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ゲームルーム[GG]

20200218_0

!SYSTEM
エフティアが入室しました
エフティア
てす
!SYSTEM
GM苗が入室しました
GM苗
どうだい
エフティア
問題ない、確認できた。
GM苗
分かった
準備が良ければ言ってくれ
エフティア
もう大丈夫だ。待たせた。
GM苗
ではでは
 
 
 
 
 
 
 
"享楽卿"に捕まってから、様々な実験を受けた 時間の感覚ももはや曖昧だ
対面の部屋は主を何人も変えて
君自身も様々な場所に移動させられた
なんのことはない 場所を変え 時間を変え 弄ばれてきた それだけのことだ
ある実験の後、ぐったりとした姿で二人がかりで部屋に戻された時
君は研究員がこう漏らすのを君は耳にする
研究員
「──、こいつも明日で破棄処分か」 と
エフティア
―――……」 ぴくり、と 投げ出した四肢が反応させた。
エフティア
(四肢を
 
研究員達は僅かな反応を見せる君を特段注視せずに 床に捨てると扉をしめた
エフティア
身体中に広がる倦怠感と、耳に入った言葉 そのいずれもが煩わしかったが――
ごつ、と 床に投げ出され、身体を打ち付けた痛みに それらを一瞬だけ忘れる事が出来た。
――、……」 息が通り抜ける。廃棄か、と声を出すつもりが、既に震える事も無くなった喉は、私の意思には応えなかった。 
ひとつも身体を動かすつもりにはなれなかった。それに、身体の方も動くつもりはないだろう。
永い間、好きに弄ばれてきたこの地獄も終わりだというのだから。――それなら、
「(漸く終わるこの拷問(じんせい)に、今暫く身を委ねておく、か)」 心中で一つ呟いて、瞳を閉じた。
 
 
 
 
振動を感じる
耳に、遠くから声が聞こえる とても、騒がしい
エフティア
――、」 騒々しい。その振動に、痛む頭を抱えながら身を起こす。
廃棄処分――とは、関係のない振動だろう。廃棄(そう)されるだろう者達は何人も見続けてきたが、これまでにはないものだ。
 
身体を起こすとちょうど 研究員が何人かガラス張りの壁の前に駆け込んできて
エフティア
時間の経過は解らないが、昨日の実験を終え、部屋に戻された時のままだ。冷えた身体を小さく抱いて、周囲を見回した。
 
銃声が響くと、バタバタと倒れていく
あまり聞き馴染みの無い言葉で叫ぶ声がそれに続いて
エフティア
その様子を無感動のまま眺めやる。 「(――ああ、また享楽卿の戯れか)」 
軍人
『戦域確保。生存者を探すぞ……』
冒険者
『了解した』 おーい、おーいとかかる声
エフティア
床に横座りしながら、手でその姿勢を支え 意図の理解出来ない音に、首を傾げる。
青年
静かにしていると 扉の前を通りかかった人影が君に気がつく 青みがかった銀色の髪の青年で 勿論研究員ではない
腰に剣を帯びており、革鎧や装飾品を身に着けている彼は すぐに扉の前まで移動すると何事か声をかけた様子で
しばらくしてから、扉が開く
『大丈夫か』 馴染みの無い声
エフティア
かつては絹糸の様に艶やかであった黒髪は、度重なる実験でその姿を窶している。それが疎ましそうに払われ、金の輪郭の入った瞳が青年を刺す。
――……ぁん、だ」 乾いた喉は、今度は震えた。意図した言葉とは、少し違えたものになってしまったが。
青年
ああ、と 瞳は理解の色を帯びて いたわるような視線を向けると 「大丈夫か」
エフティア
「……」 今度は、知っている言葉が返ってくる。その言葉には返事をせずに、金に彩られた黒の瞳が細められるばかりだ。
青年
君の耳馴染みのある言葉で言葉を返して
「‥‥もう大丈夫だ」
エフティア
瞳に灯っているものは、警戒だ。それは、青年の続いた言葉にも揺らぐことはなかったが、
青年
「……」 腰につけてる剣を 外して
エフティア
その身体を動かす事はなく、剣を外すべく動き始めた青年には、牙を剥き出した。
青年
「……」 剣を床に置いて 1歩近づく 「私は、敵じゃない。助けに来た」
「敵じゃない……」 目線を合わせるようにして
エフティア
「黙れ。"敵"も"味方"もない、あるのは"わたし"と"それ以外"だけだ」 乾いた声で吐き出しながら、時折咳き込んで それでも強硬な姿勢を取る。
 
外から音がまた響いてくる 何人もの人間が君たちがにらみ合う間にも 往復を繰り返す
冒険者
『増援が来た、急げ!』
軍人
『要救助者を確保したものは優先的に外へ!急げ急げ!!』
エフティア
ぐ、と 散々弄ばれた自身の身体を抱き込む様に腕を回しながら、聞きなれない音が響く度にその身体を小さく震わせる。
青年
「私はそれ以外かもしれないが、……」 エフティアが再び咳き込んだタイミングで
エフティア
「……おまえも、"それ以外"だ。消えろ」 言葉にすると、もう一度大きく咳き込んだ。
青年
身につけていたマントを無理やり外して被せ、視界を覆う
エフティア
「っ、――……!」 突然奪われた視界に、上擦った悲鳴を漏らして それを引き剥がそうと、マントに爪を立てる。
青年
「悪いが、時間がない」 身体が持ち上げられるのを感じる
エフティア
その身体は、女性としては平均的な背丈ではあったが、背丈とは似つかわしくない程に軽いものだった。
青年
意外にも力強い両腕が しっかりと君を抱えて走り出す
エフティア
「放、せっ……!」 怒鳴りながら、強引に身体を動かすが 研究員とは違い、微動だにしないその腕に
青年
「ここを抜けたら、幾らでも自由になれる。今は、ダメだ!」
エフティア
享楽卿のそれと同じものを感じてはいたが―― 青年がその脚を止めるまで、否、止めた後も 彼女の抵抗は続いた。
 
しばらく動くのを感じて 乾燥した空気、そしてより大勢の声を聞いて
君は青年に抱えられたまま青年の足以外の力によって移動させられる 揺れる床、馬車と呼ばれる乗り物に、君は青年と一緒に載せられていることに気がつく
エフティア
ぐ、と 意味のないと分かっていても、決して止めるつもりのない抵抗を続けたまま 自分の状況について、思考を奔らせる。
享楽卿の手の者ではない事は先ず間違いがない。知らない言語を考えれば――"外"の者だろうという事は、想像に難くない。
青年
「……」 マントの外に顔を出した君を見かけて 「ああ‥…少し、待ってくれ…息が…上がってしまって…」 君をマントごと抱きしめたまま青年はそう呟いて
エフティア
「……」 もだ、と 全身を使って抵抗し、青年の拘束から逃れようとする意志を示し続ける。
青年
「……ああ、狭いから…暴れるなら離さない」
ぎゅっと、より強い力で抱きしめられて 「……レディ相手にこれは失礼にあたるけれど…、今は礼儀より命が大事だ」
エフティア
力を強めてしまえば、少しだけ苦しそうに片目を瞑って 腕の中での抵抗が、ゆっくりと止んでいく。
止めた、というよりは―― 硬直した、という方が正しいかもしれない。
 
マントから顔を出して辺りを見回せば、 怪我をしているもの、その治療をするもの うずくまるもの。寝かされてるもの 様々だ
エフティア
強い意志の灯っていた瞳は、やや震えて 逸らした先で、周囲の状況を眺めやる。
青年
「…おっと……」
「私達は、イルスファールから来た冒険者と軍のものだ」
硬直すれば力を緩めて
エフティア
「……いる、す」 復唱しようとして、けほ、と もう一度咳き込んで
――……なんだ、それは」
青年
「…‥ああ、これを飲むといい」 片腕でエフティアを保持しつつ 革製の袋を取り出すと 口を開けて 差し出す
「イルスファール。国だ」
エフティア
差し出された袋にすら警戒する様に身体を仰け反らせる。こういうものは、幾度となく向けられてきた。
「き、さま、っが、……さきに、のめ」 
青年
「…‥分かった」
口をつけてあおって見せる 何度か喉がなって 
「…うん。私も喉が乾いていた…ちょうどよかった」 ふふ、と笑って 「これでいいだろうか」 改めて口を向けて
エフティア
じっとその様子を見て、喉が動く事を確認して 青年が口を外した後、それを此方に向ける前に、噛み付く様に口を向けて――
届かずに、舌を伸ばして水を求めた。
青年
「……」 あっけに取られた様子で 「…ゆっくり飲んでくれよ」
水袋の口をつけてやって
エフティア
口を付けると、それを噛んで引きながら たどたどしく喉を鳴らして、口の端から水を溢れさせ、嚥下していく。
ゆっくり、という言葉とは程遠い。溢れさせては顎を伝って胸元へと落ち、包められたマントを濡らしていく。
青年
「ああ……まったく」 水袋の傾け具合を調整してやりつつ
口を離すまで背中を支えてやりながら飲ませる
エフティア
水を抑えるように動かされれば、零す量も減ったが やがて、ふい、と口を離す。
マントも自身の身体も、中に入っていた水で濡らしながら 口を離せば、荒く息を吐きながら、背を支える腕にしな垂れかかる様に身を任せた。
青年
「……落ち着いたか」 
空になった水袋を置いて
エフティア
四肢を投げ出しながら、視線だけを青年へと向ける。
「国、……」 ぼんやりとした声色ではあるが、これまでの乾いた声とは異なり
青年
「ああ、人が、沢山居る」
「もう大丈夫だ」 額にかかる髪をのけてやりながら
エフティア
低過ぎる事も高過ぎる事も無い 耳触りの良い声が、青年の鼓膜を打った。
――、は」 その言葉に、嘲る様に小さく声を上げ
「"持ち主"が、お前達になっただけのこと、だろう」 
青年
「……君はもう、奴隷じゃない。誰も、君を物にはしない」
「君は人だ……大丈夫、帰れる」 肩を抱いて その瞳を真摯に見つめる
エフティア
その言葉を聞いて、ふい、と 顔ごと視線を逸らした。髪が揺れ、不快そうに歪められた表情へと変わる。
「……帰る場所など」 呆れた様に呟いて 「無い。……もう良い、殺せ」
青年
「……要らないのか」
「やっと、自由になれたのに。自分自身すら、要らないのか」
エフティア
細腕を伸ばして、巻かれたマントを強引に肌蹴させると 一巡する痣を持つ首を晒す。
「所詮は、」 その言葉に、眼を細め
「ただの――あの男の玩具だ」 
青年
「……誰のことを言っているかはわからない」
「ただ……、決めつけるのは良くないさ」
エフティア
瞳を伏せ、ゆっくりと溜息を吐く。観念した様にして 細腕を、青年の持つ剣へと伸ばした。
青年
「…‥それは、触らない方が良い」 伸ばした手を途中で取るようにして止めて
「…もし、君が、自分自身すら要らないというのなら」
「まずは、私が君を拾おう」
エフティア
「……殺せと言った。従わないなら、……」 口を開いたが、続いた言葉に目を細めて は、と笑った。
それで、と 続きを促す様に、青年の目を見上げる。取られたままの手は、引くことはしない。
青年
「君が自分を取り戻すまで、という期間限定付きだが」
エフティア
「……」 青年の言葉に、否定も肯定もせずに
青年
穏やかな青い瞳はエフティアを見つめて 笑う 「嫌なら、出ていっても良い。他に行きたいところが出来たらそっちに行けばいい」
「ただ、行く場所も、帰る場所も、そして自分自身すらない間は、居てくれていい」
エフティア
「……」 向けられる瞳に灯るものが、これまでに向けられるどれとも違うもので 
それがどういう感情(もの)で 何処から来ているかもわからない。
ただ――
青年
「言葉も、生き方も、楽しみ方も一緒に学んでいこう。私もまだまだ、若輩者だ」
エフティア
「元より、私に選ぶ道などないのだろう」 小さく吐き出して 自嘲気味に笑う。
青年
「選び方が分かるなら」 真剣な目で 「選びたいのなら、私の手を解いていい」
エフティア
――……」 細められた瞳を覗き込んで
ふん、と鼻を鳴らして 「離せ」 手を引いて、示してみせる。
暫くは――自分は青年のものである、と。
青年
「……わからないなら、やはり、学ぶ必要があるんだよ」 また笑う 「それが、打算的な判断であっても構わない。少なくとも、君は食べていくにはこのままでは困ってしまう訳だから」
「私の名前はローレンス。ローレンでいい」
「君には名前はあるかい?」
エフティア
「……ローレンス」 わざと、確りと言葉を発して
青年
「ああ。ローレンスだ」 頷いて
エフティア
「私は――」 遠い、気が遠くなる程に記憶を掘り起こす。
「……、わたし、は」 まだだ。もっと奥の、深い所。
「…………」 ぐ、と唇を結んで
ローレンス
「無いなら。…今つけても、いい」 どうだろう、と
エフティア
小さく首を横に振って 「……耳を」
ローレンス
「…?。ああ」 一瞬間を置いて 頷くように耳を近づける
エフティア
「エフティア」 耳を寄せたローレンスに、囁く様に言って 小さく声を震わせる。
どん、と。 突き飛ばす様に胸板を押し返して
ローレンス
「……いい名前だ」
エフティア
「……それが、かあさまに貰った名だ」
ローレンス
苦笑しつつ押しのけられて
「よろしく頼むよ、エフティア」
エフティア
視線を逸らして 「……使ってやる、ローレンス」
ローレンス
「…それでいい」 頷いて
 
君は馬車に揺られて 数日間の旅をする ユディスと呼ばれる都市に到着すると、そこから更に馬車揺られて、ファティマと呼ばれる街へと移動することになる
手続きでユディスで数日逗留し、その間ずっとローレンスは君と共にあった
エフティア
食事の作法はおろか、食器の扱い方、果ては人の法も言葉も理解していない。
 
人々の営みや、大きな城壁、立ち並ぶ家々 そうしたものを目にしたのは初めてだろう
エフティア
衣類や身体は洗い、替える事によって適応出来たろうが ローレンスと共にある間、エフティアからかけられた面倒事は、決して少なくなかった。
 
それらをやはり笑いながら ときには笑みが凍りつく事はあっても エフティアを拒んだり見捨てる事をローレンスはしなかった
肌触りのいい着心地のいい衣服を与えられると ファティマへと移動する旅に出る
ローレンス
「しばらくは私も休みだな」 馬車に揺られながら 「よく似合ってる」 頷くようにエフティアを見て
エフティア
――……」 衣服を纏って、手入れのされた黒髪は、まだ以前の輝きを取り戻す事はなかったが 出会った時とは全く違った様子となっている。
鏡に映った姿を眺めると、そこではじめて、少し嬉しそうに微笑む様子が盗み見れたかもしれない。
「……興味はない」 声をかけられると、つん、と返して
そうであると示す様に、少し雑に立ち振る舞う。
ローレンス
「……」 苦笑して 「妹と仲良くなれるといいんだが」
エフティア
「……お前の妹か」 じと、と見上げて
「さぞ、口煩いのだろうな」
ローレンス
「ああ。どうだろうな、大人しい子だから」
エフティア
「……名は」
「何と言うんだ」 こちらから興味を示して、何かを聞くことは 恐らくこれがはじめての事だろう。
ローレンス
「アーデリーネ。リーネと私は呼んでいるよ」
その反応に嬉しそうに答えて
エフティア
「……そうか」 さして興味もないように短く答えると 
「何だ、気持ちが悪い」 嬉しそうにしたのを見ると、少し引きながら答えた。
ローレンス
「興味を持っているのはいいことだからさ」
エフティア
「……もっていない」
「ばかにするな」
ローレンス
「そうかい。君が自分から聞いてきた事は、これが初めてだよ」 「食器の使い方や食べ方は聞かれもしなかった」
エフティア
「……」 む、と口元を結びながら、着せられた服の裾を掴む。
「もう聞かん。後悔しろ」
ローレンス
「それは残念だな」 ふふ、と笑って 「妹が得意なものは、君もきっと気にいると思うのに」
エフティア
「…………」 恨めしそうに、視線を向けて
「聞かん……」 ふい、と視線を逸らした。
ローレンス
「ではついてからのお楽しみということにしようか」
エフティア
「……興味が無い。だまれ。喋るな」
ローレンス
頭をなでてやって 「帰ることは便りを出しておいたからね」
「喋る練習も必要だよ、エフティア」
エフティア
その手を弾こうとして、研究員の手を想起する。
違うものであると理解はしていても、伸ばされた手には抵抗せずに それを受け入れた。
「喋って、いるだろう。今だって」
ローレンス
「……触らせてくれて、ありがとう」 優しく撫でて 「私が黙っていたら、喋り続けてくれるのかい?」
エフティア
無自覚の内に、その手にゆっくりと頭を寄せ 「……厭な奴だ」
ローレンス
「会話というのはね、エフティア」
「2人以上居ないとダメなんだ」
「だから、片方が黙っていると困ってしまうのさ」
「沢山話せば、分かるよ」
エフティア
「……」 なら、この男は困ればいい。
「困っているなら、他を当たれ」 そうすれば、また名を呼ばれるのだろうから。
ローレンス
「今は困っていないさ」 
「ちゃんと相手が居るからね」
エフティア
何度目になるか、ローレンスには解らないくらい ふん、と息を吐いて見せる。
この返事の意味は、君は既に分かっている。
こう反応するときは、彼女としては満更でもない状況であると。
ローレンス
「君は可愛い人だね」 ふふ、と笑って 「言葉遣い、人との接し方、それから、一般的な常識を身につければ」
「やっていけるさ、どこに行っても」
エフティア
――お前のいないところで、お前の知らない様に生きていく」 視線を向けずに答えて、小さく俯いた。
ローレンス
「そうなってしまうと、少しさびしい気がするけれど、今はその時ではないよ」
「君がどこかに行くと決めるまでは、一緒に居るさ」
「…と言っても、私も仕事があるから、置いて行ってしまう事はあるかもしれないけど」
エフティア
肩を竦めて 「次の"主人"は、どうにも勝手な奴だ」
ローレンス
「主人、か。その言い方はあまり良くないな」
「まだ、口説いてもいない」
エフティア
「……」 彼女にしては珍しく、何とも言えないような表情で
「意味が違う。解って言っているだろう、お前」
ローレンス
「はは。よく知ってるじゃないか」
「私は王都で、冒険者をしていてね」
エフティア
「……」 長い黒髪を、指先で弄びながら 小さく頷いた。
ローレンス
「本当だったら、あの仕事が済んだらまた王都に戻って次の仕事を請ける予定だったんだ」
「君がいるから、しばらくは実家にいると思うけど、落ち着いたらまた王都に戻るよ」
エフティア
「災難だったな、ボウケンシャ」 それがどういうものなのか、私には解らない。口振りから、どこへなりとでも向かうもののようだという事は察せられる。
ローレンス
「災難?」
「いやいや」 首を振って 「こういう出会いがあるから、続けているんだ」
エフティア
「……誰彼構わず引き取って、家に送る事か?」
ローレンス
「世の中の広さを実感するために、私は依頼を請けるんだよ」
「誰彼かまわずというわけじゃないさ」
「君だから、引き取ったんだよ」
エフティア
「身体が目当てか」 さして以外でもなさそうに。
ローレンス
「あの時、手を伸ばしてでも連れて行った君だから。引き取ったんだ」
「他にも、そういう子は居たしね…身体目当てときたか」
「下心がいっぱいに見えたとしたら、我が身の不徳の致すところといったところか。妹の前では間違っても言わないでくれよ」
エフティア
「さあ、な。世界に疎いんだ」 肩を竦めて 「だが、散々弄り回された身体でな。お前が望む様なものではないぞ」
ローレンス
「……それも、人前では言うのはなしだ」
エフティア
「見れば解るものだろう」 じ、っと 視線を合わせてみせる。
ローレンス
「私は君を気に入ってはいるよ」
「ただね、私も獣じゃないから」
「君の魅力ばかりに目が行くわけじゃないのさ」
エフティア
「……」 胡乱な眼を向ける。
「なら、何故連れ出した。仕事だから、以外だ」
ローレンス
「手を出したかったなら、もっと早くに出せただろう?」
「仕事で、人1人を引き取るほど私は熱心ではないかな」苦笑して
「ただ、放っておきたくなくて、私は放って置かなくて済むくらいにはまあ、生活が安定している場所に所属している」
エフティア
「そこだ」 待て、と首を横に振って
ローレンス
「だから、私がしたくて君を引き取った。私がそうしたいからそうしたんだよ」
「そこ?」
エフティア
「何故そうした、と聞いている。獣でないなら、言えるだろう」
ローレンス
「んー…目の前に君が居たから」
「できる力があったから」
「そうしたいと思ったからでは、不足かい?」
「さっきも言ったけど」
「君を気に入っているのは確かだからね」
「だから君の言葉を借りるとしたら…」
「君の身体目当てじゃなくて、君目当て、といったところかな」
エフティア
――……」 語る言葉の内、何度か口を挟もうとしたがそれを止めて
「ばかなやつ」 腕から逃れようとしながら、そう答えた。
ローレンス
「ひどいな。正直に答えたのに」
エフティア
「ばかなやつ……」 顔は見せずに、ただ少しだけ声色は柔らかく。
ローレンス
「ファティマという街を今のうちに紹介しておこうかな……」 なんて会話は続いて
 
この後、ファティマに到着して ヘルツベルクと呼ばれる家にエフティアは引き取られる
そこで、薄い紫色の長い綺麗な髪をした少女と知り合う訳だが
それはまた別のお話である
GM苗
こんなところでどうかな
いい感じの切りどころだと思ったので切ってみたけど
続けるかい?
エフティア
ああ、問題ない。
続きは、そうだな
GM苗
次回、ローレンスから託されるCCをしようか
エフティア
時間的に一度切っておいていいだろう。ログについては、もう気にする事はないしな。
GM苗
相談しておきたいこともあるしね
エフティア
ルームを増やせる以上、継続している内は残しておいて問題ないと思う。といって、あまり長い間放置も出来んが
ああ。>相談
GM苗
・何年間くらいヘルツベルク家に居たか
・アーデリーネとはどこまで関わりがあるか
エフティア
ここで決めてしまうか?
GM苗
1つ目に関しては半年から1年くらいが目処な気がしてる
次回にいかさないといけないから
次回までに決めてくれたらOKだ
エフティア
ログに残ってしまう手前、DMなどの方がいいかと思うから
ああ、了解した。
GM苗
というわけで今日はここまでだ
お付き合いありがとう
エフティア
ああ。GMありがとう、感謝している。
GM苗
では撤退しよう
エフティア
ではまた。
)))
GM苗
)))
!SYSTEM
エフティアが退室しました
!SYSTEM
GM苗が退室しました
背景
BGM