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コモンルーム[W]

20191126W_0

SYSTEM
ニオが入室しました。
ニオ
よいしょ
SYSTEM
フェルが入室しました。
フェル
はい
ニオ
描写すればいいかしら。てきとうに
フェル
いいですよ
ニオ
じゃあ、受け持つわ
ニオ
エシオラ大瀑布での戦い──マナを枯らせるという化け物を倒すためのものは、全員生還という形で決着がついた
戦いに参加した者のうち、ジャンヌ、ロナは大瀑布近郊の森に派遣された部隊と合流して事後処理を担当し、
アラン、フェル、そしてニオは一足先に王都へと帰還することになった
ニオ
このぴぴぴは本当にびっくりするわ
ニオ
いかに速度が出るバイクの旅であろうと、休息は必要で
ラーグ平原の街道沿いにある宿場町で、休息をとることになった
帰りという事もあって、大部屋ではなく男女別れて休息をとることになり
今はゆっくりとした時間が室内には流れている
「~♪」 2つあるベッドの1つに腰かけて 小さくハミングしつつ 夜の空に浮かぶ半月を見つめている
ニオ
室内にいても良いしご飯を片手に戻って来ても良い
フェル
「ご機嫌ですね」 山盛りの料理を持って部屋に戻ってきた
ニオ
「おかえりなさい」 ハミングを止めて ひらひら、と小さく手を振る
「ご機嫌、というほどでもないわ」薄く笑って見せて 「ただ、」
「いい事は、あったわ」
フェル
「久しぶりにいっぱい食べられそうです」 テーブルに料理をどん、と置いて腰掛け
「いいことですか」
ニオ
「ええ。いいこと」小さく頷く
「ほんとうに、いっぱい、ね」 テーブルを見て
フェル
「食べ物はいっぱいあるほど良いです」 着席
「ニオは食べませんか」
ニオ
「んー…そうね」 小さく頷いて 「少しだけ、いただくわ」
ベッドから立ち上がって テーブルへと移動する
向かいの席に座って 目の前にある味の濃そうな料理を見つめる 「いいわ、これで」
フェル
「ん、どうぞ。好きに食べて下さい」 自分も適当にもしゃもしゃし始める
ニオ
香辛料等が強くまぶされているのだろうか 赤い色味が強いものを 表情を変えずに口にして
フェル
鎧は脱いでラフな格好になっている
ニオ
「美味しいわ」 と呟いた
フェル
「ふむ」 ニオが美味しいといったものに興味を引かれ、ひょい、ぱく
「(’×’」
ニオ
「?」フェルの顔にきょとんとして もう一度よく料理を見つめて
フェル
「──辛いばかりで味という味がしませんが」
ニオ
「……ああ、そうね」
「辛かったかもしれないわね。少し」
フェル
「───」他の料理をもぐもぐすることにした
「あんまり味が分からないんですか?」 もしゃもしゃ
ニオ
「ええ」 その料理に続けて手を付けて 「よっぽど濃いのじゃないと、ね」
「でも美味しいわ、きっと」
フェル
「損してますね」
ニオ
「言われたわ。ジャンヌにも」
フェル
「生まれつきですか?」
ニオ
首を横に振って 「……」フェルをじっと見る
フェル
「ん」 見られたので見つめ返した
ニオ
「誰かに話すという感じでは、ないわね。フェルも」無表情にそう言って
「呪いなの」
フェル
「呪い」
ニオ
「味がわからないのは、それが原因」
フェル
「呪いって、そんな魔術聞いたこともないですけど」
「血を飲みたくなるものそのせいですか」 今度はこちらからじっと瞳を見た
ニオ
「……」表情がぴく、と動いた 「──」
「そうね」目を細めて頷いて
フェル
「血の匂いは私には誤魔化せません」
「ラミアでも、ラルヴァでも、ましてやノスフェラトゥでも無いのに、変だなとは思いましたが」 もぐもぐ
ニオ
「そう」
「吸う人が近くに居たの、ね」
フェル
「ええ、まあ」
「昔の話、ですけれどね」
ニオ
「香水、少し強くするわ」薄く笑んで 「あまりすると嫌がるから、気をつけて、だけど」
フェル
「嫌がる、ですか。誰が?」
ニオ
「聞いてもいい?どんな人だったか」 「ニオの大事な人が、ね」<嫌がる
フェル
「大事な人ですか……ふむ」
「まあ、いいですけど」
「厭世的で、何を考えているか分からなくて、気まぐれで、優しかったり乱暴だったり」
「そういう感じの、吸血鬼でした」 窓の外を見た
ニオ
「そう」小さく頷いて 「にてるわ、少し」
フェル
「あなたの大事な人に?」
ニオ
「仕事のことばかりで、たまにニオで遊んでくれるけれど、よその子を見たり、羨ましがったり」
小さく首肯して 「吸血鬼では、ないけれど」
フェル
「そうでしょうね。そうそう居たら困ります」
「まあ、大事にすることです。ずっといると思っても、居なくなる時はあっさりですよ」
ニオ
「そうよね」
「もう居ないから、フェルはここにいるのだものね」
フェル
「ええ」
「いれば今も、私はあなたたち、人族の敵ですよ」
ニオ
「……」薄く笑んで 「そう」
フェル
「まあ、居なくなってしまえば、こちらの方が居心地はいいですね。別に人が嫌いな訳ではありませんから」
ニオ
「ニオも好きよ。人は」
フェル
「好きか、といわれると、別に、ですけど」
ニオ
一人称が自分の名前のキャラクターは音が鳴りっぱなしになるわね
フェル
「あなたは面白いし、強いので好きな方ですかね」
ニオ
「むずかしいわ」
「そう」薄く笑って 「嬉しいわ。気に入ってもらえて」
フェル
「美味しそうですし」
ニオ
「たべたいの?」
フェル
「食べませんけどね」 パンとお肉をもぐもぐする
ニオ
「ニオも、」
「フェルは美味しそうだと思ったわ」
フェル
「食べたいので?」
ニオ
「飲みたい、かしら」 口から犬歯にしては長い牙が覗く
フェル
「ふむ」 食事の手を止め、立ち上がってベッド側まで歩き、腰掛ける
着ていたシャツのボタンを外し、はだけさせて
「いいですよ」 首を片方に傾けて、白い首筋を晒した
ニオ
「慣れてるのね」席から立ち上がって ベッドの近くへと歩いていく 「やっぱり」
「でも、何故?」
フェル
「なぜ?」 疑問を返した
ニオ
「飲みたい、しかいっていないわ」
フェル
「普通の食事じゃ、あまり良くないんでしょう?」
ニオ
「そう、そこまで分かるの、ね」
「今でもひとつ、」
「はっきりと味が分かって、美味しいと感じる味があるの」
「それが、血」
フェル
「本当に、吸血鬼みたいな人ですね」
ニオ
「そうね」 向かい合って 「その姿勢のままでいい?それとも、横にしようかしら」
フェル
「落ち着いてするなら、横でしょうね」 寝転び
ニオ
覆いかぶさるように ベッドに手をついて フェルの首筋に顔を寄せる
吐息が一つかかって 牙が肉を破る
フェル
「あと、久しぶりに、吸われてみたかった、というのもありますね」 耳元で囁き、腰に手を回して 「っ………」
「ぁ、は……」 首筋から、血を吸われる側であるのに、甘い吐息を漏らす
ニオ
「…はぁ……」 恍惚と満足感が入り混じった吐息と共に フェルの血を啜っていく
抱きしめるように腕を背に回して 食事は続く
フェル
「ん……っ……」 もっといいよ、とでも言うかの様に、抱きしめ返して、ニオの背中を優しく撫で
ニオ
牙がより深く沈み、吐息は甘くなっていく 「──んん…」 ごくん、ごくんと喉を鳴らして
「──は、ぁ──」 満足そうな吐息を一つ吐いて 首筋からゆっくりと顔をあげる
フェル
「……は、ぁ」 依頼の中でも揺らぐことのなかった表情が、蕩け、上気していた
ニオ
「──慣れてるから」口元を拭って 「一言は要らないと思ったけれど」
フェル
「……足りました?」 赤い瞳がそちらを向く
ニオ
「…そう、」フェルの表情を見て 頬に触れて 「いいと思ってくれたの、ね」 
フェル
「ええ、まあ、あの人には及びませんけれど」
ニオ
「上等なお客様を、取っている時みたいだったわ」 足りたのか、という言葉に対しては 頷いて
フェル
「日光でダメージを受けるようになれば立派に吸血鬼ですね」 頬が緩んだ気がした
ニオ
「どうかしら」薄く笑って
「大丈夫ね、当分はこれで」 頬から手を離して 身体を起こす
フェル
「ニオは、娼婦でもやってるんですか」 こちらは疲れたのか、寝転んだまま
ニオ
「少し前まで、ね」 頷いて
「お客様を喜ばせるのも、仕事だったわ」
フェル
「私にはできそうもないですね」
ニオ
「あるもの。むきふむきは、ね」
「最近は、専属だから」
「この服も、アクセサリーも、髪型も、お化粧も」
「ぜんぶ、決めてもらえるわ」
フェル
「それも、大事な人?」
ニオ
頷いて 「たまに貸し出されちゃうけど、ね」薄く笑った
フェル
「まあ、私もそんな感じでしたよ」
「──大切なものだったのだと気付いたのは、ずっと後になってからでした」
ニオ
「ニオはお人形なの、その人の、ね」
フェル
「それでもいいのでしょう、あなたは」 寝転がったまま、ニオの髪を撫で
「居るうちに分かっている、というのは、羨ましい」
ニオ
「ええ」頷いて 撫でやすいように身体をフェルの横に倒して 寄せる
「好きよ。そうされるのは」
フェル
「あまり誘わないでください」 言いつつ撫でる
ニオ
「そうしたいって、貴方の目が言っているわ」 
「血の、お礼」
フェル
「んん……最近は、そういうこと、あまりしてないので」 「お礼というなら、抱きしめたまま寝るとかで、いいですかね」
ニオ
「いいわ。それで」薄く笑って
フェル
「というか」
「促したのは私ですが、吸われすぎて力が出ません」
ニオ
「むずかしいわ。加減って」
フェル
「…………ええ」 背中に手を回して抱き寄せた
ニオ
「──ニオには、よくわからないけれど」 腕を回し返して
「お客様の中には、こうする人も居たわ」
「寂しいって、言っていたの。その人」
フェル
「…………」
ニオ
「ちょうど、大事な誰かを亡くしていたのね」
フェル
「ニセモノでも、愛がほしかったんでしょうね」
ニオ
「あい」呟いて 「むずかしいわ」
フェル
「ええ、難しいですね」 「あなたの大事な人というのは、知りませんけど、がんばってください」
ニオ
「ありがとう」
ニオ
こんなところかしら
フェル
「……明日、早めに、出ないと、ですね」 そんなことをつぶやきながら、瞼が閉じていった
フェル
こんなところですかね
ニオ
「おやすみなさい」 フェルの頭を撫でて 背中に回していた手を毛布に伸ばし、かぶせた
フェル
すやすやと寝息を立て始めるのだった
ニオ
そうね
お付き合い感謝だわ
フェル
感謝だわ
ニオ
ラウンジに戻りましょう また遊んで、ね
)))
SYSTEM
ニオが退室しました。
フェル
)))
SYSTEM
フェルが退室しました。
背景
BGM