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仕事の後で

20210711_0

!SYSTEM
オディールが入室しました
!SYSTEM
アルモニカが入室しました
アルモニカ
よいしょ
オディール
お待たせしました
アルモニカ
ううんー
オディール
では導入書いていきますね
アルモニカ
うん、お願いね
オディール
よろしくお願いします
 
アルモニカ
よろしくお願いします。
 
イルスファール王国 王都イルスファール 住宅街
オディール
そう言えば何処らへんにするか決めてなかったですね
ぼんやりさせておきます
アルモニカ
はーい
オディール
<お家の位置
 
街の職人や一般人の他にも、名が上がりつつある冒険者が居を移すことで住むこともイルスファールでは一般的だ
大剣級ともなれば、その辺り珍しくもなく アルモニカは友人と共有することで 一軒家を借りていた
君はちょっとした用事で出かけていて、戻ってきた所だ
少し、異変がある。扉をノックすれば、今日は一日家に居るはずの友人が出迎えてくれるはずなのに
彼女 オディール・クライスは出てくることなく ただいま に対する返事も家の中から返ってこない
アルモニカ
「……あれ。出掛ける用事でも出来たのかな」 鍵を開けて家の中へと入っても、奥からオディールがやってくることはなくて、小さく首を傾げる。
折角、彼女がよく行っている店で焼き立てのパンを買って来たのにと、手にした紙袋に視線を落として。
「オディールー、いないのー?」 声を掛けながら歩き、彼女の部屋へと近づいていく。
 
紙袋を見る視線を少しめぐらせば、特に注意せずとも見つかった彼女の靴 家の中には居るようだ
しかし、返事はやはりなく
アルモニカ
「……寝ちゃってるのかな」 勤勉な彼女が昼寝なんて珍しいと思いつつ、オディールの部屋の扉をこんこんと軽くノックする。
 
「………っ、ん」 少し高めの声が上がって がた、と音がする
オディール
「……‥、も、モニカ…」
アルモニカ
「……あ、ごめんね。起こしちゃった?」
オディール
部屋の中から声がして 「少し待って下さい……」
アルモニカ
扉越しに聞こえてきた音に、申し訳なさそうに謝って。 「う、うん」
オディール
何処かぐったりとした声で 扉の隙間から空気が抜けるところを見ると 窓を開けたのだろうか 片付ける音が続いて 2分ほど
「……すみません、モニカ。おかえりなさい」 扉を少しだけあけて オディールの顔が見える
アルモニカ
「ただいま、オディール。……なんだか疲れてるみたいだけど、大丈夫?」
オディール
「……ちょっと調子が優れないのです」 ほんのりと、顔が赤い
アルモニカ
「……もしかして、熱があるんじゃないの? だったら、ちゃんと寝てないと駄目だよ」 扉の隙間から手を伸ばして、オディールの額と自分の額に触れる。
オディール
「‥‥‥っ」
体を近づければ、わずかに香るのは、甘い様な湿った香り
アルモニカ
「……」 すん、と小さく鼻を動かして。いつの間にか、新しい香水でも買っていたのだろうか。彼女はあまり、そういうことに拘るようなタイプではない、と思っていたけれど。
「ええっと、パンが焼き立てだったから、買ってきたの。ご飯がまだだったら、一緒にどう?」
オディール
熱はむしろ、くっつけた後から上がっていって オディールの頬も染まっていく
アルモニカ
「って、どんどん熱くなってる。駄目だよオディール、ちゃんと寝てないと」
扉を開いて、オディールの手を引いて、ベッドへと連れていく。
オディール
「……、」ぐ、と手を引くモニカがベッドの近くまで来ると 不意に強い力でベッドに向かって押される
アルモニカ
「っ……!?」 そんなことをされるとは思っていなくて、思い切りベッドに倒れ込んでしまって。 「お、オディール……?」
オディール
「………、モニカ」 覆いかぶさるようにして 上からモニカを見つめて 目は、何処か熱っぽく湿っていて 
アルモニカ
「どうしたの……?」 いつもとは違う様子に、じっとオディールの瞳を見つめ返して。
オディール
「………、っ」 暫くそうしていたけれど、頭を振ると ぎぎ、と無理やりモニカから離れるようにして ベッドに座り込む
アルモニカ
身体が離れると、どきどきと大きな鼓動を続ける自分の胸を撫でながら、ゆっくりと起き上がる。 「……大丈夫?」
オディール
「…‥ごめんなさいモニカ」
片手で頭を支えるようにすると弱々しく謝罪を口にして
アルモニカ
「ううん、私は大丈夫。それより……何かあったの?」 横に座って、気遣うように手をオディールに触れさせる。
オディール
「先日……、」触れられてもどきりとしてしまって言葉が途切れる
「……魔物を討滅する依頼を受けたのですが…。その相手が、」 
アルモニカ
「うん」 彼女が自分の居ない間に別の仕事に出ていた、という話は聞いている。
オディール
「淫魔で……、」 また体温が少し上がった気がして
「それで、彼女が仕掛けてきた罠に、対抗できず……その、」
アルモニカ
「……ま、まだ身体に影響が残っちゃってるっていうこと……?」
オディール
「いえ、……体にというか、」
「‥…その時見せられたものが、……その、えっと」 段々と恥ずかしそうに顔が染まっていって
アルモニカ
「う、うん……」 聞いている内に自分までなんだか恥ずかしくなってきて、紅くなった顔を俯ける。
オディール
「……も、」
「……問題で…ええと」
アルモニカ
「む、無理に話さなくても大丈夫だよ。ええっと、そういうのを解ける薬とかも、あったような……」
オディール
「………、」 ふるふる、と首を振って 頭を支えていた手をモニカの手に載せる
アルモニカ
「……オディール?」
オディール
「………モニカは、」
「モニカは私の、一番の友達です。大事な大事な……友達です」
「でも………、」 ゆっくりと顔を上げて
アルモニカ
「……うん」 それは自分にとっても同じことだと頷いて。
オディール
「友達に……こういう気持ちを抱くことは……普通なのでしょうか、私は、……変なのでしょうか」 上がった顔は少し泣きそうで
アルモニカ
「……私も、同年代の友達は多くなかったから、あんまり分からないけど……」
「……そんなこと、気にしなくて大丈夫だよ。オディールが私にとって大事な人なのは、何も変わらないから」 泣きそうな顔をぎゅっと抱き寄せて、ぽんぽんと頭を撫でる。
オディール
「………、」 ぎゅ、とモニカの背中に手を回して
「………分からないんです。モニカを見ていると、ドキドキして、他の人と話してると、もやもやして、」
「………モニカを独り占めにしたくて……私、……私、」
アルモニカ
「……今は、他に誰もいないよ。お家なら、オディールの好きなようにしていいから」
オディール
「…‥モニカ」 見上げるようにして
アルモニカ
「……」 じっとオディールを見つめ返して頷く。
オディール
「………、」 そのまま、押し倒すようにしてベッドに倒れ込んで
アルモニカ
「ん……」 抵抗することはなく、押されるままに背中からベッドに倒れて。
 
夕方頃、日は沈みかけ 二人の少女は一つのベッドで一緒に眠っていて そのうち1人 黒髪の方がむくりと半身を起こす
オディール
「………、」 頭を片手で支えて その表情は罪悪感に満たされている 友達にこんなことをしてしまった。欲しいままにしてしまった、同意があるとは言え、── 「私は……」 声は何処か震えていて
「………、」 加えて、こうした事で何処かすっとした自分も居て それがすごく嫌だった
アルモニカ
「…………」 やや遅れて、ゆっくりと意識が覚醒してくる。驚きはしたものの、何処か満たされたような気分で眠っていた気がする。目を開けば、目の前にオディールの姿が見えて。
「……オディール」 目が覚めてきて、何があったのかはっきりと思い出されて来る。こんな風に抱え込んでいたくらいだ。真面目な彼女がこういうことをしてどう思うかは想像するに容易い。
オディール
「…‥すみませんモニカ。起こしてしまって」
名前を呼ばれれば、そちらに顔を向けて
「体調はどうですか」
アルモニカ
「……ごめんね」 そんな彼女を、此処まで追い込んでしまったのは自分だろう。謝罪の言葉を口にしながら起き上がると、ぎゅっともう一度その身体を抱き寄せて。
オディール
「……あ」
「…‥謝るのは、此方です」
アルモニカ
「それと……ええと、私は、平気――」 言い掛けて、こんな言い方では彼女に余計に罪悪感を背負わせるだけだと言葉を一度止めて。 「ううん、嬉しかった。こうして、オディールにちゃんと受け入れてもらえて、必要だと思われているって分かったから」
オディール
「……、」 頬が赤く染まって 「モニカ……」
感極まるように涙が流れて
「………はい。必要なんです。傍に、居てほしいんです」
アルモニカ
「……もちろん。一緒に住もうって誘ったのは、私の方なんだよ? ちゃんと傍にいるから、安心して」
オディール
「……ありがとう、」きっとこれが 「‥‥大好きです、モニカ」
アルモニカ
「……ふふ、私も大好きだよ、オディール」 優しい笑みを返して、もう一度ぎゅっと抱きついた。
オディール
「……、」 抱きしめ返して
「すみません……まだ少し疲れが残ってるみたいです。眠っても、良いですか?」
アルモニカ
「うん。私が見てるから、ゆっくり休んで」
オディール
頷いて 名残惜しそうに身体を離すと
ゆっくりとベッドに横になり直して毛布を被る 「‥‥おやすみなさい」
アルモニカ
優しく微笑んで頭を撫でて。 「おやすみ、オディール」
オディール
疲れていたのは本当なのか、その後少女はあっさりと意識を手放して 寝息を立て始める
アルモニカ
「……」 しばらくそんな様子を隣で見守ってから、
改めて、さっきオディールにされたことを思い出す。嬉しかったのは本当だし、オディールのためになるべく平静を装ってはいたけれど――思い返してしまうと、とてつもない恥ずかしさが襲ってきて。
「っ~~~~~!」 誰にも見られていないというのに、真っ赤に染まった顔を両手で覆い隠すようにして、しばらくその場で悶え続けた。
アルモニカ
私はこんなところで大丈夫
オディール
これで大丈夫です
お付き合いありがとうございました
アルモニカ
こちらこそありがとうございました。
オディール
20210711_0 ログ番号です
アルモニカ
はーい、ありがとう
オディール
また遊んで下さい ありがとうございました
アルモニカ
こちらこそ。それじゃあまたね
!SYSTEM
アルモニカが退室しました
背景
BGM