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幕間:紅葉

20210629_0

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が入室しました
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フィアールカが入室しました
フィアールカ
こんばんは
やあ
フィアールカ
よろしくお願いいたします
うむ
では
やります
フィアールカ
はい

Place└〈星の標〉

昼過ぎのことである。
元から〈星の標〉は昼を過ぎれば、冒険者の姿もはけ、朝の喧騒が嘘のように静かになる。
それをねらって、休む人間も多いが──今日はそれに輪をかけて人が少ない。
というのも。南部の戦争のせいである。それで、いつも以上に冒険者の数が駆り出されているのだが──
クレハ
「──ふむ。やはり“酒幸神”の信徒の姿があること。それに拙者の考えを結んでみれば……やはりここにおったか」
と、カウンター前でガルバと話しているのは白髪の。穏やかではあるが、少し変わった口調の青年だ。
ガルバ
「ああ。だが、そいつは、今はある用事で、とある魔剣の迷宮に出ている。帰ってくるのは大分と先だとおもうぞ」
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カムラ祓え歌 ピアノ100%
ガルバ
「それに、記憶がないともいっていたはずだ」
クレハ
「なるほど──確かに、あの戦のあとを考えれば頷けるだろうな。あの姫君のことだ。上手くやっているだろう。それに戦い方はそう忘れんはずだ」ふふっと、笑い。「ならば、拙者も再会までに、ここに出てからのなまりを取らねばならぬ」
ガルバ
「──場合によってはお前も南方にいってもらうことはあるかもしれんぞ」
クレハ
「戦にはなれておる。それにようやく、身体が思い通りに動くようになってきたところだが──」
と、酒を一杯のみ
「今日は、のんびりと過ごすときめたのだ」
というかんじのところから、いつでもどうぞ
店内でそんな会話がされている頃、その店を目指して歩く一人の少女がいた。
お日様の光のような金色の髪、海のような空のような青い瞳を持つ少女である。
ガルバ
「今でもそれなりに戦えているとおもったが」
クレハ
「いや、つっかえが──ん」
元々は王都から少々離れた村に住んでいた少女であるが…。
クレハ
と、その来訪者に目を向ける
キィ…とドアが開く音がするだろう。
フィアールカ
「すみません、御店主様は……あ」
クレハ
「──この時間に来訪とは、風の導きか。あるいは事件か」
ガルバ
「どうした。依頼なら受け取っても構わんが、今は人が少ない。すぐに手配は難しいぞ」
フィアールカ
ご飯時を外し、人が少なめの時間帯を狙ったのだが…話中であったか。
クレハ
「──ふむ」
と、黙り
フィアールカ
「いいえ、今回は違います。おかげさまで…ここの冒険者の方々には助けていただいて」そのまま店の中へ入る。
ガルバ
「──」腕を組み少し考え
クレハ
「以前、探索者が魔域に呑まれたという拙者らが請けた依頼があったな」
「そこで、魔域に呑まれていた村の被害者よ」
フィアールカ
「あ…えっと…ごめんなさい、その…依頼等ではないので、お話中なら出直します…」クレハの方を見て
クレハ
「息災で何よりだ。フィーアルカだったか」
と、彼女を見て
フィアールカ
ぺこりと頭を少し下げた。
「はい。フィアールカと申します」店主にも同様に頭を下げた
ガルバ
「いや、俺はこいつの話を聞いていただけだ。大した話ではない」
クレハ
「うむ。聞きたいことは終わっている。そちらも込み入った話なら──拙者はここを離れるとしよう」
「探し人は見つけたが──。探し物はみつからぬのでな。散歩というのもわるくない」と、立ち上がりその場を去ろうとする。
フィアールカ
「い、いいえ、込み入った話ではなく…その……」少し恥ずかし気な様子を見せたが、ガルバの方を見て
「わたくし、こちらで冒険者登録をしたくて、参りました」
ガルバ
「ほう?」
「来るものは拒まずだ。──ふむ」
「いいだろう。これに必要事項を書け」
と、登録用紙を渡す。さて、一方クレハというと
フィアールカ
「ありがとうございます」お礼を述べて
クレハ
その場を去ろうとしていたが、少し止まり
フィアールカ
丁寧に書類を記入していく。そこに迷いはない。
クレハ
「──ふむ。拙者もザーレィを一刀両断した手腕は知っておるが」
「なるほど、其方。この道を選ぶとは……」と、少し言葉を紡ぎかけたが「いや、人の事情は聞くものではないな」
ガルバ
「ああ、やはりそれなりに戦えたか」
フィアールカ
「できました」ほどなくしてガルバに書きあがった書類を渡し
「はい。村の畑では獣が出ることもありましたので…」
クレハ
「うむ。その場を見たわけではないが──。刀線刃筋を見えるか、理解しているのかは分からぬが……。まぐれでは、鉄の身体は両断できぬ」
ガルバ
「なるほどな」
フィアールカ
「歴戦の方々から見たら素人…なのは否定できません、が」
ガルバ
「問題ない。ならば、これからはここの冒険者だ。今日は依頼はないが──明日から顔を出すといい」
フィアールカ
「すぐに追いついてみせます」
気骨はそれなりにあるようだ。
「ありがとうございます!」嬉しそうに、さっきまで少し緊張した様子であったが、年相応な笑みを見せた。
クレハ
「素人などは気にすることではない。所詮、戦いになれば。どちらが強いか、弱いかのどちらかだ」
「だが──そなた。トレイシーに言われておったとき、自身をわきまえていただろう? 己の力量をはかれるということは才の一つよ」
「共に冒険できることをまっておるよ
と、微笑んで
ガルバ
「あそこの掲示板に基本的には依頼が貼りだされる。明日から確認しておくといい」
フィアールカ
「クレハさん…ありがとうございます。わたくし、頑張ります。皆様の…貴方の隣にたてるように」>クレハ
ガルバの話にもふむふむと耳を傾け
クレハ
「そうだな──。共に冒険をするときはよいが。拙者個人の隣などとは思わぬ方がよいかもしれぬ」
「所詮拙者は、殺すための。自己本位な剣よ」
はっはっと、笑い
「まあでも、その才能を目で見たいのはとしても楽しみだ。また会おう」
と、出ていこうとしよう今度こそ。
フィアールカ
「…あ」
「あ、あの!」
クレハ
「ん? 何かまだあるのか?」
ガルバ
説明を途中でやめ
フィアールカ
「…その、クレハさんさえよろしければ…お礼を受け取っていただけませんか」
ガルバ
「──礼?」
クレハ
こちらです
「──礼? 何かしただろうか?」
「以前の事であれば、仕事のうちだ、気にしなくともいいが──そうだな」
「食べ物であれば、不躾であるかもしれんが。受け取るぞ。食事は趣味なのでな」
フィアールカ
「えっと…うちの村では、葡萄づくりが盛んで…村長からもギルドを通して御店主様に色々届けさせてもいただいたのですが…」
ガルバ
「ああ、あれか」
フィアールカ
ガルバの言葉にも頷いて
クレハ
「葡萄か──悪くないな」
フィアールカ
「もし、苦手でなければ…」取り出したのはワインの瓶である。
クレハ
「──おお、これは葡萄酒か」
「うむ」と、渡されたらもらって「──全く。律義ではあるが、恩はどこかしらで報いねばならぬ」
「何かしらの形で返そう」と、喜んで受け取った
フィアールカ
「い、いえ!もともとはわたくしのお命を助けていただいたご恩でございますし…」
クレハ
そのようなフィアールカのような様子はいざ知らず。「気にするでない。気持ちの問題だ」
「だが、拙者も今は浮かばん。シンボルあたりを作ってもいいとおもったが、シンボルづくりも冒険者の交友を広める方法のひとつゆえな」
「それを拙者がやるのは水を差すというやつだ」
ガルバ
「露店で買っている奴もおおいがな」
クレハ
「故に、一つ宿題ができた。何かを考えておく。では、予定通り失礼しよう」
「では、お互いに。武運があらんことを」
と、ひらひらと、扉から出ていこう
フィアールカ
「はい。お引止めしてしまい…。また、お会いいたしましょう」
ガルバ
「──ふむ」
青年の背中が見えなくなったところで
フィアールカ
「………」
「…わ、わたくし上手く話せていたでしょうか」その頬はりんごのように真っ赤に熟れていた
ガルバ
頭を抱えて
フィアールカ
「す、すみません、妙なことを…その」
ガルバ
「──まあ問題ないだろう。それよりもまずは自分の力を高めることだな」
「場合によっては戦争に行くこともあるかもしれん」
フィアールカ
「…あの時皆様に助けていただいて皆々様技量がとてもわたくしなどとは全く違っており…憧れを抱いた次第で…」
ガルバ
「まあ、冒険者は基本自由だ。好きなように──」
フィアールカ
「…はい、無論、本分をおろそかにするつもりはございません」
ガルバ
「なら、実力で証明してみせろ」
「そういう世界だ」
フィアールカ
「南方については村でもお噂は伺っておりました。覚悟はいたしております」
「はい」少女は真直ぐに目を見返して頷いた
ガルバ
「──なら、宿屋でも探してくるといい。今日は依頼はないだろうからな」
と、時間を見て
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フィアールカ
「はい。御店主様、お時間をいただきありがとうございました」ぺこりと頭を下げ
というかんじかな
フィアールカ
こんな感じでしょうか
はい。
お話しできてうれしかったです
うむ
それでは
2であうとしよう
フィアールカ
はい、またお会いいたしましょう
こちらもなにかかんがえておこう
20210629_0
ござるよ
フィアールカ
皆様の、貴方のお隣に立てるように精進いたします
うむ
フィアールカ
では
お疲れさまでした
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フィアールカが退室しました

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