よくおわかりで。普段はこんな神官っぽいコト言わないんだけどね」
- フィル
- 「……俺なんかを誠実などと言ったら、誠実という言葉に不誠実だ」
- アーネスト
- 「“天才魔女”の手があれば、国だって変えられるかもしれないですし」
- アダルベルト
- 「そういうところですよ、閣下」ふっと笑って
- ロニ
- 「アーネスト殿の申す通り! ……まあ、一番怒るのは『幼馴染二人が私に秘密で悩み事を抱えていた』と言う点だろうがな!!」わはは わはは
- オリヴィア
- 「……そうね、それが一番、怒られてしまいそう」 でも、嫌ったり見放したりはしない。そういう確信があるからか、少しだけ楽しそうに笑った。
- イスカ
- 「……ん。真っ先にフィルに話すべきだと言ったオリヴィアの言葉が、いまなら分かる。最初に話ができたのが、あなたでよかった」>フィル
- アダルベルト
- ひとまず、フィルの腹の裡は知れた。信頼してよかろうと内心頷く
- クシール
- 「ま、ちょっと気迫が足りないのが難点だけどね」 <フィル
- フィル
- 「俺も……オリヴィアと出逢った外の人間が、君たちで良かったと思うよ」
- イスカ
- 「気迫は、ロニがいるから十分余ってる」
- ロニ
- 「流石クシール殿!容赦が無い!」わはは
- アダルベルト
- 「国を変える気概はある。手厳しすぎはしないかね、クシール?」
- クシール
- イスカの言葉に、からから笑う。
- オリヴィア
- 「ロニは、私の分も補ってくれているわ」
- フィル
- 「――そうと決まれば、行動に移ろう。……問題は、何から調べていくかだが――」
- アーネスト
- 「思いは、寧ろ強いと思うんだけどな。ずっと、解放を願っていたんだから」
- !SYSTEM
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- クシール
- 「ちょいちょい後ろ向きな言葉が出るのは減点ポイントと言わざるを得ないわ」 >アダルベルト
- GM
- フィルが顎に手を当てたのと同時に、部屋の扉がこんこんこん!と勢いよくノックされた。
- ロニ
- 「差し当っては灯台組との合流、情報共有だろ――ふむ!開けてもよいか!」
- クシール
- 「おっと」
- アーネスト
- 「っと、……」 ノックの音に視線を向けて、先程と同じ様に扉へ向かう。
- イスカ
- 曲者!
- ロニ
- ノック音を背に聞いて、オリヴィアとフィルに
- GM
- 「フィル様、お見えでしょうか」
- アダルベルト
- まがりもの
- フィル
- 「ああ」
- ロニに頷き、開けてくれと促した。
- アーネスト
- 手をかけた所で、響いた声にフィルへ視線を向けて 場所を開ける
- ロニ
- 「承知!」 一応みんなに目配せをしてから扉を開ける
- クシール
- どうぞどうぞ。反体制っぽい会話は打ち切られました。
- アーネスト
- 言葉よ。>反体制っぽい会話
- GM
- 扉を開けると、宮殿に詰めている兵士が立っていて、ロニの勢いに少し気圧されながらも、フィルの様子を窺い、
- 「急ぎお耳に入れたいご報告が……」
- アダルベルト
- はんらんぐん
- フィル
- 皆に目配せすると、扉を閉めさせて。 「構わない。この場で話してくれ」
- イスカ
- 「――……」
- アーネスト
- 入ってきた兵士に視線を向ける。
- 兵士
- 「は……。よろしいのですか?」
- クシール
- クシールさんはこの国一旦体制崩壊してもいいんじゃね?くらいには思っていますからね
- ロニ
- 「そのようだな!」
- フィル
- 「ああ、彼らは私の客人だ。私が許す」