- SYSTEM
- フレイヤが入室しました。
- SYSTEM
- が入室しました。
- フレイヤ
- ここがあたらしいハウスですね
-
- どうなっとんのや…! ちょっとまってください
- たぶんこうだ
- ああこれは入室者の名前固定なんだな…
- フレイヤ
- 入り直したほうがいいかも?
-
- わかったわい;;
- フレイヤ
- あ、名前と色がついかできるわ
-
- 一応してるw
- フレイヤ
- これで名前かえられるのかな
- あ、ここは最初のままか
-
- サブでは表示されないとおもうんだ
- フレイヤ
- 表示されないね
- 私がひとりで喋ってるみたいになる
-
- フレイヤちゃんは一人上手ですね
- SYSTEM
- が退室しました。
- SYSTEM
- ゾールが入室しました。
- ゾール
- 入り直してみました
-
- ――ディニス 裏通りの宿の敷地内
- カイの協力者と落ち合う予定が、思わぬ人物と出会った冒険者たち。
- “庭”と呼ばれる組織の構成員、その一人である“鋏”が、協力者を護り手当をしていた。
- “糸”の監視と、個人的な用事……あろうことか、こちらがその協力者に死なれると困るだろうと思ったからと。
- この“鋏”――シア、この場ではリコリスと名乗った彼女と数人は、浅からぬ縁があるようだが、それだけに留まらなかった。
- レイフェルの口から、個人的な協力者であると告げられたのだった。
- 場所を移し、宿内で協力者の男の傷を癒やしがてら、その所以を聞くことになるのだが、あまり釈然としない面々。
- 最終的に、ひとまずはリコリスを一時的な協力者として受け入れるということになる。
- ゾール
- (これ描写で終わるな?)
-
- 話が一区切りし、協力者の男が目覚めるまでの間は小休止となったところで、ふらふらと、外へと休憩に部屋を出たフレイヤ。
- 心配になり、それを追っていったのはゾールソモーンだった。
- フレイヤ
- ??
- これは…こっちの行動からなのかな
- ゾール
- どっちでもよかった
- フレイヤ
- 「――すみません、ありがとうございます」
- そんなゾールソモーンは、宿の廊下で、探していたフレイヤにばったりと出会った。
- 彼女は、宿の者に礼を言って、頭を下げ、廊下に出て来る所だった。
- 手にはお盆。その上には、ティーポットと幾つかのカップが載せられている。
- ゾール
- 「あ、フレイヤ……」 控えめな声音が微かに響く。
- フレイヤ
- 「……あ。ゾールさん」 すぐに相手に気づいて、小さく微笑む。
- お盆を少し上げて、「お茶を頂いてきました。ゾールさんも、飲みますか?」
- ゾール
- 「ええと……貴女が良ければ、一緒に」 と、視線をややずらしながら頷いた。
- フレイヤ
- 「ええ、ぜひぜひ」
- 「――ええと、」さて、どこで、と考える。部屋に戻るのははばかられて、「……ちょっと、外に出ますか」
- ゾール
- 「そうしよう。今そこには戻りたくないだろうし」 フレイヤの先を歩いて、通れるようにする。
- フレイヤ
- 「あ、あはは…… そういう訳では――」少し間があり、「……少しもないわけではないですけど。」ウソのつけない正直者。
- 「でも、外も気持ちいいですよ」
- ゾール
- 「裏通りだけどね……まあ、中よりは空気はいいか」
- フレイヤ
- そんな他愛もないやり取りをしながら、ふたりは建物の外へ出る。
- 裏通りにある宿だ。けして良い景色とは言えなかったが、それでも、風のお陰で幾分空気は気持ちよい。
- ゾール
- 一応建物の外にベンチはあったらしい。適当に布でも敷いて腰を落ち着かせたら、二人分のカップに中身を注いだ、
- フレイヤ
- 小さく礼を言って、カップを取る。ふうふうと息を吹いてから、暖かい液体をひとくち。
- 「……」ふう、と、ようやく人心地がついたように息をついた。
- 「――心配させちゃいましたか?」
- ゾール
- 注いだ中身を冷ましもせずそのまま飲み、同じく一息。
- 「あんなに疲れた様子を見てしまったらね……」
- 「その……このままで、平気?」
- フレイヤ
- 「あはは……」大丈夫、と言いたい所だけれど、そうも言えなくて、少し困ったように笑った。
- 「困りましたね……」
- そういって、お茶をもう一口。カップを両手で持って、手のひらを温める。
- ゾール
- 「……なんだか、多数決でそうせざるを得ないとさせたみたいで、悪かった」
- フレイヤ
- 「――……」まばたきをする。
- 「…確かに、そう言われてみれば、そうかもしれませんね」
- 「わたしより、ずっと実績も、経験もある人たちばかりで、わたし一人の意見にどれほどの力があったのか――」
- 「――なんて。……正直なところ、そんなコト考える余裕ありませんでした」
- 途中から語気を和らげて、軽く肩をすくめるようにした。
- ゾール
- 「まあ……レイフェルの言うこと、中々衝撃的だったけど」
- フレイヤ
- 「――どうして、とは思います」
- ゾール
- 「剣に生きた人にしかわからない魅力があって、そのままにしておくには惜しいみたいな、そういう言い分だったか」
- フレイヤ
- 「わたしたちは、あの人と戦った事があります」
- 「その時も、今回と同じように、アルベルトさん達からの依頼でした。行方不明だったアルベルトさんの妹さん――サイラさんというんですけど」
- ゾール
- 「幼い頃から“庭”に売られていた、と」 頷いて
- フレイヤ
- 「はい。その消息が、庭にある事が分かって――」
- 「辿り着いた魔域の中で、サイラさんは〈奈落の剣〉の実験台にされていたんです。同じような境遇の、〈剣〉を持たされた女の子たちを、たくさん、たくさん、殺させて――」
- カップを持つ指先が白くなる。力がこもっているのが分かる。
- 「――無理矢理に、『成長』させられたサイラさんの手には、例の紋様がありました」
- ゾール
- 「……そんな場面を目にしてしまったのね」 少し、目を細めた。
- フレイヤ
- 「それを仕切っていたのが、あの人――“鋏”です」
- ゾール
- サイラの〈奈落の剣〉に、それぞれの〈奈落の剣〉を紋様が出るまで吸収させたのだろうと理解して、
- フレイヤ
- 「その“鋏”との闘いの中で、レイフェルさんは、いちど命を落としました」
- 「それから、どうして今の心境に至ったのか…… わたしにはわかりません」
- ゾール
- 「……彼女の言葉通り、だとは思う。随分と入れ込むぐらいには、惹かれるものがあったのだろう。理解できるかできないかは、さておいて」
- フレイヤ
- 「確かに……あの時戦ったあのひととは、いくらか雰囲気が違うのも事実です」
- ゾール
- 「剣で語れたのかしらね。私にも、わからない」
- フレイヤ
- 「でも――」
- 「わたしは、“華”と“鋏”は、本質的にはよく似たひとであったと思います」
- ゾール
- 「“華”が上司なら部下であるものも似て当然、ということだろうか」
- フレイヤ
- 「――わかりません。でも、道具として扱われている女の子たちと違って、あのひとたちは、自分の意思を持っている」
- 「自分の愉しみのために、ひとを陥れて、ひとの命を奪って……そのことに何の躊躇いもない」
- 「あのときの嗤い方は…… わたしには、よく似ているように思えます」
- ゾール
- 「それを聞けば救いようはないと思える。理解の出来ない、人を害する非道な趣味を持ってる」
- フレイヤ
- 「そんな人間がいるなんて、昔は想像もできなかった。冒険者になるまで、わたしはただのお子様でした」
- 祖父の語る冒険譚に、目を輝かせていたあの頃。――そこには、語る物語の何倍にも、語れぬ物語があったのだろう。いまのフレイヤには、それが分かる。
- ゾール
- 「悪いものなんていうのは、魔物や蛮族だけと思ってしまうのはわからなくはない」
- ゾール
- 今気づいたけどここディニスじゃないわ、その北のなんか都市の宿だわ
- フレイヤ
- 「物語みたいに、シンプルであったら良いんですけどね」
- 「世界は、白も黒もない。良いも悪いもないまぜの、曇り空みたいな灰色でできているみたいです」吹きゆく風に、髪を揺らして。
- ゾール
- 「事実は小説より奇なりなんて、うまい言葉もあったものよね」
- フレイヤ
- ゾールの言葉に、ひとしきり笑って。
- 「――本当に、物語みたいだったら良かったのに」
- ゾール
- 「都合のいいところだけ、そういう、物語みたいだったらと思うところはなくない」 空になったカップに残りをそれぞれ注いでいる。
- フレイヤ
- 「レイフェルさんは、“鋏”たちに殺されたひとたちより、『あのひと』を選びました」
- 「それは、あのひとが、レイフェルさんの特別になって―― 他のヒトよりも大事になった、というだけなのかもしれません」
- 「…本当に、レイフェルさんは、それがどういう事か分かっているんでしょうか?」
- 「おかしな話ですけど…… “鋏”の方が、冷静に物事を見ているような気さえします」
- そういって、ゾールの注いでくれたお茶を、目をつぶって一気に喉に流し込んだ。
- ゾール
- 「レイフェルとは浅い付き合いだけど、大分自分の感情に素直ね。“鋏”の方が、というのは私も同じように思ってる」
- フレイヤ
- 「……。自分で言っておいてなんですけど……」
- ゾール
- 「レイフェルの言動よりも、“鋏”の行動次第で、かしら」
- 「……?」 カップを両手で包ながらフレイヤを見る。
- フレイヤ
- 「――少し、いえ、かなり癪です」眉をしかめて少しむくれる。“鋏”の肩を持つ形になってしまった
- ゾール
- 「心中複雑、と」 苦笑を見せた。
- フレイヤ
- 「はい」と、溜息をついた。
- そうして、しばらく、空になったカップを見つめていたが、
- 「――そろそろ、戻りましょうか。あんまり長く席を空けていると、心配させてしまいそうですし」
- ゾール
- 「……戻る前に、少し聞きたいことが。それを聞いたら、戻ろう」
- フレイヤ
- 立ち上がりながら、首を傾げる。「……なんですか?」
- ゾール
- 「“鋏”たちに殺された人達を選ぶ、ということは……どういうことになる?」
- 空になったカップをお盆に載せ、立ち上がる。
- フレイヤ
- 「――どういうこと、ですか?」
- ゾール
- 「必ず仇を取り、無念を晴らすと、そういうことなのかと」
- 「それを少し望んでいたのだろうかと、思っただけ」
- フレイヤ
- 「……」
- 殺し、殺され――
- 「敵討ち、ですか」
- 「私も、もし大事な人を亡くしていたら――わかりません。でも」
- 「あのひとには、法の下にきちんと罪を背負ってほしい。それだけです」
- 「自分のしてしまったことと向き合って――その報いを受けて。もし…… もし、あのひとが本当に変われるとしたら、その後じゃないんでしょうか」
- ゾール
- 「そう。……そうよね。わかった、変なこと聞いて」
- 「あまりいい息抜きにならなくて悪かった」
- フレイヤ
- 「……いえ」と、かぶりを振って、
- 「切り替えていきましょ。ね」 両手の拳を握って、気合を入れなおすようにして、「これから、大仕事が待ってるんですから」
- ゾール
- 「あまり無理はしないでね」 色々
- フレイヤ
- 「……はい!」 少しだけ、いつもの調子に戻って微笑んでから、宿の中へと入っていく。
- ゾール
- ほんの少しでも、あの疲れが取れたならと、微笑みに頷きを返して同じく宿の中へと戻っていった。
- フレイヤ
- おわりかな
- ゾール
- そうすね
- なんかごめんたらたらと…
- フレイヤ
- いえいえ遅くまでありがとー
- ゾール
- おつかれさまでした
- フレイヤ
- 使いやすいチャットだった
- おつ!
- SYSTEM
- フレイヤが退室しました。
- SYSTEM
- ゾールが退室しました。