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サヤノウタ 幕間

20210203_1

!SYSTEM
ユウゴが入室しました
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ネフィーが入室しました
ネフィー
ァアイ!
―――チチチ、と鳥の鳴く音がする。
あたたかな木漏れ日が差し込む森の中。そよ風に吹かれ、葉の擦れ合う音が静かに響いている。
―― 苔のはった倒木を、音もなく飛び越えていく影。
山の恵みを受け、すくすくと育った野兎だった。とん、と着地した野兎は、辺りの気配を敏感にその長い耳で探りながら、ぴょん、ぴょん、と森の奥へと駆けていく。
そこへ――
ヒュッ、
風を切る音が響いたかと思うと、野兎の体に突然、何かが突き刺さった。
短い悲鳴を上げて転がる野兎。深々と突き刺さっているのは蒼色の刀身をした短剣で、銀色の柄が鈍く光っていた。
ユウゴ
ざっ、と近くの茂みをかき分けて、現れたのはユウゴだ。
無造作なボサボサ髪についた葉を払いつつ、首の筋をこきこきとやる。
「ラッキー。よく肥えた兎じゃねぇか」
短剣を引き抜き、血を払って鞘に納める。
干し肉にもいい加減飽きている。キャンプの元で待つレイヴン(あいつ)に、兎鍋にでもしてもらうのがいいだろう。
ユウゴ
てきとうにでてください
ネフィー
ヘイ
ネフィー
「お見事だぴょん!」 ユウゴの前の草むらから、上方向に頭を出した。
ユウゴ
「………」 兎の足を持ち上げた所で、
――なんだ、いたのかよ」
いつの間についてきていたのか、と呆れ顔でネフィーを見やる。
ネフィー
「うんうん、いたの。いやあ肉に飢えてるんだなぁって思いながら」
「割かしいい感じのじゃん?」 それ、と指差す。
ユウゴ
「まあ、待ってるだけってのも暇だからな」
それ、と指さされれば、無造作に兎をパスしてよこす>ネフィー
ネフィー
「へいパス!」 キャッチ! おっきい!
ユウゴ
「持って帰る栄誉をお前にやろう」
ネフィー
「運搬に向かない種族なのわかってて言ってる~?」
ユウゴ
ギリ行けるだろ、サイズ的に。そんな風に笑いつつ、
「で――? 何か用かよ」
ネフィー
「んー? 私も暇だからついてきたって感じ~。料理の邪魔したり穏やかな時間を邪魔してもよかったけどね~」
ユウゴ
「大方、最初っから後つけてただろ? なんか妙な視線を感じるとは思ってたがよ」
ネフィー
「やはりバレてる系。野生の感冴えてるぅ」 両人差し指を立ててユウゴを指そうと思ったが今は野うさぎがいるので笑うに終わる。
ユウゴ
「ふうん……」 暇だから、ね。 「まあ、いいけどな。おれもそうだしよ」
ネフィー
「あとはー、話して与太話しても良さそうって思ったから?」
ネフィー
話して は無し;;
ユウゴ
「……?」 腕組みして、手近な木に背を預ける。 「与太話?」
わざわざ場所を移してする与太話――? ユウゴの表情が若干怪訝なものになる。
ネフィー
「こないだ色々話したじゃん。サヤちゃんのことらへん」
ユウゴ
――ああ」 と、生返事。目線は少し上、どの話だ? と思考を巡らせる。 「色々、な」
ネフィー
「あれ関連って何を話してもほとんど推測の域だし、ましてや私の口から出ようものなら混乱を招くだろうから、与太話ってことね」 よいしょ、と野うさぎを一旦横たわらせた。
ユウゴ
ネフィーのそんな仕草から、腰を落ち着けて話したいという事か、と踏んだ。
「まァ……」 肩をすくめ、 「どうせ暇だしな。酒の礼に、聞いてやってもいいぜ」
ネフィー
疑惑的な筋力5。
「あのお酒はどちらかというと、魔域の中でもらったお返しみたいなもんだけどね。厳密に言うと私ではないけど」
「まそれは置いといて」 虚無を両手で持って、傍に置く仕草。
ユウゴ
「ふん、律儀なヤツ」
そこにでも座れよ、と、先ほど兎が飛び越えていた倒木を顎で示した。
ネフィー
「お、いい感じの木」 視線の先を追って、その倒木に遠慮なく座った。
「色々聞いてて思ったけど、やっぱ、出来上がってる神子を複製しようとしてたんじゃないかなーって思ったんだよね」
ユウゴ
――……」 やはりサヤの身の上の話か、と、ネフィーを見る
ネフィー
「とりあえず一定基準を満たしたモノを数揃えて、えーと、次への確実な足がかりにもなるし的な?」
ユウゴ
「出来上がってるやつってのは、あのアジトで見た翼付きの女みてえなやつだな?」
ネフィー
「そうそうそんな感じの」
ユウゴ
「まあ、そりゃあ、お眼鏡にかなうやつを好きに増やせるなら、そんなに都合のいいことはねえがな」
ネフィー
「でしょ? 少々の偏りはあっても、神子一人作るにも時間ばっかりかかってたら、遠のくばかりだし」
「だからまあ、かかる時間を短縮するためにも魔域を活用してるのもあるだろうし」
ユウゴ
「やつらも馬鹿じゃねえ。複製にしろそうでないにしろ、毎回ゼロから試してるわけがねえ。やつらなりに、うまくいく方法を積み重ねてるのは間違いねえだろうな」
ネフィー
「そんで複製の話が出たのは、奈落の剣を研究してるえーと……ならけん? ってとこの依頼を請けて、そこで見たもののことが思い出されてさ」
ユウゴ
――っていうと?」 ネフィーの見たもの、それが何か。話の先を促す
ネフィー
「得体の知れない人造人間の群れを抜けた先、遺跡の奥に居たのは、」
「見てくれがジャンヌ・ダルクと瓜二つの門番。が、二体」
「更にその奥には、なんかの液体で満たされた球状のガラスの中で死んでる、同じく瓜二つのジャンヌ・ダルク」
ユウゴ
「………あ?」 思わぬ場での、思わぬ名前に、思わず間の抜けた声を出した。
――誰が居たって?」
ネフィー
「まあそっちは先に見た二つとは違って、火傷の痕とか、大きな傷跡とかあったけどねぇ」
「ジャンヌ・ダルク。ジャンヌよジャンヌ、あのジャンヌ!」
「元神子とかそういう話は聞いてないし、あの後わかったこととかまるで聞いてないから知らないけど、適正ある人って目をつけられて、あんな感じにされるのかなーって思った」
ユウゴ
「………」 以前、自分も共に戦ったことのある、騎士神に仕える女戦士。その横顔を思い出しながら、顎を撫でる。
「確かにあいつァ、さも、騎士神の申し子でござい、って感じじゃああったけどよ」
世の中は狭い、というか、妙な縁で結ばれているものだ。
ネフィー
「ガラスの球体にタロットのアルカナっぽいカードはっつけてあったなぁ。ま今回見てないけど」
ユウゴ
「確かに、あいつの素性は聞いてないが――
神子であるとか、そんな素振りは感じなかった。少なくとも、自分の前では。――いや、もっとも、普通にしている限り、見分けがつかないことも承知であったけれど。
「神さんに気に入られてる、気に入られやすい――そういう所、か?」 ふむ、と
「あいつが神子候補であったかどうかは知らねえが、……」 適正がある者がどう利用されるか、ネフィーの言葉を反芻するように考え込んだ。
ネフィー
「なんか辺鄙な村だったし、取り替え子も出来なかないかなーて今思った……うん、これ完全に飛躍してる」
「そういう要素もあればいいのかも? 必要かどうかはわかんないけど、祈りを力に変えるとか、そういうの考えるとなくないかもみたいな」
ユウゴ
例えばラルカ、例えばサヤ、例えばジャンヌに、共通点でもあるのか―― 「……………」 考え込むが、タイプも容姿も全く違う、さっぱりわからない。面倒くさくなって、途中で考えるのをやめた。けっ。
「その意味じゃ、おれとお前は一発落第だな」
おたがいに、神とか祈りとかとは程遠い。
ネフィー
「あはは想像出来ない出来ない」 笑って手を横にぶんぶんふる。
「だから、それを思い出したら、あの翼はやした神子が言ってた贋作発言聞いたら、元々のサヤはやっぱり居たのかもとかー」
ユウゴ
――かもな」 と、拍子抜けするほどあっさりと認める。
ネフィー
「そんでそんで、与太話まだ続くけど、」
「元々のサヤのこと、どんな形であれ知ってるかもーとか」
「実際に見て話してる説、出自を知って認識はしてる説、奈落の剣でなんかキャッチしてる説」
ユウゴ
「主語がねえぞ」 誰が何を知ってるって?
ネフィー
「ごめんごめん。私達の知ってるサヤちゃんが!」
あらやだごめんなさい的な、口元を片手でおさえながらもう片手を振る。
ユウゴ
「つまり、お前はサヤが、嘘をついているか、何かまだ隠してるって考えているわけだ?」
ネフィー
「隠してるって意識でもないかもよ? 言う必要がないから言わないだけかも」
ユウゴ
「この状況で、それはねェだろう」
ネフィー
「あるいは自分でもよくわかってないかもかも」
「そっかぁ~」 足をぶらぶら。
ユウゴ
「まあ、自分のことごと、忘れちまって覚えてねェ――そういうことはあるかもな」
ネフィー
「あとはよくわからないけど、都合よく元々のサヤの記憶を継承させた奈落の剣がサヤちゃんに埋まってるかも説とか~」
「あれ、蓄積型だから選べないかな?」
ユウゴ
「つまり、お前は、だ」
嘆息し、肩をすくめる。
「あのサヤには原型になった神子がいて、あいつが覚えてる過去はみんな、その原型から引き継いだ記憶――方法は何にせよ、そういうふうに考えているわけだ」
ネフィー
「おお。シンプルに纏まった。そんな漢字!」
感じ!!!
ユウゴ
――……」 鼻から息を抜き、
ネフィー
「実際わかんないけどね。だから与太話」
ユウゴ
「まあ、おれァ馬鹿だが、そんじょそこらの馬鹿じゃねェ。そのくれえのことは頭にあったさ。――そこまではっきり考えてたわけじゃねえけどな」
ネフィー
「うんうん、モノホンの馬鹿だったら今みたいに纏めてくんないし、竜が言ってたうんたらかんたらみたいなことも言わない!」
ユウゴ
「………」 あんまり褒められている気がしない。
――で?」
ネフィー
「で?」 笑顔で首をかしげた。
ユウゴ
「そうだな、確かに、そういうこともあるかもしれねえ。――まあ、相手はクソ怪しいクソ教団だ、何があってもおかしくはないわな」
レイヴンやフランシア(あいつら)は随分こだわってたが、おれたちのすることが、それで何が変わるってわけでもねェだろ」
ネフィー
「うん、そだね。あれこれ考えても結局、進んでみなきゃわかんないんだから。」
ユウゴ
「お前はどうだ?」
ネフィー
「このまま依頼を進めることに異論ないよ? そゆことじゃない?」
ユウゴ
「分かってンならいい」
「あいつほど嘘がへたくそなヤツはいねえ。てめえと同じようなガキどもを皆救い出すって野望は、少なくとも本物だろうさ」
「まあ――
「問題があるとしたら、ひとつ」
ネフィー
ガキと言われて、頬の横でピースして舌をだし、ウィンクして見せた。
「ひとつ?」 ピースから中指を畳んだ。
ユウゴ
ちらり、とそんなネフィーに目をやった後、所在なく視線は、事切れてもう動かない野兎の死体で止まった。
面倒くさそうに言葉を吐き出す、
「この与太話が頭から尻尾まで正しかったとして――
そして、サヤ自身にはっきりとした自覚がなかったとして――
「てめえの野望(もくてき)まで自分のものじゃねえと、放り出しちまった時だな」
ネフィー
「そん時はそん時で……事後処理請負、じゃない? サヤちゃんの依頼ではなくなっちゃうけどね」
ユウゴ
ネフィーの言葉に、へっ、と笑った。
「まあ、そんときゃ俺ァ降りるけどな」
「残飯処理は御免被る。趣味じゃねえし、面倒くせえ」
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フローラが入室しました
フローラ
残飯処理班、到着
ネフィー
「進み具合にもよるけど、基本継続でほししべから出るんじゃないかなー」
ネフィー
フローラ!?
残飯のこさずずっとたべると太っちゃうよ!
フローラ
頼まれなくても進んで残飯処理にあたっちゃうでしょこのこ・・・
ネフィー
わかる
フローラ
大丈夫よ、大体胸に行くから
ネフィー
このご都合けしからんボディめ
ユウゴ
「おれがわざわざ出なくても、ほかにいくらでもいんだろ」 ひらひらと手を振る
ネフィー
「んんー、無言の圧力(フローラ)が居ても?」
フローラ
そんな話をしていたからだろうか、木立の向こうからいくらでもいるうちの一人が姿を現した。
手には絆の魔剣を握っている。朝の稽古にでも出てきたのだろうか。
ユウゴ
――……」 ネフィーの言葉と、近づく気配に、彼女が姿を現す前に察して
ネフィー
「ありゃ、呼んじゃった?」
フローラ
「……」意外な場所で意外でもない取り合わせの二人と鉢合わせして面食らっていたが
ネフィー
ぐいんとそのまま身体を反らして、フローラを逆さまに見た。
ユウゴ
「よう」
フローラ
「おはよう。……狩りをしてくれていたの? 助かるわ、ありがとう」 地面に横たわるウサギを見て事情を察した
ネフィー
「そうそう、干し肉に飽きたーって言ってた」 歯を見せて笑う。
ユウゴ
「なあに、ほんの手慰みよ」
フローラ
「肉は多めに買ってきたつもりだったけれど、日持ちを考えて塩漬けに近いものばかりだったから、レイヴンも喜ぶと思うわ」
ユウゴ
「だろ? そういう意味じゃ、この森は丁度いいぜ。食い物が多いんだろうな、兎もまるまる太ってやがる」
フローラ
「ええ、本当に。少し、故郷の森を思い出すわ……木も草も匂いも全然違うんだけれど」
ネフィー
「うんうん、なんか感じてることも若干違うんだよね。訛りみたいな?」
ユウゴ
「故郷―― 確か西の、あー…… るするりあん、だったか」
フローラ
「ユスの森も逢魔の森もルスルリアンの森も、みんな違って、少しだけ似ている。そんな感じね」
ユウゴ
ぼりぼり、と頭を掻く。確かに漠然とした雰囲気の違いは感じるが――
「二人にゃかなわねえよ」
草木の声をきくグラスランナーと、自然とともに暮らすエルフとでは、感じることの閾値が違うであろう。
フローラ
「私は野伏の経験があんまりないから、森で迷子になったこともあるわよ」苦笑して
ネフィー
「多分、ユウゴも別の森よく見てみたら生えてる木とかちげーやぐらい思うよ」 だいじょぶだいじょぶ
フローラ
「生えている木や草が違うと、虫や鳥の種類が変わるでしょ? そうすると、夜の音から変わってくるわ」
ユウゴ
ぶは、と笑って、「エルフでもそんな事あんのか。ラルカには見せられねえな」
ネフィー
「もう見てるかもよ?」
フローラ
「ラルカにはもっと恥ずかしいところを知られちゃってるもの。今更ね」
ユウゴ
「逆にいや、そのくらいしか思わねえっての」>ネフィー
「もっと恥ずかしいところ……」
「具体的には」
フローラ
「え」
ネフィー
「せんせー、ユウゴの言う恥ずかしいの意味がちょっとアレだとおもいまーす」
フローラ
「ええと、ほら、その……ユウゴは知ってるでしょ? 助けに行った時とか、私、散々だったし…」
ユウゴ
「ああ……」 なんでえ
フローラ
「え?」 とネフィーの言葉に小首を傾げ
ネフィー
「ちょっと桃色な意味」 ふんわり>フローラ
フローラ
「桃……」しばしピンとこない様子だったが、耳がピコンと跳ねてから頬を染めた
ユウゴ
―――?」 ん、とフローラを見つめる
「姐さん、何か少し―― 雰囲気変わったか?」 こういう時はどちらかというと、ピンと来ずに目を瞬かせている印象だったが
フローラ
「ん、ん……」咳払いし 「最近、薄々思ったんだけれど、ユウゴの姉さんって呼び方、あれって姉弟的なものじゃ……」
「え? そ、そう? 変だった……?」
ユウゴ
「………」 思いもよらぬ、というか、思いもよらなかった発言に、今度は少々呆気に取られて
ネフィー
「おお、桃色の意味ぐらいはわかった……」
ユウゴ
「そういうつもりは無かったけどな……」 何となく、フローラの自分に対するこれまでの態度の数々が腑に落ちて
フローラ
「ラルカと年もそんなに変わらないみたいだし、てっきり」
ユウゴ
隠しきれずにちょっと噴き出してしまった。
ネフィー
「完全に弟みたいな感じで見てたみたいな??」
そう言いながら倒木から降り立って、野うさぎを抱えた。
フローラ
「あ、で、でも、その、あなたは物言いは乱暴だけど、ちゃんと考えてるし、ええと、その…」
ユウゴ
「目上っつうか…… 年上の女や先達を呼ぶ時の(あね)さんだよ」 「いやあ、どうりで色々世話を焼いてくれるわけだ」
フローラ
「ごめんなさい……」ネフィーの言葉が図星だったのか頭を下げ
ネフィー
「魅力的ならそりゃ実際弟でも桃色になってるよ~」 素直に頭を下げるの見て、余計に茶化すように笑う。
ユウゴ
「まあ」 くつくつと笑い、「そんなに素直に謝られちゃあ、何も言えねェな」
フローラ
「……エルフって、子供の時間が凄く短いでしょ……? だから、成人前は皆で大切にするんだけど……」
ユウゴ
「……」 そういうものなのか。でしょ、と言われても、ユウゴにはあまりピンと来ない。
ネフィー
「種族的な目線も加わっちゃったわけだね」
フローラ
「ネフィーと同じくらいの背丈でいる時間なんて、ほんの僅かな間だから」
ネフィー
「ぐんぐん背が伸びるイメージはありよりのあり」
ユウゴ
「そんなのは人間(おれら)のほうが……」 と言いかけて、ふと、以前どこかで小耳にはさんだ知識を掘り起こす。 「いや――大人の姿まで育つのは、さして変わらねえんだったか?」
フローラ
「ええ、15歳くらいまでは人間(あなたたち)とそう変わらないわ。でも苗木から大きな樹に育つのはとてもゆっくりで」
ネフィー
「でも寿命は短め」
ユウゴ
「そりゃあ、エルフの人生からしたら、子供の時分なんてのは一瞬だろうな」
フローラ
「あなた達と過ごしていると、私が過ごしてきた時間ってなんだったのかって思うわ」
ネフィー
「うん? 今まで過ごしてきた時間を否定的に見てるようなニュアンス?」
ユウゴ
――?」 フローラの言葉の意図を読めずに、しかし、 「退屈はしねェだろ?」 と、少々意地悪い感じの笑みを浮かべる
フローラ
「そうね……ちょっと後悔はしているかも。失敗ばかりして来たし、もっと頑張っていたら変わっていたのかな、なんてね」 言うほど思いつめた様子はない微苦笑で>ネフィー
ネフィー
「ままその過去あってこそ今のフローラちゃんよ」
「やり直し? も効く年齢じゃない? まだ」
フローラ
「ええ、そう。急流に巻き込まれたみたいに目まぐるしくって、退屈なんてしている暇も無いわ」
「人間でいうと55歳ってもう半ばを超えている…のよね?」
48だったわ
ユウゴ
だいぶちがう
フローラ
7年しか違わないわ??
ネフィー
??
フローラ
55はゴミカスくんでした
ネフィー
53じゃない……
ネフィー
「たぶんそう」
ユウゴ
「ああ―― まあ、そうだな」 少し考え、 「多分、ガルバのおっさんがそのくれえじゃねえか。知らねえけど」
フローラ
「……店主さんが…」70くらいなのかとばかり
ユウゴ
「………」 ショックを受けている気がする
ネフィー
「そうそう、そんな感じの年齢だったと思うよ。なんかもっといってるのでは? みたいな顔してるけどもうちょっと若いはず!」
フローラ
「……ユウゴは、ラルカと同じくらいだと思っていたけれど、ひょっとして…2、30? くらい……?」
フローラ
20代から30代ないし40代から50代
ネフィー
「もうちょっと若いんじゃない?」
ユウゴ
「あー……」 ぼりぼり、と首筋を掻き、思案気。 「どうだろうな。親兄弟もいねェし正確な年なんざわかんねえが……」
ネフィー
「あんま30っぽくみえない」
ユウゴ
「20とかその辺じゃねえの?」
自分の年齢なんて気にしたことなかったが、と
ひーふー、と指折り、「んー…… 多分、30は越えてねえと思うんだが……」
あいまいである
フローラ
「……」何も知らずに子供扱いしていたことに改めて恥ずかしさを覚えて俯き…獲物のウサギを見てふと気づいた
ネフィー
「……お? あ、仕留めてからちょっと時間経っちゃったね」 ぴろぴろと抱えたうさぎの耳を揺らした。
フローラ
「ねえ、あなた達、そのウサギ……血抜きは…?」
ネフィー
「してなーい」
ユウゴ
――あ、いっけね。つい話し込んじまって忘れてたぜ…」
フローラ
「だ、駄目よ!? 硬くなってきちゃってない? 傷むほどじゃないでしょうけど」
ネフィー
「持ってってから血抜きするもんかと思ったけど、もうした方がいいかな? 確かにそーなんだけど」
フローラ
「今からするなら、もう直接運んで捌いて貰った方が速いと思うわ……たぶん、レイヴンなら臭みが出ていてもなんとかしてくれるでしょ」
ユウゴ
「それでもあいつなら…… あいつなら何とかしてくれる……」
「と思いてえな」
フローラ
「……ちょっと使えそうな香草を探してみるから、急いで持っていてあげて」
ネフィー
「らじゃ!」
そして抱えたままキャンプ地へと走っていった。
ユウゴ
「あ、おい―― って、速ェ……」
あっというまに走り去ってしまったネフィーを見送り、頭を掻き
「あいつの足なら、問題ねえか。――姐さん、探す(モン)のこと教えてくれよ。一人で探すよか手っ取り早いだろ」
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「え? え、ええ」てっきり一緒に向かうものとばかり思っていたようで意外そうに
「……ありがとう、ユウゴ」 しかし、申し出が嬉しかったのか柔らかな笑みを浮かべて答えた
ユウゴ
「おう」 ぶっきら棒に答え、たかが香草取りに、ぐるぐると肩を回して気合を入れながら、草むらのほうへ歩いていくのであった
ユウゴ
こんなところかな
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「……」ネフィーの言っていたこと、あなたにも当てはまると思うわ。あなたは時々自分に否定的だけれど
あなたの過ごしてきた20年は親や兄弟が居なくてもきっとあなたの血肉になっていて、その根底には優しさやしっかりとした考えが宿っている
だから、これからも頼りにしているわ。
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勝手にまとめたったわ
ユウゴ
いいかんじ
ネフィー
ヨシ!
ユウゴ
言葉にならないところがお互いに
ヨシ!
ふたりとも遅くまでありがとうございました
ネフィー
こちらこそ
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途中参加ありがとう!(無許可
ネフィー
微妙にタイミングとらせづらくて
ユウゴ
ありがとう! また後編もがんばろう
ネフィー
ごめんねフローラw
ありがとうフローラ!
ユウゴ
ではではっ!
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いや、話の内容なんも考えてなかったから
ユウゴ
ぼくもかんがえてなかった
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シナリオと何も関係ない系になってしまったけど
ユウゴ
いいと思います
ネフィー
なんか適当に与太話してあとはユウゴの会話したいやつやろーーっておもってたら
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逆に、ずっと予測の話だけしてるのもなんだなってW
ネフィー
なんか普通に喋ってっててしまった;;
ユウゴ
うむ
ネフィー
割としてるから食傷だったかもだけど喋れてよかったです
<よそく
ユウゴ
ずっと深刻な話してるのもへんだしこういう何気ない話もよいのだ
うおおお寝る ノシ
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ねっふぃーともすこしなかよくなれたかな!
!SYSTEM
ユウゴが退室しました
ネフィー
またこんど
しゃべって!!!!!!!!
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ネフィーちゃん(9)
ネフィー
もっとはなさないともっとなかよくなれないよ!!!!
ネフィーちゃんはもっと年上だよ
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でも、ネフィーも自分の歳知らない系じゃない?W
ネフィー
時の流れがわからなすぎてそうだよww
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アズハールの記憶とかごっちゃだとすると
ネフィー
なおさらだめくさい
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合計年齢フローラより上だったり
ネフィー
よゆう
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少なくとも精神年齢はお花畑(フローラ)よりずっと上…
ネフィー
グラスランナー補正が入ってめちゃくちゃになる
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おわかりだろうか、このお花畑ちゃんを隊長にしていた部隊の隊員の結束を
ネフィー
類は友を呼ぶ!!!(ひどい
また
あそんで/////
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あそぼ、あそぼ
ネフィー
きょうはおつかれ~~~~
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るはおじや僧門殿もね
ネフィー
たろむ!!
!SYSTEM
フローラが退室しました
!SYSTEM
ネフィーが退室しました
背景
BGM