- !SYSTEM
- ユウゴが入室しました
- !SYSTEM
- GMが入室しました
- GM
- デデンデンデデン
- デデンデンデデン
- ユウゴ
- GM!?
- GM
- そうだよ
- どんな場面でお話したいとかありますか
- ユウゴ
- 中編の直後は、どういう所で休憩しているとかありますか
- GM
- さっきのCCでは街中の人気のない建物のひとつに陣取って休憩してた感じです
- ユウゴ
- うーんどうしようかな
- 話の転がし方的には『今』のほうがいいか
- GM
- お好みキングでいいよ
- でもまあCCとしてゆっくり話せるタイミングなのは最後(推定)
- ユウゴ
- 保護した神子ンヌたちはどうしてる?
- GM
- 人造人間たちは目覚めてるから各々見張りつきで同じ建物内で休んでる
- 偽サヤはずっと眠ったままだから建物内の一室で保護中
- ユウゴ
- ふむ
- じゃああれだ
- ユウゴは見張りを交代した後、アンギスを探しに一人街をぶらついてる とか
- または偽サヤの見張りをしてるところにサヤが来るとか
- そのあたりかなあ
- GM
- その場合だと後者の方がやりやすそうかな
- ユウゴ
- じゃあ後者でいきましょう
- GM
- りょりょ
- じゃあやっていきます。
-
-
- GM
- サヤの仲間たちが捕らわれている魔域の中で、《黒の教団》の導師クラスの人物と、数名の神子たちと交戦した冒険者たちは、その後施設への突入に備えて少しだけ身体を休めることにした。
- 先の戦いで3人の人造人間の神子とサヤとまったく同じ顔を持つ少女を保護することに成功し、今は同じ建物の中で彼女たちも休んでいる状況だ。
- 休んでいるといっても人造人間の3人は意識こそあれど、状況をあまり把握出来ておらず、もうひとりのサヤはといえば、ずっと眠ったままで起きる様子がない。
- そんなもうひとりのサヤはホムンクルスたちとは別の部屋のベッドに寝かされ、君たちは交代でその見張りを行っていた。
- 今はユウゴがその見張りの番だ。窓からはごちゃごちゃとした町並みが見えるが、それもずっと見ていればすぐに飽きてしまう。
- 見張りの対象は目を覚ます様子もやはりなく、君はひとり退屈な時間を過ごしていた。
- GM
- というところからどうぞ
- ユウゴ
- 「――……」 部屋の隅に置いた椅子に、大太刀を抱えるようにして腰を下ろしているユウゴ。
- GM
- なんか程々のところで入ります
- ユウゴ
- 静かだ。窓の向こうに見える異様な風景も、見慣れてしまえばどうということはない。ユウゴは半眼に目を閉じて、見るとなしにベッドで眠る、サヤと瓜二つの少女を見張っている。
- ――見れば見るほど、似ている。
- が、受ける印象はまるで違う。静かに死んだように眠っている少女と、活発で快活な――時にうるさい程に――サヤとでは。
- 「………」 そういや、魂が抜けちまった人間の事を聞いたことがある。ひどい怪我をして倒れ、命こそ助かったものの、それきり衰弱して死ぬまで何年も眠ったままだったという人間のことだ。
- こいつも、そうなのだろうか。
- だとすれば、抜けちまった魂というやつは、いったいどこに行くのだろうか。
- GM
- ――そうして考え事に耽っていると、それを破るようにこんこんと乾いた音がした。
- ユウゴ
- 「――……」 ノック音に引き戻される。部屋に近づく足音にも気づかないとは、いつの間にか随分深い所まで潜ってしまっていたようだ。
- サヤ
- 「いないの? ちょっと、まさかサボってどっかに逃げてないでしょうね」
- ユウゴ
- チ、と舌打ちを一つ。
- サヤ
- 返事が遅れていると、疑うような声が外から聞こえてきた。
- ユウゴ
- 「ねェよ」 嘆息、「入りたきゃ入んな」
- サヤ
- 「はいはい」 呆れたように頷き、扉を開く。手には簡単な食事を乗せたトレイを持っている。
- ユウゴ
- 「――お」 不機嫌そうな顔が一転、 「何だ、もうメシの時間か」
- サヤ
- 「ええ。みんなが用意してくれたの」 自分はさっきまで屋上にいて、作るのには参加してないんだけど。 「食べるでしょ?」
- ユウゴ
- 「おう」 是非もない。
- サヤ
- 「どうぞ召し上がれ――って私が作ったんじゃないけど」 テーブルの上にそれを置くと、ほらほらと手招きする。
- ユウゴ
- 「だろーな」 太刀を手近に立てかけると立ち上がり、がりがりと椅子を引いてテーブルにつく。 「姐さんかレイヴンあたりだろ」
- サヤ
- 「ええ、ラルカも手伝ってたみたいだけど、中心はあの二人」
- ユウゴがテーブルについたのを見ると、自分も椅子に座る。
- ユウゴ
- 「食いにいってもよかったんだがな。――ずっと見ちゃいたが、相変わらずだ。死んだように眠ってやがる」
- サヤ
- 「……まあ、目は離したくないでしょ」 ふと視線を自分に瓜二つの少女に向ける。
- 「息はしてるし、死んではいないんでしょうけど……いつになったら目覚めるのかしらね」
- ユウゴ
- トレイの上からスープの入った椀を取ると、「さあな」 と言って、がつがつと一口、二口。
- 椀に顔を埋めつつ、サヤの横顔を盗み見て、
- サヤ
- 「――……」 横からの視線には気付かず、じっと眠る少女の顔に見入る。
- ユウゴ
- 「………」 スプーンを椀に突っ込むと、顔を上げた。
- 「お前は、ここから一人で抜け出したんだよな」
- サヤ
- 「……?」 そこでようやく視線を向けられていることに気付いて、訝しげな目を向けた。 「な、なによ。喧嘩なら買うわよ」 しゅっしゅ。
- 「えっ」
- 「あ、うん……そうよ」
- ユウゴ
- 以前聞いたサヤの話では、彼女は、どうやって抜け出したのかは覚えていない、といった。ただ、夢中で走り続けたのだと。
- 「施設って所にゃ、こいつらに限らず、同じような境遇の奴が沢山いたって話だったが――」
- 「――やっぱ、同じ顔をしたコイツは、その中でも、お前にとって特別だったりすんのか?」
- サヤ
- 「……別に、その子と話したことがあるわけじゃないわ」
- 「私が中に居る時は、人造人間の研究なんてここまで進んでなかったもの。少なくとも、この魔域の中ではね。だから、自分と同じ顔の人間なんてその時は居なかった」
- 「関係性で言えば、特別って程じゃない。同じ顔をしてるから気になるって言う意味では、まあ、そりゃ気になって当然でしょ」
- ユウゴ
- 「……ま、そりゃあそうだ」
- 自分と全く同じ顔をしている人間と出くわしたら、無理もない。ユウゴは肩をすくめる。
- サヤ
- 「……その子が、さっき戦ったヴァルキリーの偽物たちと同じような奴だって可能性も、まだあるんだし」
- ユウゴ
- 「そういや、ヴァルキリーの偽物は何なんだ? 人造人間どもと違って、あいつらは人間じゃあなかった」
- サヤ
- 「…………」 問われて、うつむきがちに横を見て、そのままもうひとりのサヤを見やる。少しして、テーブルの上に腕をクロスさせるように乗せて、その上に頭を乗せた。 「……鏡像魔神って、知ってる?」
- ユウゴ
- 「神子を造るために、教団の奴らがあれこれしてるのは今更だが…… お前みてえに方々から集められた生身の神子候補に、人造人間に、ヴァルキリーもどき」 「いい加減にしてほしいぜ。おれのアタマじゃ荷が重い」
- 「し……」 「知ってる」 知らないですね。
- サヤ
- 「あいつらの考えてることなんて、理解が追いつくはずないわ。理解したくもないし」
- 「見栄張らないでいいわよ。普通は知らないわよ、普通は」
- ユウゴ
- 「そこは否定しねェけどな」 苦笑する。教団の奴らをブチのめすだけなら、考える必要はないだろう。とはいえ―― そんなことは知らぬ、では、何かを見過ごしそうな気がする。そんな予感が、珍しく教えを乞うような態度をとらせていたのかもしれない。
- 「はいはい。知らねェよ」
- サヤ
- 「まあ、気になるのはそれはそれで分かるわ。フランシアやフローラだって、それがあるからあそこまで気にしてるんでしょうし」
- 「ドッペルゲンガーっていうのは、魔神の一種。人間に化けて、人族の社会に潜んで悪さするって奴らよ」
- ユウゴ
- あいつらはあいつらで、ちっと考えすぎるきらいはあるけどな。
- 「……化ける……」 サヤの話を聞きながら、スープを一口。
- サヤ
- 「ドッペルゲンガーの中でも、細かい種類とか個体は色々居るんでしょうけど――まあ、多分あれはその一種。大方、教団が神子代わりにするためにでも契約したんでしょ」
- ユウゴ
- 「魔法で化けるやつは見た事あるが…… 姿形だけじゃなくて、能力まで丸ごと化けれるのか」
- 記憶が間違っていなければ、戦いのあのとき、ヴァルキリーの加護を使っていたはずだ。
- サヤ
- 「姿形、能力だけじゃないわ。対象を観察すれば、記憶だって全部自分のものにできる」
- ユウゴ
- 「……マジか」
- サヤ
- 「親しい人間が見たって、見破れない程のものよ。気付かない内に仲間の誰かが成り代わってたとしても、多分あなたたちは絶対に気付かない」
- 「さっきのヴァルキリーたちは、私と一緒に捕らわれてた《神子》たちの偽物……3人ともね」
- ユウゴ
- 素直に驚いた顔をする。険のとれた表情で話を聞く様子は、なんだか家庭教師と不良生徒のようだ。
- 「そりゃあやべェな……」 ごくり。
- サヤ
- 「……なによ。珍しくめちゃくちゃ素直に話を聞いてるじゃない」 饒舌に語ったところで、ふと言葉を止めた。少し話しすぎたと思ったのか、バツの悪そうな顔をして。
- ユウゴ
- 「姐さんあたりに化けたヤツに寝首をかかれたら、厄介なことこの上ねぇ」 想像しているのは、一緒のベッドで寝ていたフローラが起き上がり、おもむろにその爪を鋭く伸ばし……
- 「………」 ぶるるっ。
- サヤ
- 「あっさり引っかかりそうね……」 容易に想像できると、思わず少し笑ってしまった。
- ユウゴ
- 「……うるせ」 全く否定できないので、罵倒も心なしか力なくなってしまった。
- 「――しかし、そんなことまでよく知ってんな、お前」
- サヤ
- 「えっ、えーと――それは、まあ……教団に捕まってた時間も長いし、あいつらの会話を聞く機会は何度もあったしね。後は、お父さんの本も沢山読んでたし」
- 「それに、みんなを助けるためには必要な情報だもの。そういうのは、ちゃんと調べておくべきでしょ」
- ユウゴ
- 「ふーん、そんなもんか。お前、記憶もあいまいだし、教団から逃げ出した後に勉強したんなら、どんだけ猛勉強したんだよって思ったんだがよ」
- 捕まっていた間も、完全に拘束されていたわけでなく、勉強をする自由くらいはあったのか、と、自分なりにつじつまのあうように解釈した。
- サヤ
- 「曖昧っていったって、ぼんやりとしてるのは限られたところよ。昔のことも捕まってた時のことも、大体は覚えてるわ」
- 「ただ、不思議だったのは、あいつらの最期」
- ユウゴ
- ふーん、ともう一度。それから、サヤの言葉が続いたのを聞いて、「あん?」 と彼女を見た。
- サヤ
- 「あのヴァルキリーの偽物たちよ」 ぴ、と指を立てて。 「いい? 魔神っていうのは、普通倒しても死なないの」
- ユウゴ
- 「――……」 「確か、消えたようでいて、元いた場所に還るだけ、なんだったか」
- サヤ
- 「私たちが見てるのは、契約によって召喚された仮の肉体だとかなんとか言われてたりするけど……まあ、理由はともかく、私たちが倒しても元いた世界に還るだけなのよ」
- 「ええ、よく知ってるじゃない」 えらいえらい、と頷いた。
- ユウゴ
- 「聞きかじりだよ。魔神の相手は、それなりにしてきたからな」
- 「最初にそれを聞いた時にゃ、とんでもねえズルだと思ったもんだが」
- サヤ
- 「この話をする分には、それだけ知ってれば十分だわ」
- ユウゴ
- こっちは命を懸けているのに、相手は強制送還されるだけなのだ。何とも割が合わない話だ。
- サヤ
- 「うん。だからあいつらは何も怖がることなく好き勝手に振る舞うことが出来る」
- 「けど、あいつらは違ったわ」
- ユウゴ
- 「……」 思い出す。「……確かに、様子が違ったな」
- サヤ
- 「あいつらの苦しみ方は、ただ送り還される魔神のそれじゃなかった。……私の所感だけど、あいつらはあそこで死んだんだと思う」
- ユウゴ
- 「そういや、『こんなところで、死ぬわけには』――必死になって言ってたな。……おれァ、化けた相手の反応をなぞってるだけかと思ってたが」
- 「あれは、魔神本人――」 人、というのも違うのか? まあいい、 「あいつ自身の言葉だったってことか?」
- サヤ
- 「本当の神子なら、あんな反応はしないわ。彼女たちは心の底まで洗脳されてるから。たとえ死に瀕したって、あんな風に取り乱すことは滅多に無い」
- ユウゴ
- 「――……」 思わず顎を撫でて、ふむ、と
- サヤ
- 「私はそう思ってる。自分たちは死ぬはずがないと高を括ってた魔神の断末魔、って」
- ユウゴ
- じょり、と無精ひげが音を立てた。そういえば、ここ数日そのままだ。
- サヤ
- 「…………」 身だしなみはちゃんとしたら?と無言の圧力をかけた。
- ユウゴ
- そんな圧力を受け流しつつ、 「……そいつが本当なら、ちっとは胸のすく話だが、」
- 何せ、魔神どもが味わうことのない『死』だ。
- サヤ
- 「それを齎したのが、〈境界線上の放浪者〉」
- ユウゴ
- 「……人造人間どもへは、向こう側とのつながりを断ち、魔神どもへは、あいつらが帰る道を断った、ってことか」
- サヤ
- 「ユウゴにしては冴えてるじゃない。私も同じ考え」
- ユウゴ
- この身に宿った、形のない魔剣を確かめるように、手のひらを拳の形にする。
- サヤ
- 「もっと言えば……魔神たちを倒したときに、変な光が出てきたでしょ?」
- ユウゴ
- 「おう。……あいつに食われちまったけどな」 ちらり、とベッドを見やって。
- サヤ
- 「あれはあいつらが化けた神子の記憶が刻まれた――魂のかけらなんじゃないか、って思うの」
- 「……最初は、そうね。でもあの融合した奴を倒したことで、吸い込まれたものも解放されたんじゃないかしら」
- ユウゴ
- 「魂のかけら……」 それを核にして、その姿を、記憶を自分のものにしていたということなのだろうか。なるほど、鏡像魔神の一種、という意味が分かる。
- 「入れ物、か。……完全に道具扱いだな。魔神も形無しだ」
- サヤ
- 「教団の連中にとっては、魔神が大事なんじゃないもの。あいつらは自分の進化を何よりも大事にしてる」
- ユウゴ
- 「けっ。人間のほうがよっぽど厄介だぜ」
- サヤ
- 「教団みたいな連中はともかく、私は少しくらい厄介だったり、不条理なところがあった方が人間らしいとも思うけどね」
- 「それはともかくとして――魔神たちに喰われてた魂のかけらは、解放されたら、きっと元の身体に戻ろうとすると思う」
- ユウゴ
- 「ふーん……」 人間らしさを語るサヤを、何気なく見つめる。 「そんなもんかね」
- サヤ
- 「少なくとも、あなたたちから学んだ限りではそういうものよ」
- ユウゴ
- 「元の身体がまだあれば、の話だけどな」 思案する。そうすると、どこかで目覚めている可能性もあるのだろうか。どこかって、それはもちろん、あの施設のどこかだろうが。
- 「……?」 物思いから、サヤの何気ない一言で引き戻されて
- 「――……」 少女をじっと見た。
- サヤ
- 「まあ、元の身体があればっていうのはそのとおりだけど。もしあの子たちが目覚めてるのなら――……って、な、なによ……何かついてる? ご飯粒はちゃんとここに来る前に確認してきたわよ……?」 ぺたぺたと自分の頬や額を触る。
- ユウゴ
- 一緒のベッドで寝ていたサヤが起き上がり、おもむろにその爪を鋭く伸ばし……
- 「……ぷっ」 そんな様子に思わず吹き出し、 「なんでもねェよ」
- サヤ
- 「何でもないのに女の子の顔をじっと見ないでよ……。私だって、一応そういうのは恥ずかしいのよ」
- ユウゴ
- 「そういうしおらしい顔をしてっと、可愛いもんだけどな」
- サヤ
- 「なっ……」 思わぬ一言に顔を赤らめて仰け反って。 「も、もう私の分のご飯は食べちゃったんだからね! 出ないわよ! 吐かないわよ!?」
- ユウゴ
- 「……さすがにそんな趣味はねェなァ……」 なぜ吐かせる所まで発想が飛躍するのか。
- ――最も、かつてそれに等しいような残飯を啜って生きてきた経験が、ユウゴにはあるけれど。
- サヤ
- 「私もないわよ! ――って、な、なに……そっちこそ微妙にしおらしい顔して」
- ユウゴ
- 「いーや」 肩をすくめて、話の矛先を変える。 「もしお前の言う通りに、元の身体が目覚めてるなら、連れだすのも不可能じゃねェな」
- 「それに、あれから、向こうから来ねえところを見ると、使える手駒の数はそれほど多くねェのかもしれねえ」
- サヤ
- 「……ええ。あの偽物の3人の顔は、私も知ってる」 それと同じ顔をしていた人造人間のことはあまり知らないけど。
- ユウゴ
- 「――どうせ取り返しに来る、って、手ぐすね引いて待ち構えてるかもしれねーけどな。どちらせよ、ブチのめすだけだ」
- サヤ
- 「アンギスってやつは、“創出派”の努力を認めるのなら、神子は15人くらいって言ってたわ」
- 「呼び出した魔神とかを数えないなら、多分主な戦力はその子たちと、ごく一部の教団員くらいのはず」
- 「そこまで多くないっていうのは確かなはずよ。それでも、大変なのは変わらないでしょうけどね」
- ユウゴ
- 「なあに、例の魔剣の効果は実証済みだ。いま思や、本番の前に試せたのは幸運だぜ」
- サヤ
- 「私たちが思っていた以上の成果もあったし、ね」
- ユウゴ
- 「もちろん、楽じゃあねェだろうが――」
- 「お前にとっちゃ、今更だろ」
- サヤ
- 「……そう、ね」 テーブルの下で開いた自分の掌に視線を落として見つめてから顔を上げる。 「そのくらいの困難苦難は、勇者サヤにとってはどうってことないわ」
- !SYSTEM
- ネフィーが入室しました
- ユウゴ
- また勇者か、と少し苦笑するものの、
- 「――ああ、確かにお前は、勇者かもな」
- どんなつもりか、おどけるでも揶揄するでもなく、そんなことを言った。
- サヤ
- 「でしょ」 えへへと、嬉しそうな笑みを返した。
- ユウゴ
- 「………」 そんな顔を見て、くっ、と笑み。
- サヤ
- 「な、なんなのよ、さっきからところどころ笑って……」
- ネフィー
- 「交代のお時間でーす」 リラを両手にドアを足蹴にして入ってきた。
- ユウゴ
- 「褒めてんだよ――と」
- ネフィー
- 「……ん?」 なんか思ったよりも和やかムードな気がした。
- サヤ
- 「殴り込み!? ――って、何だ、ネフィーか……脅かさないでよ」
- ユウゴ
- 「おう、ネフィー」 もうそんな時間か、とネフィーを見た。
- ノックしろ――とは言わない。なぜならユウゴだからである。
- ネフィー
- 「よっす! 交代ありとは言え狭いとこで見張りとか飽きると思ったから楽器持ってきた」
- ユウゴ
- 「こいつがメシ持ってきたんでな。食うついでに、話してたんだよ」
- サヤ
- 「思ったより長話しちゃったわ」
- ユウゴ
- 「もう一人のサヤは異常なし―― 起きる様子もなし、相変わらずすやすや寝てやがるよ」
- サヤ
- 「あー……まあ、間違いなく飽きるでしょうね。ユウゴなんてもう1秒も持ちませんみたいな顔してたわよ」
- ユウゴ
- ベッドのほうを顎でしゃくって。
- ネフィー
- 「料理なかったらその剣抱えて寝てそう、わかる」
- 「サヤちゃんもちょうど良かったんじゃない?? 気分転換的な意味で」
- ユウゴ
- 「うるせー。考えてみりゃ、寝顔に落書きでもしてやればよかったな」
- ネフィー
- 「なんかぽいねー、ちらっと見た時から様子変わんなさそーだし」 とベッドで寝ているもう一人のサヤを見やって
- 「え、じゃあやっとく? いいよ??」
- 「落書きじゃなくって今度こっち男装メイクするか」 わきわき。
- サヤ
- 「気分転換っていっても、ご飯の前までは屋上で風に当たってたし、割と気分の入れ替えは出来たんだけどね」
- 「ダメよ!?」
- ネフィー
- 「駄目だった。」
- サヤ
- 「どうするのよ、いきなり起きたら。怒られるわよ――って、起きるのはいいんだったわ……」
- ユウゴ
- 「……へぇ」 あの町の風景を眺めて、気分転換できるものなのだろうか。それとも何かあったか。
- からからと笑って、 「怒って飛び起きてくれるなら、それもいいけどな」
- ネフィー
- 「あそうなんだ。なんだ、サヤちゃん意外とリラックス出来てる感」
- サヤ
- 「フランシアにも言ったけど、人の作った街の風景を見るのは好きなのよ」
- 「リラックス……っていうのとはちょっと違うかもしれないけど、まあ、落ち着きはしたわ」
- ネフィー
- 「やかましい演奏してもいいんだけど、いわゆるそういう呪歌は演奏できないんだな~」 ぴんぴん、と弦を弄ぶ。
- ユウゴ
- 「ま、こっちも退屈はしなかったぜ。こいつから、面白い講義も聞けたしな」
- 「人の作った街―― にしちゃあ、ずいぶん異様だけどな」
- サヤ
- 「いやいや、騒がしくして教団の連中が押し寄せてきたらやばいでしょ」
- ネフィー
- 「色んな時代の混じってて面白いよねー。寄せ集めじゃなくてそれぞれここで作ってるみたいな」
- ユウゴ
- 「そんときゃお前が囮になれ」
- サヤ
- 「ここ自体は人の作った街ではないけど、この魔域の中に居る人たちが見てきた人の作った街が反映された場所だから」
- ネフィー
- 「小動物呼ぶのやめて良かった!」 しようとしていた。
- サヤ
- 「寄せ集めでもあるけど、そうは見えない部分もあるのは、多分そういう理由なんでしょうね」
- ネフィー
- 「え~~ちゃんと助けてくれる~~??」 >ユウゴ
- サヤ
- 「酷いこと言わないの。ちゃんと守ってあげなさいよ」
- ユウゴ
- 「……記憶のかけら、か」
- 「こいつは放っといてもそうそう死なねェよ。けろっとした顔してひょっこり戻ってくるのが目に見えてる」
- ネフィー
- 「なるほどそれぞれの身近なものが反映されたと。うーん、微妙に他人事じゃない」
- サヤ
- 「流石にこんな魔域の中じゃあそう上手くは――……」 いや、案外生き延びそう……
- ネフィー
- 「わかるぅ~? ネフィーちゃんしぶといからね」
- サヤ
- 「他人事じゃない、って?」
- ネフィー
- 「んーん。私も自分の記憶の中の建物が、魔域に反映されたりしたからー」 そゆことーと。
- ユウゴ
- 「魔域のヌシって奴だったんだ、コイツ」 衝撃的な事実をさらりと
- サヤ
- 「しれっと顔に見合わぬ重そうな話が出てきたわね……」
- 「……」 じーっと、色んな角度からネフィーを観察。
- ネフィー
- 「お、美少女が美少女を観察?? お目が高い!」 なんて言いながら、適当に椅子を引いて座り、【レクイエム】を演奏。
- 2D6 → 9[4,5] +10 = 19
- サヤ
- 「ネフィーが主の魔域って、割と想像が難しいわね……」 悩ましサインとかが飛び交ったりしてない?
- ネフィー
- 「むちゃくちゃな中身を想像するでしょ~」
- ユウゴ
- そんなやり取りを頬杖ついて眺めて、くっくっ、と笑っている。
- サヤ
- 「まあ……」 混沌とした想像が頭を巡っている。
- !SYSTEM
- フローラが入室しました
- !SYSTEM
- フローラが入室しました
- ユウゴ
- 「こいつはこいつで、魔神とか、そういうものに因縁があるってわけだ」
- ネフィー
- 「ユスの森で私を称える動物たちが悩ましサインをふってるの想像できるっしょ」 話ぶりとは全く違う曲が部屋に流れている……
- サヤ
- 「グラスランナーって、もともとそういうのと繋がりがある、みたいな話もあるものね」
- ネフィー
- 「悪縁ね~切れると思ったけど切れないよね~~って感じ!」
- サヤ
- 「ネフィーがやばい顔した魔神と仲良くしてるのは想像できな――いや案外普通にカードゲームとか誘ってそうだわ……」
- フローラ
- レクイエムが聞こえたのでコピーちゃんが死んでしまったのではとびっくりして駆け付けてくるかもしれないししないかもしれないわ
- ユウゴ
- コピーちゃん!
- ネフィー
- 「食べ合いっこはした!」
- ネフィー
- コピーちゃんなむなむ
- サヤ
- 「何の!?」
- GM
- さよならコピーちゃん……
- ネフィー
- 「たべもん」
- フローラ
- 目覚めたら悪いこのままでユウゴがバッサリとか無い話じゃないじゃない;;
- サヤ
- 「びっくりした……急に食べ合いっていうからお互いの身体を食べましたとか言うかと思ったわ……」
- ユウゴ
- 「死んでる、死んでるからなそれ」
- ユウゴ
- ふつうにありえそう
- ネフィー
- 「絶対それ私死んでるんですけどウケる」
- フローラ
- というかだからこそユウゴが見張り役をやってる感じある
- ユウゴ
- 自分から買って出ているのはそういう面は大きい
- サヤ
- 「いやほら、試しに腿肉をちょっとだけ、とか……」
- ユウゴ
- ところで入るなら入るのだ! あんまり遅くまではうごけないぞ!
- フローラ
- ヨシ!
- ネフィー
- 「ふふ……見る?」 その悪戯めいた顔から想像できない悲壮な曲を流し続けている。
- フローラ
- ――と、その時だ、悲壮な曲の流れる場に悲壮な表情をしたフローラが駆け込んできたのは
- サヤ
- 「見ないわよ! 仮に食べ合いっこしてたとしたら気にはなるけど!」
- ネフィー
- 「気になるんだ。サヤちゃんのえっち!」
- フローラ
- 「ユウゴ!? 何があったの!!」 血相を変え、片手には抜いてこそいないが剣を帯びている。
- ユウゴ
- 「………」 やれやれ、とネフィーを見る。ちゃらんぽらんに見えても、彼女なりに、サヤに協力する動機があるのは察している。
- サヤ
- 「邪な気持ちはこれっぽちもな――って、フローラ、どうしたの!?」
- ネフィー
- 「うわなんかすごい切羽詰まった顔してる」
- ユウゴ
- 「――あ?」 駆けこんできたフローラの視界に飛び込んできたのは、テーブルを囲んで和やかに駄弁る三人と、ベッドの上で変わらずに眠り続けるサヤと瓜二つの少女の姿である。
- フローラ
- 「……え」聞こえてきた葬送曲に、もしやあの子が、と思って駆けこんで来たら思いの外なごやかな談笑の場で、ぽかんとした
- ユウゴ
- 戦いのさなかに訪れた、一時の弛緩。場に流れる悲壮な曲だけが上滑りしているように聞こえる。
- ネフィー
- ポロロンポロロン……
- 2D6 → 8[5,3] +10 = 18
- フローラ
- 「だって、これ、葬送曲……よね? てっきり……」
- ユウゴ
- 「何だ、姐さん」 こっちの台詞だぜ、とばかり。 「なンかあったか?」
- サヤ
- 「それは多分、にぎやかな曲だと教団に気付かれるかも知れないしって私が言ったから……」 だと思う。
- フローラ
- 「はぁぁ……」それを弾いているのがネフィーと知り(というか弾きそうなのはネフィーしかいないのだが)脱力して
- ネフィー
- 「うん、そだよ。行き場を失くしてるんだかよくわかんない状態だからとりあえずやっとこって思って……あとそれ」
- 「違う葬送曲のがいい?」
- フローラ
- 「良かった……その子に何かあったのとばかり……」
- 「演奏の時点で気付くも気付かないもないでしょ……」
- ネフィー
- 「そっかーそういう勘違いしちゃったかー。ウケる。ごめんね!」
- やめない。
- サヤ
- 「この子になにかあったら、演奏したり聴いたりする前にまず報告に行くわよ」
- フローラ
- 「容態の変化だったらそうだけど、……そうね、ちょっと気を張り過ぎていたかも。ごめんなさい」
- ユウゴ
- 心配性だな、姐さんは。フローラに肩をすくめつつ、「――妙な気ィ回させて悪かったな」 右手の拳でネフィーをこつんと小突いた。
- サヤ
- 「……まあ、気持ちは分かるわ。特にフローラやフランシアは神子たちのことを強く気にかけてくれてるんだし」
- フローラ
- 目覚めて襲い掛かってくるような事があれば応戦⇒死亡という流れもあり得るだろうとは口には出せず
- ネフィー
- 「うおうっ。いーじゃん手慰みで弾いたって~」
- ユウゴ
- 「見ての通り、相変わらずだ。――いっそ、なんかの変化でもあったらよかったんだけどな」
- ネフィー
- 「小動物でも呼んでお口に突っ込んでみる?」
- サヤ
- 「やめなさいって、もし食べられちゃったらどうするのよ」
- フローラ
- 「……変化。どう、かしら……今はもう少しこのまま眠っていて欲しくもあるのよね」
- ユウゴ
- 「サヤの推測じゃ、ヴァルキリーもどきたちの中に入ってたあの光の玉は、元の神子に帰って、ひょっとしたら目覚めてるかもしれねェって話だが」
- サヤ
- 「――まだこの子が、さっき戦ったヴァルキリーの魔神たちと同じ可能性だってあるもの、ね」 ユウゴとも同じような話をしたけど、と付け加えて
- ネフィー
- 「小動物には合掌しておくみたいな」
- ユウゴ
- 「偽サヤは、相変わらず。うんともすんとも言わねえ」
- ネフィー
- 「うん。こうして駄弁ってなんか弾いたりしても何もないよー」
- フローラ
- 「鏡像魔神に奪われていた写しの一部が還って行ったということ?」
- サヤ
- 「ユウゴより大分話が早いわね」
- ユウゴ
- 「そもそも居るのか……?」 小動物。
- ネフィー
- 「弾いたらわかるよ。やってみる?」
- フローラ
- 「以前、戦った事があるのよ」
- ユウゴ
- うるせー、とサヤに口を尖らす。
- サヤ
- 「あれをドッペルゲンガーの一種と見るなら、そういう可能性が高いんじゃないかって思ってるわ」
- 「この街の人たちと同じように魔域の中の作り物の動物が集まってきたりして」
- ユウゴ
- 「さっき、そういう講義をしてたんだよ。サヤ先生からな」
- ネフィー
- 「ああ、私あれてっきり、魂は人のなんだけど身体は魔神の使いましたって話なんだと思ってたー」
- サヤ
- 「そもそも部屋の中でその曲を弾いたらどうなるのかしら……」 窓の外にわらわら集まってくるの?
- 「ふふん」 先生と呼ばれて誇らしげに胸を張った。
- ユウゴ
- 「やめとけ。町中から集まってみろ、目立ちすぎる」>ネフィー
- サヤ
- 「話としては間違ってないわ。鏡像魔神っていうのは、人の記憶を借りて、魔神の身体を変えるものだから」
- ネフィー
- 「じゃあ弾いちゃおっかn」 ユウゴに止められた。
- フローラ
- 「その時の鏡像魔神は薬の力で操作されていたから、あそこまで完全な変身ぶりじゃなかったんだけど」
- サヤ
- 「あのヴァルキリーたちの偽物は、本物の魂の一部を奪って、そこから彼女たちの記憶を引き出してたんじゃないか、っていうのが私の推察ね」
- ネフィー
- 「ああ~~そゆこと~?? サヤちゃん冴えてる~冴や冴や~」
- ユウゴ
- ネフィーの頭をぐりぐりしながら、「――しかしまあ、それで人間の世の中に紛れ込むんだろうが、」
- ネフィー
- 「てゆーか魔神の力を薬で操作出来るって話もなんかすごいね」 さらっと聞こえたけど
- ユウゴ
- 「さっきも思ったが、食った記憶と自分の記憶、頭ン中でごっちゃになったりはしねェのかね」
- サヤ
- 「まあ、魔神も毒なんかがまったく効かないってわけじゃないから。不可能ではない……じゃない?」
- ユウゴ
- 素朴な疑問という感じで口にしながら、手はネフィーをぐりぐり。
- サヤ
- 「……普通、ドッペルゲンガーというか、魔神にとっては自分の記憶なんてどうでもいいんじゃないかしらね」
- ネフィー
- 「悩ましサインが効くようなもんかんごごご」 ぐりぐりを継続されてるおかげで呪歌はストップされました。
- フローラ
- 「意識を保ったまま人の身体を操作する薬まで扱う相手だったのよ。あれが完成した方法として確立していたらと思うとゾッとするわ」
- ユウゴ
- 「……ふうん」 そんなものだろうか。魔神の感覚など、理解できるものではないかもしれないが。
- サヤ
- 「狂神の世界に住むあいつらは、自由気ままに、自由に振る舞うことが第一。ごちゃごちゃになったって、自分のしたいことが出来ればなんだっていいんだと思うわ」
- フローラ
- 「ああ、確かに、正体が露見するまでは自分でそのものと思い込んでいるような節はあったみたいね」
- ネフィー
- 「そのへんは私もそう思いまぁーす」
- 「うーん。やっぱり人間は怖いネ!」 <おくすり
- ユウゴ
- 「自分…… 自分ねえ……」 サヤの言葉には、いまいちピンと来ないような顔で繰り返す。記憶が混ざったら、自分というものが分からなくなってしまいそうだが、魔神の考えることは良く分からない。
- サヤ
- それぞれの言葉を聞いて、腕を組んで唸る。
- フローラ
- 「演じている間は役に入り込んでします役者……のようなものかしらね」
- サヤ
- 「変身した状態を本当に自分だと思いこんでたら、その間は偽物って言えるのかしら……」
- ユウゴ
- 嘆息、「……お前が言うと説得力あンな」>人間怖い ぺいっとネフィーを解放した。
- フローラ
- 「本人が心から信じこんでいるなら、少なくともその本人にとっては本物、という意識なんでしょうね」
- ネフィー
- 「おあー。それはどーも~」 乱れた髪を手ぐしで直す。
- 「偽物でも本物と長く言い張ってれば成り代われるみたいな話あったよーな気がする」
- ユウゴ
- 「真偽の話は腹いっぱいだぜ。考えるとキリがねェしな」 以前のやり取りを思い出し、いのいちに話から降りるように肩をすくめる。
- サヤ
- 「本物と言い張ってれば成り代われる……か。でも、本物が居る限りはそれは無理じゃない?」
- フローラ
- 「でも、同じ人が同時に二人存在したとして、全く同じことを考えて、同じことをするかしら」
- サヤ
- 「……するから、同じ人なんじゃない?」
- フローラ
- 「一日や二日なら同じかもしれない。でも、一週間、一ヶ月、一年経ったら?」
- ネフィー
- 「人って都合の良い方につくもんだからねぇ、覆ることもあると思うよー。本物に本物を証明するお仲間が居ても偽物の方が魅力的だったらとか、利用しやすいとかって感じ」
- フローラ
- 「その間に経験したこと、遭遇したことはそれぞれ別々じゃない?」
- サヤ
- 「それはもう、経験してることが違うんだし同じ人とは言えないような……むむむ、難しいわね」
- フローラ
- 「同じ記憶や心を持っていても、その時、同じ選択をするとは限らないわ。もしも、あの時ああしていたら……って思った事くらい、皆にもあるでしょ?」
- サヤ
- 「それはまあ――そうね」
- ネフィー
- 「取り巻く環境ごとコピーっていうのは割と難度ありそうとか思っちゃったりしてー」 半ば独り言のように。
- 「迷う選択肢はあるある感じ」
- ユウゴ
- 「――ま、変わんねえ人間なんざいねェわな」
- サヤ
- 「周りの人間を誘導するっていうのは不可能じゃないかもだけど、まるっきり同じっていうのは現実的じゃないわね」
- フローラ
- 「一つの種から生まれて、一つの苗として育っても、幹から枝や葉が分かれて育っていく」
- ネフィー
- 「うんうん」
- サヤ
- 「いやまず、同じ人間が二人いるって時点で現実的じゃな――って私が言えることじゃなかったわ……」
- ユウゴ
- 「肉ばっかり食ってる俺と、野菜ばっかり食ってる俺じゃあ、性格も変わってるかもしれねェ」
- ネフィー
- 「それ体つきも変わってるよ」
- フローラ
- 「そういう枝の先に居るユウゴもあったのかもしれないわね、ふふ」
- サヤ
- 「そもそもユウゴって野菜食べるの?」
- フローラ
- 「それこそ、街で酒場や食堂でもやっていたりね」
- ユウゴ
- 「阿呆。ちょっとは食うわ!」
- 「つーかお前の持ってきた食いモンにも少しは入ってただろうが」
- サヤ
- 「ちゃんとバランスよく食べないとフローラに怒られるわよ?」
- 「入れとかないと食べないと思って多めに入れといたもの」
- ネフィー
- 「えーとアステリア神殿で流れてたやつってどんなだったかなっと」 手持ち無沙汰にまたレクイエムを演奏する。
- 2D6 → 8[3,5] +10 = 18
- フローラ
- 「……たぶん、その子もあなたと顔を合わせたら、同じような事を悩むことがあるんじゃないかって思うの」寝ている神子を見て
- ユウゴ
- ハンバーガーユウゴは俺よりも怒りっぽいかもしれないし、日曜には教会に行くような男かもしれない
- ネフィー
- ユウゴじゃない……
- ユウゴ
- @カウボーイビバップ
- ネフィー
- なるほど?
- フローラ
- なつかしい
- サヤ
- 「……」 鎮魂曲を背後に、自分と瓜二つの眠る少女を見て。 「この子と私が顔を合わせることなんて、起こるのかしらね」
- ネフィー
- 「実際に時間が過ぎてみないことにはわかんないなー」
- フローラ
- 「サヤは、このまま目を覚まさないと……ううん、覚まして欲しくないって思う?」
- ネフィー
- 「死んでないからいずれ顔を合わせるとは思ってたけど」
- ユウゴ
- 「……そりゃどうも」>サヤ
- 「――……」 サヤの疑問に、ふと彼女を見やる。
- サヤ
- 「――……」 立ち上がり、眠るサヤの傍まで行くと、その頬に触れた。 「覚まして欲しいとも思うし、覚まして欲しくないとも思うわ」
- ユウゴ
- 「………」 思案気に顎を撫でる。
- フローラ
- 「ある日、突然、自分と全く同じ顔の人間と出くわしたなら、仕方のないことだと思うわよ」
- ネフィー
- 「私は一緒に遊べたらって思うけどわかるそうじゃないよね」
- サヤ
- 「一緒に仲良く遊べるなら、私もそれが一番だと思うわ」
- 「でも、そう出来るかは分からない。私がそう思ってても、この子はそう思わないかもしれないもの」
- フローラ
- 「自分の方が本物じゃないかもしれない」
- 「……そんな風に思ってしまうのは、きっと、とても辛いことだわ」
- サヤ
- 「……そうね。目覚めた時にこの子がそんなことを思ってしまったら、可哀想よ」
- ネフィー
- 「特にそう思いやすいぁ」
- ミスです。
- フローラ
- 「でも、だからと言ってずっと眠ったままでいて良い筈がないわ。だって、生きているんですもの」
- ユウゴ
- 「………」 かけらが集まって塊を成すように、何かが喉元まで出てきているような感覚。――だが、それを払うようにかぶりを振って、
- ネフィー
- 「特にそう思いやすい環境で過ごしてるだろーしねー」
- ユウゴ
- 「……姐さん」
- ネフィー
- 「見てくれは一緒でも、魂はそれぞれのものだなんて、そんな説得心に届かないよねーきっと。」
- ユウゴ
- 「その話は腹一杯だって言ったろ。大事なのァ、ここにいる自分が、いま、何をするかだ。違うか?」
- ネフィー
- 「知ってる知ってる。サヤちゃんの魂はサヤちゃんのもの、この子の魂はこの子のもの。シンプルに纏めるとユウゴのその結論になる感」
- フローラ
- 「分かれてしまったなら、それぞれ生きていくほかないものね」
- サヤ
- 「……フローラの言ってる事は、正しいわ。眠ったままでいるのがいいはずがない」
- 「私だって、それは分かってる。……分かってるから、迷うのよ」
- フローラ
- 「でも、それをすぐに受け入れられるとは私も思わない。この子も、あなたも」
- ユウゴ
- 「………」 問題は、いつどうやったら目覚めるか、だ。
- サヤ
- 「私の魂は私のもの、この子の魂はこの子のもの――か」
- ユウゴ
- 「迷うのは別にいいだろ。迷ってられる間はな」
- サヤ
- 「……うん、そうだといいわね」 たとえ姿がまったく同じでも。
- ユウゴ
- 「ごっそさん」 立ち上がり、肩を回す。「やれやれ、すっかり話し込んじまった」
- フローラ
- 「ふつうとは少し違うかもしれないけれど、双子の姉妹のようなものだって考えてみたら?」
- ネフィー
- 「ねー。なるべくいい塩梅に話進んでほしいけど、どうなるかなー」
- フローラ
- 「そうしたら、先に目覚めているあなたがお姉さんね」
- サヤ
- 「姉妹……この子と私が?」
- ネフィー
- 「それもありかも?」
- サヤ
- 「……」 もう一度頬に触れ、指を滑らせて撫でる。 「――そう、だったら良かったのにね」
- ネフィー
- 「屋上でもいって煙草かなー?」 >ユウゴ
- フローラ
- 「騒がせちゃってごめんなさいね、ユウゴ、それにネフィーも。 この子は私が看ておくわ」
- ユウゴ
- 「そいつもいいが、」 くぁあ、と大あくびをして、 「少し寝る」
- サヤ
- 「ごめん、見張りの時間は終わったのに長く付き合わせちゃったわね」
- ネフィー
- 「ううん~、私も三人と色々お話できて良かったよ」
- ユウゴ
- 「――……」 サヤの言葉は耳に届いていたが、特に口を挟まず。
- ネフィー
- 「あれ、見張りの交代には早いけど、それなら代わらせてもらっちゃおっと!」
- 「ありがとフローラ!」
- サヤ
- 「……私も、もう一度外の空気でも吸ってくるわ」
- ネフィー
- 「サヤ~、なんか聴きたい曲とかある? 適当に弾くよー」 ほれほれと弦を適当に弾く。
- フローラ
- 「せっかくだからユウゴに子守歌でも歌ってあげたらどう?」
- ユウゴ
- 「いんや。おかげさんで腹も膨れたし、気晴らしにもなった。――考えてみりゃ、ここんとこ落ち着いて話す時間もなかったしな」
- サヤ
- 「ううん、大丈夫よ。ありがとう、ネフィー」
- ユウゴ
- 「それはいいが、遠くには行くなよ。サヤ」
- フローラ
- 「……サヤ」
- ネフィー
- 「そっか。気が向いたらリクエストしてね」 顔の横でピース。
- サヤ
- 「屋上に出てくるだけよ。この状況で街に出るなんて、流石に怖いし」
- 「うん、聴きたい曲が出来たら頼みに来るわ」
- 「何?」 >フローラ
- ユウゴ
- 「――んっとに街を眺めるのが好きだな」 いいけども。
- サヤ
- 「ここの景色を見られるのも、後少しだろうからね」
- フローラ
- 「本当にしたいことがあったら、遠慮しないで言って。私達を頼って、巻き込んで」
- ネフィー
- 「見納めついでの休憩みたいな~」
- ユウゴ
- 「―――」 少し考え、 「ま、そうだな。もうすぐ、ここはぶっ潰すんだ」
- ネフィー
- 「うんうん、演奏以外でも付き合えるからよろぴく~」
- ユウゴ
- けろりと結論づけた。
- サヤ
- 「本当にしたいことなら、今してる真っ最中よ。みんなの力を借りて、ね」 ふふん、と笑顔を浮かべて
- ネフィー
- 「それもそうだったわー」 笑顔につられるように笑む返した。
- 笑み!!
- ユウゴ
- その笑顔を見て、へっ、と口の端をまげて。
- 「――んじゃ、後でな」 立てかけていた大太刀を背負うと、もう一度欠伸をして部屋を出ていった。
- フローラ
- 「そう」 不敵な笑みに柔らかな笑みで返して
- ネフィー
- 「じゃねーユウゴ」
- サヤ
- 「ええ、寝坊しないように気を付けてよね」
- ユウゴ
- こちらはおわり
- ネフィー
- 「私はどーするかなー、ほんとは町中うろついてみたいけどシリカちゃん激おこスラッシュ食らうのはやだからなー」
- フローラ
- 「ネフィー……もし、手が空いているならお願いしたいことがあるんだけれど」
- サヤ
- 「激おこスラッシュ食らう前に敵に襲われちゃうかもしれないわよ……?」
- ネフィー
- 「おっフローラからのお願い! なになに、申して!」 かもんかもん。
- フローラ
- 「あの子達に歌でも曲でも、聞かせてあげて貰えないかしら」
- ネフィー
- 「シリカちゃんか敵が先か。あっ、敵の方が流石に早そっか」 くるのは変わらない
- 「かしこま! それならちょうどいい暇つぶしになるかもー。適当になんかやる~」
- フローラ
- 「旋律はいつか思い出になってくれるんじゃないかと思うの。子供の頃に聞いた曲って耳に残るでしょ?」
- 「……あんまりおかしな曲は駄目よ…?」
- ネフィー
- 日本語が危ないけどニュアンスわかるからいいか!(いいか!
- サヤ
- 「話もそうだったし、曲もそうかもね。って、私もあの子たちのための名前を考えないと……!」
- フローラ
- 「二人とも、責任重大よ」クスクス笑いながら
- ネフィー
- 「なるなる。残る残る! ふふふ、もしかしたらなんかちょっと危ない曲を聴かせてしまうかもかも」
- 「私の気分次第だよ~」
- サヤ
- 「危ない曲って何……?」
- ユウゴ
- 〇ルダの曲とか
- >危ない曲
- ネフィー
- 著作権草
- GM
- ディズニ◯とか
- フローラ
- ネズミーマウスマーチ
- ネフィー
- エレクトリカル!
- ネフィー
- 「サヤちゃんには早いかもしれないのだ」
- などと適当な事を言って席を立つ。
- サヤ
- 「き、きになる……。後で落ち着いたらリクエストしてやるんだから」
- ネフィー
- 「呪歌の中には恋心を掻き立てる呪歌とかあって~」
- フローラ
- 二人を見送りつつ、眠り続ける神子の看病を始めるわ。体を拭いて着替えさせてあげて、子守歌でも歌ってあげよう
- ネフィー
- 「てなわけで、じゃーね二人共~」 軽い足取りで扉を出ていった。
- フローラ
- こちらもおわり!突然の乱入失礼!
- サヤ
- 「ええ。それじゃあフローラ、その子のこと、よろしくお願いね」
- そういって、部屋を出て風に当たりにいった。
- ネフィー
- わたしもおわりました乱入失礼しましたありがとうございました。
- GM
- うむ
- お疲れ様でした
- ネフィー
- おつかれさま~
- GM
- 2021/03/02_1
- ログナンバーはこれの予定よ
- ユウゴ
- なかなかよき会話ができた気がする
- ログナンバー了解
- フローラ
- ここで入らねばちょっと冗長かなと思って
- ネフィー
- やったぜ。これで水曜はあいたZE
- わかる
- フローラ
- 無理無理入り込ませて貰った
- GM
- やったZE
- ユウゴ
- いいのよ
- GM
- みんなが来る前のユウゴとの会話は
- 本編でも語りかねないことがあるから
- 確かめておくのも
- 吉
- ユウゴ
- ふくせんふくせん
- ネフィー
- せんせん
- ユウゴ
- 遅くまでありがと~~~
- ネフィー
- こちらこそ~
- ユウゴ
- 本編でもよろしくお願いします
- フローラ
- ありがとう!またね!
- !SYSTEM
- フローラが退室しました
- GM
- またよろしくおねがいします
- さらばだ~~~
- ネフィー
- さらば~
- !SYSTEM
- GMが退室しました
- !SYSTEM
- ネフィーが退室しました
- ユウゴ
- おつかれさま!
- !SYSTEM
- ユウゴが退室しました