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グルメチキンレース。或いは地獄へ挑んだ者たち

20210504G_0

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ルーカスが入室しました
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ノーラが入室しました
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コウが入室しました
ルーカス
うむ
ノーラ
であります
コウ
おう
ルーカス
 コウが〈星の標〉へとやってきているという話を聞いたので、仕事が終わって帰ってき次第、ガルバに部屋なりひましてるかなりを尋ねてアポを取ろうとするわけだけれども。
こっち来てお前なにしてるの
ノーラ
何なら案内してあげてもいいでりますよ?先任として
いいでありますよ??(ドヤバケツ
コウ
こっちに来てからは
前回の面子に星の標に連れてきては貰ってるくらいじゃねえかな
ノーラ
しょうがないでありますね。先任として王都の各所を案内してあげるでありますよ
コウ
らしいぞ。覚えてるかは別として。
ノーラ
視界(野)が狭いのですぐに道に迷うでありますが
ルーカス
まだ人の街に馴染もうとしてるくらいで大してこれをしてるって感じの訳じゃあないんだな
ノーラ
このように、城塞都市というものは防衛の為に迷いやすく作られているのであります!
コウ
そうだな。最初の登録は王都の別の宿だったけど今は星の標に移って
それからはそう経ってねえ
ルーカス
それじゃあ部屋にいるだろうし、おいすーと声を掛けて約束しただろうと連れ出してやるか
コウ
まあ酒場に居るでもいいと思うぞ。金はまあ多分マーさんがいくらか持たせてくれてるだろ。
こっちに来る手前に一仕事したからな。
ルーカス
まあいるもんを捕まえてメシ行くぞって声掛けてやったんだろう
ノーラはどこから生えてきたんだ……?
ノーラ
食堂の隅に置物の鎧としていたでありますか??
食堂で食事をとるという高難度の対人訓練のために……
コウ
高難度ねえ
ルーカス
ほししる出るときに置物になってたんだろうか……。
ノーラ
標ではない場所で食事をとるでありますか?
ルーカス
そうだよ
ノーラ
遠征ではありませんか…
ルーカス
折角おごってやるのに
星の標じゃあありがたみが薄いだろ
コウ
まあ食えればなんでもいいんだけどな
ルーカス
じゃあ犬の餌でもいいのか?
ノーラ
じゃあ、美味しいと評判の店の前でフルフェイスヘルム入店お断りと何故かなっているのを見てウロウロしてるであります・・・
コウ
コロスぞ
ルーカス
じゃあメシ行くぞって言って連れ出したら
ぼったちしてるフルフェイスを見て
いたたまれなくなって声を掛けてやろう……。
でもヘルムは外すのが条件だ
ノーラ
下はちゃんと平服(ワンピース)であります。
ルーカス
ヘルムははずせ。
コウ
バケモンかよ
ノーラ
防御力に不安があります
ルーカス
街の中で防御力を求めてるんじゃねえ
ノーラ
常在戦場の心得であります
ルーカス
外さないなら連れて行くわけにはいかないぞ。
ノーラ
抱えて持って行っては駄目でありますか……?
ルーカス
まあそれくらいならセーフにしてやろう……。
そんなこんなであーだこーだすったもんだの後にやってきたのが、このドワーフ料理屋〈泰龍山〉だ。古びた看板を下げて、入口の前の立て看板には今日のおすすめメニューやらが雑に書かれている。外から見た時点で、中はガヤガヤと賑わっている様子が伺えるだろう。
コウ
「……」 「おい、なんだよここ。なんかくせえぞ」 
ルーカス
時刻は夕食時ということもあって、周りも人通りが多い。がんばれ。 >ノーラ
「値段はそこそこ、量が多い、味付け濃いめって3点揃ってる店だぞ。ドワーフ料理……っつっても、そういう区分もわかりゃあしないか」 >コウ
コウ
肩を竦めて見せて。 「ま、美味いモン食わしてくれんだろ?」
ルーカス
「お前くらいの年頃だと、わかりやすい味の方が好みだろうしな」 「で、そっちは大丈夫か?」 ノーラ生きてる?
ノーラ
「  」アッシュブロンドの髪とヘーゼルの瞳の小柄な少女は、人で賑わう店内に入ると、兜を脱いだ時よりも一掃縮こまっている。
コウ
赤毛の少年は欠伸をしながら、恐らくは質の良いものを用意されたのだろう。当然彼のセンスではなく、彼の元上官によるものだろうが。
「こいつ置いてきて良かったんじゃねえ?」 おどおどされてると飯がまずくなりそうなんだが
ノーラ
顔を俯かせたまま視線は誰とも合わせようとせず、ズシリと重いバレルヘルムを細腕でぎゅっと抱え込んでいる。
ルーカス
「慣れさせてやった方がこいつの為だろうよ」
ノーラ
「あ、ああ、あの、ややっぱり、私はそ、外でま、待って」
ルーカス
「あ、3人で」 席は適当にテーブルでと案内を頼んで店内へ。 「お前ら酒とかは?」 メニュー開きつつ尋ねてやろう。
コウ
「何言ってっかわかんねえわ」 はは
「サケ?」 ってなんだ?
ノーラ
「ま、まだ、未成年です、から」
ルーカス
「じゃあそっちはジュースで、お前は……まあ一口くらい後で呑ませてみるか」 とりあえずジュース2つと駆けつけエールを頼んで、メニューから軽くつまめるものを3つ4つ注文入れましょうね。
コウ
「お前あれ聞き取れてんの?」 耳良くね?
席に着くなり物珍しそうにチラチラ見回し。
ルーカス
「まあ一生そのバケツ被って生きていくつもりだって言うならそれでもいいんだろうが。ああ言って着いてきたってことは、お前もそのままで良いとは思ってないんだろ。知り合いがいる内に、少しずつ慣れとけよ」 >ノーラ
「聞き耳しようって意識してなんとかな」 >コウ
ノーラ
「……」ああ、休日に評判の美味しい店を覗いてみようだなんて分不相応な事を考えなければ……
コウ
「はあん。……で、サケってなんなんだよ」
ノーラ
「Σ」慣れとけ、という言葉に肩を震わせ、両手で目を隠すと恐る恐る顔を上げた
ルーカス
「蛮族側にだってあると想うけどな。……まぁ、死ぬ程ぶっちゃけて言えば、合法的な軽めのドラッグみたいなもんだな」
ノーラ
「……お酒は、穀物や果物の汁を発酵、させたものであります」
コウ
「知らねえもん」 呑んだ事はねえや。 「あー、あれだな。“限りなく黒に近いグレー”みたいな」 合ってね?
ルーカス
「気分を酩酊させて気持ちよくなるために飲むもんだ。興味があるなら、後でな」
「よしよし」 偉いぞ。 >顔上げ始めたノーラ
「あとはその手をおろそうな」 店員がこっち見る目がちょっと……こう、なんかな?
ノーラ
「食べ物が腐ってしまうのと似ているそうでありますが、人の役に立つものは発酵と呼ぶんだそう……であります」目を隠したまま、本で読んだことを諳んじる
「えぇ……っ」 情けない声をあげた
ルーカス
とりあえずジュースと、鴨ロースやら焼売やらまんじゅうやらが運ばれてきたので遠慮なく手を付けてくれ。
コウ
「……」 腕を組んだまま、右から左へとノーラの言葉が流れていく。
ルーカス
「他に食いたいもんあれば言えよ、追加で注文するからな」
コウ
少年の眼は、物珍しい周辺のものに釘付けになっている。
ルーカス
注文が来た時点で、チャーハンや青椒肉絲や回鍋肉やらの、ぜってーこいつ好きだろうな……って品を追加で注文して。ノーラ用に、ゴマ団子とか頼んでおいてやろう……。
コウ
「なんか美味い感じで食わしてくれよ」 雑によ
ルーカス
「そのまんまで慣れるも何もないだろうが。折角奢ってやるって言ってんだから、遠慮なく食っていけ」 >ノーラ
「まぁ、適当に食っていけよ。何食っても美味いって思いそうだけどな」
ノーラ
「え、えっと、それじゃあ、この……」 目隠しをしたままよく見えないまま指差したのは  火竜昇天辣椒辛子獄門鍋 なる謎の料理だ。
コウ
「腐った肉よかマシだろ。マーさんの飯より美味いかどうかは確かめてやるよ」
「技名かなんかか?」
ルーカス
とりあえずほかほかのまんじゅうを全部コウに食われる前に、1個ノーラの前に置いてやろう。
うぇいとれす
「ホウ……お客さん、中々の挑戦魂の持ち主で。ええ、わかりました!」 てんちょー! 地獄一丁はいりまーす!
コウ
「……いや、食品に付ける名前じゃねえって。地獄っつったぜ?」
ノーラ
煙が目に入ると目が痛くなるくらいの真っ赤でぎとぎとでぐつぐつの火鍋であります
うぇいとれす
注文を受け入れたウェイトレスは、我が意を得たりとばかりにキッチンへ走り込んでいった。
ノーラ
「え……?」 無難な卵炒めを頼んだつもりが
うぇいとれす
「お前一体何を頼んだ……?」
ノーラ
「あの、たぶん、間違えて、これを?」片手で両目を隠し、指の隙間からメニューを見るというアレな状態で指差したのは
コウ
「……?」
うぇいとれす
「……???」
ノーラ
『挑戦者求む、完食出来たら食事代無料。ただし命の保証はいたしかねます』などの文言が躍る鍋料理だ
コウ
「お前……俺でもこっちの文字は読めるぞ……」
ノーラ
先任殿、先任殿がうぇいとれすになっているであります。。
ルーカス
俺だった
コウ
「腹減ったわ」 腹減ったわ >ルーカス
ルーカス
気付いてなかったのは秘密だぞ
ルーカス
「……命の補償ってお前」 なあ。
ノーラ
「い、今からと、取り消しを」
キッチン近くのモブ
「うぉっ……」 「どうした急に」 「いや、どうやら""挑戦者""が現れたらしい。キッチンの方から、危険な気配が漂ってきた。物理的に目がキツい、調理開始時点でこの圧力……一体どれほどの怪物が生まれ出ようとしているんだろうか」
コウ
新キャラの布石を置くな
ルーカス
「……調理、始まってるみたいだな」
コウ
「まあ、」
モブ
「ほう――火竜昇天辣椒辛子獄門鍋ですか、大したものですね」
コウ
「お前にゃ世話にはなってるし、腹も減ってるし。どうしようもなけりゃ手伝ってやるよ」
モブ
「オイオイオイ」 「死ぬわアイツ」
ルーカス
「……今更取り消すってぇ雰囲気じゃあないなこれ」
ノーラ
「ご、ごめんなさいであります…」しょんぼりしつつ、目の前に置かれたふかふかまんじゅうを、片手で小さく千切って食べた
モブ
「ま、大丈夫だろ」
コウ
俺だ。
「センニン殿もいらっしゃるんだから、なあ?」 
ルーカス
「まぁ、次がないようにな」 今は手を外してるけれど指摘したら意識してだめになりそうだから、あえて言わずに置いておこう。
「……まぁ、味覚がダメにならない程度には食ってやるけどよ……」
ノーラ
「そ、そうであります、先任殿でしたら…」 顔を向けると隠す手がおろそかになっていたことに気付いて、また両手で隠した。
ルーカス
「苦手ってわけじゃあないが、別にそこまで得手ってわけじゃあないからな」 努力はするけどよぉ。
コウ
「……」 いい加減ウザってえなあ。ノーラに小さく息を吐き。
「ま、命の保証がねえって話だからな。味覚で済めばいいけど」
ルーカス
「そうだな、まあ」
「悪いって思ってるんなら、今回はその目隠しはなしにしろよ。それで許してやる」
ノーラ
「……」小さな吐息に呆れや嫌気を察知して、少年の方を指の隙間から見て
「ぅぅ……」ルーカスの言葉に反応して、両手を顔から離す。辛い物を食べたわけでもないのに汗だくで顔が真っ赤だ。瞳が泳ぎに泳いでいる
コウ
「……おい、こいつ本当に大丈夫なのかよ」
「責任取ってセンニン殿が全部食ってやれよ」 あと腹減ったんだが
ルーカス
「ほら、甘いもんだぞ、食え食え」 ちょうど先に注文したマシな食べ物が来たぞ。
「何の責任だよ何の」
ノーラ
「だ、だだ大丈夫であります、もも問題ないであります」
ルーカス
「ほら、お前はこっちだ」 目の前に、肉ーッ!て感じの料理を置いてやろうな。 >コウ
コウ
「連れてきた責任……?」 俺のせいでなんかマーさんが言われてるのは見た事あるぞ。
「お!」 来たな来たな! よっしゃ、とご機嫌になりながらさらに向かい合う。
粗野な言動や素行とは裏腹に、よくよくその所作は仕込まれた様で 礼儀正しく口に含んで――
ノーラ
「あ、あの、連れてきていただいたことには、感謝して、います。私ひとりじゃ、入ることも……」
ルーカス
目の前の更にごま団子とか載せて、更に横には杏仁豆腐も置いてやろう……。 >ノーラ
コウ
――んおっ」 眼を輝かせながら、口に含んだ料理に頬を緩ませた。んめえ……
ノーラ
緊張のあまりあんまり味を感じませんでした……
ルーカス
「まぁ、当人なりになんとかしようと思ってはいそうだしな。どうにかしよう、と思ってるんだったら少し無理させてでも慣らしてやった方が良いだろ……」
>コウ
その調子ならもしかしたら……魔王鍋も……?
「やっぱ好きだよな、そういうの」 わかってるぜ。って顔で頷いた。 >んめえ……
コウ
「んー……」 もごもごと食べながら、口に物が入っている時は喋らないのだ。
――うん。うめえな」 マーさんの飯のがうめえけど。
ノーラ
「……」 ちらちらと少年の食事風景を見て見ると、意外に洗練された手つきで。あれはおそらくマークト小隊長補殿の仕込み何だろうと思った
コウ
「今のはなんてーの?」 これこれ!
ルーカス
「金銭感覚はまだまだだろうが、この店なら安心して食って大丈夫だから気に入ったなら今後も使えよ」 
ノーラ
「あの……こ、これも、良かったら…」 まだ手を付けていない杏仁豆腐の小皿をそっとコウの方へ
ルーカス
「それは回鍋肉だな。どうせお前、普段は野菜とかくおうとしないだろ」
コウ
「ホイコーロー、な」 ほー? 頷きながら、ノーラに視線を向けて。
ノーラ
きっと、料理というもの自体がほとんど未体験であろう彼が、どんな反応をするのか見て見たくなった。
コウ
「いや、それはお前がセンニン殿に貰った奴だろ? お前が食えよ」 俺は頼んで貰うから、と続けながら、ほれ、と返す。
ノーラ
「……」パチパチと瞬きして、少しだけ表情をやわらげた
ルーカス
「肉はわかりやすいけど甘味はどうなんだ」 ケーキとか食ったことあんの?
コウ
「あんだよ」 ニヤニヤしてんじゃねーぞ"(-""-)"
「カンミ?」
ノーラ
「!」 スプーンでひと掬いして口に運ぶと、パッと表情を明るくさせた
「ご、ごめんなさい…」
コウ
――……」 はー、と頬杖を突いて。 「うめえの?」 それ、と示して。
ノーラ
コクンコクンと頷いて
ルーカス
「まぁ、食ってみるのが一番だな」 すんませーんと追加注文した。
ウェイトレスが、ゴーグルを付けた完全防備でキッチンから出てきたが……まあ、大丈夫だろう……
コウ
「……戦闘でもしてんのかあいつら」 なんだあの目の奴
「そーかよ。良かったな」 >ノーラ
モブ
「……」隣の席の客がウェイトレスの誘導を受けて少し離れた席に移っていく
ルーカス
「戦場なんだろうなぁ、キッチンは……」
杏仁豆腐は作り置きだからすぐに出てくるぞ。 >コウ
コウ
――お」 来たな。受け取って、
ノーラ
「……」思いがけず優しい言葉に少しぽかんとして
コウ
「白いのってなんかこう、食いづれえな」
ノーラ
「……?」 どうしてだろう、と小首を傾げた
ルーカス
「なんでまた」
コウ
「いい思い出がねえわ」 食っても不味いとか。
掬って一口食べると、その触感と味にギギギ、と首を傾げて――
ルーカス
「まあ、食ってみろよ」
「どうした反応だ」
コウ
【✔:まあまずい】 [×:まずい,まあうまい,(*´ω`*),うまい]
――ンー、」 「俺はそんなにだな。いるか?」 食べ掛けの杏仁豆腐をほい。>ノーラ
ルーカス
「甘いもんはそこまでって感じか」 なるほどね
ノーラ
「え、えぇ? い、いえ、あの、い、いいです」
このいいですはいいですねのいいですではなくけっこうですのいいですであります
コウ
「何か食ってる気がしねえんだもん…」 「あ、いらねえの?」
「んじゃやる」 どーぞ。>ルーカス
ルーカス
「あいあい」
受け取ってやろう。うーん、まあまあ。
「果物なんかは?」 食うならこの辺のフルーツ詰め合わせを頼むぜ。
ノーラ
「……」ルーカスさんはどんな食べ物を好んでいるんだろうか、とちらりと覗き見る
ルーカス
ところで周囲からマジで人が消えてるんだが何事だろうな……。
ノーラ
おかげで私は大分気が楽になっています
ルーカス
「どうかしたか?」 食わせるのメインで、お前たちが食べ飽きたのとか好みじゃなさそうなのを処理してるぞ。 >ノーラ
コウ
「んー……じゃあ頼むわ」 俺の金じゃねえしなそういえば
ノーラ
「あ、い、いえ、その……る、ルーカスさんは、ど、どんな食べ物が、お、お好きなのかなって」
防護マスクをした料理人
バァン!と厨房の戸が開け放たれた。
ノーラ
「Σ」
コウ
――、」 ば、と身体を起こして椅子の上に足を踏み出し、
背中の大剣に手を―― 「あれ」 ねえ。
ルーカス
――あー、まあ」 答えかけたところで。
「落ち着け」
「命の危機を感じてるかもしれないが、ありゃあ料理だ……」
コウ
「敵……じゃ、ねえのか」 「……ねえな」 「
「突然出てくっからよお……」
防護マスクをした料理人
カートの上にはパキパキと音を立てて燃える炭が詰め込まれた焜炉の上、炭火に炙られた鍋がぐつぐつと音を立てている。
ルーカス
「……なあ」 この距離でもよぉ……感じねえか? >コウ
防護マスクをした料理人
煮立って飛び散るスープの色は真っ赤。立ち上る煙さえなにやら赤く見える錯覚がする。
コウ
「あれ、蛮族領(みなみ)で似たようなもん見た事あるぞ」 クソ趣味悪い奴。
防護マスクをした料理人
厨房の戸を開けたことで僅かに変わった空気の流れにより、食卓へとその湯気が運ばれてくる
ルーカス
「そうか。……食ったことはないんだな、よかったな、初挑戦だぞ」
ノーラ
「……?……??」何か突然店の気配が変わったことに混乱している。魔域だろうか??
コウ
「いや、お前の部下だろ。俺の上司はマーさんだけだ」
ルーカス
「裏切ったなお前」
「……まあ、しゃーねえな」 覚悟を決めるか……
コウ
「上下関係、示してけよな」 オウエンしてるぜ。
防護マスクをした料理人
ガラゴロとカートを押してきた料理人は無言で(口から吸い込むと咽るからだ)テーブルの中央を片付け、鍋敷きを置いて、焜炉から降ろした鍋を置いた。
ルーカス
「まぁ、少しくらいは食ってみろよ。これも経験だぞ」
――う、」 わあ…………。
コウ
「巻き込もうとしてんじゃねーぞ」 
「う……わ―――
ルーカス
「逃げるのか……?」
防護マスクをした料理人
真っ赤なスープに浮かぶのは何やら見たこともない木の実や根のようなもの。これらは香味付けのためのもので
コウ
「あ……?? 誰が逃げるかよ」
ルーカス
「そうだよな」 コイツちょれぇわ
防護マスクをした料理人
別皿にどかっと盛られた肉や野菜をその汁に潜らせて食べるという趣きのようだ
コウ
「おーよ」 なめんじゃねーぞ
ノーラ
「!?」 煙が流れてきて目に触れた。熱い、痛熱い
コウ
「……」 「おーよ……」
ルーカス
――」 しかしこれ正気じゃあねえな
コウ
「なあ、これは美味しく食ってくれって奴じゃねえよな? 苦しめって言ってるよな?」
防護マスクをした料理人
「では、ご武運を」防護マスクの下でいい顔をして敬礼めいたものを残して去っていった
コウ
「ご武運」
ルーカス
「……まあ、ごほっ、 食ってみりゃ案外……んっ、」 しゃべると咳き込むわ
ノーラ
「……」目をこしこしと擦ってから、これが自分の罪、と覚悟を決めて
ルーカス
「……あんま、無理、すんなよ」 むせないように単語単語で区切って言ってやろうな。 >ノーラ
ノーラ
「い、行くで、あ、あります……」 取り箸を使って野菜を地獄(スープ)へ投入する。
コウ
「おう。……見ててやるよ、お前の闘いを」
ルーカス
無垢な野菜が、一瞬で真っ赤に染め上げられて……
ノーラ
アツアツのスープに晒された野菜はしなしなと萎れ、赤く染まる。 そう、これが火竜昇天の由来…
ルーカス
「……お前一人で、逝かせるのもな」 気がひけるわ。豚肉を取ってくぐらせるか……
コウ
「おい、待てよ」 ルーカスに手を示して。
ノーラ
―――」擦ったせいでちょっと赤い目で、昇天した火竜(やさいだったもの)を見つめ、意を決して、口へ運ぶ
コウ
「これはあいつの闘いだぞ。手を出すにはまだ早ぇよ」
ルーカス
「あぁ、……まあ、そうか」
ノーラ
【✔:これは……天にも昇る心地……】 [×:こ,先にザイアの御許で待っております,【辛味耐性・極のスキルを獲得しました】,衛生兵!衛生兵!,二階級特進,自分はもう駄目であります……]
ルーカス
この経験は、ノーラとのトレーニングに逝かせるかもしれない!
ノーラ
「……」はじめに訪れたのは意外にも圧倒的な旨味。コクがあり、さまざな香辛料によってそれらが引き立てられている。
そして、後から段階的に、爆発的に訪れる辛味辛味辛味辛味――
ルーカス
「……どうした?」 動きが……
コウ
「……まあ待てよ」
「今闘ってんだ、あいつは……」
ルーカス
「随分落ち着いてるな」 心配じゃあないのか、アイツが。
ノーラ
――」バケツの上からガツンと激しい衝撃を受けたような痛みに通じるものがある辛味は、なんというか一撃受けると不思議に癖になって
気が付くと、その手がもう一度鍋に伸びているのだった
コウ
「闘いに水を差すってのは野暮だぜ」
ノーラ
だらだらと汗をかき、顔を赤く染めるその姿はさっきまでと同じといえば同じだが、きっといつもバケツの中ではこんな表情をしているのでは、という想像を掻き立てられるような闘志が垣間見えるかもしれない
ルーカス
「……」 こいつ、こんな顔も出来るのか
コウ
「……なんか、案外いけるな?」
モブ
「あれは"ゾーン"に入りましたね」「ゾーン?」「度を越した痛みに麻痺して心地良さを感じることがあるでしょう?それと同じです」「駄目なやつじゃん」
コウ
「どうした急に……」 >モブ
ルーカス
「おい、無理はするなよ」 さっきも言ったが……。 >ノーラ
ノーラ
「美味しい……オイシイデアリマス……オイシい…」食べれば食べる程、発汗と発熱が上がっていく
ルーカス
「……」 キマってないかこれ?
「……とりあえず俺らは俺らで」 普通のモン、食うか……。 >コウ
コウ
「……まあ……冷めるしな……」 >ルーカス
ノーラ
【✔:先にザイアの御許で待っております】 [×:【辛味耐性・極のスキルを獲得しました】,これは……天にも昇る心地……,自分はもう駄目であります……,衛生兵!衛生兵!,二階級特進,あの空の果て……頂へ!]
コウ
「肉くれよ肉。濃い奴」
ルーカス
あっ
ノーラ
チーン
コウ
生死判定どうぞ
モブ
「しかし、それは錯覚……かつて、何人ものチャレンジャーが己の限界を見誤ったのです」
ルーカス
――……いや、待て」 アイツの様子がおかしい。
コウ
「はん?」 なんらよふーはふ
ノーラ
「……」箸を止め、ぶるぶるぶると震えだした。全身汗だくでワンピースが透けそうな勢いだ
ルーカス
「あー……そら」 こういうときは水はだめなんだ。杏仁豆腐でも飲め。
ノーラ
「み、水、水を…水を、くだひゃ……っ」
コウ
「ああ、もう限界だな」 やったれ
ルーカス
さっきコウから貰った分、まだ食べきってないからとりあえずこれでお茶を濁せ。
「水を飲むともっとひどくなるんだ、とりあえずこれを口に含んで落ち着かせてろ」 悪いこたいわねー。
コウ
「あん? 何でだよ、水でいいだろ」
ノーラ
この際、渇き?痛みを紛らわせるものならなんでもいいであります。震える手で杏仁豆腐を受け取って、食べるというより飲む。あ、器が冷たくてきもちがいい・・・
ルーカス
「辛味ってもんは、水に溶けないんだとよ」 >コウ
「だから、水を飲むと薄まるどころか広がるらしい」
コウ
「はあん。悔しさが水で流せないのも一緒か」 よくわかんねえことを言ってるぞ俺は。
ノーラ
「はぁ……はぁ…」汗だくで荒い息を吐く、濡れて透けるワンピースを着た少女。口元から少し零れて見える杏仁豆腐という何やら犯罪的な臭いのする光景がそこに
ルーカス
「すいませーん」 店員に口を楽にさせるものを頼んでやろう。
ジェラートとか……よさそうだな……
コウ
「お前服透けてんぞ」 あ、ホイコーローうめえ
ルーカス
「こういうときは気付いてても指摘してやるな」
「……てか、まだ7割り以上残ってるぞ」
コウ
「あ? 何でだよ」
ノーラ
「……ぇ」まだ呆けていたが、頭が回って来ると   「あああああああ」
コウ
「お前が半分、俺が半分だな」 おっし。
ノーラ
そこで色々なものに限界が来たようで、店の隅っこの方へと退避した
コウ
「……行っちまったし」
ルーカス
「あーあ」 逃げてった。
コウ
「あいつ、ほとんど食ってなくねえ?」
ルーカス
「いや、あの体格なら十分食ったほうだろ」 どう見ても少食なタイプだぞあいつは
「まぁ、頑張って食うか」
ジェラート持ってきた店員さんに、ジャケット渡してそのデザートと一緒に渡してやってくれるように頼んでおこう。
コウ
「んじゃ……やるかぁ」
げんなりした様子で残った中身を見て。
モブ
「あの火鍋はディノスの冷凍肉を一番新鮮に食べる為に開発されたんだと」「へぇ、だからあんなにガンガンに煮たててくるわけか」
ルーカス
「先に言っておいてやるけどな、コウよ」
コウ
「あん?」 俺は怖気づかねえぞ。さっさと手を伸ばして
ルーカス
――本格的な地獄は明日以後になるからな」
ルーカス
トイレ的な意味でな…………
コウ
「何言ってんだお前。明日になったらもう腹ン中だろ」
コウ
本当に地獄なんだよなあ。
ノーラ
アッー
モブ
「終いの方には何にも感じなくなるからな、そこで卵と米と麦を入れる。それがウメェんだ」「味分かんのかそれ…」
ルーカス
時間的にもこれ地獄に挑み始めるところで終わりかな……。
コウ
そうだね……
ノーラ
共に地獄を乗り越えた戦友になるのでありますね!
コウ
この後ちゃんと帰れたんだろうか
ルーカス
「なんで普通に踏破者みてえな解説ヤツがいるんだよ」 おかしいだろ
コウ
地獄を討滅し切れたかだけダイスしようぜ
ノーラ
芽生える男同士の友情!絆!
ルーカス
ノーラは送っていってやるけど
お前どこ住み・
てーかラインやってる?
地獄討滅の難易度
ノーラ
ライフォス神殿(ザイア分社)にお世話になっているであります
ルーカス
1D100で70以上とかでどうだ?
コウ
俺は辛味には強いから
ルーカス
ノーラが1d30、俺とお前が1d50で
コウ
60以上で良いか?
ルーカス
3人の合計が100を越えたら
コウ
ああ、そういう感じか
ルーカス
とかでどうだろうか
コウ
まあいいだろ
そらよ
1D50 → 32
(察し)
ノーラ
自分は負けないであります!
1D30 → 18
ルーカス
そりゃ。
1D50 → 4
だめみたいだな……
ノーラ
先任殿!?
コウ
お前全然食えてねえじゃねえかよお!
ノーラ
実は辛いの駄目だったのでありますね…
ルーカス
一口目で
無理だなこれって冷静になって
諦めた感じがすごい
コウ
俺は限界まで戦ったってのに……
ノーラ
最初の一口の感じでなんだよこれ、うめーじゃんって
バクバク肉を食って、一気に限界にきてそうな野犬殿
ルーカス
お前らを無事に送り届けてやらないといけないからな、俺は……
コウ
マーさん……(ぱたり
ルーカス
 
 
――その後の話をしよう。
ノーラ
あの頂き(シメの雑炊)に届かなかったであります……
ハッ、メルウィロス殿とヴィッキィ殿ならあるいは!?
ギャー!?ですわってぶっ倒れそう…
ルーカス
限界を向かえたコウと、ぐったりしたノーラと、チャレンジ失敗ペナを込みのそれなりの金額の伝票を手にしたルーカス。地獄に挑んだ者たちの被害は甚大であった。この失敗もまた、伝説として語り継がれるのだろう……。
コウ
?「注文するものは確りと食べきれるもののみになさい(低い声)」
ルーカス
己の限界まで、地獄に挑んだ2名。ルーカスの言葉通り、真の地獄が翌朝以後に訪れることは、まだ知らず。戦いに傷ついた己の身体を今夜は癒やすといい。
ルーカス
コウは別に良いだろうから、ノーラだけ送り届けてくるわ。
神殿の人からすごい目で見られるのでは……?
ノーラ
キュアポイズンをかけたら効いたであります(戦慄)
コウ
道覚えてねえからついてくわ……
ルーカス
>上気した汗だくで着衣も乱れたノーラ
おかわいいこと…… >道覚えてねえ
ノーラ
しかも本人が決して外そうとしないバケツを外した状態で…
ポリスメン「ちょっといいかな」案件では
コウ
ザイア神殿に監禁されるルーカス
ルーカス
大丈夫だろ、たぶん……
ノーラ
神殿が突きつけた示談の条件とは
コウ
よし、じゃあ突然だったけどお付き合いサンキューだ
お疲れ様でした!
ノーラ
お疲れ様であります!
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コウが退室しました
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ノーラが退室しました
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ルーカスが退室しました
背景
BGM