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遥かな旅路:幕間

20210925_0

!SYSTEM
GMッが入室しました
!SYSTEM
アデルフィアが入室しました
アデルフィア
私です
GMッ
来ましたね
アデルフィア
はい
GMッ
とりあえず移動中の一幕で描写すればいいと聞きました
ざっくり描写しているのでどんな感じでいたいかを置いといてくれれば何となく採用しまう
 





 
アデルフィア
アークと会話をするのは機内ならどこでもOKなのかな
GMッ
どこでも君を見てるよ<○><○>
アデルフィア
そこまで広くも無いんだろうけど
GMッ
そこまで大きくはないけど
管制室と居住区に4つの部屋と
最初に集まってたロビーと
アデルフィア
4LDK…
GMッ
ざっくりそんな感じ。あとはエンジンルームだったりがあるけど本編ではまだ未描写
アデルフィア
管制室には皆で行くお話になっていたので、あのクリーンルームな小部屋になんとなく戻ろう
――“奈落の魔域”の破壊依頼を請けた君達一行は、〈星の標〉を出て現地へと向かった。
ジョナス付近の海岸に存在していた“奈落の魔域”付近には、ちらほらと落ちている凝灰岩を確認しつつも、
脅威度が揺らいでいる事を確認すると、更なる変動が起きる前に突入し――
――突入してきたその直後、皆が命の危機を迎えた。
辺り一面に広がる荒野には生命は無く、空気中には黒い飛沫がいくつも舞っている。
アデルフィア
この設備、機体は明らかにこの環境で人を乗せることを意識したものだけど、ラリー以外に人はいたのか、とかそういう疑問もあるけれど
呼吸を妨げるその飛沫に苦しみながらも、早急な“奈落の魔域”を破壊する為に進む君達の前に、ひとつの歌声が響いた。
アデルフィア
何故歌っていたのかを聞きたかったのです
どこか調子の外れた、それでいて平坦な歌声を奏でながら近付いて来るそれは、君達の存在を感知すると声をかけてきた。
 
その魔動機は〈核〉を破壊する為に行動しており、送り出したのは最後の人類だと語った。
――そしてもし、生き残った人類が居ればそれを保護する事もまた、自分が受け取った命令なのだ、とも。
君達の収容を望んだその魔動機は“箱舟(アーク)”と名乗った。
そうして君達も、この“奈落の魔域”の環境には耐えられないと判断してその箱舟へと乗り込んでいく。
 
機内の環境は、外とは異なり人が生きるものとして適しており 君達はここに来てようやく一息を吐く事が出来た。
黒い飛沫――“死の砂”、とこの世界の人間達が呼んでいるそれを払った君達は、再びアークと会話を行った。
アデルフィア
この文章は続きの時にそのまま使えますね
〈核〉の場所などについての会話を行いながら、君達は改めて互いに名乗り合い
GMッ
お気づきになられましたか(略)
〈核〉があるとされている地点までかかる3日の道のりを、アークは進み始めた――
 
アデルフィア
じゃあそろそろいいかな
GMッ
あ、どうぞどうぞ
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Beer_Belly_Blues100%
 
アデルフィア
魔域の終焉に向けての旅路までの間、アークは機内で自由に過ごすことを約束してくれた。
これまでに知り合った人々の話では自分は好奇心が強いのだという。
それは、知識という形でならば自分にも理解が出来るだろうという判断に基づいたもの。
この魔域は疑問が尽きない。魔域の成り立ち、在り方、そしてこのアークという機体。
これらをより詳細に知るには彼との対話が望ましい。
だとすれば、その場として相応しいのは彼が管制室と呼んでいたこの機体の中枢だろうに、
「……」 灰色の修道服を着た少女が殺風景な小部屋へと入り込み、内側から扉を閉めた。
外界を飛び交う“死の砂”を払ってくれた装置のある、あの小部屋だ。
自分でも何故この場を選んだのかはよく分からない。
アーク
――アディ』 扉を閉めたアデルフィアに、穏やかな機械音声が投げかけられた。
アデルフィア
「アーク」 人形めいた無表情のまま呼びかけに答えた。驚きはない。彼のがここにあるであろうことは、洗浄の時に把握していた。
アーク
『どうなさったのですか? 洗浄(シャワー)は既に終えたでしょう?』 問い掛けて来る声は平坦で無機質なものだ。
アデルフィア
「……情報を整理する時は、来た道を振り返る事が肝要と聞きました」 こちらも淡々とした声で応じる。
「あなたと遭遇するまで、有益な情報は何もありませんでしたから。ここが私達の開始地点という事になると思います」
アーク
『なるほど。私が貴方達にとって有益な機体(そんざい)である事は、喜ばしい事です』 
『整理と仰いましたね。何か、私にお手伝いできることはありますか?』
アデルフィア
本編で使う予定かもしれないけどいいの見つけたよ…
https://www.youtube.com/watch?v=XUuvTRBwdy0
GMッ
つ、つかわないもん!フロンティアセッターになんてまけない!!
アデルフィア
この機体(あなた)について、疑問は尽きません。この設備は明確にこの環境に対応する為のものです。それも分隊程度の人員を搭載して」
アーク
『……』 返答はない。が、アデルフィアの続きを促す様に、小さく息を吐く音が聞こえた。
アデルフィア
「ですが、それはまた後程、全員で伺うべき内容と思います」
「あなたは今、呼吸の音を作りましたね」
アーク
『なるほど。確かに、それは他の方々もいらっしゃる場で、説明をさせて頂きましょう』
アデルフィア
「機械であるあなたには必要のないもの。あなたにはそういった要素が多く見受けられます」
アーク
――ええ。よくお気づきになられましたね、アディ。今の音は会話を促す為に用いるよう、用意されているものです』
アデルフィア
「用意された……それもラリー様によるものですか」
アーク
『ラリーのみではありませんが、』
『アークを建造するにあたり、“私”を製作した方々による発案です』
『本来、アークに“私”は必要のないものでした。全ては乗員が手動によって管理を行うものとしておりましたが、』
アデルフィア
「その方々はあなたに人のような機械であることを求めたのですか」
アーク
『乗員が欠けて行く内、今のアークには自動で乗員たちが望む様に行動する為の存在……“私”が必要が必要になりました』
アデルフィア
「はい。魔域の破壊を主眼に置くならば、仮に乗員が居なかったとしても不要と……」
アーク
(“私”が必要になりました
アデルフィア
「孤独が心を苛む、その対策としてあなたが必要だったと」
アーク
『御名答です、アディ』 声は、平坦に響く。
アデルフィア
「では」
「何故、あなたは必要とする乗員が居なかったあの時、歌を唄っていたのですか」
「ラリー様と通信状態にあるからですか」
アーク
『否定します。アークはラリーとの通信状態にはありませんでした』
『……ではなぜ、とお考えですね?』
アデルフィア
「はい」
アーク
『これが、ラリーからのオーダーであったからです』
アデルフィア
「〈核〉周辺に潜むと思われる脅威が移動しないとは限りません。自身の居場所を察知される行為は不合理です」
「……」表情を変えないまま、首を傾げた
アーク
『確かに合理的な行動ではありません。アディの指摘は尤もです』
アデルフィア
「あなたに下された指示、単機での〈核〉の破壊も不合理極まりありません」
アーク
『しかし、不合理であったとしても行う理由がありました。……ええ、私がラリーから受け取っているオーダーの一つには、』
アデルフィア
「ラリー様は自暴自棄になっているのでは?」
アーク
『他の会話対象が不在の時、自分達との会話データログを参照しろ、と』
『参照中、記録していた中からあの歌を再生したのです』
『単機での〈核〉の破壊は、確かにその達成確率はごく僅かにも至りません』
『しかし、ラリーという最後の人族の死後、ただ朽ち往くだけの存在となる事を望まなかったのです』
アデルフィア
「……」 アークの語った内容、過去の記録を参照しろという言葉をどう解釈していいものか、しばし考えこみ
アーク
『ええ。ラリーも、そして私も』
アデルフィア
「あなたを語り部として残そうとした、ということでしょうか」
アーク
『そういった側面がある事は否定できません。しかし、アディ』
アデルフィア
「はい」
アーク
『貴女が産まれてきた理由がどこかにあった様に、私にも造られた理由がありました』
アデルフィア
「……」そうだろうか、機会は目的をもって作られるが、人にそれが当てはまるかと言えば疑わしい
アーク
『その発端がどの様なものであれ、かくあれかしと生ま(つくら)れたのです。そして、私はその理由を知っている』
『であるならば、それを全うする事を選択したのです。それに応えたラリーからのオーダーも、ありましたからね』
アデルフィア
「……ライフォスは声を聞かせるべき人間を誤ったのではないか、私は常にそう思っていました」
「人間と変わらないあなたと対話していると、その考えが正しいように思えます」
アーク
『アディ。それは、どうしてですか?』
アデルフィア
「私には理由がありません。従うべき命令も私には与えられることはありませんでした」
アーク
『よって、自分は適していない、と?』
アデルフィア
「私は水準に満たず、捨てられた壊れた道具でした」
「ライフォスの声を聞くことで意識を取り戻しましたが、私にはすべきことがわかりません」
アーク
『そのは、何と?』
アデルフィア
「……わかりません」 ふるふると首を横に振り
「その時の私は自分で考える事も出来ませんでしたから」
アーク
『なるほど。……では、アディ』
アデルフィア
「私を引き取ってくださった神殿の方々は皆さん、神の奇蹟を与えられたのだから望まれた生だったのだと、そう仰います」
「はい」
アーク
『アディの手にないものは、探しに行きませんか?』
アデルフィア
「探しています。だから、私は此処に居ます」
アーク
『であるならば、まだその疑問に――アディは声を聴かせるべき人間ではなかったのでは、という疑問に答えを出すには、もう少し待ってみましょう』
アデルフィア
「待つ」
アーク
『ええ、待つのです。決定的な項目を見つけるまでは、探し続けてみてください』
アデルフィア
「最初の時以来、どれほど祈ってもライフォスは私に声を聞かせてはくれません」
アーク
魔動機(わたし)には、神というものは理解し得ませんが、』
アデルフィア
「あなたを作った人々、ラリー様はあなたにとっての神と言えるのではありませんか」
アーク
『……』
『難しい問いです、アディ』
アデルフィア
「あなたはその方々から理由と目的をいただいたのです」
「だから、あなたはそんなにも人間のように振舞えるのではありませんか」
アーク
『しかし、私にとってラリーらは、彼らの言葉を借りるのならば“生みの親”、なのです』
『確かに私は、彼らによって製造され、理由と目的を与えられ』
『長い時間をかけることで、今はこうしてらしくなく振舞えています』
アデルフィア
「……そうなるまでにどれ程の時間を要しましたか?」
アーク
『ですが、彼らは人族が定義する“神”とは異なります。……等しくはありますが、彼らは確かに異なるのです』
『私の初回起動から、既に50年以上は経過しています。……アディは、おいくつなのですか?』
アデルフィア
「取引の記録が正しければ、現在は14歳になる筈です」
アデルフィア
ゴゴァン
GMッ
ククェ
アーク
『お若いですね』 帰って来る声は平坦だが、どこか微笑ましそうに。
アデルフィア
クッタ
GMッ
クッタカ
アデルフィア
「はい。ですが、私はそう長くありません」
アーク
『ならば、やはりまだ結論を出すには……、長くない? 身体に不調でも?』
アデルフィア
「私は私を所有していた者達により、劇薬や麻薬と呼ばれる類の薬物の投与、様々な実験に用いられていました」
アーク
『その薬品の後遺症によって、身体に大きな負担がかかってしまっている、という事ですね』
『しかし、まだアディには時間は残されている筈です。それがどのような時間でも』
アデルフィア
「残された時間の中で、私は答えを見つけることができますか」
アーク
『ええ、勿論です』
『それがどのような答えでも、必ずアディは手にする事が出来ます。アディが、それを止めなければ』
アデルフィア
「……」自分の手に視線を落とした。小さく、ほんのわずかに震えている。何の作用かはわからない。
もう片方の手を添えると奇しくも祈りの形となる。
アーク
『アディ』
アデルフィア
「……確証も保証もない承認であっても、それを得ることは支えとなるものなのですね」
アーク
『これはラリーの言ですが、』
アデルフィア
「はい」
アーク
『人は何かに認められなければ生きていけないのだそうです。それがヒトでも、私の様な魔動機(きかい)でも、アディの言う神でも』
『何かを認め、何かに認められて生きるのだと。……この魔域(せかい)では、それも数少ないものですが』
アデルフィア
「……ライフォスは私に何かを認めたのでしょうか」
アーク
『それを、探すのでしょう、アディ』
アデルフィア
「それとも、私が何かを認められる、ヒトになれるかを測ろうと……」
「難しい設問です、アーク」
アーク
『貴女はヒトですよ、アディ。例えこれまでの記録が、どの様なものであろうとも』
アデルフィア
「欠けがあっても、ですか」
アーク
『勿論です』
淡々と返答を返しながら、姿も形も無い隣人はアデルフィアに肯定してみせる。
アデルフィア
「ありがとうございます」 感謝の言葉は意識せずに出てきた。いつものように教えになぞらえて言葉を選んだわけではなく
アーク
『感謝されることなどしていませんよ、アディ。私はただ、貴女の問いに自分の答えを返しただけですから』
アデルフィア
「この世界で、あなたと対話出来たことをライフォスに感謝します」
アーク
『何か、アディに良い影響を与える事が出来たのなら、』
『それはとても喜ばしい事です。……私も、ライフォスに感謝を』
アデルフィア
「私もあなたを認める一人になります。アーク」
アーク
『……それは、残念です』
アデルフィア
「不足がありますか?」
アーク
『私では、アディを認める一にはなれませんから、お返しする事ができません』
アデルフィア
「?」首を傾げた
アーク
『私は魔動機(きかい)であって、ヒトではありませんから……という所だったのですが、』
『言葉が良くなかったようですね』
アデルフィア
「何かを認め、何かに認められて生きる。それがヒトでも、魔動機(きかい)……あなたがラリー様から受け取り、選んで口にした言葉です」
「では、私も言葉が良くありませんでした」
「あなたを認める何かで構いません」
アーク
『……』
『ありがとうございます、アディ』
『神ではなく、ただ貴女に感謝を』
アデルフィア
「不足がなければ何よりです」
アーク
『ええ、十二分です』
アデルフィア
「十分ではなく、十二分なのですね」
「余分、という言葉もありますが、余りにも意味があるというのなら……」
「アーク、あなたが唄っていたあの歌を教えてください」
アーク
『歌、ですか? ……てっちゃんも好まれていましたが、ヒトはやはり歌を好むのでしょうか』
アデルフィア
「あれは目的の遂行には余分なものです。私にはそうとしか思えませんでした」
「ですが、誰か、何かにとっては十二分の材料足り得るのかもしれません」
アーク
『ふむ。……意味のある余り(それ)を手にしよう、という事ですね?』
アデルフィア
「はい。あなたに託された使命にも合致すると思います」
「いつか、あなたが壊れ、私が死んでも、その時までに別の誰かに教えていれば……」
アデルフィア
旅(うた)は終わらない…
GMッ
っとごめんもうしわけない!
アデルフィア
嫌々、続きそうに見えるとこで切ってるからw
嫌々? いやいや
アーク
――……わかりました』
『では、お教えしましょう。私の歌は不出来だと言われていましたが……』 少しだけ困った様な、それでも平坦な声で答え
暫くの間、アデルフィアの耳には繰り返し、アークの歌声が響いた。
GMッ
最後の方ぶつぶつで申し訳ない!
アデルフィア
「伴奏は記録していませんか?」
アデルフィア
長く付き合ってくれてありがとうだよ!
アーク
『ええ、口ずさんでいただけでしたから』
GMッ
こちらこそありがとうございましたー!
アーク
『では、もう一回――
アデルフィア
「本来の譜面通りにはならないでしょうが、音程が不自然な部分を補正してみます。聞いてみてください」
アーク
『……なるほど。アディは、こういった経験が?』
アデルフィア
「神殿で聖歌を」
アーク
『ふむ。……機会があったら、拝聴してみたかったものです』
アデルフィア
「譜面通りに唄えば良いので、今までは特段難しいとは思いませんでしたが」
「これは中々、難しい問題です。アーク」
アーク
『ええ。譜面がありませんからね、アディ』
アデルフィア
「では、試行回数で精度を補いましょう」
アーク
『幸い、到着までは時間があります。……しかし、アディ』
『喉を傷めてしまいます。ロビーに飲み物を用意しました、活用してください』
アデルフィア
「……気付きませんでした」
アーク
『ご安心ください。アークにいる間は、確りと視ています』
アデルフィア
「ありがとうございます」
アーク
『ええ。では、一度移動しましょうか』
アデルフィア
灰色の少女が小部屋を抜けてロビーへと向かう。
アーク
その傍らには、誰の姿がある訳でもなかったが、
アデルフィア
その表情はやはり人形めいていて、およそ精彩というものが欠けている。
アーク
この場においては、歩く少女は一人ではなかった。
アデルフィア
―――♪」 そして、少女の口から小さなハミングが漏れていることは特筆すべきことであったかもしれない。
アデルフィア
イッツァファーラウェイ…
というわけで卓へ向かいます!お付き合い感謝!
GMッ
アディチャン……
いってらっしゃい!続きは明後日に!
アデルフィア
部屋の〆はお願いします

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