- !SYSTEM
- マリーが入室しました
- マリー
- こんにちは
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- レイヴンが入室しました
- レイヴン
- うむ
- マリー
- よろしくお願いいたします。
- レイヴン
- こちらこそ
-
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- イルスファール王国、星の標。
- 数多くの冒険者が所属するこの宿には、様々な依頼が舞い込んでくる。
- 冒険者達のある意味家でもあるこの場所は、冒険者のためだけでなく、一般の市民でも入りやすい酒場や食堂も兼ねている。
- マリー
- 時刻は夜遅く…時間が時間である、ソレ目当ての客は少ない。
- 目的がないわけではないが、それは気まぐれでもあった。顔を見かけたから、食事に誘っただけである。
- マリー
- (適当にどうぞ)
- レイヴン
- 「──まあ確かに。俺が店でぐだぐだしていたのもあるが……」と、その誘われた青年はマリーにそう語る。とはいえ、珍しく食事に誘われて一つ返事でオッケーしたのも事実であった。
- というのは、先日の蛮族絡みの一件から意外と”後処理”が長引いて落ち着く暇がなかったのもある。それと──やはりあの事件は大きな事件であったのだろう。
- ランクをあげてみないかというお誘いもあり、それに関してどうするものかと考えていたら彼女に捕まった。という次第であった。
- 「前の事でお話でも聞かれていたのかしら?」なお、それらのごたごたを最小限にするために気づかれない程度に他のメンバーの活躍を多めに書いたのは自分であるが。
- マリー
- @こっちです
- レイヴン
- 「色々とな──。というよりあの展開は流石に予想できなかったのもあるんだ……いや確かに、名誉と功績と……。後はあの親子のこれからを考えれば、ある種正しい選択であったのは頷けるんだが……」と、少し疲れた様子で
- マリー
- 店主からは苦い顔をされ、いい加減ランクを多少とれと言われているが…興味がない物はないのである。
- レイヴン
- 「まあ──」
- 「二人のことがとりあえず落ち着いたことだけは良かったと思うよ」と、水を含んで。これに関しては心底嬉しそうに
- マリー
- 「そうねぇ…」軍の当事者達…バルドゥル達からすればある意味落ち着けない事態にはなったとは思われる。それだけ彼女の名前は大きい。
- 言い換えれば…その彼女がこちら側についたという事実は、シリカも語っていたように…人族側にとっても蛮族側にとっても大きな影響を与えるだろう。
- レイヴン
- 「やはり軍の練度の高低差が激しすぎることの方が気になるな……。コンラートさんが率いる小隊はバランスがいいし、レベッカさんやオスカーさんが率いるあちらも非常に練度が高い……」
- 「今回はお世辞とはいえど……だが。まあこれはいいか……」
- マリー
- 「優秀な軍人は多いけれども、全てがそうではないわね」
- レイヴン
- 「仕方ない話かもしれないけどな。軍だって余裕があるわけじゃないのは分かってる」
- 「まあそれはいいんだ。それで姐さん。用件は?」
- マリー
- 国を守るというのは一枚岩な話ではない。まだ切り取れていない膿もそれなりにあるだろう。
- レイヴン
- と、話を切り替えるように
- マリー
- 「あら?言わなかったかしら?晩御飯、一緒にどう?って」にっこりといつも通り微笑んだ
- レイヴン
- 「……」と、少し悔し気な顔をして
- 「本当にそれだけ─?」と、ジト目で
- 「俺は知ってるんだ。大体姐さんから声をかけてくる時は、何かしらあるってことを……。俺の第六感が告げているんだ……」
- 「というか、こっちが用事あるときはどこかふらふらしてるし……ああっ……」
- マリー
- 「私のお仕事、コレ以外のはあるときとないときがあるのよね」神殿から頼まれることもあれば自分から声をかけることもある。
- レイヴン
- 「ああ……」
- マリー
- 結論から言えばやってることは気休めに他ならない。手を伸ばすのにも限界があるのもわかっているのである。
- 「だいぶやりやすくはあるわね」冒険者の国というお国柄上、そのあたりも比較的自由が利く。最も…あの似ても焼いても食えないギルドマスターと話をするのはなるべく避けたいのが本音である。
- レイヴン
- 「──俺も。マリー姐に世話になった人間ではあるし……。あまり偉そうなこと言えないけれども……。無理だけはしないでほしい」と、何かを察したように
- 「今回──かなり頭にきてたように思えた……。はじめて見たかもしれないくらいに」と、先日の蛮族関連のことを暗に示して
- 「まあ……俺が言ったところで自由奔放なのが姐さんなんだけれどもな……」と、最後は半分諦めかけた口調で
- マリー
- 「あら。気づいてたの」嬉しそうに口元がゆるく弧を描いた
- レイヴン
- 「付き合いが長いと──いつもと調子が違うことくらいは分かるさ」
- 「なんでうれしそうなんですかね……」
- マリー
- 「よく見てるわね、って。付き合いが長いと嬉しいものよ。何かに興味を持って観察して分析するのはいいことよ」
- レイヴン
- 「──もう少しきちんとした学があれば、もっと正確な分析ができるんだけどな……」マリーの言葉に。付き合いが長いと嬉しいものよという言葉には少し顔を赤くしたかもしれないが
- 後半の事に関しては自分を自嘲するようにいった
- 「──やはり観察だけじゃ限界があるな」と、小さくため息を吐いた。
- マリー
- 「ふふ…何事にも限界はあるものねぇ…定めてしまう限り」
- 「向上心があるのは貴方の長所よレイヴン。学び舎には通っていないけれども逆も然り、彼らが知らない事も貴方は知っているわ」
- 「今の貴方が認められたからこそ…そろそろランクを上げてみないかという誘いでもきているんじゃないかしら?」
- レイヴン
- 「俺自身が大したことがない人間だからな……。勿論学びはやめるつもりはないし……それに俺自身、特出した能力があるわけでもないから──」
- 「やはり手持ちの手札は可能な限り増やさないといけないな……」と目を瞑る。自嘲でもあるが、本心でもある。
- 「……確かに。それは有難い話かもしれない。ランクを上げることで見られる世界が変わるのは……ああ。うん。マリー姐の言う通りだと思うよ」と、素直にうなずいた
- マリー
- 「あのランクは比較的申請はしやすくはあるけれども…誰でも認められるわけでもないわ」
- 「そこは自信を持っていいんじゃないかしら?」
- レイヴン
- 「──そうだな。失礼に当たるかもしれない」と思って。2枚の申請書を取り出した
- 「……店主さんから2階級分の紙を渡されてな……。片方はどうなるか分からんが、気が向いたら書けと言われた」
- 「──一つは書くつもりだが……。もう一つはもう少し実績を積みたいのもある」
- マリー
- 「強制できるものではないわ。ランクを持つということは利点もあるけれども」
- レイヴン
- 「その分、立ち居振る舞いが要求される」
- マリー
- 「そうねぇ………たとえば、かわいい女の子に囲まれてしまうかもしれないわ?」微笑んで
- レイヴン
- がくっと、なって
- 「なんで、姐さんは真面目な話をしているところにそういうところにもっていくんですかね……!」
- マリー
- 「あら、ない話じゃないわよ?」
- レイヴン
- 「というか、たとえばじゃなくても、星の標には”何故か”女性が多すぎるんだ……!」
- 「今回も男2人女2人だとおもっていたら、いつの間にか女3人になっていたようなものだし……ああ、ああっ!」
- マリー
- 「それだけランクが上…いわゆる、英雄という名前には少なからずあこがれる子達もいるもの」
- レイヴン
- 「……この申請書はボツだな……」と、その言葉を聞いて。名剣用のとりあえずの紙はしまった。
- 「英雄か……。確かにヒーローがかっこいいことは。ああ、頷けるが……」
- マリー
- 「現実はそう綺麗な物語ばかりではないけれども…夢や希望は糧になるもの」
- レイヴン
- 「……」と、マリーの言葉には沈黙で同意を示した。
- マリー
- 「私も子どもの頃はどうだったかしら…少なくとも今こうなるとは思っていなかったわね」
- レイヴン
- 「姐さんの子どものころか……想像がつかないな……」と、言ってから改めてマリーの顔を見た
- マリー
- 「確か神官…最初は見習いだったけれども、成人前…14の時だから…数えると…今で4年くらいかしら?」人生ってわからないものね
- と続けて
- レイヴン
- 一般的に言わなくても相当な美人な類であろう。妖艶というのが相応しい顔つき、スタイルである。マリーでなければ……おそらく見つめることを困難だろうが
- 「14歳で神官になって、今で4年か──なる……」
- と、言いかけて。違和感に顔をゆがめた。
- 「4年?」
- マリー
- 「今が18だから、そうね?」
- レイヴン
- 「──14+4は18……。そうだな数学上間違ってない計算になるな──」と、一瞬頷きかけたが
- 「……は?」
- 「御冗談でしょう。マリーさん」と、姐さんが思わず外れてしまった
- マリー
- 「貴方と会ったのもなった少し後くらいだったかしらね…あら、言ってなかったかしら?年齢」
- レイヴン
- 「あの時、俺。13だよな……」
- 「女性に年齢は聞くものじゃないだろうが……」と、言いつつも
- 「──」少しのラグがあって
- マリー
- 「何かしらの意図があるならまだしもそこは隠す理由はないのよね」たとえば未成年が成年を名乗らなければいけないなど何かしらの理由があるなら別であるが。
- レイヴン
- 「御冗談でしょう? マリーさん」と、リピートした
- 「……」声にならない呻きが漏れる。マリーが嘘を言う時はもっと茶化すか、悪戯な笑みを浮かべていたり、何かしらのアクションを起こしているはずだ
- が、今の彼女は──。嘘をついている様子が一切ない。
- 本気だ
- マリー
- 「神殿で聞いてみてもいいわよ?さっきも言ったけれども、隠す理由はないもの」
- レイヴン
- 「……いや、こんなしょうもない嘘をマリー姐がつかないのは分かっているつもりだよ……」
- マリー
- 「この前貴方があったあの子(花街の少女)にも確か聞かれたから話したわね?」
- レイヴン
- 「──……」あの子か、と思いつつ
- 「すんません……もっと年上だと思ってました……。いや、年齢を知った所でその、態度を変えるとかそういうのはないんだが……」
- マリー
- ちなみに店主も知ってるわよ、と言えば、店主からは、俺に話を持ってくるなという視線を受けた。
- レイヴン
- 「わかんねぇよ……」と、頭を抱えていた
- マリー
- 「年上に見られたり逆に子どもに見られたこともあったから貴方の反応は珍しくないわ」
- レイヴン
- 「なんだか今凄い反省してる……。1歳しか変わらない姐さんにあんだけ負担かけてるだけじゃなくて、知識量でも人生経験でもくらべものにならないし……。何かもうなんか色々……」
- 「子どもに見られる……嘘でしょ…?」
- 「だめだ衝撃が強すぎる……」
- マリー
- 「負担でもないわよ?その分貴方達が前に立って働いてくれているわ?」
- 「人生経験ねぇ…そう変わった経験もないわね?」
- レイヴン
- 「……前回の動き。とりあえずマリー姐の負担を少しでも軽減できたなら、それでいい。次の励みになる」
- 「それ、姐さん基準の”変わった”なんじゃないですかね……」
- マリー
- 「どうかしら…?孤児院にいてそこから出て神官になった人も他にいるからそう珍しくもないとは思うけれど」どうなのかしらね、となんでもないことのようである。
- レイヴン
- 「まあ……話の弾みで聞くことがあれば……」と、本当に何でもないことのように言うので引いた
- マリー
- 「口に出して話したのは貴方が初めてかもしれないわね、レイヴン」
- レイヴン
- 「……良く考えれば、マリー姐は俺のことを殆ど知ってるのに……。俺は姐さんのことをほとんど知らないんだな……」
- 「……──」初めてかもしれないわね。に関して少し目を瞑り考えたが
- 「ああ、やめやめ……! こういう話の流れは苦手だ……!」と、照れ隠し? なのか首を振って
- マリー
- 「ふふ…私の事が気になるならお話するのはいいわよ?」いつも通り微笑んで
- レイヴン
- 「気になるのは嘘じゃないが……ッ! また今度だ! さっきの話でさえ、今処理できてないんだから……っ!」
- 「あっ……」と、気になるって、言ってしまったことに気づき。赤面して
- 「~~~~~~!!!!」
- マリー
- 「ふふ…いいわよ、ゆっくり話すのも嫌いじゃないわ?」微笑みは崩れない
- レイヴン
- 「──…! 食事代は出すから……っ! あと、それ。多分嫌いだから残してるんだろうけれども、健康のためにちゃんと食べる! 子供じゃないんだから!」と、自分に状況が悪くなったのか、立ち上がり。更に残ったピーマン示して
- 机に。お代(マリーの分もさりげなく置き)
- 「──今日は帰る……!」と、立ち上がり。さっていこうとする。
- マリー
- 「ふふ…おやすみなさい、レイヴン」
- レイヴン
- と、半ば逃げるようにその場を去っていた。
- マリー
- 手をひらひらと振って見送り
- 多少イレギュラーはあったものの、確認するべきことは確認できた。
- レイヴン
- 星の標の玄関が開け閉めする音が響く
- マリー
- 生い立ちについては別段隠しているわけでもない、聞かれたら応える程度である。
- 嘘は言っていない、嘘は。ただ。
- あの場所は嫌いだ、二度と帰りたくない、それだけだ。
- 青年から言われた皿の上に載っているソレをフォークで刺し、ひと口齧る。
- 苦いのも嫌いではない。苦手といえば苦手なのも否定はしないが。
- その苦みが今日は、余計苦く感じた。
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- マリー
- おつかれさまでした
- レイヴン君、おねぃさんの年齢に驚愕するの巻
- レイヴン
- 御冗談でしょうマリーさんは
- とてもいいたかったので
- 満足
- マリーさん、たまごっち育成成功してて
- 割とご満悦じゃない?(最後のこと以外は
- マリー
- 付き合いが長い坊やの成長は嬉しい物よ?
- レイヴン
- ???
- マリー
- では撤収、お付き合い感謝
- レイヴン
- とりあえずこの部屋は閉めようか。お付き合い感謝。
- いっぱいしゃべった
- マリー
- うむ
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- レイヴンが退室しました
- マリー
- また遊びましょう