- !SYSTEM
- トゥエルヴが入室しました
- !SYSTEM
- アニトラが入室しました
- アニトラ
- ここ探すのに時間がかかったことをおわびします;;;
- トゥエルヴ
- デデドン!?
- いいよ!
- 実は寝起きで僕も連絡入れるの遅れました(ぺろり
- 15時にしておいてよかった…
- アニトラ
- よかったぜ
- トゥエルヴ
- マルフォードの事何も知らないけど
- アニトラ
- ナイトメアにめちゃくちゃきびしいぐらいしか
- トゥエルヴ
- 適当にブラブラ♂観光しよう
- 見切り発車!!
- アニトラ
- ぶらぶら♂
- トゥエルヴ
- 大体イメージはカルカソンヌ、では導入いれていきます!!
- アニトラ
- おねがいしあmす
-
- マルフォード大公国から依頼を伴ってやってきたというライフォス教神官・グレイスの手引きにより、イルスファールの星の標から4人の冒険者が彼女の故郷へと訪れる事になった。
- 依頼の内容は些か不穏なものではあったが、冒険者にとってそんなものに巻き込まれるのは日常茶飯事である。
- しかし、長旅を経てやってきたマルフォード大公国――その首都たる首都オールテアは、そんな不穏な影などを一切見せない、穏やかな街並みを湛えていた。
- 隣国ヴェイルーンの首都クリスタを彷彿とさせる街並み、高く厚い城壁、周辺を囲む豊かな緑、歴史を感じさせる様々な風景。
- そんな風景に興味を強く惹かれた冒険者の少年が、同じ冒険者のグラスランナーを誘って観光へと赴く事になる。
- それはそんな穏やかな旅の一幕――
- トゥエルヴ
- レイヴェンのおかげで宿もあっさりと取れた。時刻は昼過ぎくらい。まだ外も明るく、観光するなら今しかないだろうとアニトラを誘った。
- 黒い装束の少年は、宿の1階でアニトラを待っている。荷物を置いたりなんだりとすべき事を済ませてから1階のラウンジで落ち合おうと言ったのだ。
- トゥエルヴ
- おわり!
- アニトラ
- 上の階から扉の開け閉めをした音の後、軽い靴音が廊下を通り、一階のラウンジへと降りてきた。
- トゥエルヴ
- 「……まずは何処行こうかな」 窓の外に見える城壁を眺めていると、聞こえてきた音に振り返った。
- アニトラ
- 槍はその背に無く、必要最低限の荷物だけ身につけて来たようだった。服装も来た時とは然程変わらない。トゥエルヴの姿を見つけると歩いて寄ってきて、
- 「お待たせしました。いつでも行けますよ」
- トゥエルヴ
- 「うん」 こくりと頷いて、ラウンジから外へと出る扉を押し開いた。
- 眼前に広がる街並みに悩んだようにぼーっと佇んでいると、ふとアニトラを見下ろして 「………どこ行く?」
- アニトラ
- 開けた扉から入ってきた空気が髪を揺らす。さて、トゥエルヴはどこへ行きたいと―― 「……ん」 決まっていなかった。
- トゥエルヴ
- 道端の黄色い花を思わせるような金色の瞳は、あちらこちらへと落ち着きなく向いていく。小さな子供のように、動くもの、見た事ないものに次々と意識が奪われているようだ。
- アニトラ
- 「そう……ですね」 扉の外に広がる景色を暫し見て、考える。
- そう時間も経たないうちに、浅葱色の瞳がトゥエルヴを見上げた。 「では、食べながら見て回るのと、見て回ってから広場で落ち着いて食べるのと。どちらが良いですか?」」
- トゥエルヴ
- 「……! 食べながら歩いてみたい」 目の前を通りすがった親子が、丁度そんな事をしているのを目にしたのだ。彼らを指指し示しながら、アニトラへとそう言ってみる。
- アニトラ
- 指の先を追い、その光景を見る。仲睦まじく、食べ物を分け合いながら歩いていった。あの手元にあったのは、確かに外で買ったものだろうと頷いて、
- 「わかりました、ではそうしましょう。買った後は、ゆっくりと見て回ればちょうどいいでしょうね」
- トゥエルヴ
- こくこく頷く 「目抜き通りに行けば、一通り食べるものがあるかな?」
- アニトラ
- 「多分、困らないと思います。好き嫌いが激しくなければ、選べると思いますよ」
- 「いきましょう、トゥエルヴさん」 扉の外へと足を踏み出した。
- トゥエルヴ
- うずうずした様子で歩き出す 「うん」
-
- やがて二人が訪れたのは、オールテアの中心部を貫く、大きな通りだ。
- 左右には様々な店舗が立ち並び、ところによっては出店を出している。出店から漂う美味しそうな焼き菓子の匂いや、料理屋からは豆を燻った芳ばしい匂いも漂ってくる。
- トゥエルヴ
- 昼過ぎということもあって通りを行きかう人の数はまだ多い。彼らの手にはこの街の名物であろう豆のスープやら焼き菓子やらが握られている。それらを羨ましそうに眺めて
- アニトラ
- 「選り取り見取り、ですね。何を買っていこうかしら……」
- トゥエルヴ
- 匂いや眺めに、腹からきゅるる…と音が鳴る。腹に手を添えながら 「アニトラ、あそこの焼き菓子食べてみたい」
- アニトラ
- 「ふふ、わかりました。ではあの焼き菓子を……すみません。お2つお願いします」 出店に立つ人へと近づいて、声をかけた。
-
- 店主は 「いらっしゃい」 と朗らかに笑いながら二人を出迎えた。どうやらここは林檎を煮詰めて焼いたタルト・タタンの出店のようである。食べ歩きができるように、タルトを紙で包んで、二人にそれぞれ渡してくれた。
- トゥエルヴ
- 少年は店主から一つ受け取り、期待に目を輝かせながら購入したタルトを見下ろしている 「おお……」 なんて感嘆もついてくる。
- アニトラ
- 「ありがとうございます。いいにおいですね……」 近くで嗅ぐと、より細かに感じ取り。
- トゥエルヴ
- 依頼を受領した際にグレイスから渡された旅費の中から、二人分の代金を渡して、一口もぐっと食べてみる。
- 「……!」 あからさまにぱっと表情が明るくなる 「……りんごがすごく甘い」
- アニトラ
- 続けて口にする。具がしっかりと入っていて、口の中が林檎の風味でいっぱいになった。
- トゥエルヴ
- 続けてもう一口頬張ろうとしたところで、ぴたりと動きを止めた。食べ歩くのだから此処で食べきってはいけないのだ……
- アニトラ
- 「ええ、甘くて、とても美味しいですね。戻ってきてまだ売っていたら、もう一度買ってしまいたいぐらい」 自分も甘いものは好きで、頬は綻んだ。
- トゥエルヴ
- 「うん、うん」 こくこくこくと何度も頷く
- 「レイヴェンやソフィア……グレイスも好きかな」 小さく呟いてから
- 「――……フィオリも……」 しかしそこで言葉が一度区切れる。
- アニトラ
- 「……もし、これを食べきっても余裕があるのでしたら、2個目あるいは別の食べ物を買っていくのもいいかもしれませんね」 お腹空いていたんだろうなぁ……
- 「そうですね、お土産にしてもいいぐらい。……フィオリさんにも、行方がはっきりしていれば買っていっても良かったのかもしれませんが……」 やはり浮かない顔だなと、トゥエルヴを見やり
- トゥエルヴ
- 「……」 アニトラの視線を感じて、彼女を見やって 「うん、僕も2個目食べたい。帰りにお土産にも買って行こう」 フィオリの事はそれ以上言及せず、頷いた
- アニトラ
- 「では、そうしましょうか……あの、トゥエルヴさん」
- 聞きづらそうに、相手の名前を呼ぶ。
- トゥエルヴ
- 「……うん?」 首を傾げる。さらりと長い髪が動きに合わせて横に流れていった。
- アニトラ
- 「ううん……やっぱり、後でいいです。2個目を買ったら、イルスファールとは違う街並みを楽しみに行きましょう?」
- トゥエルヴ
- 「…?」 何か言いたげなアニトラに不思議そうな目を向けるも、それ以上は追及せず 「うん、次は何処へ行こう」 と出店でそれぞれの2個目を購入しながら聞く
- アニトラ
- せっかく気晴らしに行こうとしているのに、いきなり微妙な問題に聞くのも野暮だ。
- トゥエルヴ
- 気遣いのプロ
- アニトラ
- でも聞くか迷っちゃうYO
- トゥエルヴ
- 根掘り葉掘りきいていこう
- 掘り掘り♂
- アニトラ
- 「ええ、そしたらこちらから一巡してみましょう。道なりに沿って歩くだけで良かったはずです」
- アニトラ
- ♂♂
- トゥエルヴ
- 「そうだね、城壁もっと見てみたいし」
- アニトラ
- 頷いて、 「神殿も見どころのようですよ。機能的なところでいえば他と然程変わらないとは思うのですが、建造物がすごいそうです」
- トゥエルヴ
- 「へぇ……そっか、此処ってライフォス神殿の――行ってみたい」
- アニトラ
- 「ええ、是非、行ってみましょう」 そうして足を運び始めた。
-
- 目抜き通りで甘いタルトタタン、郷土料理の豆のスープその他諸々を買い込んで、二人は通りの根元である正門へとたどり着く。そこからぐるりと、城壁を横目にしながら、街を巡っていく。
- アニトラ
- 結局焼き菓子以外にも手をつけてンマイ!!!!
- トゥエルヴ
- ンマイ!!!!!!!
- ンマメリョウリ!!!
https://urtrip.jp/carcassonne_restaurant/
- アニトラ
- ンマメェ!!!
-
- 正門では、数名の兵士が警備を行っており、街に入ろうとする旅人や商人を検問しているようだった。
- 他の街では見ないような厳重な警備と検問に、違和感を覚える街の人間はいない。検問を終えた商人は、緊張から解き放たれた心持でほっと胸を撫で下ろす様子も見て取れる。
- トゥエルヴ
- その光景を眺めて 「すごいね」 なんて呟きながら、然程興味を引かれた様子もなく、街を巡ろうと足を踏み出した。
- アニトラ
- 「気をつけるべきことも多いのでしょうね」 食べかけのタルトタタンを手にしつつ、街の中へと抜けていく商人を横目見ながら、トゥエルヴに続いていく。
-
- くすんだ煉瓦の家々を眺め、聳える城壁を見上げながら二人は進んでいく。
- ふと視界が開けたかと思えば、二人が辿っていた道は広場に繋がっているようだった。狭い通りから、一気に広い広場へと出る。
- 広場の更に向こうには、荘厳かつ大きな神殿が遠目に見えた。扉の上には、ライフォスの聖印が掲げられている。
- トゥエルヴ
- タルトタタンも一つ目を終え、豆のループに取り掛かっているところに、そんな光景が見えて、目を瞬かせた。
- トゥエルヴ
- スーーープ!
- アニトラ
- スーーーーーーーーッ
-
- 神殿の大きさは、イルスファールの聖堂にも負けず劣らずといったサイズである。
- トゥエルヴ
- (多分
- アニトラ
- なんならイルスファールよりでかいっていうのもありえそうw
- トゥエルヴ
- でかいかもしれない……
- アニトラ
- のより!
- トゥエルヴ
- でかくなった(にょき
- アニトラ
- でっっ
- アニトラ
- 落ち着いた風合い、歴史を感じさせる街並み。穏やかな時間が流れていく中、ライフォスの神殿が見えてきた。
- トゥエルヴ
- 「……大きいね。王都のより、大きいかな…?」
- アニトラ
- トゥエルヴに二度頷いて、 「大きい……ですね。大きいだけでなく、飾られているものも、彫像も、より精巧のようですね」
- トゥエルヴ
- ブラタモリならここら辺でクイズが入ってくる
- アニトラ
- ????
- イルスファールに負いてある彫像は何体?????
- 置!!!
- トゥエルヴ
- ンンーーー!!!13!!!!
- アニトラ
- 結構ある!!
- トゥエルヴ
- 「………」 遠目から見上げて、アニトラの言にも一つ一つ頷く
- そのうち、自然と神殿の方へ足がふらりと踏み出された。
- アニトラ
- 「それだけ、ここでの信仰の強さが窺い知れますね。わたしは生憎、信仰からは程遠い存在ですが……こうして造られたものというのは、気を引かれます……と、」
- 「中も拝見しましょうか。食べ物を零さないように、気をつけていきましょうね」 そう声をかけながら、自分もと足を進めた。
- トゥエルヴ
- 「ん」 はっとして、アニトラに頷く。広場を横断しながら 「……そういえば、アニトラって何処の信仰の人?」
- ほど遠い、という言葉に疑問を抱いた様子で、神殿に視線を向けながらちらりと聞いてみる。
- アニトラ
- 「すみません、わたし自身はどこにも」 首を緩く振った。
- トゥエルヴ
- 「……え」 その答えは予想していなかったのか、目を丸くしてアニトラを見下ろした。
- 「神様、信じてないの?」 問い詰める、というよりは不思議そうに問う。
- アニトラ
- 荘厳な内装を目に映しながら、 「わたしは、神の声が絶対に聞こえないことが約束されている存在です。神の奇跡の一つとして在る、神聖魔法がありますから、神様は実際に存在はしているのだろうとは、思っていますけれどね」
- 「それ故か、どうしても、身近に感じられないのです」
- トゥエルヴ
- 「……で、でもそれって…」 迷うように視線を巡らせる。結局視線は神殿内の彫像に向けられるも、やはり視線は定まってはいないようだった。
- アニトラ
- 「それって……?」 薄っすらと予想を思い浮かべながら、金色の瞳を追う。
- トゥエルヴ
- 「なんて言ったらいいのか、分かんないけど……」 と前置きをしたうえで。疑問をなんとか言語化すべく、考えて、考えて…… 「……寂しくない?」
- 言ってから、顔色を伺うように――身長は少年の方があるにも関わらず――下から見上げるようにアニトラを見た。
- アニトラ
- 「寂しい……んん……」 何か思い出すように、視線を動かして、
- トゥエルヴ
- 「………」 いけない事聞いちゃったかな。また怒るような事言っちゃったかな。と思いつつも、悩むアニトラを眺める。
- アニトラ
- 「……聞こえないこと事態は受け入れられるものですが、……」 言葉を選んでか、状況を思い出すまでかでしばしば間が空く。
- トゥエルヴ
- 「……」 手持無沙汰な様子で、視線をあっちこっちへと向けていく。
- 指遊びをしていたが、それも結局数秒でやめて、手を背中へと回した。
- アニトラ
- 「差異……そうですね。この超えられない事に対して、とても身近な人たちとそれの共有が出来ることはないと思い知らされる、この差異に関しては……寂しく思いました」
- トゥエルヴ
- 「………身近な人と共有できない、寂しさ」 アニトラの言葉を鸚鵡返しする
- アニトラ
- 「それでも、他に繋がれる手段はありましたから。聞こえても、聞こえなくても、受け入れて下さいましたから」
- 「大きな寂しさを感じずには、済んだと思いますよ」 気持ち、寂しげに笑った。
- トゥエルヴ
- 「――…」 より具体的になった彼女の言い様に 「……どう、やったの?」
- アニトラ
- 「どう……? あ、すみません、言い方が悪かったのかも。手段と言うか、親交する上で、必ずしも神様が関わっているということはないはずです」
- 「例えば、こうして言葉を交わし合っているのは、神様の思し召しではないでしょう?」
- トゥエルヴ
- 「………」 少し悩んでから、視線をアニトラに戻す。敬虔な信徒としては頷く事が憚られたが、その言葉の先が気になるといった目だ。
- アニトラ
- 「そうして生まれてくる感情や意思、積み上がる関係性……それによって、繋がることが出来ていたと思いますよ」
- 「もしかしたら、目に見えないだけで、ほんの少しくらいは後押しをされたことも……あるかもしれませんけれどね」 いたずらっぽく、笑みを見せた。
- トゥエルヴ
- 「……」 口を開いて、閉じる。悪戯っぽく笑いながらそんな事を言われてしまえば、否定することも出来なかった
- 「…誰かは、分からないけど……アニトラには神様のご加護がある気がする」
- ふいと視線を何でもないところへ投げて 「怒らないし、優しいし……頑張り屋さんだし。そう言う人には、神様のご加護があるんだ」
- アニトラ
- 「そう……でしょうか」 加護、という言葉には疑問を持つようで。
- トゥエルヴ
- 「うん……」 わかんないけど、と小声で付け足して
- アニトラ
- 言葉を続けようとするも、トゥエルヴの様子が気にかかり、噤まれた。
- トゥエルヴ
- 「……たくさん祈れば、きっとそのうち神様の事感じられるようになるよ」 ぱっとアニトラを見て
- 「そうすれば、その――人と繋がる事はもっと簡単になるし」
- 「今よりもっと寂しくなくなるよ」
- 良い事を思い付いた子供のような表情で、アニトラの手をとり引っ張ろうとする。
- アニトラ
- 「随分、難しいこととは思いますが……そうかも、しれませんね」 そう言われても苦笑しつつ、引っ張られるままに身を任そう。
- そう言われても本気に思えることはなく、です!
- トゥエルヴ
- アニトラを連れて行ったのは、長椅子が整然と並べられた礼拝堂だ。巨大な神殿に合わせた、巨大なステンドグラスから、色鮮やかな光が降り注いでいる。
- 長椅子のうちの一つへと導くと、慣れた所作で跪いて両手を握る。祈る為の姿勢になって 「アニトラなら、きっとライフォスだって喜んで迎えてくれるよ」 その言葉を最後に、目を瞑った。
- トゥエルヴ
- 宗教勧誘中
- アニトラ
- 絶賛宗教勧誘されてる
- アニトラ
- 神殿の中としてはよく見る光景で、その中でもここはとても綺麗な光景だ。
- 慣れた所作で祈りを組み、目を瞑ったトゥエルヴを見て、困ったように小さく笑う。
- もしかしたら、この空気感以外にも、何か漂い巡っているのかもしれないけれど……それを身に感じることもなく、その様子を真似て自分も祈りの姿勢を取った。
- トゥエルヴ
- 何事も飽きやすい性格ではあるが、こと信仰においては日頃から熱心なのだろう。ステンドグラスから降り注ぐ光にオレンジ色が混ざり、照らす場所が床から壁に移っても、少年は祈り続けている。
- アニトラ
- 目を瞑っても、何者かの声も、マナを感じ取ることもない。周りとは違う建物の中で目を瞑っただけ……そんな感覚だ。
- トゥエルヴ
- 寝てしまったのではないか、とそんな疑問さえ浮かんでしまうかもしれない時間を過ごしてから、ふと薄く目を開いてアニトラを見た。
- アニトラ
- 祈りというよりかは、精神統一かな……そう思っていたら、少し落ちかけていた。
- トゥエルヴ
- 「……どう?」 と静かな声がアニトラに向けられる。
- アニトラ
- ほんの少し眠たげな目をしたが、ぶるっと頭を振るって笑んだ。 「とっても遠くにいらっしゃるのかも、しれませんね」
- さて、と立ち上がり、振り返る。 「トゥエルヴさんは今……寂しくないですか?」
- トゥエルヴ
- 「……え」 未だ跪いた状態で、アニトラを見上げる。
- しばしの間考え込んで 「…寂しくないよ。僕にはライフォスがいてくれるもの」
- 「今はまだ届かないだけで……きっといつか、声を聴かせてくれる」
- 「声が聴こえたら、大好きな人と三人でお茶会を開くんだ」
- アニトラ
- 「……そうですか」 グラスランナーである自分よりは余程目はあるだろうけど、それでも聞こえないものには聞こえないという、神の声。
- その人達は、そのことを理解しながら、彼にお茶会を持ちかけているのだろうか。神の声などなくとも、飲み交わすこと自体は容易いはずなのに。
- トゥエルヴ
- 最後に祈りの締めの言葉を心の中で囁いてから、少年も立ちあがる 「そろそろ戻る?」 ステンドグラスのオレンジ色の光が、少年の横顔を照らしている。
- アニトラ
- けれどその答えを、道筋を示すのは自分ではない……立ちはだかる見えない壁を、幾重にも感じた。
- 橙色に照らされた少年を見て、笑みを直した。 「そうですね。いい時間ですし、そうしましょう」
- 「宿についたら、お茶を出しますよ。きっと、合うはずですから」
- トゥエルヴ
- 「ほんと?」 嬉しそうに、ぱっと表情を明るくして 「じゃあ、また大通りでお菓子を買っていこう」 と歩き出した。
- 「皆の分も」 と付け足して。
- アニトラ
- 「ええ。買って帰って、皆で食べましょうね」
- トゥエルヴ
- 「うん」 そう言って、美しいステンドグラスを背に、二人は神殿を出て行った。
- トゥエルヴ
- きっとこのへんで締まるんだ!!
- アニトラ
- だ!!!!!
- 綺麗だな!!!!
- トゥエルヴ
- お疲れ様です!!!!!!
- アニトラ
- お疲れさまです描写ありがとう!!!!大変助かります!!!!!
- トゥエルヴ
- ゆっくり出来ました!!!!!
- こちらこそお付き合いありがとうブラタモリ!!!!!!!
- アニトラ
- 私はおばあちゃんだ――
- トゥエルヴ
- おばあちゃん!?!?!?
- アニトラ
- ありがとう!!!
- レスポンスはどうしてもこうゆっくりに……
- トゥエルヴ
- でもその分丁寧にやってくれてるから
- いいんです!!!僕も遅い方だし……
- 部屋の掃除はあとでカノピーに頼んでおきます!!!!
- アニトラ
- アリガトウ
- かのぴーーーーー!!!!
- トゥエルヴ
- ぴいいいいいいいいいいいいいいいいい
- では退出だ!!!お疲れ様でしたまた遊んでください!!!!!
- アニトラ
- こちらこそおつかれさまでしたまたよろしく!!!
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- アニトラが退室しました
- !SYSTEM
- トゥエルヴが退室しました