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コモンルーム[V]

20200109V_0

SYSTEM
ミネットが入室しました。
SYSTEM
フレデリクが入室しました。
フレデリク
じゃあ
どうすっか。店くらいか?
ミネット
かんむり座以来?
店くらいでいいよぉ
フレデリク
じゃね? 俺最近冒険者(そっち)の仕事してねえし
あれなら髪整えるなりでもいい。けどまあそんな用事もないよな
ミネット
お、散髪ネタ良いかも良いかも
とりあえず導入はまかせたー
フレデリク
んー
じゃあ店の裏でも借りっか。
 
 
 
 
 
 
――王都イルスファール、〈星の標〉。
名だたる剣達を保有するその支店は、王都内でも名の知れたものである。
とはいえ、剣達も人なのだ。
仕事のない日は、羽を伸ばすもの。――そう、例えばこの日の様に、晴れ渡った寒空の下でも。
 
 
快晴の空の下、〈星の標〉の裏にて。
木製の椅子に腰かけるのは、宝剣がひとつ。"揺れ動く運命(ラッキー・アン・ラッキー)"と呼ばれるリカントの少女だ。
その背後に立ち、エプロンのポケットには散髪用の道具を突っ込んでいる背の低い少年は、名剣がひとつ。"髪結い"と呼ばれるナイトメアだ。
この日は風が弱く、また陽もよくよく射し込んでいた。故に、冬の空の下にて、散髪を行っている様だ。
お互いにそれなりに防寒対策はしつつ、ぐてーっと気分転換に髪を整えている……という具合だ。
フレデリク
――んで、どれくらい整えりゃいいんだっけ?」
ミネット
「ん、そうだなー、あまりイメージ変えないくらいで…」 ふむ、と顎に手をやりつつ
ミネット
PLがショートカットだったかなーって思って
キャラシ確認したら色しか決めてなかった
フレデリク
青。
ミネット
ねこがたろぼっとからーだよ
フレデリク
「んー、んー」 触るぞ、と一つ言ってから髪に触れ
ミネット
「元々短めではあるから、いじり甲斐がなくてごめんねぃ」
「お願いしまーす」
フレデリク
「いんや、髪の触り方なんていくらでもあるもんだって」 ふーん、としげしげと見つつ
「キレー系? カワイー系?」 正面に回って、腕を組みながら 整えるにしたって見栄えは良い方が良い。
ミネット
「んー……そうだなぁ」
「かわいー系は、ちょっと冒険になるから。キレー系で」
フレデリク
「どーだなあ」
「あいよ。……んー」 唸りながら髪に触れては、完成形をイメージしていく。
ミネット
「8人に1人くらいは振り向くくらいでよろしくぅ」
フレデリク
「なんだそりゃ。"揺れ動く運命(ラッキー・アン・ラッキー)"様となりゃ、知ってる奴は振り向いて来るだろ?」 茶化す様に笑いながら、手を付け始める。 「どうよ、最近? 順調か?」 
ミネット
「見た端から目を逸らすんじゃないかなぁ……いやー、そんな二つ名ついちゃうくらいには仕事運ないよ・・」
フレデリク
「そんなもんか? ……あんまり一緒に仕事ってのも多くなかったもんな、変な……水銀みたいな? あれくらいか」 朗らかに笑って、手元を見直し 
ミネット
「この前もさぁ……トロールがバタバタ死んでる魔域で」 切りやすいように力を抜いて頭をフレデリクに任せる様に
「魔神倒すためにあれこれやって……はぁ……」
フレデリク
「トロールがバタバタ……」 うへえ、と顔を歪めながら、楽な体制になる様に受け止め
「魔神ねえ。……なんだ、あんときのヤツみたいなのか?」
ミネット
「そうだねぃ……あれも今思うと、断っておけばこうはなってないなぁ」
「うんうん…まあ似て非なる何か」
フレデリク
「……」 少し手を止めて、茶化す様に 「後悔か?」
ミネット
「いやー…」 見上げる様にして 「楽しんでるなぁこのぉ」
笑いを返して 「まあそれで出来た縁や、体験できなかったこともあるからさ」
「単純な後悔じゃ、ないよ」
フレデリク
「別に楽しんじゃいねえけど」 へへ、と笑って 「いいな。後悔してるーって言われてたらちょっとがっかりだった」 手を進めて、髪を整えながら、獣耳に触れる際には逐一報告する。
ミネット
「ん……」ぴくぴくと、耳が軽く動きつつ 「じゃあ何か期待してたの?」 苦笑するように
フレデリク
「……」 んー、と考え また少年の様に笑って 「(わり)、別にそうでもなかった」 
「でもなー」
ミネット
「あんまりお姉さんをからかうんじゃないのー」
フレデリク
「好きじゃねえんだよ、後悔とか、そういう……」 言葉を切って、きょとん、と顔を見て
「お、オネーサン……」 笑いを堪えて、冗談だろうと言わんばかりに震え始める。
ミネット
「こらこら。笑うな少年。腹立つなー」
フレデリク
「オネーサンらしい覚えがねえんだもんよ?」
ミネット
「そりゃ君の人生経験が足らないだけだよ」
フレデリク
「ほんとかぁ?」 くすくす笑いながら 「自称すると途端にそう見えなくなるもんだぞ」
ミネット
人差し指を立てるようにして 「今年で19なんだからさあ、お姉さんだよ。お、ね、え、さ、ん」
フレデリク
「そういうトコだっつーのになあ……」 「それに、19くらいでオネーサンぶってんじゃねーっての」
ミネット
「こらこら、じゃあフレデリク君何歳よ」
フレデリク
「21-」 事も無げに言いながら、作業を続ける手は止めない。
ミネット
「嘘だねぃ」
「絶対嘘だ」
フレデリク
「なんでだよ。ジジツを受け止めろよオネーサン」
ミネット
「私の勘そう告げてるもん」
フレデリク
「良いのか信じて?」
ミネット
「信じないから言ってるんでしょー」
フレデリク
「ちげーよ、勘を信じていいのかーって」
ミネット
「そりゃ」
「自分の勘は信じないとねぃ」
「勘は悪くないんだよこれでも」
「ただ、直感できても、避けられないだけで……」はぁ
フレデリク
「難儀だな?」 「ま、今回はその勘も外れてたっつーことで」
「ほれ、オニーサンだぞ」
ミネット
「納得いかないー」
「根拠をあげてあげよう。お姉さんが」
ふふんと、得意げに
フレデリク
「生きるってのはそういう事の積み重ね……あん?」 なんだって? 耳元を整え終え、側面に回り
ミネット
フレデリク君が異貌してるところ見た事ないかもかも
まあいいか
ミネット
「人間の成人男性の平均身長を考えれば一目瞭然って奴だよ」
フレデリク
多分してねえ……か? あの時は確かそうだな。まあ大丈夫だろ
ミネット
だから人間にしといたー
フレデリク
「平均身長ォ?」 訝しむ様に言って
「そんなもんじゃ人は計れねえんだぞ」 このやろ、と軽く頭を小突き
ミネット
「あいた」
フレデリク
「それに」 もう一度小突いて
ミネット
「ちょっとちょっと、私お客さん」
フレデリク
「俺はこっちだっつーの」 髪をもさっと持ち上げて、額の瘤を見せ
「神様じゃねえもんよ」 ・3・
ミネット
「あら、……なら尚更じゃない?」
「ナイトメアの方が身長に恵まれるもんねぃ」
フレデリク
「むぐ」 もう一度やろうかと手を固めて
ミネット
「ほらほら」
「おにーさんなら気にしないでしょ」
フレデリク
「…………」 こいつ。 「あーあ。口の減らないお客さんだこって」
ミネット
「もっと減らしてくれていーよ。魔法使いが口うるさくない方が平和だもん」
フレデリク
「オニーサンなので譲ってやんよ」 言葉の割には不満そうに唇を尖らせて、爪先で地面を叩いて
ミネット
「特に神官が煩いのはよくない」
フレデリク
「んな事言い出しゃ、冒険者(おれら)なんざいない方が平和だぜ」
「お前神官ってナリかぁ……?」
ミネット
「神殿に居たら大神官なんじゃないかなー」
「絶対やだけど」
フレデリク
「なんだそりゃ」 
ミネット
「ま、いいとこ癒し手でしょ」
フレデリク
「……っても」
ミネット
「使える奇跡からすると、そうなんだってさ」
「お手伝いしに行ったときにしつこかったんだから」
フレデリク
「面倒くさそうだもんな、大神官だなんだってのは」 「……はあん。人の役に立つならいいじゃんか」
ミネット
「似合わないでしょ。おにーさんが言う通りで」
「聖典もって、神官服着こんでおしとやかーにしてるなんて無理無理」
「3日で死んじゃう。心が」
フレデリク
「堅苦しいってのはめんどくさそうだなあ」 俺は縁がねえけど、と笑って
ミネット
「ほんっとにさー・・・じゃあどうするのかって言ったら冒険者続けるしかない訳で」
「大変大変……フレデリク君は一芸があっていいね」
フレデリク
「いいんじゃねえの、嫌いじゃないだろ?」 冒険者、と続けて
ミネット
「嫌いじゃないけど、」
「仕事回してくる奴は最近きらい」
フレデリク
「一芸ねえ……大して金にもなんねえけどなあ」 「――あ、いや。今のは増やせとか、そういうクソ情けねえことじゃないけどな?」
「回して来る奴? おっさん(ガルバ)か?」
ミネット
「チップは弾むよ、ま、出来栄え次第だから頑張って」
「そーそー、ほんとにさぁ」
フレデリク
「結構。んなだっせえ真似出来るかよ」 ぶー、と眉を顰め
ミネット
「もっと別の人に回せそうなものを私に回してくるのやめない?って思うんだよねぃ」
フレデリク
「……っていうのは?」
ミネット
「いや、案件抱え過ぎだから私……」
フレデリク
「案件?」 「……聴いて良いなら聴くが」
ミネット
「"庭"に、《教団》に、星座の魔域に、なんか魔神剣豪とかこの前言ってたし……」
フレデリク
「……」 「成程、解らん」
ミネット
「魔剣に回せってのよー」
「絶対申請しないんだから……」
フレデリク
「おいおい、宝剣様がなーに言ってんだよ」
ミネット
「宝剣ランクまでならまだ沢山居るもん…‥」
フレデリク
「それだけ信用されて、評価されてて」
ミネット
「長期出張だか何だか知らないけど……はぁ‥」
フレデリク
「お前が必要だって思われてんだろ。良い事じゃねえかよ」 ほらあ、と苦笑しながら励まし
ミネット
「ありがと。おにーさんポイントを1ポイントあげる」
フレデリク
「受領~」 「あ、ちょっと眼ぇ閉じといてくれ」 髪が入るから。
ミネット
「ん。りょーかい」
フレデリク
「ま、口ではああだこうだ言ってても」
「後悔はねえなら、それだけでいいじゃんか」
ミネット
「……愚痴くらいいいでしょー」 頬を膨らませて
フレデリク
「ま、それくらいは許してやろう」 ふふん、と得意気に
ミネット
「あ、1ポイント減点ー」
フレデリク
「いつもお疲れさん、オネーサン……って」
「はあ!? なんでだよ!」
ミネット
「ふふ、良い反応をありがとうねぃ」
フレデリク
「うおー……なんだこいつ……」
ミネット
「いや、良い反応されちゃったから」
「あとなんか生意気そうだったから」
「ちょっといたずら心が、こうね」
フレデリク
「はーーー!? 誰が!! 生意気だよ!!」
大声を出しながらむすっとして
ミネット
「ほらほら、おにーさんが台無しだぞ」 片目を開けて 猫口を作る
フレデリク
口を開いたままぱくぱくと動かして
「…………けっ。厄介ごとに巻き込まれちまえ」 目元の髪を拭って もう開けていいぞ、と告げる
ミネット
「いやー、その台詞は避けようがないから勘弁してほしいなぁ」
とほほ、と肩を落として
ぱちぱち、と目を開けて
フレデリク
「俺には縁も縁もないからな、存分に行ってこい」 ぐるっと見回し、見直して
ミネット
「そこは、俺が助けに行ってやる。とかだったらかっこいいのに」
フレデリク
「ほい」 鏡を渡して、背後に回って三面鏡を開く。
「冗談。俺風情の出る幕はねーや」
ミネット
「ん──、いい感じ」 何度か見て 小さく頷いて
フレデリク
「そりゃよかった。リカントって耳も切ってねえか不安になんだよなー」 耳をぴろぴろ弄り
「違和感ねえか?」
ミネット
「ん‥あ、こーら。悪戯しないの」 
「うんうん。大丈夫」
フレデリク
「んじゃいーや」 ぴ、と耳を放し
ミネット
「また頼むよ、"髪結い"さん」
フレデリク
「あいよ。呼べば行くぜ」
ミネット
「宣伝くらいはお姉さんがしといてあげようねぃ」
フレデリク
「…………いや」
「好意は受け取っとくが、なんだかな。名の知れてる奴に宣伝されて、それで客を持っても嬉しかねえや」
「……あ、いや。違うぞ、迷惑だってんじゃなくて、そのだな」 
ミネット
「ん、分かった分かった」
「プライドも大事だからねぃ」ふふ、と笑って
「良い腕してるんだから、その内常連さんも増えるでしょ」
フレデリク
「……変な事件に巻き込まれちまえ」 ぶすっとして
ミネット
「私、その一人になっていい?」 自分の髪を軽くいじりながら
フレデリク
「そりゃありがてえこって」 軽く屈んで、肩口に落ちた髪を払い
ミネット
「あ、ひどーい……いやなら他所いくよ?」
フレデリク
「おいおい」
「そこはもう腕で決めてくれりゃいいさ。付き合いで、ってのは、こう」
「……嫌だな。それに甘えんのもだせえ」
ミネット
「やだなー」
「私今馬鹿にされたよ?」 困ったように笑って立ち上がって
フレデリク
「あ?」 馬鹿に?
ミネット
「見る目はあるし、勘も悪くないよ」
「ま、次は3か月後くらいかなー」
フレデリク
「……」 ぶすっとして、頭をがしがし掻いて
「じゃあ、そんくらいまでに」
「似合う髪型(もん)、考えとく、から」
「精々生きてろ」 ふいっと顔を逸らして、後片付けをはじめる。
ミネット
「んじゃ、伸ばしとくねぃ」
「…うん、ありがとー」 えへへ、と笑って
フレデリク
「だっせえ事言って悪かったなー」 拗ねる様に口にしながら、ささっと片づけを終えて 細腕で道具一式を纏める。
ミネット
「料金、置いとくねぃ」 座席に銀貨袋を置いて んーっと伸びて
「シャワー浴びてこなきゃ」
フレデリク
「あいよ」 纏めながら頷いて 「そうしろ。俺は次行くかあ……」
ミネット
「またねぃ」 手を振って 店の中へと戻っていった
フレデリク
「おう」 戻って行った背を見て、荷物を置き
仰向けに地面に倒れ込み、快晴の空を眺めていた。
フレデリク
こんなもんかね
ミネット
そうだねぃ
フレデリク
まあ
15だけどな。
ミネット
ふふーん
それじゃまたねぃ
フレデリク
あいよ。じゃーな
ミネット
お付き合いありがとー
)))
フレデリク
)))
SYSTEM
ミネットが退室しました。
SYSTEM
フレデリクが退室しました。
背景
BGM