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- レイヴンが入室しました
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- マリーが入室しました
- マリー
- こんばんは
- お仕事お疲れ様。
- 久しぶりに遊びましょう?
- レイヴン
- ああ
- マリー
- よろしくお願いいたします。
- レイヴン
- 描写もするね
- マリー
- OK
- Place└〈王都イルスファール〉:商業区・住居前
- 黒い魔術師を思わせる服を着た青年は王都に到着し、自宅に向かっていた。
- 《黒の教団》が関わっていたとある少女。いや。とある鏡像魔神が関わっていた一見。その一件に決着をつけ、各々の処理を済ませてようやく王都に到着した。
- あの後、神子候補の保護先などで、自分も含め仲間たちは奔走したものだが──ようやく、一息つけたということである。
- 今はまだ眠っているであろう彼女にもいずれ、顔を見せる必要はあるだろう。もっとも、今の彼女が自分たちを覚えているかどうかは別絵ではあるが。
- さて──
- 自宅前につく。恋人にはこのくらいの時間に帰ると連絡はいれてある。
- 土産の一つでも買っていけばよかったと少し後悔するが、後処理もあるからそれどころではなさそうだとは彼女には説明してある。
- レイヴン
- 「明日は──夕食は作らないとな」と、行って、鍵を開け、自宅に入ろう。
- 鍵が開いていたかいなかったかは定かではないが──久しぶりの自宅の匂い。彼女の雰囲気、彼女の匂いに少しほっとした心地になり
- 「ただいま。と、呼びかけてみる」
- 「ただいま」だけでいいです
- レイヴン
- 以上
- 青年が呼びかければぱたぱたと足音がして、現れたのは青年の恋人である女性。
- マリー
- 「おかえりなさい」
- いつものように穏やかに微笑んで君を出迎えてくれるだろう。
- 挨拶代わりに軽くハグを。
- レイヴン
- 「──ああ、今回も楽な仕事ではなかったが、一段落つけ──っと」ハグで先手を打たれたが、ハグを返して
- 「少しドキドキしてしまうな……でも、とても安心した。ああ、帰ってきたという実感が湧いてきたよ」と、安心した表情で
- 夕食を作っていたのだろうか。エプロンを纏い、少し料理用ハーブの匂いもするかもしれない。
- レイヴン
- 「……と、夕食の準備中だったか」と、ハグを終え「すまない。邪魔してしまったな。荷物、先に置いてくる」
- 「明日は俺が作るよ。助かる」と、流石に疲れているのか,好意には甘えている。
- マリー
- 「お仕事から帰ってきたばかりなんだから、いいのよ。もうすぐ出来上がるから、待って居て頂戴」お茶も持っていくわね、と
- レイヴン
- 「ありがとう。──すぐ、しまってくる」
- といって、一旦自室に戻ろう
- マリー
- キッチンに戻り、調理の続きを行う。長旅から帰ってきたばかりだ、あまり重い料理は選んではいない。
- ちょうど先日の依頼で知り合った女性から教えてもらった食材は使っているが、口に合うだろうか、と少し心配しつつ
- さて、では自室に荷物を置き──その間には食事の準備はできているだろう。
- レイヴン
- 「と、もう準備してくれたのか。ありがとう。ああ、コップくらいはだすよ。それぐらいはしないと申し訳ない」
- と、残りの準備を手伝おう。
- マリー
- 「ありがとう、なら取り皿を…」と彼に声をかける。
- レイヴン
- マリーに言われた通り、てきぱきと準備をしていく。
- メインはリゾットのようである。それだけでもよい匂いがするが…もしかしたら、副菜としておいてあるあるものが気になるかもしれない。
- 鶏肉のささみに、赤みを帯びたソースらしきものがかかっている。
- レイヴン
- マリーも自分も落ち着いたら──「いただきます。こうして向かい合って食べるのは久しぶりだな」といいつつ、食事をしていこう。
- 料理は年頃の男性の料理にしてはさっぱりしたものであるが…逆に長旅で疲れた体にはちょうどいいと感じるかもしれない。
- レイヴン
- 「──なるほど。見る限りは薬草で味付けしたのか。このソースは……」と、いいつつ
- マリー
- 「この前仕事で一緒になった人に教えてもらったのよ」
- レイヴン
- 「ああ、なるほど。柑橘系の味に、酢をいれたのか。さっぱりしていていいな」
- 「うん、おいしいよ」と、マリーに微笑んで。食べていこう。
- マリー
- 「もともとはシュラの物らしいけれども、こっちでも売ってるって聞いて取り入れてみたの」
- 美味しい、という言葉には表情が綻んだ。
- レイヴン
- 「それに──少量ではあるが、蒸留酒も入っているか。俺も今度作ってみようかな」
- マリー
- 「貴方が作るとどうなるか楽しみにしているわ?」
- レイヴン
- 「ああ、今回の休暇中の課題にしよう。でも、マリーの味も良かった。また食べさせてほしい」
- マリー
- 未知の食材は彼としても興味深い代物であろう、とは想像がつく。
- レイヴン
- といっているうちに食事は済んでいくだろう。
- さて、食事を終えると
- 「──そうだ。マリー、今回の依頼の顛末については色々な情報もある。帰ってきて早々だが共有しておきたいから、ソファでまっていてくれるか」
- 「後片付けしておくから」
- と、ごちそうさまをしてから、食器を洗い片づけていく。
- マリー
- 「わかったわ」片方が調理を行えば、後片付けはもう片方が、というのは定番となっている。
- レイヴン
- 依頼で疲れているのだろうが、そんな様子は見せない。というよりも
- マリー
- 少しは休んでくれてもいいのだけれども、とは思いつつ。
- レイヴン
- 日常に戻ったからこそ、既に身体が日常であると認識しているのだろう。
- 自分がやるべきことをして、二人の時間を過ごす。ルールではないが、自然とそうなっているのだ。
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- マリー
- 今の彼は家で何かをしている方が落ち着く、というのも理解している。
- レイヴン
- さて、マリーがソファで待っていると……すべてを終えたレイヴンはマリーの隣に座るだろう。
- 「ふう、ここに座るのも久しぶりだな……うん、待たせた。今のこの瞬間でも、そして、依頼中も」と、少しほっとしたようにマリーに語った。
- マリー
- 「私も長くあけることもあるから、お互い様ね」事実そうである。
- レイヴン
- 「冒険者であるからこそだな」といって
- マリー
- 今回の依頼が長期であったのも事実であるが、今度は自分がそうなる可能性もあるのである。
- レイヴン
- 「さてと、今回あった事件の顛末を共有しておかないとな。“奈落の剣”や〈黒の教団〉についてもそうだが──」
- といって、取り出したのは珍しい物
- マナカメラで撮られた写真だ。
- マリー
- 「フランシア、シリカ、ネフィー、ユウゴ、ラルカ、フローラ……」そしてもうひとり
- 「彼女が、貴方が話していた女の子かしら?」
- レイヴン
- 「今回の依頼人。前にも話したが──サヤだ」
- 「ああ、今回の事件を解決に導いた張本人でもあり、そして〈黒の教団〉に想像以上に深く関わっていた勇者だよ」
- 「少し長くなるが、聞いてくれるか」
- と、マリーに問いかけ
- マリー
- 「ええ、聞かせてちょうだい」頷いた。
- レイヴン
- 「ああ」頷き
- 「結論から言えば、彼女は──人間ではなかった」
- 「ある種フォールンからの縁ともいえばそうなんだが──彼女は鏡像魔神。ドッペルゲンガーだった。それも〈黒の教団〉と契約していた、な」
- と、まずは結論から語る。だが、その言葉に敵意などはない。
- マリー
- レイヴンの言葉から、彼女がどのような人だったのか推察できる。
- レイヴン
- 「元々はドッペルゲンガーよろしく。〈黒の教団〉と契約し、周囲を混沌に導くことが役割だったそうだ。人に化け、模倣すること。彼女もそれを好いていたということだ」
- 「当然、彼女も加害者であったんだがな。ただ、以前にも話した《神子》の候補であった彼女──」と、写真のサヤを示して「サヤを乗っ取った時に、色々と気づかされることがあったらしくてな」
- 「人の営みの尊さ。本当のサヤという人間が、望んでいた。自分と同じ目にあっている《神子》を救い出したいという思い。それが、彼女を変えるきっかけになったらしい」
- 「人に憧れた。だが──自分だけではどうにもできない。だからこそ、この〈星の標〉にきて俺たちに出会った。それがはじまりだったということだ」
- 「こうして、教団を叩き、《神子》を助け出す勇者でありながら、魔神であるサヤの大冒険がはじまったというのが根底にあったというわけだ」
- と、ここでいったん区切る。
- マリー
- ドッペルゲンガーは模倣という性質上、ある意味他の魔神とは異なり、他の世界の生物とつながりを深く持つことができる魔神である。
- 1時間観察を続ければその対象がもっていた記憶すらも写し取る。
- ただ、魔神というものは往々にしてこちら側にくるときに何らかの契約、制約に縛られていることがある。
- 「勇気がある人だったのね」
- レイヴン
- 「勇気もあれば、臆病でもあった。はじめて人間らしさを手にして……既に心は人間と等しい存在だったよ」
- 「ただ、今の話だけでは要領は掴めないはずだ。教団とサヤが関連した《神子》。そして奴らの目的について話す必要があるだろう」
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- マリー
- 「ええ、奈落の剣についてはライカからある程度聞いてはいるわ」
- 奴らの目的、という部分に対する返答である。
- レイヴン
- 「ああ、だが、“奈落の剣”については一旦おいておこう。結論からいえば、これに関しての情報はさしておおくなかった」
- 「しいていうならば、今回はサヤのお父さんが作り出した“奈落の剣”の側面の一つ。ライカさん風にいうならば守護の剣か。その側面に俺たちは助けられたということだな」
- 「だが、この部分を話すにも教団の目的について改めて整理しておきたい」
- と、マリーにいう
- マリー
- 頷いた
- レイヴン
- 「まず──教団は“奈落の剣”を所持していて、そのそれぞれの分派が、それぞれのやり方で《進化の秘宝》というものに至ろうとしているということだ」
- 「《進化の秘宝》の詳細は分からない。だが、それを率先して行っている存在が、導師だということだ」
- 「当然、分派があまりにもありますから、導師も無数にいるという厄介な状況だ」
- ありますから× ありすぎるから
- レイヴン
- ごめん大いなる秘宝です
- 次からなおします
- マリー
- 「《大いなる秘宝》…」
- レイヴン
- 「だが、その大いなる秘宝には、この“奈落の剣”の元である、守護の剣が開いてしまった異界」
- 「やつらは黄昏とよんでいたか。それが大きく関わっているらしい。現実、その世界に侵食されれば、奴らはそう。無謀の癌の時と少々似ているが──。神のように等しい力を得る。俺たちもサヤが逆転の一手をうたなければ、今頃死んでいたさ」
- と、目を瞑り語る。
- レイヴン
- 無貌ですね。申し訳ない
- マリー
- 察するに、異界の力を借りて…神話の再現、剣に触れたことで人から神へと至るソレでも再現しようとしているのだろうか。
- レイヴン
- 「で、だ。今回の導師が導き出したその、秘宝への至り方で──そういえば、教団でよく使われる手段ともいっていたんだが……」
- 「人造人間の作り方について教えてくれたよ」
- 「そして、この一件が今回のサヤをめぐる事件に大きく関わっているんだ」
- マリー
- 「人造人間」
- レイヴン
- 「ああ、俺たちもそう思っていたが──少し意味合いが違うらしい」
- 「奴らのいう人造人間とは、文字通り人工的に造られた人間。デュランディルを源する、当時の魔法生物のホムンクルスとは異なっているということだ」
- 「ルーンフォークに近いと語っていたな」
- マリー
- 「ルーンフォークに近いのかしら…?」
- レイヴン
- こくりとうなずき
- 「だが、その魂は人工物であるのは同じだが、人造人間たちの魂は、ルーンフォークの魂完全な人工物と違って人のそれと同じだということらしい」
- 「この時点で理解が追い付かないのは正直なところだがな」
- マリー
- 「そうね…魂を移し替える、ということなら聞いたことがあるけれども…」
- レイヴン
- 「ああ、魂は作り出せるが、ルーンフォークとは変わらない。だから奴らは」
- 「技術を生み出した始祖は、そこに本物を混ぜた」
- 「人の魂の一部を抽出し、素体へ定着させ、外見、性質がよく似た人間を造り出す。しかし、ただ魂を定着させるだけでは、必ず拒絶反応が起き、肉体がその負荷に耐えられず、自壊してしまう、ということらしいな」
- マリー
- 「…本当、神の領域ねもはや」
- レイヴン
- 「ああ、で、そこで、奴らはその素体。特にヴァルキリーのような《神子》の量産するためになにをしたか──」
- マリー
- 真面目な神官がきいたら苦い顔をしそうな話である。魂のめぐり、輪廻の輪から大きく外れている。
- レイヴン
- 「魂に穢れを帯びさせたということだ。意図的にな」
- マリー
- 「…ナイトメア?」
- レイヴン
- 「ああ無理矢理ナイトメアを作り、身体の強靭さをあげて、負荷に耐えさせる」
- 「そして、その魂の一部を取り出された──いわゆる《神子》の素体となった人物は、取り出された魂の量にもよるらしいが、少なくとも寿命は減るということだ」
- マリー
- 人造人間を作る過程が秘宝に至る階なのか、あるいは、結果なのか…
- レイヴン
- 「ひとかけらだけなら普通と変わらぬ生活を送れるが、大量に取り出された場合は、当然、急逝する」
- 「──サヤのお母さんもそうだったんだ
- 」
- マリー
- ちと整頓させて
- レイヴン
- いいよ
- 俺もログ身ながら
- やってるからw
- マリー
- まず神子量産計画を推進。で、量産するために何をしたかというと
- 今の話のサヤのお母さんみたいなバルキリーから魂を一部拝借して、その一部を穢れとまぜて、素体に入れて
- はい、ナイトメアの出来上がり…でもヴァルキリー???ってなってる
- 穢れがあるヴァルキリーって認識でいいのかな
- レイヴン
- まってね
- モンスデーターみにとわからね
- マリー
- すまん
- レイヴン
- うん
- 神子=ヴァルキリーとは限らない
- が正解だな
- マリー
- でも今の話だと
- 全員ナイトメアになるんだが<穢れとまぜる
- レイヴン
- https://sw.tale.blue/sheet/?id=haragurodou-m237
- これが神子
- https://sw.tale.blue/sheet/?id=haragurodou-m238
- これも神子
- マリー
- んー…?穢れを混ぜても
- レイヴン
- まあヴァルキリーがなんかうみだす
- マリー
- ナイトメアになるとは限らないのか
- レイヴン
- いや、後者は
- ドッペルゲンガー
- なんだってさ
- マリー
- あー、これ
- 素体はまた別なのか…。
- レイヴン
- うん
- マリー
- サヤママの魂と穢れをこねたわけじゃなくて
- レイヴン
- そうそう
- rたぶんね
- マリー
- 最初から穢れをちょっとまぜたナイトメアみたいな強い肉体をつくっておいて
- レイヴン
- さやままのたましいを、ベースとして
- マリー
- そこにさやままの魂の一部と
- 人工的に作った魂をまぜまぜして
- レイヴン
- そうそう
- マリー
- 器にぼこんといれた
- レイヴン
- で、素体が当然、ホムンクルスの技術と
- 似ているから
- まあ、姿かたちもにるよね
- みたいなかんじとりかいしてる
- マリー
- 「…ええ、当然の結果になるわね」
- マリー
- なるほど
- レイヴン
- 「ああ。でだ、この大量の神子を使って、その導師。まあ、その導師もサヤのお母さん。カヤをベースにした人造人間であったわけだが……」
- 「進化に至ったというのが、今回の最後の障害になったという話だ」
- マリー
- 「進化ねぇ…」
- レイヴン
- 「まあそれはさておき。サヤのお母さんである、カヤは、サヤのお父さんと──まあ、いってしまえば駆け落ちしたらしい」
- 本物のね
- 「カヤさんじしんも教団の施設で育てられた人間だが、彼女も疑問におもっいて、そしてサヤのお父さんであるハロルドさんと共に、抜け出し《神子》を救い出す手段を探していたらしいが……」
- と、写真を指だし
- さし
- マリー
- 素体に選ばれるということはそのカヤという女性自身も優秀な人だったのだろう。
- レイヴン
- 「サヤを生んでから急逝。その後、教団に追われた、本物のサヤを教団に奪われた。そして、お父さんは死に物狂いで“奈落の剣”の研究をしていたということらしい」
- 「そして、その一方で、本物のサヤは──この、写真に写っているドッペルゲンガーとしてのサヤに魅入られて、先ほどのカヤと同じように魂を奪われたという風に繋がってくるんだ」
- 「──すまないな。かなりややこしい事情で」
- 申し訳なさそうな顔をする。
- マリー
- 「つまり親子共に結局は教団に利用されてしまっていた…ということね」
- 「ふふ…ややこしい事情には慣れているわ」
- レイヴン
- 「ああ。お父さんの方は、その進化を打ち破る奈落の剣というか、境界を破る剣を完成はさせたが──」
- マリー
- ややこしい、という意味で言えば自分と獣の関係性もややこしいものである。
- レイヴン
- 「結局はそういうことになる。このドッペルゲンガーサヤが、人間に憧れていなければ詰んでいた話だ」
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- レイヴン
- 「そして、俺たちはサヤと共に、サヤが囚われていた教団の本部。魔域だったがな。に、侵入したんだが──」
- 「そこに、サヤの本体もいた。魂を奪われすぎて、植物状態ではあったがな」
- 「そして、この俺たちの仲間だったサヤは。全て終わった後に、魔神としての自分を認めた上で、サヤとしてそのまま生きていくか。あるいは、サヤに魂を返して自分は消えるかの、選択をしたんだ」
- 「だから、もうこの写真に写っているサヤはいない。本物のサヤは今、目覚めるのを待っている最中だ。──たいした奴だったよ」
- と、息をついた
- マリー
- 「…そう」
- レイヴン
- 「これが、俺たちに力を貸してくれた“奈落の剣””守護の剣”以外についての今回の大きな流れとなる」
- 「──自分で説明していてもこんがらがるくらいだ。分かりにくいところがあったらすまないマリー」
- マリー
- 「大丈夫よ、おおむね理解できるわ」
- レイヴン
- 「さすがだな」
- 「じゃあ最後に、今回力を貸してくれた”守護の剣”いや、名称で言うべきか」
- 「ディヴァイディングラインと呼ばれるソレについてまとめて、終わりにしよう」
- 「サヤのお父さんも黄昏の存在について気付いていたらしい。だからこそ、おそらくはその境界を打ち破る力を研究していたとのことだ」
- 「だから、俺たちに力を貸してくれた剣は。何を力として求めるかという意思を強く求めてきた」
- 「ただ、その時はサヤも迷っていたらしくてな。それに俺たちをある種騙す形で、そしてあわよくば人間になりたいという気持ちでいたらしく、サヤだけに力を貸さなかった」
- 「だが。今回。俺たちが進化に至った神と対峙した時に」
- 回想のサヤ
- 「私は魔神よ。自由で、気ままで、どこまでも勝手な存在。それは、どこまでいっても変わらないわ」
「だからラクシアのための剣だとか、人が使うための剣だとか、そんな道理、関係ない。そんなもの、全部ぶっ飛ばして」
「あんたの娘を、あんたの娘が守ろうとしたものを、私が守りたいものを守ってみせる」
「だから――」
- レイヴン
- 「心決めて、高らかにその剣に力を求めた。その時におそらく、契約も断ち切ったんだろうな、完全に。そして、サヤ自身に、そして俺たちに戦う力を与えてくれた。その黄昏に支配された空間を──境界を乗り越え、塗り替えたんだ」
- マリー
- 「…ふふ」その言葉は、どこかあの真直ぐな英雄である少年を思い出させる。
- 回想のサヤ
- 「――ようやく、理解したわ」
「私が〈境界線上の放浪者〉に選ばれなかったのは、私が魔神だからなんかじゃない」
「私自身が、拒絶していただけ。自分がそれを手に取ったって、みんなを害するだけになるんじゃないかって、怖がっていただけ」
「――聞こえてるんでしょ、ハロルド・アーベントロート」
- レイヴン
- 「とまあ、こんな具合だった」と、その時の彼女のセリフと思いを伝える。
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- マリー
- 「…彼女は、最終的には自分が本当にしたいことを貫いたのね」
- レイヴン
- 「こうして、彼女は存在としてはいなくなったが。こうして俺たちを繋いでくれたということだ」と、写真のほかに
- [〈必定の邂逅〉#haragurodou-i050]
- https://sw.tale.blue/sheet/?id=haragurodou-i050
- こんな耳飾りを置いて
- 「ああ、そういうことだ」
- レイヴン
- 「希望的観測だが──うっすらとでも、受け継いだサヤが、俺たちのことを覚えてくれてたら嬉しいとは正直思うさ」
- 「だが、マリーの言う通りだな」
- 「自分が本当にしたいことを貫ける人間はいつでも強いな」
- マリー
- 「…いい出会いをしたわね、レイヴン」
- レイヴン
- 「ああ」
- マリー
- 話を聞く限り、彼のこの経験は、彼の大きな糧となるだろう、そう、思う。
- レイヴン
- 「──ただ、今したわけじゃない。多分、昔から大事な出会いをしているんだとおもう」
- 「フランメのことも。ジャック達のことも、そして、何よりも」
- 「マリーのことも」
- 「だから、こうしていられることが本当に幸せだよ。これからも大変だろうけれども」
- 「帰る家があるというのは、本当に嬉しいことだな」
- マリー
- 帰る家、という言葉に目を細め
- 「…ええ、そうね」穏やかに、頷いた
- レイヴン
- 「ああ、いずれは──俺たちも冒険者を止めてゆっくりと羽を休める時がくるんだろうが……」
- ふっと笑って
- 「今はお互いにその時じゃないだろう?」
- 「だからこそ、休めるときはゆっくりと羽を休め──」と、口を押えた。欠伸だ。
- マリー
- 「そうねぇ…引退したかったとしても…難しそうね?」
- レイヴン
- 「と、話し中にすまない」と
- マリー
- 「ふふ、すぐ眠れるようには整えてあるわ?」
- レイヴン
- 「ああ。それに俺にもまだまだやるべきことがあるからな──全くかなわないな」
- マリー
- それとも子守歌をご所望かしら?と微笑んで
- レイヴン
- 「……そうだな。子守歌というわけではないが、少し甘えていいなら……」
- 「今日は一緒に休んでくれるか?」と、ちょっと恥ずかし気にマリーに言った
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- マリー
- 「いいわ。………それに」体を少し自分の方に寄せて、彼の耳元で
- 貴方が甘えてくれて嬉しいわ?
- と囁いた
- レイヴン
- こんなかんじでしょうか
- マリー
- こんなかんじでしょうね
- レイヴン
- うむ
- マリー
- うむ
- レイヴン
- では、2日目は後日やりましょう。
- マリー
- 了解。一旦爆破しまーす
- レイヴン
- ログは一回消しといていいな
- マリー
- お付き合い感謝、お疲れさまでした
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- レイヴンが退室しました