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コモンルーム[Y]

20200115Y_0

SYSTEM
リーヴェが入室しました。
SYSTEM
ヴァレットが入室しました。
リーヴェ
さて
ヴァレット
はい
ヴァレット
登録周りをやっていきましょうかね
リーヴェ
ee,
??
ヴァレット
リーヴェ
ええ。エスコートはお任せします。
変換が悪い!
ヴァレット
あくまでも従者なんですがねえ
リーヴェ
ではいいでしょう、さっくり明快にはじめましょう。
ヴァレット
ええ
 
 
 
 
 
 
――王都イルスファール、〈星の標〉。
この日の王都には、酷く冷たい風が吹いていた。
通行人はそれぞれ寒さに震えながら、しかし確かに射し込んでくる暖かな陽射しを感じ取り
まだまだ続く冬の寒さを感じ取っていた。
 
 
そんな酒場に、二つの人影が歩を進めて歩いて来る。
迷わずに歩を進めて行く白銀の髪を持つドワーフの少女と、その後ろについて歩く黒い長髪のエルフの男性だ。
やがて、〈星の標〉付近まで来ると少女は立ち止まり――
リーヴェ
――ここね、〈星の標〉は。……王都(ここ)では名の知れた支部なのでしょう?」 絹糸の様な白銀の髪を後頭部で纏め、薄氷色の瞳を持つ少女は、そう口を開きながら背後の男性へと振り向いた。
纏っているのは私服だ。戦闘用に着込んでいる鎧ではなく、丈の長い濃紺のワンピースドレスに、この季節にしてはやや薄くも感じられる上着を羽織っている。
ヴァレット
「ええ。王都の中でも、幾多もの依頼を解決し、その実績も多いと聞いております」全身が整った執事服に身を包み、スラリと伸びた黒髪を持つ閉じ目の男は少女に向けて答える。
リーヴェ
うんうん、とそれに満足気に頷いて返せば、手を後ろに回して纏め、新しい場所に遊びに来た子供の様に笑顔を浮かべ
ヴァレット
「かの"魔剣"の位を持つ方も多いとか」左手には杖を持ち、右手で人差し指を立てる。
リーヴェ
「"魔剣"……」 小さく鸚鵡返しにして、ふふん、と笑顔を浮かべる。 「(……ええと。"短剣"、"小剣"、"長剣"、"大剣"、"名剣"……)」 ヴァレットからは見えない様にと注意しながら、後ろに回した手をとんとん、と叩きながら順位を思い出し
――まさに"英雄"達が集う宿、ということね!」 確かそれくらいだった筈よね!
ヴァレット
頷いて「そういう事になります。お嬢様のお眼鏡に適うかは分かりませんが、この先、お嬢様の目指す事においては、他はないかと」
リーヴェ
「ええ、不足はないわ。……」 もう一度大きく頷いて、胸元で手を合わせると、一つ息を吐いた。
ヴァレット
「さて、ここで立ち話はお体が冷えてしまいます。冒険者になるには手続き等も必要と聞きますので、まずは入店いたしましょう」そう言って先に扉を開け、入店を促す。
リーヴェ
「……ん」 こっそりと深呼吸をして、ぱん、と手を合わせると、開かれた扉を潜り、店内へと歩を進めた。
リーヴェ
さて、どうしましょうね。登録は済ませてしまう?
ヴァレット
登録ロールもしておく?
リーヴェ
お任せするわよ、するならガルバロボとかいう奴を動かすわ。
ヴァレット
じゃあしちゃおうぜ
リーヴェ
よくってよ!
 
 
店内は静かなものだ。というのも、
この日の争奪戦は既に終了しており、
あらかた依頼も掃け、出立するものは出立していったからだ。
残っているのは昼食を食べに来た者と敗残者達のみ。
はじめて訪れるには、聊か暗い雰囲気が漂っているかもしれない。
ガルバ
――ん」 二人が入店するなり、ガルバはそちらに視線を向ける。
慣れたものだからか、ガルバの視線はすいっとリーヴェからヴァレットへと流れて行く。
「いらっしゃい」 仕事も無かったのだろう。短く言うと、ガルバはヴァレットへと身体を向けた。
リーヴェ
「……」 その様子にはややもって不満そうに――しそうになった所で慌てて堪えて、あくまでも淑女らしく表情は崩さない。
ヴァレット
「貴方がこの店のオーナー様とお伺いします。こちら2名、冒険者登録の方をさせて頂きたいのですが──ふむ」伝えると、店内に目を向けて。
ガルバ
「ああ、構わんが……」 何か続けようとしているヴァレットに頷いて
リーヴェ
「……ヴァレット? どうかして?」
ヴァレット
「今、店内に残っていらっしゃる方々は、些か魂が抜けたように見えますが」そんな疑問を素面で問いかける。
リーヴェ
言われてみれば、と腰の後ろで手を纏めて、少し屈んで見せながら店内を一瞥する。
――ええ。少し、いえ、大分暗いわ。……」 途中まではヴァレットに答えつつ、じわじわとガルバに視線を向けて行く。
ガルバ
「ウチは基本的に先着順でな。あいつらは今朝の仕事にありつけなかった連中だ」
「ま、疲れた顔をしてる奴も多いが、火急の案件でもあればいつでも火が付くさ。
ヴァレット
「なるほど。そういう事でしたか。どうやら、冒険者はそこから戦いが始まっているようですよ、お嬢様」
「あ、私は見た目相応に非力なので、頑張ってくださいね」
リーヴェ
「驚いたわ、誰も彼も常在戦場の心構え、という事ね……!」 そのまま言葉を受け取って、うんうんと頷いて
ヴァレット
と、冗談を交えて話を続けた。
リーヴェ
「お任せなさい、貴方の主たるこの私に」 ふふん、と得意気にしながら返事をすると、さて、と店主へと向き直る。
「御機嫌よう、オーナー様。私はリーヴェ・……、」 こほん。
「私はリーヴェ、と申します。貴方がこちらのオーナー、"剛腕"様であると伺っておりますわ」 つらつらと言葉を続けて行く。声は良く通り、それでいて力強く、どこか幼い。
「先程の通り、この〈星の標〉に私と――」 すい、とヴァレットを手で示してみせる。続け、とばかりに。
ヴァレット
「私、ヴァレットと呼ばれております。この度、この店の冒険者になろうと参じました」1つ、礼をして。
ガルバ
「リーヴェにヴァレットか。……ああ、では」 頷きながら、所定の用紙を二枚取り出し、それぞれに向ける。次いで、羽ペンをその横に置き
「埋めておいてくれ。説明はその後に続けよう」
リーヴェ
すい、とその用紙を受け取って、つらつらと記入していく。
順にさらさらと記していって、やがて蘇生についての一文を読むと筆を止める。
ヴァレット
同じく、すらすらと内容を記入し──リーヴェの手が止まったのを見る。
「どうかなされましたか?」手を止めたリーヴェの方を見て。
リーヴェ
ヴァレットに視線を向けられると、少し困った様に、んんー、と漏らし
「……少し、考えてしまっただけ。これがどういう事なのか、……意味は解っているのよ、ええ」
珍しく言葉に詰まりながら、ガルバには聞こえない様にヴァレットへと口を寄せつつ。
ヴァレット
手を止めた項目を見て、「ああ、なるほど。お嬢様はそういった事と無縁でしたからね。戸惑うのも仕方のない事かと思われます」
「ですが、冒険者とは常に死と隣り合わせ。そこを超えていかなければなりませんから」と、自分はその項目をすんなりと書き込む。
リーヴェ
「……」 その言葉を受けて、普段は力の籠っている瞳を僅かに揺らして
ふるふると首を横に振り 「――ええ、乗り越えてみせましょう。私が選んだことですもの」 ゆっくりと、やや揺れた筆で項目を書き込んだ。
蘇生を望む旨を書き込むと、ちらりとヴァレットの項目へと視線を落とす。
ヴァレット
書類を書き終え、手を離した所で
『リーヴェ様の生きる限り、蘇生を望む』
と書いてあった。
リーヴェ
「……あっ」 自分の用紙を差し出しかけているところでそれを見て、小さく声を漏らすと
慌てて自分の用紙を引き戻そうと手に力を籠める。
ヴァレット
「お嬢──どうかされましたか?」急に用紙を引き戻した様子を見て。
リーヴェ
「そういう事をするのなら、事前に言いなさいな」 自身の用紙、その蘇生に関する項目へと筆を持っていくと、何やら書き込もうとする。
ヴァレット
「はて……?」どんな事だろうかと、首を傾げ
リーヴェ
首を傾げたヴァレットをよそに、
『蘇生を望まない ――但し、従者(ヴァレット)が待つ場合を除く』
そう記し直すと、ヴァレットに読まれる前にとすいすいと前に出していく。記している内に見えたかもしれないが。
ヴァレット
「では、オーナー様。こちらを」二人分の用紙が提出される。
ガルバ
「……ああ」 記された文言を見ながら、軽く両者を一瞥して
「確かに。続きはそいつ(キャロライン)から聞いてくれ。店の名も、お前らの名も堕とす事のない様に頼むぞ」
ヴァレット
「尽力いたしましょう」
リーヴェ
「ええ、私の名に誓いましょう!」 続いて笑い、はたと思いついた様にヴァレットへと視線を向ける。
「ヴァレット、説明を聞いたらこの国を見て回りたいわ。まだ来たばかりだもの、いいでしょう?」
ヴァレット
「……ああ、そうですね。これからの為にも、街のことも知っておかなくてはいけませんし。そうしましょうか」
リーヴェ
嬉しそうに微笑むと、促されたキャロラインの方へと一歩進み出す。
リーヴェ
さて 
この辺りがキリもいい感じかしらね……?
ヴァレット
その様子を見て、小さく微笑み、後に付くのだった。
ヴァレット
そうですね
 
 
――この後、キャロラインからの説明を聞き終え
暫く星の標にて茶を飲んでいたが、
この後の予定を纏め、店を出た所で
リーヴェ
「やはり、慣れた味が一番ね」
 
等と呟きながら
王都へ足を踏み出していった。
リーヴェ
これくらいね。
ヴァレット
ええ
リーヴェ
では、次は卓でお会いしましょうね
ヴァレット
卓で会いましょう
リーヴェ
)))
SYSTEM
リーヴェが退室しました。
SYSTEM
ヴァレットが退室しました。
背景
BGM