- !SYSTEM
- クラウディアが入室しました。
- !SYSTEM
- シルヴェストロが入室しました。
- シルヴェストロ
- さて
- クラウディア
- ふう
- シルヴェストロ
- 昨日のから帰った後として
- 自宅と酒場とどうしましょ
- クラウディア
- 自宅かなぁ
- シルヴェストロ
- はーい。じゃあ良ければごりごり書いてしまおう
- クラウディア
- おっけー
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-
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-
- リアン地方に存在する、王都イルスファール。
- その北部に位置するキルヒア神殿から、歩いて数分程度の位置にあるアパルトメントの前に、二つの影がやってきていた。
- 金属鎧を纏った青年と、神官服を纏った、長く艶やかな髪を持つ女性の影は
- どこか、少し疲れが見える足取りで、その建物の前で脚を止めると
- 一言二言交わしながら、ゆっくりと入って行き 階段を昇る。
-
- シルヴェストロ
- 「――ふう。ちょっと今回は、疲れたな」 部屋に戻るなり苦笑して、荷物を置きながら振り向いた。
- クラウディア
- 「まあ、少しね。単純に脅威だった、というのもあるけど」
- シルヴェストロ
- 「うん。……僕はミスも多かったし、気を付けないとな」
- クラウディア
- 「やっぱりあんまり攻撃受けると心配になるわ」
- シルヴェストロ
- 「普段はそうでもないけど、今回はちょっと……」 苦笑して 「ごめんね。クリスティナくらい、信頼できる盾になれたらいいんだけど」
- クラウディア
- 「…ばかね。十分よ。今のはただの愚痴」
- シルヴェストロ
- 「……じゃあ、僕のもそれで」 鎧を外しながら頷いて 「クラウは平気だった? 怪我とか、疲れとか」
- クラウディア
- 「ええ、やせ我慢にも限度はあるけど、なんとか我慢できる範囲だったわ。ギリギリね」 苦笑し
- 旅装をおいて、安楽椅子にでも腰掛けよう 「ふう──」 目を閉じて力を抜き
- シルヴェストロ
- 「あの黒い雨も、結構効いたからなあ……」 一通り外しながら、手近な場所にゆっくりと腰を下ろし 「お疲れ様、クラウ」
- クラウディア
- 「ええ、お疲れ様、シルヴェ」 椅子に深く腰掛けてだらりと…… 「あ」
- シルヴェストロ
- 「うん?」 床に伸びながら、顔だけ持ち上げて
- 「どうかした? 忘れものとか?」
- クラウディア
- 「うん、ちょっと待って」 椅子から立ち上がって机の引き出しを開けると、小綺麗に包装された小箱を取り出した
- シルヴェストロ
- うん、と返事をしながら、ぐったりと伸びて 呻きながら、ストレッチをぐいぐいと。
- クラウディア
- 「ん……と」 そんなシルヴェの対面にぺたんと座りまして
- シルヴェストロ
- 視線を向けて包みを見てしまえば、少し期待する様にちらちらと見やって
- 正面に座られると、少し硬直してからゆっくりと身体を起こして座る。落ち着かないのか正座になった。
- クラウディア
- 「はい。少し遅くなったけど。あげるわ」 澄まし顔で渡した
- シルヴェストロ
- 「……」 えーと。これはあれだ、ちょっと前に本で読んだ奴。ぐるぐる思考を回しながら、差し出された包みを受け取る。
- 「……バレンタイン、だっけ」 確かそんな名前だった気がする。受け取った包みを撫でながら
- クラウディア
- 「ウァレンティヌスとか呼び名は他にあるし、どういう起源なのか諸説分かれているけれど、とりあえずソレよ」 こくりと頷き、ちょっと顔をそむけつつ
- シルヴェストロ
- 「だよね。……」 返事に頷きながら、言葉は変わらないのに顔を背ける様子を見ると小さく微笑んだ。 「照れてるでしょ」
- クラウディア
- 「……照れて……るけど」 素直に頷いた
- シルヴェストロ
- 「……普段は格好いいのに、こういう時は可愛いよね」 少し余裕があるのは、自分より照れているクラウディアのお陰だろう。照れ笑いを浮かべながら頷いた。
- 「ありがとう、クラウ。いただきます」
- クラウディア
- 「そういうのはいいから」 頬に朱が差した 「まあ、味は悪くないと思う、けど、どうぞ」
- シルヴェストロ
- 苦笑すると、包みに視線を落として 「開けてみてもいい?」
- クラウディア
- 「もう貴方に渡したものだもの。勝手にするといいわ」
- 「────」 だが急にソワソワし始めて視線が落ち着かないのだ
- シルヴェストロ
- 「怒らないでよ、ごめんってば」 ゆっくりと包みに手をかけて、それを一つずつ外していく。
- クラウディア
- 「怒ってるわけじゃない、んだけど……」
- シルヴェストロ
- 以前から手先が器用な方では全くない事はクラウディアも知っていることではあるが、
- 「……ん?」 この日はやけに入念に、綺麗に包みを開いて行った。
- クラウディア
- 「ぐ……」 なんで今日は入念なのか。ゆっくりの方が恥ずかしいというのに
- 何故なら、最終的に出てくるのは赤い包装に包まれたハート型をしたチョコレートなのである
- シルヴェストロ
- それを見ると、動きを止めて ゆっくりと視線を戻す。そわそわしているクラウディアを見れば、どういう事だったのかは如何に勘が鈍いシルヴェストロでも気付ける。
- 「……えっと」 何と言えばいいか。お礼の言葉を探しながら、少し言葉を切った。
- クラウディア
- 「────普通にしておけばよかった」 同僚に唆されてノリと勢いで作ってみたものの恥ずかしすぎる
- シルヴェストロ
- 「う、嬉しいよ、これ!」 ハート型のチョコを示して
- 「……意外だったのは、ちょっとあるけど」 この形を選ぶとは、まあ思うまい。
- クラウディア
- 「そ、そう?じゃあ、良かったけど…」
- シルヴェストロ
- いただきます、と手を合わせて それを口へと含む。
- 少ししてから、小さく頷いて おいしい、と微笑みながら手元に視線を移す。チョコはいくつか入っていたものかな
- クラウディア
- 普通のチョコよりはビターで甘さ控えめ。結構大きく作っただけに、大味だと飽きちゃうから
- どストレートにおっきなハートが1個だよ
- シルヴェストロ
- 甘党ではあるものの、ややビターなチョコレートも苦手というわけでもない。もう一度おいしい、と呟いて
- 「……クラウも一口食べる?」 口を付けちゃってはいるけれど。一口では食べ切れなかったチョコレートを示して
- クラウディア
- 「自分で作ったものを貰っても………まあ一口だけ……」
- シルヴェストロ
- 「……ひとりで食べるより、一緒が良いなって」 一口と聞いて、はい、と差し出して
- クラウディア
- 「ん、…うん」 小さく口を開いて
- シルヴェストロ
- 食べやすい様に位置を整えておく。視線はじっと銀髪と瞳に向いている。
- クラウディア
- 「ん……」 髪を片手で抑えながら、差し出されたそれをはむ、と咥えた
- シルヴェストロ
- 「……」 撫でようか悩みながらその様子を見て、手は出さずに頷いた。
- クラウディア
- 「………」もぐもぐ 「まあまあね」 自分で作ったものをどう表現すればよいのか
- シルヴェストロ
- 「そう? こんなに美味しいのに」 首を傾げながら頷いて、その後も味わいながら一口一口食べていく。元々大食いというわけではないし、また味わっていないという様子でもないが やや早めに食べ終えた。
- クラウディア
- 「自分で作ったのを褒めるっていうのも、うん」 もしゃもしゃ
- シルヴェストロ
- 「口に合うなら美味しい、で良いと思うけどなあ――、御馳走様、クラウ。美味しかったよ」 もう一度両手を合わせて
- クラウディア
- 「……ん、うん。おそまつさま」 そわそわ
- シルヴェストロ
- 「……?」 まだそわそわしているクラウディアに首を傾げて
- 「クラウ?」
- クラウディア
- 「……いえ、ええと」 「………」 恥ずかしそうにしつつ上目遣いで見つめてみる
- シルヴェストロ
- 「……」 何か言ってない事があったか、と少し考えるが浮かばない。ううん、と小さく唸った。 「……ど、どうしたの」
- クラウディア
- 「……久しぶりに戻ってきたのだし、その、可愛がって欲しいな、とか」 視線を逸しつつ真っ赤である
- シルヴェストロ
- 「……」 意図を察して、口を噤む。視線を少し泳がせながら、ゆっくりと手を取った。
- クラウディア
- 「ん……」 手を取られて近寄って、身体に寄り添った
- シルヴェストロ
- 「じゃあ、今日はお酒はなしだよ」
- クラウディア
- 「うん。飲まないわ」 顔を寄せてすりより
- シルヴェストロ
- 「ん、」 擦り寄ってきた身体に手を回して、ゆっくりと抱え上げ
- そのまま寝台に寝かせて もう一度頭を撫でた。
- クラウディア
- 「本当に、軽そうに持つわね」 視線を逸しつつ
- シルヴェストロ
- 「クラウが軽いんだよ。飛んじゃいそうなくらい」 苦笑して、手を握りながら頷いた。 「おかえり、クラウ」
- クラウディア
- 「またそういうことを……ただいま、シルヴェ」
- シルヴェストロ
- このくらいかなって思ったけど どうだろう
- クラウディア
- いいとおもいます
- これから先は見せられないよ
- シルヴェストロ
- いやらしい……
- このくらいになってくると部屋にも色々と物が増えてそうだ
- ほぼほぼ本だろうけれど
- クラウディア
- ええ
- クラウの蔵書が凄いことに
- シルヴェストロ
- 書斎かな?
- クラウディア
- もはやプチ図書館に…
- シルヴェストロ
- シルヴェも置くものがあんまりないから蔵書なら歓迎だしなあ……
- クラウディア
- 床が抜けないかが心配である
- シルヴェストロ
- くらう「床がぬけそうだわ。引っ越しましょ」
- クラウディア
- 好きにして とばかり、仰向けになりまして 「来て」 と誘った
- シルヴェストロ
- 「……誘ったのは」 ず、と羊角を延ばし、クラウディアの額の瘤にそれを擦り付けながら
- 「クラウだからね」 そっと首筋に歯を立てた。
- クラウディア
- 「……あ」 小さく声を漏らし
- そんな感じで少し遅いバレンタインを過ごすのでした
- クラウディア
- それ以上いけない
- シルヴェストロ
- (運営から怒られそうだし)まずいですよ!
- クラウディア
- ではそそくさと撤退しましょう
- ありがとうございました
- シルヴェストロ
- はーい。
- ありがとうございました。
- !SYSTEM
- クラウディアが退室しました。
- シルヴェストロ
- )))
- !SYSTEM
- シルヴェストロが退室しました。