- !SYSTEM
- ユウゴが入室しました
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- ネフィーが入室しました
- ネフィー
- ア
- ユウゴ
- うむ
- 場所はどこにしようかね
- ネフィー
- 無難だとほししべ、商業街の酒場、花街
- 花街さん!?
- ユウゴ
- うーん
- ネフィー
- 食べ歩きゾーン
- ユウゴ
- 食べ歩きゾーンにするか(前にいつかやった市場のあたり
- ネフィー
- 夜のほししべのお庭でなんかやってるやつとか
- おっけ
- ユウゴ
- 適当に描写します
- ネフィー
- わかる
- やったー!
- #
-
-
-
- 王都イルスファールの商業街は、夜になっても煌々と灯りがともり、人々でにぎわっていた。
- !SYSTEM
- BGMを変更 by ユウゴ
- 市場60%
- ネフィー
- BGMだ。
- #
- もちろん、昼と夜では、客層が違う。
- 衣料品、宝飾品、食料品と、さまざまな店が出て、市が立つ昼間とは違い、夜ともなれば、喉を潤し、空腹を癒すたぐいの店が主役となる。
- ユウゴ
- ネフィーからどうぞ。
- ネフィー
- ん
- #
- そんな、どこか少し猥雑なエネルギーの渦巻く通りを歩けば、心が浮き立つようだ。尽きる事のないざわめき、呼び込みの声、嬌声に、人々の笑い声、グラスのかち合う音。
- ユウゴ
- 自由に登場してください
- ネフィー
- 足取り緩やかにふらふらと、小さめの人影は、なんとなく懐かしさを持ちながら行き交いに紛れる。
- 通りで、適当に食べ歩くにはちょうどいいものを売っている店に立って、 「それくーださい」 と愛想良く注文し、食べ物を提示されたらお代を払った。
- #
- 誰も、ネフィーに気を留める者はいない。行き交う人々は、それぞれに、ささやかな楽しみを享受している。
- ネフィー
- 串に刺さったいろいろ。その一つを口に含みながら、再び歩き出した。
- どこかに割り込むこともなく、人々の様々な声や音に耳を傾けながら。
- #
- ネフィーとは関わりのない、人の流れ。その流れに逆らわず、紛れるようにして、彼女はふらふらと歩いていく。
- ユウゴ
- ――と。ふと通り過ぎて、止まった脚がある。
- 「――……ん?」
- すれ違ったのは、ユウゴと呼ばれているネフィー馴染みの男であった。
- ネフィー
- 嚥下すれば、次の食べ物を口に含んで……止まった流れが視界に入って、自然とそちらを見やった。
- ユウゴ
- ボサボサの頭の、目つきの悪い男だ。少々奇抜な傾いた格好をしており、背中には大仰すぎる程の大太刀を背負っている。中には、立ち止まった彼に近づくまいと、あからさまに避ける人もいたが、本人はまるで気にした様子がない。
- ネフィー
- 「……んあ? あー、ユウゴじゃん」 ユウゴを見留めて、そのまま止まる。人の流れは、ネフィーを避けて、再び流れる。
- ユウゴ
- 両のポケットに手を突っ込み、無駄なく引き締まった長身を、姿勢悪く背筋を丸めている。ネフィーの方へ歩み寄り、「ネフィーじゃねえか。奇遇だな」
- ネフィー
- 柔らかな銀色の髪が、ふらふらと揺れる。
- ユウゴ
- 「おっ、旨そうなモン喰ってやがるな」
- ネフィー
- 「やっほ。ぐーぜんだねぇ。何か食べ物とった?」
- 悪気はない。ちょっとだけからかいが入って。
- 「でしょ。さっき向こーで買った」
- ユウゴ
- 「ねェよ。ちょっくら何か腹にいれようと思って歩いてたのは確かだがよ」
- と言って、空きっ腹を手で撫でた。
- ネフィー
- 「じゃあげる」 はい、と食べかけのまま手渡した。
- ユウゴ
- あん? 「――いやに素直だな」 と言いつつも、しっかり貰うものは貰うユーゴ。
- 食べかけの串焼きを一口食べて、「お前もメシか? だったら、付き合えよ」
- ネフィー
- 「えーそう? この先にもあるし、別にいっかなーって」
- 「いいよー、適当に食べよ食べよー!」 へらっと笑って、快諾した。
- ユウゴ
- 「よし。じゃ決まりだな」 にかりと笑って、ネフィーを先導するように歩き始める。通りに並ぶ店をぶらぶらと見ながら、酒や食べ物を買っていく。
- 少しの後、両手いっぱいに持った食事と飲み物を手に、通りに張り出すように並べられたテラス席のひとつを陣取るのだった。
- ネフィー
- 「めちゃくちゃ持ってるのウケる」 前に見たテーブルに並んだ食事より今回はすごくあるように思えたのだ。
- 「よっぽどお腹空いてたんだね」
- ユウゴ
- どかりと椅子に腰かけて、 「懐もあったけえしな」 けけけ、と笑う。
- ネフィー
- 残りの料理とか持って、適当に並べた。
- ユウゴ
- 「おう。適当に喰え、喰え」
- ネフィー
- 「やったー! それじゃいただきまーす❤︎」 両手合わせた手の甲を頬にくっつけてありがたがる。
- 「こないだのばばばばばっさりしたお金が残って……じゃないか。勝ったかなー」 チンチロリンとかそういうやつーと。
- ユウゴ
- 片手に串焼き、逆の手に酒瓶を握り、がつがつと喰う。「ようふぉうっへほほろだな」
- 「―――」 ごくり。
- ネフィー
- 「連勝じゃん。道理で機嫌も気前もいーよね」
- ユウゴ
- 「まあな」 と言って、しばし腹を満たす為に注力し、すこし腹が膨れてきたところで
- ネフィー
- 「あ、これいけるー」 とか言って食べ進める。ユウゴほど勢いよく多くを食べることは叶わない。
- ユウゴ
- ふと、「――そういや」
- と、ネフィーに話の水を向けた。
- 「お前あれから調子はどうだ。身体は何ともねえのか?」
- ネフィー
- 「あーに?」 肉を咀嚼しながらユウゴを見て、 「あーうん、んーと」
- 「一応〜、」
- 「戻ってきてからのちょっとの期間が一番しんどい感じだったぐらいでー」
- ユウゴ
- しんどい、の辺りで、 「………」 食べる速度を少し緩めて、ネフィーの話を聞く。
- ネフィー
- 「こないだ依頼一緒だったでしょ。だからもう大丈夫じゃない? 多分」 うんうん、と咀嚼しながら頷く。
- ユウゴ
- 「――ま、確かにシュラに行った時にゃ、いつものお前だったがよ」
- 「しんどいってのは?」
- ネフィー
- 「私一週間同じとこ連続して泊まったの、あれが初めてだったなぁー」 自分のグラスに酒を注いで、煽った。
- 「んー? んーん。んんうん。」 首を右に傾げ、左に傾げ、
- 「うん」 うん。
- ユウゴ
- 「……なんだよ」
- 若干、半眼になった。
- ネフィー
- 「そんな反眼になることないでしょー」
- 次の串をとって、食んで、酒で流した。
- ユウゴ
- 「お前がはっきりしねェからだろ」
- ネフィー
- 「やー、うん」
- 「えーとほら」
- 「まずは身体的にっていうのからと」
- 「治してもらったけどね、なんか痛いのしばらく残っちゃったやつね」
- 空いた串の先で宙をくるくると円を描く。
- ユウゴ
- 「まあ、そりゃ…… 実質、あいつに酷使されたのはお前の身体だしな」
- 「むしろ、それくらいで済んでラッキーと思わなきゃよ」 酒を飲み、具のなくなった櫛を振って
- ネフィー
- 「まあねぇ。下手したらあれでしょ、どっか欠損するみたいな」
- ユウゴ
- 「それで済みゃいいけどな」
- 「――で? まずは、って言うからには、まだあんだろ」
- ネフィー
- 「あいや、死んでなくて良かっただね、うん」
- 「んぐ」
- 微妙にむせそうになったが飲み物で事なきを得る。 「うん。……まあ……」
- ユウゴ
- 「………」 歯切れの悪いネフィーを、しかし、意外な事に、せっつく事もなく見ている
- ネフィー
- 「その……せいしんてきなものも?」
- もにょりつつ、食べ続けつつ。
- ユウゴ
- 「……っつーと……」
- 言葉を切り、ネフィーをしばし見ていた。酒を呷り、瓶をテーブルに置いて
- 「言いたくなきゃ、無理に聞く気もねェが」
- 「――実際、お前、どこまで覚えてんだ?」
- 「お前があの指輪の魔域に吸い込まれちまってからの事をよ」
- 「どういう感じなんだ? お前は、ネフィーなんだよな?」
- ネフィー
- 「う……うーん……。や、戻ってこれた時は、全部ってわけじゃなかったと思うんだけど」
- 「日を追うごとになんか……色々思い出したような、見たような感覚で……」
- ユウゴ
- 「――……」 椅子の背もたれに身を預け、腕組みをしてネフィーの顔を見やる。
- ネフィー
- 「……結局、全部覚えてた事になるのかなぁ……?」 空いてる人差し指でこめかみをぐりぐりとまわし押す。
- ユウゴ
- 「……てめえが別人だった事を覚えてるなんざ、おれにゃ想像もできねェな」
- ネフィー
- 「いやいや私絶対アズハールじゃないでしょ、ネフィーって気でいるもん」
- ユウゴ
- 「いや、ラルカたちの話じゃ、全くの別人って言うのとも違うのかもしれねェけど」 「生きた時代も、名前も、生き方や死に方も違うんじゃ、そりゃ別人だろ」
- ユウゴが言っているのは、おそらく魂の話だ。
- 「……そうか」 「ま、確かにアズハールとお前は違うよ」
- ネフィー
- 「なんか、めちゃくちゃ変な気分になっちゃって、あんま外出たくなかったんだよねその期間。そーゆー結構大変げなの経てきた感じ」
- 「気晴らしに外に出ようレベルじゃないもん」
- ユウゴ
- 「――お前。あれからしばらく顔を見ねェなと思ったよ。そういうわけか」
- 「言えよな、そういう事は」 そういう気分じゃなかった、と彼女は言っているのだが、ユウゴは、お前なぁ、と言ってネフィーの額を小突いた。
- ネフィー
- うーと小さく呻いて、 「まー、うん、そういうー……とてもらしくなんぐぅ」 こん、と小突かれてつんのめる。
- ユウゴ
- その様子を見て、かかか、と笑い、「しかしお前も、妙な縁のあるヤツだよな」
- ネフィー
- がじがじと串の肉を噛みながら、じとーっとユウゴを見る。「ふぁにがぁ」
- ユウゴ
- 「お前がここに来る前も、遺跡の中で魔神に取っ掴まってたろ?」
- 「あいつもお前も、ほんっとつくづく、魔神連中と妙な縁のあるヤツだよなって思ってよ」
- ネフィー
- 「あーね。確かにそうなんだよねー。」
- 「捕まってる最中も、転んでもただでは起きない的な気持ちで、それなりの楽しみ探して生きてたけどー。結局不自由だったからあれよね。これでそういう縁切れてるといいなー」
- ユウゴ
- へっ、と笑って
- 「切れてるかどうかは知らねェよ。が、『次』があった時ぁ、また斬ってやりゃいいだけの事」
- 「だろ?」
- ネフィー
- 「……へへ。そだね、何度でも斬っちゃえばいいね」
- 「まどっちかって言うと、斬ってもらうんだけど」
- ユウゴ
- 「……ん?」
- 「――まあ、そりゃそうか」
- ネフィー
- 「うん。なんとか協力してもらうー」
- ユウゴ
- 「――ま」 と、テーブルに置かれていた、ネフィーの飲みかけの酒瓶を奪い取った。
- ネフィー
- お酒おかわりしようと思った手がすかった━━
- ユウゴ
- 「こないだの分は、これで勘弁してやる」
- 不敵な面で嘯いて、ぐびり、と酒瓶を呷った。
- ネフィー
- 「あーんのもうとしたのにっ。いいもんまた頼むから」
- ユウゴ
- けけけ、と悪童のような笑みを浮かべた。
- ネフィー
- 店員さーん店員さーん! と呼びつけて早速新たな酒瓶を置いてもらって、そこから注いで、のんで。
- ユウゴ
- もうちょっとで23時半か
- ネフィー
- 「てゆうかさ、外出たくないダウナーな状態とか」
- ユウゴ
- 「………」 そんなネフィーを眺め、くっ、と笑うと、 「おうおう、姉ちゃん。メシの追加も頼むぜ。ツマミになるものを適当にな」 などとこちらも注文をして
- 「……あん?」 ぐびりと瓶を傾け、言い出したネフィーに視線を戻した。
- ネフィー
- 「話しかけられるわけないじゃん」 ぶすくれながらものむ。
- ネフィー
- そうなのだ
- ユウゴ
- 「俺ァそんな気分になった事ねえから、想像できねえ」 これである。
- 「――しかし、まあ、なんだな」
- 「お前って、意外と繊細なトコあるよな」
- ネフィー
- 「そりゃーーそーでしょーね。私もそう言うユウゴは全く想像……想像しちゃいけないと思った今」
- ユウゴ
- 「いちいち落ちてる暇はねェんだよ」 「まあ、そりゃ、ムカついたり、むしゃくしゃする事はあるけどよ。そんときゃ――」 と、ぐるりと眼球を回し、 「外にぶつけるな」
- ネフィー
- 「そー言われるとなんかムズムズするー」 ムズムズ。
- ユウゴ
- 「何だよ。否定しねェのかよ」
- へっ、と笑って
- ネフィー
- 「ん。……ていくつー! 繊細なのは私の筋肉だよ」 串で皿をぺんぺん叩く。
- ユウゴ
- 「何だそりゃ」
- ネフィー
- 「こないだのばっさりみたいな?」 ぶつけるの。
- ユウゴ
- 「まあ、そうだな。ありゃあ愉しかった」
- と、こちらも否定はしない。
- 「ネフィー。――お前よォ」
- ネフィー
- 「みんなやる気に満ちてたねー」 やっぱそう言うもんかなーみたいな
- 「何ー?」 つまみを適当に口の中に放り込みつつ、グラスにまた酒を注いで
- ユウゴ
- どっかりと背もたれに身を預け、酒を傾けて
- 「お前がどう振舞おうが、お前の勝手だし、お前がどう生きようが、お前の勝手だがよ」
- 「お前は、お前らしく生きろよ」
- ネフィー
- 「むむ。そのように生きているつもりがそんな風に見えてなかったげ?」
- ユウゴ
- 口端をあげて肩をすくめ、「――いや。変なこと言ったな」
- 「お前がそう思ってるなら、それでいい。忘れろ忘れろ」
- ネフィー
- 「……」 口の中に何も入ってないのにもごもごとさせて、視線をちょっと泳がせて、
- 「変な気使わせちゃったねごめんありがとねえまだ飲みたりないって顔してるよねー」
- 「頼んだのはいいけどやっぱこれ全部飲むの無理だからあとあげるー」
- ユウゴ
- 「―――」
- 「………」 何も聞かなかった、聞こえなかった。お互いの為にも、そういう事にしておこう。
- ネフィー
- 「そういえばそうだあの中でちょっと上等なお酒もらったよね確か間違いじゃないはず」 うんうんと頷きながら矢継ぎ早に言って、
- ユウゴ
- と、密かに少し笑い、「――あのなァ。いくら俺でも、これ全部は一度にゃ飲み切れねェぞ」
- ネフィー
- 「となったら実はちょっとばかりまだ返せてないところあるんじゃないかと私思いまし……あれ、そう? いけない?」
- ユウゴ
- 「――ま、宿に持って帰って飲みなおすか」 「夜道を歩きゃ、いい感じに酔いも醒める頃だろ」
- 「へっ。そう思うなら、最後まで付き合えよ、ネフィー」
- ネフィー
- 「まじ? これ多分先に私潰れるやつ? ま宿だからいっか」
- ユウゴ
- まだ蓋もあけていない酒瓶を、ぱしっと掴み上げ、お代を置いて立ち上がる。
- ネフィー
- 「じゃーそんなユウゴくんに頑張って付き合いまーす。」
- ユウゴ
- 「応。そうこなくっちゃな」
- ネフィー
- 椅子から降りて、荷物(酒瓶)は任せました。
- ユウゴ
- いつの間にか、夜はすっかり深くなり、賑やかだった通りにも、穏やかな雰囲気が流れ始めている。
- 「それじゃ行くぞ、ネフィー」
- そう言って、ぶらりと歩き出す。
- 「――ほォ」 ふと気づく。空には大きく、丸い月が出ていて。 「月見酒ってのも、オツだな」
- ネフィー
- 「はーいはい。あー、夜風が気持ちーい」 ふらぁ……と動き出してついていく。
- ユウゴ
- 月の光に照らされて、長い影と短い影、二つが並んで歩いていく。
- ユウゴ
- こっちは大丈夫かな。
- ネフィー
- 「ねーねーユウゴ、あの月どんぐらいに見える? 私今こんぐらいに見えてて……」 と身振りを見せつつ。
- ネフィー
- こちらも大丈夫です
- ユウゴ
- 「あー? ンなもん、同じように見えるに決まってるだろ」 などと、そんなやり取りをしながら……。
- ユウゴ
- うむ。
- おつかれさまでした
- ネフィー
- お疲れ様でしあ
- ユウゴ
- 結構はなしましたね
- ネフィー
- 2人とも柄じゃないことをいったやつですよね(と思っている
- 話せた話せた
- ユウゴ
- うむ
- 同じ月をみているんだよ
- というわけで
- ネフィー
- わけで
- と言う
- ユウゴ
- 時間も遅いし落ちておこうかな!
- ありがとうございました
- ネフィー
- ありがとうございました、こちらこそー
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- ユウゴが退室しました
- !SYSTEM
- ネフィーが退室しました