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- レイヴンが入室しました
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- マリーが入室しました
- マリー
- こんばんは
- レイヴン
- こんばんは
- ちょい準備しているのでお待ちを
- マリー
- よろしくお願いいたします。
- OK
- レイヴン
- うむ
- 準備出来た
- よろしくおねがいします
-
Place└王都イルスファール 花街:裏道
BGM:Wall Market~The City That Never Sleeps
https://www.youtube.com/watch?v=A0alHMhZyvU
-
- 王都の花街は夜を知らない。朝方でない限りは賑やかである。そんな夜の道を歩く1人の青年がいた。
- マリー
- BGMw
- 星の標に所属している冒険者の1人である。登録名はレイヴンという。彼自身、操霊術に多少心得があることを除けば、本当にそれなりの実力くらいしかない、並の冒険者だ。
- と、本人はそう思っているが、その真相は定かではない。
- さて、彼には一つ弱点があった。弱点。というよりは過去のトラウマに起因するものなのだが、女性に対しての抵抗感があるのである。別に女性が嫌いというわけではないのだが、どうしても彼のある境遇がそういう風な反射反応を起こしてしまうのであった。
-
- さて、そんな彼が夜の花街を歩く理由はガルバから一つ頼まれごとをしたからであった。
- ガルバ
- 『お前、あの神官に親しいだろう? 忘れ物だ。それなりの書物だからな。預けておく。届けてやってくれ』
- レイヴン
- という風な頼まれごとをしたのである。それに関しては拒否することなく──少し花街を通る事には微妙な心境であったが、いち早く返そうと思い歩き出したのだった。
-
- 「(しかしまあ、専門書というべきか──少しは分かるが、内容的にはかなり深いものだったな……姐さんの知識量なら当然かもしれないが)」
- と思いつつ、彼は夜の街を歩いていく。
- レイヴン
- あ、後は適当にどうぞ。僕は思考しながら歩いています。
- レイヴン
- 「(とはいえ、これ以上、薬草学の知識を叩き込むのも一つなんだが──少し戦闘スタイルも見直すべきところがあるからな……今は武器についての知識を増やすべきか)」
- マリー
- OK
- レイヴン
- などと思いつつ、夜の街を抜けていく。裏道というだけあって、人通りも少なくキャッチも少ない
- このまま、何もなく目的地辿り着ければいいのだが──
- 花街の少女
- 「あれ、おにーさん、ひとり?」
- やっほー、と声をかけるのは年若い少女である。
- レイヴン
- 「──……」やはり捕まってしまったか。と思うが、無視をするのは流石に気が引ける
- 花街の少女
- 「こんばんは、おにーさん」
- レイヴン
- 「ああ──いえ、約束があって。それじゃ……」と、いち早く逃げようとする
- 花街の少女
- まだ幼さが残る顔立ちである。が、彼女の服装は…夜の街の住人のソレである。
- レイヴン
- [(
- 花街の少女
- 「えーっ、せっかくだから遊ぼうよー」
- レイヴン
- 「(──当然だけど目のやり場に困るな)」と、思いつつできるだけ視線を逸らして、言うことはいったので去ろうとする
- 花街の少女
- えいっ、と無邪気に男の腕に
- レイヴン
- 「……──」やはり彼女もガメルに困っているのだろうか……と思っていたら
- 「……ッ!」と、行動が早かった。
- 花街の少女
- 「どうしても、だめ…?」見上げるように。その様はかわいらしいものではある。
- ふわりとかすかに香るのはきつすぎない花の香りである。
- レイヴン
- 「と、とりあえず……腕を離してくれないか……。よ、用事があるから、君に時間は使えないが──時間分のガメルなら渡すから」と、声が少し震えたものになっていく。今までなら失神していたかもしれないが、冒険者で多く女性に囲まれた経験のおかげだろう。動揺しながらも言葉は発せられるようになっていた。
- 「お仕事じゃなくて、おにーさんとお話ししたいなーって」
- 花街の少女
- @こっち
- レイヴン
- 「だから──頼む……」と、少し縋るような声であった。それでも力で彼女を押しのけないのは彼の優しさだろうか
- 「……」困った……徐々に心拍数が上がっていく。
- 一瞬だけその目にうつるのは…君には見覚えのある色である。
- レイヴン
- おそらく彼女にあそこまでの”邪”な気持ちはないのだろう。単純に”遊び”たいだけなのかもしれない。だが──何とかして声を絞り出す
- 「それなら俺なんかよりも──面白い話ができるやつがいるよ……そういった、人が集まる場所だろう……ここは? 俺は見ての通り……そこまで明るくなるような性格でもない……。ここに来たのも遊ぶためじゃないんだ……」息が詰まるような感触を抑えて、答える
- 腕にあるその柔らかい感触は…君に何かを思い出させるものかもしれない。
- レイヴン
- 「……」まずいと思う。1分が1時間のように感じてくる。
- 花街の少女
- 「…?お兄さん大丈夫…?顔色…」少女の目に心配そうな色が宿る
- 「えっと、よかったら休んでいく…?あ、変な意味じゃなくて…」
- レイヴン
- 「……ふぅ……その手を離してくれるだけで大分よくなるから……」
- 花街の少女
- 「あ…ごめんなさい…」素直に謝る
- レイヴン
- 「いや、君が謝る事じゃない……。むしろこの花街にきて、女の子の誘いを受けて動揺している俺自身の問題だから──」といって、少女の手に何かを握らせた
- 「……時間が過ごせない以上、君に迷惑をかけた謝罪はこれくらいしかできない……。それじゃ俺はもう行くよ……」と、何ガメルか(一夜+α)くらい渡しておこう。
- 花街の少女
- 「え…あ…私何もしてないのにこんなにもらえな…!」
- レイヴン
- 走り去ろう。これくらいのスピードで
- 2D6 → 9[5,4] +9+4 = 22
- マリー
- 全速力
- レイヴン
- 必死
- これでマリーの家で倒れる算段ができた
- 50ガメルくらい減らしておくか
- マリー
- お気持ちだけで十分よ
- レイヴン
- 一晩いくらくらいなんだろう
- 食事が3ガメルくらいだと考えれば
- 10ガメルちょいわたせばいいか
- マリー
- かな…?
- レイヴン
- 全速力でその場から走り去る。戦闘でも機敏さを活かしているだけあって、その速さは並大抵の人間は追いつけないだろう。
- そして、こうして捕まった以上。また同じことが起こりうるのは目に見えていた。
- 戦闘の時と同じくらい、いや心情的な部分ではそれ以上に息が切れそうだ。だが、それを我慢して目的地まで走り出す
-
- 「──はぁはぁ……」そしてようやく目的地の家まで辿り着いた。姐さんこと、マリーはいるだろうか。
- 青年がドアをノックすれば…
- マリー
- 「…あら、こんばんは、レイヴン」
- レイヴン
- 「……ふぅ」と、一息ついて。走ってきたのは目に見えて分かる。
- 「少し……店主に姐さんが忘れ物をしたって頼まれて……。それを届けに来たんだ……。本──忘れたんじゃないか?」
- マリー
- 「よかったらあがって…あら、そうだったの」確かにあの宿で薬草学の書物を読んでいた記憶はある。
- レイヴン
- 「──普段なら、用件だけで帰るんだが……申し訳ない。お言葉に甘えさせてくれ」
- と、かなり素直にマリーの提案に応じた
- マリー
- 「手間をかけたわね、いいわよ」
- レイヴン
- 「……手間というか……姐さんにはいつも迷惑をかけてるからさ……」
- 青年を家の中に招き入れる。相変わらず整理整頓がされている様子がうかがえる。
- レイヴン
- 「これくらいはどうってことない。それにこの本、かなりの専門書のようだし……」と、言いつつ中に上がろう
- マリー
- 「そうだったかしら?」などと応えつつ、手慣れた様子で茶の用意をする。
- 「適当に休んでいてちょうだい、今お茶淹れるわね」
- レイヴン
- 「……調子に乗ったかもしれない……。俺の理解が足りなかっただけか……」
- 「ああ、ありがとう……」
- と、普段と違う疲れ方をしているように見える。
- マリー
- 「どうぞ」しばらく待てば、懐かしい香りのハーブティーが出されるだろう。
- レイヴン
- 「──……済まない……。夜に勝手に来て、茶まで出してもらって……ああ…」と、そのハーブティーに何度も心を助けられたのを知っている。
- 一口飲めばようやく先ほどまでの緊張が解かれていくかもしれない。
- 「──……」妙に静かになる。
- マリー
- 「特に用事もないからかまわないわ」その反応はいつも通りである。
- レイヴン
- 「ああ…………」と、生返事をしたかのように思えた後に──
- 静かに寝息を立てはじめた
- マリー
- 確かに落ち着かせる作用はあるハーブティーではあるが。
- 「よほど疲れていたのね」だいたい察しはつく。彼に教えた道筋も、全く誰とも会わない保証はないのである。
- レイヴン
- こうして、隙だらけの様子を見せるのは珍しい。マリーの推測通りだろう。
- マリー
- 別段このままでも自分は問題ないのだが。この座ったままの姿勢だと翌朝首を痛めるのは彼である。
- そういえば昔もこうだったわね…と、彼と出会った当時を思い出しつつ
- ならばあの時と同じようにしようと、立ち上がり、そして
-
-
-
- 気が付けば青年はその街に立っていた。君は瞬時にこれは夢だと悟るだろう。なぜならその街に君がいたのは数年前の事だからだ。
- 眠らない街。華やかさと喧騒が同居した街。君は今その街に立っている。
- 君の意思に関わらず、毎日同じことを繰り返すしかなかったあの日々。
- ただただ生きるため、ただそれだけのために体を動かし、心を疲弊させ摩耗させていた日々である。
- レイヴン
- 「──……ぅ……」と、眠りの中で顰め面をする。親は消え、負債だけが残り──そして手段として、そして環境としての最悪を余儀なくされた日々を思い返す。
- それは仕方がないこと。しかし、同時に忘れ得ぬトラウマでもある。そそれによって失った時間は取り返すことはできない。
- もし、この夢を見ているのだとすれば──彼女のせいではないが、ああして、体に触られたことが切っ掛けなのかもしれない。
- その時の君は…その生活が続くものだと諦めつつも、心のどこかで
- 青空を羽ばたく鳥のような生き方に、恋い焦がれていた。届かぬものと、思いつつも、ひとつの灯火のように、ソレは君の中に残り続けただろう。
- レイヴン
- 「──……」と苦い顔は消えない。恐らくあの環境の客が最悪だったのもあるのだろう。このイルスファールであれば、ここまでトラウマになることもなかったのかもしれないが──。
- その灯火はあの街では、強く風にさらされ続け、あのままでいたら消えてしまっていただろう。その現実が変わらない限り。
- 誰かがその灯火に火種を与えない限り。
- レイヴン
- 「……」ふと、かつてのトラウマが消える感覚を覚えた。
- ???
- 「ねえ、お兄さん、私と遊ばない?」
- レイヴン
- 「──ハッ……」と、その声が夢の中で響いたと共に、目を覚ました。
- いつの間にか自分はあおむけになっているのだろうか──。確か椅子で意識を失ったような……。とぼうっとする。
- マリー
- 「……~♪」同時に、わずかに聞こえた穏やかな歌声も止まる
- レイヴン
- 「…………」と、その歌声を聞くのはかなり──懐かしい。あの矢探れていた時に何度も聞いたが。ある程度自分が自立してからは聞いてなかったソレだ。
- やさぐれていた
- マリー
- 「あら、おはよう。ふふ…よく眠っていたわね」もう朝よ?と穏やかな声音が聞こえた
- 君の真上から
- レイヴン
- 「あ、ああ──……」
- 「は?」
- ふと、思えば頭元にとても柔らかい感触を感じるかもしれない。
- 「……」これは顔を横にしてはいけないような直感が走った。
- 「…………」
- 君の視界には見慣れた神官服の上半身と、いつも通り微笑む女性。
- レイヴン
- 思考を素早く──とはいえ、いつもよりもはるかに回転率は低いのであるが。現在の状況を考える。頭を上にして──。しかもある程度近い状況で、そして包まれるような柔らかな感触を感じている。
- マリー
- 「寝ていたいならまだ寝ていてもいいわよ?」特に用事もないし、と女性はまるで気にした様子はない。
- レイヴン
- 「……ッ」と、状況を理解すると共に顔が赤らんできた。「い、いや、お、起きる!」
- と、がばっと起き上がった。彼女の膝から離れるように。
- そして、マリーから顔をそむけるように頭を抱えた。
- 「~~~……」唸っている
- 「……」昨日の夜にあの少女にされた時のような、悪寒はない。むしろ、少し別の理由で心拍数が上がっている感じがしている。それゆえに、言葉を紡げない。
- 加えて──兼ねてからそれは神官の装束なのかと注意しているその服装のせいもあるのだろうし、彼女の……。いやそれ以上考えると、思考が爆発してしまいそうなので中断しようと努める。
- マリー
- 「コーヒーと紅茶、どっちがいいかしら?」そんな青年の苦悩(?)を知ってか知らずか、彼女はいつも通りなのである。
- レイヴン
- 「~~~……!」と、しばらくまだ悩んでいたが
- 「紅茶で……」
- といいつつ、息を吐き。呼吸を整える。
- マリー
- どうぞ、と淹れたての紅茶が注がれたカップを渡してくれる。
- レイヴン
- 「……ああ……ありがとう」と、少し顔を赤らめながら。性質としてはほっぺぷにぷにしてる感じと似てる
- マリー
- 窓から外を見れば青空が広がっている。なお、外の様子を探れば周りは静かなものである。
- レイヴン
- 「……──、騒がしくならないうちにでるよ。というか、朝まで本当に悪かったよ。姐さん……」
- 「……」紅茶を飲みつつ歯切れが悪い
- マリー
- 「ふふ…そうね、この時間帯なら人通りも少ないでしょうね」
- 「あら、休んでいてと言ったのは私だから気にしなくていいのよ?」
- レイヴン
- 「あ、ああ……」
- レイヴン
- https://www.youtube.com/watch?v=LVkqHZjayFU これにしよ
- レイヴン
- 「……まさか……」
- 「ああ、いや、何でもない」
- 「……」
- マリー
- 「忘れ物も届けてもらったし、ね」
- レイヴン
- 「少し花街の女性に声をかけられたくらいで──……息が上がるのはやっぱり問題だな……」
- 「ああ、それが果たせただけでもいい」
- マリー
- 「倒れそうになってたのと比べたら平気になってきてるんじゃないかしら?」
- レイヴン
- 「──そうだな……進捗はあるか……」
- 「ある意味、冒険者として働いたり、ディエラさんの一件もうまく作用したか……」
- マリー
- 「そうねぇ…無意識にならできてきてるから、次は意識的にできるように、かしらね?」
- 「この稼業で色々な経験を積んだおかげね、前よりいい表情になっているわ」
- レイヴン
- 「早く──まともな……」一瞬だけ、マリーから何故か目を背け「ああ、いや。そういって貰えるならありがたいよ」
- 「良い表情……か。なら、次は良い働きと、良い仕事をできるようにならないとな……」腕を組み
- マリー
- 「ふふ、協力するわ?」微笑んで。君は数年前、この女性が言った言葉を思い出すかもしれない。
- レイヴン
- 「ああ、あまり頼りすぎるも良くないが──、助けをまた借りるかもしれない」
- 「……悪い。居座りすぎた。ただ、流石にここまでしてもらって何も返さないのも何だと思うから……」
- マリー
- 「別にいいのに」本当に気にしない性質であるのは青年にもわかるだろう。
- レイヴン
- 「少し料理でも作って帰る。姐さん、また不健全な食生活送りそうだからな……」
- マリー
- 「たまに食べないだけよ?」
- たまに、というのが曲者なのである
- レイヴン
- 「そのたまにが心配なんだ──ッ 俺は!」
- と、ようやくいつもの様子に戻り始めて
- 調理し始めよう
- 今日はこれくらい
- 2D6 → 2[1,1] +4+4 = 10
- へんてんしとこ
- ^^
- 「──あ、やば」と、1個ミスったのを
- 素早く自分の懐にいれて
- まともなのを作っていました。サンドイッチ
- マリー
- 「貴方も心配性ねぇ」やろうとおもえばやれるのだが、やらないこともあるのはわかっている。
- 出来上がったサンドイッチをつまむと腕をあげたわねと褒めつつ。
- レイヴン
- 「あ、ああ──」
- と、何故か動揺していた。ミスったのは隠しました。
- 「多分、ちゃんと保存しておけば──といっても今日中に処理してもらえるのがいいんだろうが……。とにかく少しは持つと思う」
- マリー
- 「ふふ…ありがとう、レイヴン」
- レイヴン
- 「……それじゃ、俺はこれで」と、役目を終えたので出ようとしよう
- マリー
- 手をひらひらと振ってお見送り
- レイヴン
- 「……坊やって言われなくなったのは……。少しは進歩かもしれない……か」
-
-
-
- レイヴン
- といって、出て行こう
- 尚この時の青年は知る由もない。
- 自分がつないだ縁がまさかあのような形で戻ってくるとは。
-
-
-
- マリー
- お疲れさまでした
- レイヴン
- おつかれさまでした
- うおおおおおお
- ログナンバー
- 20200603_0
- マリー
- わーい
- ありがとうございました、また遊ぼう
- てったいー
- レイヴン
- うむ
- !SYSTEM
- マリーが退室しました
- レイヴン
- 破壊しておくね