- SYSTEM
- TALEが入室しました。
- SYSTEM
- ツムギが入室しました。
- TALE
- どぉれ
- ツムギ
- えーと
- TALE
- 左下の
- 名前欄の下の
- ツムギ
- 追加か
- TALE
- 追加編集で
- ツムギ
- OK
- さて何も考えていないんだけどエンカウントしそうなところって標以外あったかな
- TALE
- わ……からない
- ツムギ
- 髪結い方面の仕事で王都内はそこそこ動くからどこかあればとおもったけど
- 突然言われてもだな????
- TALE
- 髪結い。
- ツムギ
- フレディくんは髪結いさんだよ
- TALE
- あいつ行動範囲そんな広くなさそうだからな……
- ツムギ
- 引きこもりだもんな
- TALE
- 飯屋か書店では
- ツムギ
- じゃあ書店……
- 書店に斧もってける?(そうじゃない)
- TALE
- もってかないよ
- ツムギ
- では本屋にでも 導入お願いしてもよろしいですか
- TALE
- へえい
- ツムギ
- アリガトアリガト……
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- TOPIC by TALE
- 日中 王都某書店
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- 王都内某書店。
- その店は、然程大きい規模ではなく、常連客のリクエストに応じて店主が品を仕入れるような、比較的地味な個人経営のものだ。
- そんな店に、ふらりと小柄な少女が現れる。
- 近頃常連になりつつあるその少女――冒険者であり、見た目通りの齢でないのは店主も察しつつある――は、先日、入荷をリクエストした品を買いに来たのであろう。
- レナ
- 「――この前頼んだ本だけど」
- 店主
- 「ああ。×××の最新巻だろう? 取り置きしといたから、ちょっと待ってな――ありゃ、いけねえ、どこに仕舞っといたか」
- レナ
- 「……呆けるにはまだ早いんじゃあないの」
- 店主
- 「返す言葉もねえ。いやすまねえな、ちと裏を見てくるから、少し待っててくれ」
- ツムギ
- えーとこれって
- レナ
- 「……わかった。適当に待ってるわ」 ため息交じりに返す。
- ツムギ
- 名前なしでメインタブで発言するときって
- スペースで名前作る感じ?
- TALE
- 半角スペースの名前でおk
-
- そんな店内に、また一人客の姿が現れる。腕を組みながら口笛を吹いて、やや上機嫌そうに見える少年は、本棚を物色しながら奥へと入ってくる。
- レナ
- 「……」 ただ立って待っているのも何なので、適当に立ち読みでもさせてもらおうと辺りの本棚に目を向け――ようとしたところ、その少年が目に留まる。
- フレデリク
- 「――んーっと。チビ向けの本でもありゃいいんだけどな」 細身で小柄な、成長途中というには痩せこけた少年は、小さく唸りながら本棚と向き合っている。
- レナ
- 「―――」 見知った顔になんとも微妙な表情になる。
- フレデリク
- 鎧を纏うでもなく、私服――全身真っ黒、その上所々解れていたり破けていたりと散々な出で立ちだが――で歩いていれば、その体格の悪さが際立って見える。
- 「なんだこれ。リリカルセイラ? うっさんくせえ名前……」 背表紙に描かれた名前を口にして、肩を竦めて視線を動かし、
- 「――うわ、あ」 げえ、と。そんな声が続いてもおかしくないほどに嫌そうな表情で、微妙な顔をした少女を見やる。
- レナ
- 「女の子を見て出す声じゃないわね、それ」
- フレデリク
- 「なんだよ、オンナノコ扱いして欲しかったのか?」
- レナ
- 「失礼だと言ってるの」 怒っている、というよりは煩わしい、といった風な声音。
- フレデリク
- 「失礼ねえ。俺もお前も、随分失礼な奴なんだから今更だろ」 肩を竦めて 「――、前言ってた本の続きでも出たか?」
- レナ
- 「程度があるでしょ。わたしは、ひとを見て『うわあ』とか言ったりしないし」 思ったりはするけど。
- 「……で、どの本のことを言ってるのかわからないけど、まあそんなところ」
- フレデリク
- 「どーだか。胎ん中で何考えてるかわかんねーし」 けっ
- レナ
- 「思うのと口に出すのでは違うわ」
- フレデリク
- 「前に〈星の標〉で読んでなかったか? 名前は――……わかんないけどな」
- 「ヘリクツだ。お前はヘリクツを言ってる」 たったか歩いて、何か探す様に本棚を物色し始める。
- レナ
- 「屁理屈じゃないわ。世の中の“礼儀”ってそういうモノでしょ。―――そうね」 ふむ、と本棚を見渡し。
- 「これでも読んだら?」
- っ[ゴブリンでもわかる! 世渡り処世術]
- フレデリク
- 「……わかんねえよ、世の中のコトなんて」 小さく呟き、示された本を見て――目に見えて表情が変わり、苛立った様に睨み
- 「じゃあお前はこれでも見てろ」
- っ[王都グルメレポート]
- 「……? ……いやこれじゃねえわ」 もどしもどし
- レナ
- 「それはもう読んだわ」 しれっ。
- フレデリク
- 「……」 えっ。
- 「……アホな事付き合ってる暇はねえんだよ斧、」 いや持ってないな。 「……本女?」
- レナ
- 「……無理に言い換えるくらいならやめたら?」
- フレデリク
- 「うるせえ。持ってないんだから仕方ねえだろ」
- レナ
- 呆れたように型竦め。
- フレデリク
- 「で。お前も別に暇してる訳じゃないんだろ? 目当てのものはあったのかよ」 視線はぐいぐいと本棚を巡る。その内で絵本の類でもあれば手に取って見て
- レナ
- 「頼んでおいた本を取りに行って貰っているところよ」
- フレデリク
- 「へえ。人に頼れる様な奴だとは思ってなかった」 ぱらーっと絵本を捲って、結びが幸せなものであることを確認したら小脇に抱え
- レナ
- 「そんな大袈裟なものじゃないわ。たんなる買う側から売る側への要求よ」
- フレデリク
- 「だーよなー……」 要求と聞いて苦笑して
- レナ
- フレデリクが確保したものを見やり。「……まあ、貴方向けかもね」
- フレデリク
- 「馬鹿言え。俺んじゃねえよ」 屈んだまま、む、っと不満そうにレナを睨む。
- レナ
- 「恥ずかしがらなくても、読書し慣れてないならそれくらいがお勧めよ?」 フっと小馬鹿にしたように笑い。
- フレデリク
- 「……」 すくっと立ち上がって、つかつか歩いてくると右手を伸ばしてデコピンの構えだ。
- レナ
- 「……」 すっと位置をずらして指先が硬い角に当たるようにしてくれよう。
- フレデリク
- 「……~~ッ」 ずびし、とデコピンをそのままして、丁度爪の付け根に角が命中する。
- 顔が静かに歪むが、努めて声は出さない。息が漏れるがそれくらいなら許容範囲内だ。
- レナ
- 「………」 そんな様子を鼻で笑った。
- フレデリク
- 「……っお、れんじゃねえよ。孤児院のチビ達にやんの!」 ぐぬぬ、と不満そうにしながら口にして
- レナ
- 「ふぅん」 と、フレデリクの格好を上から下まで見やり。 「孤児院、ねえ」
- フレデリク
- 「……」 む。何やら小ばかにされる予感がする。 「そう。なんか文句あんのかよ」
- レナ
- 「あなた、まず自分にお金を使ったほうがいいと思うけど」
- フレデリク
- 「……」 がし、と頭を掻いて 「使いたいもんに使う為に稼いでんだから、いいんだよ」
- レナ
- 「ご立派なこと」
- フレデリク
- 「そりゃどーも。腹ン中で何考えてるか知らねえが」
- 「自分に、っつってたけどさ。お前にだってあったんじゃねえの、誰かの為になんかしようって事くらいは」
- レナ
- 「……さあね」
- フレデリク
- 「なんだよ。それとも最初っからそうだったか?」
- レナ
- 「自分が満足に満たされてないのに、他人に施すのは馬鹿らしいわ」
- フレデリク
- 「自分が満たされていねえからって、他人に何もしねえのは寂しいもんだろ」
- レナ
- 「……寂しい、ね」
- フレデリク
- 「ん?」
- レナ
- 「……ま、別に好きにしたらいいとは思うけど」
- フレデリク
- 「なんだよ、そこまで言ったんならちゃんと言えよ」 絵本を二、三持って
- レナ
- 「細っこくて服もボロいひとにプレゼントなんてされたら、嬉しくても不安にならないかしら」
- フレデリク
- 「……け、喧嘩か? やんのか?」 お?
- レナ
- 「少しは頭を回して想像してみたら?」
- フレデリク
- 「――……」 言いたい事は解るんだけど。解るんだけどな。
- 「別に、チビには俺からなんて知らせてねえからいいんだよ。シスターに渡して、それで終わりだ」
- レナ
- 「そのシスターとやらがどう思うかは考えないのかしら」 やれやれと大袈裟に溜息をつく。
- フレデリク
- 「…………」 がしがし頭を掻いて 「わーかったよ、適当に整えりゃいいんだろ」
- レナ
- 「わかればいいわ」
- フレデリク
- 「お前が人目を気にする奴だってのもわかったよ」
- レナ
- 「ええ、そうよ」
- フレデリク
- 「他人のコトなんかどうでもいい、みたいな態度取るのにな」
- レナ
- 「ろくでなしほど、外面くらいは取り繕わないと世の中でやっていけないもの」
- フレデリク
- 「……」 意図しているものを掴み損ねる様に小さく小首を傾げて
- 店主
- ――と、店の奥から漸く、店主が本を抱えて現れる。
「いやあ、すまんすまん、随分待たせちまって――と、おや」
- フレデリク
- 「ま、お前が良いやつだとは思ってねえけど、お前より――、と」 奥から出てきた店主へと視線を向けて
- レナ
- 「雑談で場持ちくらいはさせておいたわ」 と本気か冗談かわからない発言。
- フレデリク
- 「……」 やっぱなし。ろくでなしだこいつは。
- 店主
- 「お、おう。そりゃあ助かった」 そんな雰囲気じゃなかった気がするが?
- フレデリク
- 「ナカヨシだからなー」
- レナ
- 「……それじゃ」 カウンター上に対価を置いて、本を受け取る。
- じゃあね、とそのまま店を出ていこうとする。
- フレデリク
- 「――……」 声をかけるか迷って、ううむ、と唸り
- 「じゃーな、斧女」 とだけ短く言って、こちらも店主に商品と代金をそれぞれ交換しにいくのだ。
- レナ
- 「じゃあね、ガリ坊や。服を買うだけじゃなくて、お肉も食べた方がいいわよ」
- と、そう言い残して去っていった。
- フレデリク
- 「――は、」 「腹立つ……」 ぐう、と唸りながら本を買い付けて、同じように店を出て行く。
-
- その後、ずかずかと歩いて服屋へ入っていったとか――。
- TALE
- おしまい
- ツムギ
- まいまい。サンキュー!
- TALE
- おつう
- ツムギ
- おつう 退散!
- SYSTEM
- ツムギが退室しました。
- SYSTEM
- TALEが退室しました。