- SYSTEM
- アウラが入室しました。
- SYSTEM
- ルトヴィークが入室しました。
- アウラ
- 呼ばれた理由はお分かりですね?
- ルトヴィーク
- 何かしたっけ。
- アウラ
- いいでしょう
- 状況としては
- 全部終わった後、星の標裏の空き地としましょうか
- ルトヴィーク
- わかった。俺が先にいる形?
- アウラ
- いえ、連れ出しましょう
- ルトヴィーク
- ん。じゃあ、えすこーとはよろしく。
- アウラ
- …困った方です
- アウラ
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- リアン地方、イルスファール王国、〈星の標〉
- ここは国内でも有数の冒険者ギルド支店であり、数多くの冒険者が揃っている
- 冒険者が集まるのは、主に早朝 後はまばらに店を出入りし
- そして疎らに帰ってくる
- 勿論、帰ってこない者たちも、たまにはいるかもしれない
- 今回は依頼をこなして帰ってきた者たちの内の一組で
- 報酬を受け取り、皆が解散した後も、残っていた2人は
- その片方が、もう片方を外へと連れ出した
- 金色の髪に空色の瞳、青と白を基調とした神官服に身を包み、ヴァイオリンケースを手にした少女は、
黒髪の青年の手を引いて、空地へとやってきた
- アウラ
- 壁際まで寄ると 夜に染まった空の下、店の窓から漏れ出る灯りだけを頼りに、青年を睨み付けた
- 依頼が終わって戻るまで、感情を伏せていたのだろうか 少女は無言で見上げる様にして 睨んでいる
- 「……ルトヴィーク、私は怒っています」
- ルトヴィーク
- これまでにいくつかの表情を向けられた覚えはあるが、この表情を向けられたのははじめてかもしれない。
- 少女の表情と言葉を受けて、青年はゆっくりと首だけ傾げて見せる。
- 当人としては意図を考えているのだが、鉄色の眼からは何故そう告げられたのかも理解出来てないように、間の抜けた視線が向けられている様にも思える。
- 「……」 やはり解らない。小さく頭を掻いて 「誰に?」
- アウラ
- 「貴方にです」
- ルトヴィーク
- 「……なんで?」
- アウラ
- 「…‥‥」睨むのをやめて、息をついて視線を下げる
- 「──あの魔動機との戦闘は、確かに苦しいものでした」
- 「傷を大きく負っていた事も、ダメージが体に嵩んでいた事も知っています……よく、やってくださいましたと、申し上げたくなるくらいには、奮闘されていました」
- 「……けれど、最後のあれはなんですか」 また、視線を光らない鉄色の瞳に向けて
- 「どうして、‥‥‥諦めたように呆然としていたのです」
- ルトヴィーク
- その言葉には瞳の色を変えて、僅かに瞳を揺らし、少しだけ視線を逸らす。
- アウラの"弟妹"達も、叱られると解った時には同じ反応をしていただろうか。
- 少なくとも今青年が見せた反応は、幼子や動物が、自身の隠していた行いを暴かれた時の反応と相違ない。
- アウラ
- 「……お話なさい」
- 「自覚がおありなら、尚更ですわ」
- ルトヴィーク
- 「……」 普段の言葉を探す様子とは異なり、指摘された事から来る動揺に言葉を詰まらせる。
- 続いたアウラの言葉にも、視線を逸らす。
- アウラ
- 「ルトヴィーク」 優しく呼ぶこともある音を、今は冷たく固くして、形にする
- ルトヴィーク
- びく、と身体を揺らし
- 「……死んだな、って思った」 普段の思い付かずに途切れる喋り方とは異なり ただ言い辛そうに
- アウラ
- 「……」
- ルトヴィーク
- 「でも、出来る事もなかったし」 これは事実だとでも言うつもりなのか、ここで視線を戻して
- アウラ
- 「……」 とても、とても冷たい視線が、ルトヴィークに刺さる こんな目の色が出来るのか、というような 怒気をはらんでいるはずなのに、とても冷たい視線
- ルトヴィーク
- 「、……」 し、と。続けようとしたところで、アウラの視線に続く言葉を喪う。
- 一度視線を逸らして、その後に伺う様に一瞥する。
- アウラ
- 「……出来ることがないから、死ぬ準備をしていたと。そう言う事ですか?」 疑問を発するというより、確認を取るような
- ルトヴィーク
- アウラが喋るよりも前、息を吸う段階でまた肩を揺らし
- 「準備、じゃ」 やや間を置いて 「……だった、かもしれない」 小さく呟いて
- アウラ
- 「………」 一度瞑目して
- 「前にも、ありましたか」 今度は質問を発する声音で 「そう言ったことが」 先ほどよりは多少、柔らかだ
- ルトヴィーク
- 眼を伏せて 掘り返す様に思い起こし 「……〈星の標〉に来てからは、はじめて」
- 「ユディスにいた時は、……何回か」 柔らかくなった声色にも、まだ怯みつつ
- アウラ
- 「……そうですか」
- 「……怒っている理由は、これで分かりましたか?」
- ルトヴィーク
- 「……」 また困った表情を見せて
- 「……」 不快そうにではなく、どこか不安そうに眉を顰めて 「遣えなかったから?」
- アウラ
- 「……」 首を横に振って 「違います」 と短く答える
- 「貴方を使える、使えないで考えた事はありません」
- ルトヴィーク
- その言葉にまた困った様にして、逸らしては合わせてを繰り返し
- アウラ
- 「戦闘や探索においては頼りになるとも思っています……他に理由は浮かびますか?」
- ルトヴィーク
- それを言われれば、む、と言葉を詰まらせて
- 「他には、ない」
- アウラ
- 「ではお教えします」
- 「貴方が、諦めたからですわ。仲間や、私を置いて。誰よりも先に、あの場で、諦めたから」
- 「命を自分から放り出したから、怒っているのです」
- ルトヴィーク
- 「……でも」 ここは普段通りに眉を顰めて
- 「目を付けられてるのは俺だったし、……銀髪の女とか、でかい男もいたから、潰れてもあんたらは何とかなるって思った」
- アウラ
- 「………」 再び、目が冷たくなる
- ルトヴィーク
- 「だから、そうしても、しなくても。変わらなかったと、おも……」 冷たくなると、徐々に言葉を詰まらせて
- 最後には口を閉じ、視線を逸らす。
- アウラ
- 「ルトヴィーク」
- ルトヴィーク
- 眼を逸らしたまま、なに、とだけ答える。
- アウラ
- 「命を放り出した事を怒っているのは、その場の事だけではございません」
- 「貴方が死んでしまったら、ローラはどうなるのですか」
- ルトヴィーク
- 「……飼い主が、いなくなる」
- アウラ
- 「はい。私がローラをお世話する理由も無くなりますわ」
- 「貴方は、自分の命だけでなく、ローラの命も放った事になるのですよ?」
- ルトヴィーク
- 「……」 小さい身体と、まだ懐いてはくれなかったローラを思い浮かべて 少しだけ、小さく唸る。
- アウラ
- 「……貴方の命は、もう貴方だけのものじゃないのです」 ルトヴィークの胸に手を当てて
- ルトヴィーク
- 「……う、ん」 ぎこちなく頷き、ゆっくりアウラへ視線を向ける。
- 手を向けられると、大きく身体を震わせる。抵抗をするわけではないが、じっと固まり
- アウラ
- 「…‥それを分かって下されば、もう怒りません」
- ルトヴィーク
- 「…………」 わかったのだろうか。少し躊躇う様に答えず。
- アウラ
- 「……ローラを置いて、死にたいですか?」
- ルトヴィーク
- 「……わからない」 肩を落として
- アウラ
- 「……ローラを置いて死ぬと思ったら、どう思いますか」
- ルトヴィーク
- 「次を、見つけるかな、って」
- 「……思うと、思う」
- アウラ
- 「……」
- 「……代わりのある、存在だというなら」
- 「お世話を、やめます……本当に、そう思っていらっしゃるのですか?」
- ルトヴィーク
- その言葉には、困った様に小さく声を漏らして
- 「……代わりがない、ものが」
- 「…………わからない」
- アウラ
- 「……代わりが無いというのは」
- 「失えばもう戻らないものの事です」
- ルトヴィーク
- 「でも、ローラにとっては」
- 「……」 続けようとした言葉が、また目の前の少女の怒りを買うものだろうと気付いて、口を止める。
- アウラ
- 「……ルトヴィーク」 ため息とともに、その名を呼んで
- 「ローラにとって、も、貴方は掛け替えがないのですわ」
- ルトヴィーク
- 「……」 首を傾げて
- 「……も?」
- アウラ
- 「……自分の事すら、替えが利く存在だと、思っていませんか?」
- ルトヴィーク
- きょとん、として
- 「うん」 さも当然の様に頷く。
- アウラ
- 「……ルトヴィーク」
- ぱん、と乾いた音がした 痛みを感じないルトヴィークには、視界が強制的にずらされた という感覚だろうか
- 「……‥」 叩いた少女の方が、痛そうな表情をしている
- ルトヴィーク
- 「ぅぷ」 打ち払われると、そんな声を漏らして やや間を置いて、状況を理解する。
- 少女の表情を見ると、また一つ首を傾げて
- 「……そういうもの、だから」 先程と同じく、それが当然の様に答える。
- 頬を打たれた事は解るが、何故そうされたのかが理解出来ない様子で 困惑したように口にすると、アウラの瞳を伺う。
- アウラ
- 「……そう、ですか」
- 「貴方にとって、全部が、そう。ですか?」
- ルトヴィーク
- 「全部?」
- アウラ
- 「…はい。全部です」
- ルトヴィーク
- 意図が解らない様に、首を傾げる。
- アウラ
- 「貴方も含めた、この世のあらゆるものが、貴方にとって替えの利くものですか?」
- ルトヴィーク
- 少し考えるように俯いた後、すぐにそれを戻して
- 「……違う。そうじゃない」 首を横に振って
- アウラ
- 「……」 諦めようとする自分を奮い立たせて、 言葉の続きを待つようにルトヴィークを見つめる
- ルトヴィーク
- 「アウローラの声は、そうじゃない」 それから、と続けて
- 「……ローラも 他に飼い主は見つかるけど、俺にはローラはあいつだけ、だし」
- 「……ハツヒノデも。あれだけ」 「だけど、」
- 「……」 叱られている内に、反応を待つ幼子の様に視線を向ける。
- アウラ
- 「……」 よかった、とへたり込みそうになるのを何とか堪えて 長い息を静かに吐く
- 「…‥貴方が死んでしまえば、そう言ったものも、全部置いて行ってしまう事になるのですよ」
- 「……いやでは、ありませんか」
- 「怖くは……ありませんか?」
- ルトヴィーク
- その言葉には、首を横に振って
- 「替えが利く」 先程と同じように、当然の様に
- 必要とされたい、であるだとか。そういった様子は感じられない。
- アウラ
- 「何かの命に責任を持つという事は」
- ルトヴィーク
- 求めていると言われたいが為の言葉ではなく、ただ、それが至極当然の様に口にする。
- アウラ
- 「そうであっては困るのですわ……」
- 「ローラも貴方も、代わりは居ないのです」
- 「ルトヴィーク……それを、私は貴方に分かって貰いたいのです。知ってもらいたいのです」
- 「知らない人に、そうしろとは言えないのです」
- 「……知っていると思ったから、先ほどは叩きました」
- 「でも知らないなら、貴方は知るべきなのですわ」
- ルトヴィーク
- 「……知る?」
- 「代わりは、ある。だって、俺に出来る事なんて、殺す事と、壊す事くらいだ」
- 「アウローラだって、それは知ってるだろ」
- 「アウローラみたいに、歌とか、……なんか音を出したりとか、そういう事は出来ないし」
- アウラ
- 「いいえ」
- 「いいえ。これが出来るから、あれが出来ないから、ではありません」
- 「貴方が貴方であるというだけで、それはもう替えが利かないのです」
- 「ルトヴィークという個人を、少なくとも私は認めています」
- 「貴方が壊す事や殺す事しか出来なくても、私が貴方を肯定します」
- 「だから、貴方が貴方を否定するのをおやめなさい」
- ルトヴィーク
- 「……否定してる、のか」 首を傾げながら、アウラに視線を向けて
- アウラ
- 「貴方は今、自分の価値を貶めて、否定していますわ」
- 「自分は替えの利く存在だなんて、言うのは、……哀しいです」
- 「少なくとも私は、ルトヴィークは1人しか知りません。貴方だけですわ」
- ルトヴィーク
- 紡がれた言葉に、実感がない様に困った表情を浮かべて
- 「アウローラ」 所在無さげに視線を彷徨わせながら、名を呼ぶ。
- アウラ
- 「……」 どうしたら… 「…はい」 呼ばれて、顔をあげる
- ルトヴィーク
- 「……」 怒られるだろうか。少し視線を落としてから、しっかりと合わせて
- 「その表情は、いやだ」 そんな、話の流れを微塵も気にしない様な言葉を口にした。
- アウラ
- 「……」 息をついて
- 「貴方に、知ってほしいのです……まだ、足りないかもしれませんが」
- 「それでも……自分は自分であると、ここに居るのだと」
- 「替えなど必要ないのだと」
- 「‥‥‥私だって、ずっと笑っていたいですわ」
- ルトヴィーク
- 「なら、」
- 「アウローラが笑える様になるから」
- 「……歌っていられるようになるから」
- 「だから、アウローラの所にいる。それなら、替えがないっていつか解る、……だろ」 言葉を探る様に選びながら、たどたどしく口にして
- それでいいだろうか、と言いたげに 弱々しい視線を向ける。
- アウラ
- 「………」
- 表情に照れや、火照りはない、ただ
- こうしたくなったからとばかりに、無言で 青年の背に手を回して、抱き締める
- 楽器ケースが 軽い音を立てて 転がった
- ルトヴィーク
- 「――……」 ぐい、と抱き締められる。身動ぎする事もなく、ただされるがまま。
- 「……、は?」 状況を理解できずに、口をついて出た言葉はそんなもので
- 転がったケースを見て、大事にしてるものなんじゃないのか、とぼんやりと頭の中で考えながら
- 静かに、その矮躯を受け止める。
- アウラ
- 「……こうして差し上げたいと、思ったのですわ」
- ルトヴィーク
- 「ケース、転がったけど」
- アウラ
- 「…‥ごめんなさい、急に…」
- 短い抱擁を終えると 離して 楽器ケースを拾い上げる
- ルトヴィーク
- 「……」 その背を見ながら、困った様にして
- 一歩、踏み出して
- 後ろから手を回し、ケースは落とさない様に手を添えながら
- 抱き締める、というにはあまりにも無遠慮で
- 獣がするように、背後からアウラを腕の中に抱き込んだ。
- アウラ
- 「……っ」 身を固くして 「……」されたから、して来たのだろうか 少し、瞳に怯えの色を載せて 顔を向けて 片目でルトヴィークを見る
- ルトヴィーク
- 怯えの色を見れば、少し力を緩めて
- 「良いか、返事を聞けてなかったから」
- 「それと、……俺がしたいと思ったから、した」 「……でも、ごめん」 ぽつぽつと言葉にして、ゆっくりと手を放す。
- アウラ
- 「……大丈夫です、ルトヴィーク」
- 「少し、驚いただけですわ」
- 優しく、諭すようにそう言って
- 振り向いて 少し高い所にある頭を撫でる
- ルトヴィーク
- 撫でる手に、眼を伏せて応え
- 「じゃあ、もうしない」 驚いた、と口にしたのを受けて
- アウラ
- 「……言って下されば、大丈夫です。いつでも、良いという訳ではないとは思いますが」
- 「私の方からも、してしまいましたから…」
- ルトヴィーク
- 首を傾げて
- アウラ
- 「人と触れ合う事を怖がらないでください」
- 「大丈夫です。嫌いになってどこかに行ったりしませんわ」
- ルトヴィーク
- 「……、」 ぎこちなく頷いて
- 「アウローラもしたいなら、よかった」
- アウラ
- 「……はしたなかったですわね」 少し頬を染めて
- 「……よくありませんでしたわ…不躾でごめんなさい」
- 自分のとった行動そのものに対して照れているようで
- 「…ただ、ええ」
- 「ルトヴィークが言う様に……そうしたかったのですわ」
- 「……とても、寒そうに見えたから」
- ルトヴィーク
- 「……」 いいけど、という様に緩く手を広げつつ 「寒そう?」
- アウラ
- 「貴方は、温もりというものを知らないのではないかと…思って」
- ルトヴィーク
- 「……解らない事ばかり、だけど」 頭を掻いて
- 「でも、さっきのがそれなんだろ」
- アウラ
- 「……はい。ローラを抱いた時も」
- 「暖かかったでしょう‥?」
- ルトヴィーク
- 頷いて 「アウローラも、暖かかった」
- アウラ
- 「……それが、命の暖かさなのです。貴方も、そうなのですよ」
- 「……その熱は、貴方だけのものなのです」
- ルトヴィーク
- 「……」 自分の胸に手を当てて、思案する様に眼を細める。
- (まだ、よくわからないけど) (それでも、またあの表情と音が聞こえるなら、もう少しだけ)
- 「うん。……わかった、と 思う」
- アウラ
- 「……」 小さく頷いて
- 「なら、もう怒っていません」
- 「……よくやってくれました。お疲れ様でした、ルトヴィーク」
- ルトヴィーク
- 「アウローラも」 頷いて 「いい?」 手を伸ばしつつ
- アウラ
- 「…‥少しだけですわ」 頷いて
- ルトヴィーク
- それを見て、手を回し、無遠慮に――
- ではなく。怯えた眼を向けられたからだろうか、必要以上に弱々しく、壊れ物を扱う様に腰に手を回し それをゆっくりと引き寄せる。
- アウラ
- 「……」 身体を少し預ける様にルトヴィークに寄りかかって
- ルトヴィーク
- 向けられた言葉の意味を、確りと理解出来ているのかは解らないが
- 「……アウローラは、暖かい」 それだけは解っている。口にして、それを伝えて ゆっくりと手を放す。
- アウラ
- 「…‥それは何よりです」 小さく微笑んで
- 「戻りましょうか。ローラの顔を見に」
- ルトヴィーク
- 「ローラの顔、見に行っても――」
- アウラ
- 「……ふふ」 本当におかしそうに笑って
- ルトヴィーク
- 「……、うん。行く」
- アウラ
- 「ええ、いらしてください」
- ルトヴィーク
- 微笑んだアウラの顔を見て、少しだけ口元を緩めて
- 「うん」 頷いて、その背を追った。
- アウラ
- こんなところでしょうか
- ルトヴィーク
- うん。
- 思ったより怒られた……
- アウラ
- ええ、怒ります
- でも、叱る方に寄せて行きました
- すぐに分かれとは言いませんから
- 少しずつ変わっていきましょう
- ルトヴィーク
- ……
- まあ。やれるところから。
- アウラ
- ええ
- ルトヴィーク
- じゃあ、とりあえずここは。
- アウラ
- ではまたお会いしましょうルトヴィーク
- お付き合いお疲れ様でした
- ルトヴィーク
- うん、また。
- お疲れ様。
- アウラ
- )))
- ルトヴィーク
- )))
- SYSTEM
- ルトヴィークが退室しました。
- SYSTEM
- アウラが退室しました。