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BD幕間(レイフェル、リコリス)

20200323_1

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レイフェルが入室しました
 
 
 
 
 
 
 
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GMが入室しました
GM
おまたせ。
レイフェル
はいー
GM
開幕はどうすればいい?
レイフェル
そっちに特に希望がなければ、やっちゃおうかなって
GM
じゃあお願いしよう。
レイフェル
外に出ていったから、それを追いかけようかと
ではよろしくお願いします
 
 
GM
よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
ディニス鋼国での決戦前、準備と休息を兼ねた、短い時間
"剣狼"という異称を持つ少女は、ある人物を探して、混乱した状況にある街を眺めながら、拠点となっている建物の外を歩いている
そう、遠くへは行っていないはずだと、当たりはつけている
レイフェル
「──」 少し息をつく 身体の右半身に感じる違和感は、日に日に大きくなる一方だ
連戦からの重傷続き。癒やしの奇跡や魔法があるとは言え、蓄積したダメージを完全には拭いきれない
「……もうちょっとだけ頑張ってよ」 小さく呟くように 自分自身を鼓舞する
――休んでなくていいの」 不意に、近くの建物の上からじっと纏わりつくような視線と、小さな声が降ってきた。
レイフェル
「──、もう十分休んだよ」 振り返ることなく、答えて
ぴくりと動いた耳は、その声を聞き逃さなかった
リコリス
とんっ、と軽やかに建物から下りてきたのは、レイフェルには見慣れた小柄な影。
「少し変だわ、歩き方が。私以外に気付かれてもおかしくないくらいには」
レイフェル
「そっちこそ、大丈夫?」
「まあ…ね、でも、降りるわけには行かないし。気をつけるよ」
リコリスからは視線をやや外しながら そう答えて
リコリス
「今は落ち着いてる。相変わらず、薬は欲しいけど」 無表情にそう返しながら、レイフェルへと歩み寄り、角度を変えながら舐め回すようにその全身を観察する。 「別にいいのよ。此処で待っていたって」
レイフェル
「……そうはしない。したくないな」
リコリス
「知ってる」
レイフェル
「……」 苦笑して 耳が少したれた 改めて視線を合わせて
「探してたの」
リコリス
「そう。出発までは、もう少しあったはずよね」
「話でもあった?」
レイフェル
「うん。ちょっとね」
「……約束を1つ、しておこうと思って」
リコリス
頷くと、手頃な建物の軒へと飛び乗り、足を投げ出して座る。 「どんな約束」
レイフェル
赤い瞳を見つめて 少し照れのある顔でそう切り出して
「リコリスは、華の都合や、要請で動いている。……今も、その一環だって言っていたから」
「これが終わったら、また、離れ離れになるかも、って思って…」
「だから、離れる前に、約束」 という前置きを話しきって 少し間をおいて
リコリス
「そうね。私はあなたのものであると同時に、まだ“華”のものでもある」
「いいわ。聞いてあげる」
レイフェル
「…‥あたしの、里に連れていきたいなって」 頬を染めながら、そう切り出した
尻尾が僅かに揺れる
リコリス
「……里。興味はあるわ、前から」
レイフェル
「……あたしは、嫌いだったけど、やっぱりそこが帰る場所の一つなんだなって、シグネさんやシータを見て思ったの」
「故郷って、なんだかんだで、大事なんだって」
リコリス
「そう。故郷とか、郷愁とか、そういうのは分からないけど」
「あなたのルーツが、どんなところなのかは知りたい」
「……でも、もし連れていくなら、離しちゃダメよ、私を」
「あなたを閉じ込めた人たちを、殺しちゃおうとするかもしれないから」
GM
っと、電話
レイフェル
はーい
レイフェル
「うん。ありがとう……ああ、そういうのは…なしで」
「ちゃんと見てるから…」
「……少し心配になってきたけど。うん」
「お父さんとお母さんくらいは、紹介したいし…、まあリカントばっかりで、見どころとかは特に無いんだけど」
GM
ごめんおまたせ
レイフェル
はーいおかえり
レイフェル
でもどう紹介しよう 恋人、って言っちゃったら驚くのではないだろうか こんな綺麗な女の子なわけで… 
尻尾が、ぶんぶんと揺れて
リコリス
「多分しないわ。あなたを馬鹿にしなければ」
「なんて紹介するつもりなの?」
レイフェル
「……正直に言おうかなぁ…隠してても気分は良くないし」
「恋人、って…」
リコリス
「そう。恋人だったのね、私たち」
レイフェル
「……他のが、いい?」
リコリス
なるほど、と何かひとり頷く。 「ううん。いいわ、レイフェルがいいなら」
レイフェル
「あ、」 そうか 「あー・・・そうか」
「‥…違うのかな、もっと、言うのが難しい関係だとは、思うんだけど」
リコリス
「わからないわ。作った事ないから、恋人」
レイフェル
「あ、あたしだって初めてだよ…」
「でも好きだし、…その…えと‥」
リコリス
「でも……そうね」 身近で明確に恋愛関係にあるアネットとシグネの事を思い出してみる。 「悪くはないわ」
レイフェル
「……キスとか、しちゃったし‥」 真っ赤になって尻尾が大きく揺れる 「……~~ な、なんか」
「冷静に考えれば考えるとなんか、恥ずかしいよっ」
「あたしの独り相撲みたいな感じになってるっ」
リコリス
「素敵だったわ、レイフェルとのキス」 口元に嫣然とした笑みを浮かべて、その様を見下ろす。
「恥ずかしがっているのがいいのよ。愉しい」
レイフェル
「~~っ」 真っ赤になって 「や、やめてよ‥」
「と、とにかくだよ」 話題を戻そうと 熱くなった頬を押さえながら
リコリス
「やめないわ。あの子には負けたくないもの」
「うん」
レイフェル
「連れて行くから……ちゃんと、イルスファールに帰ろうね」
リコリス
「此処では死なないわ。此処で死んだって、面白くないから」
レイフェル
「うん…」
「だから約束。絶対連れて行くっていう、誓い」
「それが、話したかった事なんだ」
リコリス
「……」 ひとつ息を吐くと、ぴょんとレイフェルの傍に飛び降りた。 「そう」
「あなたの故郷に興味がある理由、別にもあるの」
レイフェル
「別?」
小首をかしげて
リコリス
「そう」
レイフェル
「聞かせてくれる?」
リコリス
「あなたがどういう所で生まれて、どういう風に育ったのかを知れば、興味が湧くかもしれないと思ったから」
「自分のそれにも」
レイフェル
「……そ、っか」
リコリス
「今まで、何処で生まれたのかとか、どんな人が親だったのかとか、興味も持たなかったわ」
レイフェル
「……一緒に探すのもいいね」 優しく笑って 「大事なことだと思うから」
リコリス
「でも、あなたたちみたいな”にんげん”は、みんなそれを持ってる」
「簡単な方法があるわ」
レイフェル
「"華"に聞く、っていうのは……結局いい方法じゃない気がするよ」
リコリス
「……」 先に言われた、と口を尖らせた。
レイフェル
「楽かもしれない、全部知ってる人に聞くのは」
「あたしだって、分からないことはライカとかに聞いちゃうし、教えてもらってる」
「でもね、…リコリス」
じっと見つめて
「まず自分で知りたいと思った事が大事だし、それを自分で調べて得た結果のほうがきっと」
「リコリスのためになると思うんだ」
リコリス
「ルルを捕まえて無理やり吐かせるのも、自分で調べた結果だと思うわ」
「だめ?」
レイフェル
「……1人でやろうとしないなら」
「‥聞きたいことはあたしも山程あるから…さ」
「素直に、教えてくれるかは別としても」
リコリス
「捕まえようとするのは、ひとりじゃしないわ。聞いてみるくらいは、するかもしれないけど」
レイフェル
「出来れば……もう戻したくないよ」 手を握るようにして
「……それが、難しいことだっていうのも、分かってる」
リコリス
握られた手を持ち上げて、じーっと見つめる。
「魔人化も、薬のことも、あるもの」
レイフェル
「あ、ご、ごめん・・・」
リコリス
「? どうして謝るの」
レイフェル
「いや、急に握っちゃったから…」
リコリス
「怒ってないわ」
レイフェル
「……どっちも、解決したいよ」
「貴女の枷だから」
「薬を使って、奈落の剣を使って、魔神紋を使った貴女は、たしかに強いけれど」
「そうじゃなくても、リコリスの剣は、…‥とても綺麗だから」
リコリス
「枷……そうね。あなたの元に居続けるには、たしかにこれは枷なのかもしれないけれど」
「でも、これも私を形作っているものよ。それがなければ、レイフェルとこうしている事もなかったでしょう」
レイフェル
「…‥なるほど、ね」
「……リコリスは、やっぱり強いね」
リコリス
「?」
レイフェル
「あたしがリコリスの立場だったら、」
「間違いなくその二つは枷なんだけど」
「……それを受け入れた上で、自分自身だって言ったから」
「でもね」
「……それでもあたしは、後遺症とか、魔人化とか、そういう不安を抱えて生きるよりは」
「脱却しきることが出来る道を、探したい」
リコリス
「馬鹿だわ、レイフェルは」
「私、解決しなくていいなんて、一言も言ってない」
レイフェル
「……何回言われたかなぁ。ごめんなさい…」
耳がヘタれて
リコリス
「いいの。レイフェルが馬鹿なのは知ってるから」
「私が受け入れたのは、ずっとそれと生きる事じゃなくて」
「薬も、〈奈落の剣〉も、私のルーツのひとつだということ」
レイフェル
「……」 困ったような表情で 「それは、分かる、けど」
リコリス
「そうして、自分を知っていくのは、大事じゃない?」
レイフェル
「……ああ」 ようやく、理解の色が浮かんで 「…うん、大事だね」
リコリス
「それを枷だ、で終わらせてしまうのは、きっともったいないわ」
レイフェル
「……あたし"賢き狼"なのに、そういうの本当にダメだなぁ」
「リコリスの言うとおりだと思う」
リコリス
「気をつけて、そのうちおバカな犬って呼ばれないように」
レイフェル
「……」むむぅ
「……気をつける。気をつけてどうにかなる、うちは」
リコリス
「大丈夫。そう呼ばれても飼ってあげるわ」
レイフェル
「‥わざといってるでしょ」
「噛みつかれても知らないんだから」 むぅ、と頬を膨らませて
リコリス
「楽しみにしてるわ、噛み付いてくるの」 薄く笑って、握られた手を離すと、代わりに腕に抱きついた。 」
レイフェル
「……」頬をリコリスの頭に寄せるようにして
「いつもこういう会話が出来たらいいのに」
「…いつでも、出来たらいいのにね」
リコリス
「冒険者をやめるしかないわ、それは」
レイフェル
「…当分は難しいね」
ふふ、と笑って 「戻ろっか」
リコリス
「ええ」 頷き、しっかりと腕にしがみついた。 「アネットに見せつけてやるのよ、恋人だって言われたって」
レイフェル
「……」 対抗心、燃やしてる…
「別の班だから、まあ見せつけられる内に……お手柔らかに…」
リコリス
「今がチャンスなのよ」
レイフェル
「わ、わかったってば」
リコリス
「あの二人……というかシグネの方が、何かに遠慮しているみたいだから」
そう言うと、早く早くとレイフェルを急かすように身体を押し付けた。
レイフェル
「……わ、わかったわかった」
押し付けられた身体を支えるように 歩き出す
リコリス
それにぴったりとくっついて、離れないようについていき、拠点に戻るまで――いや、戻ってもしばらくの間、離れようとしなかった。
GM
こっちはこれでOK
レイフェル
あたしもこれでOK
GM
うむ。お疲れ様
約束されちゃったわ///
レイフェル
お付き合いありがとう。カイさんとは、機会があれば、かな
なくても大丈夫 これはやっておかないとだから
GM
うむ。時間があればな
レイフェル
約束しちゃった///
GM
とりあえずここはこれにて。
お付き合いありがと~~~~~~~
)))
レイフェル
うん。お疲れ様 お付き合いありがとうー
)))
!SYSTEM
レイフェルが退室しました
!SYSTEM
GMが退室しました
背景
BGM