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降魔は清都に潜む:幕間

20210714_0

!SYSTEM
フィオリが入室しました
!SYSTEM
レイヴェンが入室しました
レイヴェン
ヌルン
フィオリ
ヌルヌル
!SYSTEM
トゥエルヴが入室しました
トゥエルヴ
シュ
フィオリ
ようこそ
バーボンハウスへ
トゥエルヴ
此処があの女のハウスね
フィオリ
キャンプ中の一幕って感じでいいわよね
レイヴェン
いいですわぞ
トゥエルヴ
よい!
フィオリ
途中からでも入れるように焚火の周りとかにしようかな
トゥエルヴ
はーい
#
 
 
 
月が高く上っていた。
空に雲は一片もなく、満点の星が空一面に広がっている。夜目が利かずとも、明かりがさほど要らない程に明るい夜だった。
そんな空の下―― 長いこと人目に触れず、静かに森の中に眠る遺構を利用して、一夜のキャンプをしている者たちがいた。
 
 
!SYSTEM
アニトラが入室しました
アニトラ
どれ? って思ってたら部屋が生まれてた 途中から挿入失礼します。。
フィオリ
パチパチと、薪のはぜる音が響いている。焚火のそばに置かれていた食器類はすっかり片付いていた。
――……」 ふう、と少女は息をつき、触れていた大きな球状の晶石から手を離した。
フィオリ
いらっしゃい
フィオリ
何だか眠れずに起き出して、少しばかり回復した魔力を注ぎにきたのだ。とりあえず、こんなものでいいだろう――と、フィオリは気を抜いて焚火の傍に坐り込んだ。
トゥエルヴ
ぶすり♂
レイヴェン
どすり♂
レイヴェン
「若いうちの夜更かしは体にも美容にも毒だよぉ」焚火の傍には手酌でお酒を頂くおじさんがいた
アニトラ
男たちの穴にいれてよろしいって!?
フィオリ
どうぞ
アニトラ
ごくり……
フィオリ
「……。お言葉を返すようですけど、寝る前のお酒はほどほどに」
少し肩をすくめ、生徒が先生へ逆に注意するような口調で
レイヴェン
「あはは~、これは一本取られちゃった」てへ☆と舌を出すおじさん
トゥエルヴ
焚火の傍で木々の隙間を見つめるのは、月を思わせるような金色の瞳。それまで静かだったその場所に響いた声に、会話する二人へとそっと視線を投げる。
フィオリ
「もう少し、充填した魔力に余裕を持たせておきたかったんです。明日、中に入って、時間が足りませんでしたじゃ困りますから」
そういって、球状の晶石を撫でた。
レイヴェン
「分からなくもない。でもまあ、人が体に蓄積できるマナの容量には上限ってものがあるからね、明日には万端になるように調節しないと。いざと言う時に魔法一回分のマナが足りずに動けないってのは避けたいしねえ」
フィオリ
「それは…… 仰る通りです」
レイヴェン
「まあ言うて今回はそこまで時間に余裕がない訳でも無く? なんなら結晶がパンパンになるまで2泊!3泊!と留まってもいい訳ではあるんだけど」くいくい
フィオリ
「グレイスさん達の事を思えば、できるだけ急ぎたいところではあります。……でも、万全を期すならそれも考慮のうちに入りますね」
トゥエルヴ
「その間、街の方も何事もなければいいけどね」 そうこうしてる間に行方不明者とか増えてなきゃいいけど、と。
レイヴェン
「手厳しい~」とほほ~
フィオリ
――そうですね、本当に」 可能性を言えば、確かにその懸念はある。
トゥエルヴ
「レイヴェンがルーズなんだよ」 僕も人の事言えないけど
ところでそれは一体何本目なのだろう、と彼の周囲の空き瓶をカウント
フィオリ
「サカロスさまの使徒に、お酒を飲むなとは言えませんから、レイヴェンさんはお好きにどうぞ」 言葉は少々厳しいが、口調はおどけるように柔らかだ。
「私はお茶でも飲みましょうか。……トゥエルヴ、要ります?」
レイヴェン
「ま、おいたんの見立てだと探索に十分なマナは蓄積されてるようだし。後は明日に向けて体を気持ちを休めるのが一番だねえ」ナッツをぽりぽり
トゥエルヴ
「……」 呼ばれればちらっと控えめな目をやって、外してから頷いた 「うん」
アニトラ
トゥエルヴが視線を外した先の森から、段々と小さな影がこちらに向かってきて、僅かな明かりに照らされて出てきた。
ツァンナに騎乗し、森の中を巡回していたその帰りだ。
トゥエルヴ
「よくわかるね。魔法を使える人は、皆そういうのが分かるものなの?」 外見だけでは先ほどと然程変化はないように見えた
レイヴェン
「やあおかえりおかえり」
フィオリ
頷き返して立ち上がり、傍らに置いていた肩掛け鞄から、ティーカップやポット、茶葉などを取り出す。さほど大きくないカバンから色々なものが出てくるのは奇妙だが、このかばんは空間拡張の鞄と呼ばれる魔道具の一つなのだ
トゥエルヴ
「あ」 アニトラが戻ってきた。軽く手を振る。
トゥエルヴ
ふぃおりえもん
アニトラ
「ただいま戻りました」 レイヴェンに出迎えの言葉を受けて、頷くように頭を下げながら微笑んだ。
フィオリ
「お帰りなさい」
アニトラ
トゥエルヴにも手を小さく振り返し、ツァンナから降りる。
レイヴェン
「石のサイズと自分のマナ容量とその他諸々から逆算しただけさ。魔晶石ってのは容量が大きくなると石のサイズも大きくなるし」
フィオリ
アニトラを迎えながら、ティーポットを手に 「―――」 少し多めに煎れておきましょうか。ソフィアも起きてくるかもしれないし
フィオリ
メインバッグもサブバッグも空間拡張の鞄なのよ
フィオリ
ティーポットとは別の、お湯を沸かすためのポットに水を入れ、火にかけて
「訓練次第です。魔術が使えなくたって、みんな自然と魔力を使っていたりするんですから」
アニトラ
ツァンナの首元を撫でつつ、下げていた頑丈なランタンの火を消し、焚き火の側に座らせる。そして、そのお腹に背を預けて自分も座った。
フィオリ
「大人しいですね、ツァンナ」
トゥエルヴ
「へぇ……」 レイヴェンとフィオリ、双方の意見を聞いて相槌を打つ。
ツァンナ
一度フィオリを見やるも、すぐに視線を外した。
フィオリ
「マナはどこにでもあるんです。呼吸法を元にした練技も、あれは体内のマナを活性化させてるんですから」
トゥエルヴ
感覚でマナを使っている分、言葉にして教わるとなるほど納得。徐に自身の荷袋から魔晶石を取り出して、人差し指と親指の間で角度を変えながら眺めてみた。
フィオリ
「トゥエルヴだって使えるでしょう?」 冒険者の多くは、たしなみとして、あるいは己の武器として身に着けている者が多い
アニトラ
「はい。平時は落ち着いていますよ」 軽くその身体を叩いても、ツァンナは一瞥するだけだった。
トゥエルヴ
「まあ、何となく……」
フィオリ
「私からすると、何となく、で使えてしまう方が才能だと思いますけどね……」
アニトラ
「呼吸法というと、私達は多分、吸って使う感じで……マナのある方は、吐いて使うような感覚が近いのかもしれませんね?」
トゥエルヴ
「………」 ミアみたいな事を言うな、と心でふと思ってみても口には出さない。代わりに視線を魔晶石から外して、もう一度、アニトラが出てきた森の中を眺めた。
フィオリ
「ほんとうに」 ツァンナが大人しくしているうちは安心なのだ。その感覚の鋭さにはこの旅ですでに何度も助けられた
レイヴェン
「小さい森と言うのもあるけど、静かでよい森だねえ。逢魔の森とは大違いだ」まあ若干寒いんだけど
トゥエルヴ
「マナのある方……?」 引っ掛かる言い方に、アニトラを見て首を傾げた。
「うん、静かだね。迷宮の中の一部かもしれないけど」
レイヴェン
「グラスランナーは体内にマナを貯めておけない体質なんだよ」
トゥエルヴ
「……そうなの?」 目を見張って
アニトラ
「はい。レイヴェンさんの仰った通りなんです」
フィオリ
お湯が沸いたようだ。茶葉をセットしたポットに静かに注ぎ――
トゥエルヴ
「じゃあ、アニトラは魔法が使えないの?」
アニトラ
「魔力の流れを汲み取るのも、あまりよくはわからないんです。なんとなくで出来てしまう方も居るとは思うのですが……」
フィオリ
「……ここのところ根を詰めてばかりだったので…… 正直、ちょっと気分転換になってます」>レイヴェン
アニトラ
「わたしは魔法についても学んでいないですし、そうです。〈星の標〉には使う方が居るとは耳にしましたが」
レイヴェン
「まあ、場所が場所だったからねえ」
フィオリ
「でも、その代わり、アニトラさんのような人は、特別に魔術への抵抗力も高いって言いますね」
トゥエルヴ
「………」 驚きに薄く口を開いたまま、膝の上に肘を置いて頬杖をつく。
アニトラ
幾分か気が安らいできているフィオリを見て、安心を覚えつつ、
フィオリ
茶葉が丁度よく蒸れたのを見計らって、事前に温めておいたカップにひとつずつ注いだ。一杯分は、あとで温め直せるように残しておく。
レイヴェン
「ちなみにこの世の中には全身が魔晶石みたいになっているフロウライトと言う種族もいるよ。星の標にも確かいたなあ」
アニトラ
「特に意識していることではありませんが、向かってくる魔術が消えることもありますね」
フィオリ
「はい、どうぞ」 と立ち上がって、トゥエルヴの前にカップを置き、同じようにレイヴェンとアニトラにも紅茶を配って
アニトラ
「あ、本で見たことがあります。感情によって光り方が変わるとか……」 うんうん頷く
トゥエルヴ
「体が石なの…?ゴーレムってこと……?」 聞こえてきた驚きの事実に、再び目を見張って、アニトラの言にも、これまた目を丸くした。
アニトラ
「ありがとうございます、フィオリさん。いただきますね」
レイヴェン
「いやいや、れっきとした人族さ。まー世の中色んな人々がいらっしゃいますよ」
トゥエルヴ
「あ、」 驚きの最中、フィオリの声に目を丸くしたまま彼女を見上げて
フィオリ
どうぞ、と薦めながら
「私、実はグラスランナーの人としっかりお話するのははじめてなんです。それで、ええと……」
アニトラ
受け取って、熱が少し冷めるまで膝の上に乗せて持っている。
トゥエルヴ
自分の前に置かれたティーカップを手に取る。熱い。もう少しだけ冷まそうとソーサーに戻した。
フィオリ
言うべきか、言うまいか、かなり迷った様子を見せた後、 「――これはとても失礼かもしれないんですけど。アニトラさんは、話に聞いていたグラスランナーの印象とは、だいぶ違いますね……」
レイヴェン
「そうだねえ、アニトラ君はこう、すごく真面目と言うか」
フィオリ
「やけどしないように気を付けてくださいね、舌」
「ふーふーしてください」
レイヴェン
「ブランデーをちょっと垂らすと美味しくなるよお」スキットル(副)をちゃぷちゃぷ言わせながら
アニトラ
「……ああ。そうですね、所謂普通に生きた方たちとは、大分違うと思います。そのくくりの中では、変わり者なんだと思います」
フィオリ
といって、本当にそのような仕草をした。
アニトラ
別に気を悪くしたわけでもなく、柔らかく笑みながら、 「あまり信じられないことかもしれませんが、わたしは人の家族の中で育ちましたので……少しぐらいは。」
フィオリ
――ああ。ティー・ロワイヤルですね」
トゥエルヴ
「………」 まさか本当に初めてではないにしろ、見様見真似といった様相でお茶をふーふーした。
フィオリ
「人の家庭で―― なるほど、それで」
トゥエルヴ
「お酒を紅茶に入れたら、苦くならない……?」
レイヴェン
「そうそれ、おいたん発見した時はこれは世紀の大発明では!?って思ったんだけど昔からある飲み方って言われてがっかりしたなあ」
アニトラ
「甘い感じのお酒でしたら大丈夫ですよ。まあ、それでもお酒の風味ですので、苦手な方にはお酒に変わりはないですね」 小さく笑って。
フィオリ
「それで、なんだか納得いきました」 疑問が氷解したのか、すっきりした顔で少し笑って。アニトラはすごく、何というか――どんな場所でも馴染んでしまうようなところがあると思っていたのだ
トゥエルヴ
残念だったね、とレイヴェンに返して
フィオリ
――レイヴェンさん。それって、とりあえず何でもかんでもお酒を入れてみたりしてませんよね…」
まさかとは思いますが、と自分のカップを持ち上げ、一口澄ました感じで飲みました
レイヴェン
「彼の鉄道神王様はこう仰った――人生とは挑戦の連続である!――と」
フィオリ
「サカロス様はどこへ……?」
アニトラ
「ふふっ。他の神様の教えにも寛容なんですね」
レイヴェン
「サカロス様はそう言う気分の日もあるよねって言ったかもしれない」
アニトラ
空間拡張の鞄はいいぞ(いいぞ
トゥエルヴ
「……適当な事しか言ってない…」
アニトラ
「あの……そういえば。少し興味があることなのですが、」
「神様の声の聞こえ方って……どんな感じなのでしょう?」
フィオリ
フィオリがいれた紅茶は、お店のものとまではいかないが、こんな場所と道具で煎れたわりには、しっかり美味しくたのしめる味だ。
レイヴェン
「まあ物事の解釈はそれこそ玉虫色さね。見る人見る角度で何色にも見える」
フィオリ
「………」 アニトラの素朴な疑問には、ふと興味をひかれて
トゥエルヴ
ぴくりと指が震えて、アニトラを見た。そして、答えを求めるようにレイヴェンを見つめる。
アニトラ
膝下から香る紅茶の匂いを吸い、リラックスしながら。
「グラスランナーというのは、神様の声も聞こえないようなので……一般に聞こえない方と一緒、ではあるのですけどね」
フィオリ
外で飲む分の解放感が若干底上げしているとはいえ、いつもよく煎れているのだろう
――神殿に仕えている神職の人でも、実際の声を聞くのは一部、……とは聞いたことがありますが」
レイヴェン
「どうだったかなあ、頭の中に響く感じだったような普通に空耳っぽく聞こえたような。うーん、初めて啓示があったのはもうウン十年前だからなあ」うーんうーんと腕組
フィオリ
そこまで意識せずに、見聞きしていた一般論を言ってから―― ふと思い当って、傍らの少年を見やった。
アニトラ
「人から話しかけられた、といった感じではまず無いのですね」 なんとなく、その感覚を想像する。
トゥエルヴ
普段通りの、平坦な、感情の見えにくい目でサカロスの神官を見つめているが――何処となく、必死さが滲んでいるようにも見えたかもしれない。
「何か、特別な事をしたから聞こえるようになった……とか?」
フィオリ
「それだけ聞くと、それこそ、空耳だとか思い込み、自分の勘違いだと思ってしまいそうですけど――
「これは神様だ――と、確信できるほどの存在感がある、んでしょうか」
レイヴェン
どうなんでしょうね?????
フィオリ
あるんじゃないんですか???
アニトラ
どうなんだろうww
トゥエルヴ
わからない――
アニトラ
多分あるんじゃない???
マナ的な気配とか????
フィオリ
スカウトに来るみたいな感じだったりして
アニトラ
難しいこと言っててごめんww
フィオリ
いいんですよふわっとイメージでいいんです!
フィオリ
興味津々、といった感じに目を輝かせている
彼女にとっては、未知の神秘は何でも興味の引くものなのかもしれない。
アニトラ
「ううん……熱心にしていたら聞こえる、という話でもないようですから……」
レイヴェン
「うーん……そうねえ、神様って思ったよりフランクなんだな、みたいな実感を感じたかな?」
フィオリ
「………」 しかし―― ふと、少年の声に何か真に迫るものを感じて
トゥエルヴ
「昔から、その………」 サカロスの教義とはなんだろうと悩みつつ 「毎日お祈りしていたとか、教えを守っていたとか……」 一般的な信徒の行いを例として挙げてみたが、返答はアニトラから帰ってきた。
レイヴェン
伝え聞くルーフェリアとかユリスカロアちゃんとか>フランクが過ぎる
フィオリ
―――………」
アニトラ
フランク神様方!!
フィオリ
あのへんは普通にほっつき歩いてるからなあ……(語弊
レイヴェン
「毎日飲んでたね!」じしんまんまん
トゥエルヴ
「それが、サカロスの教えだから?」
レイヴェン
「いいや、お酒が好きだから!」
アニトラ
「あはは」 そんなレイヴェンについ笑いを誘われる。
トゥエルヴ
「………」 口を開いたまま、言葉が出てこずに 「そう……」 と吐息のような声が漏れる
レイヴェン
「酒はいい!飲んで語れば大体カタがつく! 時々めんどくさい方向に言っちゃうこともあるけど!」
フィオリ
カップに口をつけながら、少年の横顔を盗み見る。
――敬虔に教えを守り、祈りを捧げ…… それでも声を聞かない者もいる。ただ生きているだけで、声を聞く者もいる。それは、ある種の人々にとって、自分は選ばれないという現実を突きつけるものでは――
トゥエルヴ
数秒遅れてから視線を感じて、フィオリへと視線を投げる。居心地悪そうに視線はそのまま横へ流れていった。
フィオリ
「……トゥエルヴ……」 レイヴェンの快活な語りを聞きながら、少年を慮って名を呼ぶ。が、彼は目をそらしてしまった
アニトラ
「神様からの視点も、一体どうなのでしょうね。わたし達をどのように知覚出来ているのかも、わかりませんから……」
トゥエルヴ
「……じゃあ、僕もお酒を毎日飲んでたら、サカロスの声が聞こえたりして」 冗談めかしでそう言って
レイヴェン
(最終的に運だからなあ、何を言っても角は立つ、か)ならば下手につくろわずに直球で言った方がいいこともある
レイヴェン
公式もふわっとしか考えてないと思うから……(目をそらす)
アニトラ
わかる
アニトラ
「案外見えているようで、見えていないかもしれません」 なんて、と気軽に言うも。浮かない顔のトゥエルヴを見ると、何か良くないことを言っただろうかと思い始める。
トゥエルヴ
「以前、ル・ロウドの神官とも話した事あるけど……友達みたいな感覚、言ってた」 視線を感じて、アニトラへとそう告げる
フィオリ
「神様も、大昔は私たちと同じ人であったそうですからね」
「でも、サカロス様の司る教えは、私もすばらしいコトだと思いますよ」
アニトラ
「友達…………」 難しい顔をした。よくわからないな……神様って……
フィオリ
以前よりもいくらかくだけた調子で笑って
トゥエルヴ
最後にもう一度大きくお茶に息を吹きかけてから、漸くカップに口をつける。
フィオリ
「幸せは分かち合うもの。力や理屈よりもまず杯を――って」
レイヴェン
「そりゃあ嬉しいねぇ。サカロス様もよっしゃって思ってるかも?」
アニトラ
「比較的馴染みやすい神様、でしょうね」 こちらの紅茶も少しは冷めてきただろう。ゆっくりと口元にティーカップを持ってきて、紅茶を口に含んだ。
フィオリ
「ある意味、隣人と調和や平和を愛するライフォス様の教えに通じるものがあります。……方法が、美味しいお酒をいっしょに飲もう、ですけど」
ちょっと肩をすくめて
レイヴェン
「大事だよお酒」はくしん
トゥエルヴ
「……そんなに」
迫真だ…
フィオリ
「お酒は、まあ、ともかくとして……」 くすりと笑い、 「いっしょに食卓を囲んで、飲み食いするのは、仲良くなる方法のひとつではあると思います」
「それも、冒険者の皆さんから学んだコトの一つですね」
アニトラ
そうですね、と肯定するように頷く。
トゥエルヴ
その言葉にフィオリを見やって、泳ぐ視線がお茶の水面に移る。なんとも名状しがたい顔だと気が付けば、慌てて紅茶をぐいっと一気飲みした 「……あつっ」
フィオリ
「……トゥエルヴって猫舌でしたっけ」
トゥエルヴ
「……どうだろ」 あつい…
レイヴェン
「はいお水」お水(お水)です
フィオリ
お酒じゃなかった
トゥエルヴ
「……ん」 受け取り。ほんとに水??
レイヴェン
お水です(お水です)
レイヴェン
お酒じゃないのよ
トゥエルヴ
くんくん匂いを嗅いで、正真正銘の水だと確信してから口にした。
フィオリ
「…………」 ほんの少しだけ悪戯心が疼いてしまったが、さすがにレイヴェンはそんなことをしないだろう
アニトラ
水のようだ!(避け
トゥエルヴ
レイヴェンにとっての水
ってこと!?
レイヴェン
「おや、酒の方が良かったかい。そっちの準備もあるけど?」
フィオリ
――……」 そんなやり取りを聞きながら――
アニトラ
ツァンナが少しウトウトしている様子を背で感じつつ、中空を見るように焚き火の揺らめく炎を目にしていた。
トゥエルヴ
一通り水を飲んでもまだ若干ひりひりする舌先に、口元に手を当てる 「い、いいよ。いらない…」
フィオリ
オールテアで再会してからというものの、ぎくしゃくしていた空気は今は幾分和らいでいて―― そのことに、何より感謝していた。二人には頭が上がらない、と思う。
「……少しだけ」
「少しだけ、もらってもいいですか」 つい、そんな事を言ってしまった。
レイヴェン
「勿論!どうぞどうぞ」スキットル(副・ブランデー用)をお渡しして
トゥエルヴ
「……え」
トゥエルヴ
一体幾つ持ってるんだスキットル
アニトラ
いっぱい
トゥエルヴ
おっぱい
アニトラ
夢いっぱい!!!
トゥエルヴ
どん!!!!
フィオリ
「ありがとうございます」 とスキットルを受け取って、蓋を開ける。ブランデーの香りが漂って―― 「……ん」
「何ですか、トゥエルヴ」
トゥエルヴ
「………」 訝し気な瞳がそちらへ向けられる。以前も確かにお酒を飲むとは言っていたが――
アニトラ
「……あら」 息抜きが出来ているのかもしれない。
フィオリ
「………」 視線が交差するが、少年がなんにも言わないので、 「………」
紅茶はすっかり飲んでしまっていたので、あいたカップに目見当で二口ぶんほど、ブランデーを注いだ。
「はい、お返しします。……香りはいいですね」
トゥエルヴ
「……」 酒場でよく見かける、酔っ払いの姿を想起する。不安気に見守るも、そんな自分もなんだか可笑しい気がして水をちびちびと飲んだ。
レイヴェン
(圭)<(主)(副)(予備)の3つはマストですね。
トゥエルヴ
ユアン!?
フィオリ
ちなみにブランデーは40〜50度
レイヴェン
ストレートでちびちびいけ
アニトラ
高い(PL目線
トゥエルヴ
消毒液だわ
レイヴェン
「ブランデーはストレートならちびちび行くのがいいよ。度数高いからね」
フィオリ
果物のような、燻したような香りをかぎながら、こくり、と一口
「っ…… けほっ、けほっ。そ、それを早く言ってください……」
レイヴェン
「ははは、ごめんごめん」はいお水(お水)
フィオリ
かあっと腹の中が熱くなる。
「……どうも」 とお水を頂き
トゥエルヴ
お水もいっぱい持ってるレイヴェンおじ
フィオリ
「これは…… 何と言うか、大人の味ですね」
フィオリ
大人の味…… 大人の味…… 大人の大人の…
トゥエルヴ
フィオリ!?
トゥエルヴ
「大人の……」
フィオリ
「初心者はお断りな感じです」 ちびちび
アニトラ
大人の味を噛み(飲み)しめるフィオリ
トゥエルヴ
大人の階段上っちゃったねぇ…
レイヴェン
「まあ、ドワーフの皆さんには水みたいなレベルなんだけどねぇ」ぐいぐい
アニトラ
「あんまり高いと、わたしは楽しんでは飲めないですね……」
フィオリ
「……。トゥエルヴにはちょっと早いかもしれませんね」
トゥエルヴ
「………」
フィオリ
自分のことを棚にあげて
アニトラ
「ええ。なんともないようですから」 レイヴェンに頷いて
トゥエルヴ
「……」 ぴくりと水の入ったカップを持つ手が動く。
むむっと対抗心を露わにした子供の顔でフィオリを見て 「レイヴェン」 と名前を呼ぶ。
フィオリ
「これはこれで、癖になるというか……」 舌が痺れたようになっているのが。味は正直よく分からない
フィオリ
味はわかってない
レイヴェン
「はいはい、明日に響くとおいたんが怒られるからほどほどにするんだよ」フィオリから回収したスキットル(副)をトゥエルヴに
フィオリ
???「殺すね!」
アニトラ
!?
トゥエルヴ
ソフィア!?
アニトラ
眠れる獅子を起こしてしまう
フィオリ
あやしい大人の液体をのませたからころす
トゥエルヴ
スキットルを受け取って、蓋を開けて、鼻につくアルコールの強烈な匂いにそこで漸く我に返った。
フィオリ
「……無理はしないほうがいいですよ、トゥエルヴ」
アニトラ
「……」 遅れて、ふと思う。フィオリさん……トゥエルヴさんのこと、無意識に煽ってしまったのでは?
フィオリ
なぜかほのかな対抗意識を滲ませて、澄ました顔でいった。耳が若干赤い。
トゥエルヴ
お酒と言えば、礼拝堂で儀礼的に口にするワインが精一杯だ。それも一口だけ 「………」 スキットルを見下ろして
トゥエルヴ
※大体キリスト教のイメージだった
レイヴェン
だいじょうぶだこのあとソフィアが来た時にフィオリがソフィアと腕を組めばむしろおいたんはGJ!される立場だ
トゥエルヴ
「無理、とかじゃないし……」
アニトラ
なるほどな
フィオリ
そこまで読んで……!
トゥエルヴ
策士……
レイヴェン
「うーん、何かあったかな……」ごそごそ
フィオリ
「………」 何だかふわふわする
「アニトラさん」
アニトラ
「……あ、は、はい?」
「どうしました、フィオリさん……耳、赤いですけれど……」
フィオリ
「さわっていいですか。さわらせてもらっていいですか」
アニトラ
「え……?」 何を?
トゥエルヴ
「…………」 二度見した。
レイヴェン
アニトラ、君も死ぬ側だよ
アニトラ
やべェーーーー!!!
フィオリ
「いいですか?」 耳だけでなく、頬もちょっと赤い
トゥエルヴ
か、絡み酒だーーーッ!!
アニトラ
「じょ……常識的な範囲内でしたら……」 ティーカップとソーサーを落としてしまわないように、予め少し離れに置いてから、手を差し出した。
フィオリ
「………」 ふらり、と立ち上がって
歩み寄り、手を伸ばして、フィオリは――
レイヴェン
「まあ、お酒の楽しみ方は人それぞれだ。紅茶に一滴垂らすでもいいしジュースで割ったっていい」
トゥエルヴ
大人の味だ………
フィオリ
「………」 フィオリの手はアニトラをすりぬけ、ツァンナをもふもふしだした。
レイヴェン
明日は牡丹鍋か……
トゥエルヴ
「………」
フィオリ
ツァンナーーーー!
アニトラ
ツァンナ……わたし、騎獣を失うのは二匹目になってしまうわ……
トゥエルヴ
殺意が留まる事を知らない――ッ!!!
フィオリ
「……あったかい」
アニトラ
酔っているフィオリが一体どんなことをしでかすのか……身構えていたが、やがてその緊張が解けて、困ったように笑ったのだった。
トゥエルヴ
「…それ、ツァンナだけど……」
ツァンナ
ぱち、と目を瞬かせて、フィオリを見ている。
フィオリ
「? ツァンナですけど」
アニトラ
「主語がないので、驚きました……ふふ」
フィオリ
「……なにを想像したんですか、トゥエルヴ。いやらしい」
トゥエルヴ
「……」 露骨に不機嫌な顔をした。
アニトラ
「ごめんなさい。わたしも、どうされるのか、緊張してしまいましたよ。フィオリさん」
レイヴェン
「微笑ましい光景と言う事で……」これ以上は若者たちには早いとスキットルを回収しておきましょう。
トゥエルヴ
「……別に何も想像してないし。紛らわしいな……」
アニトラ
「それならそうと言ってくださったら、ツァンナの様子にもよりますが、わたしは構わないですよ。いつでも」
フィオリ
トゥエルヴの様子に、悪戯っぽくくすりと笑って
「あ、ありがとうございます。実はずっと気になっていて……」
フィオリ
けっこう時間はいい感じかしら
トゥエルヴ
結局スキットルは蓋を開けたまま、手の中に納まっている。やはりお酒は恐ろしい…す、と蓋を閉める。
レイヴェン
「その気になったら飲みやすいカクテルでも紹介するよ。と言う事でおいたんはそろそろ寝ます!」
フィオリ
ひとしきりツァンナを愛でると、ようやく満足したのか、ふらりと立ち上がって
レイヴェン
ですね
トゥエルヴ
いつ締めてくださってもよろしくってよ!
フィオリ
「……私も、少し眠くなってきました」
アニトラ
ですのよ!
トゥエルヴ
「……うん。これ、どうもね」 とスキットルをレイヴェンへ戻そう
アニトラ
「ああ、そろそろいい時間ですね。……もう一度、周囲を見ておこうかしら」 つい、と森の中へ視線をやり。
トゥエルヴ
「アニトラはさっき言ってきたばっかりでしょ。次は僕が行ってくるよ」
フィオリ
「ごちそうさまでした」 と、トゥエルヴが返すところにあわせて>レイヴェン
レイヴェン
「どう致しまして。悪いけど見張りよろしくね」これは自由に食べてねとおいしい保存食セットと言う名のお酒のおつまみ(甘い物から辛い物まで)をおいておこう
トゥエルヴ
立ち上がりながら服についた汚れを払って、愛用の武器を手に取る。
ツァンナ
「……フンッ」 漂う酒気を飛ばすように、短く鼻息し、身体を少し揺らした。
トゥエルヴ
フンッ
アニトラ
フンッ
フィオリ
「……トゥエルヴ、ありがとう。気を付けて」
アニトラ
「そうですか? トゥエルヴさん、ありがとうございます。ではそれまで少し、仮眠していますね」
フィオリ
少年に礼を言うと、小さなあくびをする。 「私は少し休みます。明日のために、魔力を回復させなきゃ……」 そういって、テントの方へ歩いていくのだった。
トゥエルヴ
「……仕事だし」
アニトラ
「レイヴェンさんも、ありがとうございます。起きた時に、少し頂きますね」
フィオリ
翌朝、ソフィアの毛布に間違えて潜り込んでいたとかいないとか……。
レイヴェン
「はいはーい、遠慮せず食べてね」
フィオリ
――おやすみなさい、レイヴェンさん、アニトラさん」
レイヴェン
「おやすみ、また明日」
フィオリ
「おやすみなさい、トゥエルヴ」
トゥエルヴ
ソフィアうっきうきやん…
トゥエルヴ
「……ん」
フィオリ
というところで私はおわーり
アニトラ
「はい、おやすみなさい。フィオリさん、レイヴェンさん、トゥエルヴさん」
トゥエルヴ
その頷きを最後に、武器を腰のベルトに差し込んで、暗い森の奥へと静かに歩いて行った。
トゥエルヴ
こっちもOK!
レイヴェン
OKです!
アニトラ
OK!!
フィオリ
焚火の周りから人気が消え、彼らを見下ろしていた月に、ゆっくりと雲がかかって――
夜は、更けていく。
フィオリ
お付き合いいただきありがとうございました!
トゥエルヴ
こちらこそありがとうございましたー!
フィオリ
ログファイルは、20210714_0 になる予定です
全員退出した後にお掃除しておきます
アニトラ
ありがとうございました~~やったぜ
フィオリ
また本編でもよろしくお願いしますー
レイヴェン
はーい、本編もよろしくおねがいします!
トゥエルヴ
楽しみにしてますよろしゅうです!
レイヴェン
では撤退!
!SYSTEM
レイヴェンが退室しました
トゥエルヴ
楽しかったですさらばだーー!
!SYSTEM
トゥエルヴが退室しました
アニトラ
おつかれさまでした~~
!SYSTEM
アニトラが退室しました
背景
BGM