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忘らるる臥所:後日譚

20210612_0

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 が入室しました
 




〈盾の盟〉の帰還

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Return of the "Brotherfood of Shield"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

忘ラルル臥所:結

Awakening of the Last Lemnant
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イニシエノウタ50%
 
 
盾の血盟(Brotherfood of Shield)
かつて、この地で〈奈落の魔域〉との戦いに身を捧げることを誓ったティエンスの戦士達がいた。
〈大破局〉を経て失われてしまった彼らの足跡を求め、一人の少年が祖先から引き継がれた盟約の名残りを携えてイルスファール王国へとやって来た時から、停まっていた時は再び動き出す…
ラーグ平原の森の中に隠れた深い亀裂、〈帰獣の谷〉
その最奥にあるという、彼らが眠り続ける臥所(クレイドル)
〈星の標〉の冒険者達はシラーから来た少年と共に、霧深い谷をかき分け、遂に忘れられた臥所を発見する
時の流れに埋もれ、もはや朽ちかけていた臥所に遺されていたのはただ一人
起こす者が現れない限り、決して目覚めることのない死のような眠りの中にある淡い金の髪の少女
その瞳は未だ開かれてはいない
 
 
崩壊する臥所(クレイドル)から、眠り続けるティエンスの少女を連れて脱出した君達
遺跡の倒壊に騒ぎ出す、野生へと帰ったかつての騎獣たちを避け、あるいは退け、なんとか谷を抜け出した後のこと
人一人は大荷物だ。総じて優れた体格を持つティエンスという種族においては、女性でも人間の男性の平均を上回る背丈があるという
連れ出した少女は、といえば、その範疇からはやや下回るものの、それでも平均的なエルフ女性と同程度だ
彼ら(ティエンス)仮死(ねむり)はマナを注げば解ける。本来であれば起こして自分の足で歩かせるのが妥当、なのだが
想定外だったのは臥所(クレイドル)が完全に倒壊してしまったこと……
これにより、目覚めさせた時に起こり得る問題――
例えば、臥所を襲って眠る少女をかどわかした賊と誤解されるのではないか
遺跡の守衛が問題視していた、権限の有無に関して、アウルムの祖先の手記にある情報では不足があるのではないか
そういった問題を加味した結果、君達は谷を脱出した後すぐに彼女を目覚めさせることはせず、まず、ヴァンスへと向かった。
谷へと向かう直前にも立ち寄ったハルーラの分社で事の顛末を報告し、指示を仰いだ結果はといえば、「王都の神殿にお連れください」という何とも煮え切らないものだった
呼吸も体温もなく、綺麗な遺体にしか見えない少女を伴って、王都へと帰還する
帰りの列車の中、居合わせた乗客の中には、遺体を連れている割には陰鬱さの感じられない君達一団を奇妙に思う者もいたかもしれない
王都イルスファールへと帰還した君達は、〈星の標〉に報告に向かう者と、ハルーラ神殿へ向かう者とに分かれることにした
改めて事情を話し、通された場所は――
 
 

ハルーラ神殿:礼拝堂
敬虔な信徒たちが集う祈りの場の扉は閉ざされ、君達と数名の高位神官しかいない
その中でも年嵩の一人、おそらく高司祭であろう男性が血盟の戦士を連れ帰った君達を見回して口を開いた
高司祭
「まずは君達に感謝を。偉大なる先達とこうして見えることが出来たのは他ならぬ君達の尽力あってのことだろう」
 
準備、ヨシ
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ジゼルが入室しました
 
人が揃って時間になったらボチボチ始める感じで
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ライオットが入室しました
 
ライオット!?生きていたのか…
ライオット
俺いるのか……?(疑惑
 
ほししるに報告に行く体でサボる要員でも不思議ではない感じに描写しておいたが
まさかサボらず追いついて……?
(ライオットを報告役にはしないでのは??)
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エレノアが入室しました
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アウルムが入室しました
アウルム
ライオット!?
ジゼル
おりますぜ
エレノア
いないかもしれない
ジゼル
ライオットは右上のワイプで登場ですか…?
 
エーデルが報告役に……?
アウルム
多分エーデルは
13時からだと……思ってるんじゃないか……?
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エーデルが入室しました
エレノア
私はハルーラ神殿なんてなるべく行きたくないわないわ
 
いた!
アウルム
そんな事は無かった
エーデル
ひゃあ
 
なるべく
エーデル
ごめんなさい!遅れました
 
いいのよいいのよ、集まってくれてありがとう
ライオット
右上のワイプにいてもおかしくはないし
なんならマイクに斜め線入ってるかもしれない
 
まぁ、入るだけ入ってこの場にはいないとかもありだ
アウルム
ミュートにしてて草
ジゼル
全員いるし
 
では、ボチボチと開始しませう
よろしくお願いします
ジゼル
報告して合流したところで行使差異さまが
高司祭って変換できない さまが現れたとかでもよさそう
宜しくお願いします
エレノア
よろしくお願いします。
アウルム
よろしくお願いします。
エーデル
宜しくお願いします!
高司祭
高司祭の視線が礼拝所に運び込まれた簡易寝台の上に寝かされたティエンスの少女へと向けられる。
ライオット
よろしくにきー!
エレノア
私はほししべに報告に行った後みんながハルーラ神殿で愚痴愚痴言われてないか確認するために様子を見に行くわ
 
やさしい
アウルム
「それが彼らの今回の依頼であり、俺……、私の使命ですから」 高司祭に返答を返しつつ、視線は彼に続いて眠っている少女へと流れて行く。
ジゼル
灰色の髪の少女は、並ぶ仲間たちの端にたたずみ、フードを目深に被ったまま、控えめにうなずいた。
ライオット
じゃあ飲みにでもいくんだろうと思ってついていくか
エーデル
「何、こちらも冒険者への正式な依頼として受けた仕事だ。礼には及ばないさ」 ふふんと笑顔で司祭へ
エレノア
もうこの場に追いついてていいわね
高司祭
「君の齎してくれた情報に懐疑的な声もあったのだ。恥ずかしながら、我々の持つ記録には彼らの事は極めて断片的にしか残されていなかった」 アウルムへと向き直り
ジゼル
よさそう
エレノア
――……」 〈星の標〉で報告を済ませた後、遅れて神殿へとやってきた娘は、やや距離を置いたところからそのやり取りを眺めている。本当は捕まる前に様子だけ見てさっさと逃げようと思っていたのだけど、とその不満そうな顔が語っている。
アウルム
「〈盾の血盟(かれら)〉に関する詳細な情報は、私達の手の内にも多くはありません。その対応は当然です」
ジゼル
「………」 アウルムは使命を果たしたのだ。それは喜ばしいことなのだろう。
エーデル
「へぇ、そうなのか。まあ聞いていていい気分になれるものではないしなぁ」 なんてことを当事者を目の前にして素直に感想を述べ 「……ん、おーいエレノア!そんなとこで何してるんだー?」
アウルム
「守衛への命令を行う権限を持たなかった事など、想定外の事象もあり……」 エーデルの声を聞けば、そちらに視線を向けた。
高司祭
「……詫び、という訳では無いが、彼女を起こす役目は君に任せたい。構わないだろうか?」 目覚めた彼女に対して多くは干渉しないという表明でもあるのだろう >アウルム
エレノア
「一々大声で名前を呼ばないで頂戴。ハルーラ神殿(ここ)は嫌いだって言わなかったかしら」
ライオット
「そもそもこんなところに何しに来たんだって聞くべきなんじゃないか」 嫌いな場所にどうしてわざわざ……?
ジゼル
――……何より、見つけられたのはその女の子一人だけ」
高司祭
穿った見方をすれば、目覚めた過去の戦士との交渉事を押し付けたとも取れなくはないだろう。 非情に穿った見方をすれば、だが
ライオット
高司祭の目の前でこんなところと言う勇気
エーデル
「そりゃ、彼女だって起きるところが見たいんじゃないか?此処まで関わったんだから」
アウルム
高司祭へはライオットとエレノアの事も同行した者だと簡単に説明しつつ、
ライオット
そーなの?って目を向けた。 >エレノア
エレノア
「彼女が目覚める所に興味なんてないわ。ただイーヴ、ハルーラ両神殿の連中がどう対応するかを監視しに来ただけよ」
高司祭
王都でも噂の不敬者の存在には目を瞑ってくれているようだ。
アウルム
「はい。彼らを呼び醒まし、導く事が私達の使命ですから」 頷きを返しつつ、準備しておいた魔晶石を荷から取り出す。
エーデル
「……なるほど、心配で見に来てくれたのか」 オジティブシンキン
エレノア
「今の言葉をどう捉えたらそうなるのかしら……」 はあ、と大きなため息をついて。
ジゼル
「先の報告通り、他の臥所はすべて空でした、司祭さま。――あの施設は、とうに完全ではありませんでした。長い時の間に朽ちたか、それとも……」
高司祭
「たった一人でも連れ帰ってくれたことは大きな成果だとも」
アウルム
「……何らかの事由があって、彼女を置いて戦場へと向かったか」 ジゼルの言葉を継ぐように言いながら、眠る少女の前に立つ。
高司祭
「少なくとも、過去に交わしたという盟約が実在した証であり、それを反故にせず済んだということだ」
ジゼル
「………」 監視。エレノアの言い方はあんまりだが、ジゼルにも、改めて彼らが彼女をどう扱うのかは気になるところだ
高司祭
「あの一帯については引き続き調査を進めるつもりだ。他の血盟員の行方に関しても」
エレノア
「彼女一人になるまで見つけられなかった時点で、盟約は蔑ろにされているようなものだと思うけどね」
ライオット
「まあ他にも似たような遺跡もあるかもしれないしな」
アウルム
ティエンスを目覚めさせる方法は、その額にある宝玉――体内の魔元素が表出し、結晶化されたとも言われるそれに触れ、魔元素を注ぎ込むというものだ。
高司祭
そう告げると、高司祭と神官たちは一歩退いた位置へと移り、覚醒を見守る立場をとった
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アウルム
死んだように眠りにつく彼女の額に手を伸ばし、温度の無いその身体に僅かばかり怯みかけて
エーデル
下がった司祭を横目で見てから、少女の前にたたずむアウルムへと視線を向けた。
少女
寝台の上、眠る少女の額には黒い宝玉がある
アウルム
頭を振ると、左手の人差し指をその黒の宝玉へと触れさせる。
少女
アウルムがその宝玉に触れ、マナを注ぎ始めれば――
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イニシエノウタ/酒場50%
アウルム
――……」 瞳を伏せ、指先を通じて彼女へと魔元素を注ぎ込む。
少女
黒く染まっていた宝玉から色が抜け落ちていく
ジゼル
―――………」 影のように静かに控え、その様子を見守る。
エーデル
「おお……」 宝玉が美しく変色していく様に、感嘆の声
少女
一度、無色透明へと変化したのち、黄金色へと変化していく。
黒曜から水晶、そして黄玉(トパーズ)
アウルム
注ぐ――とはいったものの、その眠りを呼び醒ますには大量の魔元素を要する。
エレノア
「…………」 壁に凭れ掛かり、腕を組んだまま静かにその様子を眺め続けて。
ライオット
「これ蘇生代金よりは安いんだよな、確か」 でもそれくらい掛かりはするんだよなあ
アウルム
握り込んでいた魔晶石が砕け、それでもなお不足している魔元素を自身のものから供給していけば、僅かばかり肩が揺れる。
少女
遺体のようだった少女のかんばせが血色を取り戻していく。
エーデル
「…アウルム、大丈夫か?」 魔晶石が砕けたのを見て、少年を見やる
アウルム
「……大丈夫、心配は要らない」
少女
女性らしい丸みを帯びた胸が上下し、呼吸を取り戻す。薄金の長いまつげが震え
開かれた瞳はアメジストの薄紫
エレノア
「そのくらいの魔力を使ったくらいで息切れなんて、ちょっと頼りなさすぎるんじゃない?」
ジゼル
「……実際に見るのははじめてです。本当に――」 死体か、人形のようであった体に、みるみるうちに生気が戻っていく様にみとれるように
エーデル
案じるように少年を見やるが、彼の大丈夫という言葉を信じて視線は目を開けた少女へ 「……!」
少女
――……アウルム?』 茫洋とした視線を傍らの少年へと向け、唇からこぼれたのは魔動機文明語だ。
エーデル
あっわかる!まどうきぶんめーごわかる!
賢い!!
 
えらい
アウルム
自身が消耗するのと呼応する様に息を吹き返し(めざめ)ていく少女の様子に小さく息を吐きながら、エレノアの言葉を聞けば肩の揺れもぴたりと止めた。
 
でも名詞だから実はあんまり関係ないね??発音的な…
アウルム
意地を張る様に肩に力を込めながら、少女の口から零れた名前には小さく頭を振った。
ライオット
「お、動いたぞ」
エレノア
「そりゃ動くでしょ。そういう種族なのよ」
エーデル
「…なあ、今――」 アウルムの名前を呼んだか?お知り合い?と首を傾げ
ジゼル
―――」 少なからず驚きを瞳に宿して――そうだ、その名前は役目を負う者が受け継ぐ名前であったか
アウルム
『……目覚めた、ようかな』 小さく息を吐きながら、彼女の宝玉から手を放す。
少女
『……失礼しました。私は〈盾の血盟〉、訓練生(イニシエイト)符号(コールサイン)"アスター"と申します』首を振り、自分の発言を打ち消してから、上体を起こして名乗った
アウルム
『それから、“深淵を打つ者(アウルム)”……貴方達の戦士の事を指しているのなら、別人だ』
ジゼル
エーデルにはやんわりとかぶりを振り、
アウルム
「……アウルムというのは、〈盾の血盟〉の中でも象徴的な戦士の名なんだ」 エーデルに視線を振り。
アスター
『貴方が私の導き手(ナヴィガトリア)ですか……?』
エーデル
「へぇ……」 特に混乱もせず、落ち着いた様子でいる少女にアウルムの背後から少しだけ歩み寄って
アウルム
「千の魔域を討ち滅ぼしたとされている戦士で、……彼らの旗印でもあった」
エレノア
二人の会話を聞きながら、片手を腰に当ててまた深く息を吐いた。そろそろ真剣にアル・メナス語も覚えないと面倒が勝りそうだ。
アスター
『ここは……』そこまで話して、自分の居る場所が自分の知る場所ではない事に気付いたようで、周囲を見回した
ジゼル
ひとりで目覚めるというのは、一体どういう気持ちなのだろう――。碧の
アウルム
導き手(ナビゲーター)……、という事なら、そうだ。貴方を呼び醒まし、闘いに導く為にここにいる』
ジゼル
碧の瞳を微かにゆらし、どうするつもりなのか、とアウルムを見る。
アスター
『……臥所(クレイドル)が、陥落したのですか……?』
アウルム
フードの下から覗くジゼルの視線に応える様に頷き、
ジゼル
『……状況を。説明すべきだと思います』
アスター
『では、最終作戦は失敗したのでしょうか……』
アウルム
『状況を説明しよう。今は――』 現在の状況を理解している範囲で説明しよう。
ライオット
「まだ生きてると思ってる人間の名前をつけるってどうなんだ?」 アウルムの親!
エーデル
「…ん、最終作戦?」
エレノア
「別にどんな名前をつけるかは自由でしょ。生きてる人間と被ったらいけないなんてルールはないわよ」
アウルム
「いや。〈盾の血盟〉の最後の記録は伝承のものだ。かつてあった戦士の名を、母が俺に付けただけだ」 >ライオット
ライオット
「あー偉いやつの名前付ける感じなんだな」 俺は自分でこれにしたけど
アウルム
現代までに伝わっている〈盾の血盟〉の事、自身の家系の事、臥所(クレイドル)でのことをそれぞれ説明した。>アスター
アスター
『アウルムは、司令官(ハイエルダー)は……ああ……ああ…』 ずっと落ち着いていたやり取りをしていたが、齎された情報に流石に打ちひしがれた様子で
ジゼル
少女は、静かにその様を見守っていた。
アウルム
「過ぎた名だとは思うよ」 >ライオット
ライオット
「もやしだしな」 頷いた。
「っておい、泣き出したぞ」 何言ったんだお前。
エレノア
「話の長さからして、状況を伝えたんでしょ」
ジゼル
――はい。彼女には酷かと思いますが……」
アウルム
「……他にないだろう」 なんだと思ったんだ。>ライオット
エレノア
「〈大破局〉の時期に眠りについたというなら、彼女の知っている世界とのギャップは大きなものよ」
アスター
『……では、〈盾の血盟〉は、私一人なのですね……あれから、200年以上も……』
アウルム
『そういう事になる。貴方が眠っていた臥所には、少なくとも』
ライオット
「わかってて冬眠してるんだったらそこまでショックでもないもんじゃないのか」 そうでもないのか人間……。
アウルム
『……状況の理解を一度にしろというつもりはない。受け入れるまでに時間を要するなら、暫く外そうと思うが』
エレノア
「眠っている間に仲間が全部死んでいて、守るべきものも頼る相手も残っていないなんていきなり知らされたら、あの反応も無理はないわよ」
エーデル
「彼女が落ち込んでいるのは、仲間が皆亡くなってしまった事に対するもののようだ…」
エレノア
「君は本当に他人の心に疎いのね」
エーデル
不憫そうにアスターを見やって
ライオット
「とりあえず自分が生きてた分だけヨシって感じだな」 >他人の心に疎い!
アスター
『いいえ……確認しなければいけない事があります。使命に関わる重要なことです』にじみ出る涙をぬぐいながら毅然とした瞳を向けた>アウルム
アウルム
「……彼女はアニシエイト、訓練生だと言っていた。それが、自分しか残されていないとすれば……」 
 
イニシエイトよ
ジゼル
「………」 ライオットの様子に、はあ、と嘆息。とはいえ、彼と言う人間がどうあるかは、この旅でそれなりに理解したつもりだ
エーデル
アウルム
アになっている。イです。
アウルム
誰であろうと心細くはなるだろう、と続ける前に、口を開いたアスターに向き直る。
ジゼル
このティエンス、ライトセーバーつかいそう
アウルム
『……聞かせて貰おう。何だろうか』
アスター
『私は貴方の仰る〈大破局〉と呼ばれる災害の後に生れました。〈盾の血盟〉の一員となったのもそれからです』
ライオット
「訓練生。ってことは、話にあった魔剣連中くらいは強いって話は期待できそうにないんだな」
エレノア
「どう見たってそこまでの力を持ってるようには見えないわね」
アスター
『〈逢魔の森〉……で伝わりますか? この地方の東にある森林地帯です。ある日、その上空に巨大な〈奈落の魔域〉が出現しました』
アウルム
「……だからこそ、彼女が言っていた最終作戦、というものに連れて行かれなかったのだろうな」 >力がなさそう……
ジゼル
――〈大破局〉の後に生まれた、と。血盟の中でも、最も若い世代だったのかもしれないわ」
アウルム
『ああ、問題ない。……』 頷きを返しつつ、続きを促す。
アスター
『私達はそれを〈黒い月〉と名付け、挑みましたが何人もの兄姉達が帰ってきませんでした……』
エレノア
「〈大破局〉の後に、か。……その世代の子が一人で眠っていたとなると、これはいよいよ他の生き残りには期待出来なくなってきたわね」
エーデル
「……! それは……」 アスターの語る話を、ライオットとエレノアに翻訳しておきましょう
アスター
『血盟を総動員した最終作戦に……私は動向を許されませんでした』
エレノア
ライオットは普通にアル・メナス語は分かるのでは?
アウルム
『……“アウルム”は脅威度の高い魔域へと踏み込み、それと刺し違えて消息を断ったとされている。その最終作戦、というものがそうか』
ライオット
持ってると思ったらアルケミ持ってなかった生き物だったから
ジゼル
――〈逢魔の森〉は、現在(いま)もあるわ。……その魔域があったというのは、あの広い森のどのあたり?』
ライオット
わからない民だよ
エレノア
なんで???
ライオット
???
妖精語ならわかるよ?
交易共通語と汎用蛮族語と妖精語しかわからない
エレノア
「今逢魔の森の上空にそんな魔域があるなんて聞いたことはないけど」
ライオット
「今は見当たらない辺り、特攻自体は成功したみたいだな」
エレノア
それが当社で働く上で何のメリットがあるとお考えですか
アウルム
「……〈黒い月〉」 手記を改めて確認しよう。それらしい記載はあるかな。
アウルム
イオナズンが使えます
アスター
『……空です。〈黒い月〉は森の空高くにありました。アウルムはそれが地上に落ちれば〈奈落〉が生まれるだろう、と』
手記には黒い月に関する記述はなかった
アウルム
「……こちらには伝わっていないな」 手記を閉じ、胸の内ポケットに戻す。
ジゼル
――彼女らは、知る限り、そんな魔域を見た事がない、といっている』 エレノアとライオットのやり取りを受けて、 『……私もそう。少なくともいま、その〈黒い月〉呼ばれた魔域は存在しない』
アウルム
「本来のアウルム……紛らわしいな。戦士アウルムは、脅威度の高い魔域と刺し違えて消息を断った、とされている」
「彼らが破壊出来たのだろう、と思うよ」 >ライオット
エーデル
『ってことは、その最終作戦は成功した、と』
エレノア
「だったら、最終作戦とやらは成功したんでしょ。もうそれに縛られる必要はないんじゃない?」
アスター
『……そう、ですか……』安堵と悲嘆の入り混じった複雑な表情を浮かべ
アウルム
エレノアに頷きつつ、
ジゼル
『きっと、彼らは使命を果たしたのよ。そのおかげで、きっと今がある。あなたは、誇りに思うべき』
アウルム
ジゼル(彼女)が言ったように、その魔域の存在は現代には伝わっていない。無事に成功したのだろう、と思うが――確認、とは?』
アスター
『……はい、盾の兄姉達は私の誇りです。私を救い、迎え入れてくれた大切な家族…』
エレノア
――……」 ふん、と鼻を鳴らす。 「良かったわね、仲間たちの功績は認められるようなもので」
アスター
『〈黒い月〉が無くなっても、〈奈落の魔域〉は今も発生し続けていますね……?』>アウルム
エーデル
「なんだよエレノア、やけに棘がある言い方して……」
ライオット
「トゲのない言い方したことあったか?」
アウルム
『ああ。……特に、今いる王都の周辺では多く見られると聞いている』
エレノア
「いつものことよ」
エーデル
「一理ある」 >ライオット
アウルム
「……」 エレノアを一瞥しつつ、ライオットに苦笑した。
エレノア
「…………」 他人から言われるとそれはそれで腹が立つな。
アスター
『私は〈盾の血盟〉の最後の一人として、戦いたいと思います』
『どうか、私をそこへ導いていただけませんか……?』
エーデル
「………元々どうかとは思ってたけど、さすがにこんな子を戦力維持の為に戦いに出すのは気が引けるなぁ」 彼女の言葉に、後頭部に手を置く
ジゼル
――……」
アウルム
『……貴方の意志を尊重するつもりだ。だが、それに囚われる必要は無い、とも思う』
ジゼル
エーデルの素直な言葉に、こくりと頷く。
エレノア
寝台の傍に立ち、じっとアスターを見下ろす。
ライオット
「本人の好きにさせりゃいいんじゃないか、話にあった部隊っていうのももうないようなもんみたいだし」
アウルム
『貴方が戦いを求めるのなら、戦場に導こう。どれだけ時が経とうとも、それが貴方の使命だというのなら尊重する』
アスター
『……』ゆっくりと首を横に振り、ふと近付いてきて自分を見下ろす女性(エレノア)に気付いて、その顔を見上げた
アウルム
「『だが、』……、エレノア?」
エーデル
「…そりゃ、そうなんだけどさ」 ライオットにうーんと悩んで見せて
エレノア
――死にたがりの顔ね。〈黒い月〉とやらの一件といい、〈盾の血盟〉って、そういう組織なのかしら」
彼女の言葉は分からずとも、彼女の瞳の色を見れば分かる。
記憶の中にある大嫌いな相手が最後に見せたものとよく似ていたからだ。
アスター
『……?』現代の言葉が分からなかったが、彼女が何かを伝えようとしてくれていることは分かる
エーデル
「お、おいおい」 さすがに翻訳しづらくて通訳はせずに二人を交互に見た
アウルム
少しだけ悩んだ後、彼女の言葉を一言一句違わずに訳そう。
アスター
『死にたがり……ですか』
『確かに、私はアウルムにも……兄姉達の誰一人にも及びません』
ジゼル
――言葉遣いはどうかと思うけれど、わたしも、エレノアの言う事はわかるわ』
アスター
『ですが、彼らが遺してくれた未来(いま)を、私も護りたいのです』
ジゼル
『アスター、あなたが真にその道を望むのであれば、わたしは止めない。……というより、止める義理も、権利もない』
ライオット
「……?」 別に……戦いたい感じなら戦わせてやれば……いいのでは……?
ジゼル
『けれど、あなたは、訓練生(イニシエイト)といっていた。ならば、戦いに赴くより先に、修める事があるのじゃない?』
エレノア
その言葉を訳して貰えば、は、と鼻で笑う。 「自分を、いえ、自分たちを何様だと思っているのかしら」
ジゼル
『……なにより先に、あなた自身が負った傷を、癒すべき』
エレノア
「死にたがりが遺せる未来なんて、まともなものじゃないわ」
アウルム
『……そうだな。彼女の言う通り、先ずは言語の習得が先だ』
アスター
『……はい。力は足りず、装備も、共に戦う騎獣もいない、あなた方の言葉も分からない……』
アウルム
エーデルがしていなければエレノアの言葉は訳しておこう。エーデルがしていればお任せだ。
ジゼル
『……〈大破局〉から数百年、人の営みは途切れることなく続いている』
エーデル
二人の間で肩身狭くしてそうに後頭部に手を当ててますのでアウルムが訳した
アスター
「私が血盟の一員になる前……暮らしはとても大変なものでした……いつ蛮族が襲ってくるか、明日の配給もいつ途絶えるのか分からない、そんな日々でした」
「私が物心つくまでの僅かな間にも、いくつも国や街が無くなっていきました」
エーデル
「………」 もう一度、アスターを不憫そうに見つめた。自分にはとても想像つかない生活だ
アウルム
『大破局、……』
アスター
「アウルムに救われて、家族を得ました。戦う力を貰って、恩を返す時を願って訓練を続けました」
『私一人が彼らの使命を受け継いで果たせるなどと思い上がるつもりはありません』
『あなた方が途切れさせずにきた営みを支えるそのひとかけでありたいのです』
ジゼル
「………」
エレノア
――は。それこそ思い上がりね」
アウルム
『……』 それは、と口を開こうとした所で、エレノアに視線を向ける。
エレノア
「人間が繋いできたものなんて、そんな大層なものじゃないわ。それぞれが利己的に、自分勝手に生きてきて偶々繋がれて来ただけ」
エーデル
「悲観的な見方だなあ…」 ぽりぽり、と頭を掻く
ジゼル
ため息をついて、『――先も言ったように、あなたの今後に口出しするつもりも、権利もない』
エレノア
血盟の人間(仲間)たちが何を考えてあなただけを残したのか、その意味も分からないまま偉そうな事を言ったって、君には何を為すことも出来ないわ」
アウルム
「……言い方が厳しいものではあるが、間違えてもいないと思うよ」 >エーデル
ライオット
「戦いたいから戦う、以上。じゃあだめなのか?」 >暇そうにしてる誰か
アスター
『……眠りにつく前に『また会おう』と、そう言われました』
エレノア
「どう見たって戦いたいから戦います、ってタイプじゃないわよ」
アウルム
「戦いたいと思う理由についての話だからな。……」 エレノアに頷きつつライオットへ。
ジゼル
――でも、生きる理由が必要な人もいるのだと思うわ。いまの彼女には、なにもないから……」
――アウルム』
ライオット
「理由……」 腹が減ったから飯を食いたいとかそういうのと同じでは……?
アウルム
名を呼ばれれば、ジゼルに視線を向けて応える。
エレノア
「何もないからって、過去の人間が残したものに振り回されるのを黙って見てろって?」
アスター
『………』胸中に抱えたものを飲み込むように小さく俯いて
ジゼル
『あなたは、彼女を戦いに導くより先に、すべきことがあると思うわ』
エーデル
「………ん?」 エレノアの物言いに、なんだやっぱ優しいんじゃないか。と思ったが口には出さない。
アウルム
『ああ。……この場で行き先を固めるつもりは、今はないよ』
ジゼル
――そうは言ってないわ。それに……」 自分にだって、思うところはある。>エレノア
ライオット
「どうした?」 >口に出さないーデル
エレノア
「だったらはっきり言ってやりなさいよ。伝えられなくなってからじゃ遅いのよ」
エーデル
「いや、つまりはエレノアは……なんだかんだ言ってアスターの事を考えてやってるんだなと」 聞かれれば答えてしまうんだ素直だから
ジゼル
――他の血盟員の消息、足取り。彼らがどこへ行き、どこへ消えたのか』
アスター
『……!』ジゼルの言葉に顔を上げ
アウルム
『…………』 『貴方には、他の臥所にどこか覚えはないか?』
ライオット
「なるほどな、だからわざわざこんなところまで来たのか」 てっきり酒場にでもいくんだと思ってたら。 >えーでる
エレノア
「馬鹿じゃないの? 私はただ神殿の連中の益になるような展開を避けたいだけよ」 >エーデル
アスター
『私の知る限りでは……一つ、』
エーデル
「はいはい」 わかってるわかってる、と笑った>エレノア
ジゼル
『暗闇に消えていった足跡を探し出せるのは、アウルムとアスター(あなたたち)だけだわ。――それは、戦いに身を投じるより有意義ではない?』
アウルム
『……そうか。後程、地図を見ながらでも教えて欲しい』
ジゼル
ある種の詭弁、または時間稼ぎである――それは自覚しながらも、灰色の髪の少女は別の道を示した。
アウルム
『……有意義だとは思う。だが、それを行うには余りに情報が無さ過ぎる。彼女が知るものの他には、此方で掴めているものもないんだ』 >ジゼル
ライオット
「周りの連中がフカヨミしてるだけで実は戦いだけっていうなら殺し合いなら相手になるから言ってくれよな」 任せて。 >アスター
アスター
「逢魔の森の北、丘陵地帯にある臥所(クレイドル)が最終作戦の際、拠点に使われたそうです」
アウルム
「失われた後に、ようやく見つけ出せたのが彼女の臥所のみだからな」 >ジゼル
エレノア
「……結局、縛ろうとしてるだけじゃない」
ジゼル
『それを何とかしてきたのが、あなたの一族なんでしょう?』
>アウルム
 
『』でした
エーデル
「……それは訳さないからな、ライオット」
ライオット
「え?」 なんで?
エレノア
ここだけの話、さっきの一連の会話も「」になってたわよ
アスター
『……?』 彼は何と?
ジゼル
『……幸い、彼女には時間があるわ
 
まぁ、同時翻訳的に伝わっていてもよいかと…
ジゼル
『あなたの代でなくとも、あなたの子、あなたの孫が成せばいい』
エレノア
都合のいいところだけ通訳されない仕様
アウルム
『……そう、だな。彼女が望むのなら、それもいい』
エーデル
『……そうそう、彼(ライオットを親指で示して)も言ってたけど、戦う事以外にもやりたい事くらいあるだろ?まずは今の世界の事を知ってから決めるといいさ』
アスター
『……やりたい事…』
ライオット
発言が歪められた……
アウルム
『ああ。どの道を選ぶにしても、先ずは現代(いま)の事を知るべきだ』
エレノア
姑息なやつだわ
ジゼル
アスターの言葉を受けて、 『……ほら。最初の手掛かりはあったわ』
エーデル
『何かないかい?美味しいものを食べたいとか、ふかふかのベッドで寝たいとかさ』
ジゼル
脚色されている
アウルム
『何も知らずに、行き先は選べない。それが定まったら、何処へだろうと連れて行く』
エーデル
『アウルムだってこう言ってくれてるんだ。存分エスコートしてもらうといい』 ふふん
アスター
『美味しい、もの……』 くぅ、と小さくお腹を鳴った
アウルム
『……』 問題なく腹は減るのか、とぼんやり考えながらそれを見て。
エーデル
「決まりだな」 アウルムににかっと笑って
アスター
『あ……』気恥ずかし気に皆から視線を逸らした
ジゼル
「………」  これは、訳する必要ないわね。肩をすくめた
アスター
『その、食事の配給はどこで受ければ……市井から離れて久しいので…どのような労役を、』
エレノア
聞こえてきた気の抜ける音に、またため息をついて、
エーデル
「ローエキ」
アウルム
『……今は、先程説明した様に貴方が起きていた時とは大きく情勢も違う』
アスター
『食料や必要な物資を受け取るのに必要な対価です。未来(いま)は違うのですか……?』
アウルム
『その説明も改めて行うが、先ずは先に食事を摂ろう』
エレノア
鞄の中から紙袋を取り出して、寝台の上に置いた。
ジゼル
『アスター。蛮族の脅威はいまも続いているし、人同士の争いもなくなることはない。白でも黒でもない、灰色の世だけれど』
アスター
『……?』寝台の上に置かれた紙袋を前に困惑した表情を浮かべ
ジゼル
『あなたの時代とは、きっと何もかも違う。それを、その目で、肌で味わってほしい』
『……舌で、も?』
エーデル
おつまみとか入ってそう
ジゼル
ちょっと考えて、付け加えた。
エレノア
「ガルバから受け取って来たのよ。私たちに対する労いということでね」 本当は、ここに来るまでの途中に馴染みの店で買ったものなのだけど。
ジゼル
スルメかな
アウルム
く、と付け加えられたジゼルの言葉に笑みを零しつつ、
アウルム
アスミ!?
エレノア
中に入っているのは、胃に負担を掛けないように油分と甘さを控えめにした小さな蒸しパンがいくつか。
エレノア
さきいか天才魔女
アスター
『……はい。』 肌で味わってほしい、という言葉に頷いて、舌でもという続きには先ほどの醜態(腹の音)を思い出して頬を染め
ジゼル
ここでスルメとさきいかを差し出したら伝説に残るわね
ライオット
「なんだ、何か買ってると思ったらそんなもん買い込んでたのか」 ガルバからはもらってないもんな!
アウルム
「……いや、エレノア。これは道中の店の包みでは?」 さっき見たような気もするぞ。
アスター
すん、と鼻をくすぐる匂いに、再び、くぅと答える(おと)
ジゼル
なるほど、この時代もこのような保存食でうえをしのいでいるのですね…… 硬いです がじがじ
エーデル
「あ、この店僕も行った事あるぞ」
ライオット
スルメおいしいありがとう
エレノア
「ガルバから受け取ったものを持っていた袋に入れただけよ」
ジゼル
「そういう事にしておきましょう」
アウルム
「……そもそも、ガルバが1つのパーティの為に用意する事はあるのか? 店で振舞うならまだしも――
ライオット
「わかった」
ジゼル
「アウルム」 もういいですから。
アウルム
――いや。脱線したな」 うん>ジゼル
エレノア
「君たちは本当にレディに対する気遣いというものがなってないわね……」
アスター
『………』じ、と袋に視線を向ける。その表情はなんというか待てを受けている訓練された猟犬のようで
ジゼル
それより、早く食べさせてやれ、と静かに、有無を言わさぬ迫力を以て見た。
ライオット
「“つんでれ”ってやつなんだなこれが」 実物は初めて見たぞ……。そうなんだろう? >ジゼル
アウルム
『……どうした、エレノア(彼女)は開いて構わないようだが』
エレノア
「本当は起きたばかりの子に食べさせるなら自分で作ったものが一番望ましいんだけど、そんな時間はなかったわ。それで我慢しなさい」
エーデル
「……料理するんだ…」
高司祭
「……良ければ、談話室の方に席を設けよう」 見かねた高司祭が声をかけてきた
ジゼル
ため息をついて、「ノーコメントです」>ライオット
エレノア
「当たり前でしょ、料理くらい出来ない方がどうかしてるわ」
ジゼル
「ありがとうございます、司祭さま」
アウルム
「ありがとうございます。暫くお借りします」
高司祭
「茶の一杯も用意出来ない気の利かない子孫たちだ、と思われてはかなわないからね」
アウルム
「……」 そんな事を思うような人柄でもなさそうだが、とアスターを一瞥して
袋と睨み合いを続けているだろうアスターに左手を差し出しながら、その包みを右手に取った。
エーデル
「どうかしてる、は言い過ぎだと思うけど…まあまた次の機会に手料理を食べさせてやればいいさ」
エレノア
「そうやって恩を売ろうとしても無駄よ。彼女にはイルスファール人の……特にイーヴ、ハルーラ神殿の連中の悪辣っぷりをたっぷり伝えておいてあげるから」
ライオット
「……」 なぜ……間違ったか……? >ノーコメ
高司祭
「彼女の今後の処遇については、今の情勢を知ってもらってから話し合うとしよう」
アウルム
「……いや、待ってくれ。悪辣って……」
エレノア
「そういう意味じゃない」 >エーデル
ジゼル
――……」 それはちょっと手遅れかもしれないけれど。主に自分たちに。>きのきかない子孫たちだ
エーデル
「……いつの間にそんな事を伝えてたんだ…」
高司祭
「おや、弱みに付け込んで餌付けをしようとしている君がそれを言うのかね」冗談めかして>エレノア
エーデル
空目しました
伝えておいてあげるだったわ
アウルム
「司祭、やめてください」 挑発しないで
エレノア
「私はアシュクロフト家の娘よ? そのくらい喜んでやる人間だというのはそちらがよく理解しているでしょう?」
エレノア
かわいそう
高司祭
「ははは」
ジゼル
「………」 本当、この言動で、どうしてイーヴさまの声を聞けるのか不思議でならない。>エレノア
アウルム
『……アスター?』 行こう、と手をもう一度示し。
エーデル
「本当に仲が悪いなあ……」
ジゼル
ちょっと呆れたような、けれど同時に興味深いものを見るような、なんだか複雑な目でエレノアと、そのやり取りを眺めていた。
アスター
『……』 じ、と紙袋に向けていた瞳をアウルムの金色の瞳にへと向けて、差し出された手を取った  『はい』
ライオット
「こんなやり取りしてる時点で悪くない気がするが」 本当に仲が悪かったら会話なんてないぞ。 >エーデル
エレノア
――ふん」 それぞれの反応と視線に胸の下で腕を組み、不機嫌そうに鼻を鳴らして。
高司祭
「では、案内しよう」
アウルム
熱の戻った掌と、思っていたよりも近い距離に僅かに狼狽えつつ
エーデル
「……喧嘩するほどってやつ?」 >ライオット
アウルム
「……お願いします」 視線をアスターから勢いよく逸らし、司祭の方へとぐいと引っ張った。
エーデル
童貞だ
エレノア
「夜はお酒の美味しい店につれていってあげるわ。盟約なんて忘れるくらい飲ませてあげる」
アウルム
事前に見せられてる立ち絵が
アスター
『……?』 どうかしましたか、というように小さく首を傾げ  『あ』 と引っ張られていきました
アウルム
童貞が意識しない訳がない絵だったので……
 
???
ジゼル
―――………」 少し喋りすぎたかもしれない。ふう、と自分を落ち着かせるようにため息をつき、フードを目深にして
エーデル
「目覚めたての…それもこんな女の子に酒を飲ますなよなあ……」
エーデル
僕見てないが…
アウルム
多分みんなの想定よりも背が高いやつだ……
高司祭
「それは困るな、彼女にはまだまだ聞きたい事がたくさんあるのだから」
エーデル
まじか
ジゼル
「……なんだかんだで、面倒見がいいのね」
エーデル
ブラックキャットのイヴらへんをイメージしてた
アウルム
「……口が悪い所を除けばいい人だとは思う」
高司祭
「キルヒアの連中が詰めかけて来る前に書面にまとめておかねばな」
エレノア
そもそも
アウルム
エルフの平均ぐらいだから
エレノア
今日の最初にエルフの女性平均くらいって
 
平均が180で 170㎝
エレノア
書いてなかった?
ライオット
170くらいじゃないのか
ジゼル
談話室の方へ歩いていく一行のうしろを、そっと影のようについていく。
アウルム
170ちょいだぞ
エーデル
あれ、ほんと
 
小柄な方でもそんくらい
ジゼル
エルフは高めなんだよね
アウルム
ティエンス自体男190女180が平均だから
エーデル
滑り込みだったからきちんと追えてなかった
アウルム
ガタイ=イイ
 
頭身高めのモデル体型よ…
エレノア
「その必要はないわ。私がイーヴ神殿に所属する神官として、しっかり報告をまとめておいてあげるから」
エーデル
なるほどね…
ジゼル
エレゼンみたいな身長
アウルム
エレゼンくんはもうちょっと頭大きくなって
エーデル
脳内イメージを変更しました(ピロリン
アウルム
「……」 全く。
ライオット
「まあ夜まで世話してやるって言ってんだもんな」 今の時間から……。>アウルム
アウルム
「言葉の選び方が独特なんだ」
>ライオット
エレノア
「下らない妄想ばかり巡らせてないで、早く行くわよ」
会話を打ち切り、去り際司祭に向けてふんと鼻を鳴らしてから、談話室へと歩いていった。
アウルム
アスターの手を少しだけ緊張した手で引きつつ、司祭に続いて行った。
エレノア
案内されるけど喧嘩を売っておかないと気が済まない
ジゼル
オラノア
アスター
『……』分からない言葉でのやり取りながら、そこに人の営みの縮図を見出して
アウルム
GNNK「他に呑ませるターゲットが決まった気がします」
アスター
目覚めた彼女は数百年ぶりの微笑を浮かべた
エレノア
標的は増えることはあっても減ることはないけど……?
 
 
 
 
ひとまず、こんなところでいかがでしょうか
アウルム
はあい。お疲れ様でした。
エレノア
大丈夫よ。
エーデル
よかろもんです
エレノア
お疲れ様でした。
ライオット
おつかれさまでした
エーデル
お疲れ様です!
 
お付き合いありがとうございました!
ライオット
魔動機文明語イズディフィカルト……
ジゼル
おつかれさまでしたー
エレノア
星2に入ったら
バークメイルついでに覚えるからね……
 
モグモグタイム、わくわく言語習得などでまたCCをやるかもしれない
エーデル
ひゅ~~
ジゼル
僕も経験値500で一夜で英語をマスターしたい
アウルム
🐈エレノアさん言語覚えられるんですか?
エレノア
最近魔動機文明時代関係に付き合わされすぎてもう覚えるかもだけど……
エーデル
見掛けたら世話焼いて行こうね
エレノア
もう殆ど覚えてるけど????
ジゼル
機会があればぜひおねがいします
エレノア
経験点500を得るのに20年かかるけどいい?
 
よかったら次のクレイドル探索にもお付き合いください
エーデル
ぼうけんしゃあたまいい
もちりょん!
 
ありがとうございました!
エレノア
タイミング等がもろもろあえば。
ありがとうございましたー
!SYSTEM
エレノアが退室しました
アウルム
ありがとうございました。では撤退!
エーデル
ありがとございました!おつかれさまんさーーー
!SYSTEM
アウルムが退室しました
!SYSTEM
エーデルが退室しました
ジゼル
ありがとうございました! 撤退たい
!SYSTEM
ジゼルが退室しました
!SYSTEM
ライオットが退室しました
 
斯くして、目覚めは為された。
忘れられた揺り籠(クレイドル)から起きた彼女の瞳に映る世界がどのような色となるか
その行方はこれからまた、別の物語にて紡がれていくことだろう――
 




〈盾の盟〉の帰還

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Return of the "Brotherfood of Shield"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

忘ラルル臥所:了

Flowering of Aster

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