- !SYSTEM
- ユウゴが入室しました
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- マタルが入室しました
- マタル
- ここがあの女のハウスね
- ユウゴ
- はい
- ふつうにほししべでいいのか?
- マタル
- ほししべでよろすわよ
- 商業区でもいいけど多分
- そっちのがよさそうです
- ユウゴ
- ほい
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-
- ユウゴ
- 4D6 → 16[4,6,4,2] = 16
- #
-
- ―――イルスファール王国〈星の標〉/PM16:00
- 時刻は、そろそろ夕方に差し掛かろうと言う頃。
- ユウゴ
- 【✔:大雨】
[×:晴れ,曇り,雨]
- #
- その日は、あいにくの雨模様であった。
- 時折、風が吹くたびに、強い雨粒が窓を叩く音がする。
- ユウゴ
- あれ、重い
- マタル
- おや?
- ユウゴ
- そんな中、きょうは居残りを決めた者たちが、または雨を避けて避難してきた冒険者たちが、おもいおもいに過ごしていた――
- ユウゴ
- というわけでどうぞ
- マタル
- おう
- マタル
- ギ、と音を立て、扉が開かれる。窓越しに強く響いていた雨音が、店内に入ってきた。
- それと同時に、雨に思い切り降られてしまったであろう白髪の青年が中へと入る。
- 濡れた身体そのまま、ガルバの居るカウンターまで近づいていくと、
- 「終わったぞ、猫探し。本格的な土砂降りに入る前に、見つかって良かった」
- ガルバ
- 「おう。ご苦労さん」 そういって、ガルバはタオルを投げて寄越す。
- マタル
- 両手でしっかり受け取り、頭から拭き始める。
- ガルバ
- 「ああいった依頼は、最近はなかなか引き受けるやつも少なくてな」 稼ぎも少なきゃ実績にもならないから無理はないが、それでも依頼人は真剣だからきになっていたのだ
- マタル
- 「そうなのか。余裕のある者が、ちょうど今は居なかったのだな」
- ガルバ
- そういうわけではないのだが、ガルバは少し苦笑しながら、暖かい飲み物を淹れて、マタルの前に置いた。
- マタル
- 「依頼主(女の子/7歳)の助けになれて良かった」 一通り拭いたら、近くの席に座って、飲み物に手を付けた。
- ガルバ
- 「………」 マタルのそんな様子に、ガルバは少し笑んで仕事に戻る。
- マタル
- 表情や口調の抑揚は控えめで、顔だけではなんとなく感情が伺い難い。温かい飲み物を少しずつ喉に通していって、一息ついた。
- ユウゴ
- と―― 再び音を立てて扉が開き、先ほどの彼よりも騒々しく、どかどかと新たな客が入ってきた。
- 「はー、着いた着いた。――ったく、ついてねェ」
- ぶるぶる、と濡れた犬がするように頭を振ると、濡れて下がっていたぼさぼさ頭が元通りの姿を取り戻す。
- マタル
- 雨に降られた来訪者を気にして、首にかけていたタオルを掴む……が、取らずにそのままにした。
- 自分なりの親切心で渡そうとしたが、すっかり湿ったタオルを渡したところでどうにもなりはしないのだ。
- 視線を上げ、ガルバを見やった。
- ガルバ
- 「………」 ガルバは肩をすくめた。
- ユウゴ
- 背中に身の丈ほどもある太刀を背負った、少々傾いた外見の青年である。大股で店を横切るように歩くと、カウンターに程近いところにある暖炉へ寄る。「しっかし冷えてきたなあ。こりゃ、今年の冬は厳しくなりそうだぜ」
- 背負っていた太刀を壁に立てかけ、暖炉の前に椅子を引っ張ってきて座る。こうして放っておけば乾くだろうという考えのようだ。
- マタル
- 「あいつには要らないのか」 とガルバに問うた。
- ユウゴ
- ガルバがマタルに何か答えるより先に、「おう、おっさん。酒。熱燗頼むぜ」
- 椅子にどっかりと座ったまま顔だけを向けて、そう注文をつける。
- ガルバ
- 「だそうだ」 と、マタルに言って、ガルバは酒の用意をし始める。
- マタル
- 「暖炉前で酒でも飲んでいれば、気にするまでもないか……」
- ユウゴ
- 「ついでに、何か喰いモン――」 そう言いかけたユウゴの言葉が、途中で途切れた。
- マタル
- 「それでも、俺は拭いた方がいいとは思うが」 ちら、と後ろを向いた。
- ユウゴ
- 目と目があった。
- マタル
- 薄紫色の目にユウゴの姿が映る。
- ユウゴ
- 「――……」
- 片眉を上げ、マタルの顔を確かめるようにじろじろ見る。幽霊でも見たかのような表情だ。
- マタル
- 「……?」 その視線の意図が掴めないようで、わずかに眉根を寄せてユウゴを見ている。すると、何やら思い立ったようで、
- 「なんでもいいなら、つい今しがた使ったタオルならあるが……」 首にかけたタオルを手にとった。
- ユウゴ
- 「―――」 ぱくぱく、と口が動き。
- 「おま……」
- 朴訥にタオルを寄越そうとする、彼の顔は、とある魔域の中で出逢った人物と瓜二つで。
- 「おいおい。お前、なんでここにいンだよ。いつ生き返ったんだ?!」
- マタル
- 「……いき??」 要るとも要らないとも言われず、予想外の言葉を投げかけられた。
- タオルを持ったまま、 「誰かと間違えているか……もしかして、会ったことがあるのだろうか」
- ユウゴ
- 椅子から半ばずり落ちたまま、拍子抜けした声で、「……覚えてねェのか?」
- マタル
- 「いや、それだと辻褄が合わない……俺はまだ、そういったことで操霊術士に世話になったことがない。生き返ってはいないぞ」 むむむ。と軽く唸る。
- ユウゴ
- 若干の沈黙が落ち、ガルバ含め、視線を寄越していた周りの客たちが、自分のすべきことに戻る。
- マタル
- 「恐らく、俺とお前は会っていない。人違いじゃないか?」 ついでとばかりに、ユウゴが頼んだ酒をガルバから渡されると頷いて、それをユウゴの元へと持って近づいていく。
- ユウゴ
- 椅子に座り直し、少し自分を落ち着かせながら、「サーリー……じゃねえのか?」
- どう見ても顔だちは似ている――他人とは思えない程に。
- マタル
- 「む。確かにそう呼んでくる知人は居たが……。そういった仲の者を、流石に俺でも忘れることはないと思う」
- ユウゴ
- 「………」 酒を持ち、近寄ってきた彼をじっと見上げる。他人の空似にしては似すぎているが、しかし、彼が嘘をついているようにも思えない。
- マタル
- 「俺の名はマタル・サーリヤ。お前は?」 確認するように問いながら、テーブルに酒を置いた。
- ユウゴ
- 「ほんとに別人かよ……」
- 「世の中にゃ、3人はてめえと同じ顔をしたやつがいる――なんて話を聞いた事があるが」 それにしても出来すぎだろ、と溜息ついて、ぱしっと奪うように置かれた酒を手に取った。
- 名前もどことなく似ているし。
- マタル
- 「本当に忘れていたら面目ない。名前を聞いても、思い出せないものはしょうがない」
- ユウゴ
- 「いや。それならいいんだ、知り合いによく似ててな、あんた」
- 「ひょっとしたら、その知人ってのも――」 同じ理由からかもしれない。
- マタル
- 「そうか。知り合いでなく、悪いな」 とりあえず、と謝った。
- ユウゴ
- 「あー…… マタル、だったか」
- 謝るなよ、と言って酒を一口。温められた酒が、冷え切った身体に活を入れてくれるようだ。
- 「俺ァ、ユウゴだ」 短く、そう名乗った。
- マタル
- 「ユウゴか」 やはり聞き覚えがないなと一度頷いて、 「ここでの知り合いは、まだ少ない。俺は流されてから、まだ半年も経っていなくてな」
- ユウゴ
- 「へえ」 と言いながら酒をもう一口。傍にあった椅子――誰かがユウゴと同じように、暖炉に当たるために持ってきたものだろう――を顎で示した。座れよ、と言うように。
- 「流されて――ね。そりゃ災難だな」
- マタル
- 促されるまま、素直に座った。
- ユウゴ
- 「そういうやつの話はここじゃ珍しくねェが、あんたもそのクチとはね」
- マタル
- 「元の大陸に戻れないらしいし気がかりだが、一応生活できているしそこまで災難ではない……とは思っている」
- ユウゴ
- 「―――」 別人、と分かっていても、やはり何かを考えざるを得ないが、今度はユウゴは口にしなかった。
- 「そりゃ何より」
- マタル
- 「暑い日は、あの砂漠の地を懐かしく思ったものだが、それでもこちらの方が過ごしやすい。」
- ユウゴ
- 「砂漠……」
- マタル
- 「先程、冬は厳しくなりそうと言っていたが……こちらはそれ以上に冷えるのか?」
- ユウゴ
- 酒を一口含み、喉に流して。「――そうだな。おれも他所者にゃ変わりねェが、もう1、2月もしたら、息も白くなる」
- マタル
- 「そうか……防寒具を用意しておかねばな」
- ユウゴ
- 「だがまあ、悪い事ばかりでもねェ」
- にっと笑い、「おう、おっさん。こっちの兄ちゃんにも同じ酒」
- ガルバ
- やれやれと肩をすくめ、ガルバは酒を注ぐ。
- マタル
- 数度瞬きしてから、自分の財布の中身を確認した。
- ユウゴ
- そんなマタルの様子に、からからと笑い、「心配すんな。こいつはおれの奢りだ」
- ガルバ
- 「人に奢る前に、ちゃんとツケを払ってほしいもんだな」
- ガルバはそう口を挟みながら、キャロラインに酒を運ばせる。
- マタル
- 「そうか」 ツケと聞いて、再びユウゴを見直して、 「そうなのか」
- ユウゴ
- 「つまんねえこと言うない、次の依頼で倍にして返してやるっての」
- マタル
- 「奢りはありがたいが……いいなら、いいか」
- キャロライン
- 「もー、ユウゴさん、その台詞、前も言ってたじゃないですか。マタルさん、どうぞ」
- キャロラインは、ユウゴに呆れた顔をしつつも、にっこり笑って、温めた酒をマタルに差し出す。
- マタル
- 「ありがとう」 キャロラインに一度頷いて酒を受け取ると、しばしそのまま両手を温めた。
- キャロライン
- 「マタルさん、ごゆっくり」
- ユウゴ
- 「おいおい、おれは?」 などと言うようなやり取りがありつつ。
- マタル
- 律儀に頷き返した。
- ユウゴ
- 「飲めよ。身体が暖まるぜ」
- マタル
- 「そうだな……思いの外、身体も冷えているようだし、そうしよう」 ゆっくりと飲み進め始めた。
- ユウゴ
- パチパチと、薪の爆ぜる音が穏やかに響いている。それを聞きつつ、マタルを横目に見て、ユウゴもまた一口酒を飲んだ。
- マタル
- 悪くない味だと緩く頷きつつ、ユウゴに 「……あてはあるのか?」
- ユウゴ
- ん、と酒杯から口を離し、「なんの話だ?」
- マタル
- 「次の依頼と言ったろう」
- ユウゴ
- 「その話か」 と、宙に視線を彷徨わせ、ふむ、と考え込み
- 「サーリ……じゃなかった。マタル。お前ェ、腕は立つのか?」
- マタル
- 「それなりに、とは思っている。」
- ユウゴ
- 「へえ」 と、にやりと笑み、「さっきの様子を見た感じじゃ、お前ェの懐も寒いと見た」
- 酒の一杯を前に、財布を確認していたことを目敏く覚えているのだ。
- マタル
- 「俺はただ、ガルバが気の毒だと思っただけだが……確かに、そうだ。よくわかったな」
- ユウゴ
- 「なら、お前も一枚噛むか? 逢魔の森から出てきたっつう、物騒な魔物退治なんだがよ――」
- 身を乗り出すようにして、楽しそうに――物騒な、という所が特に楽しそうに、儲け話の算段をはじめて――。
- マタル
- それを真面目に聞きに入り、相槌を打つ。暖炉に照らされながら、時折酒を口にして。
- ユウゴ
- 身振り手振りを加えながら語るユウゴに、生真面目に耳を傾けるマタル。キャロラインがそんな様子を遠目に見守り、笑んでいて――
- ユウゴ
- おれはこんなところでよさそう
- マタル
- こちらもここでよさそうです
- ユウゴ
- なんだかいい景色
- おつかれさまでした!
- マタル
- ガルバがかわいそうだからはやく返してやって(返さなない
- おつかれさまでしただらだらありがとう!!!
- ユウゴ
- かえさない
- さんきゅーまたよろしくお願いします
- 次は卓などで…
- マタル
- ですよね
- ユウゴ
- もてん
- マタル
- またよろしく卓……
- 3に
- あがらなきゃ
- ユウゴ
- がんばれ
- マタル
- がんばろう
- ユウゴ
- ではではではで
- は
- マタル
- ノシ
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- マタルが退室しました
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- ユウゴが退室しました