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ゲームルーム[Θ]

20200301_0

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シータが入室しました
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リコリスが入室しました
リコリス
よいしょ。
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レイフェルが入室しました
レイフェル
うん
シータ
よし
誘っておいてあれですが
うまい描写が出来ないのでお任せしていいですか…
レイフェル
おっと
じゃあ、やろうか
シータ
お願いします
リコリス
準備時間でいいのよね
じゃあレイフェルに任せたわ
シータ
いいよ
レイフェル
レイとのCCから持ってこようっと
 
ディニス鋼国での依頼は、ついに決戦へと向かっていく
アライア城塞に突入するべく、その前段階の作戦までの少しの時間

〈星の標〉の冒険者達は、作戦参加の準備を進めて、武器の整備や道具の補充、休息などを取っている
兵士たちはピリピリとした緊張感を漂わせながら、それでも冒険者の邪魔にならないように行動している
 
 
 
 
ある部屋の人混みから外れたところ
人が携行するには難しい、大きな攻城兵器 バリスタ それが壁に立て掛けかけられる様にして置かれていて
その近くに居る冒険者──銀髪の少女が矢や薬品を広げて一つ一つを丁寧に確認している
確認が終わり、壁に向かっているところで その背に声がかかる
シータ
「……ふう、少しはすっきりさせたほうがいいかしら…」確認しながらそんな小言を零し
レイフェル
「シータ、」 名を呼ぶようにかけられた声に振り向けば、そこには狼のリカントの少女が立っていた 
リコリス
その背後には、表情の薄い銀灰色の髪の少女の姿もある。
レイフェル
「お待たせ……ごめんね、ちょっと探すのに手間取っちゃって」 頬をかきながら
シータ
「ん、レイフェル」声をかけられ振り向いて「──と、リコリス。そっちは準備終わったの?」
リコリス
「終わってる。物の準備はね」
てくてくと室内を歩くと、手頃なテーブルの上へとぴょんと乗った。
レイフェル
「うん。大丈夫」 腰に巻かれた緑色のベルトを撫でて 「これもあるしね」
「シータの方は大丈夫?」
シータ
「大丈夫、と言いたいけれど、こっちは数が多いから大変なのよね」
「……"鋼"と戦った時と同じ失態もしたくないし」
レイフェル
「あはは…いっぱいあるね。…懐かしいな」 太矢とかを眺めつつ 「……」 失敗に対しては、なんて声をかけようかと考えつつ
リコリス
「……」 投げ出した足をぷらぷらさせて二人を見ながら、懐から液体の入った小瓶を取り出して、ぐ、と呷った。
「懐かしいの?」
レイフェル
「……」 少し息をついて 「あまり、それらしい行動を取るのはやめてね」 リコリスに注意を喚起して
「うん。剣を取る前は、弓とかスリングとか、ナイフだったから」
リコリス
「ごまかしてるだけよ、自分を。中身は、“庭”の薬じゃないわ」
薬を飲む、という見てくれだけを真似して無理やり身体を騙して禁断症状を抑えているのだと説明しながら、レイフェルの言葉にふぅんと声を漏らした。 「よかったわ、剣を取ってくれて」
シータ
「──薬、やめたの?」
リコリス
「……ああ、そういえば、いなかったわね、あなた」
レイフェル
「剣をやりたかったんだけど……やらせてもらえなかったから、こっちねってね」 苦笑して 「こっちでいいと思ってるよ」と続けて
リコリス
「棄てたわ、持っていたのは全部」
レイフェル
「ああうん。……捨てさせた」 ちょっと落ち着かない様子で頷いて
リコリス
「……そう」 前に聞いた覚えがある。レイフェルを抑圧していた奴らだ。声に暗い色を灯しながら、右手の親指をかじった。
シータ
「レイフェルは、最初から剣の道に居たわけじゃなかったのね」
「そう。……じゃあ、聞くのに丁度いいかしら」
レイフェル
「……見て覚えたからね。まあ、昔話になっちゃうから」 置いとこうか、と 「何か、話があったんでしょう?」
リコリスの暗い声音には、やっぱり一度話しておかないとダメかな、と心の中で呟いて
リコリス
「丁度いい?」
シータ
「……"庭"の一員である貴女に聞きたいことがあってね」
リコリス
「答えられることと、答えられないことがあるわ」
「それでいいなら」 ぴょん、とテーブルから降りた。
シータ
「まあ、話だけでも聞いて頂戴」
レイフェル
話が始まりそうだから椅子を適当に 3つ持ってきて
話しやすそうな距離、それぞれの場所に置く
リコリス
レイフェルの持ってきた椅子に座って足を組む。
シータ
「まず、話の前提として──私はこの依頼を請けるまで、"庭"に深く関わっていなかった」
「上っ面の話だけを見て怒り心頭だったのは──リコリスは見てたわね」
リコリス
「普通の人たちは大体怒るわ」
「彼らはそれをどうとも思わないし、“華”や私のように、それを楽しむ人もいる」
シータ
「……まあ、それは今はいいわ」
リコリス
「うん」 言われた通り素直に流し、続きを促す。
レイフェル
「……」 もう少し、表現に気をつけてくれたらな、と思うけど 口は挟まず シータの様子を見ながら 話を聞く
シータ
「私はこの依頼の中で、多くの"庭"に会った。"糸"に"葉"に……"人形(ラルカ)達"」
「"糸"は今は置いといて、問題は"葉"と"人形(ラルカ)"の方」
リコリス
「……“葉”や“人形”がどうしたの?」
シータ
「アクガナ潜入の時、"人形"の奇襲があってね。先に気付いて回避できたけども、その子は自害した」
「聞けば、"庭"の中で何にもなれなかった子がそう呼ばれて、使い捨てられるらしいじゃない」
レイフェル
「……」 
リコリス
こくりと頷く。 「人形(ラルカ)と呼ばれるのは、“葉”の出来損ない」
「暗殺者としての才能に恵まれなかった子たちよ」
「“葉”ですら、余計な情報を漏らさないように自害用の毒を持たされる。“人形”にもし役割を与えるのなら、最初から死ぬ事を前提とすることが殆ど」
「イルスファールに向かった“人形”のひとりにも、私は最後に死ぬはずの役割を与えたわ」
シータ
「……私はそういう子もいることを聞いて思ったの。ディニスと同じように、"助けたい"って」
リコリス
「そう」 椅子に深く体重を預けて。 「それは好きにすればいいわ、別に」
レイフェル
「…助け方も、色々あるよね」
リコリス
「そうね。“葉”にとっては、薬に溺れる事が幸福でもあるし」
「“人形”たちは、役に立てるなら自分の命などどうなっても構わないという欲求を、根源に植え付けられている子も多いわ」
「どういう行為が、そういう子たちを“助ける”ことになるのかしら」
シータ
「……そうね。ただ一つ片付けただけじゃ、解決にならないしね」
「まず考えついたのは、私の持つ薬品学と錬金術を合わせて、それらへの特効薬を作ること」
リコリス
「薬の影響を消し去る薬を作る、って?」
シータ
「そうなるわね」
リコリス
「難しい事を言うのね」 別に止めはしないけど、と続けて。
シータ
「毒をもって毒を制す、ってわけじゃないけど、彼女達の衝動や欲求を解決するにはこれしかないかなって思ってね」
「でも問題はその後で──」
リコリス
「そうね。もしそんなものが作れれば、彼女たちを薬の後遺症から脱却させてあげるのは、簡単になるわ」
「ええ。それだけじゃ意味がない」
シータ
「行き場のなくなった彼女達をどうするか、ね」
レイフェル
「そうだね…」
リコリス
「命令が無ければ、何もないわ。あの子たちには」
「薬の影響がなくなったって、すぐに”にんげん”にはなれない」
シータ
「……ええ、不意に自由を与えられたって、身動きなんかできないでしょう」
「そういう子達には、先導できる人、指標になれる人が必要。だから──」
「──私がそうなろうって、決めた」
リコリス
「……大胆ね」 色々と、と溜息をついた。 「まあ、それも止めはしないけど」
「いいの? それを私の前でなんて話して」
シータ
「貴女がこの話を持って帰れば、私は狙われるようになるかもしれない」
「けれど、薬を捨てた貴女は、そうはしなさそうって思ったのよ」
リコリス
「狙われないわ、すぐには。何もできていない人を狙う程、“庭”の幹部たちも暇じゃない」
「狙われるのは、それが実現した時」
「薬を捨てたのは、一時的なことかもしれないわよ。私はまだ、“庭”の一員で、“華”の“葉”で、“花”で、“草”なの」
シータ
「もちろん、私は実現させるつもりでいるし、それも覚悟の上」
「その時は貴女が敵として現れるかもしれない」
「でも、怖がってたら何も始まらない」
リコリス
「決めたのなら、手伝いもしないし、止めもしないわ」
レイフェル
「……」 口を挟むタイミングを図りつつも またそういう風に言って…という表情が顔に出たかもしれない
シータ
「……あら、薬のサンプルでも欲しかったところなのだけど」
レイフェル
「シータ、」 名前を呼んで 「あたしが、あまり言えた事じゃないんだけど」
「全部を、1人でやろうとはしないでね」
「シータのやりたいことはきっと、シータにしか出来ないことだと思う」
「でも、それを抱えこんでほしくはないかな……」 続ける言葉を探そうとして 口を何度か開いて
シータ
「──」ふ、と笑って「大丈夫よ、荒事はそっちに任せるから。適材適所っていうでしょ?」
レイフェル
「………話してくれて、ありがとう」
リコリス
「レイフェルが言うと、重みが違うわね」
シータ
「抱え込んでる本人が言うなんてね」くすり、と
レイフェル
「……もう…」 言わないで、と 
「心配していってるのに」 むむむ
シータ
「果てには、貴女の中にある禁断症状を抑えられたら、いいのだけどね。リコリス」
リコリス
「私のは、薬だけというわけじゃないから」
レイフェル
「嬉しいけど、」
「それは、あたしがなんとかする問題だから」
「…‥ああでも」
「頼らせて、やっぱり」 また悪い癖が出たと顔を赤くして
シータ
「魔人化の副作用、だったかしら。"奈落の剣"──そっちもどうにかしないとね」
レイフェル
「言ってる傍からこれだもんね……」 ダメだなぁ
「うん」
シータ
「ふふ、分かってるじゃない」
リコリス
「自分で気付いてなかったら、怒られる所よ」
「……まあ、私はシータが何をしようと、個人として妨害はしないわ」
「でも、さっきも言った通り、私はまだ“庭”の一員。ディニスにだって、“華”の指示で訪れているの」
シータ
「組織として敵対したなら、その時はその時。私にだって仲間がいるし、そうなったら──」
「あとは意地の勝負ね」
リコリス
「そうね。その時は私のためになるのなら、手を下すわ」
「それはさておき――
レイフェル
「……」 息をついて
リコリス
「明確に“庭”と敵対していくなら、敵の事は知っておいた方がいいわ、少しは」
シータ
「……そうね。私はまだ知らなさすぎるから」
リコリス
「私は、“華”から“糸”の動きを監視して、必要があれば手伝うようにという指示を受けていたわ、最初はね」
「でも、内容だけ見れば私じゃなくて、他の“葉”でも出来るようなことでしかなかった」
「落ち着いた後も、ディニスに居る限りは好きに過ごしていいと言われたけれど」
「……少し、気になるの」
レイフェル
「気になる…?」
リコリス
「“華”……ルルは、享楽的な人間ではあるけれど、同時にとても合理的な人間だわ」
「無駄な事は、しないの」
シータ
「……確かに、貴女が出張ってきたってことは、何か特別なことがある裏付けにもなるわね」
「それこそ、貴女である必要がないなら」
リコリス
「最初から私を“糸”の監視に当てたこと、……レイフェルが、“華”に啖呵を切った後も、引き続き私をあなたたちの傍に置かせていること」
「其処にも、何かしらの意図があるとは思うんだけど……」
シータ
「仲良しになってきなさい、というのはありえないでしょうけど、意図が掴めないわね…」
レイフェル
「……」 考え込んで 尻尾が少し揺れる
リコリス
「今すぐにどう、という理由はないのかもしれない。でも、何かしら理由はあると思う」
シータ
「……その辺りも、どうにか掴みたい所だけど」
「まずは目の前の事から始めないと──」
リコリス
「私にも読み切れないわ、あの人は」
「だから、敵対するつもりなら油断しては駄目。いつ、何時も、ね」
「……レイフェルも、よ」
レイフェル
「……分かった」
シータ
「分かってるわ」
レイフェル
「油断はしないけど、何から手をつけたらいいかも、ちょっとわかんないや…」
リコリス
「それは私も分からない」
「手の内に戻ると見せかけて殺そうとして、殺せるような相手でもないわ」
レイフェル
「疲弊しないようにしないといけないし、」
「……先手は打てない。と思う現状は」
「だから、そういう事はしなくていいよ。しないで」
リコリス
「しないわ」
レイフェル
「ならいい」
シータ
「……」二人を見て、顎に手を当てて考える。
レイフェル
「……"糸"に対処して、…それこそ"糸"本人から聞けたらいいんだけど」
リコリス
「“糸”と“華”の目的が一致しているかも、わからないわ」
レイフェル
「"華"の情報も少しずつ集められたらいいね」
リコリス
「そうね。少なくとも、私よりは知って居ると思う」
シータ
顎から手を離して「……ええ、そうね。引っ張り出して聞き出さないと」
リコリス
「そう考えると、“糸”はどうにか生け捕りにしないといけないわ」
レイフェル
「……出来ることから一つずつ、だね……どうだろうな」
「生け捕りにして、……生け捕りで収まる人なのかな」
リコリス
「……さあ?」
シータ
「やらなきゃ分からないわ」
「でも、慎重にね」
レイフェル
「そうだね」
一つ頷いて 「する前から出来ない、じゃ、本当に出来ないよ」
リコリス
「少なくとも」
「“糸”は、“華”よりは話が通じるわ」
シータ
「私のお喋りにも応じてくれたしね。あの人は、少し感情的に見えるわ」
「そこが、付け入る隙になるかも」
リコリス
「穢れた“人形”にも執着しているみたいだし、ね」
レイフェル
「……ああいう人、というか」
「ああいう2人は、少し苦手」
リコリス
「殺したくなくなるから?」
レイフェル
「……一緒に居たいだけなのに、どうしてこうなっちゃうのかな、って」
「…大丈夫。それで刃を鈍らせないのは、よく知ってるでしょ」
リコリス
「一緒に居たいから、そうなってるんじゃない?」
「レイフェルだって、似たようなものよ」
レイフェル
「……そうだね、そうかも」
リコリス
「同族嫌悪ね」
レイフェル
「嫌悪はしてないよ」
「嫌悪はしてないから…苦手なの」
シータ
「ま、そういうのは人それぞれじゃない」
「相手に掛ける想いも、やり方も人それぞれ。"糸"の方法がこうだった──って言うしかないと思うわ」
リコリス
「少なくとも、敵対するからには、彼らを引き裂く事になる可能性が高いわ」
「何処まで事情を知ろうとして、何処まで苦しむのかは、好きにして」
「でも、私が一番なのは忘れちゃ駄目よ、レイフェル」
レイフェル
「…‥言ったでしょ」
「それで刃は鈍らせないって……ただ、次は無理させるつもりはないからね」
リコリス
「鈍らせそうだから言ってるの」
レイフェル
「リコリスを置いてはいかないよ」 大丈夫、と
リコリス
「ならいいけど」
「まあ、いいわ。私、時間までちょっと外を歩いてくるから」
レイフェル
「ん、後でね」
シータ
「いってらっしゃい」
リコリス
「じゃあね。疲れてるなら、ちょっとでも休んでおくのよ」
二人にそう告げてから、すたすたと部屋を後にした。
レイフェル
お疲れ様。ありがとう
シータ
せんきゅー
レイフェル
「……華の意図、か」 呟くように
シータ
「……ま、解らないことを考えても仕方ないけど、気になるわよね」
レイフェル
「……あたし、頭が良くないから」 「こういうのは苦手なんだけど」
「リコリスが、リコリスになる前、」
「"鋏"だった頃……あの彼女をイメージして」
「それで彼女だったらどう動くのか……というのを、少しやってみようと思うよ」
シータ
「……まずは小さな一歩から」
レイフェル
「……うん」
「話したいことは、話せた?」
シータ
「ええ。概ね、ね」
「薬の事も聞けたら良かったのだけど、そこは流石に秘匿事項だと思うしね」
「後は、私の頑張り次第、ってところかしら」
レイフェル
「なら良かった」 少し笑って
「無理はしないでね、そういうの見つけたら、持ってくようにするから」
シータ
「無茶はするけど、無理はしないわよ。ありがとう」
「たとえ困難な道でも、諦めず進めばいずれたどり着く。だから……私は諦めないわ」
レイフェル
「うん……応援してる」
「いつでも頼って」 ふふ、と笑って 「これ、一度言ってみたかったの」
「いつも頼られる前に身体が動いちゃうから、言われずじまいで」
シータ
「言われなくても頼りにしてるわよ。皆ね」
レイフェル
「それじゃ、あたしも行くよ」 立ち上がって
「また、後でね」
シータ
「ええ、付き合ってくれてありがとう」
「またね」
レイフェル
椅子を戻して 部屋を去る
シータ
レイフェルも去った所で一息つき
「世界を見る、なんて思って飛び出してきたけど、こうなるなんてね……」
「……ま、悪い気はしないけど」
「さて、私も少し休もうかしらね」
と、道具類を片付け、バリスタを袋に入れた後、自分も部屋を後にした。
シータ
ということでここまで
お疲れさまでした
レイフェル
お疲れ様ー
シータも茨の道にいくね
シータ
最初から茨の道しか歩いてないよ
レイフェル
目標と個人への執着が重なった時どういう行動に出るかが楽しみ
ニオ卓2回目でお待ちしております(たぶん4月くらい
シータ
外の世界を知らないまま家を出た時からもう絶対に諦めないって気持ちで来てるから、いずれ折れるかこのまま鋼になるかだなぁ
レイフェル
それじゃ、またね
シータ
またねぇ
!SYSTEM
レイフェルが退室しました
シータ
ぐろもありがとう
!SYSTEM
シータが退室しました
背景
BGM