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コモンルーム[W]

20191203W_0

SYSTEM
シンが入室しました。
シン
うむ。
SYSTEM
エナが入室しました。
エナ
ふん
シン
やあ。
エナ
川に向かう前の準備の合間に街にでも行くところかしらね
シン
タイミング的にはそうだね
エナ
しまったわ、なんかPCにしても遅いと思ったらこれ火狐じゃない><
SYSTEM
エナが退室しました。
シン
まあ出立は翌日だったはずだから、時間はあるだろう。
クロームにしておいで。
SYSTEM
エナが入室しました。
シン
おかえり。
エナ
ただいま
シン
街でも宿でもどちらでもいいよ。
エナ
街だわ、せっかくの異国情緒なんですもの
シン
そうだね。じゃあ君の好きな場所を訪れる形でいい。
エナ
大体ウルダハってことはバザーよ、マーケットよ
シン
そうだね。
ヤーイヤーイジュピーって言ってる小さな種族は居ないだろうけどバザーは盛況だろう。
エナ
レプラカーンとグラランがジュピってそう
タビットもそれ枠なのでは??
シン
タビットはほら、一応知的枠だから。
開幕は任せた(投げ
 
 
 
 
ラヒ文明。魔法文明期に存在したとされる伝承だけが残る謎の文明だ。
その実存を証明する歴史の跡、都市の遺跡がリアン地方のニデア山の麓で発見された。
その史跡調査の最中に発生した魔域に対処するため、冒険者が派遣される事となり――
 
 
エナ
「ほんっと、この目で見てもやっぱり嘘臭いくらいに独自性の塊だわ…」
シン
「時代も今から二千年や三千年以上も前、何処に在ったのかも分からないとなれば、これだけ違うのも仕方のないことだよ」
エナ
亜麻色の髪の少女がそんな呟きを漏らした場所は、いまだ人がいて営みを続けるラヒ文明の都市、その市場だ。無論、まっとうなものではない。
「というか、地形からして既にリアン地方じゃないわよね。山も川も森も全然違うし」
シン
呟く少女の隣で、彼女とは打って変わって暢気な様子で言葉を返すのは、フードを深く被った白髪の青年。
「どうだろうね。大破局の前後でどれだけ地形が変わったかが明確でない以上、絶対に違うと否定する事も出来ない」
「大破局だけでなく、魔法文明時代の終期にも、似たような大規模な環境の変化はあったかもしれないしね」
エナ
少女と青年はラヒ文明の遺跡に発生した魔域に侵入した冒険者だ。魔域の中で在りし日の姿をそのままにするこの都市に辿り着き、王からこの魔域を終わらせて欲しいと請われた。明日にはその為の第一歩となる遠征を控えている。
「そうだとしても、文化っていうのは広がって交わりつつ、続いていくものよ。特にこの都市は立地的にどう考えても交易ありきだし」
シン
「個人的には、何処かから流れてきたというよりも、元々此処に存在した方を推したいな。エナの言う通り、一見あり得ないものが此処に実在した方が浪漫があるじゃないか」
エナ
「ケルディオン大陸って文化の吹き溜まりみたいなものだから、突拍子もない変化がある時期から突然湧いてくるなんて幾らでもあったけれど、それにしたって此処は本当に降って湧いたって感じだわ」
「む……あんたにしては随分と夢のある事言うじゃない…」 言葉通りの意外そうな表情を浮かべ
シン
「一応、この大陸にも大きな砂漠はあるんだろう? もしかすると、元はその辺りにあったのかもしれないね」
「はは、自分でも似合わないとは思っているよ」 少女と歩調を合わせ、時折彼女の視線が向いた露店などに目を向けつつ歩く。
エナ
「場所だけズレてってこと? 此処はともかく、外の遺跡はなんなのよって話よ。まぁ、私もリアンに来て……」 日も浅いから見知らぬ文化の片鱗が残っているのを見落としているのかも、と続けようとして
シン
「外から流れて来るのなら、大陸内で“流れ”たっておかしなことはないと思うよ。此処以外にも特異な文化が育まれた地域はあるしね。例えば――……うん?」
エナ
「……なんだかんだ、結構経つのよね。まさか、こんな風にしてるだなんて思っても見なかったけど」
シン
「そうだね。最初に君と一緒に依頼に出た時からはいつの間にか随分月日が経った」
エナ
「あー、此処で資料になりそうなものを片っ端からかき集めて、歴史的発見の成果だって大々的に発表して研究者として安定した地位と生活を~……なーんて言ってたとこかしら」 苦笑して
「ちょっと、嫌な独自性の事を思い出させないでよね……っていうか、そうだわ…あれこそ独自性の塊だったじゃない…」 A国…
シン
「……いや、どうかな。出会ったばかりの頃の君なら、たとえそれだけの史料を得られたとしても、そこまで名前が知れ渡ってしまうのは嫌がっていたんじゃないかな」
「はは、あれを思い出させる意図はなかったんだけどね」
エナ
「まぁ……そう、だけど。そこそこの暮らしをしていければ十分だったのよね」
シン
「そうするには、君は優しすぎたし、周りに危なっかしい友人たちが多すぎたね」
エナ
「ひ、人の事を優しい優しいっていうけどね、あんただって大概でしょ。関わるつもりはなかったみたいな事言ってるけど、なんだかんだと…」 そっぽを向いてカーテンをいくつも吊るして販売している露店に近付いて、布地を手に取りつつ反論する
シン
「俺は誰にだって優しいわけではないよ。今君にそうする理由は言うまでもないが、最初の頃だって理由があったからね」 隣に立ち、彼女が手に取っているものを一緒に眺める。 「持ち帰る事が出来ればいいんだが、そう上手くはいかないかな」
エナ
「柄は悪くないんだけど、ちょっと重たいかも」 異国情緒溢れる刺繍の施された色とりどりのカーテンはいずれも厚みがあるものばかりだ。日除けと砂除けを兼ねているのだろう。中には一枚革で出来ている物もある
「現地協力者か何か知らないけれど、人選は慎重に運ぶべきだったわね」 皮肉ったような笑みを浮かべ
シン
「気候は再現されていないのに、こういう所はしっかり再現されているのは不思議だな」 エナとは違うものを手に取り、興味深そうに眺める。 「……ふむ、気候に合わせるとこうなるというのはw狩るが、やはり大都市ともなると質が違うな」
「うん? 何を言っているんだい。俺は協力者を探していたわけではないよ」
「君に優しくしていたのは、個人的な理由さ」
エナ
「そりゃ、これだけの規模の市場を開いてるんですもの、質の低い品なんてあっという間に淘汰されちゃうに……え」
シン
「俺も砂漠に住んでいた事はあるが、こんな風に栄えている地域ではなかったからね。こういう家具は、有り合わせのものでどうにか作っていたものばかりだった」
「どうかしたかい」
エナ
こういうやり取りはもう何度もしているというのに、未だ慣れないというか懲りないというか、カーッと赤みを増した顔を隠すようにカーテンを顔の前に広げ
シン
「まだはっきりと理由を言っていないのにそこまで恥ずかしがられると、何だか悪い事をしている気分になってしまうね」 カーテンに隠れて赤い顔で此方を伺ってくる様子に、思わず苦笑する。
エナ
「あ、あのさ……前も……外の大陸に居た時も、あんた、そうだったわけ……>」
シン
「そうだった、というと?」
エナ
「……なんだかんだ、優しいし、その……誠実、よね? モテたんじゃないの……」 カーテンの隙間からそっと琥珀色と――最近は赤味を増して朱色じみてきた――を覗かせる。
シン
「……」 色の変わりつつある瞳はもう見慣れたものでもある。今言及することはせず、見つめ返して首を横に振る。 「残念ながら、そうでもなかったよ。特に年下の異性には妹を始めとして目の敵にされていたな」
「ほら、ミネットやソレイの様子を思い出してごらん。大体あんな感じさ。アクアマリンさんだって、俺を見て半ば呆れていたしね」
エナ
「そ、そう? あ、ううん、そうだわ、納得よね、うん。 あんた、誠実っていうか、むしろ言葉を隠さないっていうか飾らないっていうか一言も二言も余計っていうか」 途中まではホッとしたように、後半に近付くにつれて妙に実感のこもった物言いだ
シン
「まあ、隠さないからこそ伝わると思っている部分があるからこそそうしているんだけどね。別に何も、嫌味だけでそう言っているわけではないんだ」
エナ
「そこで”嫌味だけで”って言うから嫌われんのよ、あんた…」ジト目
シン
「それで嫌われたら、その程度の関係だったということさ。時と場合は選んでいるつもりだよ、これでもね」
エナ
「嫌味も込めてますって言ってるようなもんじゃない……本当に、もう……」 当の本人も臆病な割に口が過ぎることがあるのは棚上げして
シン
「まったく込めていないと言えば嘘になるからね。……同族はともかく、故郷にはそのくらいはっきり言わないと伝わらない相手も多くてね」
エナ
「……まさかと思うけど、あんたの周りにいた男ってあんたと似たようなムッツリ野郎揃いだったの……?」 おそるおそる
シン
「いや、そんなことはないよ。一般的なイメージのシャドウも多かった。中には、思い切りオープンな知人も居たけどね」
「同族じゃなくて、交流があった異種族の方が問題でね」
エナ
「それ、種族間じゃなくて個人間の問題だったんじゃないの……?」
シン
「あまり直截に言い過ぎると、喧嘩を売っているのだと思われるし、迂遠すぎると此方の意図が伝わらない。種族の壁というものの大きさを思い知ったよ」
エナ
「やっぱり種族っていうより個人のトラブルじゃない!」
シン
「どうかな。確かに中には何も言わずとも此方の意図を汲んでくれる相手も居たが……」
「いや、」
「俺の言っている“相手”というのは、大半が蛮族でね」
エナ
「あ……」 つい、仲間内での関係性についての話だと思ってしまった
エナ
ちょっとゴァン…
シン
では俺もそれに合わせて離れよう
エナ
「……」 自分は未だに彼の出自や過去、現在置かれている状況を把握しきれていない。まだ、頼られるには程遠いのだろう。それは自分でも仕方がない事だと分かる。 寂しいと思うのはエゴだとも。
シン
「そんな顔をしないでくれ」 エナの頬に手を触れさせ、親指で軽く撫でる。 「君の事を頼りにしていないわけじゃない。だが、自分でも全容を把握出来ているわけではなくてね。不用意に君を危険に晒す事だけはしたくないんだ」
エナ
クッタ
シン
オカエリ
エナ
「……それ、魔域の中で言うセリフじゃないわよ」 それに、自分の身に危険という意味ではもう手遅れとも言える。それを口にしないで笑ってみせるのは自分なりの矜持だ
シン
「……はは、それもそうだね」 珍しく困った色を乗せた苦笑を見せる。 「何も無ければ、君とのんびり暮らして過ごすのが幸せなのだろうが、少なくとも今は、君の身体に起きている問題をどうにかするまではそうは出来ないな」
エナ
「……それも、今、ここで言うセリフじゃないわ」さっとカーテンで顔を隠し、脛を蹴っ飛ばす真似をする。哀しいわけでも怒っているわけでもない。 ただちょっと見せられない顔になりそうだっただけだ
シン
「俺がそこまで気が利く人間じゃないのは、君が一番よく知っているだろう?」
「まあ、何をするにもまずはこの魔域をどうにかしなければ、ね」
エナ
「……」すん、と鼻を啜るような音を小さくさせてから  「魔法文明期の都市の存亡に関わるようなクラスの脅威に、正直私達が加わったところでどうこうできるか怪しいと思ったけど」
「あの遺跡で対峙した奴と同程度のうちなら、まだ何とかなりそうね…」
シン
「ああ。事実として俺たちは南の遺跡で“魔”を退けている。やり方を間違えなければ、活路は開けるはずだよ」
「後の問題は……はは、いつかと同じように、敵よりも味方かな」
エナ
「まぁ、仕方ないんじゃないかしら……無条件に信用していい相手じゃないのは確かだし」
シン
「アルテミアの事だけではないよ。確かに彼女に関してもソレイの時と似たような状況ではあるけどね」
「ただ仕事を果たすだけならやり方は増えるだろう。けどどうにも、余計なものを抱え込みたがる子たちも居るようだからね」
エナ
「はぁ…まったく、困ったものね」
シン
「本当に。他人事のように言う君にも困ったものだ、ヴィエナ」
エナ
「わ、私の事ならさっき言ったじゃない。そ、それに……シンディラがいるし
シン
「ああ。君がいるから、俺も他の仲間たちに対して嫌な人間で居られる。君の信頼には、しっかりと応えよう」
「傭兵としてではなく、シンディラ個人として、ね」
エナ
「…わざわざ嫌な人間で居なくてもいいんだけど……!?」
「そこで個人的にとか、ああもう……そういう卑怯なとこほんと、大嫌い(だいすき)……ふん」 今度は本当に蹴った
シン
「はは、そういう人間がいるからこそ見えて来るものもあるからね。ただでさえ、この件に関してはミネットは視野が狭くなりがちだし、多分アリエルは元々そういうタイプだ」
「俺も、君のそういう可愛らしい所が好きだよ」 蹴られても痛がる素振りは見せず、笑みを返して。 「もう少しバザーを見て回ってから、宿に戻ろうか。折角周りが気を遣ってくれているのだし、二人きりで過ごしても罰は当たらないだろう」
エナ
「……食べ物を見て行きたいわ。好みなんじゃないの、こういう感じの」
シン
「そうだね。ケルディオンに来てからは此処にあるようなものには縁が無かったから、食べられるのなら有難い」
エナ
「どうせ魔導書の類なんて持ち帰れやしないんでしょうし、せいぜいレパートリーの肥やしにしてやるわ」
シン
「君らしくていいと思うよ」 笑って手を伸ばし、エナの手を取った。 「では行こうか。急がないと楽しみで涎が出て来てしまいそうだ」
エナ
「割と本気で楽しみみたいね……スパイスとか外で揃うやつだと良いんだけど…」 大げさな物言いにそこはかとない本音を感じ取って苦笑しつつ、着いて行こう
シン
こんなところかな。
またイチャイチャしやがってと言われてしまう。
エナ
こいつらどこにいってもイチャイチャと…
シン
仲が良いのは良いことさ。
エナ
シン殿、エスニック料理とかすきそうね
シン
多分好き。
エナ
シャドウのイメージからしてアラビアンとか中東
シン
そっちの民族衣装とか似合いそうだしね。
エナ
あしゃらさん、、、
シン
アシャラ・アル=ハリールさん……
エナ
あんなのと知り合いだったら、どこの女よ!キィってなっちゃうよ。。。
シン
しかもアシャラさん胸が大きいからね。
エナ
キィ!
シン
まあ大丈夫さ。
よし、では今日はこの辺りで。
また明後日に。
)))
SYSTEM
シンが退室しました。
エナ
お付き合い感謝!
SYSTEM
エナが退室しました。
背景
BGM