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登録と心得

20210130_0

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ウールヴルーンが入室しました
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アイリスが入室しました
アイリス
先達の胸を借りよう。よろしく頼む。
ウールヴルーン
うむ。よろしくだ
アイリス
では開幕は担当させて頂こう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リアン地方、イルスファール王国 "星の標"
此処は、国内でも有数の冒険者ギルド支店であり、その名を輝かしいものとしている
数多くの冒険者を誇り、高い依頼達成率を確かなものとするこの店には
国の内外、個人・組織を問わず依頼が舞い込んでくる
とは言うものの、常に忙しいわけではなく
争奪戦と呼ばれる朝の時間帯を過ぎれば、緩やかな空気が流れ始める
指名依頼も案内し終わり、店主が店の奥から姿を表す ヴィーネと代わるようにカウンターに入った彼は ふむ、と店内を見渡した
アイリス
こんな感じで入ってこれるだろうか(今少し誘導が必要なら描写しよう
ウールヴルーン
大丈夫
ウールヴルーン
その時、ドアベルを鳴らして入ってきたのは、金属鎧を着込み盾と斧を背負った赤髪のドワーフの少女であった。 
「こんにちは、だ、ガルバ。邪魔をする。何か軽く食べたい」 最近平時は私服であるこの娘が鎧を着ているということは、何か神殿で務めでもあったのだろう
ガルバ
「──、」 ドアベルの音に視線を向けると ゆっくりと手を上げた 「ああ、待っていろ。丁度、依頼が落ち着いたところだ」
ウールヴルーン
「うん。トーストとサラダとかがいいな」近くの武器置きに盾と斧を置いて、カウンター席に座った。脚が浮くが気にしない
ガルバ
「──、最近はどうだ。宝剣(トレジャード)ともなると、他所でも忙しいか」
厨房に指示を出して コーヒーを注いでウールの前に置くと そう切り出して
ウールヴルーン
「いや、別に変わらんさ。巡回中に声をかけられることは増えたがな」 香りを楽しんでからカップに口をつけ
ガルバ
「南部は引く手数多だ。そろそろ、声がかかるかもな」
アイリス
イタリアみたいな南北問題を抱えてそうなイルスファール
ユディス近くのほうが税率は安そう
ウールヴルーン
「それは前からの事だ。我はちょくちょくと参加しているしな」 「うん。美味い」
ウールヴルーン
そうだねぇ…
ガルバ
「そう言えばそうだったな」 かた、と上がってきたトーストとサラダを置いて
 
取り留めのない会話を続けていると 再びドアベルの音が鳴る
ガシャ、という音を立てて 鎧を纏った人影が店内に入ってくる
紫がかった銀色の長髪に、赤みの強い紫色の瞳 切れ長の目をした少女で その眼光からして、武人のものだと分かる
ウールヴルーン
「ん、依頼組が帰ってきたか?」 ちらと振り返る
ガルバ
「──いや、」 「見ない顔だ」
 
ガシャ、ガシャと真っ直ぐにカウンターに進んでくると 少女は形の良い唇を開く
アイリス
「冒険者登録というものをしたい。此方でよろしいか」
ウールヴルーン
「なるほど」 ガルバと少女の台詞に、新顔かと納得
ガルバ
「──、此方に記載を頼む」 登録用紙、それから羽ペンを置いて
アイリス
「相分かった」頷いて 「此方の席をお借りする」 とカウンター席について
さらさらさら、と記載を始める
ウールヴルーン
登録を邪魔しない様に、食事に集中する。──まあ、気になって時たま見てしまうのであるが
アイリス
「──、」 視線に気がつくと、ちら、と此方も視線を返して 笑うでもなく記載に集中するべく視線を戻す
「これでよろしいか」
ガルバ
「……」 受け取るとざっと目を通して 「ああ、問題ない」
アイリス
「改めて、自己紹介というものをさせて頂く」 席から降りて、胸に手を当てて
「アイリスと呼んで欲しい。"奈落の盾神"イーヴに仕える神官戦士だ。よろしく頼む」
ウールヴルーン
「───ほお」 しっかりとした挨拶に、武人だな、と感心した
ガルバ
「己の名と、店の名に恥じぬ活躍を期待する……一先ず、今日は見繕える仕事は今のところ無い」
「依頼は朝一の争奪戦と呼ばれるものに参加して取るか、指名依頼を貰えるように鳴るか、駆け込みに対応するかになる」
「精進しろよ」
アイリス
「承知した。一刻も早く、店の一員となれるように精進しよう」
「──、」 少し続く言葉に悩んで 「仕事を取るつもりで来てしまっているので、待たせてもらう。紅茶を1つ頂けるだろうか」
ウールヴルーン
「アイリス──アヤメだったか。似合う名だ」 トーストを食べ終わり、珈琲を啜りつつ独り言
ガルバ
「ああ」 頷きを返して
アイリス
「──、」 ちら、と視線をウールに向けて 「耳が良いもので、聞こえてしまった。お褒め頂き、嬉しく思う」 ふ、と小さく笑みを溢して
「お隣をよろしいだろうか、ドワーフの戦士殿」
ウールヴルーン
「む。聞こえていたか」 ならば仕方ない。カップを置いてカウンター席から降りる 「失礼した。勿論隣は構わない。我はウールヴルーン。御前の言った様に、ドワーフの戦士だ」
アイリス
「アイリスという。名乗るのはあまり慣れなく、お目汚し担っていないと良いが」 胸に手を当てて
ウールヴルーン
「神官では無いが、炎武帝の神殿にも属する身だ。冒険者以外にも、神殿の務めで市街の巡回などもしている」
「なに、堂に入ったものだ」
アイリス
「それは何よりだ」小さく頷いて 「炎武帝の教義もまた、素晴らしいものだと思う。信徒として、神殿の活動に参加するのは、良い心がけだ」
「いずれ、貴女も声を聞くことだろう。その日が来ることを祈っている」
ウールヴルーン
「さて、どうであろう。そう願いたいが、信仰は己の中にあるものだ。聞こえぬとしても構うまい」
カウンター席にかけなおし
アイリス
「その心がけは、私も肝に銘じよう」 隣の席について ガルバから紅茶を受け取る
ウールヴルーン
「さて、戦士として相応の者とは見たが、アイリスは冒険者の活動は始めてか?」
アイリス
「ああ。普段は別の場所で、仕事をしている」 頷きを返して
「此処に、」 少し言葉を選んで 「ある意味同郷のものが活動していると聞いて、私も身体を預けようと思ったのだ」
ウールヴルーン
「同郷のな」 ある意味とはなんであろう
アイリス
「ウールヴルーン殿は此処では長いのだろうか」
ウールヴルーン
「うん。まあ数年といったところだが、長いといえば長いのだろうか」 こくり
アイリス
「アッシャー=ダストという男性をご存知だろうか」
「彼が、先程言った、同郷のものなのだ」
ウールヴルーン
「アッシャー
「アッシャー? ああ、組んだことは無いが、名剣ランクのイーヴの神官戦士であったな」
アイリス
「そうか。やはり、それなり以上の評価を受けているのだな」 頷き
「含みを持たせた言い方をして、申し訳ない」小さく頭を下げて 「ただ、普段の私の職場は、あまり舌の上に載せるべきではないと思われている場所である故」
ウールヴルーン
「ふむ? 我はそう気にせぬがな。神官である以上、そこまで後ろ暗いものでもあるまい」
「──まあ、伏せるべきと判断しているならば、構わん
アイリス
「然り。ただ人は、得体の知れぬものは恐れるが常だ」これも非礼ではあるが、と添えて 「貴女とより親交を深めた時、改めて話す必要がある場合は、私も胸襟を開こう」
ウールヴルーン
「うん。軽々しく口にするものではないのだろうことは分かった。その時が来ればな」 
アイリス
「貴女に感謝を」 小さく微笑んで
ウールヴルーン
「アイリスが善良であるのは少し話をしてみれば分かるからな」 と笑い
アイリス
「感謝を。甲冑を脱げば戦士ではなく、しがない小娘でしかないのは、私もよく分かっているのだ」
ウールヴルーン
「なに、我とてそんなものだ。ドワーフとしては若輩だしな」
アイリス
「ドワーフ族の戦士は生まれながらと聞くが、そうではないのだろうか」 少し話題を振って見せて カップを両手に持ち顔を向ける
ウールヴルーン
「うーん。そういう心構えは叩き込まれたが、場所によるのであろうなぁ」
「まあ、他の種族と比べれば少人数での国などを構成するし、国民皆兵の気は強いとは思う」
アイリス
「国民皆兵か。やはり勇猛を誇るドワーフ族と聞こえるな」
「人間は、そうは中々成れない」
ウールヴルーン
「どうであろう。攻め込まれると後がない場所に国など作ったりするからかも知れんぞ。坑道とか」
アイリス
「自分たちの生業に使う素材を確保し、そして闇を見通す目を持つのであれば、合理的な考え方に思えるが」
「ただ、そこを利用する者が出てくるのはあまり良いことではないな」 ふむ、と 「悪しき魔法使いが、ドワーフ族の坑道を使って、魔神を解き放つ呪具を解放したり作らせたり、そうした話は昔話にはよくある話だ」
ウールヴルーン
「まあ、地下の深い坑道とか、それを発展させて作られた都市とかは、蛮族やそういう邪法の輩も好むところであるしな」
「そういう、攻められたら簡単には逃げられぬ場所に居を構え、人も少なければ、有事には皆で戦うほかない。そういう月日を重ねたが故、子へもそういう教育を施す。そういう者が多いのであろう」
アイリス
「なるほど。ドワーフ族が精強な理由が、窺い知ることが出来た」
「いつか、目にしてみたいと思う。こうして、冒険者となったからには」
ウールヴルーン
「そうだな。話したような、昔ながらのドワーフの国というのは、大分少なくなったと聞くが──」
アイリス
「…そうなのか、それは残念だ」
ウールヴルーン
「いや、まあ何より大破局で連絡が取れなくなってしまったところが多いとか。探せば生き残っているところも勿論あろうさ」
アイリス
「それを見つけ出すのも、冒険者の醍醐味なのだろうな」 カップを傾けて 紅茶を干す
ウールヴルーン
「ああ、探し出してみたいものだ」
アイリス
「…‥どうにも、まとまった話にならず、申し訳ない」 少し恥ずかしそうにして 「習いであれば、先達には冒険者の心得などを伺うべきなのだろうが」
「個人の興味の赴くままに、聞いてしまった」
ウールヴルーン
「なに、ここは夜は酒場だ。取り留めない話など常日頃のことだ」
「勿論、知りたいことは聞いてもらって構わない。先だって必要なのは、依頼の取り方だとは思うが──まあ、あれは、早朝店に来てみれば分かる。見たほうが早い」
アイリス
「習うより慣れろということだろうか」
「争奪戦と伺ったが……そうだな、競争相手が居る時に見たほうが良さそうだ」
ウールヴルーン
「うむ、まあ、御前ならば些かは有利だと思うがな…」
アイリス
「有利。……ということは」 ふむ
「文字通り取り合い、なのだな」苦笑して 「よくもまあ、そんな危険なことを。神職の専門家等は、取ることが出来ないではないか」
ウールヴルーン
「いや、神官なんぞは、取ってくるのを待っていればいい」
「なにせ数が少ない。癒し手は誰でも欲しい。神官と分かればすぐに確保されるさ」
アイリス
「なるほど、それは道理だな」
ウールヴルーン
「うん。どの様な人材が適切かは、分からなければガルバに聞けばいい」
アイリス
「となると、神官であり、戦士である私は、確かに有利だな」 頷き 「そうか、店主殿に聞けば良いのだな」
ウールヴルーン
「うん。最初のうちはそれで良かろう。まあ、依頼の報酬と内容、募集人員などを声をあげれば、自然と希望者が募ってきたりもするか」
集ってきたり
アイリス
「上手く出来ているのだな」 ふむふむ、と
ウールヴルーン
「理想的なのは、斥候か野伏を含めた前衛3人、神官1人に魔法使い1人、といったところだろうが、まあ、毎度そう組めるわけでもない」
「少人数が基本だから、出来ればその様な構成が望ましい、というところだな」
アイリス
「それが冒険者の1単位というところなのだな」
ウールヴルーン
「うむ。4人ないし5人が基本といえるだろう。決まっている訳ではないのだが、お約束というやつだ」
アイリス
「そういった不文律も覚えていかねばならんな」 頷き
ウールヴルーン
「まあ、それらはいずれ慣れる。いつが初仕事になるかは分からんが、頑張ってくれ」
アイリス
「改めて感謝を…‥どうにも、駆け込み依頼というものは都合はよくないようだ」 困ったように笑みを溢して
ウールヴルーン
「ああ、あっても都合がつく者がこの時間にいるかというと微妙なところだしな」
アイリス
「一先ず、私は一度戻ろうと思う。また、話に付き合ってくださると嬉しい」
ウールヴルーン
「うん、我もそろそろ一旦神殿に戻るとしよう」
アイリス
「それでは、また会うときまで壮健であるように」 胸に手を当てて小さく頭を下げて
ウールヴルーン
「宿はここだから、朝と夜は大抵いる。また声をかけてくれ」 軽く頭を下げ
アイリス
カウンター席から降りると 銀貨をカウンターに載せて 「失礼する」
と述べると、そのまま出口に歩いていく
ウールヴルーン
「うん、またな」 小さく手を振って見送り、自分もカウンターに代金を載せ
「ではご馳走様だ。またな」
ガルバ
「ああ」
ウールヴルーン
アイリスから少し間を置いて外へ出ていったのであった
 
 
アイリス
お付き合い感謝だ。
ウールヴルーン
ありがとうだ
アイリス
20210130_0 これがログ番号になる
ウールヴルーン
承知した
ではまたな
アイリス
ああ
背景
BGM