このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

コモンルーム[V]

20191124V_0

SYSTEM
シリカが入室しました。
シリカ
ヴィクトリールーム
SYSTEM
フランシアが入室しました。
フランシア
ヴぃくとりーるーむ
シリカ
どんな状況から始める?
フランシア
そうですね、ツムギさんの卓の後というのが
良さそうな感じはしますが(時系列的には
その後でも寒い時期ですし
お風呂に行きたいというのは出てくる欲求かと思うので
何か短いお仕事が終わった後とかでどうでしょうか
シリカ
よかろう
風呂に行った後、行く前。どっちのタイミングの会話がいい。
2回目以降のどこかで風呂に行こうと誘おうとしたタイミングでいいか……
フランシア
そうですね
シリカ
良かろう。では何かの仕事の後の標でいこう
フランシア
はい
シリカ



ある夜、人も捌けて静かになったタイミングで、二人の娘が〈星の標〉を訪れた。
一方は金色の髪の凛とした雰囲気の娘、もう一方は角を生やした赤混じりの白銀の髪の娘だ。
入店すると、鎧を着込んだ銀髪の娘は、手近な空いているテーブル席へと腰を掛けた。
「ふん、大して鍛錬にもならん相手だったな」
片手で頬杖をついて不満そうに語る。蛮族の討伐依頼ということで出ていたのだが、そこに居たのは彼女にとっては取るに足らない妖魔ばかりだった。
フランシア
「──そうは言っても、」 対面の席に着くようにして こちらも鎧を着こんでいる
藤色の瞳をやや困ったように細める少女は 「見かけたら倒さなくてはいけませんし」 と語を継いだ
シリカ
それでは実績にもならないし、自分の力にもならない。目の前の娘にまで同行させたのだから、もう少しまともな相手が良かったのだと、表情が語っている。
「あんな奴らでもただの人間たちにとっては脅威だというからな。それは分かってはいる」
フランシア
「戦場で襲い来る敵手に対して、刃を振るう事は確かに誉ではありますが」 不満そうな彼女の言葉に頷きながら ゆっくりと言葉を形にする
「ああした相手を倒す事の方が、1人の敵将を倒すよりも人々にとって喜ばしい事であるものですよ」 
シリカ
「私はそやつらを喜ばせるために戦っているわけではないからな。貴様にとっても、自分の糧にもならん戦いなどつまらんだけではないのか」
フランシア
困ったような顔をしてから 笑みを作って 「私はそうは思いません」
シリカ
「人のためになったから、か?」
フランシア
「はい。それもあります」 首肯して
シリカ
「他には」 頬杖をついたまま、変わらず不機嫌そうな目を剥けた。
向けた。
フランシア
「ただ、こうした依頼をこなしていくことで、私の実績だけでなく、この店の実績にもなります」
「それは、シリカさんを含めた私達みんなの信用というものに関わってきます」
シリカ
え、すごい。名前呼ばれたらピピピ!って大きな音がなった……
こわい……
フランシア
ええ…
フランシア
「ここになら任せておける。そう思われることで、今度はもっと上の依頼が来るかもしれません」
シリカ
「……」 何かを口にしようとしていたが、フランシアの言葉を聞いて止めて。 「そのための足掛かりというわけか。面倒なことだ……」
フランシア
ほ、ほんとだ 名前色まで変わってる…
シリカ
だろう……
フランシア
怖い…
シリカ
びっくりする……
ああ
強調ワード着信とかいうのもあるんだな
レディチェックまである……
フランシア
「何事も急に好転することはないものです」ふふ、と笑って 「積み重ねこそが、実績足りえるのですから」
シリカ
「貴様たちはいつもそうだな。何事に対しても回りくどい」
フランシア
「──、ただ、そうしたものを崩すのは一瞬です。崩す役にはならない様にしたいものです」 表情を少しかげらせて
「回りくどい、ですか」困ったように 「それが当然、だと思うのですが…そう見えますか?」
フランシア
シャキーンって鳴るのでしょうか
シリカ
「……」 再び言葉を止める。彼女が今此処にいるのは、それが崩れたからでもある。彼女の行動故だとはいえ、その要因には自分の存在もある。
「ああ。相手がどれだけの実力を持っているかなど、確かめるまでもなく大体分かる」
「わざわざ積み重ねなどと言って試すようなことをせず、力が足りると思えばそいつに任せればいい。力が及ばなければ死ぬだけなのだからな」
フランシア
「…‥それはとても無責任な事のような気がしますが…請け負う方も、任せる方も」
シリカ
なんか似たような音がなったぞ
フランシア
すごい
シリカ
「それが私たちのやり方だ。まあ、父上はそこまで単純ではなかったが……それでも、突然色々な所に放り込まれることは多かった」
フランシア
「御父上……」 その単語に反応するように呟いて 「…この前仰ってたように、1人で、ですか?」
ニデアでの依頼 その時語られた彼女が経験した戦場というものは、捨て石同然に感じた
シリカ
「ああ。一人で敵陣の真っ只中に放り出される事も何度かあった。……言っておくが、蛮族同士の戦の話だぞ」 人族をどうにかしたわけではない、と念を押す。
フランシア
「いえ……」言いにくそうに表情を曇らせて 「シリカさんの言葉を疑ったりする訳ではないのですが…」
シリカ
「不当な扱いを受けていたわけではないぞ」
フランシア
「……はい」
シリカ
「私もそれを望みもしたし、あちらに居る時は父から譲り受けた魔剣も所持していた」
「そのおかげで、今とは比べ物にならん力を発揮出来ていたからな。敵陣の単騎突破も、決して勝算の低い賭けなどではなかった」
フランシア
「……」やはり文化が違うのだなと思い知らされる 「…そう、ですか」
シリカ
「何故そのような顔をする。ただ私の身の上話をしただけだというのに」
フランシア
「……あ、いえ」 曇って居た表情を恥じ入るように変化させて 「失礼しました…」
「私が持っている父というイメージからは、だいぶ離れていたので…」
シリカ
「『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』というだろ――ああいや、ドレイクの言葉では伝わらんな。何と言えばいいのか」
「別に愛情を受けなかったわけではない。平時は優しくしていただいたし、衣食に困る事など一切無かった」
「ただ戦においてはそうだったというだけだ。そういう環境に身を置かねば、周りの者たちに追いつく事も難しかったしな」
フランシア
「……そこまで聞けると、分かる気がします」
「私の父も、優しいだけの人ではありませんでしたから」
シリカ
「ふむ。貴様の父の話は詳しく聞いた事はなかったな」
フランシア
「戦功を上げて騎士の叙勲を受けた方です。分別をしっかりとされていて、活かすべきを活かす将であり、剣の腕も一流と言って差し支えない人です」
シリカ
「ほう……」 前半は話半分といった様子で聞いていたが、最後の言葉で興味を惹かれたように少し身を乗り出した。
フランシア
「私の剣も、父から教え込まれてもので、突きを主体とした剣技になります。本当なら、もっと小ぶりな剣が良いのでしょうが…」
シリカ
「ならば何故あのような剣を使っている」
フランシア
「……私はその技を父の様には扱えないからです。だから奥義というものまでは辿り着けていません」
「それでいいとは言って頂けていますが、また別の方法を試して行かなくてはいけないでしょう」
シリカ
「それを体得出来るよう実戦で試していかねば、身につくものも身につかんと思うがな」
「まあ、貴様の父が云うように、何もその技を得ねばならんわけでもない」
フランシア
「はい……私が父から学び取ったのは騎士としての在り方、それから、剣技の一部です」
シリカ
「騎士としての在り方、か。貴様の父も貴様のようなお人好しなのか?」
フランシア
「無辜の民を見捨てる事はないでしょう。ただ私と違ってきっと」
「……」
シリカ
「何だ。はっきり言え」
フランシア
「いえ、きっともっと、上手く人を扱えるのだろうな、と……」
「どこで切り捨てるか、どこまで助けるか……」
「そうした、判断が下せる方ではあると思います……」
シリカ
「少なくとも、ああいう場面で私のような蛮族を助けに入る事はない、ということか」
フランシア
「……」しゅんと表情を曇らせて 「……はい、やるとしても」
「もっと上手いやり方をするでしょう」
シリカ
「クク、不出来な娘と違って流石に出来た人物のようだ」 フランシアとは裏腹に、不敵な笑みを浮かべて喉を鳴らす。
フランシア
「……父の恥にはなりたくないと思って、己を高めてきたつもりです」かかる追い打ちに顔を俯かせて
「士官学校でも学びましたし…‥ディニス大鋼国への交換留学生にも選ばれました」
「訓練もしっかりとこなして来たはずなんですが……何ででしょうね、あそこで、黙っている事は」
「私には出来ませんでした……」
シリカ
「貴様たちの常識で考えれば、あの場では黙っておいた方が世のため人のためではあったのだろうな」
「おかげで私のような蛮族をこうして再び野放しにする羽目になったのだから」
フランシア
「……それは今も、間違っているとは思ってませんから……」顔を上げて 「私がきっと、変わっているのでしょうね」
困ったように笑う
シリカ
「変人であるのは疑いようがあるまい」
「まあ」
「周囲の人間や、たとえ貴様の父があの時の貴様の行為を咎めたとしても、私は感謝している」
フランシア
「……はい」嬉しそうに笑って
シリカ
「困って見せたり嬉しそうに見せたり、忙しい奴だな」
フランシア
「あ、えと」 自分の頬に触れて 「…す、すみません」
シリカ
「批難はしていない。感想を漏らしただけだ」
言いつつ、「ふむ」と声を漏らしながらじっとフランシアの様子を眺める。
フランシア
「──……?」お茶でも頼んだらよかったかなと少し思考を他所にやっていると、眺められていた 小首を傾げて
シリカ
「貴様は細かいところを気にしすぎるきらいがある。普段からあれこれと要らぬ事まで溜め込みすぎなのだろう」
「そういう時には、心を落ち着けられる場が必要だと聞いた」
「というわけで、風呂に行くぞ」 うむ、名案だと言いたげに頷きながら、テーブルに手をついて立ち上がった。
フランシア
「えっ‥」ちょっとびっくりして声をあげて 「あ、は、はい」シリカに続いて席を立つ
シリカ
「何故驚く」
フランシア
「急だったので、びっくりしてしまって…」
シリカ
「何を言っている。この街の中でアレほど心が落ち着く場は他にはなかなかあるまい」
フランシア
「…お風呂、お好きなんですか?」
シリカ
「うむ。温かい湯に浸かるのは嫌いではないな」
フランシア
「そうですか」ふふ、と笑って
どこか嬉しそう表情を緩ませて 剣や盾を持ち上げる
シリカ
「大半の人族の娘も入浴を好むと聞いたが、貴様はそうではないのか」
フランシア
「私も好きです。好きですが、」
シリカ
「だが……?」
フランシア
「そうしたシリカさんが好きだと思うことに付き合わせて頂けることが、嬉しくて」えへへ、と
「お気遣い頂き、ありがとうございます」頭を1つ下げる
シリカ
「……私一人では、まだ入り辛い店も多いからな」 むすっとした表情で鼻から息を吐く。
「気遣い……そうか、別にそのようなつもりもなかったが、これもそれに当たるのか……?」
フランシア
「私が色々と気にし過ぎているから、自分や相手が落ち着ける場所に連れていこうというのは」
「最上級の気遣いだと思いますよ」頷いて
シリカ
「そういうものか。まあ、貴様が不快に思っていないのならばよかろう」
「他にも人族なりの心の落ち着け方や悩みの解消の仕方、緊張のほぐし方などをいくつか学んだのだが……」 じーっとフランシアの鎧を見た。 「今は無理だな。そちらはまた今度にしておこう」
フランシア
「不快だなんて」首を振って 「そうですね、楽しみにしておきます」 なんだろう?とは思いつつも首肯して
「それから、」提案するように
シリカ
「何だ?」
フランシア
「お一人だと行きづらい場所があるなら、いつでも声をかけてください。可能な限りお付き合いします」
「王都はまだ慣れていませんが、生粋のイルスファール人ではあるので」
シリカ
「分かった。その時は声を掛けよう。最近ようやく一部の露店と食事処に客として受け入れられるようになった程度でな……」
フランシア
「異邦から来た方が困っていたら、手伝いたくなる変わり者なので」ふふ、と笑って
シリカ
「ふん、お人好しめ」 目を伏せて口元に少し笑みを浮かべて。
「では、そうだな。対価というわけではないが……」
「私相手に敬称を付けるのはやめろ。貴様とは対等な関係で在りたい」
フランシア
「……」言葉に詰まって 「こ、困りましたね…お友達相手でも、呼び捨てって今までしたことがないので」
「ですが、そうですね」
シリカ
「そう困る事ではあるまい」 さんという僅かな文字を省くだけだ。
フランシア
「シ……」少し恥ずかしそうに 「‥シリカ」
シリカ
「うむ。何故恥ずかしがっているのかは分からんが、それでいい。そちらの方が私も気楽だ」
フランシア
「いえ・・単に慣れないというか……」
シリカ
「まあ、そのくらいすぐに慣れよう。ほら、行くぞ」
フランシア
「……どう言ったらいいんでしょう」 むむむ 「は、はい」
シリカ
ひとつ頷くと、マントを翻して店の出入り口へと向かった。
フランシア
シリカに続くように出入口へと向かって
シリカ
大丈夫になったら適当にしめるぞ。
フランシア
彼女の行きつけの場所が良いか、それとも自分が知ってる場所が良いか と王都の地図を頭の中で組み立てながら
異邦から来た、新たな友人の事をまた一つ知れた気がした
フランシア
大丈夫です
シリカ
何かこれで〆てよさそうになった
シリカ




フランシア
それもそうですねw
シリカ
うむ。というわけでお付き合い感謝だ。
フランシア
はい。きっとお風呂で色んな気づきがありそうです
シリカ
うむ。存分に観察して存分に気付くがいい
フランシア
周囲の視線や彼女の現状を知れば、もう少し力になれないかを考えそうです
シリカ
お人好しめ
フランシア
そこで何をされるかはまだ置いとくとしても
ええ、それは否定できませんから
お付き合いありがとうございました
シリカ
うむ。また次の機会に。
)))
SYSTEM
シリカが退室しました。
フランシア
)))
SYSTEM
フランシアが退室しました。
SYSTEM
ニオが入室しました。
ニオが退室しました。
背景
BGM