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- マリーが入室しました
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- ライカが入室しました
- マリー
- こんばんは
- ライカ
- こんばんは
- マリー
- よろしくお願いいたします。
-
-
Place└〈星の標〉:個室
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- 運命という名の歯車100%
- 冒険者マリーは〈星の標〉の個室で待っていた。というのは、彼の恋人から聞いた話で気になる一件があったからだろう。
- 〈奈落の剣〉というこの世の中に存在するアイテム。彼女自身も一切無関係ではないが、振れることがなければ知らない代物でもある。しかしながら、世の中を脅かしているという情報は宿にも入っているし、何より恋人が現在その案件に関わっている最中だ。
- そこで、彼女は〈奈落の剣〉について詳しい人物を斡旋してほしいとガルバに打診する。
- ガルバは少し考えるが、声をかけてみようと、彼女に伝え、そして彼女に個室で待っていろと、指示をだした
- そして──
-
-
- 静寂。〈星の標〉の応接間や個室が誰もいなければここまで静かなのだと思ってくれてもいい。
- ライカ
- ここらへんから自由にどうぞ
- マリー
- ありがとう
- ガルバは知り合いの方がいいだろうといっていたが果たして誰が来るのか──
- マリー
- 茶は用意しておいた。唐突にこちらの都合で呼び出すのである、それくらいはさせてほしいと。
- さて、扉がノックされる。
- マリー
- 知り合いかつ奈落の剣が関わる人物…となると、おそら彼女であろうとは予想できる。
- 「どうぞ、あいているわ」ノックの音を聞いて応える
- 茶髪の神官
- 「──失礼します」と、一礼して入ってくるのは茶髪の小柄な神官衣装に身を包んだ女性。 “気合と根性”の不名誉な? 二つ名を持つが、魔剣のランクに属しているキルヒアの信徒。
- ライカ・アステールその人であった。
- マリー
- ちょうど湯もわき、お茶も適温になったところである。
- 「時間をくれてありがとう」久しぶりね、と微笑んだ >ライカ
- ライカ
- 「ああ、貴女でしたか。お久しぶりです。マリーさん」と一礼する。以前のフォールンの任務では口調があれていたような気もするが、そんな様子は見せない。あくまで清楚にふるまう。
- マリー
- 今ちょうどお茶を淹れたところよ、かけてちょうだい、と促す
- ライカ
- 「ああ、いえ……以前にもこんな形で呼び出されたことがあったので──内容も店主から聞いています。〈奈落の剣〉のことですよね」フローラにも同じように呼び出されたのだ。
- 「私も専門家というわけではないんですけど……ああ、お茶ありがとうございます」といって席に座ろう。
- マリー
- おそらくハーブの香りだろう、きつすぎない優しい香りが部屋に広がる
- 識者であるライカならば種類もわかるかもしれない。
- ライカ
- 「リラックスします。頂きますね」と、ハーブティ頂いて「……ふう」と息を吐いた。
- マリー
- 「いつも家で淹れているの」趣味みたいなものよ、気にいってくれたら嬉しいわ?と微笑んだ
- ライカ
- といってから息をつき「以前私に話を聞いた……というより、野茨の異名を持つ方。マリーさんはご存じですか?」
- 「なるほど。また時間がある時淹れ方を教えていただければ」とにこっと微笑んで
- マリー
- 「ええ、フローラとは、仕事を一緒にしたことがあるわ」
- もっとも、その当時は彼女もまた庭や奈落の教団とかかわりがある、とは知らなかったが。
- ライカ
- 「なるほど──フローラさんが私に〈奈落の剣〉のことを聞くのは分かるんです。彼女も被害者ではありますから。ただ貴女が〈奈落の剣〉について知りたがっている理由。それについてはイマイチつかめていないんです」
- 「勿論、高位の冒険者として知っておきたいという話は分かります。お話しする気でいますから、そこは安心してください。分かる範囲のことですけれども」
- 「そのうえで、理由を尋ねても?」
- マリー
- 「…レイヴンから聞いたかもしれないけれども、私自身も依頼として少しだけれど関わったことがあるのがひとつ」少し目を伏せた あまりよい結末とはお世辞にも言えなかった仕事ではある
- ライカ
- 「ええ、触りだけは」
- マリー
- 「貴方が言うように、いつか関わるかもしれないから、事前に知識を持っておきたい、というのがひとつ」
- 「…最後は、彼が帰ってきたときに、研鑽ができるようにするため、ね。今回彼が関わっている仕事で…また奈落の剣…奈落の教団が動いているのは貴方も知っての通りだけれども…」
- 「彼が得た知識と経験、そして外側からの私の知見を組み合わせたいのよ」
- ライカ
- 「“庭”と関係ない方面。“黒の教団”がメインの一件でしょうか。となると《神子》あたりが関わってきそうですが……ごめんなさい。私自身、“黒の教団”に対する認識はまだまだ浅い方です」
- マリー
- 「貴方の教義でいう、学び、考え、実践せよ…記録と研鑽を基本に、驚きとひらめきを大切にせよ、そして」
- ライカ
- 「それでもよろしいですか?」
- マリー
- 「力は知恵を伴って初めて意味を成す」
- ライカ
- 「よく勉強していらっしゃる。その通りですね」ふふっと笑って
- マリー
- 「勿論よ。逆に、知らない私の言葉が貴方の役に立てればよいのだけれど」
- ライカ
- 「ただ、安らかなる夜のごとく、すべての者に安心を。そういった意味では負の存在として働いている〈奈落の剣〉は可能な限り排除した方が良いのは確かです」
- 「ええ、何か気づくことがあればぜひ仰っていただければ」
- マリー
- 「ありがとう」
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- ライカ
- 「とはいえ、マリーさんがどこまでご存じが分からないので、私が知っている〈奈落の剣〉について最初からおさらいしましょう。それでよろしいですか?」
- 髪をかきやって
- マリー
- 「ええ、お願いしたいわ」
- ライカ
- 「簡潔に話す予定ですが、いかんせん情報が多いので、気になるところがあればいつでも口をはさんでください」
- 「では──」
- マリー
- 羊皮紙の束も取り出し
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- Invitation to the Crimson Night100%
- ライカ
- 「まず〈奈落の剣〉の性質について。ご存じかもしれませんが、あれは“魔域”を意図的に想像する道具として考えてもらえればいいと思います」
- マリー
- ライカの言葉にはまずは頷きで応える。
- ライカ
- 「例えば〈奈落の剣〉で作った魔域で実験を行ったり、あるいは都市そのものを侵食したり──、簡単なもので言えば隠れ家にすることもできる。そんな感じですね」
- マリー
- 「…つまり、奈落の剣イコール奈落の核の役割も持っている、という認識でいいのかしら?」
- ライカ
- 「ええ、そんな理解で大丈夫かと。例外はあるかもしれませんが」
- マリー
- 「オリジナル…と言っていいのかはわからないけれども、通説では核の形状は黒い水晶の剣、とも言われているわね」
- 頷いて、続きを促す。
- ライカ
- 「ええ、ただ〈奈落の剣〉のオリジナルはどうにも、本当は魔域からの侵攻に対抗するために創造されたものらしいので。かかわりがあるかどうかは、定かではありません」
- 「それは後で説明しますが──」
- 「〈奈落の剣〉の厄介な性質の一つにこういうものがあります。全ての〈奈落の剣〉は繋がっている」
- マリー
- 羊皮紙に奈落の剣(オリジナル)→ 奈落の剣(仮称:レプリカ)と書き込んだ
- ライカ
- 「つまり無数に存在するだろう〈奈落の剣〉はそれぞれが繋がっていて、今も成長を続けている」
- マリー
- 「つまり、お互いにつながっていて、仮に1本が壊されたとしても…オリジナルから新たな剣をすぐ生み出せるようになっているか、あるいは…他の剣がすぐにそのエネルギー分を補うかができるということかしら…」簡単に線でつないでいく
- ライカ
- 「どうなんでしょうね。〈奈落の剣〉がどのように今、生成されているかはわからないので何とも」
- と、首をふって
- マリー
- 奈落の剣(オリジナル)→ 奈落の剣(仮称:レプリカA)- 奈落の剣(仮称:レプリカB)…と横にいくつか書き込む
- ライカ
- 「オリジナルというか、強い力を持っている剣の在処も今探しているところですから。現状では下手なことはお伝え出来ません」
- 「ただ〈奈落の剣〉の大きさはさまざまですから、手に握れる剣の形であったり、またはそれこそ、犠牲者の中に埋め込まれたりすることもあります。当然、魔域が人間の体の中で発生するように、人の中で魔域が成長するケースもありました」
- 「ほかに現段階で質問はありますか?」
- マリー
- 「…魔域に取り込まれた人間が魔域の核とつながるケースは聞いていたけれども、発生、及び成長の段階からもあるのね」少しそれには驚いた
- 前者は実体験である。
- ライカ
- 「はい。成長して様々な様相を見せることもありますが──そうですね、現在の成長段階でよくあるのが──」
- マリー
- 「ここまでは大丈夫よ」
- ライカ
- 「例えば〈奈落の剣〉が関わった魔域のケースとして、魔域に入ったかどうか分からない状態になることがしばしばあります。境界線上が黒い霧になっていますが──一般の魔域のように入った感覚を感じることがなかったり……」
- マリー
- 「ええ…私もそういったケースがあった、というのは聞いたことがあるわ」
- ライカ
- 「あるいは、現実そのものと入れ替わりかけていた事件もいくつかありました。〈ディニス〉での一件もそうですね。一国が、魔域と現実が入れ替わりかけていた、というものです」
- 「それくらいの力を今現在有しているものとお考えいただければ」>〈奈落の剣〉
- 他にも何件がそのケースを見たが、それは割愛した。
- マリー
- 「…話だけ聞いていると、まるでおとぎ話ね」むしろそのケースをよく解決に導けたと思う。
- ライカ
- 「ええ、御伽噺です。ただ、これからもっと御伽噺になるような話が出てくるので──半信半疑で聞かれるのもやむを得ないと思っています」
- マリー
- 「つまり…通常の魔域では、魔域の中で現実世界の再生がされるけれども」
- 「奈落の剣が関わっている場合…現実と魔域の境界があいまいなため、魔域で構築されたモノが現実に侵蝕をすることがある」
- ライカ
- 「もとに戻ることもあれば、元に戻らないこともある。手遅れになれば、魔域の中の現実がそのまま表象に浮かび上がることもある。そんなところでしょうか」
- 「なるほど、曖昧……」
- と、少し考え
- マリー
- 「ええ…魔域に入ったかどうか分からない状態、つまり、魔域と現実の境目がはっきりしていない、ととらえているから、ね」
- ライカ
- 「確かに境界が曖昧になっている世界と考えるのはその通りだと思います。さすがの知見ですね」こくりと頷いた。
- マリー
- 「…黒い霧、というのが今のところの目印、ということね」
- ライカ
- 「ええ、ただそれもいつか変わるかもしれない。現状のだと思ってください」
- マリー
- ただそれも参考程度であろうが。ライカの言葉にも頷き
- ライカ
- 「さて、ではオリジナルの話をしましょうか。といっても、ここから話が一気に御伽噺に似た形になるので……聞き苦しいかもしれませんがご容赦ください」
- と、眉を下げ
- マリー
- 「大丈夫よ」
- 「おとぎ話はよく聞いているわ」
- ライカ
- こくりと頷いて
- 「……まず私は古代人と面識があります。センティアンであり、そして〈奈落の剣〉のオリジナルであり、魔域に対抗するための手段を作った人物と。その縁で、様々な魔法文明時代を生きていた人と面識があります。敵、味方関わらずね」
- 「その縁で分かったお話をいたします」
- マリー
- 「センティアン…そうね、彼らならあり得ない話ではないわ」
- ライカ
- 「……事の始まりは魔法文明時代。アトランティスという集合国家があったそうです。そこで、一つ問題が起きた。〈奈落の魔域〉が跋扈したことは、事の起源は定かではありませんが。とにかくそれが世界を侵蝕しはじめた」
- マリー
- 使命を終えた時元の石像に戻る…つまり、石像である期間も考えると、ある意味不老不死ともいえる種族である
- そもそも寿命というものがないと言われているが。
- ライカ
- 「これをどうにかするために、アトランティスという都市はあるものを作った。それが〈奈落の剣〉のオリジナルであり〈守護の剣〉〈繋ぐもの〉といわれるものでした」
- 「魔域と現実世界をつなぎ、こちらから異界へと攻撃をしかけ、現状を打破する。そのようなものだったようです」
- マリー
- アトランティス、等単語を羊皮紙に書き留め
- 「異界からの侵略…防戦であったのを、攻勢に転じようとしたのね」
- ライカ
- 「だけど──このオリジナルの時点で、繋ぐ力が強すぎたのでしょう。この剣を持った兵士たちは、魔域から戻ってくると……黒く染まった剣をもっていた」
- こくりとマリーに頷き
- マリー
- なかなかに思い切ったことをしたものだ、と思う。
- ライカ
- 「そう、魔域と現実世界をつなぐものが、魔域。あるいは異界の理と繋がってしまった。そして出来上がったものが〈奈落の剣〉ということ、らしいです」
- マリー
- …もっとも、そうせざるをえなかった、というのが正しいかもしれないが、と目を少し伏せた
- 「ごめんなさい、今の話だと、力の強い剣自体が量産されていたということかしら?」
- ライカ
- 「ええ、聞いている限りでは」
- 「その力の強い剣をもって、進行したら返り討ちになった。言葉を選ばなければミイラ取りがミイラになった。というところでしょうか」
- マリー
- 「…つなぐ、というよりは境界線…いうなれば、世界の壁と言ったほうが正しいかしら…を切り裂く剣」
- 「というイメージを抱くわ」
- ライカ
- 「私もオリジナル……に近いものを見たことは……ううーん、あれがそうであれば1回……? ごめんなさい、ちょっと答えが出ませんが。ある種、間違いではない視点だと」
- マリー
- 「ごめんなさい、混乱させてしまったわ」
- ライカ
- 「とにかく、私は〈奈落の剣〉の影響を外に出さないために数千年耐え続けていた魔域に侵攻しました。アトランティスの集合国家の1つ〈イファロス〉という都市なのですが、そこで聞いた話です。が、この話をするとかなり長くなるので割愛しますね」
- 「ともあれ、そこの主が〈奈落の剣〉の力を押さえ続けていたおかげで、侵食が防げていたというケースもありました。まあ、色々と苦労しましたが……」と思い出しながら、やれやれとくびをふった
- 「とにかく、ここまでがオリジナルの話です。大丈夫でしょうか?」
- マリー
- 「元々は…守護の剣であった剣が異界の理と接触したことで性質を変容させた」
- 「その変容、というのは瘴気を帯びてしまうのもそうだけれども、本来は 現実→異界 の一方通行であったはずが 異界→現実 と侵蝕されてしまった、という認識…でいいのかしら」
- ライカ
- 「はい、その理解で間違いないかと。私からの視点ですけれども、ね」
- 「ただ、最初から一方通行であったかは、少し断言できません」
- マリー
- 「なるほど…」
- ライカ
- 「──と、ここまで情報が盛りだくさんなわけですけれども。どうします。まだ続きがありますが」と、一旦打ち切り、マリーの様子をうかがう。
- 「具体的に言えば、今所持しているだろう組織。そして〈奈落の剣〉を成長させる手段の2点。ですね」
- マリー
- 「そして貴方が出会ったセンティアン含め…アトランティスの人々はまだ一部現代にも残っていて…その強い方の奈落の剣の力が現実世界に漏れ出ないようにしていた…ただ」
- 「今の話と教団の話を聞く限り、そのもともとの剣…元守護の剣と言ったほうがいいかしらね、それはまだ残っている、ということかしらね」
- ライカ
- 「眠っていた方もいるらしいですね」
- 「はい。そのようで」
- マリー
- 「ここまでは大丈夫よ、ありがとう」
- ライカ
- 「そして、その異界を〈黄昏〉ともいうようです。ここについては分からないことが多すぎますが……」と、頭を押さえて
- 「では、続いて。今持っているだろう組織のことですね。私は実は《黒の教団》については詳しくありません。けれども、その組織が多く持っている可能性が高いと聞いています」
- マリー
- 「…教団については…あまりよくない用途でそれらを使用しているとは、彼からも聞いているわ」
- ライカ
- 「私が〈奈落の剣〉に振れたのは。まあ、はじまりをいえば、ある魔域なのですが。その時には意識すらしていなかったので──大きく組織としてかかわったのは“庭”という組織を通じてです」
- 「私自身“庭”とは、因縁が深いもので」
- はぁ、と大きくため息をついて
- マリー
- 「…その庭についても、ね」
- ライカ
- 「そして“庭”は《黒の教団》とのつながりもあれば、古代人ともつながりがあった。私が認識している限りでは少なくとも二人。しかもアトランティス絡みで所属しています。片方は「していた」になりますが」
- マリー
- 「本当、色々と苦労が絶えない国ね」と同じ感想をもらした
- ライカ
- 「このことから〈奈落の剣〉を所持しているのは《黒の教団》と関わった組織。“庭”。後は個人で所持しているくらいでしょうか。古代人も含め、どこかで手に入れた現代人も含め」
- 「例外もあると思うのでそこも理解いただければ」
- マリー
- 「…つまり、古代人も一枚岩ではなく、守護の剣の力を悪用している人たちもいる、という認識でいいのかしら?」
- 言ってから思考に苦みがはしる。
- ライカ
- 「ええ、ただあちらから見れば悪用ではなく、正しく使っているらしいですけれどもね。目的があるのでしょう」
- 「特に“庭”での名前は“華”。真の名前をエリスアーテ。その人物にはご注意ください。この〈奈落の剣〉に関わる最重要人物で──異常なほどの力を蓄えています。私もある助けがなければ、既に死んでいました」
- マリー
- 「研究自体は否定するつもりはないけれども、人様に迷惑をかけないようにしてほしいわよね」息をついて
- ライカ
- 「私が戦った際の覚えが書きがあります。お気をつけて」と、こんな敵だったというのを共有しておこう。
- マリー
- 「…蓄えてる、ということは」
- 「その彼女も含めて、剣と一体化している人たちもいるということね」
- ありがとう、と礼を述べて覚書を受け取り
- ライカ
- 「いえ、その彼女は力を使いこなしていると思ってくれたらと。ある強力なアイテムも使いこなしているようです。後でそのことを実物を通じて共有します」
- 「それに真理も理解している模様。厄介な相手です」
- マリー
- 「…なるほど。他の剣がえたエネルギーを集約する剣を持っていて」
- 「その力を運用できていて、かつ、他の強力なアイテムもあり、そして知恵者でもある、と」
- ライカ
- 「で、あると思います」と、少し自信なさげに
- マリー
- 「…貴方も随分頭が痛くなる案件に関わったわね」
- ライカ
- 「……本当にです」はぁと嘆息
- 「次の話をしますね。〈奈落の剣〉の力を蓄える方法です」
- マリー
- 頷いて。
- ライカ
- 「一般的な側面でいえば、〈奈落の剣〉は人の負の感情を力の糧とします」
- 「絶望、怒り、憎しみ、恐怖、虚無、そういった負の感情を蓄え──そして、黒く変色し、力を増していく」
- 「というの基本的な力の増幅のさせ方」
- 「ただ、色々な話を聞いていれば中には〈黄昏〉の色の黄金色に輝くものもあるみたいです。私はそのケースに出会ったことがないのでわかりませんが──」
- マリー
- 「前に関わった事件では、直接体に黒い剣のような物を埋め込まれていた女の子たちは見たわ…今思うと、彼女達の感情が、奈落の剣の糧になっていたのでしょうね」
- ライカ
- 「私があったケースでは〈ディ二ス〉の一件で例外にあいました。〈ディニス〉に現れた〈黄昏の魔物〉奴を倒せたのは──ある人の、願い、思い、希望、意地。それらを全て載せて白く変色した。もしかしたら〈守護の剣〉としての側面を得たのかもしれません」
- 女の子たちにうなずき「“庭”の子たちかもしれませんね」といいつつ
- 「とにかく、このことから〈奈落の剣〉は感情を吸う性質を持っていると私は理解しています。ただ、負の側面はともかく、正の側面はどうやって反応するかは不明です」
- 「そして、その感情を共有して、繋いで強さを増していく。祈りや信仰も一つの切っ掛けになるのかもしれませんね」
- という感じです。と説明を終えた。
- マリー
- 「それだけを聞いて思うのは…ある意味、異界の性質が功を奏したという可能性もあるわね」
- ライカ
- 「ええ、かもしれません」
- マリー
- 「魔域自体が人の記憶、感情を読み取り再生する…守護の剣としての側面が出た、あるいは」
- 「持ち主の感情を反映させるという異界の理が功を奏した」
- 「…といったところかしらね」
- ライカ
- [
- 「そう信じたいところではありますが──また詳しく分かればお話しします」
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- マリー
- 「あるいはその両方か…真実はまだ謎だらけね」
- ライカ
- 「はい。そして最後に、〈奈落の剣〉から少しずれますが。〈奈落の剣〉を侵蝕したと思われる〈黄昏〉それに対抗する手段として、〈守護の剣〉以外に、このようなものがあります……私も持ってはいますが、まだ十全には力を発揮できていません」
- と、取り出したのは一冊の本。
- 表紙に女司祭の文様が刻まれた経典だ。
- https://sw.tale.blue/sheet/?id=haragurodou-i012
- マリー
- 宝物鑑定セージ
- 2D6 → 8[3,5] +7+5 = 20
- ライカ
- 「タロットなどで有名なアルカナ。その力を受けついだ武器の一つです。私は先ほど説明した、センティアンの方からこれを託されました」
- 20です
- マリー
- 「…複雑な術式が組み込まれているのはわかるわ」
- ライカ
- 知名度
- 「ええ、例えばですが。失礼」
- と、魔力を込める。マリーにキュア・ウーンズをを○孤高の祈りを使用して
- こう
- 2D6 → 6[3,3] +15 = 21
- 威力10 C値10 → 3[4+3=7] +15+2 = 20
- 「──ふぅ……」と、マリーなら読み取れるであろう。彼女から放たれたのはマナではなく、生気だ。
- HP1消費します
- マリー
- 「…制限がかかっているのも頷けるわね?」
- ライカ
- 「とまあ、こういった力をこの経典はもっているみたいですね。生命力を吸い出して、強い魔力に変換する」
- 「前衛が戦っている中で、これくらいの消費安いものです。使い方も、リカバリーの仕方も。事前準備もなれましたから」と、異常なことをさも異常ではないように語った。
- マリー
- 「………貴方周りの人にたまに叱られてないかしら?」
- ライカ
- 「ともあれ、こういった武器がアトランティスの時代に作られていたようです。そしてそれらは〈奈落の剣〉を染めた〈黄昏〉と対抗する手段にもなりますが」
- 「土壇場を乗り切るのに必要なのは勇猛ではなく、冷静な計算の上に立った捨て身の精神です。マリーさん。計算なしに、この能力は使いません」
- 「だからこそ、この能力を使いつつ、いかに自分をリカバリーするかを常に考えています。戦略の一つですから」と、目を瞑り首を振って
- マリー
- 最適解を選んだはずなのに私叱られちゃったのよね、とは言えない。
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- 五尋の深み ~テンペスト:浅部~100%
- ライカ
- 「ただ、この力は抗う手段だけでもない模様。それは敵としての側面も持ちうる。現に私が相対した〈黄昏〉もアルカナ、塔や、恋人の力あを有していましたし」
- マリー
- …逆か、目の前の彼女のようにわかっていなかったから叱られたのか
- 「…敵も有していた」
- ライカ
- 「かのエリスアーテは、このアルカナの一つ。悪魔の力を完全に使いこなしているようです」
- 「文字通り、諸刃の剣という側面があるのはそうでしょう。だから、私もこれを使う以上は自身を強く持たねばありません。自分に嘘をつかないよう。自分がなしたいことをなせるように」
- マリー
- 「…その話だけ聞くと、元々はあちら側の武具で、それらが、先ほどの話のように守護の武具としての側面を取り戻したか、あるいは」
- ライカ
- 「──失礼しました。余計な主観が入りました」
- マリー
- 「その武具の能力を取り込んで再現しているか、かしら?」
- ライカ
- 「どうなんでしょう。アルカナの武器に関しては、私もまだまだ……」
- 「……ともあれ、私が語れることは大体話しました」
- と、ハーブティを呑んで「長くなり申し訳ございません。マリーさん」
- マリー
- 「能力を再現というのは魔神でいうと…ドッペルゲンガー、が有名かしらね」今はどうしてるのかしら、そのままおとなしくしてくれてればいいんだけど、あの人、と思いつつ
- ライカ
- 「ああ、そういえば、前のフォールンでもいましたね。変なドッペルゲンガーでしたけど」
- 「隕石は3回かな? それくらい受けているので、ある意味経験が生きました」
- マリー
- 「いいえ、有意義な時間をありがとう」むしろ素人意見ばかりでごめんなさい、と眉を下げた
- ライカ
- 「いえいえ、そんなご謙遜なさらず。私も良い知見が得られました」
- マリー
- 「隕石はないわねえ…次元を切り裂く剣は受けたけれども」
- ライカ
- 「マリーさんも、なんでしたっけ。星座? そちらも何か厄介な事象に巻き込まれているようで」
- マリー
- 「そうねぇ…振り回されているわ?」
- ライカ
- 「それに対しては寡聞ですから、お力になれるかどうかわかりませんが。素人目でよければ、意見くらいは」
- 「振り回されているか……私もそうかもですね」
- マリー
- 「ふふ、ありがとう。ただそれについては私よりお友達(フラウ)の方が詳しいから、今度会う機会を作るわ?」
- ライカ
- 「ま、あまり後悔とかはなかったりはするんですが。やるべきことをやるだけです」と、ふっと笑って
- 「彼女かしら? ともあれ、特に質問がなければ私はこれで」
- 「あ」
- マリー
- 「…ふふ、貴方が魔剣位なのがよくわかるわ」
- ライカ
- 「くれぐれの私の言うことが全て真実ではありません。一つの参考程度におさめてください」
- マリー
- やるべきことをやる、そんな単純な作業は存外難しいものなのよね、と微笑んだ
- ライカ
- 「──……どうでしょう。まだまだ足りないと思っています」
- 「ただ、誉め言葉としてありがたく頂戴しておきますね」とぺこりと頭を下げた
- 何もなければそのまま、部屋を出ていこう
- マリー
- 「キルヒア様の信徒らしいわね」
- 「ええ、ありがとう、またこちらも情報が入ったらお伝えするわ」
- ライカ
- 「命が尽きる瞬間まで考えることはできますからね。それが私の今のモットーです」
- 「では」
- と、頭を再度下げ、外に出ていった。
- マリー
- 手を振り見送る。
- ライカ
- 20210214_1 先に
- マリー
- せんくす
- マリー
- 「………貴方が関わってる事件、根は深そうよ、レイヴン」彼の事である、周りのメンバーも考えると無論無事であるとは思うが。
- 「…彼女を見習わないと、かしらね」やるべきことをやろう
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- ライカが退室しました
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