- !SYSTEM
- リコが入室しました
- !SYSTEM
- ウィスタリアが入室しました
- ウィスタリア
- よし
- リコ
- うむ
- ウィスタリア
- 状況は希望とかあれば聞きます
- なければこっちで適当に
- リコ
- おまかせします
- ウィスタリア
- はーい
- よろしくお願いします
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- リコ
- よろしくう
-
- ユディスでの依頼を終えて、列車で王都に帰還。
- フィオナへ手紙を届け終え、解散となった頃合い
- リコは、ウィスタリアから、聞きたいことがあるから時間を貰えないだろうか、という旨を伝えられる
- その日は、解散し、リコの都合がついた、ある日
- 昼過ぎ頃の"星の標"で、ウィスタリアはリコを待っていた
- 人は閑散としていて
- ウィスタリア
- 待ち人は、テーブル席の一つで 飲み物等も用意せず、まるで最初からそこに在ったかのような姿勢で じっと座っていた
-
- カランと、人の少ない店内に、入店のベルが鳴り響く。
- ウィスタリア
- 傍らには、書き取り用の教本と何枚かの羊皮紙が載せられており どれもきれいな文字が書かれている
-
- 入店した人物は、少し店内を見回した後、ウィスタリアの方へと近づく。
- ウィスタリア
- 「……」 人形じみた少女は 視線を扉の方に向けて
- リコ
- 「……待たせたな」と、ウィスタリアの書いた羊皮紙に目が行く
- ウィスタリア
- 「いえ、時間通りデす」 ややぎこちない共通語で返すと 小さく頷いて
- 「お時間ヲ頂き、ありがとうございマす」
- リコ
- 「問題ない。それより……随分勉強したみてぇだな」顎で羊皮紙を指して。
- ウィスタリア
- 「……」 リコの視線を追って 「午前中は、いつも。書き取りをシています」 頷いて
- 「会話よりも確実に、進めることが出来マす」
- リコ
- 「……効率的、ってやつか」よいせと、椅子に座り。
- ウィスタリア
- 「はい。相手を、必要としまセん」
- リコ
- 「確かに、勉強する上じゃあ過不足ねぇな。そんで、話ってのは?」
- ウィスタリア
- 「最近は、リアン地方語にも習熟してイます」
- 「はい。リコさんは、」
- 「この前ノ仕事の際、配達のお仕事をされテいると伺いまシた」
- 「わたしは今、仕事を探していマす」
- リコ
- 「……なるほど。それで俺に」
- ウィスタリア
- 「はい」
- 「わたしにも、配達の仕事をさセて頂けないでしょウか」
- リコ
- 「……確かに、お前にとって、この仕事は良い経験になるかもな」
- 「とは言え、流石に支部長に掛け合わねぇとな。俺が判断できる事じゃあねぇ」
- ウィスタリア
- 「……」 返答を待つように 「支部長。上官でスか」
- リコ
- 「上官というより上司、だな。ま、悪い奴じゃあねえ。俺みたいなのも拾ってくれたしな」
- ウィスタリア
- 「リコさんは、問題のある方には見えまセん」
- リコ
- 「人手は年中不足してっし、入社自体はすんなり行くだろうよ」
- ウィスタリア
- 俺みたいなの に対応した言葉なのだろう そう口を挟んで
- 「わたしは、仕事を得るたメに、何をすレば良いでしょウか」
- リコ
- 「……そうだな。実際、お前のスキルは十分にある。その辺は心配しなくていい」
- 「後は、会社に行って面接を受けるとこだな。ま、そんな厳しいわけでもねえ。そこは安心してくれ」
- ウィスタリア
- 「十分、でスか?」 不思議そうに
- リコ
- 「……お前の代筆を見て思っただけだ。アレだけ素早く、綺麗に書き取れる奴は少ない」
- ウィスタリア
- 「代筆も、仕事なのでしょウか」
- リコ
- 「代筆業は意外と大穴でな。手が不自由な奴、後は老人だな。そういった人達の役に立てることが多い」
- 「世の中、思ったことを書けない人も多いんだ」
- ウィスタリア
- 「でしタら、お役に立テます」 頷いて
- リコ
- 「先日のフィオナもそうだ。書ききれないほど想いが籠もってるなら、そいつを口に出してもらえばいい。その方が効率的だろ?」
- ウィスタリア
- 「はい」 小さく頷いて 「ただ、……やはりマだ、よくわカりません」
- 「言葉もデすが、文字も、ただ、連なれテいるだけなのに」
- 「…‥泣イたり、笑っタり」
- 「シュナさんも、よく笑ったり、しマす。でスが、わたしは、どうして笑うかが、よくわかりまセん」
- リコ
- 「……難しいな」
- ウィスタリア
- 「はい」 頷いて 「とても、難しいデす」
- リコ
- 「俺も笑うほうじゃねぇからな……まあ、そうだな」
- 「ヒトってのは、感情に揺さぶられながら生きる生き物なのは確かだ。泣いたり、笑ったり。怒ったり、喜んだり、な」
- 「そいつはお前も例外じゃない、ウィスタリア」
- ウィスタリア
- 「わたしも、でスか?」
- リコ
- 「……ああ。今は分からねぇと思うが、生活していれば自ずと分かってくると思うぜ」
- 「いい手本も居るしな」感情の起伏が激しいシュナを思い出し。
- ウィスタリア
- 「手本」 小さく頷いて 「シュナさんは、確カに」
- 「分かるとキが、来たラ、わたしも」
- 「手紙を書きたく、なるのでしょウか」
- リコ
- 「……そうだな。そうかもしれねぇ」
- ウィスタリア
- 「質問をしても、よろシいですか」
- リコ
- 「……なんだ?」
- ウィスタリア
- 「リコさんガ、このお仕事を選んダ理由を伺いたイのです」
- リコ
- 「理由、か」
- 「子供の頃から斥候術を学んで、単独行動に長けてたってのが大体の理由だが……そうだな」
- 「一番の理由は、仕事に乗じて家族の顔を見に行くことができるから、か」
- ウィスタリア
- 「家族」
- リコ
- 「……俺は孤児でな。元々、孤児院に居たんだ」
- 「その孤児院で育った手前、そこにいる奴らとは家族同然だった」
- 「そんな家族を、支えなきゃなんねぇって思ってよ」
- ウィスタリア
- 「…‥」 聞き入るようにしてリコを見つめて リコの方に視線は向けているのだが、なにか別のものを見ているようにも見える
- リコ
- 「定期的に仕送りを送るのに丁度良かったんだ。この仕事はな」
- ウィスタリア
- 「……」 小さく頷いて 「ありがとう、ございマす」 少し目を伏せるようにして 軽く自分の頭を抑えた
- リコ
- 「……どうした」頭を抑えるウィスタリアを見る
- ウィスタリア
- 「……家族、と聞イて。少し、頭が……痛みまシた」
- 「すぐ収まったノで、大丈夫デす」
- リコ
- 「……」あの写真を思い出す。あの中の1人がコイツだとしたら……。
- 「……ああ、それならいい」
- ウィスタリア
- 「もう1つ、よろしいでしょウか」
- リコ
- 「ああ」
- ウィスタリア
- 「話は、変わりマす」
- 「"いきなさい"という言葉は、リコさんは、どう思われまスか」
- 「わたしが、おそらく最後に聞イた、言葉なのデす」
- リコ
- 「……最後に聞いた、か」
- ウィスタリア
- 「はい」
- リコ
- 「そいつもまた難しい質問だな。言葉ってのは一つで多くの意味を持つ時がある」
- ウィスタリア
- 「シュナさんにも聞きまシた」
- リコ
- 「……アイツにも聞いたのか」
- ウィスタリア
- 「シュナさんは、わたしが、命令を聞ク立場だったこと、おそらく兵器として扱われていタこと」
- 「その人が言いたかったのは、その立場かラの解放、ここから逃げなサい、という意味ではないかと仰っていまシた」
- リコ
- 「……確かに、そっちの意味にも取れる」
- 「けれど、もう一つあると思うぜ」
- ウィスタリア
- 「もう1つ」
- リコ
- 「生きなさい──自由に生きろ、ってな」
- ウィスタリア
- 「…生きル…」
- リコ
- 「自分で見て、感じて、考えて。そうして人として生きるのを望んだんじゃねぇか」
- ウィスタリア
- 「……それは、命令なのでしょウか」 判断に困るような声音で
- リコ
- 「……いいや、命令じゃない」
- 「お前が、自分で決めなきゃならない事だ」
- リコ
- おっと、解釈違い
- リテイクOK?
- ウィスタリア
- OKOK
- リコ
- けしけし
- 「そいつは……願いだ」
- ウィスタリア
- 「願い‥‥何が、違うのデしょう」
- リコ
- 「命令は言い聞かせるもの」
- 「願いはそうなってほしいもの。そうであってほしいもの、と言えばいいか」
- 「……ひどく曖昧だろ?でも、そんなもんなんだ」
- ウィスタリア
- 「……」
- リコ
- 「叶うか分からないことでも、人は願いを託す」
- ウィスタリア
- 「……似てイます」
- 「手紙ト」
- リコ
- 「……そうだな」
- 「本当に届くか分からないものを、文字に写して送るんだもんな。違いねぇ」
- 「……そんな曖昧なものを、しっかりと届けるのが俺達の仕事だ」
- ウィスタリア
- 「やって、みたイです」
- 「きっと、願いも、いきたいも、知ることガ出来る……そんな気がシます」
- リコ
- 「……そうだな」
- 「……今から行くか?支部長はどうせ暇してるだろうよ」
- ウィスタリア
- 「はい。行ってミます。実際に、始められルかは、シュナさんにまた確認シます」
- リコ
- 「ああ、分かった」
- ウィスタリア
- 「ありがとうございマす。リコさん」
- リコ
- 「……礼を言われるほどじゃねぇよ。じゃ、付いてきてくれ」
- ウィスタリア
- 頷くと 席を立って
- リコ
- 同時に席を立ち
- ウィスタリア
- リコとともに、ペガサス急便のイルスファール支社へと赴くのだった
- ウィスタリア
- わたしはここで大丈夫です
- リコ
- このくらいでいいかな?
- おっけーよ
- ウィスタリア
- ありがとうございました
- リコ
- お疲れさまでした
- ウィスタリア
- リコさんに結構喋って貰いました(*´ω`*)
- リコ
- 嬉しそうだな
- ウィスタリア
- ええ、キャラのバックボーンを語らせるのは、楽しいものなので
- お付き合いありがとうございました
- リコ
- いえいえ
- ウィスタリア
- ではまた今度 次はセッションで
- お疲れ様でしたー
- リコ
- うむ
- ウィスタリア
- )))
- リコ
- お疲れ
- )))
- !SYSTEM
- リコが退室しました