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神が死んだ世界ー幕間Ⅰ

20211025_0

!SYSTEM
アーニャが入室しました
!SYSTEM
ヘーレムが入室しました
アーニャ
ちなみに何を話すかは全く何も決めていないわ。
!SYSTEM
クリスティナが入室しました
クリスティナ
マジ…?
一体私は何を喋れば……(震え声
アーニャ
たぶんわちゃわちゃ後進から話を振る……
クリスティナ
とりあえず私はふわっと場を決めてもらうのを待てばいいのかな…?
アーニャ
あのあと探索したけど特に何もなく(GMに確認済み)
一通り回って戻ってきた感じかなァ
クリスティナ
じゃあどっかで休憩みたいな感でか
アーニャ
ベスティアとダニエルのCCでつこうてたとこで……
クリスティナ
よく見てないがそこでいこう
アーニャ
(文章を引っ張ろうと思ったら結構ふわっとしてた)
よしでは導入は受け持ちます
よろしくおねがいします
クリスティナ
やったあ
CC得意ではないのでおまかせします
 
 
 
 
 
ヘーレム
おけぴよ!
いずれもが人の理から外れた勢力が立ち並ぶ、混沌とした“奈落の魔域”に翻弄されながら、
今再び休息を取る事になった冒険者一行。
魔域に踏み入れた時に目にした教会の、その更に北にあるとされる“沼”と呼ばれる場所へと向かう為に準備を整える面々と、
詳細は未だ明らかではないものの、何かの謎を握る透明な〈マギスフィア〉に似た何かを手に、改めて拠点を捜索する面々に分かれた一行は、
陰鬱とした魔域の中で、それぞれの時間を過ごしている。
 
拠点内のベンチなどが設置されている開けたスペースに、少女が3人座っている。
椅子に座って一息吐いている彼女達は、先程挙げた内の後者、拠点を捜索していた者達だ。
アーニャ
―――んーっ、ダメね。なーんにもなかったわ」 そのうちの一人が、ベンチに腰掛けながら身体をぐい、と伸ばした。
アーニャ
こんな感じでなんとなく――どう……?
ヘーレム
「でも、色んな不思議な魔動機がいっぱいで、楽しかったのだわ!」
クリスティナ
いいよー
クリスティナ
「まあ、少し探して見つかるようなものであるなら、とうの昔に見つかっておるとも言えるでな」 脚を組んでベンチに寄り掛かっている
アーニャ
「ま、それもそうよねえ。念の為、って感じだったし……んーっ」 ぷは、と伸びていた身体を戻して。
「何も無いのが寧ろ一番だったわね。クリスティナがいるにしても、纏まってない時に厄介ごとが起きなくて良かったわ」
ヘーレム
ベンチの前に立ち並ぶ不可思議な四角い箱も、きっと魔動機の一種なのだろう。これはどんな機能を有しているんだろうと、興味津々にその四角い箱を観察した。
クリスティナ
「これ以上、面倒なネタは御免だぞ、私は」 言いながら、荷物からパイプを取り出して草のような何かに火をつけ、慣れた手つきで吸い始めた
アーニャ
「ぜーったい北に待ってるわよ、厄介ごと」 クリスに苦笑しつつ、手にしたそれに視線を向けた。 「吸うんだ?」
クリスティナ
「まあ、何かあっては困る故の人選のような気もするがの、この顔ぶれは」 煙はなく、薬草のような香りが呼気とともに香っていく
「煙草ではなく薬草だがな。あちらは、肺をやられるからな。スタミナが落ちる」
アーニャ
「そーね。……飲み物が出て来るみたいよ、それ」 遠巻きにヘーレムを見遣って。
ヘーレム
くんくん、と鼻で辺りに漂う匂いを捉える 「……薬草。なんだかスッキリするような匂い」
アーニャ
「そうよね。体力勝負なのに……って思ったのよ」 
ヘーレム
「……え、飲み物?」
アーニャ
「ええ。押せば出るんじゃない?」 通りがかった時にちらっと……見たんだ……
ヘーレム
改めて四角い箱を見上げた。円柱の缶が並んでいて、ぴかぴかと光っている。水が流れているようには全く見えない 「………」
クリスティナ
「また妙な置物だな」
アーニャ
「飲み物が入ったハコが出て来るみたい」 
ヘーレム
「……箱の中に、また箱……」
こてんと上半身ごと傾けて、四角い箱の周りをうろうろ
クリスティナ
「ふむ。――まあ、今はいいか」 少し興味をそそられたように反応するが、飲み物よりこちら、とばかりにパイプを口に咥えた
アーニャ
「気になるならやってみればいいの」 苦笑しつつ一度ベンチから立つと、ヘーレムが呑めそうな中で適当なボタンを押し込んで。
出てきたそれをヘーレムに渡しつつ、またクリスの隣に戻ってきた。
ヘーレム
丁度取り出し口が巨大な生き物の口のように見えて、そこに手を突っ込むアーニャに目を丸くした 「……ひ」
クリスティナ
ガコン!(立ったまま取り出せなくなるカン
ヘーレム
「……ううー」 口から出てきた箱を渡されて、おどおど
ヘーレム
ペットボトルでよくあるやつぅ~~
アーニャ
飲み口が下に来てるとちょっとつらいやつ
クリスティナ
「そんな危険物がほいほい転がしてあるわけなかろう。気にしすぎではないか?」
アーニャ
「もー、なによ。気になってたんじゃないの?」
ヘーレム
くんくん、と箱の匂いを嗅いで……良かった、変な匂いはしない…… 「……そ、そうだけど」
クリスティナ
「やれやれ……よくこれで冒険者などやってきたな?」
ヘーレム
指先でちょいちょい、と箱をどうにかこうにか開けてみようと悪戦苦闘 「……うっ」
唇を尖らせ 「こ、これでも前よりは、ずっとずっと逞しくなったって言って貰えてるんだから……」
クリスティナ
「これでか? いやいや、芯の強さはともかく、肝の太さは少々足りぬぞヘーレム」 ははは、と笑って肩を軽く叩いた
アーニャ
口を挟もうかと思ったけれど、自分で答えたヘーレムに苦笑しつつ成り行きを見守る。
ヘーレム
開かない。不良品なのでは…?ジャムの蓋みたいに固いのだろうか。振ってみれば確かに箱の中から水音はする 「……もー!クリスティナの意地悪!」
「じゃあ、冒険者の先輩として、この箱の謎を解いてもらうんだから!」
ずいずい、と箱をクリスティナに押し付けた。
クリスティナ
「確かに、いじわると言われたままではいかんな」 と、箱を受け取ってちらりと見るや、カシュっと封を切る
ヘーレム
「!?」
アーニャ
「ふはっ」
「秒殺ね、秒殺」
クリスティナ
「そこ、1,2と書かれておろう。冒険者なのであれば、もう少し良く見ることだな?」 ニヤリと笑って箱を返そう
ヘーレム
「……ほ、ほんとだ…」 箱の側面に1番、2番と書いてある…
ヘーレム
おにぎりかな
アーニャ
プルタブ缶にも
あるくね?
ヘーレム
えまじ?
クリスティナ
あるよ?
アーニャ
起こすのと倒すの
ヘーレム
ああー
あったような、気がして
きた
クリスティナ
さすがにピアニストが指切ったから訴えられたタイプのカンは見たことないから知らない……
ヘーレム
口から中を覗き込めば、確かに何やら液体が入っている。ごくり……
ヘーレム
こわ。。。
ヘーレム
危険なものはないはずだという助言に従って、思い切って口を付けた 「……ん、んーー」
クリスティナ
「お味は如何かな?」
ヘーレム
(ぶれーぷ,おれんじ,ばなな,牛乳,おしるこ,コンポタ,ファンタ!!!) → 牛乳
ぷはっと息を吐いて 「……ミルク…」
アーニャ
ぶれーぷ
ヘーレム
??
グレープ!!11
アーニャ
「どういう原理化は知らないけれど、」
クリスティナ
「ほう……凄いものだな、魔動機の品は」
アーニャ
「まあ、身体に害はないんじゃないかしら。あったらミシェル達が黙ってないでしょうしね」
クリスティナ
ミルクのカンってすげえな
アーニャ
魔動機ならやってくれる
ヘーレム
「……」 サイズからして、人が入っていてもおかしくはない気がする。コンコン、と箱をノックしてみる。が、当たり前だが返事は帰ってこなかった。
アーニャ
「駄目よ、乱暴しちゃ」
ヘーレム
「……えっ、ご、ごめんなさい……」
ヘーレム
多分粉ミルク的なやつ
クリスティナ
「面白い試みだが、気を付けよヘーレム」
ヘーレム
「…えっ、き、気を付けるって――
クリスティナ
「デモニカあたりが"はーい"とか返事しかねんからな」
ヘーレム
「…………」
アーニャ
「……」 念には念を入れて接続を解除しました。>デモニカ
クリスティナ
「目に浮かぶようであろう?」 >アーニャ
アーニャ
「本人……本体? と同じ試行してるのかと思ったわ、もう」 困った様に笑って。>クリス
ヘーレム
両手を後ろに隠して、つま先立ちしたり重心を後ろに移動させたりとしながら、箱の前に立っている。
アーニャ
「人間だから当然だけど、」
「“魔剣”ってだけでどうしても緊張しちゃう。クリスティナが喋り易くって助かったわ」
ヘーレム
「……」 ちらりと、肩越しにクリスティナを見やった。
クリスティナ
「妙に緊張されても困ると言えば困るな。気安い間柄が、同期の連中だけとは寂しいものだぞ?」
アーニャ
「とは言ってもね、まさに音に聞く……っていう層なんだもの」 ね、とヘーレムに。
クリスティナ
「それに、こう見えて良く頼られるほうでな? お困りごと相談は百戦錬磨だ。困ったことがあれば聞いてやろう」 なんて、ニヤリと笑って、パイプをくるんと指の腹で回転させて見せた
ヘーレム
アーニャにはこくん、と頷いて
クリスティナ
ベテラン(カウンセラー)
ヘーレム
「……確かに。クリスティナって相談事とかよく持ちかけられそう」
アーニャ
「はい、困り事1号!」
クリスティナ
「なんだ、一号」
アーニャ
「ここから出たいわ。なるべく早く」
アーニャ
クリスカウンセラーはキくぞ
クリスティナ
「さっさとあの腹が立つ男二人を張り倒さねばならんなァ……」
クリスティナ
キくのか
ヘーレム
「それは、クリスティナも困ってる事なのだわ…」
アーニャ
「目下の困りごとって言ったらそれだったんだもの。……どう、二号」 ある?
ヘーレム
「………」 んー、と小さく声を漏らしながら、考え込むようにして視線を下げた。
クリスティナ
「そっちは皆で集まった時に相談することであって、私があれこれ言ったら解決するもんでもなかろう」 まったく、と笑う
ヘーレム
「困ってる事、はいっぱいあるけど……もっとクリスティナの事を知りたいわ」
アーニャ
「ふふふ、悪かったわよぅ」 軽い様子で笑って見せて、 「二号はクリスティナと仲良くなりたいそうよ?」
クリスティナ
「うん……? 中々言われたことのないことを申すな、そなた。一体どうして?」
ヘーレム
「クリスティナ、私から見てもとても若く見えるのに"魔剣"だから……」
「どんな事してきたのかな。辛い事とかなかったのかな、とか……あと」
「"魔剣"ってことは、今までたくさんの冒険をしてきたんでしょ?どんな冒険をしてきたのかな、とかも……あの大切にしてる盾のお話も気になるのだわ」
クリスティナ
「ふむ……」 腕を組み、ヘーレムの言葉を聞く
アーニャ
「はあい。私も気になるわ、クリスティナ」
ヘーレム
「お話聞いたら、私もクリスティナみたいになれるかもしれないし!」
クリスティナ
「そうさな……どういうことが聞きたいかは良く分かった」 ふっと微笑み、
ヘーレム
「!」 話してくれそうな気配に嬉しそうに笑顔になると、ミルク缶を両手で持ったままベンチに駆け寄って、クリスティナの横に座った。
クリスティナ
「なんというか……自信のもてない自分に、何らかの指標を得ることで進む道を示して欲しいのかな?」
アーニャ
「……んー? 違うわ、クリスティナ」 
「私もヘーレムも、クリスティナと仲良くなりたいだけよ」 ね、とヘーレムに。
ヘーレム
こくこく、と二度三度、アーニャに頷いた。
クリスティナ
「む。……ふむ。中々、言われ慣れぬ事ばかりを言うな。いや、よく似たことは友によく言われるのだが」
ヘーレム
「お友達って……さっき言ってた同期の人?」
クリスティナ
「まいったな。そうなると、何を話したものか……」 顎をさすり
「うむ。特別親しいものは何人かいるぞ。生憎と男女の仲はおらんがね」
ヘーレム
「えっ、そうなの!?」
アーニャ
「勿論、クリスティナの話を聞いて指標を得ることはあると思うけど。……浮ついた話、聞かないものねえ」 あれだけ名が知られてても。
ヘーレム
「クリスティナ、とても素敵なレディなのに……」
クリスティナ
「むしろおると思ったのか?」
ヘーレム
「いてもおかしくないって思ってたわ!」
クリスティナ
「ははは、そう言われてしまうと面はゆいがね。相手の方が、たいていは気後れするのだ」
ヘーレム
「気後れ」
アーニャ
「私達と一緒ね。“魔剣”、って聞けば緊張しちゃうでしょ?」
クリスティナ
「私自信、ちんちくりんのドワーフであるし――逆に、そういう気後れせんような男は誰かの男だったりするしの」
ヘーレム
「……そっか、そうよね…」 「ふんふん、クリスティナの理想の殿方は、おおらかな人ってことね」
クリスティナ
「肩書抜きに男勝りの私にガツガツ来れる男もようおるまいて」 >アーニャ
アーニャ
「そうかしら。こうして見ている限りじゃ、ただの女の子よ」
クリスティナ
「いやあ……私は良いヒゲの男か、ガタイの良いがっしりした男が良いな」 ドワーフ感 >ヘーレム
アーニャ
それを聞けば、ドワーフらしいなあ、と笑って。
ヘーレム
「……ヒゲ」 ナイスミドルな執事を想像した
アーニャ
「寧ろ、クリスティナが気になる男はいないのかしら?」
クリスティナ
「私がか? いや、恋仲になろうと思う男はおらんよ、今のところな」
ヘーレム
「ガタイの良い、がっしりした……」 次に想像するはガルバだった
「……あっ、で、でももう既婚者なのだわ…。き、禁断の恋……」
アーニャ
「な、何の話をしてんのよ……」
クリスティナ
「おいおい、勝手に私を横恋慕する女にせんでくれんか?」
アーニャ
「そう。それこそ宝剣魔剣連中なら、眼鏡にかなうかと思ったのだけど」
ヘーレム
「宝剣と魔剣の……」 想像は続く
クリスティナ
「ふむ。――いや、しかしな。顔ぶれを思い出してみても、ピンと来るものはおらぬな」
ヘーレム
「……ん?宝剣…?」
クリスティナ
「力量どうこうではなく……そうさな。アーニャよ」 んー、とやや考えた後に
アーニャ
「まあ確かに、がっしりしてる男ってあんまりいないわね。大体しゅっとしてるし……」
ヘーレム
思わず両手で頬を包んで、あわわわわ……。ヴィクトールも候補に入るではないか
アーニャ
「?」 小首を傾げれば、頭頂部のアホ毛が揺れた。
クリスティナ
「女というのは、自分から誰かに好きだと訴えるものではなく、男より愛していると言われて好いた男が決まるのだと私は思う」
アーニャ
「……」 あらあら、とにっこり笑って。 「クリスティナ、乙女ね」
ヘーレム
「は、そ、それは勿論なのだわ!やっぱり、殿方からプロポーズされるのはレディの夢だもの!」
クリスティナ
「紛れもなく乙女であるが――告白という戦いの機先を、女が奪ってはいけないだろう」
ヘーレム
「………??」 告白は戦いなのか…?
クリスティナ
「そうしてみると、私は私を好いた男がタイプということになるのか? ふむ?」 うーん?
アーニャ
「それ、男どもの前で言っちゃ駄目よ?」 勘違いされちゃいそう。
クリスティナ
「ま、私の盾を穿ち、心の臓を貫けぬ男に用は無いが」
「男相手にこんな話をするわけなかろう」 >アーニャ
アーニャ
「ハードル高いわねえ、何人がその盾の前に諦めるんだか」 
クリスティナ
「いや……こういった恋の話自体は相談に乗ったことは数多あるのだが」
アーニャ
「それもそうね、……って」
ヘーレム
「……そ、そうなの?」
アーニャ
「……恋をしていないのに相談を受けたの?」
ヘーレム
羨ましそうな、キラキラ期待する瞳でクリスティナを見やった。
クリスティナ
「頼りやすいのではないか? 遠回しな惚気も聞いたことがあるぞ私は」
ヘーレム
「……どんな相談とか受けたの?レディから?それとも殿方から?おいくつなのかしら……ご結婚とかされてる?あ、でも冒険者だから難しいのかしら……」
クリスティナ
「悪いが、そちらは私の話ではないから言えぬな。それを言ってしまっては、相談役として失格だろう」
ヘーレム
「そうよね……クリスティナはそういうところも含めて、頼りやすいのね」
アーニャ
「……」 こういう所、下手な男よりずっと男気があるわよね
クリスティナ
「私は皆を護る盾であるので、な?」
アーニャ
「あー、駄目駄目。惚れちゃいけないわよヘーレム」
ヘーレム
「じゃ、じゃあ私もいつか、想い人ができたらクリスティナに相談していい?」
アーニャ
これは確かに男も言い寄って来ないわねえ、なんて心中で零して苦笑する。
クリスティナ
「勿論構わんが――そなたの恋路は遠そうだの……」
ヘーレム
「た、確かにカッコ良かったけど、クリスティナだって私だって、レディなのだわ!」
「……んなー」
「なんでよー!」 袖をぶんぶん振り回す
アーニャ
〈星の標〉、ちょこちょこ女同士の話も聞くのよねえ……なんて話は言わないでおいた。>クリスだって私だって!
クリスティナ
「強いていうなら、感性が子供だから……かの?」
ヘーレム
「……ぐぬっ」
「も、もう立派なレディなのに……子供子供って……」 頬を膨らませて俯く
クリスティナ
「いやあ……なあ?」 と、アーニャに視線を送り
アーニャ
「まあ、ねえ?」 クリスティナに頷いて。 「まさにこういうところよね」
ヘーレム
「………」 膨れた頬が、更に膨らんだ 「じゃ、じゃあアーニャはどうなの?」
「アーニャも素敵なレディなのだから、意中の殿方とかいないの?」
アーニャ
「いないわね」 きっぱり。
ヘーレム
「ええー……」
クリスティナ
「ついでに言うと、居たらもう恋仲か破局の後だろう」
アーニャ
「弱い男の慰め役にはなりたくないもの。クリスじゃないけど、惚れる男がいないわ」
「不穏な事言ってくれるじゃないのー」 >破局
クリスティナ
「いや、言葉選びが悪かったか? そなたきっと、一人男を狙ったら勝つか負けるかまで走り切るであろう多分」
ヘーレム
「アーニャは強い殿方が好みなのね…」
クリスティナ
「それで言えばそこなダニエルはそこそこの使い手のようだが」
ヘーレム
冒険者を生業をしている以上、強い相手に惹かれるのだろうか……?うーん、と悩む
アーニャ
「クリスティナほどじゃないけど、あれでもっと大人びてたら考えてたわねえ」 苦笑して。
ヘーレム
「え、でも…ダニエルとっても大人だと思うのだわ」
アーニャ
「恋なんてそんなものじゃないかしら。脇道なんて見る必要ないもの」
ヘーレム
「隊長だし、冷静に色々考えられるし……」
クリスティナ
「まだ青いとな? それは否定せぬが、熟れるのを待っていてはミドル世代だぞ」
アーニャ
「それはクリスも同じ事じゃなあい?」 意地悪く笑って。
「余裕の有無、じゃないかしらねえ」 >ヘーレム
クリスティナ
「ははは。先ほどの話を聞いていたか? 今貧弱だとしても、見るべきところがある男なら、私は引っ張り上げてやるのもやぶさかではないぞ」 私を好いたという男ならだが
ヘーレム
「ごくり……」
このまま恋に発展するか?そんな気配を察知して、息を吞んだ。
アーニャ
「引っ張り上げられるほど、私は器用じゃないからねえ……」 苦笑して。 
クリスティナ
「ま、それこそヘーレムが言ったように、年若い私に言われたくは無かろうが……」
アーニャ
「さっきみたいに、物に当たっちゃいかねないくらいだもの」
ヘーレム
「あ、あれは――…あれは、仕方ないのだわ……」
クリスティナ
「あの事態に腹を据えかねているのは皆も一緒だ。それですっとするなら、当たり散らしてくれても構わんのだがね」 すぱー、とパイプを吸って、天井に向けて吐く
アーニャ
「やあよ。みっともない」
「……それでー」 ちら、とヘーレムを見て。
「貴女はどうなの、好きな人は?」
クリスティナ
「全く持って」 みっともないなんて言葉に、笑って頷いた
ヘーレム
――……へ?」
目を丸くして、二人を見上げた。
「………」 じっと微動だにしないまま、数秒硬直して
クリスティナ
「こりゃ遠そうだの」 やれやれ
ヘーレム
「……そ、そんなことないもん!」
アーニャ
「考えてみれば、同年代の子もそういないもんね?」
ヘーレム
「好きな人、好きな――……」 必死に誰かを思い浮かべる。好きな人、と考えて最初に浮かんだのは
ぱっと浮かんだのは、虎皮の頼りになる男だ。間を置かずに人形のような少女、その少女を守る青年。獣人の女性に、青い髪の少女。どんどんと溢れるようにそれぞれの顔が浮かんでいった 「………」
照れ臭そうに笑うと 「……大好きな人は、いっぱいいたのだわ」
クリスティナ
「恋に恋する乙女って感じだの」
アーニャ
「これ、恋じゃないわよねきっと」
ヘーレム
「……むー、近いうちにちゃんと恋も分かるようになるもの!」
クリスティナ
「みんな好きっていうのは子供の特権だからの」 >アーニャ
アーニャ
「私もこのくらい可愛い頃に戻りたいわ……」 はー。>クリス
ヘーレム
「こ、子供じゃないのにっ」
クリスティナ
「戻れる可愛い頃というのが私には無くて困るのだがな……」
アーニャ
「大丈夫よ、今も可愛くて凛々しいわ」
はいはい、とヘーレムの背をぽんぽんと。
クリスティナ
「生まれてこの方傭兵育ちで、可愛らしい幼少期というのは心当たりがなくてな」
ヘーレム
こくこく、と必死に頷く
「………」 ぱちりと瞬きして、クリスティナを見上げる。
クリスティナ
「そういう意味ではダニエルに共感する面が多いな。あやつも聞く限りそうであろ?」
ヘーレム
そうなの…?とアーニャへ視線を向けた。
クリスティナ
「直接聞いてはおらんが、雰囲気がな」
アーニャ
「そうだったかしら? まあ、あの割り切り具合を見ればそんな感じかもしれないわよね」
ヘーレム
「雰囲気……」
「……傭兵って、ずっと戦ってたってこと?子供のときから?」
アーニャ
「解んないわ、ちゃんと聞いた訳でもないし。……ただ、」
クリスティナ
「うむ。傭兵の両親から生まれた子でな。物心つく頃には、粗野や男どもに囲まれてナイフを玩具に育ったよ」
アーニャ
「そういう人は少なくないんじゃないかしらね。……冒険者には特に」
クリスティナ
「いつ最初に命を奪ったのか、良く分からん程度には、大人しい育ちではないよ」
ヘーレム
――……」 先ほどの笑顔は鳴りを潜め、膝の上にある両手がスカートを掴んだ。
クリスティナ
「子供の頃はやんちゃでなあ。沢山殺せば褒められると、意気揚々と戦場を駆けたものだが……」
アーニャ
「だが……?」
クリスティナ
「奪うことに嫌気がさした――いや、違うな。きっと飽いたのだろう」
「"これではない"と思ったその日から、私の獲物は両手斧ではなく盾だったというだけの話さ」
ヘーレム
「……"これではない"って――人を傷つけるのが嫌だったからそう思ったの?」
クリスティナ
「どうだったかな……別段、そういうところにいやだという感情はなかったと思う」
アーニャ
髪を人差し指でくるりとなぞって。
「飽きた、のよね? ……何か、自覚する切欠でも?」
クリスティナ
「さて、な。会ったような気もするし、そうでないような気もする。しかし、その話題は私の"とてもやわらかいところ"だ」
「そういうのは、惚れた男にする予定での。そなたらには話してやれんな」 と、茶化すように笑った
アーニャ
「そ。じゃあ、そこは大事にしておかなきゃね」 真剣を通り越して、少しばかり痛ましい様子で聞いているヘーレムの頭をぽすんと。
ヘーレム
「………?」 柔らかいところ、という表現が飲み込めなかったのだろう。不思議そうに首を傾げたが、続いた茶化しに小さく笑った。
「わっ」
クリスティナ
「まあそういうわけでな。殺した殺されたという話には聊か以上に慣れているのだ」
「結果としてスレた年に見合わん女がここに出来上がったというわけだの」
ヘーレム
大人しく頭上にアーニャの優しい手を感じながら 「……皆、ずっと大変だったのね」
アーニャ
「クリスティナもダニエルも躊躇がないものねえ。まあ、躊躇したらどうなるかっていうのが骨身に沁みてるんだろうと思うけれど」
クリスティナ
「さあなあ。他は知らぬが、私は自分の半生を"大変だ"と思ったことはないぞヘーレム」
ヘーレム
ミシェルも子供の頃から魔域に居たという。ダニエルも。彼と仲のいいアンフィスもきっとそうだ。昨晩聞いたエリカの話を思い出す。
「……え」 視線をクリスティナに戻す
「で、でもずっと戦ってたのなら……危ないし、辛くなかったの……?」
クリスティナ
「私は、私が正しいと思った道を歩んできた。それ以上の、そしてそれ以下の価値はなくて……大変だったというのは、ちょっと違うか」
――私が私であることを、大変だ、というのは、間違っているであろう?」 と、ウィンクして見せた
ヘーレム
「………」 なんてことのないように笑うクリスティナに、しかしこちらはなんとも言えない表情になる
アーニャ
「それ、言うのは簡単でも、信じて生きられる人間がどれだけいるのかしらね」 苦笑してクリスを見て。
クリスティナ
「それこそ、私の知らぬ世界だよそれは。私にだって失敗もあれば、後悔もある。けれど、それだって私が選んだものだからな。私が一番よく知っている」
ヘーレム
「私、たまに皆と全然違う世界に生きてる気がするのだわ……」
如何に自分が恵まれた環境にいたかが、彼らと話しているとひしひしと実感できる。
クリスティナ
「私の魂は、この盾にある。そう在れと声を上げ続ける限りは、私はクリスティナさ」 コン、と己の盾を小突いて言った
アーニャ
「……、いいわね、うん。私もそうできるのが憧れよ」 クリスの言葉を聞いて頷いた。
ヘーレム
「………」 盾を覗き見るようにして
アーニャ
先程の言葉通り、自分はその人間になれない層ではあるのだけれど。目を一瞬だけ細めて息を吐いた。
ヘーレム
「わ、私もそういうの言ってみたい」
クリスティナ
「別に同じ世界に生きる必要はあるまいよ。同時に、どうあっても同じ世界に生きているんだ、私たちは」
「同じ世界にいなくても、同じ世界にいるのだから、私たちは交われる。こうしてな」 と、ヘーレムの頭を撫でてやろう
ヘーレム
「…!」 力強い手で撫でられて、締まりのない笑顔で答えた
ついで自慢の杖を取り出すと 「わ、私の魂も、この杖にあるの――かも!」
真似っこしてみたわ!そう言って、また幼く笑った。
クリスティナ
「ックク……朝寝坊して杖を忘れたりせんようにな、ヘーレム」 突然声を上げるヘーレムに、思わず笑って答えた
アーニャ
「ふふ、魂をっていうのなら、ちゃんと言い切らないとだめよ?」
ヘーレム
「し、しないわ!レディは寝坊なんてしないものなの!」
アーニャ
「貴女にも、杖にも中途半端になっちゃうもの」
ヘーレム
「……うっ……」 こほん、と咳払い
「わ、私の魂も、この杖に……あるのだわ!」 立ち上がると、戦闘中のクリスティナを真似て、杖を体の前に構えて見せた。
クリスティナ
「うむ、うむ。そう在れ、と自身の在処を決めることは大切な事だ」
ヘーレム
にひひ、と照れたように笑う 「うんっ」
クリスティナ
「己の思う自身が定まっていれば、道に迷うことなぞない。これからの戦いも苛烈になろうが――それを忘れぬようにな」
ヘーレム
「………」 途端静かな表情になると 「うん」 と力強く頷いた。
アーニャ
「……格好良いわね、本当にもう」 二人のやり取りを見ながら笑って、
ヘーレム
「アーニャだって、戦う時はいつもかっこいいのだわ!」
アーニャ
「じゃ、そろそろ戻りましょっか。皆も考えてくれてるんだし、ね」 席を立つとぐーっと身体を伸ばす。
「闘う女は格好良いのよ。クリスティナは普段から格好良いの」 
ヘーレム
今度は杖を銃を持つように握って、アーニャの真似ーとかいいつつ 「はーい」
クリスティナ
「私が常に戦場にいるような物言いだな? まあ、女としての着飾りだって真剣にしているのだから、否定はせんが」 パイプの中身を丁寧に捨てて、荷に戻す
「多少なり、気分は晴れたか?」 と、立ち上がって小さくアーニャに問い掛けた
アーニャ
「旦那探し、頑張らなきゃね?」 ふふー、と意地悪く笑って。
「……」 ヘーレムに見えない様に、小さく舌を見せた。 「お見通しね……」
ヘーレム
きゃっきゃと明るい声が、廊下の先から聞こえてくる 「こないのー?」
クリスティナ
「先ほども言ったが……当たり散らしてくれたほうが、私は助かる。そうでないと、気を使うのでな?」 と、此方も茶化して伝えてから
「ああ、今行こうヘーレム。私は足が短いんだ」
そう答え、ヘーレムの後を追っていく
ヘーレム
「今度は、盾のお話もしてね!」 なんて楽しそうに笑いながら、部屋に向かう
アーニャ
「もう」 クリスティナの背中に笑みを零しつつ、
クリスティナ
「そいつは、一晩で語りつくせるか怪しいな。沢山の想いが積み重なった大切なもので――」 そう返しながら部屋へといこう。アーニャには肩越しにニヤリと笑ってから、先んじて進んでいった
アーニャ
両手で頬をぱちっと叩いて、空気を入れ替える。
「今行くわよー、せっかちねヘーレム」 二人を追って行く姿は、探索を始めた時よりもその足取りは軽く、表情は明るいものだった。
ヘーレム
キャッキャッ
クリスティナ
きゃっきゃ
アーニャ
キャーイ
こんな感じかな?
クリスティナ
はーい
ヘーレム
でよかろうもん!
アーニャ
ではではおつかれさまでした!
クリスティナ
よかろうもん
ヘーレム
おゆんば!!!
クリスティナ
うむ、うむ。
アーニャ
ログはGMにおねがいしておきまう
クリスティナ
おつかれさまでしたぁ!!
アーニャ
おゆんば!!
クリスティナ
ありがとうございまう
解散! ありがとー
!SYSTEM
アーニャが退室しました
ヘーレム
さらば!
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クリスティナが退室しました
!SYSTEM
ヘーレムが退室しました
背景
BGM