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蕪穢のアルカディア 待降編 第一節 幕間

20200408_1

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GMが入室しました
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フランシアが入室しました
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レーヴィアが入室しました
GM
では
こっちはレーヴィアが先に川にいる所に合流しよう。
レーヴィア
ではでは
フランシア
わかりました
レーヴィア
腕立てした後、吊してますね
釣り!
GM
 
 
重い空気に耐えかねた(?)レーヴィアが向かったのは、汚染から逃れ、元の姿を取り戻した川。
この魔域においては唯一といってもいい、貴重な水源だ。
夜故か、それともまだ単に変化がないだけか、川の中に魚が多数泳いでいるということはなく、
静かに水の流れる音だけが周囲に木霊する。
そこで川を眺めているのか、本当に宣言通りに腕立てでもしていたのか――ともあれ、そこで過ごしていたレーヴィアの耳に、何者かの足音が聞こえてくる。
レーヴィア
「──むむむ。いえ、もしやこれは……」と、深い青髪の少女は何かを考えながら川を見つめている。腕立ては終え、何かをしようとしていたのだが。
「はっ!」と、足音に気づき──。いつかどこかで吐いた──かもしれない。台詞を吐いた。
ソール
「あ……」
現れたのは白髪の少女。何処か気まずそうな顔をして俯き、やや間をおいてから頭を下げた。
「……ここに居たのですね」
レーヴィア
「なっ、曲者……!……じゃない。ソールさん!?」と、一瞬槍の構えで釣り竿?を向けたが、その正体に気づくと……
ソール
「こんな所に現れる曲者はいませんよ」
レーヴィア
「ああっ、申し訳ございません。これはそういうわけではなく……!」と、そそくさと竿をしまった。
「──そうですね。結界内ですものね……」
ソール
レーヴィアの様子に思わず苦笑を浮かべ、表情にいつもの様子が少しだけ戻った。 「……ふふ、あなたはこのような状況でも明るいですね」
レーヴィア
「はい。確かに考えることは重要ですけれども、考えすぎても何も進みませんから!」と、いつも通り答えて見せる。
「あっ、決して皆さんの話が難しくてついていけなかった、というわけではなくてですね! そう、切り替えです! 切り替え!」と、慌てて? 訂正した。聡明なソールなら言うまでもなく途中からパンクしていたことは言うまでもなく気付いているだろう。
ソール
「……そうかもしれませんね。そういう所はまるで彼女のよう」 懐かしむような表情を見せながら、嬉しそうに言う。
レーヴィア
「彼女──ですか?」と、首を傾げて
ソール
「……ええ、あなたたちの依頼人である彼女です」
レーヴィア
「あ、ここ意外と寒いですよ。これでよければ羽織ってください」と、自分が羽織っていたマントをソールに羽織らせる。
ソール
「ありがとうございます」 マントを羽織らせてもらうと、手頃な場所に膝を抱えて座り込んだ。
レーヴィア
「だめですよ。ソールさん。ルーナさんと似ているだなんて言ったら、私、ルーナさんに怒られてしまいます!」と、珍しく抗議してみせる(と言いながら座るのだ
ソール
「そのくらいではあの子は怒らないと思いますが……」
――ね。フランシアもそう思いませんか」
レーヴィア
「『れ、レーヴィアみたいにぽんこつじゃないし! 一緒にしないでよね!』って、多分言われますから。めっですよ!」と似てない物まねをしてみせて
 
言葉を投げかけられて 静かに離れようとしていた人物の足音が鳴る
レーヴィア
「私、気づかなかったのに……」気づいていたソールに驚きの表情を浮かべて
ソール
「ううん……そのモノマネは残念ながら……」 全然似てない。
フランシア
「──、怒ったフリは、されるかもしれませんね」 そのまま、川のせせらぎの方へ言葉を返して 金属音と共に名を呼ばれた人物が現れる
ソール
「いえ……気付いていたのではなく、フランシアならきっと私を追いかけてきてくれるだろうと思っていただけです」
レーヴィア
「おお……全然ダメから。残念ながらにランクアップしましたか……」と、ポジティブに捉えていた
フランシア
「レーヴィアさんも此方にいらっしゃったようなので、私の出る幕では無いと思ったのですが」
レーヴィア
「なるほど──。フランシアさんとソールさんは仲良しですから。それなら納得です」頷いた
「私の出る幕──?」
ソール
「ふふ、私はレーヴィアとも仲良くなれたと思っているのですが」
フランシア
「仲良し、ですか」 ふふ、と笑って 近くまでやってくる 「それは嬉しい評価ですね」
「……1人にさせたくなかったので、追いかけてきたのですが」
「こうして元気の出る方と一緒だったので、私は必要ないだろう、という意味です」
レーヴィア
「それなら嬉しいです。至極恐悦の極みってやつですね」と、言葉ではいつも通りだが、明らかに嬉しそう>ソール
ソール
「……そういう言い方はよくありません。必要がないだなんて」
レーヴィア
「うぅーん……元気の出る方と評価されるのはとても嬉しいんですけれども。いえ、分かってるんです。もう少し状況を真面目に捉えなきゃいけないことは」と、フランシアの言葉に対してはちょっと申し訳なさそうに
フランシア
「……私の顔を見ても、今は楽しくないと思ったものですから」
川の流れを眺める 「……ただ、ソールさんの想いはどうであれ、1人にしたくないのは本心です」
「…思い詰めた人を追いかけないでいるのは、後悔の元ですから」
ソール
「……別に私は思いつめているわけでは」 膝を抱えたまま、ふるふると首を横に振る。
レーヴィア
「不思議なのは分かってるんです。信仰の力とソールさんの力が強まる関係とか。後、いっぱいいたという巫女の存在とか……後々、突然現れた魔竜の存在だとか。多分それは、一つの線でつながっているとは私も思うんです」>と、目を閉じ。あそこでは語らなかった一本筋が通った推察を語る。
フランシア
「いいえ、深刻に考えすぎても……」
レーヴィア
「ええと──」と、フランシアとソールが神妙な感じになったので。彼女とフランシアを行き来してみてたら
フランシア
「良いことばかりではありませんから」
「そうでしょうか。抱え込んでいるように思えます……私はそうした人を放っておいて、ひどい目にあったことがありまして」
「二度は経験したくないのです」 ソール、そしてレーヴィアに笑って
「…‥その時は追いかけられませんでした。追いかけずに、また会えると思って」
「そのまま仕事に出て……帰ってみれば姿を消していました」
ソール
「……そうですか」
フランシア
「連れ戻すのに、いろんな人を巻き込んで……それでようやく謝れました」
ソール
「大丈夫ですよ。私は逃げ出したりしません」
フランシア
「……ソールさんは、素晴らしい事をやろうとしていると思います」
「……ただ、やっぱりお一人でなんでもやろうとし過ぎだと思います」
「ルドールさんもお手伝いはしてくださってるのでしょうけれど、イーラの人たちが色々と頼るのは結局貴女です」
「……逃げ出したりはしないかもしれませんが、」
レーヴィア
二人が深い話をし始める。ソールとフランシアという二人の女性の様子を見ながら、徐々に首が傾いていく。
ソール
「……残っている“巫女”は、私だけです。祈りが集中し、力を得るのは私」
フランシア
「…逃げ道は必要です。貴女は巫女かもしれませんが」
ソール
「……だったら、私にしか出来ないじゃないですか」
フランシア
「私やレーヴィアさんと同じくらいの、女の子です」
「貴女の願い、貴女の想い、貴女のやろうとすることを尊重します。でもそれと同じくらい」
「貴女という1人の人間を、私は尊重したい」
「……どこか、似てるんです。私の最初の親友に」
ソール
「私という、人間……」 膝をさらに強く抱え込んで、フランシアとレーヴィアを順番に見つめた。
レーヴィア
「あ、あの!」と、二人の会話に間に入るように手をあげた。
ソール
「私には――……レーヴィア?」
フランシア
レーヴィアに視線を向けて
レーヴィア
「その──もっと、単純な話でいいんだと私は思います。ソールさんは役割とか関係なかったとしてもイーラの皆さんを助けたいんだと思います」
「そして私たちみんなは多分、ソールさんを助けたいたいですし、依頼人──いえ。1人の友達としてルーナさんのお手伝いをしたい」
「なら、仮にソールさんが無茶をしようとしてたとしても。それをできる限り応援してあげて、本当にダメになった時に助けてあげるのが、私たちの役目だと思うんです」
フランシア
「──本当にだめになる前に、手を差し伸べるべきなんですよ」
「……なってからでは遅いんです」
「──いえ、」
レーヴィア
「──でも。それでやりたいことができなかったら──私は嫌です」
フランシア
「レーヴィアさんが仰ることを否定したい訳ではありません」
「やりたいことも尊重すると申し上げたはずです」
「……ただ、結果を見てから行動するのは、遅いんです」
ソール
「…………」 今度は二人が言い合いを始めてしまっているような気がして、 「あの」 制止するように声をかけた。
フランシア
「……すみません」
レーヴィア
「んー……やっぱりフランシアさんの話は私には難しいです」と、単純に分かって無さそうに。そして川を見つめた。と同時にソールの静止がかかるだろう。
ソール
「……いえ、私こそ」
レーヴィア
「はい。なんでしょうか」と、いつも通りソールに目を向ける。
フランシア
「……手遅れという言葉は、私には重たいだけなんです」
ソール
「私には、“普通の女の子”として過ごした記憶が薄いんです。……昔はそうだったのでしょうけど、幼いころのことだからか、この魔域に来る前の事は、だんだんと朧げになってしまっていますし」
「だから、私には……願いしか、ないんです」
フランシア
「……‥それは、思い出せなくなっている、のでしょうか」
ソール
「……分かりません。単に時間の経過で思い出せなくなってしまってきているだけだとは思います。大事なことは、ちゃんと覚えていますし」
レーヴィア
「んー……なら」と、言いかけたところで、フランシアが話を始めた。おそらくそちらの方が建設的な話になるのだろう。考えなしの自分が話始めるのは、また雰囲気を険悪にさせてしまうことくらいには馬鹿でも分かる。
静かに、二人の話を聞きながら。川の流れを見つめていた。
フランシア
「……」ルーナが昔のことを思い出せないのと関連しているのだろうか
「……それは少し不安かもしれませんが」
「…乗馬をされていた時のソールさんは、とても嬉しそうで年齢相応だったと思います」
レーヴィア
「はっ」と、フランシアの言葉に
フランシア
「記憶が薄いなら、濃くしていけば良いんです」
レーヴィア
「そう、それです。楽しい思い出なんて、今からいっぱい作っていけばいいんですよ!」
ソール
「……はい。あれはとても楽しい体験でした」
「今から――」 偽りの暗闇を見上げると、浮かぶ黄色い月が目に入る。
レーヴィア
「私も──小さい頃の記憶なんて。実はと言うとどこで生まれたかもわからないし、いつどこでシムルグ様の声を聴いたかも全然分からないんです」
ソール
「……そう、ですね。……皆で外に出られたら、そうして思い出を作る時間だって、いくらでもある」
フランシア
「──、はい」
「……願ってください」
「本当にそうなりたいと、願ってください。ご自分のために」
「ルーナさんや、私達のために」
レーヴィア
「違いますよ。ソールさん」と、珍しく否定の言葉が飛んでくる。
「外に出られたらじゃなくて。今この瞬間から、楽しいは作れるんです」
ソール
フランシアの言葉に頷きかけたところで 「……違う?」
フランシア
「……」 ふふ、と笑って 「そうですね、こうした話しているのも、1つの思い出です」
レーヴィア
「だって、乗馬を楽しいと思ったのも魔域の中じゃないですか。だから、次の1時間後にもしかしたら楽しい体験をしているかもしれません。だから、”今から”そうした思い出を作ることはできるんだと思います」
「あっ、今の私、神官らしくて。賢いこと言っているかもしれません!」と、冗談めかして言ってみた。演技が下手な彼女だからこそ分かる。いつもの素のボケではなく、これは明らかに冗談めかしている。つもりのようだ。
ソール
「…………」 抱えた膝に口元を埋めた。 「……楽しいことを沢山作ったその先に、」
「……いえ」 頭を振る。 「……そうですね。あの乗馬も、皆とこうして話して、冒険じみたことをしているのも、楽しい思い出です」
フランシア
「──、」言おうか悩んだが結局、口を開く 「──そういうところが、思い詰めてるように見えるんです。ソールさん」
レーヴィア
「……楽しいことをたくさん作ったその先に──。仮に何かがあったとしても多分大丈夫だと思います。後悔しない選択をしていれば、きっと大丈夫。わ、私みたいなへっぽこ神官が言うのも信用ならないかもしれないが」
「きっと、大丈夫です」と、ソールの手を握って
ソール
握られた手へと視線を落とし、投げかけられた言葉を反芻し、
フランシア
「なんでもは、難しいでしょう。でも、」
レーヴィア
ただ、自信なさげな言葉とは裏腹にどこか確信めいた瞳の色が輝いていた。まるで、自分がどこかで同じような”選択”をしたような。
ソール
「……その先に、自分が居ないとしてもですか」 ぽつりと、独白するように声を漏らした。
レーヴィア
しれませんが↑
フランシア
「……」
「……居ます」
「そこで、自分を外さないでください」
「……たとえそれが困難だとしても、」
「………私は貴女を諦めません」
レーヴィア
「──私は。勿論、ソールさんと一緒に帰ることを前提に動いているつもりですけれども」と、少し手を強く握り
ソール
「そう広くない範囲とはいえ、小さな世界を元に戻すというのは、紛れもなく神の所業です」
――神を降ろした神官がどうなるのか、二人であればご存知でしょう」
フランシア
「……分かります」
ソール
「私が成そうとしているのは、それと同じレベルの奇蹟。フランシアが言っていた通り、〈始まりの剣〉の加護もなく、ただ普通の人間の魂しか持っていない私が行えば、無事では済まないでしょう」
フランシア
「──その方法しかないのですか?」
ソール
「……分かりません。魔竜を倒し、この魔域の核を破壊した時にどうなるのかは、その時にならなければ」
レーヴィア
「──」何を思い出すように。そしてソールから手をゆっくり手を放し、目を瞑った。
フランシア
「…なら、悲観的にならないことです」
「……守ります、貴女も、貴女の守りたいものも。貴女の、親友も」 今度は此方がその手をとって
「──、同じことを言った挙げ句、私はその約束を果たすことが出来ませんでしたが」
レーヴィア
「ごめんなさい。私、難しいことは分かりません。ただソールさんという存在が”居なくなる”ということはないと、私は思っています」と、珍しく。冷静なトーンでそう言い切った。”居なくなる”のニュアンスがフランシアとはどこか違った響きを持っていたかもしれない。
ソール
「……本当は」 今度は別の手に手が握られて、温かさから目を逸らす。 「……あの子には、此処に来てほしくはなかったんです」
レーヴィア
「あの子」と、目を丸くして
フランシア
「──それは出来ないということを、貴女が一番良く分かっていたのではないですか」
ソール
「……あの子――ルーナは、この魔域から抜け出した唯一の“巫女”候補なんです」
フランシア
「──、ルーナさんのためにも、貴女が誰より諦めが悪くないといけないんです」
レーヴィア
「ええと──……そ、そうなんですね」と、普通のトーンで言っていたが
しばらくして……はっと目を見開いて。
「ええ、そうなんですか!?」と、言った。気付いていなかったらしい。
フランシア
「──《教団》と、巫女。ルーナさんも貴女も、教団の手に落ちていた。隙きを見て、彼女だけを逃がすことが出来た」
ソール
「……違います」
フランシア
「そういう推察が、私の中にあります…無関係ではないと、思うのですが」
ソール
「……私とルーナは、他の巫女たちと違って教団に攫われたりはしなかったんです」
レーヴィア
「──えっと、となると……ソールさんも巫女で……ルーナさんも巫女で……彼女達も巫女で……でも抜け出したということは、この魔域には脱出する手段があって──?」と、こめかみを抑えて考え始める。
フランシア
「はい。脱出する手段はあると思います」 レーヴィアに頷いて
もうその事実は知っているという風だ
レーヴィア
「そ、そこまで知っていたんですか……!?」と、フランシアの頷きに
「もしかして皆さんも気づいてて……」と、顔が青ざめてくる
ソール
「……どうでしょう。フランシアは私とルーナが知人であることに早くから気付いていたみたいですが」
フランシア
「……外れていて良かったです」
ソール
「ルーナをこの魔域から逃したのは、私。“光の巫女”として覚醒し始めた頃の私の手で、彼女を此処から抜け出させたんです」
「巫女という役割を担うのは、私だけでいい。あの子には外の世界ですべてを忘れて、健やかに、幸せに過ごして欲しかった」
レーヴィア
「ソールさんのこと私、全然わかってなかったんですね……それで私が勝手に友達だって思い込んで……」と、どうやら結構心に来たらしい。地面に指で落書きをし始める。
フランシア
「……ほら、やっぱり」
「抱え込もうとするじゃないですか」
「……ルーナさんは、貴女を止めましたね?」
「自分も残ると、絶対に仰ったはずです」
ソール
――……」 返答はせず、沈黙を保つ。
フランシア
「……そういうところが放って置けないんです」
「……私は冒険者です。依頼人の意向で動きます。でも、」
レーヴィア
近くにいるのだが、ほぼフェードアウトした形になるだろう。事実よりも思った以上に秘密を隠匿されていたことが心にきているようだ。
フランシア
「目標は、あくまでも騎士なんです」
「……可能な限りではありますが。」と前置いて 「──この魔域を出るまでの間、私は貴女の騎士になります」
ソール
――私は、卑怯者ですね」
フランシア
「卑怯?」 なんかずーんとしてるレーヴィアさんを見つつ
ソール
「ルーナを騙すような形で彼女を逃がして、あなたたちには大事な事を隠したまま接して、挙句あなたたちの人の良さまで利用しようとさえ考えているのですから」
フランシア
「──言えないことがあるのは当然です。私達は、会ってまだ数日の仲ですから」
「ここからどうしても逃したくて、考えを巡らせるのも当然です。それだけ、大事な人なのですから」
「人の良さを認めて頼ってくれるのならば、それは嬉しいことではありませんか」
「誰かのことを誰よりも想っているのに、自分を蔑ろにしていては、それは本当の意味での希望にはなれるのですか?」
「──我を通してください。ソール
ソール
「自分を蔑ろになんて――」 していない。願いを叶える事は自分を大事にしていることに他ならない。そう思っていた。
フランシア
「それを卑怯とは、誰も言いませんよ」
ふんわりと微笑んで
ソール
「……私は、今からでも、その“我”を得られるのでしょうか」
フランシア
「貴女が得たいと思うなら」
「貴女次第です──、私は貴女にそう出来るようになっていただきたいし、お手伝いがしたいです」
ソール
――……はい」 重々しく頷くと、立ち上がり、
少しかがんで、レーヴィアへと手を差し出した。 「――レーヴィア、フランシアも、聞いてくれませんか」
「皆にも、後で伝えます」
フランシア
「──、はい」
ソール
「イーラに戻ったら、私の知る事を皆に伝えます」
「……これまでや、今話した事が中心になるので、二人には少し退屈に感じられてしまうかもしれませんが」
フランシア
「いいえ…大丈夫です」
レーヴィア
『へへっ……所詮私は魚釣りしか、脳名がない能天気ポンコツ女です………ふふふ』と、ドラゴン語で呪詛のようにぶつぶつ言っていた。地面に書いていたのは二対の竜。姿かたちは水の中にいそうな竜の形だが──。ソールに声をかけられて
ソール
「私もちゃんと、あなたたちと向き合いたい。卑怯なまま居るのは……嫌です」
レーヴィア
「は、はい! 何でしょう!」と、ソールに向き直り。そしてそのことを聞いて
フランシア
「貴女の決意を見届けさせていただきます」
「あ、レーヴィアさん」
レーヴィア
「はい、それがいいと思いますよ。私は──結局。その事実を知ったとしても、知らなかったとしてもやることは変わりませんでしたが」
フランシア
「ルーナさんが巫女候補だったという事実は、ルーナさんの前では秘匿しておいてください。ソールさんが、それを告げるまでは」
レーヴィア
「多分、皆さんは違います。きっとソールさんのお考えを知った上で、もっといい解決策を考えてくれるかもしれません。これははっきり言えます!」と、この言葉には自信を持って
ソール
「あなたはきっと、知っていても知らずとも同じように私に力を貸してくださるとは思っています。……でも、これはどちらかというと私の気持ちの問題が大きいですから」
レーヴィア
「大丈夫ですよ。それは私から言うつもりはありませんでした。というより──何というのでしょう」
「巫女だろうが、そうではなくても。ソールさんは、ソールさん。ルーナさんはルーナさんなので」と、フランシアが釘を刺さずとも言うつもりはなかったようだ。
フランシア
「……」 その言葉に頷いて
レーヴィア
「分かりました。ソールさんがしたいようにお願いします。私はそれを応援するだけです!」と、ガッツポーズをして
フランシア
「──もう、隠し事はなしです」
「私は貴女を信じます」
レーヴィア
「私は、どうせ隠し事があったとしても分からないので。どちらにせよ、ソールさんを信じているだけです」
「んんっ?」
ソール
「はい。《黒の教団》が何を目的として、巫女に何をしたのか、自分たちは何処へ消えたのか」
レーヴィア
「これ、最初から変わりませんね」と、さきほどソールが言った通りであった。(知っていても知らなかったとしても
ソール
「……それも、調べてみましょう。皆で」
フランシア
「もっとも大事なものが抜けていますよ」
レーヴィア
「はい。それについては協力を惜しみませんよ!」教団関係
ソール
「イーラの地下には、教団が使っていた施設跡が残っているはずです。そこを調べれば、何かわかるかもしれません」
「大事なもの?」
フランシア
「──貴女を失わずに、全員でここを出る手段を探すことです」
「その点も含めて、ちゃんと開示してください。皆で、一番探すべきものです」
ソール
「……分かりました」
フランシア
「──、自分を数に含める癖をつけるところからですね」 冗談めかして
ソール
――冬を越えた先で、いつか太陽と月が昇る瞬間を」
レーヴィア
「はい。いずれにせよ、私は──ふゆをこえたさきで、たいようとつき……?」
ソール
「ルーナと別れる時に、彼女とした約束です」
フランシア
「…それが、約束の内容ですか?」
「……」 静かに頷いて
ソール
「ええ。――でも私はその時、『一緒に見よう』とは言えなかった」
フランシア
「どちらかと言えば」
レーヴィア
「あああ……」と、先ほどの会議に加え、更に発覚した情報が多すぎて脳のキャパシティを越えたらしい。目がぐるぐるとしてきた。
フランシア
「言われたのではありませんか?」
ソール
フランシアには、嬉しそうな笑みを返した。
「そう言われても、答えられなかった私には――もうさよならです」
フランシア
「次はちゃんと、頷いてあげてくださいね」
「はい」
ソール
「今度は、私から行ってみます。ルーナは忘れてしまっているかもしれませんから」
フランシア
「それは素晴らしいと思います」 笑って
「…さて、そろそろ戻りましょうか」
「水辺は冷えます」
「…レーヴィアさん?」 大丈夫?
ソール
「はい、そうしましょ――……れ、レーヴィア?」
「……なんだか目を回してしまっているような……」
レーヴィア
「ああああああ……」相変わらず目がぐるぐるしている。比喩表現で言えば頭から煙がでているような感じである。
フランシア
「……」どうしよう 「れ、レーヴィアさん、しっかり」
レーヴィア
どうやら二人の会話は彼女には難しすぎたらしい
ソール
「ええっと……魔法でどうにかなるでしょうか……」 色々試してみつつ、 「と、とりあえずフランシア、彼女を抱えてもらえますか?」
フランシア
「わ、わかりました」
「失礼します」 お姫様抱っこ
レーヴィア
お姫様抱っこされても機能は停止している。されるがままで抱きかかえられて運ばれるだろう。
フランシア
「……」気絶に近いのでは…?
ソール
「……は、早くテントの中で寝かせてあげましょう」
フランシア
「そうですね…休ませてあげないと」
ソール
そう言って、フランシアを促しながらぱたぱたと小走りで野営地へと戻っていくのだった。
GM
こちらはこんなところで大丈夫。
レーヴィア
はい
フランシア
はい
レーヴィア
私には難しい話でした……
???
フランシア
???
GM
???
フランシア
口説き落とした感があります
GM
いやらしい。
レーヴィア
容量20の頭に
今日200くらいはいったから
180のオーバーフロー起こした
そして2人のいちゃらぶをみていた
GM
やばい。
レーヴィア
私の役割とは!?
A 落ち担当
フランシア
いちゃらぶではないです(ないです
GM
浮気はよくない。
さあメインルームに戻ろう。
フランシア
言うと思いました
レーヴィア
そうですね
フランシア
騎士ごっこがしたいだけです(じたばた
では部屋出ておきますね
!SYSTEM
GMが退室しました
!SYSTEM
フランシアが退室しました
背景
BGM