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- レーヴィアが入室しました
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- ヨエルが入室しました
- ヨエル
- どん
- レーヴィア
- きたわね
- ヨエルがなんか武器の実践前の確認みたいな感じをしたそうなのを思い出したから
- 木人会話するか…
- ヨエル
- うむ
- 内容としてはそんな感じになる
- ちょっと、最初に少しやりたい描写があるのでやっていいやろうか
- レーヴィア
- お
- どぞどぞ
- ヨエル
- さんきゅう
- #
-
-
-
- イーラの村外れ。開けた地形には、簡素な弓矢用の的や、案山子のような木人が点々と配置されている。村を守り、巫女を守る兵たちの教練の場としても使われているのだろう。
- ヨエル
- そんな、ただっぴろい広場にてひとり、少年は剣を携えて立っていた。
- 飾り気というものがない、実用一点張りの大剣である。まっすぐで幅広な刀身、両手持ちもできるよう伸長された柄、刀身と十字を書くように伸びた鍔。
- 「――……」
- ヨエルの、閉じられた瞼が、ぴくりと動いた。
- 右手の大剣から、自分の身体を通し、左手へ移る力を意識する。
- 閉じた視界の中。じんわりと、空いた左手に――暖かい、陽光のような感触。
- ゆっくりと目を開けると―― 左の手のひらの上に、太陽を小さくしたような、光の玉が生まれていた。
- 「……よし」
- 額に汗を浮かべながら、脳裏に強くイメージを浮かべると―― その光の玉が、徐々に、徐々にではあるが、薄く広がり、円形の盾型へと変化していく……。
- ヨエル
- お待たせしましたレ―ヴィアどうぞ
- レーヴィア
- おk
- レーヴィア
- さて、少年が集中し。授かった剣を振るイメージを固めている一方で。ただっぴろい広場に入ろうとしている1人の影があった。
- 青い靡かせ──槍を”二槍”携えてやってくる彼女。レーヴィアというシムルグの少女はいつものように朗らかな表情ではなく、非常に真剣なものであった。
- この場所に来るのははじめてではない。休憩の合間にこの木人を利用して体を動かしていたこともあった。
- 「──あれ」と、先客がいたことに目を向ける。その先には……。
- ヨエル
- 「………!」薄く広がった光の盾は―― よく見れば、何かの無数の文字が重なりあっているかのようにも見える。そして――
- 広場に生まれた新たな気配に、はっ、として振り返ると、
- ぱあっ――と、集中の逸れた光の盾は、儚くも霧散してしまった。
- レーヴィア
- 「──あ」と、霧散した光の盾を眺めて
- ヨエル
- 「――あ」 しまった、と多少なりともショックを受けた顔。
- レーヴィア
- 「……」と、目を瞑り、腕を組み何と声をかけていいか少し悩んだところで
- ヨエル
- 「……」 気まずそうに頭を掻き、嘆息。
- レーヴィア
- 「あ、ごめんなさい! ヨエルさん! 私、邪魔してしまいましたね──ッ! 別の所で私はやってきます!」と、目を開いて慌てて頭を下げる。別の所でやってくるなんて言うものだから、こちらが何をしにきたかなどは言わずとも分かるだろう。
- もっとも、それを隠すほどの頭の巡りはこの信徒にはないのだろうが。
- ヨエル
- 「待て。待って!」 慌てて、つい大きな声が出てしまった。
- レーヴィア
- 「は、はい! レーヴィア待ちます!」と、ヨエルの大声に急ブレーキがかかったように
- ヨエル
- 「――このくらいで集中を欠くようじゃ、そもそも実戦で使えないよ」 だからレーヴィアは悪くないのだ、という意を込めて、少々機嫌が悪そうに――そのいら立ちは自分へと向けたものだが――言う。
- レーヴィア
- 「──むむ」と、続きを発したヨエルに振り変える。
- 「……ん──」そして何と繋げようか少し考える。難しい会議ななされている時の同じように首傾げて……。小沈黙。
- ヨエル
- 大剣を両手で持ち、掲げた刀身を眺めながら、「使い方自体は―― 不思議と分かるんだ」
- 「頭の中に流れ込んできた、っていうかさ。――レーヴィアも多分、そうなんだろ?」
- レーヴィア
- 「確かに”釣り”での常時集中、平常心は大切ですからね……」と、言葉が出たら
- 「はい。そうですね。ヨエルさんのおっしゃる通りです。どう魔力を込めればいいか……どう扱うべきかは──不思議と分かってしまいました」と、言うが、顔はどこか煮え切らない様子を感じさせる。
- ヨエル
- レーヴィアの言葉に頷く。手に吸い付くように、むしろ前の剣より馴染むくらいだけれど――。「でも、どう使うか、は―― まだまだ練習が必要みたいだね」 溜息をつくその横顔は、しかし、どこか楽しそうにも見える。
- 「――どうかした?」 ふと、レーヴィアには珍しい表情をしている事に気づいて
- レーヴィア
- 「──あ、いえ」と、首を振り
- 「そうですね! 今、少しでも時間がある間に実践的な感覚をつかんでおくことは非常に大切だと思います!」
- ヨエル
- 「――……?」
- レーヴィア
- 「槍とか武器に限らず、釣り竿とか銛で、いくら新しくて良い質のものが手に入ったとしても、まずは手になじませることは重要ですから!」と、いつもの調子で言って見せて
- 「私もそんな感じで体を動かそうかな──と思ったんですが……違う場所でやった方がよさそうですね。多分凄い派手で五月蠅くなっちゃうので」と、言って笑って見せた。
- ヨエル
- 「……」 武器と釣り具が同列なのか。まあ、どちらも道具であることは変わらないしね。
- 「気にしなくていいよ。……丁度いい場所を探すのも面倒だろ」 そう返してから、ふと
- 「――……」 レーヴィアの顔をじっと見る。
- レーヴィア
- 「いいんですか?」
- 「むむむ──」と、見つめられて見つめ返した
- 「何かついてます?」
- ヨエル
- 「……いや」
- 「そういえばレーヴィアは、竜……の神官なんだっけ」
- 「あの魔竜のことを、ソールたちとは違う意味で見過ごせないみたいだからさ」
- レーヴィア
- 「あ、はい。シムルグ様に仕えています──といっても、小さい頃の記憶がないので。気付いた時にはこれと、御声が聞こえていて──」
- 「むむむ……ヨエルさんには隠し事はできませんね」誰でも分かるが自分では隠していた? らしい。
- ヨエル
- 「シムルグ」 聞いたことがあるけど、あまり馴染みのない神の名だ。少なくとも、当たり前のようにどの町にも神殿があるような神ではなかろう
- 「……いや、」 普通に言葉で言ってたし―― と言おうとして、まあいいやと頭を掻いた。
- レーヴィア
- 「シムルグ様の声もあるのですが、私自身の中で。竜という存在は神聖なもの。けれども、人と共に歩んでいくものだと思っていますから。勿論、両者にとっては仲間ではなく畏怖の対象になることはありますけれども──」
- ヨエル
- 「どういう神さまなんだ、シムルグって」
- レーヴィア
- 「そう思えば思うほど、あの魔竜の存在は人も竜も愚弄しているようで許せないんです」
- 「ええと、シムルグ様は……って、私に聞いてもいいんですか!?」と。言わずもがな皆にばか? 扱いされていたりすることもあり、ヨエルが興味を示したことにびっくりしている。
- ただ、よく考えればレーヴィア以外に誰に聞くんだ。という話なのではあるが。
- ヨエル
- 「竜は神聖なもの――ねえ」 それについては眉唾だと――神聖なものなどあるのか、という意味で――ヨエルは思ったが、彼女にとってはそうなのだろうと流して、
- 「……? 別に。僕は他に、シムルグの神官なんて知らないし」
- レーヴィア
- 「な、なるほど──?」と、首を傾げて見せた
- と言ってから少し改まった口調で
- 「『人と竜は対等の朋友である。竜の上に人あらず、人の上に竜あらず』『信頼と絆をもって、手を取り合ってことに当たるべし』『障害の友を見出すのは最大の幸福である』」と、有名な三つの格言を述べた後に
- 「私も知っていることしか知らないんですが、シムルグ様はライフォス神から『竜と人の調和を取り持った』ことから神格を与えられた竜騎士であると聞いています」
- レーヴィア
- 障害→生涯
- ヨエル
- 「竜騎士……?」
- 「何だ、人間の神さまなのか」 ヨエルの知識はそこからである
- 「竜の神さまだから、竜の姿をしているのかと思った」 目を少し見開いて、話に食いつくさまは、子供のような素直な顔に見えた
- レーヴィア
- 「あ、なるほど」と、ぽんと手をうって。おそらくはライフォスと、そのはじまりから説明するべきなのであろうが。ふと、フランシアさんの方が上手く説明できるかもしれないと思い押さえた。
- 「はい。といってもここからは私も──知識でしかしらないんですが……。ええと、シレスカ列島にいらっしゃった古竜アーレスグリュッド。その竜と契約したのがシムルグ様と聞いています」
- ヨエル
- 「……竜の相棒と、戦い抜いた騎士か」
- レーヴィア
- 「そして、その地方の初めての竜騎士となって。初代の英雄帝として、人と竜の関係を構築した──生涯を通して善政を築き、地方全土の帝国に富を与え、そして最後に竜と人の調和を取り持った。と私は聞いていますね」
- 「おおっ」と、ヨエルの簡潔なまとめに頷き
- ヨエル
- 「それだけ、すごい人なんだな」
- レーヴィア
- 「はい。だから、私も人と人もですが。竜と人も共に戦い、生き抜く仲間であると思っています──だからこそ、あの魔竜の存在は納得がいきません」と、目を閉じ眉を吊り上げる。
- ヨエル
- 「それで、対等の朋友―― さっきの格言は、信者への教えっていうよりは、シムルグ自身の生き様から出た信条みたいだ」
- レーヴィア
- 「はい。シムルグ様が貫き通したポリシーなのだと思いますし──おそらくああいった奇蹟が生まれたのも。彼の信念故。なのかもしれません」と、彼女の得意技である、共に戦う者を一挙に癒す奇蹟である。
- ヨエル
- 「―――」剣を握り直し、その感触を確かめながら
- 「――竜を騙るのは許せない?」
- 納得がいかない、というレーヴィアの言葉を反芻しながら、剣を振る。
- レーヴィア
- 「──んん。許せないというのでしょうか。納得がいかないというのでしょうか……こう。もやもやするんです」
- 「勿論、ソールさんとルーナさんを困らせているという時点で、気にらないんですけれども……」と、何と言えばいいのか思いつかないようで
- 「でも、それを言い出したら──。私、ソールさんが仕えている神の正体も……」と、唇を噛んで。少し複雑な表情をして
- ヨエル
- 「……ある意味で、教団の連中は、竜の存在を認めてるんだろ。存在というより、その力を、生き物としての強さを」
- 「その意味じゃ、竜ってものを穢そうとしている訳じゃない――むしろ、別の意味の信仰に近いかもね」
- レーヴィア
- 「進化の途上として選ばれたわけですからね……むむむ」納得いかない表情をしながらも、反論する言葉が思い浮かばない。ヨエルの言葉を聞くしかない。
- ヨエル
- 剣を何度か振り、止めて―― 「レーヴィアには悪いけど、人と竜は、そうそう対等になれるとは僕には思えない」
- 「寿命の長さだって、身体の強さだって、何だってふつうは、人は竜には適わない。――いや、比べようと思う奴が珍しいくらいだろ」
- レーヴィア
- 「それは──こう。何度も何度も対等であるべきだと言っている私ですが──。なんとなくわかっているんです」と、意外にもヨエルに対して驚いたり、怒ったりではなく、落ち着いた様子で言葉を返した。
- ヨエル
- 「ついでに、向こうから歩み寄ってくれるのを期待するのは、能天気すぎる」
- 「僕からすると、そのシムルグの教えは――…… すごく、厳しい事を言っているように思える」
- レーヴィア
- 「何でしょう。頭の片隅で──。そもそも人にとって、竜というものは畏怖、あるいは脅威の対象であることは変わりない。それはヨエルさんが言った通り、寿命、身体、知識と言った理由から当然の事だと思います」
- 「ただ──私は考えを改める気は一切ないんです。そうあるべきだと、シムルグ様だけでなく”私”が言っている気がしてるので」と、ヨエルの厳しい指摘にはそう返していく。
- ヨエル
- 「別に、批判しているわけじゃないよ」
- 「ただ、僕には――」
- 「竜にとって、対等として認められる存在であれ――シムルグはそう言っているみたいに聞こえる」
- 弱きヒトが、目指して歩むには困難な道であろう。
- 「……厳しいっていうのは、そういう意味」
- レーヴィア
- 「厳しいことでしょうか──。勿論、戦える人が全てはないですし。だからこそ信仰も様々であると思いますけれども」
- ヨエル
- そう言って左手を翳し、――眉を寄せて、その先にふたたび光の球を生み出す。
- レーヴィア
- 「ただ、私はシムルグ様の声が聞こえた以上。自らの信念のために突き進むだけ。それは何があっても変わりません。だから──」
- 「私は魔竜の存在も信じないし、ソールさんやルーナさんの後ろにいる神様も信じないただ、ソールさんとルーナさんのためにこの槍を振るう。それだけです」
- ヨエル
- 「方法は、色々あるのかもしれないけどね」 ぐぐぐ、と光の球が、縦に細長く伸びていく
- レーヴィア
- 「だから、必要であれば。この槍もへし折るつもりでいます」と、真剣な表情で。蒼海を思わせる青い輝きを放つ槍を握った。
- 「ただ──それでも納得いかないのが。この槍が……そういった邪な何かを宿しているようには思えない。というところです」と、言って眉を下げた。
- ヨエル
- 上手く伝わらなかっただろうかと、ちらりとレーヴィアを見やったが、どうせ自分の言葉も、ただの感想だ。
- レーヴィア
- 「──あ」と、ヨエルがイメトレの準備に入ったので
- 「と、そうですね。言葉を交わすよりも。まずは体を動かすことですね。私、あっちでやってきます。邪魔にならないようにしますね」と、頭を下げた。
- ヨエル
- 「――祈りそのものには、良いも悪いも無いのかも」
- 「それか、表裏一体……」
- 細く伸びた光の球は、いまでは刀剣と思わしき形状を取り始めている。
- 「戦に出た兵士の家族が、そのひとの無事を願うことが、まわりまわって、敵の兵士の死を願うことにだってなるだろ」
- 「結局、誰の側につくっていうことでしかない」
- 「あれこれ悩むのはレーヴィアらしくない。ソールとルーナのために――って、それでいいんじゃないかな」
- レーヴィア
- 「勿論、言われずともそのつもりです」と、ソールとルーナのためにには深く頷いて
- ヨエル
- 光が、再び形を失って霧散する。手のひらを握って、開いて。
- レーヴィア
- 「ただ、ソールさんとルーナさんのためなら。この蒼の槍も。必要ならば捨てて見せる。それだけです」
- と、振り返る。もし少しでも目で追ったのならば、蒼の槍とは片方の手に別の槍を持っていることに気づくだろう。
- ヨエル
- 「うん」 と、ヨエルは頷く。 「――まあ、こいつは、預かりものみたいなものだしな」
- 「……それで、その予備の槍?」
- レーヴィア
- それは魔法の塗装すらなされていない。彼女の専用の改造もなされていない。ただ、イーラの街で、兵士が使っている”ただの槍だ”
- 「はい。だから、私は──。この貰った槍よりも、こっちの槍を振るう練習にきたんです」
- 「いざという時に私がこの力に頼らなくても済むように」と、静かに語る。こんな槍では通用しないのは彼女ですらわかっているが、それが意地なのかもしれない。
- ヨエル
- 「……へえ」 レーヴィアの決意は別にしても――
- 何時まで続くかもあやふやな一時的な力に頼るより、確かなものをこそ使う、という考え方は、ヨエルには好ましく感じられる。
- レーヴィア
- 「ヨエルさん?」と、一瞬振り返った。
- ヨエル
- 「そういうことなら、少し付き合ってくれないかな」
- レーヴィア
- 「ええと──特訓ですか?」
- ヨエル
- 「案山子相手じゃ練習するには物足りないでしょ。お互いに」
- 「まともに使えるようになれなかったら、僕も普通の剣を借りないといけないかもしれない。協力してくれないかな?」
- レーヴィア
- 「──なるほど。確かにヨエルさんが相手をしてくださるのならば……これ以上に魔竜に立ち向かうまでの最高の訓練はありませんね」と、頷き。ヨエルを見やる。
- 「勿論です!」と、ようやく顔つきがいつもの明るい表情に戻った。
- ヨエル
- 「よし。頑張るよ、後悔はさせないようにね」
- 練習とはいえ、レーヴィアの槍を捌きながら剣の力を使えば、1人で訓練するより何倍もの効果があるだろう。
- レーヴィア
- 「ヨエルさんの動きは隙が無いことは、知っているんです──分かりました。私も”二つ”の槍を使って貴方を後悔させないように、力を振るいましょう」
- ヨエル
- 「レーヴィアの動きが予想できないこともね」 わずかに腰を落として、剣を構えた。
- レーヴィア
- 「では──まずは、この槍の力を」と、言えば槍に”水の魔力”がたまり始める。だけでなく、レーヴィアの周囲にから蒼いマナが溢れ始めたかと思うと──
- ヨエル
- 「――じゃ、始めようか」 刀身が淡い光を帯びて見えた。
- ヨエル
- と、こんなところまでかな
- レーヴィア
- 「いざ、尋常に!」今までよりも、空高く飛び上がった。
- レーヴィア
- くらいで、実際の特訓の描写はオミットする感じで終わるのが綺麗そう。
- うむ
- ヨエル
- (ジッサイの演出は本番へとっておく)
- レーヴィア
- 気が合うわね
- ヨエル
- おつかれありがとう
- レーヴィア
- この特訓であった(妄想)を実際でやろう
- おつかれさまありがとう。楽しかった。
- では、また夜に!
- ヨエル
- ではでは~~~~
- レーヴィア
- あ、まってね
- ヨエル
- ん
- レーヴィア
- 20200429_0
- これログ
- ヨエル
- さんきゅー
- レーヴィア
- んじゃ!
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- レーヴィアが退室しました
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- ヨエルが退室しました