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コモンルーム[Z]

20200122Z_0

SYSTEM
フェルが入室しました。
フェル
どっこいしょー
SYSTEM
オーアが入室しました。
オーア
よいしょー
フェル
ノープランですが
オーア
はい
 
 
 
 
 
星の標
イルスファールでも有数の冒険者ギルド支部として名を馳せる店であるが、依頼の場であると同時に、酒場、食事処を兼ねる
料理の評判もなかなかのものであり、ピーク時には満席になることも珍しくはない
だが、そういう時間帯を外せば、基本的には静かな時間が流れている
今は、夕食のピークを過ぎて数時間、静かな時間帯
時間に合わせて照明もやや控えめで、店内は人も疎らだ
敢えてその時間帯を狙ってくる常連を除いては、夕食の時間がずれてしまった者くらいだろう
 
 
 
フェル
「…………」 その一人が私なのですが
目の前にはこれでもかという程に料理が並べられている
小柄な体格の少女ながら、異常な程の大食いなのはそれなりに知られている
故に見る人が見ればいつもの光景ではあるが、手に持つ匙はあまり動いておらず、どこかぼーっとしている
 ―――ひら、と。
 その目の前に、白い手が揺れる。
フェル
「………ん」 何回かまばたきをしてから、その手に焦点を合わせ、次いでその手の主に視線を向けた
オーア
 視線を向けると、真っ白な少女が少し悪戯っぽい微笑みを浮かべている。
「ずいぶんぼうっとしているのね? フェル」
フェル
「ああ、ええと」 数秒固まってから 「オーア」
オーア
「ええ。こんばんは」
 お隣、いい? と、聞きつつも着席する。
フェル
「どうぞ。ついでにみんな食べてもいいですよ」 新しいスプーンフォーク差し出し
オーア
「あら、いいの?」
 受け取りつつ。
フェル
「ええ、どうぞ。いつもより食欲がないみたいで。食べられはしますけど、こんなにいらなかったというか」
オーア
「そうなの。それじゃあ、遠慮なく、料理を減らすのに協力しようかしら」
 わたしじゃあそう対して減らないけれど、と笑いつつ。
フェル
「はい。オーアは細いですから、もっと食べたほうがいいですよ」
オーア
「わたしのほうが心配されてしまったわ? ううん。そんなに食べていないつもりはないのだけれど」
フェル
「そうでしたか。雰囲気が食べて無さそうな感じなので」
「あと、私がぼうっとしているのはいつもの事ですよ」 最初の質問に今更答える
オーア
「あら、そう? 食事の手が止まっていたようだし、調子が悪いのではない?」
 食欲がないと先ほど自分で言っていたし、と。
フェル
「調子が悪い。普段からすれば、そうかも知れませんが、まあ、病気ではないので」 こくり
オーア
「では、気持ちの問題ということかしら。――レノアのこと?」
フェル
名前にぴくりと反応し 「それもありますかね」
オーア
「きっと大丈夫よ。―――というのは無責任かしら?」
 言いつつ、責任などあまり気にしていなさそうな口ぶりだが。
フェル
「そうですね。いえ、そう思わないと、諦める言い訳になってしまうので」
オーア
「実際に、可能性はゼロではないわ?」
フェル
「大丈夫です。ゼロだと思っているなら、気を向けることもありませんよ」 ゆっくり食事を再開した
オーア
「ふふ、そう。それなら良かった」
「それなら、その希望の後押しに。実際に実例を知っている、と言っておくわ?」
フェル
「実例というと、魔域の出口が閉じた後、別の場所で放り出された、とかでしょうか」
オーア
「ええ」
フェル
「既に例があったんですね。図書館で探しても、そういうこともあるかもしれない、くらいにしか書かれていなかったのですけど」
オーア
「実を言うと、わたしの体験談なのだけれど」
フェル
「オーアが?」 きょとん
オーア
「ええ、わたしが」 ふふ。
フェル
「はあ、それは、大変でしたね?」
オーア
「もとはオルトラントのほうに居たはずだったのだけれど」
「気がついたら、このあたりにいたの」
 おどろきね? ふふ。
フェル
「オルトラント」 …… 「ああ」 北東の方向の
「まあ、私も似たようなものなのですけど」 もぐもぐ
オーア
「だから、レノアもどこか遠くに出て、今ごろはこちらに向かう最中なのかも」
フェル
「ん。そうですね」
「……励まそうとしてます?」 首かしげ
オーア
「そのつもりだったのだけれど」 小首かしげ
フェル
「ああ、いえ、そうなんでしょうけど」 「そんな弱っている感じに見えましたか、という意味で」
オーア
「そうね。なんとなく、だけれど」
フェル
「そうですね。まあ、そう見えるのは道理なんでしょうね」 珍しくため息ついた
自分でも大食いの自覚があるだけに
オーア
「むつかしい悩みがあるのね」
 レノアのことだけではなく。
フェル
「そういうのは持たない様にしていたのですけど」
オーア
「しかたがないわ。悩みというのは、自分でコントロールできるものではないもの」
フェル
「私が人と関わると、ろくなことがありません」
オーア
「でも、誰とも関わらずに生きていくことは、できないわ?」
「山奥に住まう隠者でさえ、世の中と無関係ではいられないもの」
フェル
「そうですね。それは理解しています。そうしなければ仕事もできませんし」
「結局、一人はちょっと寂しいですしね」
オーア
「そうね。皆、一人は寂しいもの」
「だから、人との関わりで悪いことがあっても、そういうものと割り切って生きていくしかないのでしょう」
フェル
「オーアって実は結構年取ってたりしますか」
オーア
「あら。今年でじゅう―――
 おっと、と口元を抑える。
フェル
「それなら私の方が年上ですね」
「内緒なんです?」
オーア
たてまえ上、言わないほうがいいみたい」
フェル
「ああ、夜の仕事ですか」
オーア
「でも、証を立てるものがなにもないのだから、歳というものは、あまり意味がないものだとおもうの」
フェル
「そうですね……そうですか?」
「まあ、確かに私にはそんなに意味ありませんけど」
オーア
「わたしもきっと、これからあまり見た目が変わることはないもの」
フェル
「オーアもナイトメアでしたか」
「まあ、そうですね。ナイトメアは人間と同じくらいか、若干高いくらいが平均らしいですが──私もこんなので止まっていますしね」
オーア
「体つきはもう少し変わるかもしれないけれど。
 どちらにしても、年齢が大きく意味を持つ世界には、もう身をおいていないでしょう?」
フェル
「ええ、そんなのは最初からでした」
オーア
「大事なのは、大人として活動ができるかどうかなのだから」
フェル
「それにしても大人びて見える、という意味だったのですが」
オーア
「別に、もうすこしらしく振る舞っても良いのだけれど」
「でも、大人びて見えるくらいのほうが、皆安心するもの」
フェル
「なるほど。あなたの素はどんなのなんでしょうね」
オーア
「どんなものかしらね」 くすくす。
フェル
「そのうち見られると良いな程度に期待しておきます」
会話中にももぐもぐし続けて漸く皿が空になりました
オーア
「食べ切れたみたいね?」
 地味にいくらかは頂いておりました。
フェル
「残すのは勿体ないですから」 けぷ 「お手伝いありがとうございました」
オーア
「ふふ、すこしだけだったけれど」
フェル
「いえ、あとまあ、励まそうとしてくれた?ことにも感謝はしておきます。そろそろお風呂行って寝ますね」
オーア
「ちゃんと食べるのは、えらいことだわ」
 えらいえらい。
 頭をよしよししてあげましょう。
フェル
「はて」 褒められることでしょうか。でも撫でられるのは好きなのでされるがままです
オーア
「ふふ」
 ご飯をお残ししない精神は褒められることよ。子供の躾的には。
「それじゃあ、おやすみなさい? フェル」
フェル
「…ん」 目を細めていました 「はい。おやすみなさい。オーア」 立ち上がり、お金を払って宿の2階へ去っていきましょう
オーア
それを見送ったらわたしも出ていきましょう。必要なだけのご飯は頂いたので。
オーア
おしまい!
フェル
オーアへの好感度が上昇しました
オーア
上がっちゃった。
フェル
「……不思議な感じですね」オーア
ということでありがとうございました
オーア
おつかれさまでした
SYSTEM
オーアが退室しました。
SYSTEM
フェルが退室しました。
SYSTEM
TALEが入室しました。
TALE
威力10 C値8 → 6[3+6=9>10>11:クリティカル!] + 5[5+4=9>10:クリティカル!] + 6[4+6=10>11:クリティカル!] + 4[1+6=7>8:クリティカル!] + 2[3+1=4>5] +10 = 33
SYSTEM
TALEが退室しました。

出目統計

23456789101112合計平均
23456789101112合計平均
TALE
0.0%0.0%120.0%0.0%0.0%120.0%0.0%240.0%120.0%0.0%0.0%5回7.80
背景
BGM