降魔は清都に潜む 幕間~彼にしか出来ないこと
20210801_0
- !SYSTEM
- フィオリが入室しました
- !SYSTEM
- トゥエルヴが入室しました
- フィオリ
- シュシュシュ
- トゥエルヴ
- シュッシュ
- あおてぃよさん起きてるかなー声かけてみます
- !SYSTEM
- アニトラが入室しました
- トゥエルヴ
- あっ
- アニトラ
- 洗濯物ハァハァしてました
- もうしわけない
- フィオリ
- 夜のは今日でいったんしめて完結編を立てるかもしれないしそうでもないかもしれない
- トゥエルヴ
- どんまい!
- 完結編!?
- フィオリ
- さてさてえーと
- トゥエルヴ
- なんか長引かせてしまって申し訳なさと共にやったぜ感が沸いてしまう
- アニトラ
- やったぜ
- フィオリ
- どういうしちゅだっけ
- #
-
-
-
- トゥエルヴ
- 確かアニトゥラはフィオリィの護衛でついてるんだよね
- 外出はするんだろうか、しなさそうなら宿で、するのなら一緒に外ぶらぶらでも
- ヨシ!
- フィオリ
- フィオリィは
- 基本室内で思考にふけってるけど、誘われたら外に出る感じ
- アニトラ
- ゴエイダヨ
- トゥエルヴ
- じゃあーそうですね
- ふらっと外に出たらきっとついてきてくれるから気分転換に外、いこう!どん
- フィオリ
- アニトラあたりが発案かなー
- アニトラ
- あれ
- そうか
- ふんわりとしか考えてなくて
- そん時は昨日のCCの前の護衛デートって感じだったので
- CCの後だとなんかまた違うよね
- トゥエルヴ
- CCの後想定してたごめん!
- アニトラ
- CC前だとごちゃるから、CC後でいいとおもうw
- フィオリ
- CCの後のほうがやりやすそうね
- あれだけの後だし…
- アニトラ
- うん
- ごめん
- フィオリ
- そうするとフィオリはちょっと居づらいから
- じゃあトゥエルヴがひとりで外に出ているとアニトラが追ってくる感じでどうですかね
- トゥエルヴ
- ヨシ!
- アニトラ
- ヨシ!
- フィオリ
- 私はなんか描写をします
- トゥエルヴ
- フィオリは登場しないんですか!?
- フィオリ
- うーん…… あの直後だとフィオリは後を追いそうにないなというか
- そんなかんじしない?
- アニトラ
- まあ、多分…・・・
- トゥエルヴ
- じゃあ室内にしよう(手の平くるり
- フィオリ
- いいのね!?
- トゥエルヴ
- いいぞ!?
- フィオリ
- じゃあ適当に描写します
- トゥエルヴ
- フィオリともお話したいっぴ…
- アニトラ
- ぃぃょ
- トゥエルヴ
- ありしゃすです!
- アニトラ
- おねがいしあmす
- GM
- 窓の外には、夕刻が近づきつつある空の色。
- オールテアの一角に確保した宿の一室。薄く開けられた窓からそよ風が差し込み、室内は静かな時を取り戻していた。
- フィオリ
- 「―――………」 すう、すう、と小さな寝息。部屋の隅に置かれたベッドでは、少女が仮眠を取っている。
- ソフィアに強く案じられ、それなら1時間だけでも、と横たわったのだが―― 自覚しないうちに疲労が溜まっていたのか、ほとんど間を置かず、眠りに落ちてしまっていた。
- フィオリ
- アニトラは部屋に居る感じでトゥエルヴは戻ってくる感じでどうですかね
- トゥエルヴ
- ヨシ!これは女子部屋ですね。良い感じのタイミングで音出して帰ってこよう
- アニトラ
- おっけです
- フィオリ
- 「……ん……」 小さく呻き、寝返りを打つ。ケープを脱ぎ、衣服を緩めて楽にした姿は無防備で、どこかいとけない。
- トゥエルヴ
- えっちな描写してくる
- アニトラ
- ベッドの頭の方に背を預け、フィオリが持ってきた本のうち一つを手にして頁をめくっている。
- アニトラ
- えっち……
- フィオリ
- 仮眠だから男子部屋でもいいかもしれない まあ入ってきやすいほうでいいYO
- トゥエルヴ
- 無防備すぎるぞフィオリ!!
- アニトラ
- じゃあ……部屋でるのでごゆっくり…(
- トゥエルヴ
- こ↑こ↓は女子部屋です
- GM
- 〈空間拡張の鞄〉のおかげで、旅に持ち歩くには不相応な量の本があったが、そのほとんどは魔術に関わる知識を収めた写本だ。
- トゥエルヴ
- (例の本はないのか……
- GM
- よくよく漁ってみれば、一冊だけ、毛色の違う本が混じっていて、なぜかカバーを変えてある。めくってみると、一般にもよく知られた陳腐な恋愛小説である事が分かる。少女には全く必要のない本であるから、きっと何かの手違いで混ざってしまったのだろう。
- アニトラ
- 足を畳み、ふくらはぎを下にして綺麗に揃えて座りなおす。少女らしい頼りなく細い脚が衣服から見える。
- フィオリ
- おんなのこのかおり
- トゥエルヴ
- 例の本あった……
- アニトラ
- 「……魔術の本だと思ったのに……」 違う……これ……
- トゥエルヴ
- アニトラまでえっちな描写を
- アニトラ
- 「恋の魔法……といえば、そうなのかも」 隣で仮眠するフィオリを一瞥して、 「恋……したいのかな」
- アニトラ
- 描写(弱)
- フィオリ
- 「何かの間違いです私のじゃありません」
- トゥエルヴ
- これは神の悪戯
- フィオリ
- 「――――」 眠る少女は何も伝えない。
- アニトラ
- 「……うん」 これ以上はやめておこう。わざわざカバーを変えているというのなら、隠したいものだったのだろうから、別の本を見よう。
- ベッドの上から、小さく衣擦れさせながら這って降りて、違う本と取り替えた。
- トゥエルヴ
- アニトラが別の本を取ろうと手を伸ばした矢先、階段から同じ階へと上がってくる重い足音が聞こえた。金属の、如何にも重量のある足音は、どんなに忍ばせようとしても木の床を軋ませてしまった。
- フィオリ
- よしだが近づいてくる
- トゥエルヴ
- 重い足音はアニトラ達のいる部屋を通り過ぎ――ようとしてその一歩手前で止まる。数秒置いてから漸く足音は扉の前から離れていった。
- アニトラ
- 「――……」 この足音、誰というのはすぐにわかる。休んでいたトゥエルヴが、気晴らしに出るぐらいには回復したのだろう。
- トゥエルヴ
- ゴッゴッゴッ…
- アニトラ
- よしだの音
- アニトラ
- 別の本を取り替える前、カバーが違う恋愛小説を手にしながら、扉越しの様子を伺う。
- 何か、話したいことがあったのだろうか。そのまま扉へと向かって、遠慮がちに開けて、その行き先へと視線を向けた。
- トゥエルヴ
- 男二人へ割り当てられた部屋の扉を押し開いて、持っていたものを部屋に置いている音。本人としてはこれでも抑えている方なのだが、普段から勝手気まま、他人の事など配慮しない性格だった為に、割と音は響いてきた。
- もう一度部屋から出てきたタイミングで、アニトラと目が合った。
- 「……あ、えと――」 困惑したように目を泳がせて 「……いたんだ」
- アニトラ
- 「あ……こんにち……いえ、こんばんは、トゥエルヴさん」 視界の端に映った空の色をちらりと見て言い直す。
- 「はい。わたしも少しばかり、休んでいたところなので」
- トゥエルヴ
- 「……」 言い換えられた挨拶に、こちらも窓の外を見やった
- フィオリ
- 音の変化を感じとったのか、もぞ、と部屋のベッドの上で動き、 「――トゥエルヴ……?」 まだ半分虚ろに呟いて
- トゥエルヴ
- 「……そう」 彼女が此処にいる、ということは魔術師の彼女もいるはずだ。アニトラは護衛としてついていたのだから。
- アニトラの開いている扉の隙間から名前を呼ばれた気がして、首を傾げた
- 「……寝てたの?」 とアニトラに声をかける。
- アニトラ
- 「……ん」 起こしてしまっただろうか、と後ろを見やる。
- 「ええ、仮眠を取っていました。起きる時間を予め伝えられていたので、そうですね……ちょっと早いですが、起きる頃合いではありますね」
- 「わたしはその間寝るわけにはいかないので、起きていました」 トゥエルヴにはそう頷く。
- トゥエルヴ
- 「…そっか」 アニトラは本当に真面目だな。と改めて思ってから、視線を降ろす
- フィオリ
- 「―――」 そんな会話が聞こえてくる。身を起こし、部屋に置かれていたサンダルを履いてベッドを降りて
- トゥエルヴ
- ぎゃーすみませんちょっと宅配
- アニトラ
- とってらっしゃい
- アニトラ
- 「なので、フィオリさんが持ってきた本を少し――」 と、本を持ち上げて……気づく。
- トゥエルヴ
- パパブブレの、飴!!!!
- もどりました
- アニトラ
- あめ!!!!!!!!
- おかえり
- トゥエルヴ
- 「……僕だけ、何もしてないね。僕もその――」 手伝うよ、と言いかけてアニトラの持ち上げた本を見やる。
- アニトラ
- これは、カバーを変えてまで隠していた本だ。別の本に取り替えないまま持ってきてしまった。
- フィオリ
- 「…………」 半分眠気眼で目をこする。
- アニトラ
- 「……いえ、これはわたしの本です」 咄嗟にでた嘘だ。
- トゥエルヴ
- 「……本?」 そういえば慈悲の家の彼女の部屋にも、たくさん積んであった気がする
- 「そ、そうなんだ」 あっそうなんだ…
- フィオリ
- 「……すみません。起きました」 トゥエルヴが帰ってきているのだろうか。目をこすりながら、戸口に立つアニトラの方へ歩き――
- アニトラ
- 雰囲気がちょっと、緊張したような笑顔だ。話していれば、それも和らいでいくとは思うが。
- トゥエルヴ
- 「アニトラが読むなら、難しそうな本だね」 相当難しい本なんだろうか、笑顔がちょっと固い……
- フィオリ
- 「!?」 急速に意識が覚醒して、掴みかかるような勢いでアニトラの手から本を奪った。その拍子に、キィイ…と扉が完全に開いて、ふたりの姿が廊下に出る
- アニトラ
- 「そうですね。……割、と」 あっ
- トゥエルヴ
- 「……!」 思わずその状況に、目を見開いた。
- ほ、本が……
- アニトラ
- 「……」 これはどう申し開きをしよう。
- 「お、……おはよう、ございます……フィオリさん」
- フィオリ
- 休んでいたというのは本当なのだろう。少し皺のよってしまった白いシャツ一枚にスカートというラフな格好で。ばっ、とお尻の後ろに本を隠し、 「お、おはようございます」
- アニトラ
- 「…………間違えて、彼女の本を……持っていたかもしれません」 歯切れが悪い。
- フィオリ
- 無理トラ
- アニトラ
- アアアアアア!
- トゥエルヴ
- 「………そ、そう」 自分がいるからなら分かるのだが、二人の間の微妙な空気は、自分が絡んでいないように見えて
- 「何か、あった…?」 自分が案じるのはおかしいだろうか、と思考しながら首を傾げた。
- フィオリ
- 「そ、そう。難しい本なんです。……こほん」
- アニトラ
- 手のひらに冷や汗が滲む。
- 「……ごめんなさい、フィオリさん」 部屋におずおずと引っ込んで、フィオリに深く頭を下げた。
- フィオリ
- 「本当に休んでいただけです。その……本の中には、読むだけで危険な禁書というものがあって……間違えて混ざってしまって……不注意はいけませんよね、あははー」 嘘ではないが嘘です
- トゥエルヴ
- 禁書(恋愛小説
- アニトラ
- 禁書(危ない描写がある)
- トゥエルヴ
- 最近の少女漫画はすごいからな…
- フィオリ
- 背中に冷や汗ひとすじ。危なかった。
- アニトラに軽く首を振り、ふと自分の格好に気づいて、乱れたシャツの首元を寄せ
- アニトラ
- BL小説の見開きにびっくりしたことあるよ
- トゥエルヴ
- 「………」 棒読み感がすごい。顔を覗き込むようにして少女を見てみるが、あまり見つめるのも憚られてすぐに視線を逸らした。
- トゥエルヴ
- どん!!!!(男二人が抱き合うクソデカイラスト
- アニトラ
- 「そうとは知らずに……先に、声をかけておくべきでした」 頭を下げたままそう言う。
- フィオリ
- 「それより…… トゥエルヴも戻ったんですね。おかえりなさい」
- 目を反らす少年にかける言葉には、どこか安堵の響きがある
- トゥエルヴ
- 「うん。ちょっとだけ、庭に出てみたくて」
- フィオリ
- トゥエルヴが目を反らしているのをいいことに、もういいですから、とばかり、口元に指一本立てて、さっと戻す>アニトラ
- フィオリ
- そうなんだ…
- フィオリ
- 「そう。少しは気分転換になりました?」
- アニトラ
- 「……」 明らかに気落ちした顔でフィオリを見たが、緩く首を振るとすぐにもとの表情に戻した。
- 頭を上げ、二人を見直した。
- アニトラ
- ふたつならぶチェリーがつかまれて……
- トゥエルヴ
- 彼が言う庭とは、宿の中庭の事である。少し入り組んだ場所にあったため、入口を探すのに苦労した、ともごもごと伝えて 「……どう、かな。考える事いっぱいだなって、改めて思った……かも」
- トゥエルヴ
- 少女漫画……とは……
- フィオリ
- 「――ああ、確かに、この宿建て増ししてるみたいで、ちょっと複雑な形してますよね」 などと返してから
- アニトラ
- 「この宿らしい、とも言えますね」
- フィオリ
- 「それは――でしょうね」 今まで踏み込まなかった領域へ、彼は歩み出そうとしているのだ
- 「……いっぺんに答えを出す必要はないですよ。ひとつひとつ、向き合っていけばいいと思います。これは何でもそうだけど―― たぶん大事なのは、考えることをやめない事と思うから」
- トゥエルヴ
- 「古い建物だものね。綺麗だけど、壁の端っことか欠けてて……」 アニトラに頷く。そういえば、探索してる間にどうしてこんなに宿の構造が複雑なんだろうとも"考え"た。そこにそうあるのだからそうなんだろう、としか捉えてこなかった自分には新鮮な事にも感じたのだ。
- ついでフィオリを見て
- 「……うん。でもアニトラが言ったみたいに、たまには休んだ方がいいとも思う。……また目の下」 うっすらと疲れが見えるフィオリの目元をじっと見つめる。
- フィオリ
- 「………」 少年の視線を感じる。自分の顔に触れ、 「――そんなにひどい顔してます……?」
- アニトラ
- 「まあ、すぐには取れないものではありますが……幾分、ましにはなりましたよ」 >フィオリ
- トゥエルヴ
- 「――…もうちょっとくらい、自分の心配した方がいいんじゃない」 二度目の警告。今度は、穏やかに。言い方が悪いと怒られないように。
- フィオリ
- 「………」 アニトラにも肯定されて、嘆息する。そんなに顔に出やすいのだろうか。
- アニトラ
- トゥエルヴに頷きつつも、確認するように一瞥した。ぶっきらぼうにも感じるあの言い方ではないな、と。
- 「……大丈夫です。化粧で隠れる程度ではありますので」
- フィオリ
- 「――……」 言葉こそ以前のままだが、そこに込められた声音は何処か柔らかく
- 「――心配、してくれるんですね」 ふわりと軽く笑んで
- トゥエルヴ
- 「……〈慈悲の家〉の事……」 視線を泳がせて、もう一度二人を見る
- フィオリ
- 「―――」 こくり、と頷き
- トゥエルヴ
- 「……」 飛んできた言葉に言葉を引っ込めようと思ったが、頷かれて口を開く
- 「……そんなに心配なら」 息を吸い込む
- 「見てこようか?……何処までやれるか、わかんないけど…」 荷の中に忍ばせてある、部隊のマントを思い起こす。自身の身分を明かせば、いくらか調査は進むのではないか。とそう考えて
- アニトラ
- 「……」 はっきりと、お願いしますとは言えずに口を噤んだ。ありがたくはあるが、今のトゥエルヴの状態で、そこへ行かせたいとは思えなかった。
- フィオリ
- 「……」 ちらり、とそんなアニトラを見やってから
- 少女の中にも、きっとアニトラと同じ懸念はある。しかし――
- 「――お願いします。この街には、トゥエルヴにしか出来ない事があると思うから」
- トゥエルヴ
- 「……」 ぱっと顔を上げる。
- アニトラ
- いいのだろうか、と不安げにフィオリを見た。
- フィオリ
- 「でも、無理はしないで。トゥエルヴまで居なくなったら――」
- 「それは、嫌です」
- 少年がみずから動こうとしている、そのことに水を差すのは、フィオリにはどうしても出来なかった。
- トゥエルヴ
- 「……居なくなったら、嫌」 なるほど、と自分の胸元を掴む 「僕も」
- 「……僕も、ルチアが居なくなったらちょっと、嫌かな」 〈慈悲の家〉の人間が裁かれる事にショックを受けたのは、なるほど、これが理由なんだと。納得した顔で二人を見つめ
- フィオリ
- アニトラに頷きながら、 「危険をおかすのは、みんな揃ってから―― 少なくとも、他の誰かと一緒のときだけ。それまでは、とにかく偵察に徹する――で、どうですか?」
- アニトラ
- 「そう……ですね。するのであれば、それが良いと思います」
- トゥエルヴ
- 「――聞きたい事もあるし」 と小声で続けてから、フィオリに頷いた 「ん」
- フィオリ
- 「――――………」 不意に、トゥエルヴが出した少女の名前に――
- ――アニトラのそばに、ぱたたっ、と水滴が落ちた。
- トゥエルヴ
- 「………」 思わず目を丸くした。
- アニトラ
- ぴく、と耳が僅かに動く。それを視線で追って……しばし目を瞬かせてから、そっとハンカチを手元に押し付けたのだった。
- フィオリ
- 「……あれ……」 不思議そうな声。ぽろぽろと涙の粒があふれ、頬を伝っているのを手で触れて
- トゥエルヴ
- また泣かしちゃってソフィアに殺される
- フィオリ
- あの少年が、穢れをもって生まれた少女の事を案じている――
- たったそれだけの事が、その事実が、フィオリの中から何かを溢れさせて止まらずに
- トゥエルヴ
- 困惑した顔で、アニトラを見た 「……ご、ごめん」 少女に言ってから、変な事言ってしまっただろうか、とアニトラに視線が向いていく
- アニトラ
- 「い、いいえ。トゥエルヴさん、何もおかしなことは言っていませんよ」
- フィオリ
- 「――っ、すみません」 アニトラが渡してくれたハンカチで目元を覆い、悲しくもないのにあふれる涙を拭った。
- トゥエルヴ
- 「………」 涙に、少女の不安を感じ取って、背後の扉を押し開くと荷物を漁った。
- アニトラ
- 「具体的な想いというのは、フィオリさんと、トゥエルヴさんとの間でしかわからないことですが……」
- トゥエルヴ
- 特徴的な暗い青色をした外套を引っ張り出すと、それを脇に抱えたまま部屋を出て扉を閉める。そこで立ち止まるとアニトラを見て
- フィオリ
- 「――――」 やっぱり、疲れてるのだろうか。はあ、と涙に誘われた震える息を吐いて
- トゥエルヴ
- 「……僕にはまだ、考えなきゃいけないこと、いっぱいあるんだね」 少年にも、フィオリが涙を流す真意はまだ図り切れていない様子だ
- アニトラ
- 二人から少し視線を外しながら、 「進展というか、一歩ずつ近づいてきてくれているとか、そういう……ことでしょうか。貴方自身で考えて、そのように思ってくれるなら。……ごめんなさい、あんまりうまい説明は出来ません」
- フィオリ
- 「――……」 それが――そうなのか、と。一度見たら忘れないような、暗い青色をした外套
- トゥエルヴ
- ふと思い出して 「……アニトラが神殿で言ってた、繋がるってこと――」
- 「こういう事、なのかな。上手くできてるかな……」 こんなに難しい事を、彼女は一人で探し出したのだ。
- アニトラ
- 「……はい。きっと、そうです」 不安げな表情が和らいで、緊張のない笑みを見せた。>トゥエルヴ
- フィオリ
- 「――繋がる……」
- トゥエルヴ
- 「………」 アニトラの表情に、穏やかそうに瞳を瞬かせて
- フィオリ
- ――トゥエルヴは変わりつつある。自分はどうだろうか。
- 「………」
- フィオリ
- 滅ってされる
- トゥエルヴ
- 最後にもう一度瞳を閉じて、息を吸い込む。目を開けてアニトラへと近づくと目線を合わせて 「捕まった人たちの様子を、見てくるだけ。すぐ戻るね」
- フィオリ
- 滅(メ)っ
- トゥエルヴ
- †死†
- アニトラ
- とめたらころされるのでとめられません
- フィオリ
- 「……トゥエルヴ」
- アニトラ
- 「はい! 無理でもしないと見られないようなら、深くは突っ込まなくても大丈夫ですからね。ありがとうございます、トゥエルヴさん」
- トゥエルヴ
- 「ん」 頷いて、立ち上がる 「フィオリをお願いします」 少年の表情には迷いや不安は残りつつも、男の顔をしているように見えただろうか。
- 二人の横を通り過ぎ、廊下の突き当りを曲がるところで青い外套を羽織ってフードを被り、やがて宿の外へと出て行った。
- トゥエルヴ
- 退場時も吉田は忘れない
- ゴッゴッゴッ
- アニトラ
- ゴッゴッゴッ
- フィオリ
- 瞳はまだ涙の残滓に濡れていたが、そこには、意志の光が戻っていた。彼の手を取ろうとしたその手は、歩いていく少年の背中を追い――
- その手は届かずに、胸元へ握られる。
- 「――気を付けて、トゥエルヴ」
- フィオリ
- ゴゴゴゴゴ
- アニトラ
- 「お任せ下さい。安心していってらっしゃいませ」 その背を見送った。
- フィオリ
- 袖を引っ張ろうとしたけど男の子は決めたら行動が早かった
- トゥエルヴ
- 男の子は後ろは振り返らない颯爽に退場していくぜ
- フィオリ
- かっこいいぜ
- トゥエルヴはクールに去るぜ
- フィオリ胸いっぱい
- 夢いっぱい
- トゥエルヴ
- ザッザッザッ…
- フィオリ
- お姉さん感慨深くてなきそう
- トゥエルヴ
- でもフィオリの胸は…
- アニトラ
- もうないてる
- 胸!?
- じゃあわたしが……あっころされる
- トゥエルヴ
- AAカップ!?
- アニトラーーーッ
- フィオリ
- 43[9]+17!$+2k は?
- でなかった
- トゥエルヴ
- ライフォスの加護
- フィオリ
- フィオリはもうちょっとはあるよ!
- アニトラ
- 威力43 C値9 → 12[6+1=7>8>10:クリティカル!] + 8[1+4=5>6] +17 = 37
- フィオリ
- C寄りのBとか言い出す感じ
- トゥエルヴ
- 一回クリティカルしたので
- アニトラ
- まだしなない
- フィオリ
- でも実際はB
- トゥエルヴ
- AAからAに昇格
- フィオリ
- そんなニュアンス
- トゥエルヴ
- B!?
- ちょっと手で覆うと思ったら
- フィオリ
- ほそいからそのぶんカップがあがるのかもしれない
- トゥエルヴ
- 隙間できちゃうくらいのサイズ
- アニトラ
- 「……あの」 ふと、フィオリに戸惑いの混じった声掛け。
- フィオリ
- 「………?」
- アニトラの声に、彼女を見て
- フィオリ
- でもトゥエルヴは手が大きいみたいだから余裕だよ
- トゥエルヴ
- 手が大きい!!!!!!!!
- 骨ばった手!!!!!!!!!!!
- アニトラ
- 「わたしも、探して……読んでみます。そういうのは、じっくりと見たことはなくて」
- トゥエルヴ
- wwwwww
- フィオリ
- 男の子!
- トゥエルヴ
- ダルタニアンの禁じられた恋慕ファンが増えた……
- アニトラ
- よゆうの覆い
- フィオリ
- 「………あの本ではないですよね」
- アニトラ
- 「……」 それ以上言ってはならぬ。そんな圧さえ感じる。
- トゥエルヴ
- ゴゴゴゴゴ
- フィオリ
- 「……」 ふたりの間に漂う独特の緊張感
- アニトラ
- 違う重苦しさを感じつつ口を開いて、 「いえ。あの本です。……その、意図的ではないにせよ、見てしまったことは申し訳ないと思っています」
- フィオリ
- 「い、いえ。あれはその…… そう、そうです。市井の時流も理解しておくべきという研究の一環というか……」
- 「……すみません」
- アニトラ
- 「自分がそういったものを見ている、と思われるのが嫌なのかもしれません」
- 「あるいは、見せたい自分のイメージというのがあるのかもしれません」
- 「わたしはフィオリさんの尊厳に傷をつけたいとは、決して思っていません。それなら、このことに触れてくれるなと、仰るのかもしれませんが……」
- フィオリ
- 「そ、そこまで畏まられるとわたしのほうが困ります……! いいですいいです、大丈夫ですから」
- アニトラ
- 「……ごめんなさい。言いたいことが、非常に迂遠になってしまって、その……」
- 「仲良くなるきっかけを、わたしも欲しかっただけなのです」
- トゥエルヴ
- ウッ
- フィオリ
- 「………」
- トゥエルヴ
- カワイイ…
- アニトラ
- 「胸に秘めておきます。……申し訳ありませんでした」 再び、頭を下げた。
- トゥエルヴ
- 女子トークがしたいアニトラ
- フィオリ
- アニトラの態度に、思わず、毒気を抜かれたように笑ってしまって
- アニトラ
- 普通のようで普通でない人生を歩んできたけど女子トークをしてみたかったアニトラ
- フィオリ
- 「――男子部屋の二人には内緒ですよ」
- そういって、身体のうしろに隠していた本を差し出した。
- フィオリ
- ソフィアにはイイよという配慮
- アニトラ
- ぃぃょ
- トゥエルヴ
- ソフィアも女子トークしたことなさそう
- 女子トークしたことない3人が集まっても、どうしたら女子トークになるのか分からなくてライオンのごきげんようみたいにサイコロで話題を決めろ
- アニトラ
- 「……わかりました」 遅れて、姿勢を正して、ほっと肩をなでおろした。
- アニトラ
- wwww
- アニトラ
- 「内緒にすると、約束します。……ありがとうございます」 そっと、その本に触れて、受け取った。
- トゥエルヴ
- これでBL本だったらどうしよう
- フィオリ
- 「はい」 と、細い肩をちょっとすくめて。思わぬきっかけが出来たものだ。
- アニトラ
- にんちがゆがむ
- フィオリ
- 「それじゃ、戻りましょう」 と、ドアノブに触れ――
- トゥエルヴの去っていた方をもう一度だけ振り向いて
- がちゃり、と部屋のドアを閉めた。
- フィオリ
- と、こんな感じでしょうか
- トゥエルヴ
- こっちはヨシ!
- アニトラ
- こうして、自分も踏み出さなければ、進むことは決してないのだと。それを学べただろうかと、神殿へと行った少年の姿を思い出しながら、本の表紙を撫でるのであった。
- アニトラ
- これで多分いいんじゃないか!!!!
- トゥエルヴ
- ヨシヨシヨシ!!
- フィオリ
- ヨシ!
- ありがとうございました
- トゥエルヴ
- 大きなところでは12君が目立たせてもらっていますが
- フィオリもアニトラも感化されて成長してる感が
- 良い――
- ヨヨイノヨイ…
- フィオリ
- トゥエルヴは友達であり弟でありみたいな目線で見てたと思うけど
- このトゥエルヴはちょっと意識しちゃうかもしれない
- トゥエルヴ
- どきっ
- アニトラ
- やるじゃん(やるじゃん
- フィオリ
- 男の顔を垣間見せるなんておまえ…
- トゥエルヴ
- 男の子は成長する姿がかっこいいからな…
- 中性的な少年が見せる男の顔は
- エモの塊…
- アニトラ
- ヨシ!!
- フィオリ
- 水着だらけの運動会なみにドキッとする
- トゥエルヴ
- ヨシ!!!
- ポロリもあるよ!?
- アニトラ
- じゃあ水着だらけの運動会しよっか
- フィオリ
- また夜もおねがいします(準備しなきゃ
- アニトラ
- ハイ
- フィオリ
- 限定の水着フィオリ 水着トゥエルヴ 水着アニトラ
- トゥエルヴ
- 回せ回せ回せ!
- そ、そういえばその
- フィオリ
- ん
- トゥエルヴ
- ぐろちゅわが大丈夫ならソフィアと調査CCしようかって話になってるんですが
- アニトラ
- 水着メイスン司祭……だと……!?
- トゥエルヴ
- めいすん!?!?
- そこで神殿に中見せて❤しちゃったほうがいいのかどうか
- 御用改めすべきか否か…
- フィオリ
- ううーん
- しちゃってもいいよ。神殿の情報をトゥエルヴたちに振り分ければよさそうだし
- トゥエルヴ
- わあい
- CC内でこうしちゃったので急な話になってしまって申し訳ない!
- 本編アバンで調査結果伝えたいって事なら
- フィオリ
- ただその場合はトゥエルヴの存在は神殿側に知られるという前提でオナシャス 身分を明かして通してもらう感じだろうからね
- トゥエルヴ
- 神殿付近でうろうろしてます
- おっすおっす!
- フィオリ
- このあとやるのかな? 準備もあって描写はちょっとご一緒できないので
- トゥエルヴ
- うんうん
- フィオリ
- 結果は本編最初でになると思います
- アニトラ
- がんばば
- トゥエルヴ
- それは全然大丈夫ですGMありがとうございましゅう…
- フィオリ
- がんば
- トゥエルヴ
- じゃあ神殿付近でうろうろするのが
- フィオリ
- そうね、良いと思う
- トゥエルヴ
- 安心ですねそうしときます!
- ありがとう!
- フィオリ
- ほーい
- トゥエルヴ
- CCもありがとうございました!!!!
- フィオリ
- ではありがとうございました! ログは20210801_0の予定
- アニトラ
- はーい、このたびはありがとうございました。今夜もよろしく!
- !SYSTEM
- アニトラが退室しました
- トゥエルヴ
- ログ取得しまんた!お疲れ様です、今夜も宜しくお願いします!
- !SYSTEM
- トゥエルヴが退室しました
- フィオリ
- おねがいしまーす