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幕間部屋(いいね)

20200522_0

!SYSTEM
ライカが入室しました
!SYSTEM
フローラが入室しました
フローラ
私から呼び出そうと思うのよ
ライカ
ノープランなのだわ!!
呼び出されるのね
多分ライカさん
フローラが冒険者になったことすら
しらないんだよね
フローラ
蒼穹→アルカディアの時系列だというので
こっちが片付いて戻ってきた辺りでならそっちも戻ってると思うのよね
ライカ
うむ
フローラ
で、奈落の剣について調べようと思った時に、標所属で一番詳しそうな人っていうと
ライカ
多分、星の標自体はちょくちょく覗いてはいそうだから
フローラ
ライカだよね…
ライカ
ガルバ経由でいってくれたら伝わる
><
 
 
 
ライカ
ついでにいえばならけんしってそうで
面識はあるんの
ライカだよね……
フローラ
そうそう
ライカ
んじゃ呼び出される感じでいきましょう
多分驚くと思うけどね(まず冒険者になってることに
フローラ
依頼人だと思って会ったら
ライカ
ああ
フローラ
すっごい微妙な顔されそう
ライカ
わかる
フローラ
えっ、この人、ルスルリアンの騎士…えっ、庭?いやぁ
ライカ
それっぽいBGMは
用意できたのだわ
魔域に呑まれた村、イーラが現世へと帰還するに至った一件から数日のこと
当事者の一人であるフローラは、〈奈落の剣〉と〈黒の教団〉に関する情報を求めていた。
王都へ帰還するや、休息もそこそこにガルバを通して〈奈落の剣〉に詳しい者との面談を希望した。
それを受けてガルバが選定した相手は、フローラと同じく〈星の標〉の冒険者の一人、
西方、ディニス大鋼国で起こった国を揺るがす事件解決の功労者の一人である魔剣級冒険者ライカ・アステールその人だった。
二人はかつて、ルスルリアン王国での“庭”撲滅作戦に携わったこともあったが、それ以降は互いに大きな事件に携わることが多く、久々の再会という事になる。
ディニスから帰還したライカの元に、神殿経由でガルバから店へ来て欲しいとの言伝が届けられ、、店の奥の応接室で会見を持つ運びとなった。
言伝の内容はガルバらしい簡潔なもので、『宝剣のフローラ・ベルウッドが会って話したい事がある』とだけ……
 
フローラ
この時点で、え?フローラ?えーと、ベルウッド、ああ、騎士の人だったわ確か。え?宝剣?📞😸
ライカ
まあべつじんやろ!!「
ってのりではいるね
店へ向かい、応接室に案内されると部屋には既に相手が待っていた。
ライカ
「──すみません。お待たせしてしまって……!! まさか既にいらしているとは思わず……!」
とノックの後入室してくるのは茶髪の髪を降ろした青を基調とした神官装束の女性だ。
決して遅刻などではないが、その”フローラ”なるもののの到着がもっと早かったのだろう。
結果的に待たせることになってしまった。
ライカ
https://www.youtube.com/watch?v=j4XMhq5ddZI&list=PLsz7MwL4fp2L1imXq8rXnn9k46GjxlHMX&index=42
ライカ
しおらしく、清楚で丁寧に。未だに庭事件のフローラとつながっていないせいか、まだ表面上着飾っている状態である。
ドアを開け、一礼して、そして目を開けて──。
「んんっ──ッ!?」と、変な声を漏らした。
フローラ
――いいえ、こちらこそ呼び立てるような真似をしてしまってごめんなさい」
部屋で待っていたのは、金髪に翠の瞳をした美しいエルフの女性だ。深緑の軽装に見事な装飾の細剣を帯びている。
ライカ
「おかしいな……応接間の扉ってルスルリアンに繋がるようになってたっけな──。私がいない間にいつの間に星の標は変わっちゃのかしら……」とこめかみつまみつつ。そしてやはり、あの事件で関わった彼女の声を聞いて
フローラ
「お久しぶり、と言っても覚えていてくれたかしら……あの時は本当に世話になったわね、ライカさん」
ライカ
「いえ、いいんです。いいんです。まさか本当にあのフローラさんとは思わず、今、情報の整理ができていないだけなのね」と、ちょっと待ってと、手を出して。謝罪する。
なので
「いやあ、同姓同名の別人かな……とは思っていましたが……。まさか御本人とは……。いえ、こちらこそお久しぶりです」と、遅れてきちんと挨拶した。
フローラ
「ごめんなさい、本当はもっと早くに挨拶に伺うべきだと思ったんだけれど、貴女は魔剣級冒険者として多忙のようだったし、私も――
ライカ
「とりあえず席座らせて頂きますね。まあ、私が多忙なのは大体、自業自得の所が多いのでお気になさらず……」といいつつ、再び頭を下げて席に座ろう。
フローラ
「私も改めて、挨拶をさせてちょうだい。精花騎士団所属、今は冒険者のフローラ・ベルウッドよ」 自身も着席し、現在の立場を紹介した。
ライカ
「とはいえ、文脈から把握するにあの後から、こちらに来て。その後、宝剣級の冒険者になったということは、相応の任務をなされたのでしょう。ご苦労なされていたのですね」と言いつつ彼女も苦労を労わり
「ライカです。フローラさん、冒険者として改めてよろしくお願いしますね」と、状況の整理はできてきたのだろう。落ち着いた面持ちで挨拶をした。
フローラ
「貴女達に協力して貰った作戦の後、私は騎士団から退いてこの国で冒険者として活動する事になったの」
ライカ
「あれからというと──それなりの時間は経っていますね」と、ルスルリアンの事件からカレンダーを見て逆算して
フローラ
「……アネットさんと同じ、かつて“庭”に所属していた子を連れて、ね」
ライカ
「さも当然のように語られていることについて、私は驚いた方がいいのでしょうか」と、ジト目で
「まあ──正直、星の標にはアネットも含めて元庭の冒険者が少なくとも1人はいるし。実際はもっといるのかもしれないので、その程度では驚きませんが……。とにかくそういった背景があったのですね」
フローラ
「ルスリアンにも“庭”の構成員だった子達の更生施設は幾つかあったの」
ライカ
「更生施設」
フローラ
「薬の後遺症で自分の意思で動けなくなった子達も含めてよ……こちらにもそういう場所があった、と聞いているわ」
「そして、口封じの為に処刑役を送り込まれたことも……」苦々しい表情で語る。イルスファールで起こったこの事件はアネットから聞いた事だ。
ライカ
「実際の所は庭の活動拠点でしたけれどもね──確かニルンの監視下。ダグラスの管理で動いてたとこがはじまりだったかしら。そうそう、処刑人の云云もありましたね」あくまで冷静にフローラの言葉に返した
フローラ
「似たような動きはこちらでもあったの……防ぎ切れずに幾人も犠牲が出たわ」
ライカ
「となると──やっぱりあちらには庭のメジャーな活動拠点がまだまだ隠されているということかしら」と、ルスルリアン周辺のことを思い出しながら
フローラ
「ニルン一派の足取りはあの作戦後も掴めていなかったから……“草”か新たな別の"根"が残っている事は十分に考えられるわ」
ライカ
「もう少し手がかりがあればいいんですが……全く、庭という組織が雑草みたいあちこち生えてくるだけじゃなくて、色々混ざりすぎなんだもの。多分ベースとなっている”庭”もあれば、〈奈落の剣〉とか〈黒の教団〉とかとつるんでる派閥もある。聞いた話だと、ヴァンパイアにも絡んでるんだったかしら。後、他にも繋がりがあると聞きました……。もうここまで雑食だと後手後手に回るしかありませんもの」と、半分庭について呆れたように声を漏らした。
「嬉しくないニュースなのだわ。知ってたけど」眉を下げて、ニルン一派のことにはリアクションを返した。
フローラ
「〈教団〉……そう、やっぱり、貴女もそこに辿り着いているのね」
ライカ
この知ってたけどは、予想はついてた。という意味である。
「〈黒の教団〉について詳しいわけではありませんけれども。名前と活動について私は少し知っているくらいです」
フローラ
「そう、なら話が早いわ……今日、お呼びしたのはあなたの知識と経験を見込んでのことよ」
「〈奈落の剣〉と〈黒の教団〉について……」
「関りを持っているという事は、あなたにとって愉快な話では無いだろうことは分るわ。ごめんなさい……」
ライカ
「なるほどねえ……それで私が呼ばれたと」ふうんというような表情で
「いえ、気にしないでください。フローラさんも”庭”に因縁があることを存じ上げておりますし。それに正しく情報を使ってくれるような相手であれば、情報の提供は吝かではありません」
「むしろ、こちらから喜んで。といいたいくらいですから」
「だから、謝罪なんて必要ありませんよ」と、笑みを浮かべて
フローラ
「私の連れの子……ラルカ、という女の子なんだけれど、此方に来てから“庭”を通じて〈黒の教団〉へ身柄が渡ってしまった事があったの……それが、私と教団の最初の接触」
しんなりと垂れた長耳と、悔恨の表情から、それがフローラ自身の失敗によるものだろうとは察せられるかもしれない。あえて口にしないのは、失態を隠す為というよりは、主題から外れることだからだろう。
ライカ
フローラの話を黙って聞いていよう。
フローラ
「その〈黒の教団〉は“庭”から実験用途で人を集めていたわ。おそらくは〈奈落の剣〉を供給する見返りに」
「彼らは奈落の剣を使った魔域の中に集落を作り上げて、そこで"神子"という存在を造ろうとした」
ライカ
「身代わりとして〈奈落の剣〉を体に埋め込んでいるケースは既に何件かは私も遭遇しましたね。ああ、そうか、サイラさんの一件も教団の色が強いから……ふんふん、納得がいく話なのだわ」と、鋏との一軒を思いつつ
「”神子”?」と目を丸くして
フローラ
「人の進化の先にある存在、やがて神へと成る子……それが“神子”」
「実態は、〈奈落の剣〉を埋め込まれた人ならざる者よ」
「私はそこで、〈奈落の剣〉が負の感情を糧にすること、〈剣〉に蓄積された経験は他の〈剣〉に伝わるらしいことを知ったわ」 この認識であっている?という風に視線を向けた。ライカなら、既に知っているであろうと見越してのことだ。
ライカ
「なるほど、そういったケースに遭遇したというわけですか」ふむと、考え込み
「ええ、私が知っている限りではそうですね。ただもう少し説明を加えると──」>フローラに頷きつつ
「おっと」
フローラ
「ああ、気にしないで、聞かせて頂戴。私もこの件に関しては伝聞ばかりなの」
ライカ
「ええ。すみません。こちらこそ。では少し説明が長くなりますが……」
「まず〈奈落の剣〉の正体は結論から言えば、〈繋ぐ〉ということに特化した魔道具、魔剣の類だと思ってくれるのが理解が早いかと」
と、最初に切り出した言葉はこうだった。
「だからこそ、フローラさんがおっしゃるように。負の感情を繋ぐことで力の糧とする。そして〈奈落の剣〉事態も繋がっているから、記憶を共有でき、そしてその力を増幅させていくものですね」
フローラ
「!?」大きく目を見開いた。その表情は意外な言葉を耳にしたという素っ頓狂なものでは無い。
ライカ
「──は、すみません。何かおかしなことを言いましたか?」と、こっちも驚いてしまった。
フローラ
「正体……それは、つまり、〈奈落の剣〉が元々は別の用途で造られたものだった。 そう捉えてもいいのかしら?」
ライカ
「鋭いですね。その話を今しようかと思っていました」フローラの勘の鋭さに思わず腕を組んで見つめてしまう。
フローラ
「いいえ、違うわ。私もずっと〈奈落の剣〉というものを〈教団〉が生み出した忌まわしい呪物だと思っていた」
「人を人ならざる者に変える恐ろしい道具だと……でも、それだけではないのかもしれない。そう思わせる出来事があったのよ」
ライカ
「──例えばそれは、〈奈落の剣〉だったものが白く染まったり」
「例えばそれは大切な誰かとつながっている感覚を覚えたり」
「そういう感じなのであれば──私の知識と経験と重なりますけれども」どうなんだろう。と、フローラに首を傾げて
フローラ
「……」はぁぁぁ、と深い深いため息を吐いて、背もたれに首を預けた。凛々しくも艶やか見目には似合わない、虚脱した様子だ
「今日、貴女と話せたことを心から賢神に感謝したい気持ちだわ」
ライカ
「ちょっちょっと、フローラさん!?」
「ど、ど、どういうことなのだわ!?」むしろこっちの方が焦っていた。
フローラ
「……つい、数日前まで私はある魔域の中に居たの。かつてイーラという村があった場所に隠されていたその魔域は、イーラを住民ごと取り込んだ……〈教団〉の実験場だったわ」
ライカ
「先ほどの事件の話──ですね?」そう思わせる出来事があったのよというところから
フローラ
「ええ、私はそこで“神子”と出会い、白い剣と出会ったわ。あれは……そう、確かに、私達を繋ぐものだった」
「ラルカを救出しに行った時に出会った“神子”は、もう〈教団〉の思想に染まり切って、人ではないものになっていたわ。でも、イーラの“神子”は……“光の巫女”と呼ばれていた彼女は、まだそうはなっていなかった」
ライカ
「白い剣か。やっぱりアテナやアルベルトさんが遺したものと性質としては似通るものかしらね……」それでと、フローラに促しつつ続きを聞く
フローラ
「“神子”が〈奈落の剣〉と融合して力を得ているのは間違いがないこと……でも、負の感情だけを糧にしているわけではないらしいのは、知っている?」
ライカ
「場合によっては希望や勇気といった正の感情もあの〈奈落の剣〉は繋ぐようですからね。私たちもそれに2度助けられていますから」と、いう割には少し声のトーンは落ちていた。
ただいずれにせよ、フローラの言葉に肯定を示していた。
フローラ
「“神子”という存在は“神”を標榜しているからなのか、純粋で無垢な願いや、信仰を集めることで力を増すことが出来るようだったわ」
「私が最初に遭遇した“神子”は……生まれて間もない赤ん坊や、“庭”の中で不要扱いされ続けて、必要とされたいと願い続ける可哀想な子達……そういう存在を喰らって、別の存在に生まれ変わろうとした。」
「〈奈落の剣〉を、黄昏色に染めて」
ライカ
腕を組んで静かに聞いていたが”黄昏”という言葉が出た瞬間に
「あー、はいはいはいはいはいはい。分かってたけど、分かってましたけれども……!」と、大きなため息と呆れ声に似た声を出した。そして、すぐに「はっ、すみません。フローラさん取り乱してしまって」と、慌てて繕って
フローラ
「私が見てきた〈奈落の剣〉は三種類。赤黒いもの、“神子”が扱う黄昏色に染まったもの、そして、それらとは全く性質の違うものに見える、白い……えっ」
「な、なにか気になる点が?」
ライカ
「いえ、続けてください」首を振って「ただ、黄昏色というのはこの〈奈落の剣〉に関わる事件の中で大きなポイントになるところですので。フローラさんも頭の隅においてくれればと」と
「事情は後で説明します」
フローラ
「……わかったわ」
「イーラの魔域で出会った“神子”は、まだ人の心を失っていなかったわ。
魔域の中とはいえ、神に近い力を行使し、荒涼とした世界に取り込まれたイーラの住人が生きていく為の柱となっていた。彼女自身を信仰の対象としながらね」
ライカ
「(もしかして──ミワちゃんとアダンさんの件。あれはかなり未然に防げたけれども。このフローラさんがいってるものと似たようなケースだったのかしら。あの時は思いもしなかったけど……)」と、頭の中で想像を張り巡らせつつ
フローラ
「極限状況に置かれた人々の願い、祈りを糧に、彼女は“神子”に近付いていったわ……
私や仲間という部外者の存在までも計算ずくだったとは思えないけれど、魔域内に存在していた別の脅威を退けた時、彼女は本当の意味で"神子"になりかけた」
ライカ
「聞いている感じだと拮抗していた力関係が神子側に傾いた──故に起きた現象と推察されますね」ふむ、と頷きながら
フローラ
「ええ、もう一方の脅威、人を竜の身体へと造り変えた存在も〈教団〉の手によるもの……
どちらがどちらを取り込んでも、彼らにしてみれば構わなかったんでしょうね」
「白い剣を手にしたのは魔竜と戦う前のこと……"神子"の候補者だった子達が命がけで隠してくれていたものよ。その時は、それが〈奈落の剣〉とは違うものだと私は思っていた」
ライカ
「もしその事件に黒幕がいたとして──最終的な目標を推察するならば、神子の犠牲による神子の信仰はエゴイズムという負の感情の急襲からの〈奈落の剣〉の完成。あるいは竜が完成したのならば絶望と恐怖という〈奈落の剣〉の完成。そしてその過程でも常に発生している負の感情を常に浴び続けていて、完成の時を待っていた……というところかしら」と、フローラに挟みつつ
吸収
「命がけか。なるほど」と、それについてはシンパシーを感じたのかどこか優しい表情を浮かべて
フローラ
「絶望の中に与えられた一滴の希望、それを突き崩すもう一手の絶望……そういうものが仕込まれていたわ。人間の心がある連中のすることじゃない」
ライカ
「……」フローラの言葉に苦い表情を浮かべた。あの時のやり口をだすに、まさか、と思ったが
首を振って。意識を彼女の話に戻す。
思い出すにだ
フローラ
「私達と共に在った“光の巫女”は、託された白い剣の力を私と仲間達にともに背負って欲しいと願ったわ」
「……あの白い剣を通して得た力は、人を人ならざるものに変えるような歪んだものではなかった。
あの時、もう会えなくなってしまった大切な人々や、遠くにいるラルカの存在を強く感じたの。
あれは……暖かくて、力強い、支えてくれる力だった」
「同じ力を分かち合った仲間とも、結びつきを感じたわ。あれは確かに〈奈落の剣〉とは違うものだった」
ライカ
「おそらくその神子と、貴方たちが繋いだ絆の思いが相当に強かったのでしょうね。それゆえに起こった奇跡に近いものだったのかもしれませんが──。まあ、わたしごときが偉そうなことを言うのは本当に恐縮なのですが……」と眉を下げて
フローラ
「“光の巫女”が“神子”になりかけた時も、白い剣を通して得た力は失われなかった。
あの時、“神子”の中には彼女が別の存在として留まり続けて、私達と一緒に戦ってくれていたわ」
ライカ
「良く生き残って帰ってこれましたね……多分、フローラさんたちは優秀だった故なのだと思いますが……どう考えても黄昏一歩手前のアウト案件じゃない」と、言いつつ
「なるほど……アテナやアルベルトさんのケースとそっくりね」
と思い出しつつ
フローラ
「奇跡……そうね。まさに奇跡だったわ。あの子を、ソールを助ける事が出来たなんて」
ライカ
「まあ、奇跡とはいえ。勝率1%の戦いでも、可能性でも掴んでしまえばこちらのもの。それは素直に喜んでおきましょう。お互いに」と、これは自身にも言い聞かせるように
フローラ
「私達は“光の巫女”ソールが完全な“神子”となる前に、〈奈落の剣〉が黄昏色に染まる前にそれを砕くことが出来た」
ライカ
「下手したら黄昏の魔神が出てたってことか──間一髪といったところかしら」
フローラ
「黄昏の……魔神?」
ライカ
「いや──そもそもあれ、魔神かどうかも分からないのよね……」うーんと、頭悩ませつつ
「ああ、申し訳ございません。こちらの話です。必要であればそれも話しますので、続きを」
フローラ
「完成した“神子”と同質の存在? 確かに“神子”は魔神に近い性質を持っているって……」
「ソールが“神子”になることを阻止して、私達は魔域の外に出る方法を求めたわ」
「私達はソールと白い剣の力、イーラの住人の祈り、私達自身の願い、そして、もう一人の巫女の力を集めて、魔域からイーラごと脱出する方法を選んだの」
ライカ
「登場人物が1人増えてるのだわ……うん、その巫女と同様の力を持つ子がいたのですね。それで脱出に──」
フローラ
「剣を砕く方法ではきっとあの子の命か魂が失われていたと思うから」
「ごめんなさい、元々はその子の依頼で魔域に向かったの。本人は覚えていなかったのだけど
……当然、その子も“神子”として〈奈落の剣〉が埋め込まれていたわ」
「そして、その子に埋められていた剣は私達の見ている前で赤黒い〈奈落の剣〉から白い剣へと変わったわ。」
「私はそれを見て、これこそが本来の〈奈落の剣〉の姿だったんじゃないか、と思うに至ったのよ」
ライカ
「なるほどね……」
フローラ
「根拠のない妄想でしかないと思っていたけれど、貴女の話を聞いて、少し確度が増したように思える」
ライカ
「とにかく事情は分かりました。そして、この一件がフローラさんにとってはつらくても忘れられないほどに大切なお仕事であったこともよく伝わりました」
フローラ
「他の剣に力や経験を伝える性質というのも、あの、繋ぐ力に通じるものがある」
ライカ
「そこまで思い出深そうに語られたら、聞いている方もそう感じちゃうのだわ」と言いつつ
フローラ
「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいわ」
「つい先日の出来事だったから、力が入ってしまって……ごめんなさい」気恥ずかし気に頬を染め
ライカ
「あー……まあ、それについてはそもそも……〈奈落の剣〉の元の姿が〈繋ぐもの〉〈守護の剣〉という魔域と、現実世界を繋ぐものだったことに由来するところが大きのだけれども……」
「ああ、いいのいいの。思いを繋いだ人のことを話すのは楽しいことですから」
という名前の~だな
フローラ
「……〈繋ぐもの〉〈守護の剣〉。それが魔域と現実世界を……?」
ライカ
「ええと、その説明した方がいい──わよね?」と、確認する風に
フローラ
「……ええ、その為に此処に居るわ」
おそらく、〈剣〉にまつわる核心的で根源的な話を掴んでいるのだろう。
ライカ
「分かりました。といっても、この魔域に関わる一件を最初から具に話していくと、とても1日じゃ足りない内容になりますので。それはまたの機会に。それこそイーラに関わった面々がいる前で話した方がいいのかもしれませんから」
「フローラさんが欲しい情報を簡潔に私なりにまとめたことを話しますね」
フローラ
「お願い」
ライカ
こくりと頷いて
「先ほどもちらと申し上げましたが、〈奈落の剣〉の元の名称は〈繋ぐもの〉あるいは〈守護の剣〉」
「魔法文明時代。奈落の魔域が頻発するという災厄が起きた時に、それを解決するために魔域と現実世界を繋ぐ──それをコンセプトとして作られた……と、当時を生きていた人物から聞きました」
「その開発元となった場所は古代都市アトランティス。おそらくは集合国家なのだと思います。その街の一つが魔域として生きていた。イファロスという都市を巡る事件で、私はその話を聞きました」
「こほん。ここまでで何か質問があれば」と、一度話を区切って
フローラ
「魔法文明時代……当時から?」
ライカ
「ええ、そうみたい。だから、この〈奈落の剣〉にまつわる事件は、それこそデュランディル期から続いている因縁深い話のようです」
フローラ
「…いえ、続けて」知識の継承の方法はこの際、重要な点ではない
ライカ
「では」
「で、実際問題。その〈繋ぐもの〉〈守護の剣〉と魔域を繋ぐことは成功したようです。それこそ繋ぐという力は本物だったのでしょう」
「ただ、ここからは不明瞭なのですが──。その二つの剣をもって派遣された面々が魔域から帰ってくるの──。それが侵食された状態で帰ってきた。それが〈奈落の剣〉のはじまりだと聞いています」
「それに関わった人物の話を聞けば黄昏を見たなどとは言っているみたいですが、そこを推察するには情報が足りません。そこに関しては御力になれず申し訳ないところではあります」
フローラ
「その……魔域と〈剣〉を繋ぐというのは……それが魔域の頻発を食い止めることに繋がったというの?」
ライカ
その二つの剣じゃないな。その剣だ
フローラ
「侵食……黄昏を見た……」
「黄昏……魔域の先にあるもの……?」
ライカ
「さて──それに関しては」と、黄昏については首を振り
「ただ、黄昏には魔物が住んでいるようです。私はその黄昏の魔物と2度戦いましたが、どちらも形容しがたいくらいに協力な力を秘めていました」
フローラ
「さっき、黄昏の魔神と言っていたのが、それね……」」
ライカ
「先ほど、フローラさんがおっしゃった”絆”の力。おそらくは〈繋ぐもの〉の正の側面の力を借りなければ勝つことすらできなかったでしょうね。死んでいたと思います」と、はっきりと述べた
「はい。魔神ではないかもしれませんが──」
フローラ
「たしかに、あの〈繋ぐもの〉の力がなければ、私は今ここに居なかったと思う」
ライカ
「存在しているだけで身動きが取れなくなる。という経験は私もはじめてしましたから。それに平然と、全ての階級の魔法の最高位のものを何回も何回も使ってくる」
「ええ、だからこそ、少ない可能性からお互いに勝利を勝ち取った。ということです」ふっと笑って見せて。
フローラ
「身動きが……? 待って、それはまるで神の力だわ」
ライカ
「もしかしたら、ソールさん……でしたっけ。彼女の〈奈落の剣〉が完成したらそうなっていたのかもしれませんね」と、自分で言ってから
「ああ……なるほど……神か」どこか納得したように
フローラ
「完成…‥というのかしら、あの〈剣〉がソールと完全に融合していたら、きっとあの子の意思は呑み込まれて“神子”になっていたと思う」
ライカ
「なるほど──」
フローラ
「そう……あの子は“神子”という存在を知らなかった。〈教団〉の狂った思想の教えを受けたわけでもない……」
ライカ
「ある意味、〈奈落の剣〉〈繋ぐもの〉〈黄昏の剣〉と三区分にして分けると考えやすいかもしれませんね……」フローラの三区分も思い出しながら
「まあ、私としてはこの三つの分類だけでは足りないような気もしているのですが……事実現在みられるのはその三色。一端こうしておきましょうか」
フローラ
「それなのに“神子”になりかけたあの子が口にした言葉は、以前に会った“神子”と同じ……」
ライカ
「ふむ」
「どのようなことをおっしゃっていたので?」
一度、用意された飲み物を口に含み。フローラの続きを待とう。
フローラ
「あれは……驕り昂った神を騙るモノ……最初はそう思っていたわ」
「正しき人の願いであれば自らの在り方を変える事も厭わない、迷わず、人を導き、進化を促す者……そう言っていた」
ライカ
「へぇ、そんなことを……」
フローラ
「人が願うままの理想郷を生み出す、なんてね」
ライカ
「ふむ、黄昏に呑まれた人たちとか、庭の子たちは何て言ってたかしら。家に帰ってちょっと整理してみないといけないわね。今はちょっと思い出せません」
フローラ
「そんなものが存在できるはずがないわ。もし、それが叶うというならば、そこに住む人々はもう人ではないものになっているでしょうね」
「あれは、人の願いを集めた光を纏った心無い闇、そんな風に感じたわ」
ライカ
「なるほど──やはりそういう意味では〈繋ぐもの〉の本質から外れていないのかもしれませんね」
フローラ
「そう、あれがソールの中から生まれた意思とは思えない。あれは……〈奈落の剣〉に宿った意思なんじゃないかしら」
ライカ
「〈はじまりの剣〉そのものに回帰しようとしているのかもしれませんね。〈奈落の剣〉に神に等しい力と、意思とが宿ったのならば」
「まあでもね、フローラさん。そこまで至るには実はまだまだ情報が足りないのだわ。私も今、それについて調べるため、色々と本で調べたり、人に聞いたり、任務に足を運んだりしているところ」
「考えることはやめてはいけませんが──。余計な思考まで頭を回すと、それこそ偏見で物を見てしまう。だから、私から現時点で伝えられる〈奈落の剣〉のお話はこれくらいです。これ以上知らないといった方が、いいかしら」
フローラ
「確かに、情報が不足しているわ。私は2人の“神子”と出会ったけれど、共通項といえる言葉は……『進化』と『神』ね」
ライカ
「『進化』と『神』ですね。それと、古代都市アトランティスと言う言葉も覚えておいた方がいいかと」
フローラ
「ライカさんが出会って来た〈奈落の剣〉と融合した者の中で、そんな事を言っていた事例はなかった?」
「アトランティス……私はここで初めて聞いた名前ね」
ライカ
「それっぽいことを言っていた事例は確かにあったわ。ただ、一個は不明瞭だし。もう一個は庭の薬に半分やられちゃってたと思うから、正しいとは言いきれません。一言一句思い出すには──。少し家に帰って当時のメモを振り返らないといけませんね」
「私も知らなかったけれども、確かにあるみたいです。さっきも言った通り、〈奈落の剣〉の一連の話は、その都市の魔域の中で聞いたものですから」
フローラ
「〈奈落の剣〉をただ力を得る道具として使っている者と、〈教団〉の標榜する『進化』の為に用いる者とで、別個に動いていると考えた方が良さそうね」
ライカ
「多分聞いている感じ、そのイーラと同じ。といってもデュランディル期から、魔域としてその国家の一部を封印することで、その黄昏の魔物を抑えていたように見えました。イファロスという場所なんですけれどもね」
「そこも押さえないとだめよねえ……。ああ、調べることが増えたのだわ……」教団
フローラ
「そこに、更にその古代都市に関連する勢力?が関わってくるわけ……」
「頭が痛い話だわ……“庭”の薬みたい」
ライカ
「ええ、気が遠くなる話でしょう? やれやれなのだわ」あからさまに深い溜息をついて
「そういえば、薬の後遺症は大丈夫なんです? あの時はひどかったですが」薬という言葉でふと
フローラ
売って利益を得ようとするもの、溺れて求める者、生み出して何かに利用しようとするもの
「ええ、今はすっかり。あの時の一度で済んだからなんでしょうけれど」
ライカ
「それは良かったです。少し心配していましたので」
「後はそうね──ああ、話せることが二つありますが……どうしますか? 聞かれます?」
フローラ
「あの時は本当にごめんなさい。私がもう少し慎重な作戦を立てていれば……」
ライカ
「正直、今日の時点で情報盛りだくさんだと思いますので、またの機会に呼びつけてくれればお話いたしますが。どちらも〈奈落の剣〉におそらくは関係することだと」
「いいのよ。勝ったんだから勝てば官軍なのだわ」>フローラの作戦に
フローラ
「二つ……是非に、と言いたいところだけれど」
ライカ
ちなみに私は大丈夫 (時間を見て
フローラ
「お互いに情報の整理の時間が必要だと思うのだけれど……どうかしら」
フローラ
私も大丈夫ではある
ちなみにどの話?>2つ
おはなちゃん!?
ライカ
アルカナってやつが絡んでるかもしれないから気を付けてね~
私より詳しい人物の紹介
フローラ
リコリス?
ライカ
ティーヴァと、レイフェル&リコリス(シア)
このリコリスが時間くうかも~~~とおもった
フローラ
リコリスなら実は知り合いだという狭い世界w
ライカ
つれえわ
(しってた
じゃあ、さくっというだけいって
くわしいことききたければまたよべ!
にするか
フローラ
そうね
ライカ
「分かりました。では、とりあえずこれも簡潔にだけ伝えますので。頭の片隅に入れて頂ければ」情報の整理には頷いて
「まず──この〈奈落の剣〉の案件についてですが。アルカナという魔道具……が関わっているようですね。どの程度関わっているかに関しては不明瞭ですが、頭にいるだけでも違うと思います」
フローラ
ライカ的には今回の会談で教団絡みの“神子”という魔人の最終系みたいな存在を知ったのが得たところかな
ライカ
そうね
フローラ
良くも悪くも道具として扱う、庭的な思考の連中との対峙が主だったよね
ライカ
アルテミスとクロステル合体⇒ラヴァーズと、至ったソールは同じものかもしれないという推測が立った
うむ
ライカ
いれるだけで
フローラ
「アルカナ……覚えておくわ」
ライカ
「ああ、ちなみに。実は私も持っていたりします。これなんですけれどもね……ほら、女教皇の絵がかいているでしょう。魔剣の類だと思ってくれれば」と、フローラに見せて
「まあ、これに関しては脱線するのでまた今度」と、即しまった
フローラ
「これが……」触れようとはせずにその品を眺めて
ライカ
「で、もう一つ。必要であれば……とはいえ、本人に会えるかどうかも微妙な所なのですが」
フローラ
あとは奈落の剣自体か、あるいは繋がった先(黄昏)が持つ意思と、それが神に近いものではないかという憶測(推測)か
ライカ
うむ
ライカ
「〈奈落の剣〉とアトランティス。このことについてはティーヴァという女性が詳しいことを知っているかもしれませんね。というか、私も捕まえて問いたださなきゃなんだけど……」
「一応、星の標の所属の方です。種族はセンティアンという珍しいお方。頭にだけ入れて頂ければ」
「そして──」
フローラ
「ティーヴァ……例のアトランティスに関わる人なのね。捕まえてっていうのは穏やかではないけれど……え? ここに所属の…?」
ライカ
「ええ──といっても、神出鬼没っと言った方がいいのか……!」ぐぬぬという顔で
「とにかく会う機会があれば、絶対に色々聞いた方がいいのだわ! これ、私からのおすすめ事項! いいですね!」と、力強く。色々と気苦労があるようだ。
フローラ
「そ、そう……少なくとも、敵対しているという訳ではないのよね」
「ええと、もし、会う事があったら、貴女が探している事を伝えておくわ…」
ライカ
「で、もう一人というか今は二人でワンセットって捕らえた方がいいかもしれないけれども」
「是非伝えといて!!!」
と、机バンと叩いてしまって
フローラ
「え、ええ…」
ライカ
「こほん、失礼」
「〈奈落の剣〉と〈教団〉、そして庭に関してかなりの情報を持っている星の標所属の──、元庭のエリートが星の標にはいます」もう隠すつもりはなく、淡々と述べる。
フローラ
いわゆる神のもつ低レベル一掃能力に近いものを行使しているからね
フローラ
「……アネットさんではなく、よね? ひょっとして、シア、またはリコリスっていう名前じゃない?」
ライカ
「ええと、今はリコリスって呼んだ方がいいのかな。庭での名前はシア。あるいは”鋏”だった──ぶふぉっ」
思わず噴き出した
「そっか……フローラさんが庭に関しては一家言あることを忘れていたのだわ……その通りよ」
フローラ
「ご、ごめんなさい、先に言うべきだったかもしれないけれど、ラルカを助けに行くにあたって、剣や教団の情報をくれたのが彼女だったのよ」
ライカ
「世間狭いなあおい……」
フローラ
「だから、私は騎士を辞めることにしたの……」
ライカ
「……なんか深いこと思い出させちゃって申し訳ありません」こちらも謝って。フローラが悲しそうな顔してる
フローラ
「いえ、たぶん、元から向いていなかったのよ」笑顔を見せた
ライカ
「と、ともあれ。どうもリコリスって私は呼ぶけれども。彼女、興が乗ってるというか、魔剣の冒険者の“剣狼”レイフェル。こっちは、私はレイフェルちゃんって呼ぶけど。それに随分懐いているらしくってね」
「二人まとめて捕まえたら。何か話してくれるかもしれないわ。今なら」
どうもはいらない ↑
フローラ
「“剣狼”……そう、彼女が名前を与えた人だったの……」
ライカ
「ごめんなさい、そこまでは私知らないのだわ……」なんか感慨深そうにしてるフローラを見て
フローラ
「彼女は、今も“庭”に……?」
ライカ
「分かりません。ダブルスタンダートを通してるのかもしれませんし、もしかしたら辞めるのかもしれない」
「とにかく現状はレイフェルちゃんにくっついていくつもりらしいです」
フローラ
「……彼女自身が知らない筈も無いけれど、離反者をただ放置するような連中じゃないわ」
ライカ
「冷たいようですが、それに関しては自業自得。離反するって腹を決めたのだったら、彼女自身が向き合わないといけない問題です。そもそも、彼女と私たちの関係がグレーゾーンなんですから。まあ、助けてって言われたら、手を貸すくらいはしますけれども……」
「基本的には彼女。いえ、レイフェルちゃんを含めて彼女達の問題。と考えています」と、少し二人を突き放すようにそう言った。
フローラ
「……ありがとう」 突き放すような言い方に真摯な感謝の気持ちで返した。
ライカ
ふ、とその様子には微笑で返した。
「ともあれ、ティーヴァという人物。そしてリコリスとレイフェルちゃんの二人。私よりも情報を持っている可能性が高いです」
フローラ
本来なら、自分も彼女も、リコリスを“庭”の関係者として捕縛して、王国に突き出すくらいはしても当然の立場なのだ。
ライカ
「この魔本についてと、そのイファロスという魔域の思い出。後はディニスで何があったかということについてはお話しできますが──それ以外の核心的な情報が欲しければ彼女たちにあたるのが近道かと」
「後はお互いに何かあったら報告会くらいはできるかもしれませんね」と付け加えた
フローラ
自分が“庭”の元関係者に甘いのは個人的な感情に基づくものでしかない。ライカが譲歩してくれているのが、判断だけに基づくものなのかは分からないが、理に背いているのは間違いない
「ええ、何かあればまた連絡させて貰うわ」
「……お互い、大きすぎる事件に巻き込まれたものね」微苦笑を浮かべて
小さく首を振った 「……ううん、巻き込まれた、じゃないわね」
「今までは、知らずにいただけ。私が何も知らないままでも、見えない場所で事態は動き続けていた」
「……不足も、不安も覚えずにはいられないけれど、関われて良かったと思う」
ライカ
「庭、黄昏、〈奈落の剣〉、〈教団〉、アトランティス……そして、なんだっけ。蛇使い座? 星座でいいのかしらね。あれ。本当、フローラさんの言う通り知らないことばかりだったし、多分、まだまだ知らないこともあるんでしょうね」と、フローラの言葉に応えるように
「知らなければ普通に生きられたかと思えば、私は本当、不幸だわーって、感じがするのだわ」
「まあでも……」
フローラ
「自由を奪われた状態で殴られるよりはマシだわ」かつての自分の境遇を笑い飛ばすように
ライカ
「知ってしまって。もう逃げられないんだと思えば、自然と腹は決まるものだし。私自身が関わりたいと思ってるからそれでいいんだと思います。どうせ、他のアイツらも関わるだろうし……」
「ぷはっ……そうですね」
「では、任務で関われた時は、フローラさんが十全に動けるようにサポートさせて頂きます。同じ星の標の同朋であり、巻き込まれちゃった女子友としてね」
「そのためにもちょっと、真語魔法学ぶために。今日は失礼させて頂きますね。使える魔法の種類は多い方がいいですから」
フローラ
「その名称はもう少し何とかならないものかしら…」
ライカ
「私の世間で何て呼ばれてるか知ってます?」
「……」ぶるっ
「ああ、やだやだ……さっさとギルドでよ……」
フローラ
「巻き込まれた、だと、ただ不幸を嘆いているみたいだから、負けない…不屈…根性?」
ライカ
気合根性に比べたら女子ともの方がマシだと思っていたら
「……もう少し良い名前考えておきます。後、根性は心に突き刺さるからダメ。負けないも負ける気がするからダメ。不屈は……まあ、うん?」
フローラ
「え、えぇ……」
ライカ
「それじゃ……お互いに頑張りましょうね。ご機嫌よう」と、最後は清楚に扉を開けて去って行った。
フローラ
「今後ともよろしく。お互い、頑張りましょう。ライカ」綺麗な笑みを向けて
ライカ
今ナチュラルに呼び捨てにされたような気がする。と思いつつも、ギルドにを後にする。
ライカ
清楚退場
フローラ
フローラは基本呼び捨てなので、親しみを込めた
ライカ
やったあ
尚、まだ清楚レベル1でとどまってる模様(とどまってるか??
フローラ
部屋がめっちゃいい匂いしたよ
ライカ
フローラル!
とはいえ、フローラには
すごい情報いっぱい上げたような気がする
あげた
フローラ
繋ぐもの関連が特に大きい
ライカ
絶対最初に
いおうとおもってた
フローラ
奈落の剣の前身だって事に確証が持てつつ
教団に対するアドバンテージになり得る
ライカ
すごい軽く1セッション近くなってる
こちらは黄昏が至ろうとしてるものに関してのピースが
一つ増えたことが収穫だ
フローラ
良い情報交換になった
ライカ
うむ
 
 
ライカ
おつかれさまでした
イーラの話してるときのフローラ
めっちゃいきいきしてるだろうな
とおもってた
思い出すように
フローラ
移動時間考えると
メッチャ直後だからね
ライカ
うむ
フローラ
ライカとは旅路がだいぶ違うw
ライカ
wwww
ライカさんはもう
すれてるからね
フローラ
ああでも船旅だったっけ
ライカ
そうよ
ライカさんは今日はちょっとクールライカでいきました
(ツ)どこが?
フローラ
めずらしい
(ツ)フローラもそんなにぽんこつじゃなかったからおあいこね
ライカ
おあいこね
多分、いつもの面々関わってない時は
これに
もっと丁寧になる感じなんだろうなあ
とおもいつつ
解散するか…
フローラ
うむ、お疲れ様ヨ
ライカ
うむ
!SYSTEM
フローラが退室しました
ライカ
CCありがと~~~~~また、必要ならよんで!!
!SYSTEM
ライカが退室しました
背景
BGM