- SYSTEM
- フローラが入室しました。
- SYSTEM
- ウィルトスが入室しました。
- フローラ
- 時系列的にはギガースの直後でいいかな
- ウィルトス
- うむ
- フローラ
- 間に他の事件入ってると時間経過的にラルカを連れてくるだろうからね
- ウィルトス
- そうなっちゃうよね
- 直後の、どこか喫茶店かに連れてもらった感じで
- フローラ
- 王都に戻って仕事の報告を終えて
- 打ち上げ兼、再会を祝してってところか
- ウィルトス
- そんな所だね
- フローラ
- 時間は…夜でいいか
- ウィルトス
- 依頼のあとなら、そうね
- フローラ
- 適当に描写をしておこう
- ウィルトス
- よろしゃす
-
- 古の魔動機にまつわる依頼を引き受けて、その調査に赴いた冒険者達
- 特異な性能を有するその魔動機は、単なる古代魔法との融和だけでなく星座の魔神という異質な存在の関わるモノと判明した。
- 敵対者の一人を捕縛する事に成功したものの、より強力な敵と対峙し、本格的な交戦を避け、事件は一旦棚上げされた。
- 冒険者達はひとまず王都への帰還し、報告を済ませると、一旦、解散という流れとなった。
- そんな中、かつて親交があり、依頼を通して再会を果たした二人は、互いの無事を祝い、ささやかな宴席を設ける事にしたのだった。
-
-
- 時刻は夜。星の標の酒場の一角。一組の男女が席についている。
- 「というわけで、お疲れ様」 テーブルの上には注文した飲み物と食べ物が並んでいる
- フローラ
- 笑顔でそう言ったのはエルフの女性、フローラだ
- ウィルトス
- 「お疲れさまです。すみません、わざわざ用意していただいて」
- フローラ
- 「良いのよ、こうしてあなたと食事を摂るのは本当に久しぶりね」
- ウィルトス
- 答えたのはウィルトス。過去、ルスルリアン地方の湖で、フローラに助けられた青年だ。
- 救助される以前の記憶は全て失っているらしく、救助されたあともお世話になりっぱなしだった。
- 「そうですね。お世話になっていた依頼でしょうか」
- 以来。
- フローラ
- 1年ほど前の事だ。まだ、精花騎士団に所属していて、偶々、故郷の森へ帰省した時に、湖に浮いている彼を見つけたのだ。
- 「私はなかなか家に帰れなかったから、考えてみればそんなに長いこと一緒に居たわけでもないのよね」
- 「だんだん、私の方がお客さんみたいな感じになっていって、元々、あなたのうちだったんじゃないかって思ったりもしたわ」冗談めかして微笑んだ。
- ウィルトス
- 「そ、そんなことは。むしろ1年も居候してしまって申し訳ない限りです」少し慌てたように
- 「──けれど、行く宛もない僕を助けてくれたことは、非常に感謝しています」
- フローラ
- 姉が行方不明になって、父も母も軍務から退いて欲しいと思っていたのかもしれない。
降って湧いたような現れた青年――その当時はまだ少年の面影が色濃かったように思うが――の存在は、家族にとってある種の緩衝になっていたのだと思う。
- 「父さんも母さんも、あなたを引き留めていたのは本心からよ。私もね」
- ウィルトス
- 「……それは重々承知しています」
- フローラ
- 「私はそこまであなたの面倒を見られたわけじゃないけれど……あの頃は、姉さんの事もあって、私も躍起になってたから」
- 「父さんと母さんが笑顔でいられたのは、きっとあなたが居てくれたからよ。 ありがとう」
- フローラ
- フローラ姉はフローラと同じ騎士、ウィルを拾う前に行方不明
- ウィルトス
- 「か、感謝されるような事では……」どこかむず痒そうに
- フローラ
- そりゃ、妹には辞めて実家に戻って欲しいだろうし
- たぶん、ウィルが居なかったらその事でギスギス案件ですね?
- ウィルトス
- そうだね?
- 仮にでも息子が出来て良い緩衝材になったことでしょう
- フローラ
- そのまま居ついて、いっそ娘婿にとか思ってそう
- ウィルトス
- 人間は老いてしまうゆえ…
- フローラ
- 「つまり、お互いさまって事ね」
- ウィルトス
- 「……そうですね」どこか苦笑い気味に笑った
- フローラ
- 孫がエルフならおおむね問題ないし…
- ウィルトス
- なるほど…
- フローラ
- 「それにしても、本当に不思議な巡り合わせね」
- ウィルトス
- 「ええ、フローラさんも此方に来ているとは思いませんでした」
- フローラ
- 「そっちもそうだけれど、あなたを見つけた時のも大概だったわ?」
- 「いつもなら家に直行してたのに、あの日は湖の方で鈴の音が聞こえて……気になって見に行ったらあなたが浮いてるんですもの」
- ウィルトス
- 「それは……確かに。どうして僕はあの場に居たのか、検討も付きません」
- フローラ
- フローラの故郷、ルスルリアンの森の奥にある鈴音の杜は、その名の由来となったある幻獣が棲んでいる。
- リンギングレインディアと呼ばれる、角に無数の鈴を生やしたその幻獣の鈴の音に誘われたのだとフローラは思っていた。
- 「外の世界から色々なものが流れ造っていう話は聞いていたけれど、あんな流され方をしたら死んでしまうじゃない」
- ウィルトス
- 「生きていたのが奇跡ですよね」他人事のように笑って
- フローラ
- 「あの時、湖に行く前に友達と会って立ち話でもしていたらって考えると、今でもゾッとするわ」 両手で肩を抱くような仕草をする。深刻な表情ではない。何度かしたやり取りだ。
- ウィルトス
- 「……あの場に流されてきたという事はやはり、僕は外の大陸の人間なのでしょうか」
- フローラ
- そんな仕草をすると、豊満な胸が押し寄せられて強調されてしまうのだが、本人は意に介した様子が無い。これも昔からこうだ。
- ウィルトス
- 覚えていたのは、名前と、体に染み付いていただろう剣術のみ。その他の事は何も思い出せないのだ。まるでその部分だけ切り取られたかのように。
- フローラ
- 「レインディアの密猟者にしては弓も持っていなかったし、あの辺りでは見かけない恰好をしていたもの」
- ウィルトス
- 「初めは里の方に怪訝な顔をされたのを覚えていますよ」
- フローラ
- 「あれからまだ、何も思い出せないの……?」 やや身を乗り出して、気遣わし気な顔をして
- 「田舎だから、みんな物珍しかっただけよ」
- ウィルトス
- 「……はい。一切、何も」首を横に振って
- フローラ
- 「そう……、こっちに来て、困っている事とかは? 私に出来る事があれば何でも言って」
- 「今は、ただの冒険者だけど、ううん、だからこそ、自由に動けるんだから」
- ウィルトス
- 「いえ、生活の術は一通り学びましたし、特に困ったということは。強いて挙げるなら……依頼にを取るのが難しかったくらいでしょうか」笑って、冗談を交わし
- フローラ
- 今、使っている剣は、あの頃、何よりも大切にしていた騎士の証でもあったミスリル製のレイピアではない。
- 「あの掲示板の前の混雑を抜けるのは確かに難しいわね。もみくちゃにされてしまうわ」
- 「でも、あなたの腕ならそのうち仕事の方からやって来るわよ。今回みたいにね」
- ウィルトス
- 「これでも実力は付けてきましたから。そうなるといいのですが……」
- 「……そういえば、騎士団の方は今どうなされて……?」そう、こちらにも疑問があった。何故、彼女がここに居るかだ。
- フローラ
- 「……辞めたの。他に、どうしてもやらなくちゃいけない事があったから」
- 「途中で投げ出したりして、姉さんには叱られるかもしれないけれど」少しだけ耳をしんなりとさせ
- ウィルトス
- 「そう、ですか」騎士団を辞めるくらいだ、それはとても大事なことなのだろうと頷いた。
- 「すみません。込み入ったことを聞いてしまって」
- フローラ
- 「でも、後悔はしてないわ。それだけは自信を持って言える」胸を張ってそう答え
- 「ええっと、詳しい話は、その、あなたにも迷惑がかかるかもしれないから、うん…ごめんなさいね」
- ウィルトス
- 「こう言ってはですが……」
- フローラ
- 自信を持って言える、なんて言っておきながら、前言を翻すようで何だか情けなくなってまた耳が垂れた
- 「?」
- ウィルトス
- 「フローラさんには恩があります。だから、そちらも僕を頼って頂きたい」
- フローラ
- うぃる「あなたは軍務とか向いてないのでは?(直球)」
- らるか「わたしもそうおもうにゃわん」
- ウィルトス
- 「実力不足であれば、強くなれるよう努力します」
- 「……フローラさんは抱え込む所がありますから」と、最後は笑って言った
- ウィルトス
- そんな酷いことは言わない;;;
- フローラ
- 「……」ぱちくりと目を瞬かせる。彼は、一時、自分の家で暮らしていた居候……家族に近いもので、いわば弟のようなものだ。"庭"に関わる事件に巻き込むのは気が引けたのだ。
- 「……最近、よく言われるの、それ」 抱え込むところがあるという言葉に眉尻を下げて
- 「騎士団(むこう)に居た時も、たぶん、皆、思ってて言わずに居てくれたんだって、今にして思うわ……」
- ウィルトス
- 「あ、その、不躾な事を言ってしまいましたね」頭を下げて
- しかし、ウィルトスの目は輝いている。先程言ったことは本気なのだろう。
- 『いずれ、恩返しに来ます』最後に伝えた言葉はそれだった。それが出来るのならば、彼は本気でそれをするのだろうと分かる。
- フローラ
- 「家族みんなに言われてたけど、とくに実感できたのは最近になってなの…駄目ね、本当に」
- 「けど、あなたも人の事、言えないんじゃないの、ウィル?」
- ウィルトス
- 「……え?」不意の一言だった。
- フローラ
- 「恩返しっていうけれど、返し終わったらそれで片付いちゃうのかしら?」
- ウィルトス
- 「い、いえ、そんな事は。ただ僕はお礼のつもりで言っただけで……」
- フローラ
- 「私たちはあなたのこと、家族の一員だと思ってるのよ? それは、親孝行だってしないとだし、家族同士でもちゃんとお礼はすべきだと思うけどね」
- ウィルトス
- 「──そうですね。僕達は家族です。そこに恩返しも何もありませんでした」
- 「もう一度言わせてください」
- 「僕はフローラさんを手伝いたい、これでは駄目でしょうか?」
- フローラ
- 「その方がずっといいわ。ええ、ありがとう、ウィル。頼りにさせて貰うわ」
- ウィルトス
- 「任せてください」微笑み
- フローラ
- 「あなたもここで冒険者を続けるなら、いつか関わる事になるかもしれないから、どの道、いつかは伝えないとだったんだけど……」
- 「私が向こうにいた頃に、ずっと追いかけて、戦っていったのは“庭”という犯罪者たちの組織よ。姉さんもそいつらを追っていた。そして、行方知れずになった」
- 「ルスルリアンに巣食っていた奴らを撲滅して、でも、結局は潰しきれていなかったの。今は奴らはあちこちに潜伏している。このイルスファールにも」
- ウィルトス
- 「犯罪組織……ですか。それらはこの国にも……」
- フローラ
- 「人を人とも思わない外道の集団よ。人身売買に麻薬の取引、暗殺、村ごと自分たちの根城として乗っ取りをかける事もあるわ」
- 「今、私が一緒に暮らしている子は、以前、その組織の構成員だったの。元々は奴らに誘拐されて、利用されていた子供達の一人……私が騎士団を辞めたのは、その子を守りたかったから」
- ウィルトス
- 「つまり、フローラさんはそれを追ってここに?」
- 「なるほど……そういう理由で」
- フローラ
- 「……誇って言えないような事もしてきたわ。でも…」
- 「…それでも、私はあの子、ラルカと一緒に居たかったから」
- ウィルトス
- 「今日の依頼で言っていた子、ですか」
- フローラ
- 「奴らに何もかも奪われて……それでも、素直で、頑張り屋で、一生懸命で…ええ、とてもいい子なのよ」
- 「ふふ……考えてみたら、少し、似てるところがあるのかも」
- ウィルトス
- 「それは……僕ですか?」きょとんとした顔で
- フローラ
- 「ええ、そう。あの子も、私の役に立ちたいなんてよく言うものだから」困っている風でいて、嬉しいのだろう。そんな表情だ
- ウィルトス
- 「はは、同じ事を言っていましたか」頬を掻いて
- フローラ
- 「だから、きっとあなたも仲良くなれると思うわ。今度、連れてくるわね」
- ウィルトス
- 「はい。楽しみにしています」ニコリと笑い
- フローラ
- 楽しみという言葉に自らも笑みを返し、ハッと何かに気付いたような素振りを見せた
- 「……よく考えてみたら、それだけ私って頼りない、危なっかしいって事なのよね…? もう、今更否定もできないけど……」額に手を当て、むむむと唸った
- ウィルトス
- 「そ、そんなことは。里でもしっかりしていて、剣の稽古にも付き合ってくれましたし」慌ててフォローを入れて
- 「素敵な方ですよ、フローラさんは」
- フローラ
- 「ううん、やっぱり剣と魔法だけ使えれば良いってものでもないし、ラルカにもすっかり頼りきりで、この上もあなたにもってなると、こう、ね…? 分かってるのよ、ええ、役割分担ってものがあるのは、」
- ウィルトス
- 「恥じることではないと思いますよ。冒険者は頼って、頼られて。助け合いだと思います」
- フローラ
- 「そう? ありがとう、ウィル。あなたもすっかり立派な男の子ね。背も伸びて…」素敵だ、と言われた事への反応がこれだ
- ウィルトス
- 今回はこのくらいにしようか
- フローラ
- そうね
- この1年で背はぐんと伸びたのか、あんまり変わってないのか
- ウィルトス
- 1、2cmは変わったかもしれない
- フローラ
- 見つけた時は私より小さかったのに、ではなかった
- ウィルトス
- 「まだ伸びますかね」はは、と笑って「と、料理が冷めてしまいますね。そろそろ頂きましょうか」
- ウィルトス
- 流石に男ですから!
- フローラ
- 「まだ伸びるの? 人間って本当に成長が早いのね…あの子もそうだけれど」
- 置いていかれるようで、少し寂しくはあるが、仕方のない事だ。それよりも成長を喜ぼうと気を取り直し
- 「ええ、いただきましょう。こっちに来て美味しいと思ったものを選んでみたの」
- 「その豆のスープとか、母さんのに少しだけ似ているのよ? これも偶然ね。 アステリア様のお導きかしら」
- フローラ
- おねしょたのつもりでいるお姉さん状態(なお最初からショタではない模様
- ウィルトス
- 「何だか懐かしく感じますね……」と、唯一、自分の過去と言っていい記憶を思い出し。
- 「それじゃ、頂きます」手を合わせて
-
-
-
- ウィルトス
- 立派な青年なんだよなぁ…
-
- そうして、二人は久々の“家族の食卓”を楽しんだのだった
- フローラ
- ラルカと実は同い年という脅威
- ウィルトス
- ナンダッテー
- フローラ
- フローラからみるとラルカは小学生くらいで、ウィルは中学生くらい、自分は社会人みたいな感覚でいそう
- ウィルトス
- エルフの感覚ぅ
- フローラ
- 15年ってそんなものよね??という…エルフも15歳星人何ですが…
- ウィルトス
- 成人からが長すぎる
- フローラ
- でも500年も寿命があったら絶対意識に違いが出る筈だよねw
- ウィルトス
- だから価値観がズレていくんだ!
- ほんとにねw
- 老化もほとんどしない上に500年生きるとか
- 文明超えてしまいます…
- フローラ
- 父エドガー「娘も今は騎士なんてやっているがもう10年もすれば落ち着くだろう。その時にはウィルも大人になっているだろうから」
- ウィルトス
- くっつかせる気満々だ
- 結婚の観点もズレてそうだしね
- フローラ
- なお、娘は剣と魔法一直線で姉を追って騎士になり、姉が居なくなると仇討ち一直線
- 色恋沙汰には目もくれず、突き進んできた
- ウィルトス
- エルフの中で生き遅れないようにね……
- フローラ
- 若干おくれがちなのでは・・・
- ウィルトス
- ;;;;
- ウィルは家族としか思ってないからどうなんでしょうね…
- フローラ
- 実家を継いでもらうから帰って来て結婚しなさいと言われても、えぇ…?ってなりそう
- ウィルトス
- 僕が……?ってなるな
- 恋愛とは程遠い……
- フローラ
- そうだわ、ラルカとなら歳が近いし、とか言い出しそう
- おばちゃんか 第二のママか
- ウィルトス
- まずいですよ!
- ウィルトスくんの過去も考えておかなきゃな
- フローラ
- 腐れ外道だったら笑う
- ウィルトス
- そうなりそうなのがやばい(
- フローラ
- えぇ…でもまだ若いし…
- ウィルトス
- 戦争に年齢は関係なかろう…
- フローラ
- そういや地方語とってないよ
- ウィルトス
- そうなのよね
- どこの大陸にするかはまだ決めてないのよ
- フローラ
- レイピアを武器にしてるというと割と洗練された国っぽさある
- よし、そろそろ寝よう。
- ウィルトス
- うむ、お疲れ様
- フローラ
- お付き合い感謝なり!次は三者面談か
- ウィルトス
- そうだの!
- フローラ
- またの!
- ウィルトス
- またのー
- SYSTEM
- フローラが退室しました。
- SYSTEM
- ウィルトスが退室しました。
- SYSTEM
- フローラが入室しました。
- フローラが退室しました。