冬国のリテラチュア 幕間 ノーラ、ロニ
20211103_1
- !SYSTEM
- ノーラが入室しました
- !SYSTEM
- ロニが入室しました
- ロニ
- うむ!!!!!!
- ではさくっと前置きを入れて――やるぞ!!
- ノーラ
- 自分は昨夜(帰ってきた夜)、夜更かしをして少し寝坊しちゃったであります…(5時起き→7時半起きくらいの)
- ロニ
- うむ!!!!
- じゃあ薪割り場をおかりしよう
- ノーラ
- はいであります!
-
- 雪溶けの謎と半屍兵との戦いを終え、銀の魔女の魔術により隠れ里へと帰還した冒険者達、その日は疲れを取るために早々に休息を取り、翌朝――
- ロニ
- おわり!!!!!!!
- ノーラ
- ロニ殿に盾役のなんたるかを学ぼうと思ったら別にかばうとかはなかった!
- ロニ
- ない!
- ノーラ
- 攻めてタゲを取って防護で受けて守る!これしかないと思ったであります!
- ロニ
- 「ひゃくいち! ひゃくに! ひゃくさん!」早朝から彼はクソデカボイスだった。ご近所迷惑と言う物を知ってほしいと言うご意見もあるがそれはそれ
- 彼は自らの武器であり防具である巨盾を持ち、全身完全武装で素振り?剣や槌であれば素振りであろう何かをしていた
- 盾の裏にある持ち手を器用に切り替えてはその時々にあわせて振り、突き、ぶちかまし、大回転と。その動作は多岐に渡る
- 「ひゃくよんじゅうろく! ひゃくよんじゅうなな! ひゃくよんじゅうはち!」額に浮かぶ球の汗を物ともせず、彼はひたむきに己と向き合うのであった
- ロニ
- 好きなところで入ってきなさい
- ノーラ
- そんな稽古場と化した薪割り場に何やら慌てた様子で駆け込んできた者がいた。シルバーアッシュの髪をした小柄な少女だ。トレードマークの兜は被っていないが、朝から甲冑を着込んで真っ赤な顔をしている。 素顔を晒している時は大体そうだが
- ロニ
- 目を覚まされた鳥たちが燃え立つように舞い上がる。状況は決して良いものではなかった、その日は実に良い朝であった
- ノーラ
- 「はぁ……はぁ……」昨夜は半屍兵との戦いを引き摺って遅くまで寝つけず、夜更かしをしてしまった。いつもなら目覚める時間を大幅に越えてしまったのだ。
- ロニ
- 「ひゃく、ごじゅう!」最後は斜め上から斜め下へと切り払うようにして盾を振り下ろし、そこでかけごえはいったん止まった
- ※クソデカボイス時ボリュームを抑えております、ご了承ください
- ノーラ
- 「ぉ、お、おはよう、ございますっ」 彼女なりに声を振り絞って挨拶をした。
- ロニ
- 「うむ!! ノーラ殿おはようございます!!!」あの彼女がバケツ無しで声を振り絞って挨拶をしてくれたのだ。ならばこちらも声の限りをもって答えるのが習わしと言う物
- その気概の前にボリュームを抑えるなどできよう筈が無かった
- 「隠れ里の結界の力もあろうが、実に良い朝だ! 冷えた空気も心地よいと言う物! よく眠れただろうか! 或いは眠れなかっただろうか!」
- ノーラ
- 「わ、じ、自分もっ、自稽古! ご一緒して宜しいでありましょうかっ」触発されるように大きな声をあげ
- 「ね、眠れませんでした……それで、その、こんなに遅くなって……」
- ロニ
- 「うむ! 歓迎しよう!」>ご一緒
- 「うむ! 眠れぬこともある! 思わず考え込むこともあるだろう! そう言う物だ! 眠れなかった分は昼寝で取り戻せばいい!」
- ノーラ
- 「時間は待ってくれません、から……い、今の自分に出来る事をしたい、であります」
- ロニ
- 「実の所俺も考えことをしていてな! 寝るのが遅くなってしまった!」わはは わはは
- ノーラ
- 「ロニさんも……ですか……?」目をぱちぱちと瞬かせ
- 「あっ……す、すみません、失礼なことを……」 言ってから、これではお前は無神経そうだから悩みなどしなかったろうと取られてもおかしくないと気付き
- ロニ
- 「とは言えノーラ殿とは全く違う考え事ではあろうが!」 彼の考え事と言うのは頭に詰まった改造アイデアやスケッチを出力する作業のことである
- ノーラ
- 凄くどうでもいいことで悩んでいたデアリマス!?
- ロニ
- そうだぞ
- ノーラ
- 「……」きっと、彼には彼なりの苦悩や矜持があるのだろう
- ノーラ
- そんなものはないぞバケツ…
- ロニ
- 「気にすることは無い! さておき先ずは体を暖めることから始めるべきだな! 寝起きであれば特に!」
- ロニ
- わはは わはは
- ノーラ
- 「りょ、了解であります。ノーラ・ハルトマン、準備運動から取り掛かりますっ」 背負ってきた二つの得物――大鎚と大剣――を置くと、鎧を着たままの姿で柔軟体操を始めた。
- いきなり素振りを始めるのではなく、まず、身体の隅々まで伸ばし、温め、冷たい朝の空気を肺と体になじませるところから。
- ロニ
- 「うむ! 先も言ったが隠れ里の結界内とは言え、寒い国だからな!」よいしょと盾を地面に突き刺すと腰に下げた手拭いで汗をぬぐい
- ノーラ
- 「いっち、に、さん……」 動作は手慣れたもので、表情は真剣そのもの。 これで声をもっと張り上げていたら満点だったのだろうが
- ロニ
- 「……手慣れた物だ! ウォームアップはおざなりになりがちだがノーラ殿には杞憂のようだな! 師の指導が良かったのだろうな!」
- ノーラ
- 「じゅういち……お、『お前は不器用な愚図だ、武器を振り回す前に自分の振り回し方を覚えろ、今日は一日それだけやっていろ』と、教わったであります、じゅうはち、じゅうきゅう」
- 問われたわけでもあるまいが、律儀に答える。そうしている間も準備運動は休めず、回数を数えることも止めない。
- ロニ
- 「ははは! どこの師も似たようなことを言うのだな!」少女に合わせて追加の準備運動を始めつつ
- ノーラ
- 「にじゅうさん、にじゅうし……ロニさ、ロニ殿も、同じような、事を……? にじゅうご、にじゅうろく」
- ロニ
- 「うむ!人と違う道を行くのであれば、人と同じことは並み以上に出来ねばならぬ、出来るようになるまで続けろ!とな!」ぐっぐっ
- 「成程道理だと思った故! 最初は剣も槌も槍も奮った!」
- ノーラ
- 「さんじゅういち、さんじゅうに、…出来るように、なるまで……さんじゅうご、さんじゅうろく……」フッ、フッ、と冷たい外気を吸い、同じ口から自分の体温になった息を吐く。
- 「……あの、では……どうして、盾を武器にしようと、思われたのですか……? よんじゅうさん、よんじゅうよん」
- ロニ
- 「そのお陰であれを剣の用に払い、槌のように叩きつけ、槍の如く――いや槍のように刺せはせぬが突くように飛び込むこともできる!」
- 「至極単純! 武器を奮えば守りに隙が出来る! 守りを固めれば攻めの手が緩まる! ならば!」
- 「武器と防具を一つにしてしまえば良い!」くわわっ!
- ノーラ
- 「……ぜんぶ、なんですか……?」思わず運動をとめて
- そのきょとんとした顔にはこう書いてあった。 その発想はなかった、と
- ロニ
- 「とは言え、先人達にも同じ考えの者は当然の如くいた! 俺の盾も大元はブレードキラーと呼ばれる攻守兼用の盾だ!」
- 「だがやはり攻めに使えば守りに、守りに使えば攻めに弱い部分は出てくる!」
- 「こうすれば良いのでは、ああ弄れば良いのではとやっていくうちに大元とはだいぶかけ離れてしまったがな!」わはは
- ノーラ
- 「……」自分が他者を守れるように在りたいと思いつつも、そこに不足があることとの矛盾に近いものがある
- ロニ
- 今はもうているずおぶあらいすのキサラさんみたいなサイズになっている
- ノーラ
- よくわからないがきっとドラゴンころしとかそういうのみたいなあれなんだろう
- ロニ
- https://toarise.tales-ch.jp/character/kisara.php こういう
- ノーラ
- おおきい
- ノーラ
- 「……ま、間違った方に進んでるって……こ、後悔したり、不安になったりは……」
- ロニ
- 「まだまだ改良の余地もある! 俺自身も鍛錬を怠る訳にはいかん! 何事も積み重ねだと痛感する毎日だ!」
- 「無い!」
- ノーラ
- 「えっ」
- ロニ
- 「寄り道も脇道も獣道も、全ては道だ!」
- 「俺が行くのは俺の道であるからに! 傍から見れば間違いであろうともそれが俺の行く道だ!」
- ロニ
- キュアビューティさんもそう言ってた
- ノーラ
- 「……失敗や迷いも、全部、経験で……経験がその人を作る……そういう事、ですか……?」
- ノーラ
- かっこいい
- やっぱりぷいきゅあは人生じゃん
- ロニ
- 「そこまで難しく考えてはいなかったが、そう言うことになるな!」
- 「かと言って明らかに死地に喜んで飛び込むような甲斐性は無いのだがな!」
- ノーラ
- 「……」小心で後ろ向きな自分はかつて同じようなことを何度が言われた事があった。その時は受け止めきれなかった言葉が今はなぜか、ストンと心の一部に収まった気がする
- ロニ
- 「しかしノーラ殿は成長が早い! 俺も見習わねばな!」 銀の魔女からバケツ禁止令を出されてから数日でここまでしゃべれるようになったのだから
- ノーラ
- 「『失敗を恐れるな、落ち込むな。挑め、失敗を重ねろ。落ち込むのは取返しもつかない失敗をした時だけでいい。その時は死ぬほど落ち込め、凹め、死を選びたくなるほど悔め』」 誰かの言葉を諳んじるように
- ロニ
- 「ははは! 俺も一端の物を作れるようになるまでは似たようなことを散々言われた! 山のように鉄屑を積み上げたものだ!」
- ノーラ
- 「……『その後、何があっても助けてやる。だから、頭を空っぽにして今は進め』」
- ロニ
- 「うむ! 何方の言葉かは知らぬが良いことを言われる!」
- ノーラ
- 「……自分の、教官殿であります……」ずずっと、鼻が鳴った
- ロニ
- 「良い師を持たれたな! 益々この依頼を無事にこなし、銀殿に混沌を越える方法をお聞きせねば!」
- ノーラ
- 「……はいっ! よんじゅう、ご! よんじゅうろく! よんじゅうしちっ!」 これは涙と共に漏れそうになった洟ではない。準備体操を怠ったから体が冷えたのだ。冷えた分は温め直せばいい
- ロニ
- 「うむ! 準備運動が終わったら係り稽古でもしよう!よんじゅうはち!よんじゅうきゅう!」
- ノーラ
- 「ごじゅう! ご指南、お願いします!」
- ロニ
- 「うむ!」
- ロニ
- と言う感じで短いですがいかがでしょうか
- ノーラ
- ヨシ!であります!
- ロニ
- 数を数える声はやがて掛け声と打ち合う音になり、隠れ里の冷えた空気の中響き渡るのであった
- ロニ
- ヨシ!
- ノーラ
- グレートソードVSブレードキラー!
- ロニ
- 怪獣大決戦かな?
- ともあれありがとうございます!
- ノーラ
- ありがとうであります!
- ロニ
- では撤退!! またよろしくお願いします!
- !SYSTEM
- ロニが退室しました
- ノーラ
- 本編で中々一緒には行動できないけれど
- 多くのものを受け取っているであります……
- !SYSTEM
- ノーラが退室しました