- !SYSTEM
- クリムヒルトが入室しました。
- !SYSTEM
- ユーノスが入室しました。
- ユーノス
- はい。
- クリムヒルト
- ああ
- ユーノス
- どうしましょうか。先に始めてしまいます?
- !SYSTEM
- ヴェインが入室しました。
- ユーノス
- いらっしゃった。
- ヴェイン
- 相変わらず赤ぇな
- ヴェイン
- こんぐらいか
- クリムヒルト
- 先に導入描写だけしてしまうか
- ユーノス
- より赤くなった。
- ええ、お願いします。
-
-
-
-
-
-
-
-
- ヴェイン
- 宜しくお願いします
-
#721 踊る火蛍 the After
約束を果たしに
-
-
-
- 〈星の標〉で、テューネと名乗るメリアの少女の依頼を受けて、彼女の最期の旅に付き添った冒険者達。
結果としては、彼女の故郷の森は彼女の妹であるマルツェラの手によって焼け、
テューネの目的を果たすため、彼女の故郷を守るために 彼女の目の前で、妹を殺す事になった
- そして、テューネから更に依頼された最期の願い ──炎によって芽吹いた自分の種を回収して欲しいというものを叶えるべく、
冒険者達は一度最寄りの都市であるアルノスまで帰還し、森の自然鎮火を待っていた
- 冬の時期にしては珍しい、1日をかけて降る雨。それによって、鎮火は果たされることになる
- !SYSTEM
- ロシェが入室しました。
- ヴェイン
- きたば
- ロシェ
- おそうなりあmした
- ユーノス
- まだまだ大丈夫
-
- 雨の日の翌日。アルノスにある〈白い牡鹿亭〉に滞在していた冒険者たちは、それぞれ起き出し、
- 朝食のために1階にある酒場まで降りてきている
- イドゥベルガはというと、報告のこともあり、先に戻る事を了承してくれているため、残りは4人……出発時から2人を欠いた状態で 集まるなり、声の聞こえるところにいるなりしていた
- クリムヒルト
- 「──、行くぞ」 席を立ち どこに、とは言わず ただそれだけをハスキーな声でつぶやくのは、深紅色のフードとマントの小柄な影だ
- ユーノス
- 「……」 その様子を見て、小さく頷きながらロシェとヴェインの様子を眺める。
- 「宜しいですか、お二人とも」 朝食の具合はどうだろう。
- ロシェ
- 「だいじょうぶです。行きましょう」済ませています 席を立って
- ヴェイン
- 「問題ねェよ、いつでもでも行ける」 片手をヒラヒラと
- ユーノス
- 「よかった」 二人の様子に微笑みながら、食べかけだった、小さなトーストを一つ口に放り込んで席を立つ。
- クリムヒルト
- 「……」 それを聞いていたのかいないのか 槍を手にゆっくりと宿屋の扉をくぐる
- ロシェ
- クリムヒルトの後を、ぱたぱたとついていきます。歩みに合わせて髪が跳ねる
- ユーノス
- 苦笑しながらゆっくりと歩き始めて、その背を追いつつ ヴェインとロシェの様子を伺う。
- ついて行ったことを確認しながら、ヴェインと歩いて外へ行こう。
- ヴェイン
- 首を鳴らしつつ、欠伸を噛み殺し歩き始める
-
- あの後から、今日で5日。あの場所に到着することでちょうど1週間になるだろう
- クリムヒルト
- 「……、ちょうどいい頃合いか」 小さく呟くと 先導するように歩いていく
- ユーノス
- 「火は……もう落ち着いたようですね。先日の雨のお陰か」 口を開くと脚が遅くなり、脚を早めると口が閉じる。少しまた歩調を落とした。
- クリムヒルト
- 「……依頼対象が焼失していた場合は、とんぼ返りだ」 これは聞こえるように 「それで構わないな」
- ロシェ
- 「…そればっかりはしょうがないですね」
- ユーノス
- 「ええ。探して、それで見当たらないのであれば残っていても仕方がありませんし」
- ヴェイン
- 「承知の上って奴だよ、構わねえさ」
- ユーノス
- 「残っていてくれる事を祈るばかりですが」
- クリムヒルト
- 頷くと、再び進んでいく 「遅れるなよ」 これはユーノスに
- ユーノス
- 「……善処します」 苦笑しながら、意識して歩調を早める。
- ヴェイン
- 「…」時折背中を少し摩り 「面倒なモン残してくれたな、アイツも」 独り言ちて
- ユーノス
- 「……、ヴェインさん?」 遅れるなと言われた傍から口を開いて、やや歩調を落とす。
- ヴェイン
- 「あぁ、コッチの話だ。気にすんなよ」 なんでもない、とばかりに片手をヒラヒラと
- 「それより、グズグズしてっとまたクリムヒルトの奴にドヤされんぞ」
- ユーノス
- 小さく頷いて、続いた言葉に苦笑しながら
- クリムヒルト
- 「……」 少しフードが動いて ロシェの方やヴェインの方に視線が行った気がした 「二度は言わんぞ」
- これはヴェインに
- ロシェ
- 前後で行われるやり取りに少し戸惑うように視線をふらふら
- ヴェイン
- 「わぁってるよ、ガキじゃねえんだから」 面倒臭そうな顔をクリムヒルトに向け
- ユーノス
- 「ぜ、善処します……」 同行している三人それぞれの様子を見ながら、口を閉ざして歩いて行く。
- クリムヒルト
- 「……もう少し、……」 ロシェの方を明確に向いて なにか言いかけて 「……」 なんでも無いと言いたいのだろうか。そのまま再び視線が前に戻る
- ロシェ
- 「え、あ……いや、すいません…」視線の意味を察せず思わず謝る
- ユーノス
- また指摘される事を考えて、口は開かないまま、ただ小さく笑いながら二人のやり取りを眺めて背を追う。
- クリムヒルト
- 「…‥謝罪を求めた訳ではない」 ちょっとムッとした声が帰ってきて、歩調が少し早まった
- ロシェ
- 「ええ?そ、そうなんですか…すいませ…」
- ユーノス
- 「気にかけてらっしゃるんですよ、きっと」 ロシェに一声かけつつ またすぐに口を閉じる。
- ヴェイン
- 「一番最後まで残ってたしな」
- ロシェ
- 「そ、そうなんですか…私は…だ、大丈夫です……よ?」何が?
- クリムヒルト
- 「……余計な事を言っていると置いていくぞ」 低ぅい声が返ってくる
- ユーノス
- 「……」 これ以上口を開くと本当に置いて行かれる気がする。のそのそ歩いてついていく。
- ロシェ
- 「ひええ」
- ヴェイン
- 「へぇへぇ」
-
- 君たちは歩を進め、ルスルリアンの森へと入っていく 現場へと近づけば近づくほど、煤けた空気などはないが、焦げた匂いはそこかしこからする
- 途中、エントレットと遭遇したり、火の勢いがなくなったことを確認しに来た動物の類に襲われたりしたが
- 君たちの技量で手に負えない相手とは幸い遭遇することはなかった
- ユーノス
- 「……流石に、火が起きた後ともなると、臭いが」 鼻を覆いながら歩を進め、時折遭遇する脅威には三人に対応して貰いつつ
- ヴェイン
- 「ケッ、行きは良いよいって訳にもいかねェか」 ウォーソードを軽く振るって、ため息を一つ。
- クリムヒルト
- 「……」 槍を振るうと しばらく警戒するように佇んで
- ユーノス
- 「……気配は、いかがです。まだ、何か?」
- クリムヒルト
- 「……ロシェ、どうだ」
- ロシェ
- 「これだけ焼けていれば、動物すらも近寄らないみたいですね」
- 「それらしい気配はないです。視界にも入りません」
- ヴェイン
- 「ま、来るなら来るでやるしかねぇんだが」
- ユーノス
- 「そうですね、無用な殺生は好みませんが……向かって来られるのであれば、致し方無い」
- クリムヒルト
- 「……」 フードが縦に揺れるように動いて 「……この辺りのはずだ」 倒れている樹々の焼け跡を見て
- ロシェ
- 「……どう探せばいいんでしょう…普通の植物だったら芽が生えるんでしょうが」
- クリムヒルト
- 「……ちょうどいい頃合いだと言っただろう」
- ユーノス
- 「……」 ここであれば見覚えがある、と言える訳ではなかった。焼け落ちた森は、やはり依然と面影は違う。
- ロシェ
- 「あ、い、いえ。燃えて芽吹くなんて、あまり実感がわかなくて…」
- クリムヒルト
- 「耳を澄ませろ。産声がそろそろする頃だ」
- ユーノス
- 「彼女らの種であれば、火によって芽吹いて、じきに……ですよ」
- クリムヒルト
- 「生きていれば……だがな」
- ヴェイン
- 「耳を澄ませろってもな…」
- ユーノス
- 「……さ、やってみましょう。案ずるより何とやらです」 ヴェインに苦笑しながら
- クリムヒルト
- 「……短命種のメリアは、1週間で乳幼児と同じ大きさで地面に出てくると聞く」
- ヴェイン
- 「…」 想像すると中々に恐ろしい光景かもしれない。 「まぁ…やるだけやってみるがよ」 ユーノスの言葉に何とも言えない表情で
- クリムヒルト
- 「まずは、……テューネとマルツェラの遺体を探すぞ。そこからそう遠くない位置のはずだ」
- ユーノス
- 「ええ。しっかりと見送って差し上げなければ」 起き上がる事はない、と思いたいが。
- 「何か見つけたものがあれば、教えてください。……ああ勿論、お手伝いはしますけれど」
-
- ロシェとクリムヒルトを中心に、君たちは火災現場で遺体を探す
- 焼け落ちた現場は、ほとんど黒いものしかなく、そしてメリアの遺体というものは
- 死後すぐに土に還りやすいためか、人の形をしたものを見つけるのは困難を極めた
- ユーノス
- 「――……」 探索の邪魔にならない様に注意を払いながら、焼け落ちた木々の周辺を調べる。特別何かを見つけられた訳ではなかったが、テューネの様子を思い浮かべては、何とも言えない表情で森を歩いた。
- ロシェ
- 「……場所、ほんとにここで合ってるんでしょうかね…」
-
- ロシェが地面を探っていると、不意に 小さな音を拾う
- ロシェ
- 「───」
- ユーノス
- 「どう、でしょう。……お二人の感覚の方が正しいかとは思いますが、いかがです?」 ロシェとクリムヒルトにそれぞれ視線を向けて
-
- どこかぐずるような そして自分はここに居るぞ と宣言するような 泣き声
- それが、重なるように二つ、聞こえた
- ロシェ
- 「……き、聞こえました。聞こえましたケド…」
- 声のする方を探り
- ユーノス
- 「……はい?」
- ヴェイン
- 「あ?」
- ロシェ
- 「鳴き声です。赤ん坊のような…」
- クリムヒルト
- 「──」
- ロシェ
- 「ですけどこれは……」
- クリムヒルト
- 倒れた樹の下 地面の中からそれは聞こえる
- ユーノス
- 「赤ん坊……場所はどちらに……、何か?」
- ヴェイン
- 「なンだよ、ハッキリしねえな」
- ロシェ
- 「……あそこです、あの樹のあたり…」
- 声の発生源を指さして
- クリムヒルト
- 「…なるほど、すぐ見つからぬ訳だ」 「ヴェイン、ユーノス」
- 「退かすぞ」
- ユーノス
- 「はい、……」 樹を見て、小さく引き笑いをして 「……はい」 頷いた。
- ヴェイン
- 「おもっくそ下敷きじゃねェか…どこまで世話かけさせンだよアイツぁ」
- ロシェ
- 「こんな過酷な方法でないと、命をつなぐことができないんですね…」
- クリムヒルト
- 「種が飛んだか……それか、あの後ここに倒れかかってきたかは分からんが」
- ユーノス
- 「……火の中で生まれ落ちる、か」
- ヴェイン
- 「どっちでもいいぜ。さっさと退かしちまおう」
-
- 炭となって多少重量のバランスが変わっているからか 退かす分には3人の力を合わせれば問題なく行えた
- ユーノス
- 「ドワーフの方なら、或いは見送れるのかもしれませんね」
-
- ロシェが産声がする方を掘り返すと そこには
- 黄色の髪をわずかに生やし、赤い稲穂のような花飾りをつけられた 瓜二つの赤ん坊が二人、泣いている
- ロシェ
- 「……やっぱり、聞き間違いじゃなかったんですね」
- クリムヒルト
- 「………」 1つ、息をつく
- ユーノス
- 「――、これは」 二人の赤ん坊を見ると、慌てて背負い袋を降ろして
- クリムヒルト
- 「予定より人数が多いな」
- ユーノス
- 子供達を包める様に、アルノスで仕入れておいた薄手の布団を引っ張り出した。
- ヴェイン
- 「…マジかよ」
- クリムヒルト
- 「…思えば、種になりえるものは二人居たのだな」
- ユーノス
- 「……ですが、」 苦しくない程度に包んでやりながら 「少ないよりは、多い方がずっといいでしょう」
- クリムヒルト
- 「二人以上生まれてくるのは、道理というものか……」
- ロシェ
- 「二人の命が失われて、二つの命が新たに芽吹いて…」
- 「…まるで、彼女たちの生き写し…生まれ変わり、のように思えてしまいますね」
- ユーノス
- 「……」 ロシェの言葉に笑みを深めながら、彼女に似た髪と花をつけた子供たちを見て、満足そうに頷いた。
- ヴェイン
- 「…へっ。仲良くやれたわけか」
- クリムヒルト
- 「……」 ロシェの言葉に、やはり少し羨ましく感じる と心のなかで
- 「……ここから先が、問題だ」
- ユーノス
- 「あんなことになる前は、きっともっと仲良しだったでしょうし」 頷いて
- 「……問題、ですか。確か、この森には仲間がいるとのことでしたが」
- クリムヒルト
- 「忘れたのか。会ったことは無いと言っていたぞ……そうだ。そいつ等を探さねばならん。生き残りをな」
- 「それか……業腹だが、のんきな耳長共を頼るしかあるまい」
- ユーノス
- 「……」 こんな風に生まれて来るのなら、そのさらに前もあったかもしれないでしょう、とは心中で返したものの、口にはしなかった。
- ヴェイン
- 「使えるモンはなんでも使えやいいんだよ。俺等だけで探すなんざどれだけ掛かるか解ったモンじゃねえぞ」
- ユーノス
- 「……どちらにしても、ですね。この森に来るのは自分もはじめてなので……アルノスにこの森の方がいらっしゃればよかったのですが」 そう何日も連れ回す訳にもいかないし。
- クリムヒルト
- 「……耳長共の集落を目指すぞ」
- ユーノス
- 「そうしましょう。……ヴェインさん、おひとりお願いしても?」 二人を抱えて歩くのはちょっと。
- ヴェイン
- 「ガキは苦手なんだがな…そうも言ってられねえか」
- ユーノス
- 「女性に任せるおつもりだというのであれば、ロシェさんかクリムヒルトさんにお頼みしますよ」 少しだけ意地悪く笑って
- ヴェイン
- 「案外性悪だなテメェ…いいぜ、おぶってやるから片方持ってやるよ」
- クリムヒルト
- 「……赤子を武器に振り回すわけにも行くまいが」 ユーノスの方に手を出して
- 「貸せ。遅れられても困る」
- ユーノス
- 「ありがとうございます、……と」 ヴェインに一人をお願いしてから、向けられたクリムヒルトの手に視線を向けて
- 「いえ。……遅れません、大丈夫」 首を横に振って 「遅れた時は、お願いさせて頂きますね」
-
- 赤子はヴェイン、ユーノスの背中に収まり ひとしきり泣くと泣き止む
- クリムヒルト
- 「……ならばいい」
- 「行くぞ、ロシェ」
- ヴェイン
- 「…チッ。やっと感触が無くなったかと思えや、なんて縁だよ」
- ロシェ
- 「は、はい…いきましょう」すいませんちびで…
- ユーノス
- 「ええ」 頷いて、背負い直して 「……」 また泣かない様に、小さく鼻歌を歌いながら歩いていく。
-
- 事前にアルノスで入手したこの辺りの地図に拠れば、火災現場から2日程の距離にエルフの集落が1つあることが分かる
- 1日も歩けば、その集落の縄張りなのか、狩人が作った罠などを見つけることができる
- 間違いなく近づいて入るようで、もう半日ほどで 木の上から弓を構える数人のエルフに声をかけられる
- エルフの狩人
- 「動くな──、お前たちは何者だ」
- ロシェ
- 「ひええ…消えてしまいたい」
- ユーノス
- 「……此方に敵意はございません。お話をさせて頂けますか」 可能な限り敵意を含めずに、それぞれに視線を向けて一歩前へ出る。
- ヴェイン
- 「(クリムヒルトの奴ぁエルフが苦手だとか言ってたか、ロシェの奴は…あぁ駄目だなコレ)」 ユーノスに交渉を頼もうと思ったが、自分から動いてくれた
- ユーノス
- 「皆様のお力添えを頂きたいのです。……どうか、お話だけでも」 背負っていた赤子を両腕で抱えながら、深く頭を下げる。
- エルフの狩人
- 「…話?」 弓弦を引く手は緩めず、ユーノスの方へと視線を向けて 「──」
- クリムヒルト
- 「……‥後何時間待てば満足するのか、気になるところだな」
- ユーノス
- 「……クリムヒルトさん」 視線を向けずに、嗜める様に
- クリムヒルト
- 「言わねば気が済まん」 ふん、と
- ヴェイン
- 「ちったぁ堪えろよ。話拗らせたくねえから、穏便にすまそうぜ」
- ユーノス
- ヴェインの言葉に頷いて エルフ達に視線を戻す。
- エルフの狩人
- 「……頭につけているのは、あの花か」 「……集落は焼失したと思っていたが、その生き残りを何故お前たちが?」
- ユーノス
- 「あの花……」 彼女らの種の話だろうか。頷いてみせて
- エルフの狩人
- 話しているエルフが弓の緊張を解くと 囲んでいたエルフたちもそれぞれ弓を緩める
- ユーノス
- 「……
- 」
- ヴェイン
- 「頼まれた…つえばいいのか、託されたっつえばいいのか」 ユーノスに顔を向け
- ユーノス
- ヴェインに頷いて 「……友人の、最期のお願いでしょうか」 ね、と今度はクリムヒルトへと。
- クリムヒルト
- 「……仕事だ」 短く返して
- ユーノス
- 苦笑して 「……事情の説明をさせてください。少し、長くなってしまいますが」
- エルフの狩人
- 「……事情を伺おう」 樹から飛び降りて そちらに歩いてくる
- ロシェ
- 「いい人たちそうですね…」
- ユーノス
- 依頼の詳細や、マルツェラの顛末については違和感の無い程度にぼかしながら、
- 事のあらましを説明していく。エルフ達から疑問符があれば、それにも可能な限り答えつつ。
- エルフの狩人
- 「ハルディアという」 名乗りつつ ユーノスからの言葉に耳を傾ける
- ユーノス
- 「ユーノス、と。リアンから参りました」 名乗りには応えて
- 説明を終えると、腕の中の赤子をあやす様に撫でてやる。
- ハルディア
- 「なるほど」 「つまり、街道を封鎖していた蛮族共が彼らの集落に押し入り、森を燃やした。蛮族に対処した君たちはその後生き残りとなったこの子らの家族を探すべく森へと入り…‥我らの集落を頼ってきた、と」
- 「そういう理解で相違なさそうだな」
- ユーノス
- 「――……」 口にされると、並べたてた嘘に頭が痛くなるが。 「ええ、その通りです」
- ヴェイン
- 「(さて、上手くコトが運んでくれりゃいいが)」
- ハルディア
- 「彼らの集落とは、我らも交流がなかったわけではない。もっとも、我らとしても森の延焼を危惧して一度集落から離れていて戻ってきたところなのだ」
- クリムヒルト
- 「……」 家財道具を一式持って集団でぞろぞろと森を抜けようとする間抜けなエルフ達を想像した
- ロシェ
- 「さすがに燃えるのは森にすむ人としては気になりますよね」
- ユーノス
- 「……それでも、共存なされているのであれば
- ハルディア
- 「ああ。雨がなければ。我らの集落も呑まれていたかもしれん」
- >ロシェ
- ユーノス
- 「……それでも、共存なされているのであれば安心です」 排除するというスタンスを持つ者も、いなくはないだろう。
- ハルディア
- 「そうでなければ生まれ出る事が出来ないのであれば、それをするなとは言えまい」 ユーノスに苦笑して
- 「蛮族共の蛮行には怒りしか無いが、新たな種がこうして残ったのだ。また立て直す事ができるはずだ」
- ユーノス
- 「……ええ。またこうして芽吹いてくれたのですし」
- ハルディア
- 「同じルスルリアンの森の住人だ。……長老たちの小言は煩いかもしれんが、若者としては、な」
- ユーノス
- 「綺麗な華を咲かせてくれると思います。……気軽に見に来れる距離でない事が、残念ですが」 苦笑しつつ
- ヴェイン
- 「アンタらも苦労してそうだな」
- ユーノス
- 「森を焼くなど……と仰られる方がいても、おかしくはありませんしね」
- ハルディア
- 「赤子を預かれということであれば、請け負うが」
- ロシェ
- 「…この子達の…親?の片方は、旅人として各地を歩き回っていたみたいです」
- 「そう年月がかからないうちに、立派に独り立ちするとは思います…ケド」
- 後半は自信なさげに
- ユーノス
- 「ええ。……何と言っても、ケルディオンを一周した程ですしね」
- クリムヒルト
- 「お前たちが500年かかっても出来ないことを10年でやり遂げるのだから、大したものよな」
- ユーノス
- 「…………」 「お静かに」
- ヴェイン
- 「一々棘含まねェとダメなのかお前はよ…」 俺は面倒事は嫌いなんだよ
- ユーノス
- 「改めて……この子達の事、お願いさせていただけますか、ハルディアさん」
- ハルディア
- 「……なに、酒が血の代わりに通っていると、ああしたことを言いたくなるものだ」
- 「請け負おう」 頷いて 「命儚き彼らのことだ。君が言うように、そう遠くない月日で立派に独り立ちすることだろう」
- 「……それで、」 赤子二人の顔を見て 「名はなんというのだ?」
- ユーノス
- 「……」 あ、頭が痛くなってきた。子供を撫でながら、苦笑しながら冷戦をやり過し
- 「名は――……」 しまったな、と片目を伏せて ロシェ、ヴェイン、クリムヒルトをそれぞれ眺める。
- ロシェ
- 「………………??」
- ヴェイン
- 「…。ソッチのがマルツェラ。俺の背負ってるほうがテューネだ」
- ハルディア
- 「…マルツェラとテューネか。良き名だ」
- ユーノス
- 一度口を開きかけたが、それを閉じて 「……ええ、綺麗な、良い名前でしょう」
- クリムヒルト
- 「……」
- ハルディア
- 「預かろう」 手招きすると 更に二人降りてきて
- ヴェイン
- 「それじゃあ任せたぜ。ハルディアさんよ」
- ユーノス
- 「……」 ああ、と思いついたように 背負い袋から小さな紙を取り出して
- ハルディア
- 「彼らの集落についても、できる限りの事はしよう。他にも発芽しているものが居るかもしれん」
- 二人のエルフが二人の赤子を抱きかかえる
- ユーノス
- 「すみません、少しだけ時間をください」
- ハルディア
- 「構わないぞ」 頷いて
- ヴェイン
- 「あぁ、森はアンタらの分野だ。上手くコトが運ぶように願ってるぜ…って、どうしたよユーノス」
- ユーノス
- ペンと紙を持ち、ハードカバーの本を下敷きにして
- 「いつか、この子達もまた旅に出るのなら」 はい、とロシェに差し出して
- 「リアンに来た時に、お話したくないですか? ……一言ずつ、手紙でも記しておこうかと思ったんです」
- ロシェ
- 「コミュ障に酷なことを言いますね………」
- ヴェイン
- 「自分で言うのかよソレ」
- ユーノス
- 「声はまだしも、文ならいかがです?」 苦笑しつつ
- 「ヴェインさんとクリムヒルトさんも、一言でいいので考えておいてくださいね」
- クリムヒルト
- 「……私もか」
- ユーノス
- 「勿論です」
- ヴェイン
- 「あー…」 「もう決まってるよ、俺ぁ」
- ロシェ
- 「ううん、ええと……」
- 無難な内容を記します
- 多分、実のあることはほかの人がいっぱいかくから…
- ユーノス
- コミュ障め……
- ロシェ
- 「…どぞ」とりあえずヴェインにまわします
- ヴェイン
- 「おう」 表情と態度は相変わらずぶっきらぼうで、さらさらと書き出す
- 「…ケッ、ほんとガラでもねぇ」 『ここにくるまで疲れたんなら、背負ってやるよ』
- 「ほらよ」クリムヒルトに差し出し
- クリムヒルト
- 「……」 受け取って
- さらさらと意外(?)にも綺麗に書かれるのは、ドワーフ語だ
- 『実りある良き旅路であらんことを』
- 「……」 一言書き終えると無言でユーノスにペンを渡す
- ユーノス
- 受け取って、星の標の名を記し、
- 自分の名を隅に書き、『また君の話を聴かせて欲しい』とその下に記して
- 「――お待たせしました。これを、この子達に」 一つ畳んで、ハルディアへと差し出した。
- ハルディア
- 「──預かろう」 頷いて
- ユーノス
- 「……では、宜しくお願いします」 深々とお辞儀して、背負い袋を手に取る。
- ハルディア
- 「ああ。任されよう」
- クリムヒルト
- 「……依頼は果たしたぞ」 赤子の方を向いて そう呟くと 元きた道へと歩き出す
- ヴェイン
- 「俺等も帰ろうぜ。いい加減店長に捜索願の依頼出されそうだ」
- ユーノス
- 「と、……」 歩き始めたクリムヒルトを見て、ハルディアにもう一度お辞儀をして 「ええ。……イドゥベルガさんが巧くやってくださっているとは思いますが、これ以上は」
- ハルディア
- 「……」君たちを見送ると 仲間の狩人を連れて集落の方へと歩き出す
- クリムヒルト
- なにか他にやりたいことがなければ、〆ていくぞ
- ヴェイン
- BGMでも流しておくわ
- https://www.youtube.com/watch?v=t_JOEr5rJfI
- ユーノス
- 自分はこれで。
- ロシェ
- OKです
- ヴェイン
- 「…背中の感触は、まだ暫く消えそうにねえな」
- ヴェイン
- 言いたい事はこれでいった
- OK
-
-
-
-
- 君たちは、もう一つの依頼を果たし、王都イルスファールへと続く街道を進んでいく
- テューネが煩いくらいに語っていた旅の物語とと共にあった旅路を、馬蹄の音が上書きしていくように
- 森を離れ、街へと── 新たな出会いと別れが待つイルスファールへと戻っていくのだった
-
-
-
- ──半年後
- 真夏のリアンは、内陸だけあって、うだるような暑さを伴う
- お互いの手を握った 瓜二つの顔、麦わら帽子を被った二つの影が、せーのと声を合わせて 〈星の標〉の扉を叩いた
- 黄色い髪が見えるその二人は──
-
-
-
-
- クリムヒルト
- こんなところだろう
- ユーノス
- 綺麗に纏めてくれた。ありがとうございました、お疲れさまでした。
- ヴェイン
- お疲れ様でした
- クリムヒルト
- お疲れ様でしたー
- ロシェ
- おつかれさまでした
- PC化ですね(いないかのえさんに託す
- クリムヒルト
- 頑張れ(たくす
- ユーノス
- (たすく
- ヴェイン
- これが切欠でヴェインは冒険者の目標がたてれました
- クリムヒルト
- いいこといいこと
- ユーノス
- おやおや
- ヴェイン
- だがお前はレンジャー技能は無い(無慈悲
- ていうかホント メリアってなんなの…一体…
- クリムヒルト
- ちゃんと設定に合わせた描写はした(した
ひとぞくですよ(棒読み
- ヴェイン
- めりあこわい。。。
- ユーノス
- えらい。いい補完だった……
- クリムヒルト
- ではこちらは落ちておく
- ユーノス
- お疲れさまでした。自分も撤退します
- ヴェイン
- 俺も落ちてネルノダ
- ユーノス
- )))
- クリムヒルト
- お付き合いありがとう。スケジューリング管理もありがとう>ユーノス
- ヴェイン
- お疲れ様でした~
- ロシェ
- あいあい
- クリムヒルト
- またねー
- ロシェ
- おつかれさまでしたー
- ヴェイン
- 皆ありがとね!111
- ユーノス
- いえいえ。こちらこそ主導ありがとうございました>クリムヒルト
- !SYSTEM
- クリムヒルトが退室しました。
- ロシェ
- 次は瞬くで
- !SYSTEM
- ユーノスが退室しました。
- ロシェ
- ?
- !SYSTEM
- ヴェインが退室しました。
- ロシェ
- 卓で
- !SYSTEM
- ロシェが退室しました。