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コモンルーム[W]

20191227W_0

SYSTEM
マリヤが入室しました。
SYSTEM
エナが入室しました。
マリヤ
お久しぶりですねエナ。相変わらず頭の中はすいーつ()のようですがお元気そうで何よりです
エナ
久し振りねマリヤ。あんたは相変わらず聖女様ごっこしてるようだけど元気そうで何よりだわ
双子の吸血鬼の事件に関わった後に、こっちはラヒ文明とかいう謎文明絡みに魔域に出かけてしばらく顔を合わせてなかった感じね
マリヤ
了解です
 
 
 
 
エナ
本当はあの時(吸血鬼)あったことで色々話し合う必要があったのかもしれないけど、棚上げしてたのよ
 
イルスファール王国。数多くの冒険者がいるこの国では、宿を離れ住居を持つ冒険者も少なくはない。
国としても、将来的には定住する可能性も高くなるため、有力な冒険者が家を借り独立して居を構えることについては否を唱えるということはほぼない。
そして今日もとある冒険者の家では…久方ぶりに友人同士水入らずの語らいをしたいと願った家主の要望により、ある冒険者が招かれていた。
マリヤ
「近頃貴方もお忙しそうでしたから…気分転換に、久方ぶりにと思いまして」来ていただいてありがとうございます、と礼を述べて、家主である冒険者は紅茶を淹れた。お茶請けは同居している男性の畑でとれたカボチャで作ったスコーンである。
 
物が少な目ということを除けば、家の中はきちんと整理整頓されており…家主の性格がよくわかる。
エナ
「留守にしてて悪かったわね。結構厄介な魔域絡みの仕事にかかりきりっていうか詰まりきりっていうか、そんな感じ。元気そうで何よりだわ」招かれた冒険者は紅茶のカップを手に微笑んだ。
「うーん、これこれ…やっぱりお茶はこれが一番だわ」紅茶の香りを嗅いで妙に感慨深そうに
マリヤ
「魔域のお仕事ですか…あちら側では時間の流れが異なることもありますから…長期のお仕事になるのも、致し方ないかと」先日関わった魔域も、時の流れが常とは違っていたのは記憶に新しい。
「貴方も息災でなによりです、エナ」今のところ、体調に目立った変化はなさそうで…心の中でホッと息をついた。
エナ
「時間の流れ……むしろ場所も時代も滅茶苦茶だったわよ。ラヒ文明って知ってる? 魔法文明期にあった異端信仰の…おっと」ごほんごほん
マリヤ
「ラヒ文明…ええ、確か…ずっと実在するかどうかわからず…ただ、最近遺跡と…仲から多くの資料が見つかった…とは。冒険者が見つけたとは聞いていましたが…貴女が関わっていたのですか」
「魔法文明時代ということは…貴女にとっては、興味深い遺跡…だったのでしょうか」
高位の真語魔法、操霊魔法を操るこの友が興味を惹かれない…ということはなかったのだろう、とは思う。
エナ
「そ、そうよ。今、レポートをまとめてるところ。やたらと独自色の強い文化でね、もう服飾も建築も食べ物も何から何まで異文化って感じ」
マリヤ
「魔法文明についてはまだまだ謎が多い部分もありますから…出来たら、私も読ませていただきたいものですね」
エナ
「そっち方面で学ぶべきとこも無くは無かったんだけどね、思わずそっちを放っておいてでも文化の方に興味がむいたわ」」
「いいけど、あんたには面白くないかもしれないわよ。その、信仰的に……」ちょっと目を反らし、スコーンの方に視線を逃避させる
マリヤ
「確かに私は神官ではありますが…神々や信仰の多様性があることも承知しておりますよ」
エナ
「いわゆる土着信仰に近い形、本物の神様じゃなくて幻獣だったり妖精だったりを祭り上げるパターンは知ってるわよね? ラヒもその類……なんだけど」
 
綺麗な山吹色に焼けているスコーンが並んでいる。付け合わせもジャムやクロテッドクリームも数種類用意されている。
エナ
「……あ、これ、カボチャを練り込んだのね。上のは種をローストしたやつ。畑の?」 途中で話を切り替えた。興味を引く為なのか気まずい話題だからなのか何とも分かりづらい
マリヤ
「なるほど…現代にも伝わる神々の信仰、というよりは…それとはまた別の、独自の信仰があった、と。例としては…第二の神々ではなく、解放の剣イグニス本体を信仰するダークドワーフの存在があげられますね」
「はい。せっかく畑で採れたものなので…おつくりしてみました」ふんわり、と微笑んだ。仲は変わらず良好な様子である。
エナ
「ラヒ文明が元々持ってた信仰の対象は魔神だったのよ……後で棄教してサカロス信仰に切り替わったみたいなんだけど」
マリヤ
「…なるほど。確かに、異界の存在と言われる彼らならば、その対象となっても不思議はないですね…。召異魔法も今よりは盛んであった時代であるでしょうから…」ただしその危険性や代償を考えると…難しいものではある。
実際、棄教したのも…そういった事情もあるのやもしれない、とは思いつつ。
エナ
「古い信仰を棄て切れなかった人達が発端で災いが起こって最後の王朝も絶えて、そのまま歴史に埋もれていたってわけ」
マリヤ
「その禍を貴女方が解決し…ラヒの文明があったことが、表舞台に出ることとなった、と」
エナ
「こういう話は他にもたくさんあるんでしょうけど、関わっちゃったし、興味も持っちゃったから、まぁレポートのネタにして、いつか本にでもまとめて小金を稼いでやるわ」
マリヤ
「今まで表舞台に出ていなかった分…興味を持つ方々も多いでしょう」
小金を稼ぐ、という表現を使うあたりが彼女らしいと言えば彼女らしいが。
エナ
「堅物のあんたに読ませて興味が引けるようならそこそこ売れるかも? 聖女様推薦って書いてくれてもいいわよ」
マリヤ
「私にそのような影響はありませんよ…大司祭様方ならともかく…」
エナ
冗談めいた事を口にして、カボチャのスコーンを一口
「うん、美味しい。やっぱり、あいつは農夫でもやってる方が天職だわ」
「あんな連中のお墨付きなんか大衆受けするわけないでしょ」
マリヤ
「あんな………貴女という人は」相変わらずな友である。
エナ
「畑に寄っていったら一個二個、分けてくれるかしら。スープもいいけどプディングにしても良さそうね…」 大司祭に対する暴言を吐いた口で、野菜をせしめようという魂胆をあらわに
マリヤ
「貴方の頼みなら、お譲りするとは思いますが…………トマトはだめですよ」何かを察して釘を刺した。
エナ
「食べ物で遊ぶつもりは無いわ。別に強制はしてないし……」
「ただ、どのくらい混ぜても気付かないのか、試してるだけよ」
マリヤ
「そういえば…よい物件は見つかりそうですか?エナ」おそらく下見などはしているだろうが、仕事が忙しいのだろうとも思う。
「シンさんならお気づきになっているとは思いますが…」あの青年はあの青年で、恋人であるエナがあれこれしているのを見て楽しんでいる節もある
エナ
「うぇ?! え、ま、まあ……その、……あたりはつけてる……かな……?」 物件という単語にあからさまに目を泳がせる。照れているのだ
マリヤ
照れている様子を微笑ましく
エナ
「あ、甘いわね。ちゃんと皮を剥いて加熱してブラウンソースにでも加えれば食感も酸味も残らないし、うま味だけ増すって寸法で、そのうちトマト無しの方が物足りないって言わせてやんのよ」
マリヤ
「物件によっては…最近では…実際に泊まることもできるところもあるとは聞いたことが…」
エナ
話を逸らすために料理の話題に逃げているが、それ自体が惚気に他ならないのだと気付いていない
マリヤ
「シンさんが食べやすいように工夫されているのですね」微笑んで
エナ
「……わ、私が美味しい物を食べたいだけよ」
「ああ、もう!引っ越し先が決まったら呼ぶわよ、招待状を送りつけてホームパーティでも何でも開いてやろうじゃない。それでいいんでしょ」
マリヤ
「それもあるでしょうが…誰かのためにお料理を作るのは楽しいですから」こちらもこちらで幸せそうである。
「まあ。でしたら、レナ達も呼んでお料理を持ち寄るのもよいですね」
エナ
「そういや彼(フューリアス)はどうなのよ、どうせ何を出しても『美味い、マリヤは料理が上手だな』とかしか言わないんでしょうけど」
「ほっとくと塩もふってないキュウリでも齧って過ごしてそうだから、ちゃんと食べさせんのよ」
マリヤ
「好き嫌いはそもそもない方ではあるとは…。私もあちらの地方の料理もお作りしていますが、きちんと、食べてくださいます、し…」
エナ
「今……『文句を言わないから本当は好みじゃない、食べたくないのに無理して食べさせてる事になるんじゃ』とか思ってないでしょうね……?」
文句を言わないけど、 だわ
マリヤ
「う……その、あの方は優しい方、ですから…」味見はしているので食べられない物ではない、が。
マリヤ
マリヤさんは、あの人が窓際ロンリネスしてたのを知らないからな…。
エナ
「あれはあれで結構、自分勝手で我が儘なとこ、あると思うわよ」
マリヤ
「…確かに、そういう部分はあるとは思いますが、日常生活では…あまり」自分の命について頓着しない傾向があったのは否定できないところであるが、日常では優しいし、気遣ってくれていると思う。
「お互いに冒険者ではありますから…仕事があるときは、家事も変わってくださいますし…」させてくれないと言ったほうが正しいのであるが。
SYSTEM
エナが入室しました。
エナが退室しました。
マリヤ
おかえり、エナ
エナ
tadauna
ただうな!?
マリヤ
きっとあふれ出るお兄ちゃん包容力に負けてしまうのだ…。
マリヤ
「先日も仕事の後に調べ物があったのですが…その…早く休んだ方がよいと窘められた次第で…」お恥ずかしい話ではありますが、と。
エナ
「いい? あいつはね、本当にやりたい事は何をほっぽってもやろうとする奴よ。あの時だって……」
記憶に新しいのは双子の吸血鬼との一件で、あの姉妹が犠牲になりかけた時のこと。彼は恋人であるマリヤではなく、姉妹を助ける事を優先した。そこに双方の信頼があったにせよ、彼はあの時、それを選んだのだ。
「あっ……ご、ごめん。今のは…」 その結果、マリヤがあいつらの視線に捉われ、自分がどうなったか、それを連想させるような事を口にするつもりは無かった。 勿論、責めるつもりもだ
エナ
それただの筋肉
マリヤ
「…あの時のことは、あの方に選ばせたのは私でもありますから」私は冒険者だ、でも、あの姉妹は違う。彼はきっと私を選んだ結果…あの姉妹が犠牲になれば、必ず…後悔すると思った、だから…彼にあのように声をかけたのだ。
エナ
「………」
マリヤ
「むしろ…太陽神の神官としても、友としても…貴女にあの杖を持たせたままでいることは、申し訳なくも思います」
エナ
「私も……自分で選んだのよ。後悔しないように。 だから、気に病まないで」あの時、アリスノートの呼びかけに応じたのは、囚われたマリヤを助ける為だった。責任感の強い親友がそれをずっと気に病んでいたのは分かっていたし、今もこうして言葉にされた。だから、自分もこう言い続けるのだ。これまでも、これからも
マリヤ
「ありがとうございます、エナ」
「…事実、貴女方の武具が、現時点で最も不死者たちに対して有効なものであることは事実です…が」
エナ
私達はたぶん、みんなどっこいどっこいでお互い様なのよ。あの時、誰が狙われても私はああしてたし、そう出来て良かったと思うわ」
「あ……あいつ(シン)だけは別ね。もし、あんな奴らに誘惑されたらまとめて吹き飛ばしてやるんだから…!」
マリヤ
「…ソレイさんのお話では、限りなくイレギュラーに近いこと…ではあるのでしょうが、何かが起こらない保証はありません」
「シンさんは…貴女以外に誘惑されることなどまずない気が…」
「ただ…おっしゃるように、どのような変調がでるかはわかりません…兆候があれば…やはり、神殿に武具を封じてもらうのが適切かとは」
エナ
「そう思わせて、頼らせて、都合の良い引っ越し先にしようとしてないとは限らないわ」 苦々しげに
マリヤ
「あるいは…聖天の杖が元の状態に戻れば、彼らに対する切り札のひとつともなりましょう」
エナ
「あんたの杖だって、実際のところ……」
マリヤ
「…エナ?」
エナ
「ううん、あれは…やっぱり、あの白黒鎖女が2つ持ってたとか……うん…」
「え? あっ、ごめん、な、なんでもないわ」 そう、聖天の杖に吸血鬼が宿っているなんて、あってはならない、ありえないことだ
マリヤ
そんな由緒正しい太陽神の神殿の杖が吸血鬼だなんて(ハハッ
マリヤ
「…変調については、一番…心配なのは、エナ、貴女なのですよ」
エナ
ハハッ
エナ
「……生活に支障のあるような影響は出ていないわ」
マリヤ
PC:そんなこと絶対ありえまてん><
PL:いいぞもっとやれ
エナ
眠っていた祝われぬ生誕(アリスノート)が目を覚まし、許されぬ再誕を果たしてから――変調、変化。その兆しは確かにあった。
ある日、突然、思い出すように見知らぬ言語が理解できるようになった。
マリヤ
「ツァイデスの信徒は…不死者はそもそも表舞台には立たず、闇に紛れ暗躍することが多い者達です」
エナ
朝焼けの黄金に近い琥珀色の瞳に、黄昏時を思わせる朱が差したのは何時ころからだったか
「……日陰者は日陰者らしく岩の下のジメジメしたところでカサコソしてればいいのよ」
マリヤ
「…ゆえに、変化もゆるやかに、宿主が気づかぬうちに…あるいは、気に留めない程度の変化にとどめ…隙を伺っていることでしょう」
エナ
「私は…っ 私よ。 ヴィエナ・バーベンベルクで、冒険者のエナ、他の誰でもないわ……っ」
マリヤ
「貴方は聡明な女性です、エナ。同時に…貴女は優しさもお持ちです。どうか…ひとりで戦おうとだけは、思わないでください」
エナ
半ば自分に言い聞かせるように語調を強め
マリヤ
「これは神官というより…友としての、お願いです、エナ」
エナ
「……」
「……あの日から、時々、夢を見るの……目が覚めると殆ど忘れてしまうんだけれど」
マリヤ
「………」静かに、その話を聞く。
エナ
「会った覚えない人に、知らない言葉で話しかけられたり、話したり……」
「それがね……ある時から急に分かるようになったのよ 起きたら結局忘れちゃうのに、そういうとこだけは覚えてるとか……おかしいわよね」笑い話にしようとして失敗したような表情を浮かべ
「片っ端から文献を漁って、あいつらの言葉(ノスフェラトゥ語)だったって分かった。あんなマイナーな言語、覚える気なんて欠片も無かったっていうのに」
「今じゃ、文字だって書けるのよ。サインもお手の物だわ」
マリヤ
今から形作っているのか忌々しい不死者め…と顔には出さない。
「それを与えるくらいなら他の言語の知識も与えてくれてもよいとは思います」夢を通してエナに干渉している…か。どちらかといえば操霊魔法の分野になるか…。
「例えば…シンさんとコミュニケーションがとりやすいように、シャドウ語など…」
エナ
「与えるとか、そういうものじゃなくて……ただ、思い出してるとしたら……?」
マリヤ
「…思い出す?」
「アリスノートがあなたに干渉し、知識を与えている…と思ったのですが…」
「…知識、というよりは、記憶の一部を追体験させ、貴女に錯覚を抱かせている、といったほうが正しいでしょうか」
エナ
「そうよ、私はあいつの容れ物で、少しずつ、あいつが流れ込んできて、私を染めていってるんだとしたら……?」
「……私……間に合うの?……あいつを倒す力をつける前に、私は私のままでいられるの……? 彼のこと、好きなままでいられるの……?せっかく時間を残したのに……」
マリヤ
「いられますよ」珍しく、即答した。
エナ
空になったカップを持つ手を小刻みに震えている。あの日、アリスノートや仲間に向けて啖呵を切ってからも不安や恐怖が消えたわけではない。
「シャドウ語、無理を言って教えて貰ったのよ。でも、全然上手に話せないわ、それが普通だって分かってる。だから、分かるのよ」
『こんなのは普通じゃないって、私は――』続けて口にした言語は耳慣れない言葉だ。意味は分からずとも流暢な語りである事はわかるだろう
マリヤ
ノスフェラトゥ語なら、実はマリヤさんわかる
シャドウ語はわからにゃい
エナ
今のはノスフェラトゥ語
シャドウ語だと『あたちはえにゃでしゅ』とかになる(えぇ
マリヤ
やはりシャドウ語を覚えるべきか…?(
マリヤ
「確かに、言語についてはアリスノートの影響の一端でしょう…が」
エナ
やめなさい
マリヤ
「仮に貴女自身が貴女を忘れてしまったとしても………フューリアスも、レナも…シンさんも、無論私も、それを黙ってみているなどありえません」
「貴女が自信がなくなったのならばいつでもお尋ねください、いくらでも…貴女がどれだけ…私を、皆を助けてくれたのか」
「シンさんのことを…どれだけ大切に想っていたか、全部お話しますから」
エナ
「マリヤ……」俯いていた顔を上げ、
「なっ、なんで、そういう話に……っ」恋人の話を持ち出されて目を見開いた。瞳の色が依然と比べ赤みを増している
それ以上に顔は赤くなっていっているのだが
マリヤ
「好きなままでいられるか不安になっていたご様子でしたので、ええ、はい。まだ覚えていますよ、杖の件があった後の宿屋のことなど」
マリヤ
エナちゃんがうえぇぇぇぇとなっていた件である。
エナ
「あ、あれは忘れなさいよ!忘れていい記憶でしょ!」
エナ
どのうぇぇだかわかんないくらいうえぇした
マリヤ
マリヤ
「私からでなくともおそらくシンさんも全て覚えていて私よりも細かく貴女にお話してくださるとは」
エナ
「……あんたからでいい……ううん、あんたからがいいわ……」
マリヤ
「……ヴィエナ
「貴女がたとえ貴女であることに自信がなくなっても、私は貴女の友ですよ」
エナ
「……うん。ありがとう、ごめ……ううん、やっぱり、ありがと、マリヤ」
「ちょっと、だいぶスッキリしたわ……あれからずっと抱えてて、怖かったの」
「彼には……話したくなかったから……いつも頼ってばかりで、全然、支えてあげることも出来てない」
「それで自滅してたら元も子もないって……分かってるわよ、馬鹿だって」
マリヤ
「好きだから話せないこともあるとは思いますよ」
「…好きな人の負担になりたくない、と思うのは自然な感情です」
エナ
「……また、馬鹿にされると思ったわ」パチクリと目を瞬かせ
「そう……あなたもそうなのね…」
マリヤ
「…好きな人がいるのは私も同じですから」
エナ
「……どっちも面倒臭い奴を好きになったものよね」
「それも、お互い様か」微苦笑を浮かべ
マリヤ
「私自身も単純明快かと問われると…自信はないですから」同じく困ったように少し笑い
「仕事の後に…資料を調べに行こうとすると必ず止められますし…」
エナ
「あんたは根を詰め過ぎで息抜きが下手だからよ……ま、私はこうして息抜きさせて貰っても、気が付けばドン詰まりなんだけど」
マリヤ
「…………」言えない、資料を読んでいたら気づいたらご飯抜いていたなんて言えない
「息抜き…ですか」
エナ
「そう、息抜き」
マリヤ
「…先ほど、シンさんに頼っているとおっしゃっていましたが」
「どのように頼っていらっしゃるのですか…?」
エナ
「私は私のままで居たい。あいつ(アリスノート)に負けたくない。でも、その事ばっかり考えてると心が持たないってハッキリ分かったわ」
マリヤ
PC:どういう風にしてるんだろう
PL:のろけてしまえよすいーつ()
エナ
「目を逸らし続けてるのも、それはそれで後になって……え?」
ポカンと口を開けて親友の顔を見つめ
マリヤ
「…すぐにどうこうできる問題でもありませんから…私も、資料をあたってみます」
「え?」
エナ
「ど、どのようにって、な、何を言うのよ」
マリヤ
「シンさんとどのように過ごされているのかと…」
「一緒に暮らす準備も進めていらっしゃるのでしょう…?」
エナ
「べ、別に、普通よ、この前の仕事は一緒だったけど、し、仕事だし、魔域だし、仕事だからほら、いつもみたいに頼りになるし?」
マリヤ
「家具や調度品ももう目星はつけていらっしゃるのですか…?」
エナ
「そ、それは、候補別にデザインを合わせて何通りかずつくらいは……」
マリヤ
「今は泊まることができるところもあるようなので、そういうのも活用された方がよいかと」
エナ
「た、ただ、ほら、あんまり事細かに決めて来られても鬱陶しいっていうか、引かれそうっていうか……じ、実用性に欠けてるかもしれないし…」
「それはもう試し…」
マリヤ
PC:寝具やいすなどは大きさもあるんですよね
エナ
デザインだけで選ぶと後悔するのが日用品
マリヤ
そうなのよねぇ。意外に使い心地って大事ですね
エナ
家具に限らずキーボードもヘッドホンも叩き心地着け心地大事
マリヤ
「ええ、椅子や寝具などは実際に…エナ?」きっと顔が赤くなってるかもしれない?
エナ
「な、何のよぉ、もう! 長屋のおばさんみたいに根掘り葉掘り聞いてくるんだから! お、男の人と二人暮らしとか、想定の範囲外よ! 分っかんないわよ!」
突然キレた。当然顔は赤い。成分は羞恥9怒り1くらいだが
エナ
きっと有料の体験入居した長屋で、井戸端会議に巻き込まれ根掘り葉掘り
マリヤ
「だ、大丈夫ですよエナ。シンさんと話し合うことですし、私もフューリアスと暮らし始めてわかったことも多いですし」
「実際…あの方は戦士の方で背も高いですから…家具の大きさが合わなかったということもありまして…」
エナ
「大きさが…合わない……」
マリヤ
「お宿でも、リルドラケンの方など…背が高いご種族の方は広めのお部屋でしたでしょう…?」
エナ
「え?  あ……、あぁ! そ、そうね、ええ、そうね……うん、そうだわ」両の頬に手のひらを当て
マリヤ
なにをそうぞうしたのえなちゃん
エナ
ナンダロウネ
マリヤ
「というのは一例ですが…ただ」
エナ
「ただ……?」
マリヤ
「誰かの帰りを待つというのも、帰りを待っていてくれる人がいるというのも、とても、幸せなことだとも、改めて知ることができました」ふんわりと微笑み
エナ
「あぁ……」
「そうね、それがあったわ。それなら、私でも、出来るかも……」
マリヤ
そもそもあのシンさんならエナがなにがしか行うだけで喜びそうな気もしますが、とは黙っておいた。
エナ
「あいつ、そういうのには頓着してなさそうだし、うん…いいかも…」
「近所付き合いに失敗したら出て行かないと行けなくなるかもだし、そうよね、綿密に計画を練ったってしょうがないわ」
私には無駄にしていい時間なんてないんだし、さっさと行動に移すべきだったわ」
マリヤ
「またお互い息抜きもいたしましょう、エナ」
エナ
「今度はレナも一緒ね、あの子もあの子で溜めこむタイプだし」
マリヤ
「そうですね…もうしばらくして貴女も落ち着いてきたら、レナも誘って、お泊り会というのもよいかもですね」
無論色々問題があるので同居人がお仕事でいない日である。
エナ
「場所はどうすんのよ…ひょっとしてここ?」
マリヤ
「そうですね…客間用の部屋はありますが、準備は…」ふたつめの寝具も考えなければ…と
エナ
「客間かぁ…間取りは小さくして節約しようと思ってたけど、そうよね、あんた達とか来た時の事を思うと…」
マリヤ
「主目的は交流ですから…泊りはあまり考えなくてもよいかとは…」
エナ
「ほら、将来的にこd」
「ごほんごほんっ」
マリヤ
うちドラケンメアなのよね(ぁ
エナ
うちはだいじょうぶだから(ぁ
マリヤ
「フューリアスやシンさんやレナとお夕飯も楽しそうですね」
マリヤ
PC:楽しいお夕飯会
PL:エナちゃん今度こそシン殿の前で酒のんでうえぇぇぇしてほしい
私?私は飲みませんよ、ええ、飲みません
エナ
「そうね、自分の育てた野菜を材料にすれば、あいつ(フューリアス)も満足するんじゃないかしら」
エナ
酒飲んで正体を失くした状態でなんてはしたない・・・
マリヤ
私は学習したので飲みませんん
エナ
歴史は消えないゾ
マリヤ
「ではエナのお引越しのお祝いも兼ねて…ですね」
マリヤ
過去は消えない、でも未来は変えられる
そして気づいたらえらいじかんに
こんなかんじですかね
エナ
「……じゃあ、さっさと候補を絞って転居しないとね…って、なんだか引っ越し祝いを当て込んで引っ越しとか本末転倒だわ」クスクス笑って
「今日はありがとう、マリヤ。 私ね、こっちに来てからずっと将来の事、考えてた。この先どうやって生きてくかって……でも、全然楽しくなんて無かった。不安で怖い事ばっかり……」
「結局、今もそこは変わらないんだけど、あんた達とどう付き合ってくかって置き換えてみると……随分と気が楽だわ」
マリヤ
その言葉を聞いて、柔らかく微笑んだ。
エナ
「だから、これからもあてにさせて頂戴ね、頼むわよ」 カラッとした笑顔を浮かべ
マリヤ
「ええ、こちらこそ、よろしくお願いいたします、エナ」
エナ
「じゃあ、またね。 あ、そうだ。畑に行って色々貰ってこうっと」
マリヤ
「ええ、また」ちゃっかり畑に行くあたり、しっかりしているともである。きっとあの人も、野菜などおすそ分けもするのだろうと、そう、思う。
 
 
 
 
エナ
ありがとう、おつかれさまー
マリヤ
おつかれさまですー
久方ぶりにのんびりはなせてよかったです、ありがとうございました。
エナ
色々話したわねー
マリヤにご近所付き合いどうしてるの?って聞こうと思ったの忘れてたわ
マリヤ
きっと人当たり柔らかいから
おすそ分けとかしたりされたりって感じで
エナ
いや、そいう事じゃなく、ランク的に有名人なわけで
マリヤ
ほんわかしてそう
エナ
内縁関係にあるとかそういう…(何
マリヤ
どうなんだろうなぁ…。
エナ
周りが気を遣って指摘しないで表面上の付き合いをしている可能性
高位冒険者の勘気とか絶対刺激したくないやつだわ
特に相手がヤバイ奴と噂の兇刃なので…
マリヤ
マリヤはともかくなぁ…相方バーサーカー殿やしな…まぁ日頃はバーサーカーどころか優しさ満点お兄さんなんだけど…。
エナ
よし、撤収しよう、またね!
マリヤ
またねですー!お付き合い感謝!
SYSTEM
エナが退室しました。
SYSTEM
マリヤが退室しました。
背景
BGM