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幕間:シチューを召し上がれ

20200716_0

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ダニエルが入室しました
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ルインが入室しました
ダニエル
適当にやって適当に解散だ
ルイン
はい
ダニエル
というわけで描写してくぞ 時間帯はいつがいい
ルイン
午後かな。私はテーブル占領してゆっくりしてよう
3時くらい。
ダニエル
おうよ
 
 
 
 
 
 
リアン地方、イルスファール王国 "星の標"
此処は国内でも有数の冒険者ギルド支店としてその名を輝かしいものとしている
数多くの冒険者を揃え、高い依頼達成率を誇り
国の内外から依頼が舞い込むこの店も
静かな時間帯というものは存在する
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BGMを変更 by ルイン
innocence100%
 
昼下がり。ゆったりとした時間が流れていて 人はまばらだ
ルイン
「─────」 そんな店内。黒いゆったりとした服に黒いヴェールという、喪服の様な姿の少女が、一人でソファのあるテーブル席を占領して、紅茶を片手に読書をしている。
 
きぃ、という音が一つ 行儀悪く足で扉を空けて、店内に入ってくるのは白いシャツにサスペンダーにジーンズ、ブーツ姿の少年で 紙袋を両手に抱えている
ダニエル
「戻ったぜおやっさん…っても居ねえかこの時間帯は」 そのまま入店すると袋を抱えたままカウンターへと向かう
ルイン
「───」 時折、ぺらりぺらりと頁を捲る音がする。それが少女の周囲に響く唯一の音であった。
ダニエル
「ふー……駄賃駄賃と」 カウンターに紙袋を降ろすと 中からリンゴを取り出してなんとなしに店内を眺める 「──、っと」
「よぉ、ルイン」 見知った少女に声をかける
ルイン
「───」 かけられた声に、頁を捲ろうとした指が宙で生死する 「──ああ、貴方」 顔がゆっくりと向けられ、唇から出たのはそんな言葉だった
ダニエル
「顔は覚えてくれたみたいだな」 苦笑気味の笑みを浮かべて ごそごそとリンゴをもう一つ取り出すと そちらへと向かう
ルイン
「名前も覚えているわ」 薄い金属で出来た、猫の形の栞を挟み込んで、本を閉じる
ダニエル
「ほらよ。おすそ分け」 テーブルの上にリンゴを一つ置くと 席にはつかず立ったままリンゴをかじり始める
ルイン
「───」 目をぱちくり 「…………」 リンゴをじっと見つめて、ついでそれを齧るダニエルに目を向けた
ダニエル
「くぅ…やっぱりデライラちけえと鮮度が違うな」 しみじみと味わう 「……ん?」
「…‥ああ、剥かないと食えないって?」 そういうこと?
ルイン
「そういう訳ではないけれど」 暫し考え込み 「そのまま齧るのは、難しいと思って」
ダニエル
「ちょっと待ってろよ……どうせ居ねえんだ、適当に借りてもバレねぇだろ」 手早く自分がかじってたリンゴを食べ終えると ルインの前に置いたリンゴを持ち上げて
ルイン
「ん……」 リンゴの行方を視線で追う
ダニエル
厨房のある場所へと入っていって 包丁を手に戻ってきた
「皿はこれと」 こと、と置いて
「ちょっと借りるぜ席」 対面の席に着くと
しゅるしゅる、と器用に包丁で、一つつなぎにリンゴの皮を剥いていく
「──、よし、と」 皮を剥き終えると 皿の上でリンゴを割って行って 種を外し 緩やかな三日月が6つ程作られる
「こんなもんでどうだ」
ルイン
「───」 再び目をぱちくりとし、リンゴを見つめる
ダニエル
「……?」 怪訝そうに 「……」 ちょっと考え込んだ
ルイン
「存外、器用なのね。予想外だわ」
ダニエル
「……苦手だったか?…ってそっちかよ」 がっくり
「言っておくが、」半ばジトッとした目を向けて  「俺の趣味は料理だ」
ルイン
「なかなかここまで綺麗に剥かないもの。私は、4つか6つに切るくらいだと思ったわ」
「……ああ、そういえば、ここの料理に妙に詳しかったけど、そういうこと」
ダニエル
「そんなの包丁じゃなくても出来るだろうが」 包丁をテーブルにおいて 「まあ、標の飯はつくる手間考えるとバカバカしくなるくらい美味いけど」
ルインの言葉には半分同意といった風を見せて
「料理は、作って食うまでが楽しいからな。それに、」
「多少なりとも感想もらえるのが楽しかったな」
ルイン
「────そう。確かに、誰かに食べて貰ってこそよね」 そう言って店内を見回すと、イーライを呼びつけ、カップを一つ用意させた
カップを受け取ると、ティーポットから紅茶を注いで、対面のダンについと差し出す
ダニエル
「……」 今度は此方が目をパチパチさせて
ルイン
「お裾分けよ」 そう言うと、自分は袖を捲って指先を出し、リンゴをつまんでしゃりしゃりと食べだした
ダニエル
「じゃあ貰っとかないとな」 にっと笑って 「ありがとよ」
「厨房貸してくれるって言うから、細々としたもんとか買い出しにいったのに、居ねえんだもんな」
く、と一口啜って
ルイン
「───甘い」 リンゴの甘みに、感想といえない感想を漏らす
ダニエル
「んー・・・」 茶の味は分からねえなぁ、とか思った顔
「そりゃ熟してるリンゴだしな」 苦笑して
ルイン
すぐに次に手を付けるあたり、気に入ったのだろう
ダニエル
「アップルパイとか焼けたら楽しいだろうな」 カップを置いて
「お茶請けっての?そういうのには良さそうだ」
ルイン
「悪くないわね」 紅茶をひと啜り
ダニエル
「お口にあうようで何よりだ」 襟足に触れて
ルイン
「───」そっちじゃないけれど、こちらも美味しいし、まあ、良い 「得意なのは、何」
「料理」 言葉足らずと自覚して、付け足し
ダニエル
「んー…あらかたそらで作れるけど、」 得意か、と言われて
「つくるのが好きなのは肉料理。叩いたり塩加減したりな。後美味い…ただよく作ってたのは」
「シチューだな」
「少佐が、一番スプーンを進めてたからからよ」
ダニエル
からが1個おおかった
ルイン
「肉料理、シチューか……」
「少佐? 軍人?」
ダニエル
「ただまあ、作り甲斐はあんまなかったな」 苦笑して
「だまーって黙々と食うもんだから美味いのか不味いのかはっきりしねえ」笑って
「ああ。元、な。俺の……なんて言ったらいいんだ、養父?で」
「一緒に傭兵やってた」
ルイン
「ふぅん……」
しゃりしゃりとリンゴを齧っては気の無さ気な返事をする
「文句が無いなら、美味しいということじゃないの」
ダニエル
「そう取ってるよ」 にっと笑って 「でもよぉ、そう取ってやってるのはこっちが折れてるだけだから」
「なんか不公平だよなぁ」
ルイン
「そう。じゃあ作ってみなさいよ。私が判断してあげるわ」
ダニエル
「おお?」 ちょっと驚いて 「……んー、そうだな」
「どうせ居ないし借りても良いだろ」 立ち上がって 「仕込みからやるようなもんじゃないから美食家には合うか分からねえけど」
「久しぶりに作れるってのは、嬉しいな」 また笑う
「少し時間くれよ」
ルイン
「別に美食家じゃあないし……本でも読んで待ってるわ」
ダニエル
「あ、リンゴもう一つくらい剥いてもいいぞ」 いい添えるようにして 「一袋まるまるリンゴだしな。バレねえよ」
「部屋から道具取ってくるわ」
ルイン
「………そんなに食べる様に見えるのかしら」 居なくなってからふと漏らして
ダニエル
戻ってくると、簡素なエプロンに キャンプ用の調理道具一式 等を持ってきて
ルイン
手が再び本を開くと、時折頁を捲る音が響く
ダニエル
後ろ髪を髪紐でまとめると厨房に入っていった
1時間程だろうか
シチューの出来栄えは
2D6 → 4[3,1] +4+3+1 = 12
変転してやる
ルイン
男の子の意地を見た。
ダニエル
11+4+3+1 = 19
19だからまあ、不味いとは言われないはずだ
ルイン
「…………」 視線は手元の本に落としながらも、時折、気になるのかそちらに目が向く
プロの最低限は軽く超えてるわね
ダニエル
「ちょっと待ってろよ」 鍋敷きをテーブルに置いて 
鍋つかみを嵌めた手で鍋ごと持ってくると 二人分の食器を用意して
ルイン
「……まあ、そういう料理だけれど、多くない?」 とか言いつつも、本はしまってしまい、ヴェールは顔の正面からは除けて
ダニエル
「後これな」 パンもちょろまかしてきたようだ 「まあ、残ったのはおやっさんに任せるよ」
パンの入った籠を置くと 皿にシチューを盛っていく
ルイン
「─────」 姿勢を正して素直に待っている
ダニエル
ナス、玉ねぎ、人参にブロッコリーに鶏肉の具、ミルクの香りが仄かにした後、香辛料の香りが続く
「ほらよ」 目の前に置いて まず反応を見たいのか そのままルインを見る
ルイン
「───」 伺えば、目はじっと料理を見つめていた
ダニエル
「?。食べていいぞ」
ルイン
「──ええ、頂きます」 伏し目がちな表情で言うと、スプーンを持ち、シチューに差し入れて
ダニエル
「ほうれん草なんか入れても美味いよな。甘くて」 なかったんだよなぁと
ルイン
「───」 ふう、と、何度か顔の前で小さく息を吹きかけると、小さく開けた口の中へ
ダニエル
「…‥」 何処か落ち着かない。何しろ、女の子に食べさせるのは初めてだった。野郎にはいっぱい食わせたけど
ルイン
「────」 ゆっくり咀嚼すると、小さく喉を鳴らして飲み込み、それを何度か繰り返して、はたと止まる
「……美味しいわ」 見つめられていた事に気付き、少し赤くなりながら
ダニエル
「……」 その様子を見て どこか懐かしい気持ちになったのか 目を細めるようにして少年は笑っていた 「ん…ありがとよ」
自分の分も用意すると対面の席について 「……ちょっと心配だった。女の子に食わせるのは初めてだったから」 纏められた襟足に触れて
「ごつい野郎どもはうまいうまいって食ってたけど、味覚は信用できねえからさぁ」 はは、と笑って
ルイン
「……そうね。好みが別れるなら、少し塩気が強いかしら」
「傭兵なんてやっていれば、こちらの方が好まれるでしょうけれど」
ダニエル
「まあ、塩分は大事。ってな」 ちょっと困ったように笑って
「糖分は重要だって、砂糖を直で舐めるやつとずっと一緒だったから、その辺り俺も怪しいかもしんないな」
ルイン
「まあ、些細な好みの問題。ああ」 と気付いてパンをシチューにつけ、齧る
ダニエル
「次つくる時は覚えておくさ」 次があればだけど
ルイン
「──うん。パンを付け合わせると、丁度いいのね」
ダニエル
「好意的に見てもらえて助かるよ」 笑って
ルイン
「別に、好意的じゃない。感想が欲しかったんでしょ」
ダニエル
自分もスプーンを進めていく
ルイン
「世辞は言わないわ」
ダニエル
「…‥それは嬉しいね」 少し照れたように頬をかきつつ
「ルインには作り甲斐がありそうだな」
「ちゃんとした評価がもらえる気がする」
ルイン
「不味いものでも文句は言わないけれど、評価が欲しいというなら遠慮はしないわ」
ダニエル
「どうせ食わせるなら美味くしたいだろ」
「次はお茶請けが作れるようにしてみるさ……読む本が決まったな」一つ頷いて 「そろそろ、『美味しい野菜の育て方』は終わるし」
ルイン
「……………」
「まだ読んでたの?」 あれ
ダニエル
「いやほんと、読むの苦手なんだよ…」
「読んだ所で菜園作れるわけじゃねえしな」
ルイン
「…何で読んでるわけ」
ダニエル
「んー…"良い兵士ほど本を読め"っていうのが、一番覚えてる言葉だからかな」
「まあおかげで、」 「野菜型の蛮族とか魔神が出てきてもなんとかできるぜ」きっと
ルイン
「───そう。それは良かったわね」 シチューの相手に戻る。
ダニエル
「だから、まあジャンルはどれでもいいんだ」
「言いたいのは、きっと、視野を広くもてってことだろうしな」
「読んだ所で、そうなるかは別としてな」 困ったように笑って
ルイン
「まあ、モノにならなくても、暇つぶしにはなるわ」 とかお話している間に平らげた
ダニエル
「出来れば、読書(それ)以外で時間を潰したいね」 俺は、と
ルイン
「例えば?」 瞳を向ける
ダニエル
「料理か、女の子相手に話したりとか、そういう方が俺は楽しいよ」
ルイン
「そう。両方出来てよかったわね」
ダニエル
「お陰様でな」
「ルインは何を読んでたんだ?」
ルイン
「歴史小説」
ダニエル
「……そりゃまた」 「しぶいね」
ルイン
「参考になるわよ。主人公はこの国の王だし」
ダニエル
「ああ、この辺りのか」
ルイン
「脚色はあるけれど、概ね史実らしいわ」
「まだ生きている本人からしたら、勘弁して欲しいでしょうけれどね」
ダニエル
「嘘みたいな話を現実にやってるからなぁ。王様」
「どうして結婚しないのか、とかは色々話したな」
傭兵仲間でも、と
「敵方の女ドレイクに心を奪われたままだから、とか。頼りにしてた相手を死なせたから、とか」
「これ以外は不敬罪だわ」
ルイン
「────」
「まあ、一部の界隈だと、耽美ものも人気らしいわ」 薔薇な感じの
ダニエル
「ま、そういう話もあったな……」 うげって顔しつつ 「あんまりそっち系は考えたくねぇ」 襟足触って
ルイン
「まあ、どうでもいいけれど」
「そろそろ私は休むわ」 昼だけれど
ダニエル
「贅沢なやつだな」 笑って 「まあ休暇の日は寝溜めしたくなるよな」
「俺は本を見繕いにもう一度街行くかな」 シチュー鍋を持ち上げて 「片付けはしておくからもういいぞ」
ルイン
「──予定があるから休憩するだけよ」
「ああ」 ふと思い出し 「ごちそうさま」
ダニエル
「おう」 笑って
予定、については触れずに
鍋を一度置いて 緩く手を振った
ルイン
「────」 一旦足を止め、ごく小さく頷くと、とんとんと階段を登っていった
ダニエル
「──、デートかねぇ」 居なくなってから呟いて まあ美人だしなと片付ける
ルイン
こちらはOKです
ダニエル
リンゴや細々としたものもついでに整理して並べ
シチューについては張り紙を添えて
道具を片付けてから、ダニエルもまた、店を出ていくのだった
ダニエル
こんなところだな
とりとめのない会話がいい感じだ
また適当に時間が空いたら遊ぼう
え~とログは
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BGMを削除 by ルイン
ルイン
はーい。ありがとうございました
ダニエル
20200716_0 これだな
ルイン
では中の人もお休みなさい…
了解よ
では
ダニエル
うむ
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ルインが退室しました

出目統計

23456789101112合計平均
23456789101112合計平均
ダニエル
0.0%0.0%1100.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%1回4.00

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