- !SYSTEM
- ルトヴィークが入室しました
- !SYSTEM
- ベアトリスが入室しました
- !SYSTEM
- アウラが入室しました
- !SYSTEM
- ジルベルトが入室しました
- ルトヴィーク
- はい。夜卓の都合も皆さんあると思いますので
- とりあえず2時間ほどで見ております
- 時間は昼の場所は星の標にて
順次都合の良い具合でお入りください
- ジルベルト
- りょ
- アウラ
- 承知致しました
- ベアトリス
- はい
- ルトヴィーク
- では描写入れておきます
-
- ――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
- リアン地方においては勿論、周辺の地方にもその名を知られているその支店には
- 日夜多くの依頼が舞い込み そしてそれを請け負う冒険者達が、入れ替わりに旅立って行き
- 午前に行われている依頼争奪戦の際には、店内は大きく賑わっている。
-
- が、それも依頼が掃けて行けば静かになっていくもので
- 正午を過ぎて暫くし、日が伸びたと春の訪れを感じられる頃には
- 店内には客もそう多くは残っていない。
-
- 静かになった店内は、店員たちが食器を洗う音以外には、時折、店内に残る少ない客達の物音や話し声がする程度で
- 静かで緩やかな時間が流れていた。
- そんな店内の奥、上階へと向かう階段の傍にはひとつのピアノが鎮座している。
- 普段から使われている訳ではないが、誰もが振れないという事はなく
- この日も、ひとり ピアノに手を伸ばした者がいる。
- ルトヴィーク
- 「……」 毛先に伸びるにつれて色が抜けていく黒髪の青年は、壊れものに触れるようにそのピアノに触れた。
長く伸びた前髪の隙間から覗く鉄色の瞳には、興味と躊躇いがそれぞれ入り混じっている。
- ジルベルト
- ここでおもむろにピアノを弾き始めればいいって? と思ったら本当にそっち系だった
- ルトヴィーク
- 赤子の様に頼りなく伸ばされた手は、ゆっくりと鍵盤板に伸びていき それをゆっくりと持ち上げて行く。
- ルトヴィーク
- そっち系だった
- この辺りからいつでもどこでもどうぞー
- ルトヴィーク
- 薄く被った埃が、傾けられていくにつれてゆっくりと落ちて行く。
静かに持ち上げ、落ちてこない様にゆっくりと固定させると、心なし緊張した面持ちで、長く一息吐いた。
- アウラ
- 私は後からの方が良さそうですわね
- ジルベルト
- 「――興味があるのなら、弾いてみてはどうだい?」 そんな声がしてきたのは、ピアノ演奏を最前で楽しむことのできる席だ。
- ルトヴィーク
- 鍵盤板の下から覗いた白黒の鍵盤に、視線を向けて
ゆっくりと手を伸ばそうとした所で、かけられた声に背筋を震わせ、獣の様な反射で背後を向き直る。
- ジルベルト
- そこに輝くような金の髪に蒼い瞳の貴公子然とした男が一人、紅茶を楽しんでいた。
- ルトヴィーク
- 「――なんだ、あんたか」 いつか見た顔だ。小さく息を吐くと、困ったように頭を振る。
- ジルベルト
- 「そう恐れずとも、君がその気でなければ壊れやしないよ」 カップを傾けつつ黒髪の青年の仕草を楽しむように、そんな事を言った。
- ルトヴィーク
- 「弾き方とか、そういうのは解らないから」 左腕でがしがしと髪を掻いて 溜息を一つ
- ジルベルト
- 「なんだとはご挨拶だね。今日はどんな演奏を聞けるのか、楽しみにしていたところだというのに。まさか君とはね」
- ベアトリス
- 「────」 ジルベルトと同じテーブルには、静かに紅茶を愉しんでいる少女がいた。絹の様に柔らかな長いブロンドの髪に、透き通る様な白い肌。双眸は少々異質とも言える紅だが、整った顔立ちによく映える。着ている者は白一色のワンピースで、豪奢なものではないが、飾り気の無い美しさが少女にはぴったりであった。
- ルトヴィーク
- 「……」 眉を顰めながら、静かに息を吐く。よりにもよって、と小さく心中で呟いて 視線は、ジルベルトと同じテーブルについている少女へと流れて行く。
- ジルベルト
- 「初めは誰でもそんなものだろうさ」 音を立てずにカップを置いて、席を立つ。 勿論、同席するプリンセスへの一礼は忘れずに
- ルトヴィーク
- 「あんたが弾いたら。聞かせてやったらいい」 弾けるんだろう、とジルベルトに視線を戻して、自分はゆっくりピアノから一歩退く。
- ベアトリス
- 幼い身ながら、雰囲気で言えば、冒険者の店には似つかわしくない貴人の佇まいである。
- ジルベルト
- そのままルトヴィークの隣へと歩いていくと、彼が恐る恐る触れていた鍵盤に指を走らせ――
- ベアトリス
- 「店の雰囲気は壊さないような曲でな」 ちらっと視線を贈り
-
- ♪%$#%♪♪
- なんともいえない不協和音を奏でた
- ルトヴィーク
- 視線はジルベルトの額から、伸ばされた指先へと続けて流れて行く。鍵盤に触れる直前、音を聞き取ろうと瞳を伏せて――
- ベアトリス
- 「────」 がくっ
- ルトヴィーク
- 「――なにやってんの」 両手で耳を塞いで 不満そうな表情を見せながら、ジルベルトを睨んだ。
- ベアトリス
- 「きょ、曲になっていない……」
- ジルベルト
- 「誰が弾けるといったのかな?」
- ベアトリス
- 「ならば自信満々な表情で座るな」
- アウラ
- 「──、」 からんからん、と ドアベルが鳴り 神官服の少女がヴァイオリンケースを提げて入店してくる
- ルトヴィーク
- 「はじめは、とか言ってただろ……」
- ジルベルト
- 「しかし、店のイメージには存外、合っているのでは?」
- ベアトリス
- 「───はぁ。これなら私の方がまだマシだ」
- ジルベルト
- 「ははは、色々と習い事はさせられたが、どうにもこれだけは身に着かなくてね」
- アウラ
- 「──、珍しい取り合わせですわね」 自分か、彼女の指定席に人が居るのは珍しい 「ごきげんよう」 と3人が揃っている場所に声をかける
- ルトヴィーク
- 「イメージ?」 眉を顰めて、視線はピアノに向いたまま。普段聞いている旋律とは掛け離れた不協和音を響かせたピアノに、じろじろと視線を向ける。
- 「……あんたにも、出来ない事はあったんだな」 ジルベルトに応えつつ、 「あ、」 聞き慣れた声が耳を打てば、視線はアウラへと向く。
- ジルベルト
- 「雑多で噛み合わない音の群れたち……まるで冒険者そのものじゃないか、なんて言ったら店主に叱られてしまいそうだが」
- ベアトリス
- 「ん──ごきげんよう」 知らない女だが、いずれかの知り合いではあろう
- アウラ
- 「演奏会でも開いているのでしょうか?」 面々を見て
- ジルベルト
- 「俺は出来ないことだらけだよ、おっと……レディ・アウラ、今のを聞かれてしまったかな? お恥ずかしい」
- アウラ
- 「お久しぶりです、ジル様」 一礼して見せて 「なんのことやら。来たばかりですわ」 ふふ、と笑って
- ルトヴィーク
- 「アウローラ」 「……いや、えっと」 何から説明したものか。
- アウラ
- 「ごきげんようルトヴィーク。貴方もピアノを?」
- ベアトリス
- 「演奏会をできる程の腕は無いな」
- ジルベルト
- 「さてね、この下手の横好きが、聞いているうちに自分も弾けるのではと勘違いして壇上にあがったところさ」
- ルトヴィーク
- 「……見てただけ。そしたら、」 ジルベルトとベアトリスを示して 「変な音、出された」
- ベアトリス
- 「私を見て言うな。外したのはジルベルトだ」
- ルトヴィーク
- 「……?」 答えたベアトリスに、そっとピアノを示してみせる。 「触る?」
- ジルベルト
- 「アステリア神殿に留まる小鳥は天上の楽を諳んじる――とは行かないようだ」
- アウラ
- 「なるほど…」 ふふ、と笑って 「ジル様の、お仕えする方ですか?」 少し言葉を選ぶような様子でジルベルトにベアトリスを尋ねる
- ベアトリス
- 「────む。人を楽しませる程の腕は無いぞ」
- ルトヴィーク
- 「さっきのより、良いでしょ」
- ジルベルト
- 「おや、語らずとも主に対する敬意が漏れ出してしまったかな?」
- アウラ
- 「私の観察眼も捨てたものではありませんわね」 頷き 「それもあると思いますわ」 すらすらと言葉が出される<敬意
- ベアトリス
- 「勝手にそういうことにするでない」
- 「本当に弾けるだけだからな。がっかりするなよ」
- ルトヴィーク
- 「しない」 頷きながら、じっとベアトリスを眺める。
- アウラ
- 「それは失礼を。私はアウラ。アウラとお呼び下さいな」>ベアトリス 名乗ると 席の一つに腰掛ける
- ジルベルト
- 「ええ、こちらにおわす御方こそ我が主、その威光と慈愛は地を照らし天に届かんばかり――という感じでよろしいかな、マイプリンセス」
- ルトヴィーク
- 「あ」 名乗ったアウラにつられた様に頷いた。 「ルトヴィーク」 >ベアトリス
- ベアトリス
- 「余計なことを言うでなかった」 「ベアトリスだ」 恥ずかしさなのか、少々むすっとした顔でピアノについた
- ルトヴィーク
- 「……プリンセス?」
- ベアトリス
- 「この様な小娘に威光も慈愛もないがな」
- アウラ
- 「お姫様ということですわね」 頷き ルトヴィークを手招く
- ベアトリス
- 小柄故に席の調整に戸惑いつつ
- ジルベルト
- 「俺が勝手にそう呼んでいるだけさ。俺が勝手に騎士のようにふるまっているのと同じでね」
- アウラ
- 「雰囲気からすればピッタリだと思うのですが」 と語を続けて
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- Flea Waltz100%
- ジルベルト
- 「さて、我が姫君、この不出来な騎士の為に一曲お願いできませんか? 丁度そこに、ほら、ヴァイオリンの名手も」
- ルトヴィーク
- 手招きされれば、その傍まで歩いていき。
「……何で? 言葉少なに、なぜ騎士の様にあるのかと。>ジルベルト
- ベアトリス
- 「────」 ピアノの曲の中でも、基礎中の基礎、というより手習いと言える曲を弾き出した
- ジルベルト
- 恭しく一礼しつつ、左手で流れるような手つきで鍵盤をを叩いた。
- ルトヴィーク
- 「……何で?」 言葉少なに、なぜ騎士の様にあるのかと。>ジルベルト
こうでございます
- アウラ
- 「…‥」 目をつぶって 曲に耳を傾ける
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- ジルベルト
- 発言が飲まれてしまった
- ルトヴィーク
- 「ジルベルトより、ずっと弾けてた」 曲だったし。
- ベアトリス
- 「──まあ、私も大して身につかなかったのでな。この程度だ」 恥ずかしいのか顔がほんのり赤い
- アウラ
- 「淀みのない指運びですわ」 うんうん、と頷いて
- ルトヴィーク
- 「何で照れてんの……?」
- ベアトリス
- 見た目と曲のチョイスもあって、店内の視線はあたたかいものであった
- ジルベルト
- 「……素晴らしい、良いものが見られて感激だ」
- ベアトリス
- 「ええい、この程度で褒めるな」
- ジルベルト
- 「何故って? そう望む人が居て、そうありたいと思ったからさ」>ルト」
- アウラ
- 「指が柔らかいのだと思います。練習次第でもっと多くの曲も弾けると思います」
- 「他の人に曲をいただけるのは久しぶりですわ」
- ルトヴィーク
- 「……それだけでいいの?」 >ジルベルト
- ベアトリス
- 「私は聞くほうが好みなのだがな」
- 「アウラは演奏家なのか」
- アウラ
- 「ええ、まあ。手慰みではありますが」
- ジルベルト
- 「それだけでいいと思っていたよ」>ルト
- アウラ
- ケースからヴァイオリンを取り出すと 立ち上がって
- ベアトリス
- 「手慰みで弦楽器を持ち運ぶ者がいるか?」
- ルトヴィーク
- 「……そっか」 ジルベルトの返答に、視線を少女達へと戻し 「それだけで、か」
- ジルベルト
- 「趣味ということにしておいて戴かねば、演奏会の予約を取りつけるのに苦労することになるので、どうかそのままで」>アウラ
- アウラ
- 「ふふ、そう言われてしまうと、言葉に詰まりますわね」>ベアトリス
- 「弁えて居ますから、これは趣味ですわ」
- ルトヴィーク
- 口を閉じながら、それぞれの様子を見回し 取り出されたヴァイオリンとピアノとを交互に眺める。
- ベアトリス
- 「ではそうしておこう。では、2人続けて下手な演奏で、店の者も肩透かしだろう。口直しに一曲振る舞ってやってくれ」
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- Jupiter100%
- ベアトリス
- 自分の席に戻り、腰掛け直し
- アウラ
- 頷くと そのまま構えをとって ゆっくりと弾き出す
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- アウラ
- 「──、故郷の音ですが、これで」
- ベアトリス
- 「───」ヴァイオリンの音色が聞こえだすと、静かに目を閉じた。 「なるほど、上手いものだ」
- アウラ
- 「普段は演奏に合わせて祈りをアステリアに捧げていますので、少し目立っているようですわね」
- ルトヴィーク
- 「……落ち着くんだ、聞いてると。前は、そうでもなかったんだけど」
- ジルベルト
- 「――うん、やはり、心に響く演奏だ。まさにアステリアに捧げるに相応しい」
- ベアトリス
- 「妖精神の神官か」
- アウラ
- 「ええ。神殿でも司祭位を頂戴しています」 頷いて改めて席につく
- ジルベルト
- 「前に演奏会に誘った時とは雲泥の差だね。音楽の神にでも蒙を啓いてもらったのかな」>ルト
- ベアトリス
- [
- アウラ
- 「共に仕事をする際には、宜しくお願い致しますわ」 ふふ、と笑って>ベアトリス
- ルトヴィーク
- 「……」 ジルベルトを恨めしそうに睨み、頭を振る。 「そういうんじゃ、ない」
- ベアトリス
- 「なるほど。あくまで神官で冒険者であると」
- ルトヴィーク
- 「でも、……今は色んな物を聞きたい、って思ってる。神がどうとかじゃないけど」
- ベアトリス
- 「私は妖精使いだ、人形使いでもある」
- アウラ
- 「多才ですわね。妖精と共に在れるのは少し羨ましいですわ」
- ジルベルト
- 「そうかい、驚くべき変わりようだと思ったんだがね」 そんな事を宣いながらもう一度ピアノの前に陣取ると
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- 旅立ちの日に33%
- ルトヴィーク
- 「……」 ジルベルトが移動するのを見ると、それについて席を立つ。
- ジルベルト
- 先ほどとは打って変わって流麗な手つきで一曲披露したのだった。
- ベアトリス
- 「なに、人の友が少なかったのさ」 だから妖精や人形とばかり遊んでいたのだ、と冗談らしく
- ルトヴィーク
- 「――、……おい」 確りと奏でている指を見ると、視線を動かさないまま小さく抗議の声を上げる。
- ベアトリス
- 「────おい」
- アウラ
- 「──、」 目をつぶって
- ジルベルト
- 「何か?」 最後までミスすることなく弾き終えてから、振り返った
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- アウラ
- 「──、ふふ、では私ともお友達になってくださると嬉しいですわね」 目を開いてベアトリスに言うと
- ルトヴィーク
- 「さっきの、わざとでしょ」 笑んだジルベルトに、やはり不満そうに眉を顰めた。
- アウラ
- 「見事な演奏でしたわね」 小さく言って 少し悪戯っぽい笑顔を向けた
- ジルベルト
- 「初めは、と言っただろう?」
- アウラ
- 指の運び方が、暗譜しているもの、と言うよりは 音を覚えて追いかけている──つまりは、これだけを練習した者の弾き方に思えたからだ
- ジルベルト
- 「それに、この一曲しか弾けないんだ。弾けるうちには入らないだろう」
- アウラ
- 「あら、種明かしをされてしまうのですね」
- ルトヴィーク
- 「……ああ言えばこう言う」
- 「最初からそれで良かったんじゃないの」
- ベアトリス
- 「友、か───うん。別に、構わないぞ」
- ジルベルト
- 「楽神の信徒の前で騙りをするわけに行きませんから」
- ベアトリス
- 「………」
- ジルベルト
- 「ははは、君は実に馬鹿だな。それじゃあ姫君を壇上に引き摺りだすことができないじゃないか」
- ベアトリス
- 「おい」
- ジルベルト
- そう、これは俺の得意とする挑発攻撃だったのだ
- アウラ
- 「殊勝なお心掛けだと思います」 ふふ、と笑って頷いて 「まあ、意地が悪いのですね」 再び笑う
- ジルベルト
- 「おっと、」口が滑った
- ルトヴィーク
- 「……」 ひどいおとこだ。
- アウラ
- 「ありがとうございます、ベアトリス様」 お返事に頷いて 「貴女の騎士は、とてもユニークな方ですわね」
- ルトヴィーク
- 「聞きたかったの、プリンセス……の、ピアノ」
- ベアトリス
- 「いいや、こいつは口では姫だの主だの言うが、この通り巫山戯て私で遊んでいるだけなのだ」
- ルトヴィーク
- 疑問符を浮かべながらジルベルトに。
- ジルベルト
- 「……最後に弾いたのはもう何年も前のことだったので、久しぶりに触れた時には手が震えてしまったよ」
- アウラ
- 「中々抜けるものではありませんわ。それこそ指が砕けもしない限りは」
- 「どうしたって、鍵盤の前では嘘がつけなくなりますから」
- 「人の生き方のようなものですわね」
- ベアトリス
- 「………ふん」 どこか遠い目をした
- ジルベルト
- 「……ああ、本当に。嘘は吐き続けられないものだ」
- ルトヴィーク
- 「……?」 三人の会話に、困ったように疑問符を浮かべつつ ジルベルトにピアノを示し、もう一回、と小さく呟いた。
- アウラ
- 「その方の癖、聞かせたい相手の記憶、そうしたものが演奏家の指に現れて、音になる」
- ジルベルト
- 「うん? アンコールかい? はは、嬉しいね」
- アウラ
- 「だから個人個人の楽曲が、やはりときめくものなのでしょうね」
- ルトヴィーク
- 「うるさい」 はやく。
- ジルベルト
- 「レディ・アウラ、宜しければ一曲、踊っていただけませんか?」 ピアノを示し、アウラのヴァイオリンに視線を向けて
- デュオの誘いである
- アウラ
- 「──、ええ、ジルベルト様、喜んで」
- 立ち上がると、ヴァイオリンを再び構えて
- ベアトリス
- 「─────まあ、良い」
- ジルベルト
- 先ほど語ったように弾ける曲はその一曲のみ
- 故に、彼女が演奏に合わせて弦楽を奏でる流れとなろう
- ルトヴィーク
- 「……」 踊る、の意味をそのまま呑み込み アウラへ視線を向けたが、ベアトリスの一言に視線を向ける。
「何かあったの」
- ベアトリス
- 「いや、何も無いさ。奴自身の過去の話だ」
- !SYSTEM
- BGMを変更 by アウラ
- 旅立ちの日に100%
- ジルベルト
- 「――」 目を閉じて一心に鍵盤を叩く。その様は祈りのようにも見えて
- ジルベルト
- https://www.youtube.com/watch?v=ZMgD9vPSC4g
- ああ、そっちのにヴァイオリンありだったよかった
- アウラ
- 「──……」 合わせるように ジルベルトの曲に揃えて弦を弾いてく
- ベアトリス
- 「──────」
- ルトヴィーク
- 「……」 ベアトリスに頷きながら、二人の演奏に耳を傾ける。
- ジルベルト
- 「―――……」 曲の終わりに大きく息を吐き、誰かの名前を声を出さずに口にした
- 「……ありがとう。レディ」 演奏を終えてアウラへ握手を求めた
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- アウラ
- 「──、ふふ、楽しい踊りでしたわね」
- ベアトリス
- 「──まあ、良い演奏であった」 あまりに有名な曲に、エルフ語の歌詞を口ずさんでいた
- ジルベルト
- 「ええ、足を踏まずに済んで良かった」
- アウラ
- 握手に応じて
- ルトヴィーク
- 「……うん。良かった、けど」 「踊った……?」
- アウラ
- 「言葉の綾というものですわ、ルトヴィーク」
- ジルベルト
- 「――もう、どやされるのは御免だったのでね」
- ベアトリス
- 「喩えというやつだ」
- アウラ
- 「音を代わりに、踊らせたのです」
- 「良いリードだったと思いますわ」 手を離して微笑んで
- ベアトリス
- 「安いが、褒美だ」 注文していた人数分の紅茶が届く
- ジルベルト
- 「そう言ってくれると……きっと浮かばれる」 笑みを返して席へと戻っていくのだ
- ルトヴィーク
- 「……音を、踊らせる……」 ううん、と小さく呟く。まだ理解するには遠い。
- ジルベルト
- 「有難き幸せ、では、俺からは――」 と、キャロラインに頼んでパンケーキを頼もう。クリームやフルーツ盛り盛りだ
- ジルベルト
- ゴ、ゴァン……
- ルトヴィーク
- ゴァーン
- アウラ
- 「頂きます」 席に戻って
- ベアトリス
- わぁい
- ルトヴィーク
- 「……俺、何もしてないけど」 ベアトリスには困った顔をして見せて
- そっとアウラの方へと押し込んだ。
- ベアトリス
- 「良い。こういうものは皆で、だ。断るほうが非礼である」
- アウラ
- 「1人では食べきれませんわ」 指摘して見せて 「ルトヴィークもご一緒に、という心遣いです」
- 「無下にしてはいけません」 ベアトリスと同じ事を言った
- ルトヴィーク
- 「……」 息を吐いて、カップを引き戻し
- 「もらう」 それぞれに、近頃アウラへとしている様に これでいいかと確認する様な視線を向ける。
- ベアトリス
- 「うん」
- アウラ
- 小さく頷きを返して
- ルトヴィーク
- ずず、と音を立てて啜るとカップを置いて
- 「……あんたもここの冒険者、なんだよね」 そいつ(ジルベルト)と知り合いみたいだったし。
- ベアトリス
- 「うん。そうなる。妖精と人形を使う、と言ったろう」
- 「妖精と魔法を使った治癒や援護が主となるか」
- ルトヴィーク
- 「うん。……なら、仕事でも会うか」
- ベアトリス
- 「他に癒し手がいれば攻撃などにも回れるし、割と使える方ではあると思うぞ」
- ジルベルト
- もどりぬ
- アウラ
- おかえりなさい
- ルトヴィーク
- 「使える……俺は斬るだけだから、使えない方」 色んな事は出来ないから、と。
- ルトヴィーク
- おかえり
- アウラ
- 「ルトヴィーク。そういう表現はよくありません」
- 「貴方は前に立つことが出来る。それだけで十分な役割ですわ」
- ベアトリス
- 「まあそう卑下する者でもない。今のは便利に使えると思うから、見かけたら誘うと良い、というアピールだ」
- ジルベルト
- 「使える、使えないという区分けは、どこにどういう駒を配するかによるな」
- ルトヴィーク
- 「ん」 表情は動かさずに、二人に頷いて 「……じゃあ、居たら呼ぶ」
- 「駒?」
- ジルベルト
- 「チェスは知っているかい? 駒と取り合う対戦ゲームだ」
- 「前に進ませることしか出来ない駒もあれば、そんな駒を跳び越えて行く駒もある」
- ルトヴィーク
- 「……飛び越えられる方が、使えるんじゃない?」
- ジルベルト
- 「確かに、ゲームを有利に進めるに当たって重要な駒だ」
- 「ただ、それだけで勝てる程、ゲームも現実も甘くはないからね」 あまぁいパンケーキを切り分けながら
- ルトヴィーク
- 「状況によって変わる、って話?」
- ベアトリス
- 「まあ私ばかり5人揃えたところでな」 ゴーレム5体と妖精5体……あれ意外といけるかも知れない…
- ジルベルト
- 「分かっているじゃないか」
- アウラ
- 「何が出来ないか、より」
- 「何が出来るのか、の方が重要なのですわ」
- ジルベルト
- 「クイーン5つは流石にハンデどころの話ではないのでは?」>ベアトリス
- ルトヴィーク
- 「前に出て、殺すくらいだよ」 >アウラ
- ベアトリス
- 「まあ、そもそも揃えられぬな」 うん。私はすごいからな
- アウラ
- 「前に出ることで、私達を守ることが出来ます」
- 「出来ること、の方向をもう少し考えられると良いでしょうね」
- ルトヴィーク
- 「……」 小さく首を傾げると頭を掻いて 「……出来る事、か」
- 「もうちょっと、考えておく」
- ジルベルト
- 「もし揃えられたら、俺はその中で一番よそうな方にお仕えするとしよう」 ベアトリスファイブを想像して笑みを漏らしながら
- ベアトリス
- 「私に決まっておろう」
- アウラ
- 「ちゃんと選んで下さいましね」 ふふ、と笑って
- ジルベルト
- 「5人共同じことを言いそうだな」
- ルトヴィーク
- 「……じゃあ、騎士だって言っていいんじゃない」 さっきは勝手に言ってる、って言ってたけど
- アウラ
- 「それを見抜くのが貴方の役目ですわ」
- ベアトリス
- 「所領も何も無しに騎士だなんだと公に言われては赤っ恥だ」
- ルトヴィーク
- 「でも、近くに居るのは良いんでしょ」
- ジルベルト
- 「俺がかい? 捧げる剣も無ければ預かる領地も無い、騎士というには不十分じゃないかな」
- ルトヴィーク
- 「だって、仕えるって言ったら自分だって言ったから」 >ジル
- ベアトリス
- 「見ていてやらぬと危なっかしくてな」
- アウラ
- 「素敵なご関係ですわね」
- ジルベルト
- 「今の俺が姫君に捧げられるのは、精々この程度のものさ」 騎士の剣礼に則った作法で未使用の銀のスプーンを掲げつつ、切り分けはしたが手を付けていた訳ではないパンケーキをベアトリスへと捧げた。
- ベアトリス
- 「うんうん。大義である」 ぱくり
- ジルベルト
- 「――光栄です、我が姫君」
- ルトヴィーク
- 「……」 じっとそのやりとりを眺めて 時折それぞれを注視する
- ベアトリス
- おいしそうにもぐもぐして幸せそうな顔をするのである
- ジルベルト
- 「ところで、そういう君達はどうなのかな?」 ルトとアウラをひとつ視界におさめて、小首を傾げてみせる。
- ルトヴィーク
- 「どう?」
- アウラ
- 「──、」
- ベアトリス
- 「確かに、どういう関係だ?」
- ルトヴィーク
- 「家は探してる」
- アウラ
- 「──……」
- 笑顔が張り付く 「そうですわね、よくお話する関係でしょうか」
- ジルベルト
- 「なるほど」
- ルトヴィーク
- 「まだ、言われた家は見つかってないけど」
- アウラ
- 「──……、ところで」
- ジルベルト
- 「帰る家を見つけたのか、おめでとう」
- アウラ
- 「ルトヴィークはどうしてピアノに触れていたのですか?」
- ベアトリス
- 「む──ほう。同棲でもするのか?」
- アウラ
- 「──……、」
- ルトヴィーク
- 「まだ見つかってない。……うん」 前半はジルに、後半はベアトリスに応えて アウラに視線を向ける
- 「壊れないか、見たかっただけだよ」
- ベアトリス
- 「──ほう? いや、なるほどな」
- アウラ
- 「…‥…、」 こほん、と咳払いして 「……そうですか」
- ジルベルト
- 「まだ、なんだろう? なら、もうじきさ」 優しい視線がルトからアウラへと移っていくのは他意はないのだろう
- アウラ
- 「……、」 かちゃ、と 鳴らなかった食器が音を立てる
- ベアトリス
- 「ルトヴィークは果報者だな」
- アウラ
- 「失礼しました」
- ルトヴィーク
- 「うん。もうちょっと探してみるよ」
- 「カホウ……?」
- ジルベルト
- 「安心するといい、彼女はああ見えて頑丈だ。そう簡単に壊れやしないよ」 あえてピアノに目を向けつつ、ルトへ
- ベアトリス
- 「気にするな。冒険者の店で食器の音ごときで五月蝿く言う者はおらん」
- 「ざっくりいうと幸せ者だという意味だ」
- ルトヴィーク
- 「……ピアノに男も女もないでしょ」 怪訝そうにしつつ
- 「幸せ? 何で?」
- ジルベルト
- 「うん、アステリアの渡りかな?」 食器の立てる音をそう表現した
- アウラ
- 「──、急用を思い出しました」
- 「楽しい席をありがとうございました、ジルベルト様、ベアトリス様」 楽器ケースを掴むと
- ジルベルト
- 「例えだよ、昔から色々なものを男女に例える。例えば、船ならば女性…」
- ベアトリス
- 「これほどの器量よし、そうは居まい」 「ん、おお?」
- ルトヴィーク
- 「ああ、行くの」 ケースを手に取ったアウラを見上げ
- アウラ
- 「──、ええ、神殿の仕事を思い出しました」
- 「ごきげんよう、ルトヴィーク」
- ルトヴィーク
- 「ローラによろしく」
- 「うん、またね」
- アウラ
- 「ええ、また」 二人にも一礼すると 席から離れて 出口に向かった
- ジルベルト
- 「心当たりなら一名、居ますがね」
- 「ごきげんよう、レディ・アウラ。君の行く先に幸あらんことを」
- ベアトリス
- 「────あれは、照れておるのか?」
- アウラ
- 「…失礼致します」
- ルトヴィーク
- 「……」 背を見送って 扉が閉まるまでじっと見ていよう
- 「……照れてるの?」 そうなの?
- ジルベルト
- 「今日は良いものがたくさん見ることが出来た。これも神の祝福かな」
- 「君も俺も随分と恵まれているらしい」 怪訝そうなルトへ
- ルトヴィーク
- 「神とかは、わからないけど。……うん」
- ベアトリス
- 「しかし……あのスタイルは羨ましいな……」
- ジルベルト
- 「天は二物を与えず」
- ルトヴィーク
- 「幸せかは、知らないけど」 「最近は、そう思う」 >恵まれている
- ジルベルト
- 「どうぞ、ご自分の持ち味を誇られるとよいでしょう」
- 「……」ルトヴィークの言葉に笑みを浮かべ 「それを幸せと言わずに、何を幸せと思うんだい」
- ルトヴィーク
- 「……解らないものを、解ったような事は言えないだろ」
- ベアトリス
- 「──いやまあ、私はこれで完成された美ではあるが」
- ルトヴィーク
- はてさて卓もありますし
- そろそろ畳んでおきましょうか
- ジルベルト
- いいね
- ルトヴィーク
- 「……なあ」 ジルベルトに視線を向けて
- ジルベルト
- 「そうかい。解るようになる日を……うん?」
- ルトヴィーク
- 「さっきの、教えて」 ピアノを示して
- ジルベルト
- 「俺が、君に?」 面食らったように目を瞬かせ
- ルトヴィーク
- 「そうだけど。出来るんだろ」
- ベアトリス
- 「──教えてやれば良いではないか」
- ルトヴィーク
- 「……殺す以外も、出来る事があった方がいいから」
- 「だから、教えて」
- ジルベルト
- 「ああ、いいとも。ただし、男には厳しく行かせて貰うぞ?」
- ルトヴィーク
- 「ピアノを壊さないなら、何でもいいよ」
- ジルベルト
- 「どんな指導を想像しているのやら」
- ベアトリス
- 「有意義に過ごせそうだな?」
- ルトヴィーク
- 席を立って、ピアノに向かって 椅子に腰かける。
- 「厳しく、なんだろ」
- ジルベルト
- 「では、姫君。この粗忽者をあなたの楽団に相応しくなるよう指導に勤めて参りましょう」 席を立ち、大仰な仕草で礼をして>ベアトリス
- ルトヴィーク
- 「そこつ……?」
- ベアトリス
- 「うん。期待しているぞ。アウラの伴奏に相応しくなるくらいにしてやると良い」
- ジルベルト
- 「しばしの間、お耳汚しをばお許しください。ただし、3皿目はお控え遊ばされますよう」
- ウィンク一つ残してピアノへと向かうのだった。
- ベアトリス
- 「仕方ないな。2皿を長持ちさせよう…」
――こうして。
姫君と騎士のもと、首輪付きの獣は楽器へと手を伸ばした。
そこから奏でられる音は拙く、運ばれる指は淀んでばかり。
暫くの間、騎士による指導が続き、やがてその音は――
- ルトヴィーク
- くらいのところで。おつかれさまでしたー、急なお誘いに応えてくださってありがとうございました
- ジルベルト
- 期待通りの働きをすることができただろうか?
- アウラ
- これは逃走ではありません
- 戦略的撤退です
- ジルベルト
- そうだね、レディ。転進だ
- ルトヴィーク
- 小娘って感じ
- ベアトリス
- アウラが雑魚い…
- アウラ
- そんな事は…
- ルトヴィーク
- ではでは格納します。おつかれさまでしたー!
- アウラ
- はい。お誘いありがとうございました
- ジルベルト
- https://www.nicovideo.jp/watch/sm27407393
- アウラ
- またの機会を楽しみにしています
- 失礼しますわ
- ジルベルト
- 練習シーンイメージ
- アウラ
- やはり耽美
- ジルベルト
- きゃろらいん「がんぷくでした」
- アウラ
- ではでは
- !SYSTEM
- アウラが退室しました
- ジルベルト
- では
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- ジルベルトが退室しました
- ベアトリス
- いつのまにか寝てそうな私であった
- !SYSTEM
- ベアトリスが退室しました