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コモンルーム[W]

20191214W_0

SYSTEM
シグネが入室しました。
シグネ
うむ。
SYSTEM
フランシアが入室しました。
フランシア
お待たせしました
シグネ
軍隊時代の好きなタイミングでいいぞ。
話は適当に合わせよう。
フランシア
では描写はこちらで
シグネ
場所も任せる。私は大体何処にでもいける。
頼んだ。
フランシア
ちょっとお時間を下さい
シグネ
うむ。
フランシア
お待たせしました。参ります
 
 
 
 
 
 
リアン地方イルスファール王国南方 "要塞都市"ユディス
王国の最前線にして最終防衛ラインたるこの都市は、"無足の荒野"から迫る蛮族軍を押しとどめる役割を持つ
常に人や物が集まるため、活気があるのだが、どこか王都とは違いピリピリとした空気が流れている
宝剣(トレジャード)認定を受け、新たな武器の受け取りも兼ねてこちらに戻っていたシグネは、
軍部の招集に応じて、"制圧者"と呼ばれるドレイクの軍勢の先駆けを撃破し、そのランクに実力が偽りがない事を示したばかりだ
そこから、また大きな仕事のためにディニスに戻る そのためのスケジュール調整で空いた空白期間 再びシグネは軍令部に呼び出しを受けていた
用件と言っても、すぐ済むもので 再びこのような事態が発生した場合は優先的に依頼を回す旨を伝えられただけだ
一通りの挨拶と共にそれを伝え終わり 君は部屋を後にする
フランシア
アネットさんが居ない理由を考えるとこうなりました
シグネ
うむ。
まあ一緒に街には来ているかもしれんがな。
フランシア
ええ
シグネ
「……ふう」 どのような話かと少し身構えていたが、肩透かしを喰らった気分だ。部屋を出てひとつため息をつくと、残った時間の使い方を考える。
考えつつ、軍令部の施設内を歩いていると、段々と故郷の事が思い出されて来る。
 
軍人達が行き来する軍令部の廊下 兵士を2人程連れた金髪の娘が シグネの前を通り過ぎる
シグネ
何事も無ければ、ディニスの軍へと入り此処とよく似た張り詰めた空気の場所で過ごしていたことだろう。
あちらで共に学んだ友人たちは今はどうしているだろうか――などと思考が頭を過ぎったのと同時に、目の前をひとつの影が横切った。
「……ん?」
フランシア
「──、え」 娘の方も、何かに気がついたような声をあげて 
シグネ
見間違いだろうかと、一瞬首を傾げる。見掛けた事がある顔を見た気がするが……
フランシア
「キヴァリ……先輩‥?」 娘が足を止め、振り返り 呼びかける 確認するような声音だ
シグネ
「ああ」 その言葉にはっきりと頷き返す。 「そうか、お前は此方の生まれだったな」
フランシア
「……お、お久しぶりです」 慌てたように敬礼をして ついていた兵士2人が怪訝そうにしてからフランシアに倣う
シグネ
「今はお前の先輩でもなければ、上官でもない。敬礼などせずとも良い」
兵士
「リンザー小隊長…休憩を取られていませんし、お知り合いという事であればどうぞ」 差し出がましいかもしれないが、という遠慮と共に
「我々は先に戻っています」
フランシア
「…‥ありがとう、分かりました。少ししたら向かいます」兵士に頷いて
シグネ
「ふふ、小隊長か。私の方こそ、お前に対する言葉遣いを改めねばならんかもしれんな」
兵士には軽く礼を言いつつ。 「良いのか?」
フランシア
「そ、そんな」慌てたように手を振って 「先輩は先輩です。それは学年が動かないのと同じ事で…」
「はい。少しだけなら」 頷いて
兵士
兵士2人は敬礼を再びすると 廊下を歩いて行った
シグネ
「今更先輩などと呼ばれるのも、少しむず痒いな」
フランシア
「…改めた方が良いのであれば、そうします」
シグネ
「いや、それは構わん。まあ、姓よりは名で呼んでくれた方が良いな」
フランシア
「立ち話もあれですし、士官食堂へいらっしゃいませんか」 「えっ」
シグネ
「ああ、案内してもらおう」
「……ん?」
フランシア
どうしようか悩んだように 「……で、では」
「シグネ…さん‥になるのでしょうか…いやでも、名前呼びをすることになるなんて…」
シグネ
「先輩という部分は別にそのままでもいい」
「イルスファールでは積極的に家名を名乗ってはいなくてな」
フランシア
「で、では。シグネ先輩で……良いですか」照れたように笑って
「私の事も、フランシアと呼んでくださると嬉しいです」
シグネ
「うむ。それでいい」 アネットに聞かれたら大変な事になりそうだ。
「ではフランシア、案内してもらえるか」
フランシア
「……ご事情がある様子ですね、分かりました。気を付けます」表情を改めて
「はい。こちらです」
シグネ
「大した事情ではない」 言いながら付いていこう。
 
軍令部内士官食堂 大きなホールになっているその場所のテーブル席を1つ確保して フランシアがコーヒーを二つ持ってくる
フランシア
「どうぞ」 とシグネの前にコーヒーを置いて 着席する
シグネ
「悪いな」 笑みを見せてそれを受け取ると、一口啜って。 「お前は、順当に此方で軍に進んだのだな」
フランシア
「はい。今はバートランド大隊に所属しています」頷いて
シグネ
「そうか、彼の」 少し考えた後、口元に手を当てて笑う。 「彼の下だと、真面目なお前は苦労しそうだな」
フランシア
「ああいえ、直属というわけではなくて……更にその下位の纏まりであるコンラート中隊で小隊の1つを預かっています」
「大隊長は……その、お褒め頂くことはありますが…」困ったような表情は、シグネの前だから見せたのだろうか 頬をかいて苦笑する
シグネ
「それでも、接する機会はあるのだろう? からかう対象としては丁度良いだろうからな」
フランシア
「……ディニスでもこちらでも、からかわれる事は変わらない様です」 困ったように
シグネ
「真面目すぎる者は、大体そういう扱いを受けるものだ」
「まあ、軽い冗談程度であれば可愛がられている証拠だろう。気にしすぎる必要はない」
フランシア
「……分かりました」 からかってくる対象がそう言うのだからきっと間違いないのだろう
「それにしても……驚きました」
シグネ
「私が此方に居る事に、か?」
フランシア
「はい。冒険者になっていることは風の噂で耳にしていましたが…‥今頃は、中尉に任官されているかと思っていましたのに」
シグネ
「私が中尉? あのまますぐに軍に入っていても、そこまで早くはなかっただろう」 
フランシア
「私がこうして、小隊長です。シグネ先輩ならきっと」少し笑って
シグネ
「あまり昇進が早すぎても、要らぬ反感を買うだけだしな。兄様でさえ、どうこう言ってくる輩は居るのだ」
「お前は真面目で華もある。その若さで小隊長だというのも妥当だろう」
フランシア
「キヴァリ大尉は、お元気ですか?」でもご昇進しているかもしれないな、と頭の片隅で思いつつ
「…あ、ありがとうございます」また照れて 「シグネ先輩からそう言って頂けると、自信になります」
シグネ
「そういう所が、可愛がられる理由だろうな。計算でなく、天然なのだから恐れ入る」 冗談らしく笑って、コーヒーを啜る。
「ああ、兄様も変わりない。今は少佐だがな」
フランシア
「て、天然…‥」ちょっとコメントに困りつつ 「やはりそうでしたか。失礼しました」 頷いた
シグネ
「階級が上がっても、そう簡単に変わるわけでもない。本人は相変わらずだ」
「あれではまだまだ良い相手は見つからんだろうな……」
フランシア
「かっこいいと思うのですが…」きっと、相手に悪いと思って断りを入れる。そう言う人なのだろう
「かっこいいと言えば、クニヒディラ中尉もご昇進されているのでしょうか」
シグネ
「顔はな。妹である私から見ても整っている方だとは思う。真面目だし、優しいのだが……女心というものをまったく理解していないからな」
「ああ、アルベルト殿も相変わらずだ。彼も今は大尉に昇進されているが、……まあ、人はそう簡単には変わらん」
フランシア
「そう…ですね」困ったように 「立場によって、変われたら良いのですが」
「中々それが難しいです…」それは自分にも言える事で
シグネ
「立場を弁える事は重要だが、立場で無理に自分を曲げる必要はない」
フランシア
「……求められるものが、あるならば、それに応えて見せるのが、立場に対する責任だと思うのです」
シグネ
「相変わらず堅いな。それも大事ではあるが、お前の場合は肩肘を張りすぎて空回りしそうで心配だ」
フランシア
「そう…でしょうか」
シグネ
「最近そう思わされるような事でもあったのか?」
フランシア
「……」口に出そうとして 口を開きかけて 少し俯く
シグネ
「私には無理に話さずともいい。ただ、誰かには話しておけ」
「自分の中に押し込めているままでは、よっぽど良い事にはならんからな」
フランシア
「……立場が少し、疎ましいですね」困ったように笑って
「言葉一つとっても、選ばなければならなくなりました」
シグネ
「軍機にも関わるだろうからな」
「その分、私は気楽なものだ。ふふ、冒険者になって良かったと思う事の一つだな」
フランシア
「冒険者……それでも宝剣ランクというお話でしたよね」
「やはり、シグネ先輩は凄いです」
シグネ
「冒険者ランクにも興味は無かったのだがな。少し面倒な事に巻き込まれたことがあって、仕方なく取得することにした」
「私以上に実力があり、ランクが高い者も沢山いる」
「褒めるのなら、そいつらにしておけ」
フランシア
「その人達と直接会う事があれば、そうします」
「ですが今目の前に居るのは、シグネ先輩ですから」 と微笑んで見せて
シグネ
「……」 フランシアの顔を見ながら、コーヒーを再び一口。
フランシア
「こちらにご協力頂いている冒険者の方は、戦闘に長けた方ばかりですが」
シグネ
「士官学院時代、人たらしだと言われた事があったが……私よりお前の方がその才能がありそうだな」
フランシア
「他にはどんな方が……そ、そうでしょうか…」
シグネ
「私と共に仕事に出る奴らは、まず前提として戦いに秀でた者たちばかりだ」
「だが、良い意味でも悪い意味でも馬鹿が多いな。まあ、私を含めて、だが」
「お前の歯の浮くような台詞は、無自覚でやっているから余計にたちが悪い」
フランシア
「……気を付けます……」照れて俯く …でも気を付けてどうにかなるのだろうか
「馬鹿…‥というのは」 それ以外表現しようがないのだろうか‥と困って
シグネ
「ふふ、悪いとは言っていない。苦労はするかもしれんがな」
「うむ、一言で表現するのにそれ以上適した言葉はなかなか見つからん」
「勿論、戦いを含めて皆なんらかの優れた能力は持っているが、一言ではとても語れん」
フランシア
「人材の宝庫、ですね」 羨むように 「ディニス程、イルスファールは兵力も多くありませんし」
「これからもお世話になります」 頭を下げて見せて
シグネ
「丁度先程も、同じような事を上から言われたばかりだ」
「まあ、家を出た以上、依頼を請けなければ暮らしてもいけないからな。此方こそ、引き続き世話になる、フランシア小隊長殿」
フランシア
「……」ふふ、と笑って 「ありがとうございます」
「リンザー小隊長と呼ばれることはあっても、名前で小隊長と呼ばれることはないので、嬉しいです」
「…家名はどうしても、父を意識しますから」
シグネ
「私と同じだな。私など特に、家出同然で出てきたものだから、家名で呼ばれる事に酷く抵抗があるのだ」
フランシア
「そ、そうだったのですね……それは失礼しました」
シグネ
「お前の場合、周囲の人間に頼んでみれば名で呼んでもらえるのではないのか?」
フランシア
「いえ、そんな」
「私物化です。よくありません」
「そうなったときにフランシア小隊となってしまうと…よくありません」
むむむ、と
シグネ
「そうはなるまい。ただお前に対する呼び名が変わるだけだ」
フランシア
「特別扱いを受けているのは分かっているのですが……見える形でそうなるのは少し‥」 やはり抵抗があるようで
シグネ
「真面目だな……。そんなこと、大半の人間は大して気にはすまい」
フランシア
「……シグネ先輩にそう呼んでいただけただけで、よしとするのが、いいかなと」困ったように笑って
シグネ
「そもそも、特別扱いされているというのもお前の気にしすぎというのも大いにありそうだな……」
「そういう所が人たらしのようだと言っているのだぞ」
フランシア
「ど、どうしたら良いのでしょうか…」
シグネ
「もう少し肩の力を抜けばいいだろう。仲の良い部下などくらいには、名で呼ぶように頼んでみても良いのではないか」
フランシア
「……なるほど」
「前向きに検討します」 うんうん
シグネ
「あと、歯の浮くような台詞は相手を選べよ。私はお前という人物を知っているし、恋人も居るから何も思ったりはしないが、人によっては面倒な事態を招きかねん」
フランシア
「……そう、ですか」 恋人、と聞いて 一瞬目を丸くして 納得したように頷いた 「…‥自分ではそれと気がつけないのが問題でしょうか…」
「私はただ、思う事を口にしているだけなのですが…」
シグネ
「恋愛を題材とした大衆小説でも読んでみるといい。登場人物の男がお前が言いそうな言葉を沢山言うぞ」
フランシア
「……」私そんなに変なことを言っていたのでしょうか… 困り顔
シグネ
「ふふ、お前の恋人は苦労しそうだな」
フランシア
「恋愛…というのは難しいでしょう」苦笑して
「1人娘ですし、家の事もあります。そこは、きょうだいが居ない時点で諦めています」
シグネ
「ああ、そういえばお前は一人だったな。まあ、たとえ見合いなど、用意された相手であっても苦労させそうなのは変わらんな」
「そういう相手だからと、恋愛ができぬわけでもあるまい」
フランシア
「そうですね。……気を付けることにします。出来るかは、別として…」
「……変わるというのは難しいというお話でしたし」
シグネ
「私は口説くような台詞を自然と口にする所は、可愛らしくて良いとは思うがな」
「ああ。無自覚なのだから特にな」 そうそう変わるまい。
フランシア
「ありがとうございます」可愛らしいという言葉には素直に笑って 
「お元気そうで、何よりでした。当分はユディスに居ると思うので…またお会いすることがあれば」席を立って
シグネ
コーヒーを飲み終えて。 「さて――あまり小隊長殿を長く拘束していてはいかんな」
「ああ、お前の方こそ元気そうでよかった」
フランシア
「お会いできて嬉しかったです」敬礼をしかけて 少し笑って手を下げて お辞儀する
シグネ
「私はしばらくディニスに戻っているが、落ち着いたらまたイルスファールに来る。その時には、またゆっくりとお茶でもしよう」
「私の恋人も紹介しておきたいしな」
フランシア
「はい。喜んで」
「恋人の方も冒険者…なのでしょうか」
シグネ
「ああ。アネットと言ってな。冒険者になったばかりの頃から何度も仕事を共にし、個人的にも接している内に仲良くなった」
フランシア
「……」きょとん、と
女性…名…?
シグネ
「うむ、女同士だ」 何を言いたいのかは分かっている。答えながら、手をついて立ち上がる。
「私も最初は良いのかと戸惑いはしたが、好きになってしまったものは仕方があるまい」
フランシア
「……え」 「そ、そう…そう言うものでしょうか……」
シグネ
「そういうものかは分からん。私たちはそうだったというだけだ」
フランシア
「……」なんて言ったらいいんだろう どう言ったら失礼じゃないんだろう 「……シグネ先輩と恋人の方がお幸せなら」
「きっと、何の問題もない…のだと、思います」うん、大事なのはきっとそこだ
シグネ
「別に問題があろうと関係はないな。自分の心に嘘を吐くよりは、後ろ指を指されようと正直で居た方が良い」
「まあ、そういう事を思わせてくれるような相手だというのもあるが」
フランシア
「……」変わらない、本当に 少し笑って 「そうですね」
シグネ
「お前にも、そう思えるだけの相手が出来ることを願っておこう」
「では――またな」
フランシア
「はい。お元気で」
シグネ
すれ違い様にフランシアの頭を軽く撫でてから、食堂を後にした。
フランシア
撫でて貰った頭に少し触れて 気持ちを仕事に切り替える ディニスでの留学期間はそれだけ、大事な思い出だから
それを思い起こせた再会に感謝して
コーヒーカップを下げてから、部下の待つ部屋へと向かっていった
フランシア
きっと、勘違いさせた人は、沢山居たと思います
ただ、それを守ってくれる人が大勢いただけで‥
シグネ
天然の人たらしめ……
フランシア
シグネ先輩もその一人だった気がします<守ってくれた人
シグネ
まあ変なやつはシャットアウトしておいたかもしれん
フランシア
学生時代編がすごい気になってきました
ではお付き合いありがとうございました
シグネ
とりまホシシベで
で再現される可能性が微粒子レベルで存在しているかもしれない
うむ、こちらこそな。
フランシア
楽しみにしましょう
ディニスから戻られたら、また
シグネ
ではまた
)))
フランシア
今度は二役ですよ先輩
)))
SYSTEM
シグネが退室しました。
SYSTEM
フランシアが退室しました。
背景
BGM