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コモンルーム[X]

20200126X_0

SYSTEM
カイトが入室しました。
SYSTEM
アンジェが入室しました。
カイト
さて
ちょっとログ読む
アンジェ
さて予告通りお風呂に突撃するか誘っても良いけど
ぼくも
カイト
あ、F掃除されてない
アンジェ
しとこうか
カイト
なんか最後にワンシーン入れられてる
アンジェ
はいってた
カイト
状況の確認は終わった
アンジェ
はい
カイト
とりあえず、そちらの要望通りの状況には、しようか
独りのシーンやるから、そこに入って来てくれたらいい
という形でどうだろうか
アンジェ
OK
 
 
 
 
 
 
月神シーンの神官、セレストにまつわる依頼を受けて
オルトラント地方、ダゴールと呼ばれる村までやってきた星の標の冒険者一行は
ダゴール中心にある、巨大な樹木から溢れる魔域のようなものに対処し
魔神を討伐。彼女を護送する依頼については、それを完遂させたことになる
しかし、村の長リューナの依頼によって、もうしばらく村に留まる事になる
それは、半ば強制されたもので、セレストに同行していたもの達が大なり小なり納得がいかない状況に陥っている
その中の1人。カイトと呼ばれる少年もまた、大いに納得がいっていない1人だった
彼は休む前に、仲間と別れて、用意された家にある浴室で 灯りを落として湯に浸かっている
カイト
「──」 とても、不愉快なものだった 久しぶりに、こうした状況にある
月明かりが天窓から僅かに差し込むだけの浴室は ぴちょんぴちょんと水音だけが響く
アンジェ
コンコン、と浴室の扉をノックする音が響く
カイト
「──」 セレストも、諦めたような表情をしていた。リューナの言い分は、金持ちたちの言い分に似ていて、
アンジェ
「カイト、いる?」 
カイト
「──、入っている」 小さいが少し声が反響して 「……アンジェ?」
アンジェ
「あ、居た。どこにも見当たらなかったから、来てみたんだけど」
カイト
「……もう少ししてから、戻る」
アンジェ
「ん、ちょうどいいかも。ちょっと2人で話がしたくて」 微かに衣擦れの音がするかも知れない
カイト
「──」 仕事道具は揃っている。1人で潜り込むくらい訳がないだろう。証拠を、どうやって消すかが、問題だ…… 「……?」
「……アンジェ?」
アンジェ
「うん?」 扉を開けつつ、風呂場に入ってきて首を傾げる。いつぞや着た水着姿、ということもなく、一糸纏わぬ裸身である
「あ、入るね?」 今気づいたとでも言う様に告げて
カイト
「……っ」 息を呑んで 目を逸らす まったくの暗闇という訳ではないのだ
「‥…‥なん、で」
アンジェ
「わたしも入りたかったし、2人になれるから都合いいかなって」 椅子に腰掛け、お湯で身体を流し始める
カイト
アンジェに背を向けるように身体を動かして
アンジェ
背中に大きな天使の羽の入れ墨が見える
カイト
身体を完全に向ける前に それ(入れ墨)が目に入って 完全に体の向きを変える
「……都合がいいって」
「………」 確かに都合は良いだろうけど… と思考が混乱する
アンジェ
「~♪」 鼻歌交じりに身体を洗い 「カイトは恥ずかしい?」
カイト
「‥…男の裸は、沢山見たけど」
「…‥…」 そこから語を継ごうとしたけれど、黙ってしまう
アンジェ
「わたしもちょっと恥ずかしいけどね」 苦笑気味に言葉を紡ぎながら髪も念入りに。浴室にアンジェが身体を洗う音が静かに響く
カイト
「………見るのが、恥ずかしい。見られるのは、恥ずかしくない」 
アンジェ
「あ、それはわたしもそうかも。カイトの裸を見るのはちょっとどきどきしちゃう」 やがて身体も洗い終わり。「お湯、入っていい?」 家のサイズからすれば、風呂はかなり大きい方だ
カイト
「……ああ」 頷いて 
顔や体は向けずに
「──」何を考えていたんだっけ、……そうだ、これからの事だ
アンジェ
「じゃあ、お邪魔します」 つま先からゆっくりと身体を湯に沈めていき 「はぁ……気持ちいいね」 ふにゃんと蕩けた
カイト
「──」 ここを一度出て、女装して旅人を装って、1日人の目に触れて、それから、行きずりの犯行に見せかける。この儀式をしている村だ、恨みを持って出て行ったものが皆無ではないだろう
「──」 問題は、昔ほど声が高くない事……と考えを進めて
アンジェ
「かーいーと」 考え込むカイトの目をじっと見ていた
カイト
「っ!」 回り込まれていることにも気がつかなかった 「な…あ…」
アンジェ
「怖い顔してるよ」 注意を向けられれば元の位置に戻り
カイト
「……」はっきりとアンジェを見た事で また思考が揺さぶられて 俯くようにして黙ってしまう
アンジェ
「えい」 身を乗り出してほっぺをつつく
カイト
「……」突かれて 少し距離を取る
アンジェ
「話してくれないとくっつくぞぉ」
カイト
「あ、アンジェには……話せない」
アンジェ
「え、そうなの?そっか……」きょとんとしたあと、落ち込んでぶくぶく
カイト
「……聞かせたくない。アンジェには…」
アンジェ
「カイトがどう思ってるのか、とか、何が気に食わないのか、とかまあ聞くまでもないのかも知れないけど、聞きたかったんだけどな……」
カイト
「………‥」
「……嫌な顔、させたくない」
「……聞いたらきっと、嫌な顔をする」
「俺は……酷い奴だから」
アンジェ
「それでも聞きたいな。カイトと向き合いたいし」
カイト
「………あいつが、リューナが気に食わなかった。言い分が、金持ちの奴らみたいで、」
「……誰かに命令して当然って感じで。セレストも、それには逆らえないみたいで」
ぽつりぽつり、と 呟くように言葉を紡いで
アンジェ
「うん」 口は挟まずに、カイトの言葉には頷いていく
カイト
「最後の、言葉。──従わないなら、殺すという風に取れた」
「なら、先に殺してやると思って……ずっと殺し方を……考えていた」
「……──、前なら」
「その場で、やっていたと思う」
「──でも、今は……」
「どうやって、巻き込まないかまで……考えてる」
アンジェ
「うん」 「ちょっと危ないこと考えてるかな、って顔はしてたね」
「でも、巻き込まないっていうのは、嬉しいけれど、ヤだな」
カイト
「……」
「……見たくないんだ」
「……アンジェが悲しむところを」
アンジェ
「わたしはねー」 
「わたしのためにって、カイトが無理するのが一番悲しいな。それが、わたしの知らないところでっていうのはもっと悲しい」
カイト
「………」
「……悪かった」
アンジェ
「うん」 花の咲くような笑みでにっこりと
「わたし、カイトが支えてくれてるってちゃんと感じてるよ。だから、わたしもカイトを支えたいんだ」
カイト
「……」 薄暗い中でアンジェを見つめて 「俺は……なんとかしたい」
アンジェ
「うん。わたしも」
カイト
「何とかしたいんだけど……考えつくのが、そう言う方法ばっかりで」
アンジェ
ゆっくりそちらへ寄っていき
「しょうがないよ。知らない方法を考えるって、難しいもん」
「わたしは、カイトがそう考えるの、悪いとは思わないよ」
「今までカイトが生きるために必要だったのが、そういう方法、なんでしょ」
カイト
「……」小さく頷いて
アンジェ
「それがなかったら、わたしはカイトと会えてないってことだもの」
カイト
「もう考えなくて済むと思っていた……アンジェといる間は、考えずに済んだし」
「あそこ(星の標)に居る間も、考えずに済んだんだ‥……だから、掘り起こしてた、そう言う時は」
「昔に近い状況が、やっぱり、良くて…」
「暗い部屋、裸で、殺したいって気持ちだけを……研ぎ澄ませる」
「……客は皆、殺したかったから」
アンジェ
「…………うん」 カイトに近づいて、身を寄せ
カイト
「……でも」 
「アンジェが居るとやっぱり……そこまで考えるの、難しくなるな」
アンジェ
「ふふ。足かせになってるとは思わないよ?」
カイト
「……セレストを助けたいのも、たぶん、仲間だからって言うのもあるけど」
アンジェ
「うん」
カイト
アンジェの手を探るように動かして
「自分の気持ちに気がつかせてくれたから……アンジェを、一番だと気がつかせてくれたから」
「アンジェとこうなれたのも、セレストの言葉があったから…‥‥だから、助けたいんだと思う」
アンジェ
「そっか。セレストが………」 
「マフラー、教えてくれたのも、そうだもんね」
カイト
「……その時なんだ」頷いて
探し当てたアンジェの手を握って
アンジェ
「ん───」 
握られれば、握り返し
カイト
「…‥だから、帰ってきて欲しい」
アンジェ
「うん。わたしも、このまま終わらせるつもりはないよ」
カイト
「……」頷きを返して
アンジェ
「信仰とか、口出ししちゃいけないって思おうとしてたけど、今の状況は絶対おかしいし……ううん、やっぱり、仲間が死ぬっていうなら、見過ごせないもの」
「カイトとか、グレンやカレンも、どうにかしようってしてるのは分かってたんだけどね」苦笑し
カイト
「……そうだな」
アンジェ
「わたしはあまり考えが浮かばないから、任せたほうがいいなって思ってたんだ」
「それで、カイトが悩んじゃってて、やっぱりダメだね」
カイト
「俺も、リューナを殺した後の事は、どうするか、分かってない」
「…‥」返す言葉が見つからないのか 空いた手で頬をかいて
アンジェ
「こういうのはみんなで考えないとね」
カイト
「……そう、だな」
アンジェ
「うん。とりあえず、わたしが思ったのは……あんなハッキリと、変な怪物が出てきちゃったし、魔神っぽいし、リューナをどうこうしただけじゃ、終わらない気がするんだ」
「うん。でも、アレを見ても儀式を行うっていうのは……やっぱりリューナ、変だと思うけど」
カイト
「セレストも、変だというと思ったら……何も言わなかった」
「……リューナを何とかする必要は、あると思う。それだけじゃ、終わらないのはそうだ」 
「リューナを何とかしたら……セレストはきっと、ここに残ると思うから」
「儀式とかそう言うのも全部、解決しないといけない……ただ、」
アンジェ
「想いっていうのは難しいね。セレストは……自分一人だけ役目から逃げる訳にはいかないって、そう思ってるのかもしれない」
カイト
アンジェの傍に居るからか、どんどんと考えが他人寄りにシフトしていく
「……セレストがそれを望んでいるかは‥…分からない」
アンジェ
「誰にとってもハッピーエンドであればいいんだけどね」
カイト
「……難しい」
アンジェ
「情報が欲しいなぁ。村の由来とか、儀式のこととか、もっと知れれば良いんだけど」
カイト
「……セレストをイルスファールに戻すのは、今のままだと……難しい」
「…‥そうだな」
「……でも時間もない」
「出来るのは……セレストを死なせない方法を探る事」
「それに絞る……のが良いんだろうな」
「……戻って来て、欲しいけど」
アンジェ
「最優先は、そこかな」
カイト
「……」頷いて
「死なせない。これが、一番」
「……そこから先は、戻って来て欲しい、とは言ってみるけど」
アンジェ
「うん。あえて、途中まで乗ってみるとかも考えたほうがいいのかな……」
カイト
「決めるのは、セレストになる‥‥はずだから」
アンジェ
「あの虚に潜むものを、引きずり出したい」
カイト
「儀式の事は、何も知らないし……変な、呪いとかだと、もっと怖い」
アンジェ
「なかなかいい知恵が出てこないねぇ。やっぱり、他の3人とも話さなきゃかな」
カイト
「……どうだろうな」
「…‥ただ、1人で何とかするのは、絶対しない」
「これは……約束する」
「……本当に、悪かった」
アンジェ
「うん。ありがとう。カイト」
「話してくれてうれしかった」 手をぎゅっと握り
カイト
「……居てくれて、ありがとう」
「アンジェが居なかったら……きっと、もっと大変だった」
アンジェ
「えへへ。わたしもカイトがいなけれればずっと落ち込んだままだったかもだし」 苦笑し
カイト
「…‥話は、変わるけれど」 この際だから、と語を継いで
「……」 まだ仕事は終えてない、から 気が早いとは思うけれど
「帰りに、……マルフォードに、行きたい」
アンジェ
「えっと……お墓参り?」
カイト
「……墓はない。あの剣が、代わりだから」
「…けど、似たようなものかも、しれない」
アンジェ
「………うん」
「いいよ。カイトが行きたいなら」
カイト
「1人で、行くのは……怖いんだ」
アンジェ
「うん。じゃあ、ちょうどいいね。わたしもちょっと怖いし」
カイト
「アンジェを、連れて行っていい場所でもない事も……分かってる」
アンジェ
「まあ、大丈夫。うまく隠すよ」
カイト
「ただ……」
「‥‥…こうして、生きてるって事、こうして、居られるって事」
「……それを皆に、伝えに行きたい…」
アンジェ
「そっか。わたしが、カイトと一緒にいるよっていうことも、伝えられれば、いいな」
カイト
「そうしたらきっと……赦して貰える気がするんだ……夢で見る、寂しそうな皆を、寒そうな皆を…」
アンジェ
「うん……」
カイト
「こっちに来てっていうニアを………逃げるんじゃなくて……向き合いたいから」
アンジェ
「───うん。必ず、いこうね」
カイト
「……それが終わったら、ザングスを経由して、戻れば良い……長旅に、なってしまうけれど」
アンジェ
「いいよ。カイトと一緒なら」
「たまにはゆっくりと旅してみよう」 
カイト
「……ありがとう」
アンジェ
「ううん。お礼言われることじゃないよ」
「あ、そろそろ、上がろっか?」
カイト
「……先に、あがって」
「……着替え終わってから、教えて欲しい」
「それから…‥」
アンジェ
「…あ、うん」
カイト
「……恋人でも、その……」なんて言えば良いんだろう
アンジェ
「ちょっと早い?とか?」 首を傾げ
カイト
「…‥変な感じに、ならない訳じゃない…というか」
アンジェ
「えーと…? うん、じゃあ、先にあがるね?」
カイト
「………アンジェをあまり、見れなくなりそうなんだ」
アンジェ
「見てもらえないのは嫌だなぁ……じゃあ、着替えちゃうね」 と立ち上がって湯船から出て
カイト
「……」どうしても、裸体の方を思い浮かべてしまうから、という言葉は少年の語彙には無かった
アンジェ
身体を拭ってから脱衣場の方に出ていきまして
暫くしてから、大丈夫だよー と声がかかりました。
「じゃあ、部屋の方に戻ってるね」 最後にそんな声
カイト
「……ああ」 返事を返して
湯から上がる
あちこちに傷が残るが、それを気にした事はない。見られて困る事もなかった そう言うのを気にしない客、ばかりだった
たいていの客は、顔を見て。見てくれが良いというところで満足して相手をしたし、傷がついてるから増やして来たものも居た
「‥…」 傷1つなくて、綺麗だった。入れ墨は、気になったけど あれは以前の仕事でも、見た気がする
「大胆、だよな…」
殺すための手段を考えていた、はずなのに
彼女と一緒に居る事を、また考えている自分
「……」 身体を拭って、髪から水気を取ると 浴室から出る
服を着替えて、アンジェを追いかけるように、部屋に戻る
 
月だけが、それを見ていて
誰も居ない浴室は、またぴちょん、ぴちょんと 滴る水音がするのだった
カイト
こんなところだな
本当にお風呂突撃が実現するとは‥
アンジェ
突撃しました
カイト
免疫在りそうであんまりないんだから
アンジェ
お子様アンジェ
カイト
頭たぶん半分くらい真っ白で会話してたんじゃないかなこれ
アンジェ
ダメージを与えたようだ
まあアンジェもカイトがあの調子だから平気だったのかもしれない
カイト
アンジェを守護ろうとするまであとちょっとだ
アンジェ
どういうことなの
カイト
今のところ守護られてる
気がつかないといけないんだよ、見てなきゃって事に
その契機にはなったかなぁって マルフォードのCCもまた終わったタイミングで出来たらお願いします
アンジェ
はあい
ではありがとうございました
カイト
はい。ありがとうございましたー
SYSTEM
アンジェが退室しました。
SYSTEM
カイトが退室しました。
背景
BGM