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- フェルが入室しました
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- レナが入室しました
- フェル
- じゃじゃん
- レナ
- じゃん
- フェル
- じゃあ導入はさっくりと
- ──星の標1階酒場──夜──
食事をするには大分遅く、眠りにつくものが増えた頃合い。星の標の酒場は客も大方が帰路につき、静かな時が流れている
そんな酒場の一角、テーブル一つを占拠しているのは、フードを被った小柄な少女。
冒険者として実力以外にも知られているのは、大食いであること。
小柄な身体のどこに入るのかというくらいに良く食べる。
という訳で、彼女の着くテーブルには所狭しと料理が並べられるている。(ほぼコピー
- フェル
- 「……ふむふむ」 もっきゅもっきゅ
- レナ
- 「………」
ソロ仕事を完了した報告をしているが、何かこう……デジャヴュってやつなのこれは?
- となっている。
- フェル
- もくもくとテーブルの上の料理を片付けている。時折感心した様にうなずいているのは、美味しい、ということなのだろうか
- レナ
- 「今日は食欲旺盛みたいね」
なのでまあ、何というかつい声をかけてしまったのだ。
- ごとりと大斧を置いて対面に陣取る。
- フェル
- 「ん」 ごくん、と音を立てて、咀嚼していた何かを飲み込み 「レナ」
- 「あのあと、味はちゃんと感じる様に、戻りましたので」 もぐ
- レナ
- 店員に向けて適当に注文を投げかけつつ。
「そ。良かったわね」
- フェル
- 「ええ。ご飯が美味しくないと、気が滅入りますから。レナは」 上下をじっと見て 「仕事終わりですか?」
- レナ
- 「そうよ」
空いた皿を勝手に積んで、テーブル上のスペースを開けつつ。
- フェル
- 「ん。ああ、どうも」 倣ってこちらも皿を積みつつ 「レナも燃費悪そうですもんね」
- レナ
- 「……まあ、そうなのかしらね」
- フェル
- 「私と、同じくらい食べるでしょう。お金が凄く減ります」
- レナ
- 「それは、まあそうね。悩みのタネだわ」
やれやれ、と。
- フェル
- 「より多く稼がなきゃいけない、と。同じですね」 「の割に背も体重も増加はなさそうですね」
- レナ
- 「うるさいわね、そっちもでしょ」
- 「成長期なんてとっくに過ぎてるんだから、今更だわ」
- フェル
- 「はい、まあ。こっちもなんですけど」 頷き 「途中で止まっちゃいましたからね」
- レナ
- 「………」
やってきた料理に手をつけはじめる。あむあむ。
- フェル
- 「ふむ」 こっちももぐもぐと残りの料理を消化していく
- 「レナが止まったのって、何歳くらいの時ですか?」 もぐ
- レナ
- ぴた。手が一瞬止まる。
- 「………知らないわ。覚えてない」
- フェル
- 「なるほど……まあ、人の基準で言えば、小さい頃、なんでしょうね」
- レナ
- 「……」 もぐもぐ。
- フェル
- 「私が……何歳だったんでしたっけ……10から12くらいの間だと考えると、レナもそんな感じですか」 ふむふむ
- 言いながらももぐもぐとテーブル上の料理を片付けていく
- レナ
- 「さあ……まあ、そうなんじゃない、たぶん」
- フェル
- 「なんだかつれないですね。いつも通りでしたっけ」 もぐ
- レナ
- 「こんなものでしょ、いつも」
- もぐ……
- フェル
- 「ああ、そうだ。言うの忘れてました。この前はどうも。とりあえず、もう大丈夫そうです」 味覚の話とは別の事に
- レナ
- 「……ン」
- 「………………………? 何かしたっけ……?」
- フェル
- 「レナは、見抜いたでしょう。私のことを」 手を牙に見立てて、自分の首を掴む様な仕草をする
- 「まあ、もうそういう視線は、投げませんよ、という話です。落ち着きましたしね」
- レナ
- 「…………ああ」
- そういえば、そんなこともあったな、という顔。
- 「そ。まあ、ならよかったわ」
- フェル
- 「ん……はい。怒られちゃいますしね」 正面の人に
- レナ
- 「ふん」
- フェル
- 「ん」 レナの反応を見ると、こくりと頷いてまた食事に戻る
- レナ
- 「…………」 もぐもぐ。
- フェル
- 「………」 時折レナの方を見ながら食事を続けるのだ
- レナ
- 「……なに?」
- フェル
- 「うーん、そうですね」 顎下に手を当てて 「なんで、分かったのかな、とか」
- レナ
- 「……前に言ったでしょ」
- ちっ、と軽く舌打ちしつつ。
- フェル
- 「ええ、言われましたけれど」
- 「まあ、気になるもので」
- レナ
- 「面白い話じゃないとも言ったでしょう」
- フェル
- 「それは、貴方にとって?」
- レナ
- 「………そうよ」
- 「話していて、面白いことじゃ、ないの」
- フェル
- 「………うん。そうですか。なら、やめます」 小さく目を伏せた
- 「すみません。貴方も、元は私と同じかな、と思ったもので」
- レナ
- 「……なに、同じって」
- フェル
- 「要するにまあ」 くるりと見渡し 「向こうについた側かと」
- レナ
- 「……そういうんじゃないわ」
- フェル
- 「ん、そうですか」 こくりと頷き 「ごめんなさい」
- レナ
- 「……そういうところも渡り歩いたけど」
- フェル
- 「──」
- レナ
- 「……」
一応は周囲を伺うような目線をしつつ。
- フェル
- 「本当に嫌な話だったんですね」
- レナ
- 「別に……そこに関しては、ただのつまらない話よ」
- 「性に合わなかったから、直ぐに離れただけの話」
- フェル
- 「なるほど。まあ、今考えれば、……一度人の側にいたなら、合う方がおかしいでしょうしね」
- レナ
- 「食事は不味いし、汚いし、野蛮だし、バカだし―――」
- フェル
- 「まあ、言えてます」
- レナ
- 「ウザ絡みしてくる奴をブッ殺してもいいっていうのだけは、唯一気楽な点だったかしら」
肩竦め。
- フェル
- 「私のところは大分マシだったのですけれどね」
- 「上がノスフェラトゥでしたから。他の蛮族とは大分違いました」
- レナ
- 「具体的なワードを出すんじゃない」
- 「……はあ、まあだいたいわかったわ」
- フェル
- 「あっと」
- 「だいたいわかった?」
- レナ
- 「それならマシだったでしょうねってこと」
- フェル
- 「そうですね。私は彼の、愛玩動物みたいなものでしたし」
- レナ
- 「連中って、まあ、元は人族でしょう」
- フェル
- 「ええ。そうです」
- レナ
- 「そんな奴のお側にいれば、まあ私の言った問題はそこまで大きくなかったでしょうね」
- フェル
- 「配下はそういうの、多かったですけれどね。下は混成でしたし。貸し出されたりもよく」
- レナ
- 「ほんと……ナリがこれでナイトメアだと、玩具に出来ると思ってナメて掛かるやつが多いんだから」
- フェル
- 「私は別に不満もなかったですけど、レナは返り討ちにしてそうです」
- レナ
- 「は? ブッ殺すに決まってるでしょう」
- フェル
- 「舐められない程度にはそうしますけどね」
- レナ
- 「馬鹿が多いと、学習しないから面倒極まりないわよ」
- フェル
- 「可愛いのに、怖いですね。レナは」
- レナ
- 「連中の流儀がそういうモノでしょう」
- 「ま、そんなだったから、用心棒みたいなことを少しやった程度よ」
- フェル
- 「成程。あの大斧もその時に?」
- レナ
- 「そうよ。アホの牛頭をブッ殺した戦利品」
- フェル
- 「道理でどこかで見たことのあるデザインだと。どこにいっても同じようなの使うんですね」
- レナ
- 「所詮連中の使うようなモノだし」 デザインとか……ねえ?
- フェル
- 「でもそろそろ変え時では?レナ程に力がアレばもっといいのがあるでしょう」
- レナ
- 「……さあ、どうだか」
- フェル
- 「気が向いたら言って貰えれば良い鍛冶屋くらいは紹介しますよ」
- レナ
- 「……鍛冶屋ねえ」
- 「………ま、そろそろいいかもしれないけれど」
- フェル
- 「出来合いよりも、最初から合わせて打ってもらったほうが、無茶な注文もしやすいかと」
- レナ
- 「ふうん」
- 「……変わりになるようなの、造ってもらえるならいいけれど」
- 昔使っていた斧、無くしたのは惜しいな、などと遠い目をしつつ。
- フェル
- 「たぶん大丈夫だと思いますよ。だめなら別のところを紹介して貰えば良いですし」
- レナ
- 「……ま、考えておくわ。気が向いたらね」
- フェル
- 「じゃあ気が向いたら、ここの店員に声かけて貰えれば、私、呼んで貰えると思うので。大抵部屋にいますし」
- 「つまらないことを話したお詫びじゃないですけど」 とか言ってる間に料理が片付いていた
- レナ
- 「そう。じゃあ、そうする」
- フェル
- 「ええ、では今日は引っ込みます」
- レナ
- 「そ」
- こちらはといえば、後に頼んだ品がまだやってくるのである。もぐもぐ。
- フェル
- 「では」 後片付けは店員に任せて、代金払って去っていくのであった
- フェル
- と、そういう感じで。ありがとうございました
- レナ
- おつかれさまでした
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- フェルが退室しました