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孤独のグルメイガス

20210519_0

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ネイネが入室しました
 
 
今、新たな戦乱の予感が漂うイルスファール王国。
しかし、そんな時間や社会(イベント)に囚われず、幸福に空腹を満たす時、つかの間、人は自分勝手になり自由になる――
誰にも邪魔されず、財布に気を使わず。たべたいものを食べたいだけ食べる。
その至高の行為に魅せられたものが一人、食の殿堂()《星の標》を訪れる……。
 
王都イルスファール:《星の標》
時刻は夜、朝は仕事を求める冒険者の群れでごった返す依頼板の前はがらんとしていて、流しの吟遊詩人が椅子を持ち出して腰掛け、気ままにリュートをかき鳴らしている。
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BGMを変更 by ネイネ
【孤独のグルメBGM】散策中25%
店内はというと、それなりの賑わいがある。
仕事にあぶれ、カウンターでずっと飲み明かしている者もいれば、一仕事を終えてテーブルを囲んで打ち上げに騒ぐ者たちもいる。
そんないかにも冒険者という出で立ちの者ばかりでもない。
工房外からわざわざやってきたのだろうか?数人連れの職人たちが酒を飲み、
種族も年齢も違う行商人同士が一つの鍋をつつきながら商談をしている。
客の胃袋を満たす為、厨房は戦場だ。
看板娘のキャロラインはお盆とジョッキ、皿を手に一騎当千の活躍をしていた。
キャロライン
「はーい、エールのお代わりといつものね。あんまり飲み過ぎちゃ駄目ですよ?」 「へーい」
キャロラインはひょろりとした軽薄そうな男に注文の品を届けつつ、背後から視線を感じて振り向いた。注文だろうか?
ネイネ
「……」店の隅っこの、喧騒(ウェーイ)から少しだけ離れた場所に彼女はいた。
長い深紫の髪、赤紫の瞳、エルフの特徴である長い耳、そして、10人中9人が『魔女だ』と答えるであろうその恰好
とんがり帽子の下、キャロラインを窺うような視線でじっと見つめている。
よく見れば小さく手を挙げていた。
キャロライン
「こんばんはー、お食事ですか? それとも、お酒から先にいたします? えーと、今日は豚肉料理がオススメです!」
同じ(?)エルフの女性を相手にしたからというわけでもなかろう、輝くような笑みを見せる看板娘。紛れもない、陽の者の気だ。
ネイネ
「ヒュフッ」陰の者ゆえに、陽気に怯んだ。しかし、ここで食い下がるわけには行かない。
 
私 は 腹 が 減 っ て い る の だ
 
「……ちゅ、ちゅっ、注文を、おおお願ぃしゅるわ」 噛み噛みのどもりまくりで開いたメニューを示した。
塩漬け豚すね肉(アイスバイン)のポトフ』
『じゃがいもとスペアリブのオーブン焼き』
『特製ハーブソーセージ盛り合わせ』
『スパイシーフライドポテト~デスソース添え~』
『キノコと根菜のキッシュ』
『ガーリックバターバケット』
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レンが入室しました
レン
私!?
キャロライン
「ええと……それ、全部、ですか? 結構量がありますけれど…」 冒険者には大食漢が多い。しかし、彼女は見るからに肉体系の冒険者ではない。すごい肉だが(チッ
ネイネ
「……」前髪の隙間から片方だけ覗く赤紫の瞳が忙しなくメニューの合間を行き来する。さ…かな…?
「え……? だ、だ、だめ……?」
キャロライン
「駄目って事は無いですけど……あー、それじゃ出来た分から先にお持ちするのではどうです?」
ネイネ
「ヒュッ」 まぶしい!陽の者の笑顔、まぶしい! 気付くとコクコク頷いていた。
キャロライン
「ご注~文~! 『豚すねポトフ』と『じゃがリブオーブン焼き』~」 チリンチリーン
「あ、飲み物はどうされますか? スペアリブなら赤ワインがオススメですよ~」
ネイネ
「ヒヒュッ!?  じゃ、じゃじゃあ、そ、それ」
 
待つことしばし――
 
塩漬け豚すね肉(アイスバイン)のポトフ』
何日もかけて豚のすね肉を香辛料・香味野菜と共に煮込み、その旨味を取り込んだ逸品。
それを野菜スープに贅沢に入れたものだ。ほろりと崩れる肉の触感とコク深みのある優しい味わいが特徴だ。
『じゃがいもとスペアリブのオーブン焼き』
塩コショウを刷り込んだだけのスペアリブをじゃがいもやカリフラワーと共にオーブンでカリッと焼き上げた一品だ。
沁み込んだオイルとオーブンの熱で揚げられたような触感が楽しい。
 
ネイネ
「!」 それぞれが違った香りを運んでくる料理を前に、パァと表情を輝かせ
キャロライン
「お待ちどうさまでーす、美味しく召し上がれますように。 あ、こちら、ワインになりますね~」
ネイネ
陽キャロラインにブンブンと首肯し、両手にスプーンとフォークを持って、運ばれてきた料理に取り掛かる
レン
――……」 酔客たちで賑わいを見せる店内へと、一人の小柄な娘がやってきた。
ネイネ
「ふぉ」 骨付きのすね肉はスプーンを宛がうとちゅるんと肉が脱げた。しゅごいのぉ
レン
白銀の長い髪に同じ色の毛に包まれた尖った耳。イルスファール風ではない衣装に身を包んだ娘は、酔客たちから逃れられるような静かな席を探す。
ネイネ
「はむっ、はふっ」 スプーンに乗せた肉を一口。とろりとほどけ、旨味が広がる。塩漬けとはいうが保存食のような塩辛さはない。ただただ、旨い
レン
視線が目が殆ど隠れた肉付きの良い娘へと向く。食事の音は静かとは言い難いが、酒を飲み交わす者たちの会話よりはマシかもしれない。
ネイネ
「……」スプーンの中でキラキラと輝く黄金色のスープ。肉のうまみと脂、野菜の甘みが融け込んだ絶品だ。飲めば当然美味しいが、一生眺めていられるのではないか?くんかくんかすはー
レン
そう判断すると、その娘に比較的近いテーブル席に腰掛けた。
キャロライン
「いらっしゃいませー、ご注文はいかがいたしますかー」新たな客の気配を敏感に察知してやってくる看板娘
レン
「水でいい。食事はもう済ませた」
本当は油揚げがあれば良いのだが、流石にここで注文してぱっと出て来たりはすまい。
キャロライン
ふと、先ほど料理を運んだ魔女エルフの様子を伺ってみれば、まるで子供のように顔を輝かせて料理を楽しんでいるようだ。思わず顔が綻ぶ。
ネイネ
アブラーゲ!?
レン
そうだぞ
ネイネ
オトフゥンくん!>
オトゥフくんだった
レン
オフトゥンくん
レン
「……最近の魔女は、随分と健啖家なのだな」
キャロライン
「お水ですね、今、お持ちしまーす」
レン
キャロラインの横顔を眺めてから、エルフの魔女風の女の前に並べられた食事を改めて見てふと呟いた。
ネイネ
「…フュッ!?」 右手のスプーンでポトフのじゃがいも、左手のフォークでオーブン焼きのじゃがいもを食べ比べようとしたところだった。変な声が出た。 いつものことだが
「………」真ん丸の瞳で声のかけられた方を眺め、眺め、眺め
レン
「…………」 別に声を掛けたつもりも脅かしたつもりもなかったのだが。 「……何だ。別に文句があるわけじゃない」
ネイネ
「……」両手のジャガイモにきょろきょろと視線を巡らせて  「ど、どど、どっち?」 小首を傾げて訊ねた
レン
「うん?」 意図を察しかねて首を小さく傾げる。 「……ああ」
遅れて気付くと、首を横に振る。 「奪おうと思っているわけでもない。案ずるな」
ネイネ
「うう、奪? た、たた、食べたい、のかなって、おお思った、の」
「す、好きなもの、す好きなだ、だけ、た、頼める……す、素敵よね」
レン
「……いや、そういうわけでもない。私はもう食事は済ませた」
「好きなだけ、か」 テーブルに並んだ皿をまた見る。
「どうでもいいが、それを全て食べ切れると思って注文しているのか」
ネイネ
「そ、そそう。こ、こんなに、お、美味しいのに」 ジャガイモを順番に食べる。味はポトフ、触感はオーブン焼き、つまりはWウィナーだ
「??? ま、まだ、く、来るわ?」
レン
「空腹でない時に食べても、美味いとは感じられない」 背もたれに背を預けて足を組む。
「食べ切るつもりならいい」 いや、別につもりがなくともそいつの自由だが。
ネイネ
「はむ……モッ、モッ…もぐ、ごく」スペアリブは少し骨から肉を剥がすのに苦労した。が、妙にギザ付いた歯でこそげとり、油分をワインで飲み干す。旨し
「お、おお美味しい、おいしい……」感涙せんばかりの様子だ
レン
「…………」 この時間によくもまああんなものを食べるものだ。半ば感心した様子で水を飲みつつ眺める。
ネイネ
「な、な何が、いい、一番、おお、美味しい、の?」 主語が抜けているが、話し相手に向けた質問のようだ。
レン
「……私?」
ネイネ
こんなにも美味しいものを食べられないなんてかなしいいきものだ
レン
「私は食事に大した拘りは持っていない。ろくな答えは返せないぞ」
ネイネ
「わ、わわたし、よ、他所から、来たの。な、流れて」
「お、美味しいものは、好き、だ、だから、し、知りたくて……と、遠くの人、よね?」
レン
「ふぅん……。流れて来るものは案外多いと聞いていたが、その一人か」
「遠いと言えば遠い。そうでもないといえばそうでもない」 微妙な所だ。
ネイネ
「ふ、ふふ、ヒュッ、ふしぎ、よね? り、りりリドル?」
謎かけのような答えに首を傾げつつ、ポトフのカブをハムハム。ふかっふかや~
レン
「ああ。私たちのような者より余程不思議だ」 流れて来る理屈は未だにまったく分からないというのだから。
「謎掛けではない。ある魔域の中から出てきたというだけだ」
ネイネ
「よ、よほど、ふ、不思議だわ??」 魔域、と聞いてヒュッと息を呑みつつスープも吞んだ。もうこれを水代わりに暮らしたぁい
レン
「…………」 私はお前の喋り方も不思議だが。
「誰かにとって美味いかは知らないが、油揚げは好きだ」
ネイネ
ヒヒッ、ヒュッ、フッ、と、話し言葉の合間に息継ぎの音が漏れる。唾を飛ばしてくるわけでは無いが
「あ、ァブラーゲ?」 ぱーどぅん?って顔で
レン
「薄切りにした豆腐を油で揚げたものだ。この辺りではあまり知られてはいないらしい」
ネイネ
「トォーフ」
レン
「豆を加工したもの、とでも思っておけ」
ネイネ
「ふ、フライ?」 オーブン焼きのジャガイモは厳密には違うがフォークを刺した感触は遜色ない
レン
「……揚げるという意味ではそうなのか? そこまでこちらの文化に詳しいわけではないから、そう定義していいのかは分からないな」
ネイネ
「ま、豆を……」 煮て潰して平べったくしたものに衣をつけて揚げる?
レン
「まあ、ガルバならもう少しわかりやすく説明してくれるかもしれない」
ネイネ
「ひ、ひふっ、ふふ…っ」これは息継ぎの漏れではない、笑みだ。全然想像がつかない、それが面白い
レン
「……」 そんなに面白いことを言った覚えはないのだが。
ネイネ
「み、み見つけたら、た、食べて、みるわ、あ、アブラーゲ」
レン
「ああ。予め伝えておけばガルバも手配してくれるだろう」
ネイネ
「あ、あるの…そ、そう…アブラーゲ……」
レン
「急に行っても用意はしてもらえないからな」
「……」 あれば私もそのくらいは食べようと思っていたのだが。ちょっと残念そうに耳がへたれた。
キャロライン
「油揚げですか? ありますよー? この間、夜叉姫さんが色々と注文をした時に少しですけれど、一緒に仕入れたんです」
レン
「……あるのか?」
キャロライン
通りすがりの看板娘が長い耳で言葉を拾い上げて立ち止まってそんな事を言った
「ちょっとお高いですけれど」
レン
「折角だ。もらおうか」
「私と……そいつの分も用意してやってくれ」
知ったことではないが、ここまで話しておいて自分だけ食うというのも流石にどうかとは思う。
キャロライン
「ご一緒にオショーユ?でしたっけ、あちらもご用意がありますよー?」この笑み、分かっている、商売と相手のニーズを
ネイネ
「オショーユ」
レン
「彼女には出してやるといい。私はそのままでいい」
キャロライン
「ちょっと独特な匂いのするソースですよ、塩辛い感じの」
「ええと、焼き加減はどうされますか~」 レア、ミディアム、ウェルダン(焦げ
ネイネ
「や、焼き??……あ、揚げ……は……?」
レン
「揚げた後のものを焼いて調理したりするんだ」
キャロライン
「オトゥーフはプディングみたいなのに。揚げるとパンケーキみたいになって、それを炙って食べるのが良いって聞きました」
「えーと、スープの具にもなるんですっけ?」
ネイネ
「????」 宇宙ミアキス顔を浮かべた
レン
「……ああ。シュラでは割と一般的なスープの具材だ」
キャロライン
「試しにって仕入れてみたんですけれど、輸送や保存が大変みたいで……こっちにある材料で作れたらいいんですが……」 正直、そこまで売れるかなって…
ネイネ
「……」スープの具にもなり焼いても食べられる、なるほど、じゃがいも的なポジションなのでは
レン
「まあ、需要があるかはわからないな。“夜叉姫”やシュラの姫君たちにはウケは良さそうだが」
ネイネ
「お、お姫様?そ、そう、みんな、た食べるのね」 偉い人も食べる、つまり主食、やはりじゃがいも
レン
「彼女たちが好むかは分からないがな。……まあ、私の友人も好んでいた」
キャロライン
「じゃあ、お試しでいくつかご用意しますね~」 まいどありー
ネイネ
「ヒュッ…ゆ、ゆう友人…いい、いるのね、そ、そう、う、うらやま#$%」
レン
「今はもう友人と呼べる存在はいない」
ネイネ
「し、し、死んだの?」
レン
「……ん、さあ、どうだかな。もう長らく会っていない」
ネイネ
「そ、そそう。え、縁が、あれば、ま、また、会える、かも? あ、あえると、いい、わね」
 
『ベイクド・アブラーゲ』
修羅産の豆の加工食品、オトゥーフを薄く延ばして揚げたもの。
油分が多いため、表面を炙ってカリッとさせている。
レアは温め直し程度、ミディアムは外はカリッ、中はしっとり。ウェルダンは香ばしくクリスピーな触感が楽しめる
 
レン
あぶらーげ!?
キャロライン
「お待たせしましたー」 しんみりとした話をしているところに漂うな異国常著あふれる香り
ネイネ
エスニック感
レン
「それもどうだろうな。会う事が互いにとって良い事とは限らない」
「……む」 良い香りだ。すんすんと鼻を動かせばそれに合わせて獣の耳が揺れる。
キャロライン
「ええと、このオショーユとか、生姜とか葱とかと一緒に…っていう話です!」
レン
「ああ。薬味は好みのものを添えればいい」
ネイネ
「……び、ビスケット…?」不思議な見た目だ。確かにパンケーキみもある
レン
「……大分違うと思うが」 そう言いつつ、自分は何もつけずにミディアムのものを齧る。
キャロライン
「私も試してみたことありますけど、ウェルダンにチーズが合うかなって思いました」
ネイネ
「……」チーズ、そういうのもあるのか
レン
「チーズ? これにか……」
「…………」 イルスファール人の発想は時々よくわからないことがある。
キャロライン
「ええ、ピザの生地に見立てて一緒に焼いてみたらサクサクで」
ネイネ
「ごく」 美味しそうじゃない、その裏メニュー
レン
「……まあ、今度作ってもらったらどうだ」
私には分からなそうだ。油揚げを食べ進める間、表情は変わらないが耳が嬉しげにぴこぴこと動いて。
ネイネ
「……」こくこくと頷きつつ、ウェルダンを取って、まずは何もつけずに一口。塩気もほとんどない、言われてみれば豆??という風味の、香ばしい何かだ
「く、クラッカー…?」
レン
「……」 食べる様子を見る。私はこれが美味いと思うのだが、彼女はどう思うことやら。
ネイネ
オショーユをつける。水みたいにサラサラのソースがみるみるうちに吸い込まれていく。
「……」受け付けない!という表情ではないものの、美味しさも分からない、なんだこれ?という顔をしつつ、オショーユでひたひたになっていきつつあるアブラーゲを物珍し気に眺め
「……しょ、しょっぱ…」ぱくり。じゅわっと染み出すオショーユ、アブラーゲの味を上回る圧倒的しょっぱさ
「!」 
その時、ふと閃いた!このオショーユは、スペアリブのオーブン焼きに活かせるかもしれない!
レン
「…………」 黙々と食べ進めて食べ終えると、水を飲んで息をつく。
ネイネ
塩コショウのみの味付けのスペアリブにオショーユをかけてみた。こ、これは――
レン
食べ終えたしそろそろ帰るかと思っていたら、何か様子がおかしくなった。
ネイネ
アブラーゲも併せて肉と共に咀嚼してみる。食べたことのない新しい味だ……
レン
「……どうかしたのか?」
ネイネ
「お、おお、美味しい?かも……?」
レン
「……そうか」
ネイネ
「に、に肉とも、い、いける、みたい……そ、それだけ、だと、わ、わからなかった、けど」
「な、なんに、でも、あう……のね?」
レン
「ああ。醤油は万能とまではいかずとも、汎用性は高い調味料だ」
ネイネ
「そ、それも、そう、だけど、あ、アブラーゲ、も」
レン
「ふむ……まあ、味が薄いからだろうか」
ネイネ
「ぱパン、に、ちち近いの、かも…‥は、蜂蜜も、い、いけるかしら……」
レン
「…………いや、それはどうなんだ」
ネイネ
「そ、そそう?」
レン
「試したことはないが……まあ、やりたいならやってみればいい」 責任は取らん。
ネイネ
「……あ、あ、あり、が、とう、お、教えて、くれて。た、た、楽しみ、が、ふ、増えた、わ」
レン
「……いや、礼は不要だ。それを愉しみとして開拓したのはお前だ」
そう云うと立ち上がり、油揚げ分の代金を置いた。
ネイネ
「な、なら、ご、ご馳走、さま? ね」
レン
「……ああ」 そのくらいは受け取っておこう。頷きを返して。
ネイネ
「か、神様には、い、祈らない、から。せ、精霊と、妖精のみ、導きが、あ、あなたをひ、引き合わせ、ますようにって、い、言っておくわ」
レン
「ではな。こんな時間の大食いは程々にしておけよ」
「……そういうものは必要ない」
ため息をつくと、背を向けて店を出ていった。
レン
ねるねるねるねだ
おつかれおやすみ!
ネイネ
「?」 時間が何か関係あるかしら??
ネイネ
お付き合い感謝なのよ
!SYSTEM
レンが退室しました
ネイネ
「……」それにしても今のは良い感じに交流できたのでは?すごい、すごいわたし
「あ」 名前、聞いてなかった
「ぁぁぁ……」 その後落ち込んだ私は、追加で――
1D6 → 6
6品のメニューを頼んでパンパンに膨らんで帰ったのだった。
キャロライン
「……すごい、一体どこに入って………そう、入るの……食べれば、入るんだ…フフフ」
ガルバ
「太るぞ」
キャロライン
「うるさい黙ってお父さん」
ガルバ
「……」 どうして…
 
 
『食とは人に平等に与えられた最高の癒しである』

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