このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

蕪穢のアルカディア 幕間(フランシア、ルーナ)

20200414_0

!SYSTEM
フランシアが入室しました
!SYSTEM
GMが入室しました
GM
ちょっとまってね。
ルーナをドラゴンインストールしてくる。
フランシア
お時間頂きありがとうございます はい
GM
ふう
おまたせ。
フランシア
はい
開幕はどうしましょうか
GM
全員キャンプ場所まで戻ってきて、寝る前にちょっと話をって感じかな。
フランシア
ではそんな感じで 描写はおまかせしても?
GM
OK
ではまいろう。
フランシア
よろしくお願いします
 
 
GM
野営地において、それぞれの抱える事情や感情の吐露というひと悶着はあったものの、それらは大きな諍いとなったり、禍根を残すようなことはなく、皆それぞれ明るい表情を浮かべて焚き火の元へと再集合した。
まだそれぞれ訊きたい事はあったかもしれないが、ひとまずその日は就寝することとなり、結界が張られているとはいえ、念の為に交代で三針を立てることになった。
ルーナ
自分の見張りの時間、ルーナは焚き火の前に座り、膝を抱えて座りながらぼうっと火を眺め続けていた。
フランシア
「……──火の番、ありがとうございます」 そんなルーナに控えめに声をかけるのは、金色の髪に藤色の瞳 柔らかな微笑をたたえた少女騎士
ルーナ
「順番なんだから、お礼を言われるようなことでもないでしょ」 聞こえてきた声に顔をあげて、常よりも小さな声音で返した。
フランシア
「そういうものでしょうか」ふふ、と笑って 「お隣、失礼します」と言って転がっている丸太に腰を下ろす 
「少し、マイルズと見て回りましたが、ソールさんの結界の力が強力なのでしょうか……静かなものでした」
ルーナ
「さあ……? そういうものかどうかは知らないけど」 膝を抱えた状態から、自分も手頃な丸太の上に座り直した。 「力が強まったとか言ってたしね。結界も強力なものになってるんじゃないかしら」
フランシア
「ルーナさんのお加減はいかがですか。……冒険家になりたいと仰って居た矢先に、」
「こんな大冒険になってしまいましたが」 と表情を確認するように見つめて
ルーナ
「こういう場所に来るなんて、正直予想外だったのは否定しないわ」 もっとお宝を求めて遺跡とか、絶景を見に危険な場所を越えたりなんだりを想像していたものだからと苦笑を返す。 「まあでも、あの“声”が何だったのかを突き止めるのも目的だったしね」
「……ちょっと気分の悪いものは見たけど、身体の調子は良いままなの」
フランシア
「そうですか」 頷きを返して 「声は……まだ聞こえますか?」
ルーナ
「ううん、此処に来てからはもう全然。ソールにあれがイーラの祈りの言葉だって教えてもらって、答えが分かったからかしらね」
フランシア
「……」気分の悪いもの、という答えに やや表情を暗くして 「…そうですか」
「一つ、はっきりして良かったですね」 表情をなるべく明るいものにしようと心掛けて 微笑む
ルーナ
「そう、ね。何であたしにその声が聞こえたのかとか、まだはっきりしてないところはあるけど……何も分からないままよりは、よかったかな」
フランシア
「……そう言えば、」 話題を切り替えるように 「ヨエルさんと一緒に戻っていらしてましたが、見回りでも行って居たのですか?」
ルーナ
「え……あ、あー……」 バツの悪そうな表情になって。 「フランシアは先にソールを追っていったんだったわね」
「……まあ、その。ちょっと言い合いになっちゃって、ね。あ、でもちゃんと仲直りはしたわよ。っていうか別にそんなに怒ってはなかったし」
フランシア
「…なるほど」 ふふ、と笑って 「言い合いになるくらい、お互いが見えてきたということでしょうか」
「ヨエルさんも不思議な方ですよね」
ルーナ
「……そう?」 不思議、と言われて眉を寄せて首を捻った。 「まあ確かにちょっと空気読めない所はあるけど、あの年頃の男の子ってああいうものじゃないのかしら」
フランシア
「あなたやソールさんへの関わり方というか捉え方が、まるで自分の事の様に感じていらっしゃる印象があります」
言ってから、少し眉を寄せて 「……少し語弊がありますね。何かと重ねている、ようなというか」
ルーナ
「あー……まあ、なんだかんだ良いやつだし、自分に重ねちゃってるというか、ソールの立場になって考えてるとか、そういう感じじゃない?」
フランシア
「年の近い、妹さんか、お姉さんでもいらっしゃるのかな、と思ったのですが」
ルーナ
「どうかしら。それは聞いてないなあ……」
「うーん、でもお兄さんってタイプじゃないし弟とか妹はいなさそう」
フランシア
「なるほど。ルーナさんのお見立てではそう見えると」 ふふ、と笑って
ルーナ
「フローラへの接し方を見てる限りでも、別にお姉さんが居た風にも見えないし……一人っ子なんじゃない? 知らないけど」
フランシア
「なるほど……恐らく従軍されていた経験がありそうなのですよね」
ルーナ
「ふぅん……そういうのって、分かるもの?」
フランシア
「川沿いを行く時、騎兵の脇を固めるような立ち回りを正確にしておいででした。あれは、随伴の経験が無いと出来ないものです」
「私も元は軍人ですから」
ルーナ
「成程、そういう所でも分かるものなのね」 感心したように相槌を打って。 「あー、それは分かる。フランシアが軍人だって言われても何も違和感がないわ」
フランシア
「まだその辺りが抜けきってないのかも知れませんね。冒険者として活動して、そろそろ一人前と呼んで貰っても差し支えないと思いはしているのですが」
ルーナ
「冒険者としてどうっていうか、こう、立ち居振る舞いがきっちりしてるっていうか、真面目さが滲み出てるっていうか」
フランシア
「それは軍人であってもなくても…そういう方はそういう方なのでは?」 苦笑して
ルーナ
「でも軍人ってそういうのきっちりしてる人多そうじゃない? まあ、勝手なイメージだけど」
フランシア
「……」 何人かの知己を思い浮かべる 大隊長、同期のエルフ、そして今は大尉だと聞いたディニスの軍人を思い浮かべて
「──、そう、ですね」 歯切れ悪く頷いた
ルーナ
「…………まあ、人間だもの。色々なタイプがいるわよね」 様子から言いたいことを概ね察して、苦笑いを浮かべた。
フランシア
「…コメントは差し控えましょう」 困った笑みを返して
「…堅苦しいさを覚える方もいらっしゃるでしょうが、」 炎を見つめて 「そんな私を好いてくれる人も居ます」
ルーナ
「えっ――」 思いもよらない言葉に、目を見開いて身を乗り出した。 「何よあんた、お堅いタイプかと思ったらそういう事はきっちりしてるのね」
「……いや、待てよ。両家ならこう、政略結婚的なものっていう可能性も……?」
フランシア
「あ、」 ルーナを見て そして最初の出会いが最悪だったであろう彼女をどう説明したら良いかを考える
「……私の相手とは、ルーナさんはもうお会いしてますよ」
ルーナ
「……もう会ってる?」 まず思い浮かぶのは今同行している男二人。 「……いや、あいつらはないわね。女っ気が皆無だもの。ないない」
フランシア
「政略や、家の方針とは対極に位置する相手ですから」 少し困った様子で笑って
ルーナ
「そうなると他は……はっ、まさか……ガルバ(おじさん)!?」
フランシア
「いえ……」 驚くかな、とは思いつつ 「最初にルーナさんに会った時、ルーナさんを抱えてきた彼女──シリカが、私の大事な人です」
ルーナ
「あー、あの暴力おん――へっ!?」 そいつがいたかあ、と頷きかけてから、信じられないものを見る目を向けた。 「……色々とツッコミどころが多すぎない?」
フランシア
「……」 微笑を返して 「可愛いらしい方なんですよ」
ルーナ
「実はあいつは男だったとか……ないか。顔とかはどう見ても女だったわよね……」
フランシア
「──いろんな人に反対されるとは思っています。ルーナさんのような反応を返される方が多いのは事実でしょう」
「唯一の肉親である父にも、まだ紹介出来ていませんから」
ルーナ
「いやまあ……あんたが良いって思ってるなら別にいいけどさ。もしかしたらあの時偶々暴力を振るわれただけっていう可能性も無きにしもあらずだし……」
「お父さんに紹介って……それガチなやつじゃない。…………」 冗談で言ってるんじゃないよねと確認するように、じーっとフランシアを見つめる。
フランシア
「……」 冗談ではない証拠に そうした空気を感じさせない表情を返して 「──ええ、真剣ですよ」
「そうした文句を言わせないためにも、騎士になると決めましたから」
ルーナ
「……あ、念の為言っておくけど、あたしは反対とか、悪いとか言ってるんじゃないわよ。意外過ぎたというか、驚きまくっただけで」
フランシア
「ああ、それは分かっています。驚かれない方の方が稀です」
ルーナ
「そりゃそうよ。驚かないのなんて本人くらいでしょ」
フランシア
「…レーヴィアさんは驚かれませんでしたね」 そういえば
ルーナ
「あいつも暴力女は見てたんだっけ。……っていうか、レーヴィアにも話したのね、それ」
フランシア
「冒険の目的、についてお話する際に」
「私の目的‥騎士になることに関連している事柄でしたので」
「レーヴィアさんは、ルーナさんにご自身を重ねてらっしゃるようでした」
ルーナ
「レーヴィアがあたしに? ……あたし流石にあそこまで馬鹿じゃないわよ?」
フランシア
「…色々と、ご事情は重なっているように私には見えます。個性は、置いておくとしても」
フォローするように語を継いで
「放っておけない、と思われるのは美点ではないでしょうか」
ルーナ
「事情が、ね。昔の記憶がなかったり薄かったり、そういうとことかかしら……」
「言い換えれば心配に思われてるってことだけど」 肩を竦めて。
フランシア
「私もルーナさんを放っておけないと思っている1人ですから」 笑って
ルーナ
「フランシアは相当なお人好しだもの。ソールにも、色々言ってあげたんでしょ」
フランシア
「心配の対極は安心ではなくて、無関心だと思います……心配してるから、安心できるように頑張りたい。それは皆の原動力になってると思いますよ」
「ええ、まあ‥」 頬をかいて 「……抱え込んでらっしゃる人を見ると、どうにも」 弱ったように
ルーナ
「それはそうなんだけど……そう思われてるだけだと情けないじゃない。貰ってるからには、ちゃんと返せるものがないと」
「……お人好しなのはいいことだけど、それで四方八方に勘違いさせちゃ駄目よ?」
フランシア
「……何故でしょう、たくさん言われるんですそれ…」 目元を揉むようにして
ルーナ
「……暴力女に同情するわ」
フランシア
「ルーナさんから返していただけるものは間違いなく…ありますよ」
「……」 あれ、なんか 「…呆れられてますか、私」
ルーナ
「あたしから返すものは……まあ、そのうちね。どうにかみんなの役に立てるようには頑張るわ」
「いや、だって……あんた誰彼構わず優しくして勘違いさせそうだもの」
フランシア
「……はい」 割と重たい雰囲気で返事を返した どんより
ルーナ
「思い当たる節はあるのね……」
フランシア
「……私が言っているリターンはですね、」 気を取り直した様に
ルーナ
「え、ええ」 とりあえず今の話題は置いておいてあげよう。
フランシア
「ルーナさんとソールさんの……笑顔です」 少し笑って 「イーラのことも大事ですが、依頼人はあくまでも貴女です」
ルーナ
――……」 きょとんとしてから、やや顔を赤らめて目を逸らして。 「……あのねえフランシア、そういうとこよ、そういうとこ」
フランシア
「ルーナさんが、今回の件で少しでも、ご自身の目的に近づくことが出来たなら、それは私にとってのリターン足りえ──」
「……」
ルーナ
「そう言って貰えて嬉しくはあるわよ? うん、そこは素直にお礼を言っておくけど」
「……あんた、ソールにも同じようなこと言ったりしてない?」
フランシア
「……言いました、けど本心です…」 
ルーナ
「……そういうことを言う時は、相手を勘違いさせないようにちゃんと気をつけなさいよね」
フランシア
「……私は、本当に助けたかった人を、…ルーナさんの言葉を借りるなら、勘違いさせて……いや」
「……勘違いにしたくなかった人を、喪ったことがあるので」 「──尚更、関わる人には、出来る限り幸せに近づいて欲しいんです」
ルーナ
「……そう」 真剣な様子に、真面目な表情に戻って頷く。 「立派だと思うわ。でも、あんた自身の事もちゃんと考えなきゃ駄目よ」
フランシア
「……なので、怒られるかもしれませんが、私の想いは変わりません…言動は、今少し注意するべきでしょうけれど」
ルーナ
「ヨエルにも言ったけど、自分を蔑ろにしたって相手は喜ばないんだから」
フランシア
「……私は、彼女のものですから」 ふふ、とどこか嬉しそうに笑って 「自分を蔑ろにしていては、彼女に失礼ですから」
「そこは、理解しているつもりです。そのうえで、出来ることは諦めない──、それが私の、騎士道です」
ルーナ
「……はいはい、お熱いことで」 ぱたぱたと手団扇でわざとらしく自分を扇いで。
フランシア
「……結構、真剣に答えたつもりなのですが‥」
ルーナ
「まあ、それがあんたの信念だっていうなら、頑張るといいわ。あたしもそういうのは嫌いじゃないしね」
「それは分かってるけど、惚気けられたら熱いくらい言いたくなるでしょ」
フランシア
「ありがとうございます……ルーナさんも、そうした拠り所はありますか?」
「う…」
ルーナ
「拠り所、ねぇ……。育ててくれた両親には感謝してるわ」 じーっと、辺りのなにもない暗闇を見回して。 「……もしあたしが此処の出身だったなら、尚更ね」
フランシア
「……」 表情をなるべく変えないように 一つ息をついて
「もし、……この前の様なものと出会ったり」
「聞くに堪えない事を聞くことになった時……そうした拠り所は必ずルーナさんの力になります」
「ルーナさんの拠り所の一つに、どうか私達も加えてください」
ルーナ
「……まったく、少しも反省した様子もなくそういうことばっかり言うんだから」 はあ、と大きくため息をついてから、笑顔を浮かべた。
「みんなのことは、もう十分信じてるわよ。あたしみたいな半分素人みたいなやつに付き合って、こんな所まで来てくれてるんだから」
フランシア
「……」 困ったように でもこれは、言っておかないといけないことだと思うから
「……ありがとうございます。それから、気をつけます」 困った微笑みを返して 
ルーナ
「そうして頂戴。あんたがあたしを口説いてたことは、帰っても暴力女には内緒にしておいてあげる」 冗談らしく言うと、立ち上がって。
フランシア
「く、口説いていたわけでは」 あわあわ
ルーナ
「そろそろ交代の時間だし、次の人を起こしにいきましょ」
フランシア
「もう、ルーナさんっ」
ルーナ
「それで困るなら、もう少し自分の言動には注意を払うことねー」
フランシア
「……」 気をつけると言っても、どうしたら良いんだろう… 帰ってから、相談する相手が見つかると良いのだが‥
ルーナ
「…………」 これは駄目そうだなあ。
「まあいいわ。ほら、フランシアだって休まなきゃでしょ」
フランシア
「あ、は、はい」
ルーナ
フランシアに振り返って手招きすると、皆が眠っているテントの方へと歩いていった。
フランシア
それを追いかけるようにして テントに向かうのだった
GM
こんなところかな。
フランシア
はい
GM
うむ。おつかれさまじゃ。
フランシア
ありがとうございました。出来てよかったです
GM
普通に仲良くなっていくお二人。
フランシア
そして口説いているわけではないのです…断じて…断じて…
GM
判定はシリカがします。
フランシア
はい・・
GM
うむ
では撤退しておこう。
お付き合いありがとうー。明日の本編もよろしく。
フランシア
お付き合いありがとうございました
はい。また明日です
GM
)))
!SYSTEM
GMが退室しました
フランシア
)))
!SYSTEM
フランシアが退室しました
!SYSTEM
レーヴィアが入室しました
!SYSTEM
レーヴィアが退室しました
背景
BGM