- !SYSTEM
- アンフィスが入室しました
- イルスファール王国。数多くの冒険者が所属するこの国では日夜様々な依頼が舞い込んでくる。
- イルスファール王国王都西にあるマギテック協会並びに王国鉄道公社の敷地の一角に空き地がひとつある。
- 一般の人はあまり近づかずかつ多少物音を立てても目立たないその場所はいつしか冒険者が時折ふらりと立ち寄り鍛錬をする場所ともなっていた。
- その空き地には一人の影。修道服を身にまとう少女である。先ほどから、何時間も前から、ひたすら打ち込みを行っている。
- 腰から下げる剣は抜かず、重さだけは同じの鍛錬用の模造剣をふるっている。ただそれだけならば珍しい光景ではない、が。
- 何時間も打ち続けているのに、動きは鈍らず、冴えさえみせているのは
- なんとも君が悪い光景だと人が見れば思うだろう。
- アンフィス
- ただひたすらに打ち込む。無心に。
- 2D6 → 7[5,2] +15 = 22
- 威力17 C値9 → 5[4+4=8] +17+2+2 = 26
- 威力17 C値31 → 7[6+3=9>10] = 7
- 威力17 C値9 → 7[5+5=10>11:クリティカル!] + 5[1+5=6>7] +17+2+2+1 = 34
- 威力17 C値9 → 6[4+4=8>9:クリティカル!] + 7[5+5=10>11:クリティカル!] + 2[1+2=3>4] +17+2+2 = 36
- !SYSTEM
- ベスティアが入室しました
- アンフィス
- 「…たりない」
- 「…まだ、ぜんぜん、たりない」
- はたから見れば一生懸命に鍛錬している、という光景であろう。
- アンフィス
- 自分の弱さはわかっている…わかっていた。1年前のあの時も、己にもっと力があればと思った。
- 胸がざわつく。力が欲しい。もっと、もっと。もう誰も失わないために。
- 威力17 C値9 → 7[4+5=9>10:クリティカル!] + 4[1+4=5>6] +17+2+2 = 32
- 脳裏をよぎるのは先日の依頼で出会った1人の少女だ。愛する人々を、竜を守るために異界の者と契約を交わした少女。
- 結果的に私が死なせた少女
- 無論、彼女が生きて出られるという明確な保証はあのとき誰も抱いていなかっただろう、が
- あのようなかたちで、死なせてよい少女ではなかった
- 威力17 C値9 → 7[6+4=10>11:クリティカル!] + 5[6+1=7>8] +17+2+2 = 33
- [
- 「…もっと」力があれば、彼女を助けることができたのだろう
- 威力17 C値9 → 3[2+2=4>5] +17+2+2 = 24
- ベスティア
- 青年は列車から降りていた。マギテック協会は鉄道公社と近しい関係にあり、列車の乗り口もそこにある。
- さて、先日、とある魔域での任務を終えた彼は、いち早く〈星の標〉に復帰していた。というのも魔域でのブランクがあるだろうと考え、情報収集も兼ねて、依頼があるかどうかを確認していたのだ。
- 結果として、彼はデライラ周辺での──ちょっとした荷物運びをすることになる。というのは、森林を抜けるというので野伏の知識と、自然に近しい森羅魔法の術。加えてバウンサーの経験からも適切であろうと判断したからであった。
- 報酬は彼の実力を考えれば安いものであったが「周りを見るにはちょうどいい」ということで引き受けた。
- そして──難なくその仕事を終え、列車から降り、騒音響く協会付近から立ち去ろうとしていた。
- !SYSTEM
- BGMを変更 by ベスティア
- A Night Like This 100%
- ベスティア
- 「──」と、少し睨むような形でマギテック協会を見つめる。目つきが悪いのもあるが「(相変わらず騒がしい場所だな)」と頭の中で考えていた。
- 魔動機術、錬金術に興味がないわけではない。むしろ錬金術は仕事でもよく使う。馴染みの使う回復の術を使えればと思うこともあるし、マギスフィアを有効利用できれば、自身の戦闘に活かせるだろう。
- だが──どうにも、この喧騒は好かない。
- そんな思惑の中、彼は、空き地を通ることとなった。
- 噂には聞いている。冒険者がときたま、ここを修練所として使うらしい。なるほど、この場所ならば音も紛れるし、人通りが多いわけではない。
- 実際に通るのは初めてだし、これからも使うつもりはないが──。つかわれるのは納得できると思っていたところだった。
- まさか、そこで──知り合いの姿を見るとは思っていなかったのだから。
-
- アンフィス
- 威力17 C値9 → 7[4+6=10>11:クリティカル!] + 6[4+4=8>9:クリティカル!] + 4[2+3=5>6] +17+2+2 = 38
- ベスティア
Place└王都イルスファール:空き地
- 「──」腕を組み、苦虫を潰したような顔をした。
- 冴えわたる技については、それなりの腕前を持つ青年から見ても申し分はないと言えるだろう。
- その技『だけ』を見れば。
- ベスティア
- 別に、修行どうこうに口をだしたいわけではない。この真面目な幼馴染の特性を考えれば、こうして鍛錬に暮れるのは不思議でもない話だが──。
- アンフィス
- 青年の気配には気づいているのか、気づいていないのか…その様子から、おそらく後者であると察せられるだろう。
- ベスティア
- その剣技を見て、思わずため息をついてしまった。そういえば、と、オディールに言われたことを思い出す。あの指摘もなんだかんだで、できていない状況だ。
- 打ち上げで口に出すべきでもなかった話でもあったが──。ちょうどよい機会なのかもしれないと、少しけだるげに空き地に入っていき……。
- 打ち上げの時の彼女は実に彼女であった。君の目から見ても、いつものアンフィス・ノワールであっただろう。
- ベスティア
- 「──なんだ、魔剣の試し切りではないのか」
- と、遠慮もなく修行中の彼女に話しかける。
- アンフィス
- その声に、動きを止めた。
- 「…ベスティア君」君を振り返った彼女の様子もまた、いつも通りのように見える
- 「貴方がここに来るのは初めて見たわ」彼はあまり騒々しいところは好きではないのは昔からである。
- いかんせん、場所については悪くはないが、ビックボックスの騒々しさは多少ある
- ベスティア
- [
- 「仕事のついでに、どこかの猪突猛進の馴染みを見たからな。寄ってみただけだ」
- アンフィス
- 魔剣、という言葉には少し目を伏せた
- ベスティア
- と、適当な場所にもたれかかり、腕をくむ
- アンフィス
- 「…集中していたのよ」少しむくれた。
- ベスティア
- 「集中力があることは知っている。別にお前の剣筋が悪いとはいわん」
- 「だが──一つ聞いておこう。そいつは振ったのか?」
- アンフィス
- そいつ、という彼の視線の先にある魔剣に目を向けた
- ベスティア
- と、緑の装飾が美しい剣を示して
- アンフィス
- 先日の依頼でアンフィスが預かることになった魔剣である。
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- BGMを変更 by ベスティア
- 新島ユートピア100%
- アンフィス
- 「…この剣は使っていないわ。これは…危険があるから私が預かっている剣、だから…」
- 「本来は、モニカさんの言う通り、島に置いて…そっとしておくべき魔剣、だと思うわ」
- ベスティア
- 「──つべこべ言わず一度振ってみろ」
- アンフィス
- 彼女の故郷ともいえるあの島に
- ベスティア
- 「それで気に入らないのならば、島に返せばいい。それくらいは付き合ってやる」
- アンフィス
- 「気に入らないって…この剣がどういう剣かは私にだってわかるわ」
- ベスティア
- 「ほう」
- 「なら、説明を聞こうか」
- アンフィス
- 「…少なくとも、実戦でまったく使用できない剣ではないわ。この魔剣が持つ能力も、使い手や…他者を守るための力だと」
- 暁竜フィアンマが持っていた守りの炎、そして、樹竜ジェネリアと…彼女、ノーヴァが持っていた癒しの力
- ベスティア
- 腕を組み、アンフィスが紡いでいく説明を今はじっと聞いている。
- アンフィス
- 「…十分すぎる性能を持っている剣よ、私が気に入る気にいらないという話ではないわ」
- 「…ただ、あそこに置いておくままにしておけば、あの影法師という魔神にまた狙われかねない」それは貴方にもわかっているでしょう?と
- 「もう、彼女達が、あの魔神に利用されるのは…たくさんよ」
- ベスティア
- 「──なるほど。お前らしい説明ではあるが──。くくっ」と、不敵な笑みを浮かべた「ようやく尻尾を掴めたようだ」と、納得したように頷く。
- アンフィス
- 「…ベスティア君?」
- ベスティア
- 「アンフィス。まだ、その剣を守るつもりでいるのか?」
- アンフィス
- 「っ……」
- ベスティア
- 「全く、神にでもなったつもりかと揶揄してやりたいところだが──。俺も、あの魔域で何かを感じなかったわけではない」
- 「言葉を紡ぐのは得意ではないが──一つ言葉を送ってやる」
- 「剣とは武器だ。そして、武器は、担い手がいないと力を発揮しない。そして、ノーヴァや、ジェネリア、そしてフィアンマが役目を終えてまで尚、剣の姿を取った理由。それはまだ戦えるという。死んでいないという意思の表示ではないのか?」
- 「お前ではなくとも、アルモニカあたりなら、この剣くらいは使いこなせるだろう。だが、理解しているはずだ。先ほど、説明しただろう」
- 「使い手や他者を守る力だと」
- 「それは──お前が戦の中で重要視する中核の部分じゃないのか?」
- といってから、後ろを向き
- 「──なら、少しは信じてやれ。そして一緒に戦ってやれ」
- 「俺が今言えるのはそれだけだ」
- 「それでもなお、手放すというのならば──あの偶像の末路の最期くらいは一緒に見守ってやる」
- アンフィス
- 腰から下げられている剣に目をやり
- 「…貴方の方がよほど鋭いわ、ベスティア君」息をついて
- ベスティア
- 「さあな──ああ、一つ言い忘れていた」
- 「もっと、周りを見て戦え、と伝言だ」
- 「──そう。今もな」と、ちらと魔剣に視線を向けてから
- 静かに去っていくだろう
- アンフィス
- 「…待って」
- ベスティア
- 立ち止まり、アンフィスの方を見やる
- アンフィス
- 「もう少しだけ、見届けて」
- ベスティア
- 「──ふん。いいだろう。どうせ、お前とは一緒に依頼に行くだろうからな」
- 「新しい戦い方を把握していくのは悪くはない」
- アンフィス
- 鞘から剣を抜き放つ。その刀身は淡い緑色である。あの大樹の…緑の葉の色のようだ。
- 『私は、私は……やっぱり皆を救いたい』
- 異貌し、体内のマナを巡らせ…力を増強する。
- 「(ノーヴァさん、私は…貴方に、あの地を、今のあの島を見て欲しかった)」
- 「(貴方が救った結果を…この世界を見て欲しかった)」
- 「まだ手が届くのならば/// 」
- 『その枷、苦しみを』
- 「私達が背負うわ」
- 威力35 C値9 → 10[3+6=9>10:クリティカル!] + 4[1+2=3>4] +17+2+2+1 = 36
- ベスティア
- 「──なるほど、遥かに重い、な」
- ベスティア
- https://sw.tale.blue/sheet/?id=seiaanne-i104
- 説明文が増えました
- ベスティア
- 呼応するように煌めく刃を見て、そう頷き
- 「なら──どうせ、鍛錬をするんだ。実践で扱うように慣らしてやれ」
- 「くくっ、巫女も、あの竜どもも戦は下手くそだったようだからな」
- と、少し満足気に笑った様子が見えたか。今度こそその場を立ち去っていこう。
- アンフィス
- 「ベスティア君…もう」
- 「…ありがとう」その背中に礼を
- ベスティア
- 手で軽く返事して、フェードアウトしていくだろう。
- アンフィス
- 「…借りを作ってばかりね」
- 「…私も…私達も、がんばらないと、ね」剣を見やり、鞘に納めた。
- 空を見上げた。いつから始めていたかわからないが、空が明るくなり始めている。美しい…暁の空であった。
- !SYSTEM
- BGMを削除 by アンフィス
- アンフィス
- お付き合い感謝
- ベスティア
- うむ
- まあこんなものでしょう
- アンフィス
- ありがとう。゚(゚´Д`゚)゚。
- ベスティア
- 20210528_0
- ログは頂いてく
- アンフィス
- うむ