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Interlude

20210424_0

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レナが入室しました
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フレデリクが入室しました
フレデリク
何時が良いんだよ斧女
レナ
まあ何時でも……
フレデリク
誰が来ても八つ当たりして帰れるように
夜にしておいてやるか……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
日夜多くの依頼と冒険者とがやってくるその宿は、この夜も賑わっていた。
依頼を終えた者達や、ただ酒盛りに来た者達をはじめとして、
テーブルはそれなりに埋まる盛況具合を見せて 酔っ払い達が騒ぐ声もほどほどに聞こえて来る。
 
フレデリク
そんな店内のカウンター席に座り、よれよれのブックカバーを付けた小説を呼んでいるのは、痩せぎすの少年だ。
傍らに獲物はなく、髪結いとしての仕事道具が代わりに置かれている。
カウンターの上にはあまりに質素な、メニューにはない程度の軽食が置かれており
視線はじっと小説に向けている。酔っ払い達の声には時折疎ましそうに眉を顰めはするものの、
一際大きいもの以外には、そう気にならない様である。
レナ
―――
 喧騒に紛れて入店する。盛況な様子に軽く溜息を吐きつつ、カウンターで依頼完了の報告を済ませようとする。
フレデリク
「……」 ページを捲り、カウンターの上に置いた冷水を口に運びつつ そっと読み進めていく。
レナ
幾ばくかの報酬を受け取りつつ、そこから一部を返して「これで食べられるだけ」と雑な注文を投げかけ。
見回し、空いている席を探す。
この時間帯、テーブル席では相席は避けられまい。となるとカウンター席だが……
フレデリク
「……」
読んでいる展開の都合か、僅かばかり眉間にしわが寄る。
レナ
―――」 おもしろいもの――と言っていいものか――が目についた。ふむ。
 どうやら熱中しているらしい。都合よく空いていた隣の席に無造作に着席。
フレデリク
――……」
じ。小説から視線は動かず、隣に座った物音は喧噪に、気配は小説にそれぞれ消えていく。
レナ
「……」
 じっと表紙を伺おうとするもブックカバーに阻まれる。チッ。
フレデリク
さりげなく本文を覗こうとするなら、開かれている本の文章には見覚えがあってもいい。
まあまあ好みのものだった、かもしれない。
レナ
「……ふぅん」 つい口の端が上がりそうになるのを堪える。
フレデリク
堪えたレナとは対照的に、感情が表情にすぐ出てしまう少年は、じわじわとそのしわを深めて言っている。
レナ
(ふ) このリアクションが夕食の良いフレーバーになりそうだ。やってきた料理に手をつける。
フレデリク
少年のページを捲る速度は決して早くはない――のだが。
展開が気になるのか、あるいは不満なのか ぱら、ぱら、と徐々にペースが速くなっていく。
レナ
その辺りをそんなに急ぐなんて勿体ないわね、などと思いつつ、少年の表情には御満悦だ。ああ食事が美味い。
フレデリク
「……、はー……」 溜息を吐いて、グラスを手に持って煽り 不満そうに唇を尖らせて、もう一度大きな溜息を吐く。
――不満。不満だ。
レナ
もぐもぐ。まったく食事が進んで仕方がない。ふふ。
フレデリク
――だあっ」
声を出して不満そうにして、本をテーブルに落とそうとして――栞を挟み。閉じ。
そっと置いて。カウンターに置いていた軽食に手を伸ばし――こちらを見ていた視線に気付く。
「…………やんのか」 
レナ
―――」 もぐもぐ。ごくん。 「あら、気にせず続きを読んだらどう?」
フレデリク
「……」
「気が滅入んだよなあ、これ……」
レナ
「まあまあ良い作家よ。筆力も悪くないし、心理描写もなかなか真に迫るものがあるわ」
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フィアが入室しました
フィア
^ー^
フレデリク
「……お前の良い、は大半の悪い、だろうよ」 はー、と溜息を吐いて。
レナ
「それはわたしにも作家にも失礼というものね」
 もっぐもっぐ もっちもっち。
レナ
出たわね……
フレデリク
「作家はともかく」
「お前に失礼でも何とも思わねえ……」
フィア
やあねおばけみたいに
レナ
「わたしは真っ当な評価を口にしただけよ」
フィア
「あら────意外な組み合わせね?」  いつの間にか、ぬっと来た
フレデリク
「俺だって真っ当は感想を口にしただけだ――、ぜ?」
レナ
「うわ」 出たわね。
フィア
「ハァイ、レナ、フレデリク」 ひらひらにこにこ 「って、なによ、うわって」
フレデリク
「お前、あん時の―――」 レナの様子を見、知っているであろうと結論付けて
――用事思い出した気がするぞ」 闘争の準備を量るのだ。
レナ
「たまたま隣の席になっただけよ」 はあいやね食事がまずくなるわ。
フィア
フレデリクは一緒に依頼にもいっているのに
レナ
「……」 こいつ、逃げる気か。
フィア
「どうしたのフレデリク。取って食ったりしないわよ?」
フレデリク
「おう、そこの薄い奴を食っといてくれよ」 ス……
フレデリク
やべーやつ……
フィア
「薄い──」 ちらっとレナを 「ああ…」
レナ
「は?」
フィア
「言ったのはフレデリクよ?」 私は近くの席に腰掛けようっと
レナ
「何納得したような顔してるのかって話よ」 あとこら逃げるな
 がしぃ。
フレデリク
――」 掴まれた腕を軽く引く。放せ。
フィア
「ふふ。ごめんなさい。ちょっとノってみただけ。レナは小柄だもの、そのくらいが普通よ普通」
「前話した時に聞いたけど、フレデリクったら、おっぱいの大きな知り合いばっかりらしいわ。こんなの」 巨乳ってレベルじゃないサイズ
フレデリク
「……いや、うちの宿はこいつと同じくらいでもっとすげーのいるぞ」
「ばっ、いるかそんな奴!」
フィア
「え、自分で言ってたじゃないの」 
フィア
平均と聞いて思い浮かべたのがアクアマリンという
レナ
「うるさいわね、でかいのが居たからなんだって言うの」 ぐいっと腕引いてフレデリクを無理やり着席(?)させる。
フレデリク
「そんなでけえのはあんま……いでっ、放せ、っての! この! ゴリラ!」
フレデリク
ばぐってしまったんだ――
フィア
「女の子にゴリラなんて言っちゃだめよー?」
フレデリク
「お前もこいつに掴まれてみろ……ゴリラだから……!」
レナ
「ふん、そっちが貧弱なんでしょ」
フィア
「レナの力が強いのは知ってるわ。けど言葉が悪いわね」
「こんなに可愛いのに」 ねぇ?
フレデリク
「……」 ぶんぶん手を振って払おう……
レナ
「ふん」
「貧相な食事ばっかりしてるからわたしなんかにも抵抗できないんでしょ」
フレデリク
「払おうと思えばいつでもやれるっつの……」 本気を出せば……
フィア
「二人共仲がいいのね」
レナ
「仲良くはないわ」
フレデリク
「勘弁してくれ」
フィア
「話からするに毎回こんな事してるんじゃない?」 ふふ
「まあそれはそれとして」 「何読んでたの?」
フレデリク
「……やったら重い本だよ」 ほい、と持っていた本をフィアへと放る。
レナ
「こいつの身の程を知らない暴言に関してだけはいつものことね」
フィア
「へぇ、好きなの?本。前に声かけたときも読んでたけど」
レナ
「それなりの良作よ」 もぐもぐ。
フィア
「それは好きな子につい意地悪しちゃう男の子のアレじゃない?」 とかいいつつ本を眺める
フレデリク
それなりに名の知れた作家の本で、重々しい展開が続いた後、救いを匂わせた後にバッドエンドに終わる本だ。知っていても知っていなくても。
「本自体は別に嫌いじゃねえけど」
レナ
「馬鹿いわないでよ、こんなやつが」 肩竦め。
フレデリク
「何が良いんだかわかんねえけど、読まないでコキ下ろすのは気分悪いからな。……触ってみてただけだ」
フィア
【✔:未読】 [×:既読]
フレデリク
「おいおい、こんな男女のどこに好きになる要素があんだよ」 
フィア
「可愛いじゃない。見た目も性格も」 ふふ
フレデリク
「は」 鼻で笑う。
フィア
「作家は知ってるけど読んだことは無かったわね」
レナ
「誰が男女ですって」
「……あなたはあなたで含みがあるわね」 >フィア
フレデリク
「おいおい、フィア(こいつ)はちゃんと女だろ。一人しかいねえわな」 ・3・)~♪
フィア
「私は本当に可愛いと思ってるわよ? 抱っこして撫でちゃいたいわ」
フレデリク
「オーケーわかった。こいつをさっさと持ち帰るのはどうだ」 助けると思って。
フィア
「だそうだけど、持ち帰っていい?」
レナ
「お断りよ」
フィア
「フられちゃったわ」 大げさに肩を竦める
レナ
「持ち帰るならフレデリク(そいつ)にして」
フィア
「この前お誘いしたんだけど、フレデリクにもフられちゃったの」
フレデリク
「もうちょっと言いくるめて来いよ……」 やっちまってくれよ。
フィア
「じゃあ妥協して、撫でさせて?」
レナ
「ですって」 >フレデリク
フレデリク
「お前に言ってんだよ、ねえのは胸だけにしろ」
レナ
「はぁ……?」
フィア
「フレデリクは私の裸にも興味が無いらしいから」ふふ
フレデリク
「ある訳ねえだろ!」 ばーか!
レナ
「男なら据え膳くらい食べに行ったらどう」
フレデリク
「毒の入ったもんを食えるかよ……」
フィア
「ひどいわねー」
「というか流石に、夜のお誘いって意味が分かったのね?」
レナ
「それくらいわからなかったら本当にガキね」
フィア
「前誘った時、この子(フレデリク)ったら全然、意味理解してなかったわよ?からかうつもりが、私が間抜けみたいになっちゃったの」
レナ
「やっぱガキね」
レナ
フレデリク!!
起きてたら鳴らす前に返事して
ダメか……
フィア
ダメみたい
レナ
とりあえずPC前で寝たまんまもあれだろうしいっぺん起こそう
フレデリク
ぐああ
レナ
大丈夫??
フレデリク
「……?」
フィア
おはよう
レナ
「…………」 いやこいつ今も分かってないな?
フレデリク
3時か 前も3時だったらこのまましゅっとリダs津しよう
レナ
いいわよ……
フィア
「────」 肩を竦めた
フレデリク
「夜がどうこうは知らねえけど――
レナ
「ガキね……」
フレデリク
「連れて帰るだなんだの誘いは勘弁だろ……」 何があるか……わからんし……
「ま、いいや――」 ひょいと席を立ち、本を回収し。
「俺ぁ部屋戻るぜ。明日の仕事が早ぇんだ」
フィア
「とっても気持ちいい事してあげるのに」 指を咥えて 「あら」
フレデリク
レナ(こいつ)が泣いて喜ぶぜ。付き合ってやってくれ」 じゃーな、手をひらひら振って そのまま階段へと全力ダッシュだ。
レナ
「お断りだわ―――あ、こら」 逃げられた。
「チッ……」
フレデリク
すまんな……また……ゆっくり……
)))
フィア
「逃げられちゃったわね」
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フレデリクが退室しました
フィア
ノシ
フィア
「じゃあ、レナが付き合ってくれる?」
レナ
布団にお向かい……
レナ
「イヤよ」
フィア
「残念。貴女もナかせてみたいんだけど
レナ
「命が惜しかったらやめておきなさい」
フィア
「甘噛じゃ赦してくれなさそうだものね」
レナ
「ふん」
フィア
「手懐けるのは難しそうだわ」 もっと仲良くなりたいのに
レナ
「あなたが手懐けられるのなんて、もっとボヤっとしたようなやつでしょ」
フィア
「そうねぇ。私ってそんなに危ない人に見える?」
レナ
「見えるというより、匂うわね」
フィア
「匂う?」 首をこてりと
レナ
「ろくでなしの匂いよ」
フィア
「あらら、随分ひどいこというのね。ろくでなしなんて──否定しないけど」 うふ
レナ
「そういうところよ」 はぁ。
フィア
「だって、ほら、ちょっと警戒してもらわないと───あんまり無防備に近付かれると、悪戯したくなっちゃうじゃない?」 にっこり
レナ
「本当にろくでなしね。それもいっそうたちが悪いタイプだわ」
フィア
「レナにはもっと違うアプローチにしとくべきだったかしらねぇ」
レナ
「どっちにしろ上手く行かないわ、どうせ」
フィア
「女同士は趣味じゃないから?」
レナ
「そういう問題じゃないわ」
「そもそも、あなたみたいなのはタイプじゃない」
フィア
「まあ、そうよね。私は、貴女みたいのはすっごく好きなんだけど」
レナ
「まったく迷惑な話ね」
フィア
「本当に欲しいなっていうのは手に入らないし、手に入るようなものはすぐダメになっちゃうし、悲しいわ」
レナ
「世の中そんなモノよ。諦めなさい」
フィア
「へぇ、レナもそう思っているのね?」
レナ
「……。よくある話でしょ、欲しいモノが手に入らないだなんて」
フィア
「そうね。でもやっぱり、欲しいものはあるのね?」
レナ
「…………それがなに? 生きていれば何か欲するのは当たり前でしょ」
フィア
「うんうん。そうね。よくある話だわ
「──まあ、これくらいにしておこうかしらね。話す気はないっていう拒絶な感じだし」
レナ
「……」 ふん。
「あなたと話してると、食事の味が悪くなるわ」 言いつつ、大量の料理を平らげたわけだが。
 そのままがたっと席を立つ。
フィア
「私って不味いのね」
「気が変わったり気紛れおこしたら言って頂戴?いつでも可愛がってあげるから」
レナ
「肉食獣同士で食い合っても仕方がないわ」
「狙うならもっと喰いやすいのにしておきなさい」
 よっと斧を担いでそのまま立ち去る。
フィア
「実のところ、食べちゃえそうな相手ってどうにも最近食指が動かなくって」 困った風に首を傾げ
またねぇ と見送ったのであった
レナ
「知ったことじゃないわ」 しっしっ、としながら退店。
フィア
「───可愛いわよねぇ」 と、一人になってから、レナの去っていった方を見てまた呟いたのであった
フィア
とまあこんな感じで…
レナ
おつかれさま
フィア
おつきあいありがとにゃん
!SYSTEM
フィアが退室しました
!SYSTEM
レナが退室しました
背景
BGM